日本政治を「選挙の推移」や「政党の獲得票数」から読み解くと、大きな流れが驚くほど見えてきます。 政治学講座~選挙をどう見るべきか(全9話) 再生時間: 1:31:39 収録日:2019/08/23 追加日:2020/01/29
選挙と政治権力…「選挙に勝つ」とはどういうことか? 政治学講座~選挙をどう見るべきか(1)選挙の意味 今回のシリーズ講義は、政治学を学ぶための講座として「選挙をどう見ていくべきか」について、全9話で解説される。第1話ではまず、選挙にはどのような意味があるかを説いていく。選挙には民意の反映などいろいろ意味があるが、中でも... 再生時間:13:09 追加日:2020/01/29 2000万票に着目すれば日本の選挙のダイナミズムが分かる 政治学講座~選挙をどう見るべきか(2)2000万票に注目 1993年に誕生した細川政権の政治改革によって、小選挙区と比例代表との並立制が導入された。それはどのような制度なのか。そして日本の選挙はどのように変わっていったのか。日本における投票行動の分析を踏まえ、選挙を見る際に着目... 再生時間:08:29 追加日:2020/01/29 日本の政権交代は参院選から崩れて進むという形だった 政治学講座~選挙をどう見るべきか(3)得票数の変遷 日本の選挙を得票数の変遷で見ていくと、いろいろなことが分かる。2005年の郵政選挙はどのような意味を持っていたのか。また、本来は政権選択と直接関わりのない参議院選挙が政権にどのような影響を与えてきたのか。そして、衆参のね... 再生時間:11:52 追加日:2020/02/03 世界的に異例な「プルラリティ」という日本の選挙制度 政治学講座~選挙をどう見るべきか(4)日本の選挙制度 日本の選挙制度には、世界的に見て異例ともいえる特徴がある。「プルラリティ」(相対多数)と呼ばれる制度を使っているが、1着を決める選挙なら、世界的に一般的なのだが、日本では、2着も3着も時には20着まで決めるということに問題... 再生時間:09:47 追加日:2020/02/03 3300万票も獲得した民主党政権がなぜ失敗?…その理由 政治学講座~選挙をどう見るべきか(5)政権交代と民主党 民主党は、2009年の衆議院選挙で過半数の議席を獲得し、政権交代に成功した。しかし、その後の政権運営に失敗してしまった。その理由についてはいまだ十分な反省が行われていないという。ではなぜ民主党は失敗してしまったのか。(全9... 再生時間:10:37 追加日:2020/02/12 政策の実行まで多すぎる政治プロセスをどう改革すべきか 政治学講座~選挙をどう見るべきか(6)内閣と与党と国会 いい政策があったとしても、それをそのまますぐに実効することはできない。政策を実行するまでには、閣議決定や与党内部での事前審査など、さまざまな政治プロセスを経る必要があるからだ。では具体的にどんな政治プロセスが存在する... 再生時間:13:57 追加日:2020/02/19 現在の自民一強と55年体制の自民党一党優位はどう違うか 政治学講座~選挙をどう見るべきか(7)自公連立と安倍一強 日本は1996年以降、単独政権ではなく連立政権が続いている。第2次安倍内閣以降、「安倍一強」「自民一強」などという言葉もよく用いられたが、これは、55年体制の頃の自民党一党優位体制とは異なると曽根泰教氏はいう。では、現在の「... 再生時間:06:36 追加日:2020/02/19 野党が政権を獲得するためには何をすべきなのか 政治学講座~選挙をどう見るべきか(8)野党の責任 2019年の参議院選挙では、野党は大きく票を落としてしまった。では、野党が支持を回復するためには、どのような施策が必要となるのだろうか。今回は政策という観点から、野党が政権を取るために何が必要となるかが解説される。(全9話... 再生時間:08:23 追加日:2020/02/26 政権奪取のためには選挙戦略のイノベーションが必要 政治学講座~選挙をどう見るべきか(9)イノベーション 野党が政権を獲得するためには、政策に加えて選挙戦略のイノベーションも必要となる。そして、地上戦・空中戦・サイバー戦全てを統合的にやらないと今の時代は勝ち残れないと曽根泰教氏は言う。では、いったいどのようにすればいいの... 再生時間:08:49 追加日:2020/02/26
「所得倍増」はなぜ成功したか…日本経済の回復のヒント 日本を復活させる国家戦略(1)戦後の復興戦略と日本経済の凋落 国民が幸福にそれぞれの生活を謳歌できる経済をつくりあげることは、政治指導者の最大の使命であろう。国家戦略を考えるうえでも、そのことはぜひとも実現しなくてはならない。かつて池田勇人は「所得倍増計画」を実現させたが、池田... 再生時間:09:12 追加日:2022/10/20 輸出立国から輸入依存型の中進国に衰退した日本経済 日本を復活させる国家戦略(2)日本経済凋落の原因を究明する 1980年代後半、アメリカとトップを争うほどのGDPを誇った日本経済の競争力は、今や凋落の一途をたどっている。いったい約40年のあいだに何が起こったのか。その経緯を振り返ると、アメリカの圧力と少子高齢化によって弱体化していく日... 再生時間:13:09 追加日:2022/10/27 日本経済復活へ、困難克服のために学ぶべき3つの成功事例 日本を復活させる国家戦略(3)海外と戦後日本に見る逆転のヒント 40年近く下降線をたどった日本経済。再び上昇に向かうためにはどうすればいいのか。シリコンバレー、中国など他国の成長著しいその動向と、戦後復興時の日本の戦略を参照し、復活への一手を構想する。(全4話中第3話) 再生時間:06:08 追加日:2022/11/03 あるべき国家戦略…DX、半導体、再生可能エネルギー、食糧 日本を復活させる国家戦略(4)逆転戦略への具体的提言 日本経済が息を吹き返すには、DXの環境を整備するため法律のレベルから根本的に見直し、最新技術を取り入れた成長戦略の構築が急務である。食糧、エネルギー、教育、人口(少子化)など、日本が抱えている問題も避けては通れない。最... 再生時間:16:36 追加日:2022/11/10
現在、民主主義は危機に瀕しているといわれます。日本政治はどんな課題を抱えているのでしょうか。 民主主義と政治(全8話) 再生時間: 1:15:05 収録日:2019/08/28 追加日:2019/09/21
民主主義は今、危機に瀕している 民主主義と政治(1)民主主義の危機 「民主主義は今、非常に危機に瀕している」と、曽根泰教氏は言う。そもそも現代の民主主義体制は、その始まりである古代ギリシャの体制とは大きく異なり、選挙を通じた間接的な民主政である。その中で問題となるのは、党派性の強さゆ... 再生時間:10:26 追加日:2019/09/21 ヨーロッパのどこにも模範とすべき民主政のモデルがない 民主主義と政治(2)民主政のモデルと多数派形成の失敗 かつて民主主義の2つのモデルとして議論された、イギリス型の民主政とヨーロッパ型(コンセンサス型)の民主政。現代では、どちらの制度の下でも多数派形成に苦しんでいる。よって、模範とすべき民主政の形は不明瞭になってきている。ヨ... 再生時間:06:48 追加日:2019/09/21 平成時代の選挙制度改革と省庁再編は本当に機能したのか 民主主義と政治(3)平成の二大改革とその評価 平成時代には、選挙制度改革と省庁再編という、2つの大きな改革が行われた。曽根泰教氏が、独自の視点からこれらの改革に評価を下す。まず省庁再編に関して、ただ組織を合併したのみで、機能の見直しと再編が不十分である点を指摘し、... 再生時間:11:02 追加日:2019/09/21 小選挙区にとって代わる良い選挙制度はあるのか 民主主義と政治(4)選挙制度と代表性の関係 選挙制度は、われわれ市民の声がどのように政治に反映されるのか、その方向性を決める、非常に重要な制度である。しかし、この選挙制度をどのように設計するのがベストなのか、政治学者の間にコンセンサスはまだない。曽根泰教氏は、... 再生時間:10:54 追加日:2019/09/28 日本では議会が活性化してはいけない!? 民主主義と政治(5)与党と役人の関係と日本の特殊性 曽根泰教氏が、さまざまな日本固有の制度を挙げて、日本の政策議論が非公開の場において与党と役人の間で行われてきたことを詳しく説明する。こうした制度が、いわゆる族議員などの日本特有の政治文化を育んできた。そのため、アメリ... 再生時間:10:27 追加日:2019/09/28 “官僚たちの夏”はもうなくなってしまったのか 民主主義と政治(6)役人と政治家の人材育成 役人への要求があまりにも多い現状では、官僚を志望する有能な学生は減少しつつあるのは必然である。曽根泰教氏は、昨今求められているエビデンスベースの政策議論から、政治家と役人がより建設的な関係を結ぶことができるのではない... 再生時間:07:21 追加日:2019/09/28 日本では政党マネジメントは企業経営よりはるかに難しい 民主主義と政治(7)政党マネジメントの難しさ 政党という組織は、各人が当選したという自負を持つ同列の人間たちをまとめなければならないために、企業よりもはるかにマネジメントが難しい。シニョリティールールは1つの方策ともいえるが、有能な政治家を選抜する仕組みも考えてい... 再生時間:07:28 追加日:2019/10/05 日本の問題は官僚の機能不全が起こっていること 民主主義と政治(8)官僚の育成システムを改革するために 日本では、政党政治が機能しなくなっても霞が関文化があれば大丈夫だという認識があった。しかし、今はそれも崩れてきた。天下りの禁止や政権交代によって、官僚を取り巻く環境が大きく変化する中で、官僚の採用や育成のシステムも改... 再生時間:10:39 追加日:2019/10/05
「自由主義?」「リベラル?」……。大切だが、わかりづらい自由主義。その歴史を体系的に学びます。 日本人が知らない自由主義の歴史~前編(全7話) 再生時間: 1:00:20 収録日:2022/07/01 追加日:2023/04/18
消極的自由と積極的自由?…なぜ自由主義がわかりづらいか 日本人が知らない自由主義の歴史~前編(1)そもそも「自由主義」とは何か 近代社会をつくり、現代にまで続く「自由主義」思想。この「自由主義」は、その言葉についても意味についても、意外なほどきちんと理解されていない。現代の日本では、まったく正反対とも思える主張について「リベラル」という言葉で... 再生時間:11:54 追加日:2023/04/18 ホッブズ、ロック…生命、自由、財産の権利をどう守るか 日本人が知らない自由主義の歴史~前編(2)「自由主義」の誕生 自由主義の登場は17世紀にさかのぼる。その頃、社会は相次ぐ宗教戦争等で政府への不満が高まっていた時期でもあった。そうした背景のもと、政府について議論を展開したのがホッブズやロックといった思想家たちだった。ホッブズとロッ... 再生時間:08:56 追加日:2023/04/25 アダム・スミスの見えざる手…その真の意味と論理とは 日本人が知らない自由主義の歴史~前編(3)アダム・スミスの『国富論』 自由主義の発想は、「政府が介入せずに、自由にしたほうが、社会も経済もうまく回る」という自由市場経済とともに発展していくことになる。そのような思想を代表するものこそ、まさに、アダム・スミスの『国富論』であった。アダム・... 再生時間:06:14 追加日:2023/05/02 ベンサムとJ・S・ミル…功利主義や自由論はバランスが大切 日本人が知らない自由主義の歴史~前編(4)ベンサムの功利主義とミルの自由論 18世紀に入り、本格的に自由主義を正当化する議論が登場する。その代表がベンサムの「功利主義」である。さらに19世紀に入ると、ジョン・スチュアート・ミルが『自由論』で自由主義を説く。ベンサムやミルの思想は、とても明快で、な... 再生時間:08:15 追加日:2023/05/09 介入主義?社会主義?…ニューリベラリズムとは何か? 日本人が知らない自由主義の歴史~前編(5)ニューリベラリズムの台頭 19世紀後半になると、リベラリズムに変容が見られるようになる。自由実現のために政府が積極介入すべきという「大きな政府」を肯定するニューリベラリズムの台頭である。ここでは、ニューリベラリズムが登場した背景やその思想の本質... 再生時間:08:49 追加日:2023/05/16 河合栄次郎、石橋湛山、ルーズベルト…日米自由主義者の主張 日本人が知らない自由主義の歴史~前編(6)日本とアメリカのニューリベラリズム 「ニューリベラリズム」は日本やアメリカにも影響を与えていった。日本では河合栄次郎や石橋湛山が紹介に努めることになる。アメリカでは、大恐慌で市場経済への信頼が失墜したことが決定的となり、「ニューリベラリズム=リベラル」... 再生時間:08:58 追加日:2023/05/23 大きな政府も第三の道も行き詰まり…現代リベラリズムの混迷 日本人が知らない自由主義の歴史~前編(7)現代リベラリズム 「現代リベラリズム」はニューリベラリズムの流れを組んでおり、特にアメリカでは大恐慌から1960年代までは有力であったが、その後はリベラルな政党はどんどん没落していくことになる。あらためて現代リベラリズムによる政策と、それ... 再生時間:07:14 追加日:2023/05/30