なぜガリア産のワインはおいしいのか、ローマ帝国の酒事情
江戸とローマ~日本酒とワイン(3)樽とサロンと酒合戦
古代ローマではワインを「アンフォラ」という壺のような容器で飲んでいたが、やがてガリア地方での貯蔵に「樽」が用いられるようになると、風味が著しく向上する。また、お酒を飲みながら自由な雰囲気で語り合える場としてサロ...
収録日:2021/07/16
追加日:2022/09/04
マネ《オランピア》がスキャンダラス…モネへの影響の真相
印象派とは~画家たちの関係性から技法まで(5)《草上の昼食》と《オランピア》
マネの《草上の昼食》の影響を受けて、描かれたモネの《草上の昼食》。屋外で描かれたその表現の斬新さは、光の描き込み方をバジールの《家族の集い》など他の作品と見比べれば一目瞭然である。しかし、そんな画期的なモネの《...
収録日:2023/12/28
追加日:2025/01/25
印象派の中心的画家ピサロとドガに影響を与えた人物とは
印象派とは~画家たちの関係性から技法まで(3)印象派を牽引したピサロとドガ
印象派を中心的に引っ張っていた画家として、ピサロとドガを取り上げる。のちに絶縁することになる2人だが、印象派展を牽引する上では手を取り合っていた。この2人がどのような影響のもとでその画風を作り上げたかを掘り下げる...
収録日:2023/12/28
追加日:2025/01/11
マネの《草上の昼食》が問題に…スキャンダルの真相とは
印象派とは~画家たちの関係性から技法まで(4)マネとモネの《草上の昼食》
印象派を代表するマネとモネがそれぞれ描いた《草上の昼食》という作品。マネの《草上の昼食》について、その内容が発表当時からスキャンダルをおこしていたとする言説が長年あったが、実際にはそこまでではなかったようだ。そ...
収録日:2023/12/28
追加日:2025/01/18
印象派の画家たちによる最先端の表現方法「筆触分割」とは
印象派とは~画家たちの関係性から技法まで(7)マネのトリックと印象派の表現方法
印象派の画家たちに大きな影響を与えたマネは、最後の印象派展を見届けることなくこの世を去った。マネの最後のサロン出品作となった《フォリー・ベルジェールのバー》には、よく観察するとさまざまなトリックが隠されており、...
収録日:2023/12/28
追加日:2025/02/08
マネ、モネ、ルノワール…芸術家8人の関係と印象派の誕生
印象派の誕生~8人の主要な芸術家
モネ、ルノワール、セザンヌといった印象派の画家たちはあまりに有名だが、その「印象派」を定義するのは簡単ではない。19世紀後半、フランスはパリで開かれた第1回展覧会を皮切りに、合計8回の展覧会を足場にして形成され展開...
収録日:2023/12/28
追加日:2024/12/21
風景画家だけの集まり…?誤解された印象派の本当の姿
印象派とは~画家たちの関係性から技法まで(1)印象派への誤解
印象派はしばしば誤解されている。風景画だけを描いていたのではないか、画家たちがとても貧しかったのではないか。そういった誤解が印象派にはまとわりつくのだが、実際には、風俗画も印象派の主題として欠かせない要素だった...
収録日:2023/12/28
追加日:2024/12/28
鍵は「真似る」…印象派の歴史をたどる上での重要な観点
印象派とは~画家たちの関係性から技法まで(2)絵画は絵画からしか生まれない
どんなに優れた芸術家にも手本となる先達や刺激を与え合う仲間がいるものだが、印象派の画家たちはどのような人物に影響を受けてその作風を磨いていったのだろうか。その画法でピサロやセザンヌに影響を与えたクールベ、ミレー...
収録日:2023/12/28
追加日:2025/01/04
私が「レアメタル」の専門家になった理由
レアな研究者はいかに「精錬」されたか
産官学が集う「レアメタル研究会」やMITを中心とした「リアクティブメタルワークショップ(RMW)」等の会合を主宰する東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏。そこは、世界中から多彩な人々が集まり、多様な談義が交わさ...
収録日:2014/12/11
追加日:2015/05/07
「課題オリエンテッド」でつくり上げていく人材が大事
いま求められる「教養」とは(3)教育と人材登用
教養のためには、専門性という「土台」をつくり、他分野の人とコミュニケーションをとり「土台を耕す」ことが肝心である。そのためには、好奇心と「聞く力」が必要になる。では、そのような人材に育てる教育はどうあるべきなの...
収録日:2019/07/10
追加日:2019/09/23
エピソードが語るモンテスキューとルソーの両極端な人物像
『法の精神』と『社会契約論』を学ぶ【質疑篇】(1)モンテスキューとルソーの人物像
モンテスキューとルソーは、思想だけではなく人物像も好対照をなしている。中庸の人ともいえるモンテスキューに対して、ルソーは極端から極端といった振れ幅のある人で、人とよく争うが、女性には人気があったという。また、二...
収録日:2020/08/17
追加日:2020/11/07
ローマの元老院も派閥政治だった?官邸主導の是非を問う
独裁の世界史~未来への提言編(9)ゲマインシャフトとゲゼルシャフトの問題
古代ローマやヴェネツィアでは独裁に対抗するための制度設計が進められた。一方、平成の政治改革は政治主導で、官邸機能の強化により派閥が解消された。それはゲゼルシャフトに対するゲマインシャフトの消滅を意味するのだろう...
収録日:2020/08/07
追加日:2020/12/25
江戸文化を育んだ吉原遊郭…版元・蔦屋重三郎の功績とは
『江戸名所図会』で歩く東京~吉原(2)「公界」としての吉原
江戸時代の吉原を語る上で欠かせない人物が、吉原で生まれ育ち、出版界で名を馳せた蔦屋重三郎だ。蔦屋の活躍によって様々な身分の人々の交流の拠点となり、観光地としても人気だった公界(くがい)としての吉原の一面を掘り下...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/11/25
セーヌ川ラ・グルヌイエールにみるモネとルノワールの違い
印象派とは~画家たちの関係性から技法まで(8)モネとルノワールと印象派の出発点
モネとルノワールの《ラ・グルヌイエール》は、パリ近郊の保養地ラ・グルヌイエールで描かれた作品で、印象派の出発点ともいわれている。興味深いことに、同じとき、同じ場所で描かれた両者の作品から、2人の作風の違いが如実に...
収録日:2023/12/28
追加日:2025/02/15
都市の景観にマッチした木造ビルへのチャレンジ
森と都市の共生~木材活用の豊かな社会(5)都市木造の実際
木造建築の歴史は古いが、都市木造は始まったばかりの試みだ。木という素材と向き合い、現代の価値観から見つめ直すことで、木を使った魅力的な建築が生まれるのではないだろうか。都市木造を推進する東京大学生産技術研究所教...
収録日:2015/11/19
追加日:2016/05/05
「post-truth」はトランプ現象で2016年最も注目された言葉
Post-Truth Politics―トランプの政治とメディアの敗北
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、“Post-Truth Politics”に注目。裏付けのない言説(post-truth)がネットを通じて独り歩きしてしまう現代は、メディアそして民主主義の敗北の様相を呈している。アメリカ大統領...
収録日:2016/12/15
追加日:2017/01/11
重要なのはコミュニケーション技法!認知症ケアの基本とは
認知症とは何か(5)多角的視点による支援
認知症ケアにおいては、介護を受ける本人だけでなく、介護する側の支援も必要である。国立研究開発法人国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター長の遠藤英俊氏は、認知症の支援は地域サービスを用い、多角的に行っていく...
収録日:2018/05/26
追加日:2018/09/20
IoT×AI時代にチャンスのある業界とは?
スタートアップ流イノベーション(3)IoT×AI時代
生産者と消費者が直接結び付き、社会は最適化へ向かう。IoTやAI化によって新たに生まれるサービスはそれを実現するが、そこから新たなビジネスチャンスも多く到来しているという。その詳細について、TomyK Ltd.代表で株式会社AC...
収録日:2018/05/14
追加日:2018/09/23
ポスト安倍は誰になるのか、不透明な後継者問題
2020世界の政治経済と日本(6)安倍首相と後継者不在問題
2012年から政権を率いている安倍晋三首相は、2019年には日本の憲政史上最長の在位期間となった。安倍一強体制は強固なものとなっているが、反面後継者が誰になるのかいまだに不透明である。安倍首相が後継者を育てようとしない...
収録日:2020/01/23
追加日:2020/05/04
水中映像と写真や図面を照合し、沈没船を大洋丸と特定!
戦時徴用船の悲劇と大洋丸捜索(4)大洋丸の発見
浦環氏のチームの大洋丸探索は、船の図面や残された写真から得られたものと酷似した構造の沈没船を発見し、大洋丸であることを特定していった。実は、今回確認で用いられた図面は、日本ではなくドイツに所蔵されていたものであ...
収録日:2020/02/28
追加日:2021/04/17
ノクターン…ショパンは演奏会では即興的にアレンジしていた
ショパンの音楽とポーランド(5)ショパンとノクターン
「子守歌」に続いて、有名なノクターン(ノクターン第2番 作品9-2)も聴いていく。ショパンのノクターンには、とても歌謡的な側面がある。普通の楽譜でもそうだが、実はショパンは自分自身がコンサートなどで演奏する際には、...
収録日:2022/10/13
追加日:2023/04/13
マネ《エミール・ゾラの肖像》に残る浮世絵の影響
印象派とは~画家たちの関係性から技法まで(6)浮世絵が印象派に与えた影響
印象派の画家たちに影響を与えたといわれるのが日本の浮世絵である。ではその影響は具体的にどのような形で作品に反映されているのだろうか。マネの《エミール・ゾラの肖像》という作品を取り上げて、その中で描かれたアイテム...
収録日:2023/12/28
追加日:2025/02/01