なぜ変異が必要なのか…現代にも通じる多様性創出の原理
「進化」への誤解…本当は何か?(8)偶然の進化と多様性創出の原理
科学的な思考を社会思想と分けて考えることは難しい。その背景には、「ただの偶然」で世界を説明されることの受け入れ難さがあるのかもしれない。科学的な説明を「ただの偶然」として理解することの意義や、生物における多様性...
収録日:2025/05/17
追加日:2026/01/26
民主主義は、民主主義者には決して分からない
民主主義を考えるための十二の根本原理(13)今の民主主義は真の民主主義とは違う
民主主義を考えるための根本原理の最後は、執行氏による「民主主義は、民主主義者には決して分からない」である。今、民主主義といわれているものは西洋で形づくられてきた民主主義とも、日本で生まれた大家族主義に立脚した民...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/06/06
市民社会における悪人は「子どもじみた精神の持ち主」?
民主主義を考えるための十二の根本原理(12)子どもじみた人は…
英国の哲学者トーマス・ホッブズは、市民社会における悪人とは「大人に成長したのに子どものままの者、あるいは子どもじみた精神を持った人」と言った。一方、それとまったく反対の考え方を持つのが日本で、子どもを「一人前の...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/05/30
厳格な道徳、そして権利よりも義務を重んずる思想
民主主義を考えるための十二の根本原理(11)アメリカ清教徒の思想
民主主義社会の全ての根源は、アメリカの清教徒社会にある。当時のアメリカをひと言でいえば、「厳格な道徳と、権利よりも義務を重んずる思想」が社会を覆っていた。それをわかりやすく書いたのが、ナサニエル・ホーソンの小説...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/05/23
全員がコンプレックスを持っている社会こそ民主主義の理想
民主主義を考えるための十二の根本原理(10)一人も完全な人がいない
イギリスの社会学者マイケル・ヤングが、19世紀の英国社会を統計学的に調査して書いた『メリトクラシー』という本がある。この本に書かれた言葉が「一人も完全な人がいない」である。貴族は特権階級であることに後ろめたさを持...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/05/16
「これだけは自分の信念だ」といえるものを命懸けでつくる
民主主義を考えるための十二の根本原理(9)命を懸けた一つの哲学を持つ
英国の思想家トーマス・アーノルドは、英国ジェントルマンを作るため、たくさんのパブリックスクールを作った。パブリックスクールを経てオックスフォードやケンブリッジ大学を卒業した人たちに求めたのは、「命を懸けた一つの...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/05/09
出発のときの民主主義は「自由か、しからずんば死か」
民主主義を考えるための十二の根本原理(8)自由か、しからずんば死か
本当の民主主義とは「自由か、しからずんば死か」である。これはアメリカのパトリック・ヘンリーの言葉で、その根本にある言葉は前回伝えた「独立自尊、すべて自己責任」である。このような社会を求めてアメリカは独立し、そこ...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/05/02
「貧乏なのも病気で死ぬのも自分が悪い」が民主主義の基盤
民主主義を考えるための十二の根本原理(7)独立自尊、すべてが自己責任
「独立自尊、すべてが自己責任」――民主主義の根本はアメリカ独立宣言にある。この精神は1930年代までのアメリカには残っていた。当時のアメリカ人たちは、季節労働者だった哲学者エリック・ホッファーが言うように、人生で失敗...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/04/25
「絶対」がわからないと本当の命の平等性は樹立できない
民主主義を考えるための十二の根本原理(6)心に絶対者を持つ
ルター、カルヴァン、ノックスら宗教改革者が言った言葉が「心に絶対者を持つ」で、これが民主主義を生み出す根本になっている。この絶対者とは、西洋では「神への信仰」であり、日本では「先祖崇拝」である。西洋ではこの500年...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/04/18
「人間のため」と言って手前味噌になったらいけない
民主主義を考えるための十二の根本原理(5)民主主義は一つの方便
古代ギリシアで最初に民主主義を作ったソロンは、手記で「民主主義は、人を支配するための一つの方便、一つの政治形態に過ぎない」と述べている。これは大事なことで、政治家の話すことは全て政治手法である。その意味で「人間...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/04/11
「神仏習合」と「大家族主義=日本教」の世界史的なすごさ
民主主義を考えるための十二の根本原理(4)神仏習合のすごさ
古代の日本は、全く価値観の違う大豪族たちが暮らしていた時代であった。聖徳太子の憲法十七条の第一条「和を以て貴しとなす」の「和」とは、大豪族たちが同じ席に着き、同じ政治の舞台に上がれる状態をすでに日本で作っていた...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/04/04
神武天皇が建国の詔で「正しさを養う」と述べたことの凄さ
民主主義を考えるための十二の根本原理(3)神武天皇の日本建国の詔「養正」
民主主義の根本原理の第2は「養正」である。これは、神武天皇が建国の詔で宣言した「正しさを養う」ということで、日本では国の中心である天皇が「みんなで考えながら正しさを養っていこう」と言ったのである。こんなことが言え...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/03/28
偉大なる文明は、その基礎を偉大なる宗教に負っている
民主主義を考えるための十二の根本原理(2)民主主義の基礎は偉大な宗教
「偉大なる文明は、その基礎を偉大なる宗教に負っている」――民主主義を考えるための根本原理、一番目は英国の歴史家クリストファー・ドーソンの言葉である。西洋の場合、この原理の前提となっているのはキリスト教である。ただ...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/03/21
民主主義は、民主主義の中から考えていてもわからない
民主主義を考えるための十二の根本原理(1)民主主義は「神」ではない
民主主義は人民統治のシステムの重要な一つだが、決して「神」ではない。民主主義社会を本当の意味で理解するためには、民主主義の中から考えていてはいけない。つまり、民主主義という政治手法、政治思想がどういうところから...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/03/14
日本人は分業がヘタクソ!? ワン・セット主義の是非を問う
『タテ社会の人間関係』と文明論(3)日本型の競争原理とワン・セット主義
「日本人は分業するのがヘタクソである」――『タテ社会の人間関係』が書かれた戦後の高度経済成長期、日本型の競争原理はうまくいっていたのだが、半世紀以上たち、グローバル化した現代社会でそれが行き詰っている要因について...
収録日:2024/05/27
追加日:2024/08/22
ロールズ『正義論』…無知のベール?マキシミン原理?
日本人が知らない自由主義の歴史~後編(6)ロールズ『正義論』
ニューリベラリズムとリバタニアニズムの基本として押さえておくべき文献について解説する今回。まずニューリベラリズムの古典とされているのが、ロールズの『正義論』である。中でも注目なのは「無知のベール」と呼ばれる理論...
収録日:2022/07/25
追加日:2023/08/18
激変する現実を理解し普遍化するために優れた解説者が必須
国際変動の中の経済政策(3)普遍原理としての学問と現実の激変
学問に国境は関係ない。学問は時代や地域を越えた普遍性を持っている。しかし、経済学などその知見をもってしても、国際秩序が不安定となるなど国際社会の荒波の影響を受けると、学問自体が変化しなければいけない。そうした中...
収録日:2023/03/31
追加日:2023/08/05
「非ナチ化」というプーチンの演説とプロパガンダの意味
ウクライナ侵略で一変した国際政治(2)地政学とロシアの行動原理
ウクライナ侵攻開始時のプーチン大統領演説は、冷戦以降の歴史的経緯、ロシア周辺の地政学、さらにはロシア人の行動原理を知らなければ理解できない。今回はプーチンが口にした「NATOの脅威」について、あるいは「ウクライナを...
収録日:2022/05/10
追加日:2022/06/03
ニュートン力学の謎を解く鍵は?…等価原理と相対性理論
「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(5)一般相対性理論からの予測
ニュートン力学には一つの謎があった。重力質量と慣性質量の等価性についてである。本来物理的にはまったく異なるこの二つが一致することを説明したのがアインシュタインだ。そこで出てきたのが一般相対性理論である。そして、...
収録日:2020/08/25
追加日:2021/01/10
清教徒的なキリスト教原理主義がわからないと理解できない
Qanonとは何か?(3)Qanonとアメリカ史のディープな関係
実は、Qanonのような「陰謀論」は、アメリカ史においては特別なものではないという。そもそも、独立戦争への機運が高まったのも、「英国王ジョージ3世がアメリカ植民地の入植者全員を奴隷にしようとしている」というフェイク...
収録日:2020/10/07
追加日:2020/10/18
天気予報の仕組み…どのような原理で行われているのか
異常気象と気候変動・地球温暖化2(3)数値予報の原理
短期の天気予報に関して現在、用いられている数値予報という手法がある。この手法では、観測データを基にコンピューター上に大気を再現するため、現状の情報と物理法則にのっとった非常に正確な予報が可能になる。そのためこの...
収録日:2019/03/26
追加日:2019/07/23
『方法序説』を上回るデカルトの破格な著作
デカルトの著作に学ぶ(2)『省察』『哲学原理』『情念論』
デカルトは生前、『方法序説』以外にも『省察』『哲学原理』『情念論』の三冊を公刊している。いずれもデカルトを理解するうえでは重要な著作ばかりだが、それぞれ誰に向けて、そしてどのように書かれているのか。(全2話中第2話)
収録日:2018/09/27
追加日:2019/02/21
カエルとヒトは同じ共通原理を持っている
生命科学の現状と課題~生物研究と再生医療(2)カエルとヒトの共通原理
「カエルとヒトは共通の原理で動いている」と浅島誠氏は語る。浅島氏は生まれ育った佐渡の自然に触れる中で、カエルの卵の発生に興味を持った。カエルに起こることは人間にも起こり得るということで、カエルの研究が大きな意味...
収録日:2018/07/30
追加日:2019/01/06
道徳の共通原理を示す命令は「二面性」を持っている!
道徳と多様性~道徳のメカニズム(3)道徳に基本原理はあるか?
東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻教授・鄭雄一氏が「道徳と多様性」について論じる連続講義。今回、考えるのは道徳の基本原理と二面性についてだ。道徳の本質は「仲間らしくあれ」ということだが、そこに...
収録日:2016/10/07
追加日:2017/01/19
「ヤードスティック競争」の原理を取り入れるべき!?
医療改革~医療費抑制のための二つの方向性~
先進諸国の中で最速で高齢化が進む日本にとって、医療費削減は最重要課題だ。いわゆる「西高東低」といわれる後期高齢者医療費格差の現状や、医療供給体制の見直し策を踏まえつつ、政府で今議論されている医療費抑制のための医...
収録日:2014/10/27
追加日:2014/12/22