戦前、井上哲次郎は吉田松陰を「陽明学者」と位置付ける
吉田松陰の思想(上)松陰像の変遷(3)陽明学者・教育家・史論家
吉田松陰とは何なのか。かつて松陰は、維新に向けて人を育てた教育者であると捉えられてきた。しかし、東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏は、松陰はそういったカテゴリーに収まりきらない思想家ではないか...
収録日:2015/02/26
追加日:2015/07/20
規範をどう考えるかによって王陽明の弟子たちが分裂
近代中国哲学と西洋哲学(1)陽明学左派の思想
王陽明以降の中国思想は、「規範」という難問に直面した。彼らはそれをどのように考えたのか。中国哲学者でありながら西洋哲学にも詳しい東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏が、洋の東西を渡り歩くシリーズ...
収録日:2014/12/19
追加日:2015/06/15
日本資本主義の父・渋沢栄一が『論語と算盤』で説いた道徳
グローバル化時代の資本主義の精神(4)日本の近代資本主義~渋沢栄一から福澤諭吉まで
日本の近代資本主義の精神にも日本版プロテスタンティズムと言える系譜がある。「道徳」「勤勉」をキーワードに、あるいは、陽明学を受容、時に否定しつつ時代を築いた日本の近代資本主義。渋沢栄一、井上哲次郎...
収録日:2014/11/07
追加日:2015/05/28
朱子学と陽明学の違いは…王陽明の「心学」は一種の独我論
東アジアにおける近代の啓蒙~儒教と近代(4)王陽明の転換~陽明学の誕生と変遷
しかし朱子学は宿命的に、啓蒙の限界に行き当たらざるを得ない。王陽明の陽明学は、それへの反論として生まれた。だが陽明学は、やがて東アジアの近代化の中で、諸勢力の思惑に利用されていく。胡適や福沢諭吉の...
収録日:2014/10/07
追加日:2015/01/31
仏教を超え内面に向かう「啓蒙」へ! 朱熹が採った道とは?
東アジアにおける近代の啓蒙~儒教と近代(3)仏教から新儒教へ~朱熹と朱子学
宋代に朱熹が築いた「朱子学」とは、何だったのか。後に東アジアの近代的啓蒙に色濃く影響することになる宋代・明代の「新儒教」の発生以前にさかのぼり、儒教と啓蒙の絡まりをひもとく。(全4話中第3話目)
収録日:2014/10/07
追加日:2015/01/30
儒教は東アジアの近代的な啓蒙にとって目障りな存在だった
東アジアにおける近代の啓蒙~儒教と近代(2)浅い啓蒙と深い儒教
胡適や福沢諭吉が目指した「浅い啓蒙」にとって、「儒教」はどうも目障りな存在だったようだ。浅い啓蒙と深い儒教の相容れない関係を、中島隆博氏が説く。(全4話中第2話目)
収録日:2014/10/07
追加日:2015/01/29