社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
スマホの修理保証は必要か?
スマホを買い替える時、補償サービスに入るかどうかという点は悩みどころです。買う時までは案外、意識していない場合が多いかもしれません。入っておいた方が安心ではありますが、決して安い出費ではありません。入るべきなのか迷いどころです。ここで一度、状況を整理しておきましょう。
補償に入っていなかった場合、機種別で代金は異なります。スタンダードモデルとして挙げられているGalaxy A52の例を見ると、画面修理で20,460円、基板修理34,100円で修理上限額は56,980円となっています。バッテリー交換の場合は11,550円です。ここで補償に入っていれば上限はすべて3,300円となります。ここではdocomoの例を挙げましたが、キャリアの保証は他のところであっても比較的近い料金体系のようです。
AppleCare+では過失や事故による損傷(追加で盗難、紛失プランに入っていればそれも同様)といった状況になった場合12,900円(税込)でサービスを受けられます。またガラス面の損傷であれば3,700円(税込)、バッテリーは蓄電容量が80%未満に低下している場合、無償交換です。AppleCare+に入っていない状態でガラス面を損傷して画面の修理をすると42,800円(iPhone13の場合)かかります。なかなかの差ではないでしょうか。
高価格なスマホであればあるほど修理料金も高くなります。過去にスマホを壊した経験がある場合は、やはり同じようなことが起こる可能性は高いようです。保険はリスクとどう向き合うかという問題です。このあたりは自身の経験とも照らし合わせて決めると考えておくといいかもしれません。
docomoのsmart安心補償の場合
docomoには2022年9月15日から「smartあんしん補償」という補償プランがあります。ここでは水濡れ・盗難・紛失に対するトラブルに対してサポートを受けることができます。機種により金額は異なりますが、月額330円から月額990円となっています。1年で計算すると3,960円から11,880円です。対応する修理は画面の修理、基板修理、電池交換なども含めて、上限は3,300円(税込)となっています。iPhoneの場合はやや制限があるようですが、Apple独自の補償プランであるAppleCareとは別に加入することができるようです。補償に入っていなかった場合、機種別で代金は異なります。スタンダードモデルとして挙げられているGalaxy A52の例を見ると、画面修理で20,460円、基板修理34,100円で修理上限額は56,980円となっています。バッテリー交換の場合は11,550円です。ここで補償に入っていれば上限はすべて3,300円となります。ここではdocomoの例を挙げましたが、キャリアの保証は他のところであっても比較的近い料金体系のようです。
AppleCare+の場合
また、iPhoneの場合「製品購入後1年間の年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償テクニカルサポート」がついています。これにさらに補償をつける場合は、Appleが提供するAppleCare+で保証期間を延長することができます。料金は機種ごとに異なりますが、iPhone14やiPhone13などであれば毎月1,180円(税込)、iPhone14 pro MaxやiPhone 14 proであれば毎月1,480円(税込)です。これに盗難・紛失プランを追加するとプラス100円から120円の支払いとなります。AppleCare+では過失や事故による損傷(追加で盗難、紛失プランに入っていればそれも同様)といった状況になった場合12,900円(税込)でサービスを受けられます。またガラス面の損傷であれば3,700円(税込)、バッテリーは蓄電容量が80%未満に低下している場合、無償交換です。AppleCare+に入っていない状態でガラス面を損傷して画面の修理をすると42,800円(iPhone13の場合)かかります。なかなかの差ではないでしょうか。
保険会社のスマホ保険もある
またメーカーやキャリアの保証とは別に、保険会社もスマートフォン用の保険を提供しています。たとえば損保ジャパンが提供するiPhone向けのものでは、スタンダードプランで月額470円(年間5,640円)で盗難・紛失・データ復旧といった点に対応しています(ただし、バッテリー修理は未対応)。修理にかかる費用は3,000円のみで1事故あたり最大10万円が補償されます。ただし、このプランでは対象となる機種は格安SIMを使用しているものに限られているようです。高価格なスマホであればあるほど修理料金も高くなります。過去にスマホを壊した経験がある場合は、やはり同じようなことが起こる可能性は高いようです。保険はリスクとどう向き合うかという問題です。このあたりは自身の経験とも照らし合わせて決めると考えておくといいかもしれません。
<参考サイト>
smartあんしん補償|docomo
https://www.docomo.ne.jp/service/smart_anshin_hoshou/
AppleCare製品|Apple
https://www.apple.com/jp/support/products/iphone/
月々200円からiPhoneに最適な保険|MYSURANCE 損保ジャパン
https://www.mysurance.co.jp/service/sumaho-hoken/
smartあんしん補償|docomo
https://www.docomo.ne.jp/service/smart_anshin_hoshou/
AppleCare製品|Apple
https://www.apple.com/jp/support/products/iphone/
月々200円からiPhoneに最適な保険|MYSURANCE 損保ジャパン
https://www.mysurance.co.jp/service/sumaho-hoken/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
“社会人学習”できていますか? 『テンミニッツTV』 なら手軽に始められます。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
世界で最もクリエイティブな国は? STEAM教育が広がる理由
数学と音楽の不思議な関係(4)STEAM教育でつくる喜びを全ての人に
世界では「創造性がどれくらい大事か」という問題意識が今、急激に高まっている。創造性とは全ての人にあり、偏差値などでは絶対に計れない、まさに無限軸の創造性のこと。そうした創造性を育む学びが「STEAM教育」である。最終...
収録日:2025/04/16
追加日:2025/09/18
なぜ日本の所得水準は低いのに預金残高は大きいのか
続・日本人の「所得の謎」徹底分析(2)政府債務と預金残高の背景
国際的に見て、政府の債務残高が大きい日本。その背景には、バブル崩壊後の財政赤字を取り戻せていないことがあった。その一方で、預金残高も高い日本。所得が低いのに預金が多い日本の謎を解説する。(全4話中第2話)
※...
※...
収録日:2025/07/10
追加日:2025/09/17
米長邦雄のアンラーニング、弟子の弟子になってV字成長
経験学習を促すリーダーシップ(2)経験から学ぶ力
人が成長していくために重要な経験学習。その学習サイクルを適切に回していくためには、「経験から学ぶ力」が必要になる。ではそこにはどのような要素があるのか。ストレッチ、リフレクション、エンジョイメントという3要素と、...
収録日:2025/06/27
追加日:2025/09/17
「100年戦争」と考えて戦争に突入した日本の現実
戦前日本の「未完のファシズム」と現代(8)満州事変と世界大恐慌
日本の陸軍は第二次世界大戦を「100年戦争」であると見なした。勝てる見込みは少なかったにもかかわらず、天皇と国民の一体性という精神主義によって、総力戦になだれこんでいった。石原莞爾が満州事変を起こした時に描いたスト...
収録日:2020/02/26
追加日:2020/08/04
各々の地でそれぞれ勝手に…森林率が高い島国・日本の特徴
「集権と分権」から考える日本の核心(5)島国という地理的条件と高い森林率
日本の政治史を見る上で地理的条件は外せない。「島国」という、外圧から離れて安心をもたらす環境と、「山がち」という大きな権力が生まれにくく拡張しにくい風土である。特に日本の国土は韓国やバルカン半島よりも高い割合の...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/09/15