10MTVオピニオン|有識者による1話10分のオンライン講義
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独裁者

独裁者
 「独裁者」(dictator)は、絶対的権力を行使する支配者。独裁の語源は、古代ローマ共和政のもと、外敵の侵入や疫病の流行、政治的混乱などの国家的非常事態が発生したときに、短期に限り絶対的な権限を付与された「ディクタトル(執政官・独裁官)」に由来する。独裁は大衆の政治的自由が抑圧された状態ではあるが、「専制」とは異なり、被支配者である大衆の政治参加と積極的支持に基づく点が特色である。  日本では前近代的な僭主政や暴政も独裁と同一視するが、ヨーロッパでは区別され、個人的独裁と制度的独裁が存在する。マルクス主義においては、プロレタリアート独裁論が革命理論の中心概念となっている。  「10MTVオピニオン」では、歴史学者で早稲田大学国際教養学部特任教授の本村凌二氏が古代ローマをテーマにしたさまざまなシリーズを担当。共和政ローマの第一原則が「独裁者を許さない」ことであったこと、カリスマ的指導者であったカエサルはそのため暗殺されたこと、最初に「終身独裁官」に任命されたのはスッラであったことなど、独裁者にまつわるさまざまな話題を提供する。

プラトンが理想とした哲人皇帝マルクス・アウレリウス

五賢帝時代(8)マルクス・アウレリウスとストア哲学
マルクス・アウレリウスは『自省録』という書を著したストア哲学者でもあり、プラトンが理想とした、哲人皇帝でもあった。今日なお重要とされるストア哲学の「不動心」とはどのようなものか。そして彼はどのよう...
収録日:2018/02/08
追加日:2018/06/11
本村凌二
東京大学名誉教授

救国の英雄にも独裁を許さなかったローマの共和制

五賢帝時代(1)暴君と共和制の長い伝統
東京大学名誉教授の本村凌二氏が、五賢帝時代について語るシリーズレクチャー。第1話の今回は、その前史としてカエサル登場までの500年にわたる共和制の長い伝統について語られる。カルミス、スキピオ、スッラカ...
収録日:2018/02/08
追加日:2018/05/12
本村凌二
東京大学名誉教授

政治的天才アウグストゥスに恵まれなかった後継者

ユリウス・クラウディウス家のローマ皇帝(1)初代の悩み
早稲田大学国際教養学部特任教授の本村凌二氏が、ローマ帝国初期ユリウス・クラウディウス家の5人の皇帝を中心に古代ローマ史を解説。カエサル暗殺後、アントニウスとの対立を制したオクタウィアヌスは、アウグス...
収録日:2017/08/07
追加日:2017/09/10
本村凌二
東京大学名誉教授

カエサルが「企画」アウグストゥスが「実現」した改革

ローマ帝国皇帝物語(6)国家システムの完成から譲位へ
「パクス・ロマーナ」は、カエサルが企画し、アウグストゥスが実現したといわれる。自分は「権威」はあるが「権力」は持たないと宣言し続けた初代皇帝は、国家システムの完成に生涯を費やす。アウグストゥスから...
収録日:2017/06/16
追加日:2017/08/24
本村凌二
東京大学名誉教授

「共和政」という建前を保持したオクタウィアヌス

ローマ帝国皇帝物語(2)プリンケプス・オクタウィアヌス
早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏による古代ローマ史連続講義。アクティウムの海戦で事実上、ローマ全域の支配権を手にしたオクタウィアヌスだが、慎重派の彼は容易にローマ第一の支配者の顔を見せよ...
収録日:2017/06/16
追加日:2017/07/27
本村凌二
東京大学名誉教授

ローマの実権はカエサルからオクタウィアヌスへ

ローマ帝国皇帝物語(1)オクタウィアヌスとアントニウス
早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏による古代ローマ史連続講義。500年の長きにわたって共和政を維持してきた古代ローマは、カエサルを境にいよいよ「1人の支配者」の時代へと動き出す。2回の三頭体制を...
収録日:2017/06/16
追加日:2017/07/20
本村凌二
東京大学名誉教授

スッラとディオクレティアヌス―二人の独裁者の共通点とは

ローマ史に学ぶ戦略思考(4)救国の英雄・スッラ
早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏が、カルタゴに敗走し、危機に陥ったローマを救った英雄・スキピオと並んで英雄と評価するのが、スッラだ。彼は敵と味方を峻別し、過酷さと温情さを兼ね備えた人物で...
収録日:2016/09/30
追加日:2017/06/06
本村凌二
東京大学名誉教授

カエサル死後のアントニウスとオクタウィアヌスの対立

ローマ帝国への道(7)アントニウスとオクタウィアヌス
早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏が、ローマがいかにして帝国形成にいたったのか、その経緯を解説するシリーズ最終話。カエサルというカリスマ的指導者亡き後、同じカエサル派のアントニウスとオクタ...
収録日:2016/12/16
追加日:2017/04/26
本村凌二
東京大学名誉教授

カエサルはなぜ暗殺されたのか?

ローマ帝国への道(6)「ブルータス、お前もか」
早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏によるローマ帝国に関する連続講義第6話。今回は、多くの人間的魅力、カリスマ性をもったカエサルが、なぜ反対勢力から危険視され、暗殺されるに至ったのかという点を...
収録日:2016/12/16
追加日:2017/04/19
本村凌二
東京大学名誉教授

ローマ共和制の「独裁者を許さない」原則とは?

ローマ帝国への道(4)共和制500年の第一原則
早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏によるローマ帝国形成への経緯をたどる連続講義。共和制国家として500年の伝統を持つローマが、その第一原則として徹底的にこだわったのは「独裁者を許さない」という...
収録日:2016/12/16
追加日:2017/04/05
本村凌二
東京大学名誉教授

カエサルの寛容―「敵を許す」ローマ人の精神性

古代ローマ人に学ぶ(5)カエサルの寛容を現代に生かす
ローマの「自由と寛容」のうち、「カエサルの寛容」と呼ばれる精神はローマ人の精神性をよく表す。内乱の一世紀に生まれ、内外の戦闘・政争に勝ち続けたカエサルは、どのようなリーダーだったのか。古代ローマ史...
収録日:2016/10/20
追加日:2017/02/10
本村凌二
東京大学名誉教授