社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2019.09.12

「この人が運命の人!」と思えた瞬間とは?

これが「ビビビッとくる」瞬間

 「ビビビッときた」――アイドルの中のアイドル・松田聖子さんが1998年に年下の歯科医師と再婚したとき、結婚を決めた理由を尋ねられて返した言葉です。松田さんはそれから2年後に残念ながら離婚してしまいましたが、「ビビビッときた」は流行語となり、現在でも結婚の決め手としてよく耳にします。この「ビビビッ」は、直感で「運命の人」を見極めたことを意味するため、理論的に説明するのは難しいところ。しかしいくつかのパターンがあるので、ご紹介しましょう。「ビビビッときた」経験がない方も、覚えておけば運命の人との出会いを見逃さないかもしれません。

 一緒にいると落ち着く・安心感がある:通常なら恋愛はドキドキするものですが、運命の人は昔から知っているような安心感を与えてくれます。このため一緒にいると落ち着く相手にビビビッとくる人は多いようです。沈黙が苦にならないのも特徴。「何か話さないと……」と気を使う必要がないので居心地がよく、いつもリラックスした時間を過ごせます。

 交際する姿・結婚生活がイメージできる:初対面で「一緒にいると楽しい毎日になりそう」というような、プラスのイメージが広がる相手にもビビビッとくる人が多いです。初対面ではなくても、なにげない瞬間に「この人とつきあうかも」と感じた相手と、後日になって本当に交際することも。フィーリングや波長が合う相手は直観的にわかるのかもしれません。

 共通点が多い:話してみたら趣味、好きな食べ物、家族構成などが同じだとテンションが上がりますよね。特に好みが同じ相手にはビビビッとくる人が多いようです。笑いのツボが同じ人は、一緒にいて心地よいですよね。また、「ここは絶対に譲れない」という考え方の中心核や価値観が似ていることも運命の人の決め手になるようです。

どんなときに運命の人を確信する?

 しかし、ビビビッときた相手に「運命の人かも?」と感じても、結局は勘違いということもありますよね。それでは、直感が「運命の人だ!」という確信に変わる瞬間はどんなときでしょうか。

・ありのままのすべてを受け入れてくれる

好きな相手の前では、いつでも完璧な自分でいたいもの。しかし実際には誰でも弱いところがありますし、いやなことがあれば機嫌が悪くなります。好きな相手にそんな部分を見せてしまったら、動揺されたり逃げられたりしても仕方がないと思いますよね。ところが、欠点や弱点を知っても愛想を尽かすようなことはなく、正面から受け入れてくれる人がいます。この人こそが、弱さも含めたすべてを認めてくれる人。運命の人と確信するのは当然でしょう。

・本当に困ったときに助けてくれる

誰でも調子のいいときは、周囲に人が集まってきてちやほやされます。そんなときに楽しい時間を過ごせた相手を「運命の人かも」と思っても、失敗したり苦境に陥ったりした途端に姿を消してしまう……というのはよくある話。しかしつらいときにこそ近くにいて、励ましたり支えたりしてくれる人もいます。このような人が現れたら、この先の人生でつまずいてもともに歩んでくれる運命の人と確信できるのです。

・一緒にいると心が満たされる

ストレスやモヤモヤがあっても、笑顔で話を聞いて励ましてくれる人がいれば、ネガティブなことはすべて忘れて穏やかな気持ちになれますよね。このような生きる活力を与えてくれる人に、「運命の人だ!」という確信を持つのは自然な流れ。この人と一緒にいればいやなことがあってもすぐ忘れられるので失敗を恐れずいろいろなことに挑戦できるようになり、自分自身のポテンシャルまで高まります。

 運命の人と出会うタイミングは誰にもわかりません。だからこそ、ご紹介したような直感や確信のサインにアンテナを巡らせて、運命の人を引き寄せてください。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

古き良きヨーロッパのキリスト教社会が克明にわかる名著

古き良きヨーロッパのキリスト教社会が克明にわかる名著

渡部昇一の「わが体験的キリスト教論」(1)古き良きキリスト教社会

渡部昇一氏には、若き頃に留学したドイツでの体験を記した『ドイツ留学記(上・下)』(講談社現代新書)という名著がある。1955年(昭和30年)から3年間、ドイツに留学した渡部昇一氏が、その留学で身近に接したヨーロッパ文明...
収録日:2021/08/06
追加日:2021/10/23
渡部玄一
チェロ奏者
2

逆境に対峙する哲学カフェ…西洋哲学×東洋哲学で問う矛盾

逆境に対峙する哲学カフェ…西洋哲学×東洋哲学で問う矛盾

逆境に対峙する哲学(1)日常性が「破れ」て思考が始まる

「逆境とは何に逆らうことなのか」「人はそもそも逆境でしか思考しないのではないか」――哲学者鼎談のテーマは「逆境に対峙する哲学」だったが、冒頭からまさに根源的な問いが続いていく。ヨーロッパ近世、ヨーロッパ現代、日本...
収録日:2025/07/24
追加日:2025/12/19
3

豊臣兄弟の謎…明らかになった秀吉政権での秀長の役割

豊臣兄弟の謎…明らかになった秀吉政権での秀長の役割

豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(1)史実としての豊臣兄弟と秀長の役割

豊臣と羽柴…二つの名前で語られる秀吉と秀長だが、その違いは何なのか。また、これまで秀長には秀吉の「補佐役」というイメージがあったが、史実ではどうなのか。実はこれまで伝えられてきた羽柴(豊臣)兄弟のエピソードにはか...
収録日:2025/10/20
追加日:2025/12/18
黒田基樹
駿河台大学法学部教授 日本史学博士
4

「キリスト教は知らない」ではアメリカ市民はつとまらない

「キリスト教は知らない」ではアメリカ市民はつとまらない

「アメリカの教会」でわかる米国の本質(1)アメリカはそもそも分断社会

アメリカが日本の運命を左右する国であることは、安全保障を考えても、経済を考えても、否定する人は少ないだろう。だが、そのような国であるにもかかわらず、日本人は、本当に「アメリカ」のことを理解できているだろうか。日...
収録日:2022/11/04
追加日:2023/01/06
橋爪大三郎
社会学者 東京科学大学名誉教授 大学院大学至善館教授
5

キリスト教とは?…他の一神教との違いは神様と法律の関係

キリスト教とは?…他の一神教との違いは神様と法律の関係

宗教で読み解く世界(1)キリスト教の世界

キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、儒教、そして日本宗教の、それぞれの特徴を「ひと言」で分析すると? 橋爪大三郎先生が一刀両断に分析。宗教の特徴を知れば、世界の各地域のあり方や文化もよくわかるようになる。「教...
収録日:2019/01/21
追加日:2019/05/18
橋爪大三郎
社会学者 東京科学大学名誉教授 大学院大学至善館教授