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頭皮が臭う…その原因と対策は?
暑い日がつづきます。この時期の通勤電車はちょっと厳しいものがあります。エアコン空調による暑い寒いに加えて、満員電車では、人の頭から漂う臭いというのも大きなポイント。朝はまだなんとかなるようにも思いますが、問題は一日働いたあとの臭いです。もしかしたら自分も臭っているのでは?と思う方も多いかも知れません。ここで原因と対策を考えてみましょう。
皮脂の過剰分泌は、食生活の偏りやストレスによっても引き起こされます。たとえば、脂っこいものや肉類、スイーツ、刺激物を多く食べていると、皮脂腺の働きが活発になり、皮脂の分泌が増える可能性があります。脂肪の代謝を良くする、ビタミンB2やB6、皮脂の過剰分泌を防ぐにはビタミンCなどを意識してとるとよさそうです。またストレスによる活性酸素の増加はさまざまな方面から健康に対する害が指摘されていますが、頭皮においても皮脂の酸化が加速され、臭いの元になるようです。
加齢臭に関しては、40代を過ぎるとどうにも対策の取りようがない場合もあります。それでも適切な洗髪を行い、なるべくストレスを減らすことで緩和することはできそうです。
一般に販売されているシャンプーの中には石油系の合成界面活性剤が使われているものが多くあります。これは洗浄力が高く、肌が強い人にはいいかもしれません。しかし、頭皮が気になる人はアミノ酸系の界面活性剤を使用したシャンプーを使用したほうがよさそうです。リンスやコンディショナーは頭皮までつけてしまうと、油分が毛穴をふさぐこともあるので、毛先を中心としてつけることを意識します。
洗ったあとは、ぬるま湯ですすぎ残しがないよう、しっかりすすぎます。そして、しっかり乾燥させるのも大切です。濡れている時間は頭皮に菌が繁殖しやすい状態です。さらに濡れるとキューティクルが開きパサパサした髪になり、臭いを吸着しやすくなります。ドライヤーを使って髪の根元からしっかり乾かしましょう。このとき、髪からドライヤーは20cmほど離し、ドライヤーを揺らしながら当てると、一箇所が熱くなりすぎることを防げます。また、ある程度乾いたらドライヤーからの冷たい空気で仕上げると、よりキューティクルがしまった髪になるようです。キューティクルが整うと臭いの吸着を防ぐとともに、髪がつややかになります。
臭いは頭皮環境と頭髪のキューティクルに関係する
頭皮は皮脂腺や汗腺が多い場所ですが、健康な状態では皮脂膜が覆っていて清潔に保たれています。また毛髪も、キューティクルによって守られています。しかし、頭皮を洗いすぎたり、逆に洗い残したりすると皮脂が増え、これを分解するマセラチア菌などの雑菌が増えて、臭いが発生します。またキューティクルが剥がれた髪は周囲の臭いを吸着してしまいます。また、加齢による臭いも捨てきれません。つまり、臭いの原因は皮脂の増加によるマセラチア菌等の繁殖と、キューティクルの剥離による臭いの吸着、加齢臭という3つにおおよそ集約されるようです。髪の洗いすぎも注意
皮脂が増え臭いがするということなら、しっかり洗えばいいと思われるかも知れません。しかし、洗い過ぎも逆効果です。たとえば、洗浄力の強すぎるシャンプーをつかったり、一日になんども洗髪したりすると、皮脂を落とし過ぎてしまいます。これを補うために過剰に皮脂が分泌されてしまうからです。また、紫外線にも注意が必要です。紫外線を浴びすぎると、頭皮が乾燥したり、皮脂を酸化させたりします。これも臭いの元になります。皮脂の過剰分泌は、食生活の偏りやストレスによっても引き起こされます。たとえば、脂っこいものや肉類、スイーツ、刺激物を多く食べていると、皮脂腺の働きが活発になり、皮脂の分泌が増える可能性があります。脂肪の代謝を良くする、ビタミンB2やB6、皮脂の過剰分泌を防ぐにはビタミンCなどを意識してとるとよさそうです。またストレスによる活性酸素の増加はさまざまな方面から健康に対する害が指摘されていますが、頭皮においても皮脂の酸化が加速され、臭いの元になるようです。
加齢臭に関しては、40代を過ぎるとどうにも対策の取りようがない場合もあります。それでも適切な洗髪を行い、なるべくストレスを減らすことで緩和することはできそうです。
正しい洗髪方法
では、正しい髪の洗い方とはどのようなものでしょうか。まずは、洗髪前にブラッシングしましょう。これを行うことで汚れやホコリをあらかじめ除去でき、シャンプーの泡立ちが変わってきます。お湯の温度ですが、「ぬるめ」です。熱いお湯は皮脂をとりすぎてしまいます。ぬるま湯でしっかりとすすぎます。次にシャンプーは手のひらであらかじめ泡立ててから髪になじませ、頭皮を揉むように優しく洗いましょう。一般に販売されているシャンプーの中には石油系の合成界面活性剤が使われているものが多くあります。これは洗浄力が高く、肌が強い人にはいいかもしれません。しかし、頭皮が気になる人はアミノ酸系の界面活性剤を使用したシャンプーを使用したほうがよさそうです。リンスやコンディショナーは頭皮までつけてしまうと、油分が毛穴をふさぐこともあるので、毛先を中心としてつけることを意識します。
洗ったあとは、ぬるま湯ですすぎ残しがないよう、しっかりすすぎます。そして、しっかり乾燥させるのも大切です。濡れている時間は頭皮に菌が繁殖しやすい状態です。さらに濡れるとキューティクルが開きパサパサした髪になり、臭いを吸着しやすくなります。ドライヤーを使って髪の根元からしっかり乾かしましょう。このとき、髪からドライヤーは20cmほど離し、ドライヤーを揺らしながら当てると、一箇所が熱くなりすぎることを防げます。また、ある程度乾いたらドライヤーからの冷たい空気で仕上げると、よりキューティクルがしまった髪になるようです。キューティクルが整うと臭いの吸着を防ぐとともに、髪がつややかになります。
痛みや膿は要注意
臭いだけでなく、もし痛みを伴う場合や膿が出る場合は、要注意です。できものが悪化して、脂漏性皮膚炎やアテローム(粉瘤)になっている可能性があります。脂漏性皮膚炎は進行すると脱毛症になるリスクが高まります。また、アテロームの場合、完治するまで何度も繰り返し炎症を起こす可能性があります。こうなると臭いの問題よりも深刻であることは間違いありません。早急に皮膚科にいって診察を受けましょう。~最後までコラムを読んでくれた方へ~
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