キリスト教以前はおおらかだった…古代ローマの遊女文化
江戸とローマ~娼婦と遊女(3)娼婦のインテリジェンスとキリスト教の影響
ローマ遺跡に娼家の痕跡はないが、後代のルネッサンス期イタリアではインテリジェンスが高く知的な高級売春婦が、貴族を顧客としていたことが分かっている。ローマ時代にはおおらかだった活動が、キリスト教支配...
収録日:2021/08/20
追加日:2023/05/01
キリスト教の死生観…カトリックとプロテスタントの違い
死と宗教~教養としての「死の講義」(2)キリスト教の「死」
一神教の考え方は、神が万物を創造したところから始まる。世界も生き物もみな、神の被造物だから、生き死にも神の意思のまま。では、この世界の終わり(終末)には何が待っているのか。キリスト教の死生観をのぞ...
収録日:2022/03/03
追加日:2022/04/18
イスラム教には民主主義や憲法といった考え方がない
宗教で読み解く「世界の文明」(3)一神教とイスラム教
一神教とは何か。もっとも理解しやすいのはイスラム教である。イスラム教の聖典であるコーランには、ムハンマドが啓示した神の言葉が書いてある。これにより、人々が従うべき法が示されることになる。(2019年11...
収録日:2019/11/12
追加日:2020/05/10
日本人の価値観は何によって形成されているのか
哲学から考える日本の課題~正しさとは何か(8)質疑応答編1:宗教と道徳
日本は宗教性が薄いと思われがちだが、実際には戦前から日本における重要な要素として、宗教は位置付けられてきた。それを含め、「日本人の価値観が何によって形成されているのか」というのは大きな問いである。...
収録日:2019/10/26
追加日:2020/03/30
日本が「外交下手」といわれる理由を幕末から読み解く
ローマ史と江戸史で読み解く国家の盛衰(6)衰退の原因
ローマ帝国の衰亡は世界史の重要テーマだが、経済・国家・文明の衰退と変質によって読み取るべき出来事だと本村凌二氏は言う。江戸から明治維新への流れに、大きな外圧と薩長などの内圧の両面を見る必要があるの...
収録日:2019/08/06
追加日:2020/01/23
コンスタンティヌスが継承したディオクレティアヌスの改革
四分治制時代のローマ史~ローマ史講座XI(5)コンスタンティヌスへの継承
キリスト教の考え方は、当時のローマで受け入れられていた多神教を認めないために迫害されていた。しかし、コンスタンティヌスはミラノ勅令でキリスト教を公認したが、それは従来のローマの宗教と確執をもたらす...
収録日:2019/02/26
追加日:2019/10/19
一神教のキリスト教が広まった理由…迫害から公認への歴史
教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(4)一神教としてのキリスト教
一神教であるキリスト教の登場と普及は、世界史における重要な転換点である。キリスト教はなぜ普及したのか、そしてなぜローマにおいてキリスト教は迫害されたのであろうか。その理由が、一神教の特徴とローマの...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/07/27
枢軸時代に世界史の中で重要な思想家たちが登場
教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(3)神々の沈黙と枢軸時代
紀元前1,000年を迎えると、人間の世界は「神々のささやく世界」から「神々の沈黙」へと変化する。またこの時代は、世界史において非常に重要な思想家がさまざまな地域で登場した、「枢軸時代」でもあった。このよ...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/07/20
「神々のささやく世界」では神々の声が行動を決める
教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(2)神々のささやく世界
世界史を調理する1つ目の切り口は、「多神教と一神教」という問題である。また、多神教を理解する際に重要なことは、3,000年以上前の世界が、「神々のささやく世界」であったということである。「神々のささやく...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/07/20
イスラム教とアッラーの意味…キリスト教との関係と違い
宗教で読み解く世界(2)イスラム教の世界
イスラム教は唯一神アッラーを信仰し、預言者ムハンマドに下された神の啓示を記したコーランを第一の法律とする。そして、イスラムそのものが全ての一神教の中で一番格上と位置づけている。今回は日本人にとって...
収録日:2019/01/21
追加日:2019/05/25
キリスト教とは?…他の一神教との違いは神様と法律の関係
宗教で読み解く世界(1)キリスト教の世界
キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、儒教、そして日本宗教の、それぞれの特徴を「ひと言」で分析すると? 橋爪大三郎先生が一刀両断に分析。宗教の特徴を知れば、世界の各地域のあり方や文化もよくわかるよ...
収録日:2019/01/21
追加日:2019/05/18
カエサルにも匹敵するディオクレティアヌスの優れた資質
軍人皇帝時代のローマ史~ローマ史講座Ⅹ(6)ディオクレティアヌスの評価
ローマ皇帝といえば誰もがカエサルを思い浮かべる。しかし、その業績や時代背景、政敵への処し方を考えると、もっと優れた人物がいたのではないか。最終回では、ディオクレティアヌスの優れた資質について、また...
収録日:2018/08/29
追加日:2019/02/07
なぜ日本人は信仰心が薄いのにモラルが高いのか
ローマ史に学ぶ戦略思考~ローマ史講座Ⅳ(8)質疑応答
欧米人からすると意外なのは、日本人のモラルの高さだ。早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏によれば、その一つの解答が、新渡戸稲造の『武士道』である。誠実で実直な日本人は、陰謀や罠よりも正攻法で...
収録日:2016/09/30
追加日:2017/06/12
一神教もアルファベットも貨幣も全て古代に生まれた
ローマ史に学ぶ戦略思考~ローマ史講座Ⅳ(1)古代の持つ意義と重み
現代人はローマ史から何を学ぶことができるのか。早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏が、「人類の経験の全てが潜む」といわれるローマ史の中から名だたる人物を選び、その偉業に見える戦略思考を語る。...
収録日:2016/09/30
追加日:2017/05/30
「トランピズム」歴史的に前例のない事象が全米を覆う!
「イスラムとアメリカ」再考~米国内のイスラム教徒(6)トランピズムの衝撃
アメリカでは、モハメド・アリの死が悼まれているそのとき、同時に大統領選挙が進行している。その焦点が、共和党トランプ氏の台頭にあることは言うまでもない。その彼こそは、モハメド・アリが生涯戦い抜いた人...
収録日:2016/06/09
追加日:2016/07/28
ランケと京都学派は似ている? 西欧の「神」に替わるもの
過去から未来へ、京都学派の役割(5)過去から未来へ
一神教に始まった西欧の思想は、科学万能の敗退を経た戦後、不条理の実存主義、脱構築のポスト・モダン、そしてリスク論へと迷走を続けているかに見える。「過去から未来へ」思索をつなげていくために日本が世界...
収録日:2014/07/18
追加日:2014/10/05
イスラエルの高い防衛意識と世界一の新規ビジネス開業率
イスラエルの今
あらゆる組織に「国際戦略」が求められる昨今、日本人の多くが身に付け損なっている世界の常識がある。それは、世界の大多数の国が直接・間接に関わるパレスチナ問題、とりわけイスラエルとユダヤに対する認識だ...
収録日:2013/10/04
追加日:2014/07/07