テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは

「学芸」の検索結果

(全18件)
絞り込み : 選択解除
並び替え : 関連度が高い よく見られている 追加日が新しい 追加日が古い

12世紀後半の細密画から絵解きするリベラルアーツ

バッハで学ぶクラシックの本質(2)リベラルアーツの内容

リベラルアーツとは具体的にどのような内容なのだろうか。文科系3科目、理科系4科目の計7科目に関して、12世紀後半に描かれた細密画を用いて、詳細な解説を加える。この絵には擬人化された7つの科目が描かれており、音楽を含め...
収録日:2019/09/19
追加日:2019/11/01
樋口隆一
明治学院大学名誉教授

日本の小学校で「音楽、体育」を学ぶのもプラトンの影響?

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(7)2つの教育論〈上〉初等教育

国家の守護者や軍人を育てるために必要なのが教育であることから、言論によるポリス建設は途中から教育論となってくる。そこで彼らに必要だとして語られている教育論は、初等教育と高等教育の2段階で、初等教育は学芸と体育の二...
収録日:2022/07/08
追加日:2022/12/29
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

吉田茂に「国会議員になったら」と誘われた兄の議論力

過去から未来へ、京都学派の役割(4)父・髙坂正顕と兄・坂正堯の眼

哲学者として京都学派を代表する父・髙坂正顕の息子でありながら、父とは異なる道を歩んだ国際政治学者・髙坂正堯。親子の心の交流とそれぞれの道を究めた過程を、髙坂節三氏が客観的視点をもって丹念に語る。(全5話中第4話目)
収録日:2014/07/18
追加日:2014/09/30
髙坂節三
公益財団法人 日本漢字能力検定協会 顧問

なぜローマだけがあれだけ強大な国家になったのか

教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(9)ローマ人の特質

ローマはなぜ強大な国家になり、覇権を握ることができたのか。その理由に関してはいろいろな意見が出されている。本村凌二氏は特に、ローマ人の敬虔さおよび慎み深さ、ものごとを洗練させていく能力、そして寛容の精神に、その...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/08/10
本村凌二
東京大学名誉教授

今も残る「駿河本」は徳川家康が文化の維持に貢献した証

徳川将軍と江戸幕府の軌跡~家康編(3)写本と文化の維持

徳川家康は非常に実務的な政治家だという印象が強いが、実は文化という面でもその維持に貢献した人物であった。それは家康が重要な書物を写本させたところにも表れている。それが今でも「蓬左文庫」「南葵(なんき)文庫」など...
収録日:2019/12/26
追加日:2021/01/23

江戸とローマを比較する意味は庶民文化にある

江戸とローマ~花見と剣闘士(2)庶民文化の比較

ローマと江戸に共通するのは、庶民文化の隆盛である。古代ローマの前にはあらゆる学問や芸術の祖となったギリシアがあったが、ローマ市民は高尚さよりも娯楽性を求めた。大都市では戦車競走や剣闘士興行などが行われていたが、...
収録日:2021/05/24
追加日:2021/11/22
本村凌二
東京大学名誉教授

諷刺精神に富んだパックス・ロマーナ、悲劇より喜劇が人気

江戸とローマ~諷刺詩と川柳・狂歌(1)諧謔精神の爛熟

古代ローマと江戸を比較するうえで、社会のゆとりは欠かせない。200年以上続いた江戸の平和は、ほぼ同じぐらい続いた「パックス・ロマーナ」に匹敵し、庶民にも生活文化を楽しむ心が磨かれていった。両者に共通するのは、物事に...
収録日:2021/06/16
追加日:2022/03/14
本村凌二
東京大学名誉教授

哲学者になるには「数学」「天文学」「音楽理論」が必須?

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(8)2つの教育論〈下〉高等教育

高等教育は哲人王をめざす哲学教育のステップである。哲学を学ぶ人間は、算術と幾何学に始まり、天文学と音楽で完成する5つの数学的諸学科を学ばなければならない。数学により、人は感覚的世界から離れ、純粋に抽象的思考に至る...
収録日:2022/07/08
追加日:2023/01/05
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

三河一向一揆と三方ヶ原の戦い、徳川家康最大の試練の真相

家康の人間成長~戦略性をいかに培ったか(3)三河一向一揆と三方ヶ原の戦いの教訓

今川氏が滅び、「人質」から解放されて独立した若き徳川家康は、2つの大きな試練に直面する。1つは西三河で起こった三河一向一揆、もう1つは武田信玄を相手にした三方ヶ原の戦いである。戦国大名として天下盗りを進めていく上で...
収録日:2022/10/03
追加日:2023/01/15
小和田哲男
静岡大学名誉教授

小林りんは何故ISAKを立ち上げたのか?

全寮制国際高校ISAKの挑戦(1)メキシコでの原体験

軽井沢で全寮制の高校であるインターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)を立ち上げた代表理事の小林りん氏。その「原体験」は、高校時代、海外留学で目の当たりにしたメキシコでの衝撃的な現実にあった。自ら...
収録日:2015/08/28
追加日:2015/11/26
小林りん
ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事

現代にも影響する快適な生活…古代ローマの水道はなお現役

古代ローマ人に学ぶ~ローマ史講座Ⅱ(1)実利精神が生んだソフトとハード

東京大学名誉教授・本村凌二氏が、古代ローマ帝国の強さの秘密と古代ローマ人の特性について徹底分析、われわれ現代人の生活のヒントを探る。第1話では、古代ローマ人の優れた実利精神にフォーカスする。古代ローマが生み、育...
収録日:2016/10/20
追加日:2017/01/14
本村凌二
東京大学名誉教授

沖縄戦に動員された「ひめゆり学徒隊」の記録

ひめゆり学徒隊と沖縄戦、その記憶と記録(1)学園生活

1989(平成元)年6月に開館したひめゆり平和祈念資料館(沖縄県糸満市)は、太平洋戦争末期の沖縄戦に動員され、多くの女学生が亡くなった「ひめゆり学徒隊」の体験を伝えるための施設である。彼女たちはいったいどのような学園...
収録日:2018/06/28
追加日:2018/08/01
普天間朝佳
ひめゆり平和祈念資料館館長

戦争の記憶と記録を語り継いでいくことの大切さ

ひめゆり学徒隊と沖縄戦、その記憶と記録(3)理念の継承

元ひめゆり学徒隊の生存者を中心に設立・運営されてきたひめゆり平和祈念資料館は今、世代交代の時期を迎えている。今年(2018年)4月に戦後世代として初めてひめゆり平和祈念資料館館長に就任した普天間朝佳氏が、戦争体験の記...
収録日:2018/06/28
追加日:2018/08/01
普天間朝佳
ひめゆり平和祈念資料館館長

教育分野でVRが果たす役割とその応用例

VRがつくりだす未来(4)教育分野でのVRの活用

2018年2月、東京大学に設置された「バーチャルリアリティ教育研究センター」では、VRの教育分野での応用が研究されている。VRは、これまでの座学による知識やスキルの注入といった教育モデルに代わり、体験によって身体的に学ぶ...
収録日:2018/10/19
追加日:2018/12/22
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

中世ヨーロッパの基礎的な学問「7自由学科」の一つが音楽

バッハで学ぶクラシックの本質(1)リベラルアーツと音楽

クラシック音楽に関心がある人もない人も、バッハの名を耳にしたことはあるのではないだろうか。バッハの音楽がなぜ人を惹きつけるのかを考えるためには、西洋のクラシック音楽の伝統を理解する必要があると、樋口隆一氏は力説...
収録日:2019/09/19
追加日:2019/11/01
樋口隆一
明治学院大学名誉教授

ウナムーノが霊的体験を記した『ベラスケスのキリスト』

憂国の芸術(7)ウナムーノの『ベラスケスのキリスト』

芸術作品にほれ込んで、素晴らしい体験をした一人にスペインの哲学者ミゲール・デ・ウナムーノがいる。彼はベラスケスの描いた「十字架上のキリスト」の絵が好きで、プラド美術館でいつもキリスト像と対面しているうちに、キリ...
収録日:2021/12/02
追加日:2022/02/25

理性・気概・欲望…ポリスとの類比でわかる「魂の三部分説」

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(9)魂の三部分説

国家論を議論しているようにみえる『ポリテイア』だが、本当のテーマは「魂(プシューケー)」ではないか。ポリスにおける正義・不正を見ることで、類比的に、人の魂を考察できるからだ。ポリスの階層(守護者・軍人・生産者)...
収録日:2022/09/27
追加日:2023/02/10
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

『ハムレット』への誤解…理性と情熱の間で揺れる主人公

深掘りシェイクスピア~謎の生涯と名作秘話(2)『ハムレット』が描く「理性と情熱」

シェイクスピアの代表作といえば『ハムレット』である。ハムレットのことを「憂鬱な悩める貴公子」とイメージしている方が多いかもしれないが、そこには大きな誤解があると言う河合氏。冷たい理性と熱い情熱の対比こそこの作品...
収録日:2023/04/12
追加日:2023/07/20
河合祥一郎
東京大学大学院総合文化研究科教授