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DATE/ 2016.09.02

エアコンつけっ放しの方が電気代が安いって本当?

 9月に入っても残暑が続く中、気になるのはエアコンの電気代。省エネのためにこまめにオンオフしましょう。というのはかつて当然のごとく信じられていた説ですが、今ではオンオフをしすぎるくらいならつけっぱなしの方が電気代がかからない、なんて説も有力になっています。まったく正反対の主張ですが、どちらが正しいのでしょうか?

 エアコンメーカー大手のダイキンが両説の決着をつけるべく検証結果を発表しました。その結果とは――。

つけっぱなし派がやや優勢ですが…

 ダイキンが生活者アンケートを行ったところ、約7割の人が「つけっぱなしの方が電気代が安い」と考えているそうです。しかし、実際に外出時にエアコンのつけっぱなしを実践している人は約5割にとどまるというデータもあり、合わせて考えてみるとつけっぱなし派が五分五分からやや優勢程度でしょうか。

 実証実験が行われたのは最高気温36.3度の猛暑日。エアコンの設定は冷房26度で、午前9時から午後11時までつけっぱなしにしたときと、30分間隔で運転オンオフを繰り返したときの消費電力量を比較しました。すると午前9時から午後6時まで、いわゆる日中と言われる時間帯はつけっぱなしの方が消費電力量が少ないという結果が得られました。

 逆に気温が下がる夜間(午後6時から11時)は、つけっぱなしよりこまめにオンオフする方が省エネに。というのも、エアコンは運転を開始した直後の室内温度と設定温度の差が大きいときに電力を多く消費するもので、日中は電源オフにするたびに室内温度が上がり、再度電源オンにした際の消費電力が増えます。一方で夜間はオフ時の室内温度の上がり方がゆるやかになるため、つけっぱなしよりもこまめにオンオフした方が消費電力が少ない、という構図になりました。

「35分」超える外出なら電源オフ!

 ダイキンは「消費電力は、外気温の変化や陽射しなど天候の影響を大きく受けるため、条件が異なるとこの限りではありません。(中略)急激な温度上昇があった場合などには、設定温度を維持するために、消費電力が上昇することもあります。この様な場合は日中であってもエアコンを『つけっぱなし』にした方が消費電力量が大きくなることもあります」と、条件によって結果が変わりうると前置きしつつ、日中は35分まで、夜間は18分までの外出時間ならつけっぱなしの方が電気代が安く上がる、としています。

 つけっぱなし、こまめにオンオフ、どちらかが一方的に正しいというわけでもないという結果は、意外だったでしょうか。どちらの“派閥”にとってもきっと有益な情報になったことと思います。ケースに合わせてエアコンをお得に使って、少しでも電気代を抑えましょう。

<参考サイト>
・第5回 『ダイキン 空気のお悩み調査隊がゆく!』
http://www.daikin.co.jp/press/2016/160812_2/index.html
(10MTV編集部)

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