テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2017.05.13

現役の美容師に聞いた「嫌われる客」4つの特徴

 最近ではスマートフォンのアプリから、検索や予約ができるようになった美容室。割引クーポンやポイントなどのサービスも利用できることもあり、新しい美容室を気軽に試してみるきっかけにもなっているようです。

 しかし、初めての美容室に行くのはなかなか緊張するもの。接客や美容師さんとの相性などは、ネットの情報だけでは分からず、期待いっぱいでカットに行ったものの居心地の悪い思いをすることも。「美容師さんが事務的な対応で、なんだか冷たかった」とか「またお待ちしています、とも言われなかった」など、残念な経験をしたことのある方もいるようですが、もしかしたら、美容師さんに嫌われる原因があなた自身にあるのかもしれません。

現役美容師に聞く「こんなお客さんが苦手です」

 星の数ほどある美容室の中から、自分のお店に来店してくれるお客さんは大事にしたいと思う反面、困ったお客さんがいることも事実。今回は現役の美容師さん4人に、実際に「こんなお客さんは嫌だ」という特徴を聞かせてもらいました。

1. 臭い、汚い、不潔

 美容院でどうせ洗髪してくれるんだから、と何日も髪を洗っていない状態で来店されるお客さんが時々いるそう。お客さんと近い距離で作業する美容院では、頭髪だけでなく、あまりに口が臭かったり汗がにおったり不衛生だと、美容師さんもつらいと言います。店内には隣に座る他のお客さんもいますし、最低限の清潔さは保って行きたいもの。「どんなお客さんが来ているか、ということもお客さんたちがお店を評価する基準のひとつなので…」と、教えてくれました。

2. セルフでカットやカラーをしている

 美容師さんの多くは、リピーターのお客さんほどありがたいものはないと言います。しかし、しばらく来店されないなと思うと、その間にセルフで髪のカットや毛染めを行い、手がつけられない状態で再来店してくるお客さんは苦手だそう。「たとえば市販のヘアカラーで真っ黒に染めた髪は、次にカラーをしたくても髪に浸透しないこともありますし、それを事前に伝えてくれないと髪も傷む上に、思い通りの仕上がりにならないのです」とのこと。プロとして信頼されていない気持ちにもなるそうです。

3. 遅刻する、急かされる

 これは美容室だけの話ではありませんが、やはり、時間を守らないお客さんは困るそうです。特に混雑する週末などに遅刻をされると、次のお客さんを待たせることになったり、どうしても時間に追われて作業も粗くなってしまいます。苦肉の策で、連絡なしで予約時間を15分以上過ぎたら自動キャンセルというルールのある美容室もありますが、自分が遅れたにも関わらず「せっかく来たのに…」と怒って帰る人もいるそう。また、「時間がない」「まだ掛かるのか」と施術中に急かしてくるお客さんも嫌われがち。時間に余裕を持って出掛けたいものですね。

4. おまかせしたのに不満そうな態度をとる

 どんな髪型にしたいのかが伝わってこない人や、「おまかせ」とオーダーするお客さんは厄介なのだそう。仕方なく美容師さんの方でヘアースタイルを提案して施術をしても、そんなお客さんに限って完成後に不満そうな態度になるといいます。よくタレントの髪型の画像を見せて「こんな感じに」とオーダーする人の話を聞きますが、美容師さん的にはそれは大歓迎とのこと。完成のイメージをお客さんと共有できれば理想の仕上がりに近づけられるので、遠慮なくオーダーしてほしいと言います。

 いかがでしたか?

 美容室に滞在する時間は、女性の場合、たいてい2時間前後だと思いますが、その間ずっと、至近距離で施術し、一対一でコミュニケーションするのが美容師さんという存在。それほど近い関わり方をする他人は、ほかにはあまりいないとも言えます。お互い気持ち良く時間を共有するためにも、納得のいくヘアースタイルになるためにも、お客さん側も気をつけたいことが色々ありそうです。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,300本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

次の時代は絶対にアメリカだ…私費で渡米した原敬の真骨頂

次の時代は絶対にアメリカだ…私費で渡米した原敬の真骨頂

今求められるリーダー像とは(3)原敬と松下幸之助…成功の要点

猛獣型リーダーの典型として、ジェネラリスト原敬を忘れてはならない。ジャーナリスト、官僚、実業家、政治家として、いずれも目覚ましい実績を上げた彼の人生は「賊軍」出身というレッテルから始まった。世界を見る目を養い、...
収録日:2024/09/26
追加日:2024/11/20
神藏孝之
公益財団法人松下幸之助記念志財団 理事
2

国の借金は誰が払う?人口減少による社会保障負担増の問題

国の借金は誰が払う?人口減少による社会保障負担増の問題

教養としての「人口減少問題と社会保障」(4)増え続ける社会保障負担

人口減少が社会にどのような影響を与えるのか。それは政府支出、特に社会保障給付費の増加という形で現れる。ではどれくらい増えているのか。日本の一般会計の収支の推移、社会保障費の推移、一生のうちに人間一人がどれほど行...
収録日:2024/07/13
追加日:2024/11/19
森田朗
一般社団法人 次世代基盤政策研究所(NFI)所長・代表理事
3

だべったら生存期間が倍に…ストレスマネジメントの重要性

だべったら生存期間が倍に…ストレスマネジメントの重要性

新しいアンチエイジングへの挑戦(1)患者と伴走する医者の存在

「百年健康」を旗印に健康寿命の延伸とアンチエイジングのための研究が進む医療業界。そうした状況の中、本職である泌尿器科の診療とともにデジタルセラピューティックス、さらに遺伝子を用いて生物としての年齢を測る研究など...
収録日:2024/06/26
追加日:2024/10/10
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授
4

石破新総裁誕生から考える政治家の運と『マカーマート』

石破新総裁誕生から考える政治家の運と『マカーマート』

『マカーマート』から読む政治家の運(1)中世アラブの知恵と現代の日本政治

人間とりわけ政治家にとって運がいいとはどういうことか。それを考える上で読むべき古典がある。それが中世アラブ文学の古典で教養人必読の書ともいえる、アル・ハリーリー作の『マカーマート』である。巧みなウィットと弁舌が...
収録日:2024/10/02
追加日:2024/10/19
山内昌之
東京大学名誉教授
5

遊女の実像…「苦界と公界」江戸時代の吉原遊郭の二面性

遊女の実像…「苦界と公界」江戸時代の吉原遊郭の二面性

『江戸名所図会』で歩く東京~吉原(1)「苦界」とは異なる江戸時代の吉原

『江戸名所図会』を手がかりに江戸時代の人々の暮らしぶりをひもとく本シリーズ。今回は、遊郭として名高い吉原を取り上げる。遊女の過酷さがクローズアップされがちな吉原だが、江戸時代の吉原には違う一面もあったようだ。政...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/11/18
堀口茉純
歴史作家