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聖書

聖書
聖書とは、キリスト教、ユダヤ教の教典、正典であり、“bible”はラテン語の「本」を意味する言葉から派生している。イエス・キリストが出現する前の預言者と神との契約について記しているのが旧約聖書であり、創世記、ノアの箱舟、バベルの塔などの物語を含んだイスラエル民族の歴史と物語が中心となっている。新約聖書はイエス・キリストの生涯と言葉を使徒たちが記した福音書、初代教会の歴史、使徒パウロらによる書簡集等より成る。BC3世紀に旧約聖書がヘブライ語からギリシャ語に翻訳されて以来、各国語に訳され読み継がれてきた。なお、ユダヤ教は新約聖書を教典としておらず、イスラム教でも聖書を教典とするものの聖典クルアーンが第一に優先される。また、キリスト教派による聖典の位置付け、範囲も異なる。「10MTVオピニオン」では、上智大学神学部教授でありイエズス会カトリック司祭の竹内修一氏が、聖書の言葉を引用し「キリスト教とは何か」を論じながら、現代にも通じる普遍のテーマとして愛、赦しについて解説。また、作家末井昭氏が聖書に学ぶ夫婦のかたちについて論じ、専修大学文学部教授の貫成人氏がキリスト教の教義を確立した哲学者アウグスティヌスについて解説するなど、多くの示唆に富む講義を収録している。

カストロとゲバラは「生命の本当の真実」を知っていた

毒を食らえ(5)信じるものに殉じる覚悟
「そうすれば、結果的に成功するのですね」。このような「成功」や「評価」という結果から逆算する考え方は、間違っている。キリスト教も、本来は「聖書のために死ぬ」というのが基本であった。もちろん、結果と...
収録日:2020/10/13
追加日:2021/01/15

ルネサンス音楽とバロック音楽の違い…バッハの特徴とは?

クラシックで学ぶ世界史(2)宗教改革と音楽様式の変化
単純だったグレゴリオ聖歌がポリフォニーに変化したのは、社会の複雑化を反映したものだった。神の教えは教会が占有するものではなく、人が信仰の中に見いだすものだという動きを受け、音楽も民衆的になっていく...
収録日:2019/08/26
追加日:2019/10/26
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

一神教のキリスト教が広まった理由…迫害から公認への歴史

教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(4)一神教としてのキリスト教
一神教であるキリスト教の登場と普及は、世界史における重要な転換点である。キリスト教はなぜ普及したのか、そしてなぜローマにおいてキリスト教は迫害されたのであろうか。その理由が、一神教の特徴とローマの...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/07/27
本村凌二
東京大学名誉教授

アウグスティヌス:神は自分の外でなく内にあるという思想

西洋哲学史の10人~哲学入門(4)アウグスティヌス キリスト教の基礎
無味乾燥になりがちな宗教や哲学を、中世の哲学者であるアウグスティヌスは人間味のある文体と赤裸々な心情から論じた。現代キリスト教における教義を確立する中で彼が見いだしたのは、「人間はいかに救われるか...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/05/18
貫成人
専修大学文学部教授

『聖書』創世記の一文に記された結婚の意味とは

末井昭、「結婚」を語る(2)『聖書』に学ぶ夫婦のかたち
結婚の全ての意味が『聖書』の一文に記されていると、編集者で作家の末井昭氏は語る。「人は、その父母を離れ、妻と結び合い一体となるのである」という一文がそれだ。「人」とは誰か。「父母を離れ」にはどんな...
収録日:2017/07/18
追加日:2017/08/14
末井昭
編集者・作家

キリスト教の愛の種類「エロス・フィリア・アガペー」とは

キリスト教とは何か~愛と赦しといのち(6)聖書とはどんな書物なのか
エロス、フィリア、アガペー。これはどれも、キリスト教で「愛」を示す言葉だ。上智大学神学部教授・竹内修一氏によれば、この意味の違う愛をめぐっては、イエスと弟子の間ですらもすれ違いがあった。しかし師イ...
収録日:2016/12/26
追加日:2017/04/04
竹内修一
上智大学神学部教授

聖書から読み解く…キリスト教の「愛」とは赦すこと

キリスト教とは何か~愛と赦しといのち(5)「赦す」とはどういうことか
愛とは何か。それは「赦し」である。しかし上智大学神学部教授・竹内修一氏は、この「赦し」は「水に流す」ことではないと強調する。さらに愛とは、「平和」であり「沈黙」であるとも言われる。キリスト教の愛は...
収録日:2016/12/26
追加日:2017/03/28
竹内修一
上智大学神学部教授

キリスト教では、神への愛と隣人愛は等しいものである

キリスト教とは何か~愛と赦しといのち(4)「隣人愛」とはどういうことか
「隣人愛」は、キリスト教を知る上での重要なキーワードだ。これについて、イエスは何と言っているか。上智大学神学部教授・竹内修一氏はここで、イエスとファリサイ派律法学者の問答を紹介する。エリート学者の...
収録日:2016/12/26
追加日:2017/03/21
竹内修一
上智大学神学部教授

キリスト教が教える「愛」とは

キリスト教とは何か~愛と赦しといのち(3)キリスト教の愛とはどんなものか
上智大学神学部教授・竹内修一氏は、キリスト教でいう「愛」とは決して抽象的なものではなく、具体的な行為で示されるものだという。その典型は、「最後の晩餐」でイエスが弟子たちの「足を洗う」ことだ。それは...
収録日:2016/12/26
追加日:2017/03/14
竹内修一
上智大学神学部教授

「神の国は近づいた」…では、それはどこにあるのか?

キリスト教とは何か~愛と赦しといのち(2)「神の国」はどこにあるのか
イエスが伝道を始めた最初の言葉は、「神の国は近づいた」だった。では神の国とはどこにあるのか。この問いは重要だ。上智大学神学部教授・竹内修一氏によれば、神の国とは私たちが想定するような「あの世」では...
収録日:2016/12/26
追加日:2017/03/07
竹内修一
上智大学神学部教授

「イエス・キリスト」という名前の本当の意味は?

キリスト教とは何か~愛と赦しといのち(1)「イエス」とは一体誰なのか
キリスト教とは何か。「文明の衝突」が世界中で現実化する中、この問題は日本人にとっても重要なものになっている。上智大学神学部教授・竹内修一氏は、「キリスト教とは何か」という問いは、同時に「イエスとは...
収録日:2016/12/26
追加日:2017/02/28
竹内修一
上智大学神学部教授

司馬遷の「天道是か非か」と「歴史とは何か」

『歴史とは何か』を語る(10)天道、是か非か
古今東西の歴史には、悪ながら栄えた人物も、善にして非業の人物も、無数にいる。『史記』『旧約聖書』『太平記』にそうした例を見つつ、司馬遷が発した永遠の問い「天道、是か非か」をめぐって、歴史の不条理と...
収録日:2014/12/03
追加日:2015/08/10
山内昌之
東京大学名誉教授