独立と在野を支える中間団体
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明治期、一番人口が多かった県は?近代化で破壊されたもの
独立と在野を支える中間団体(3)近代化の影響と新しい中間団体の形成
片山杜秀(慶應義塾大学法学部教授/音楽評論家)
日本における中間団体の形成は、いつ見られるのだろうか。それは明治以降、農村から都市部への人口移動が新しい中間団体の形成と発展に影響したという。なぜ日本においてそのような現象が起こったのか、どのような集団が形成されたのかについて解説する。(2024年6月8日開催:早稲田大学Life Redesign College〈LRC〉講座より、全8話中第3話)
※司会者:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:11分02秒
収録日:2024年6月8日
追加日:2024年11月1日
≪全文≫

●国家あるいは世界と個人の間に挟まっているものが全て中間集団


―― この中間集団について、冒頭にご紹介いただきましたけれど、非常にいろいろな種類があるということですね。

片山 はい。日本だったら、封建時代などを考えるとまた少し学問的には話が難しくなるのですが、大雑把に言ってしまえば、都市、組合、村共同体、企業、教会、もちろん仏教のお寺や神社の氏子でもいいし、またいろいろなレベルの学校、それから家族・親族、同窓会組織、その他○○クラブといった趣味の同好会など、いろいろなものがあると思います。

 こういうすごくレベルの違うものを全て一緒にして「中間集団」と言っていたらものの説明に有益なのかと言うほど、あまりにもいろいろなものがある。けれど、最初から申しているように、国家と個人の間に挟まっている“いろいろな中間”と考えると、これらは全て中間集団、中間団体として捉えられるものです。

 こういうものがあればあるほど単純に生きやすくなるというものでも、またない。どのような性質でそれらがあるかによって違ってきます。

 とにかくこういうものが、ミルフィーユやケーキなどの層のようにあると考えていただいてもいい。単純に層が重なっていると言うよりも、斜めに突き抜けて入ってくるものもたくさんあります。縄のようなものが絡み合っていたり、より合わさっていたり、切れているけれど重なっていたり、皆さんなりに生きておられる中でいろいろなイメージを感じていただければいい。家族と今日はこういうところに来ている、明日はこういうところでまた別のグループの中で活動するな、あさって、あるいは去年までは……など。いろいろなことを考えていただければいいと思う。

 ありとあらゆる形で、国家あるいは世界と個人の間に挟まっているものが全て中間集団だということです。


●近代以前は地縁血縁で成り立っていた


―― 特に日本の課題として考えた場合、近代国家をつくるときに、幕末から明治の日本人が悩んだこととして、「どうも西洋には、国というものがあって、その内部にキリスト教の教会があるようである。そのキリスト教の教会が、互助組織として人間関係を支えている。国は、防衛をしたり、警察権を行使したりといった形である。では、日本でそれ(キリスト教の教会的なもの=中間団体)どうや...

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