医療とビジネスの健全な関係
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
ヘルスケアの視点でみるアジア事情とアウトバウンド
医療とビジネスの健全な関係(5)アウトバウンドを推進
真野俊樹(中央大学大学院戦略経営研究科 教授/多摩大学大学院 特任教授/医師)
ヘルスケアビジネスの一つのアプローチとして海外展開、特にアジアがこれからのポイントだと、真野俊樹氏は言う。実際に各省庁によるヘルスケアのアウトバウンドが計画、実行されており、相手国のヘルスケア事情の改善、発展に寄与しているのだ。(全6話中第5話)
時間:6分29秒
収録日:2018年8月31日
追加日:2019年1月9日
≪全文≫

●これからのターゲットはアジア


 ヘルスケアを一つのビジネスとして考えなければいけないのは、海外への進出ということになります。これは、別にヘルスケアの世界に限ったことではなく、マーケットが大きいところを狙うといった意味では、一般のビジネスの世界でも高齢者、あるいはアジアを含めた海外へという流れは当然あると思います。

 ヘルスケアの場合、高齢者はもともと主たるターゲットなので、それはあまり考える必要はなく、むしろ海外展開だという話が出てきています。その中でもアジアは身近ですし、成長力もあるので大きな市場になるということで、ここを考えようということになるわけです。


●ヘルスケアの視点でみるアジア事情


 上のスライドを見ていただくと分かるように、アジアの成長率は結構高く、特に中国など近年はやや落ちてきましたが、GDPの成長率は非常に高いものがあります。少なくとも先進国であるG7などより高いということが大前提としてあります。

 これを中長期、あるいは1000年くらいの単位でみると、アジアはもともと豊かなエリアでたまたまここ100年から200年くらいの間下がっただけで、今後また伸びてくるのではないかと見られています。それは日本も含めてですが、こういったところに日本がうまく絡めないかという見方もあります。

 また、アジアでは可処分所得が特に中間層においてどんどん増えてきています。こういう時代において、日本あるいは日本のヘルスケアがこの中間層にうまくアピールして伸びていけるのではないかと思われます。よく言われるのは、一人当たりのGDPが1万ドルを超えると、ヘルスケアに対する関心が上がるということです。

 一方、アジアの高齢化はどんどん進んでいます。日本がその最先端ではありますが、韓国、シンガポール、香港、いわゆるアジアの中の先進国では、日本に似たようなペースで進んでいるのです。また、インドネシアやマレーシア、インドあたりになると、大分先とはいえ、一応高齢化が予想されます。中国の場合、今は二人っ子と言っていますが、ずっと一人っ子政策をやっていたので、やはり高齢化は進むだろうと言われています。

 ですから、...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「健康と医療」でまず見るべき講義シリーズ
夜間頻尿の原因とその予防方法
夜間頻尿になりやすい人の特徴とその対策
堀江重郎
認知症とは何か(1)疾患の種類と対応
多くの認知症の原因は「脳のゴミ」の蓄積
遠藤英俊
ナノテクノロジーでがんに挑む(1)「iCONM」がめざす医療
ナノマシンによるがん治療…体内病院というイノベーション
片岡一則
うつ病治療最前線(1)うつ病の身体症状と治療の実際
隠れたうつ病を確定診断するポイントとは
渡部芳德
50代からの親の介護~その課題と準備(1)突然やってくる介護の問題
「親の介護」の問題…優しさだけでは続かない
太田差惠子
オートファジー入門~細胞内のリサイクル~(1)細胞と細胞内の入れ替え
ノーベル賞受賞「オートファジー」とは?その仕組みに迫る
水島昇

人気の講義ランキングTOP10
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(2)教義の宗教と覚りの宗教
キリスト教は教義の宗教、仏教は覚りの宗教…仏教はなぜ普遍宗教か
橋爪大三郎
徳川将軍と江戸幕府~井伊直弼編(1)桜田門外の変と井伊直弼の人物像
「桜田門外の変」の謎…井伊直弼の警護に問題はなかったのか
山内昌之
もののあはれと日本の道徳・倫理(1)もののあはれへの共感と倫理
本居宣長が考えた「もののあはれ」と倫理の基礎
板東洋介
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
編集部ラジオ2026(28)自由喪失の危機に考えるハイエク-1
斎藤幸平氏に物申す…自由喪失の危機に読みたい自由主義の近現代史
テンミニッツ・アカデミー編集部
デカルトの存在論に学ぶ(1) 「我思う、ゆえに我在り」
「我思う、ゆえに我在り」はデカルトの専売特許ではない
津崎良典
原因と結果の迷宮~因果関係と哲学(6)不在因果の問題
不作為(◯◯しなかったこと)の原因は無限に拡散する
一ノ瀬正樹
資本主義の再定義…哲学で考える(6)「学ぶ」ことの本質と道徳の問題
「一人で悟るのは危険だ」…学ぶことの本質と日本の役割とは?
中島隆博
中国春秋戦国時代と始皇帝(序)映画『キングダム』の中国史監修
中国古代史の真実と『キングダム』…史実がわかれば物語はもっと面白い
鶴間和幸
日本の財政の真実を検証する(7)AIと長寿化&質疑応答
AI時代にこそ「熟達者の経験」が生きる&現状の日本経済の実情は
宮本弘曉