社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
ふるさと納税は実質2000円で特産品が貰える制度!
2017年、株式市場は日経平均株価が経済バブル以来28年ぶりに6年連続で上昇、暗号通貨の高騰もあり、給与やボーナス以外でも利益を得た人も少なくないのでは。収入が増えると税金の心配が、そこで貢献するのが「ふるさと納税」です。
ふるさと納税とは、地方自治体への寄付を通じて地域創生に参加できる制度のことです。自分の生まれ育った地方だけでなく、応援したい自治体に寄付できるのが特徴です。寄付するとその返礼として、その土地の特産品や名産品が「お礼品」として貰えることから人気を集めています。
本コラムでは「税金控除」という切り口から「ふるさと納税」を探ってみたいと思います。
例えば、年収400万円の独身者または共働きの方であれば控除上限額の43,000円まで寄附ができ、2,000円を差し引いた41,000円分が所得税や住民税から還付・控除されます。
「ふるさとチョイス」など納税サイトでは、簡単にシミュレーションできるので、それぞれのケースで最適な納税額を選択しましょう。
確定申告している場合は、基本的には、ふるさと納税した自治体から届く「受領書」をもとに、翌年の確定申告で還付の申請を行います。確定申告のメリットは、寄付する自治体の数に制限がないことと、所得税と住民税からの控除を受けられることとなります。
サラリーマンなど確定申告をしていない場合、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が便利です。手続きは書類の提出だけで、寄付者はふるさと納税をした翌年度分の個人住民税の控除が受けられます。専用の申請用紙に名前や住所、マイナンバー、寄付をした日付などの必要事項を記入して、マイナンバーと本人確認書類の写しを同封して、ふるさと納税をした自治体へ送付すれば完了。なお、書類は、翌年の1月10日までに各自治体へ到着することが必須となります。また、ワンストップの特例が使えるのは年間5自治体までの寄付となりますので注意しましょう。
※2017年12月更新
ふるさと納税とは、地方自治体への寄付を通じて地域創生に参加できる制度のことです。自分の生まれ育った地方だけでなく、応援したい自治体に寄付できるのが特徴です。寄付するとその返礼として、その土地の特産品や名産品が「お礼品」として貰えることから人気を集めています。
本コラムでは「税金控除」という切り口から「ふるさと納税」を探ってみたいと思います。
家族構成や年収に応じて控除額が決まる
ふるさと納税は、寄附金から2,000円を差し引いた分を、所得税と住民税から還付・控除となります。還付・控除が受けられる寄付額には、上限額が設けられているので注意が必要です。上限額は給与収入(年収)や家族構成で異なるため、シミュレーションが必要となります。例えば、年収400万円の独身者または共働きの方であれば控除上限額の43,000円まで寄附ができ、2,000円を差し引いた41,000円分が所得税や住民税から還付・控除されます。
「ふるさとチョイス」など納税サイトでは、簡単にシミュレーションできるので、それぞれのケースで最適な納税額を選択しましょう。
控除の手続きは簡単!
手続きは、「確定申告」もしくは「ふるさと納税ワンストップ特例制度」という2つの方法があります。確定申告している場合は、基本的には、ふるさと納税した自治体から届く「受領書」をもとに、翌年の確定申告で還付の申請を行います。確定申告のメリットは、寄付する自治体の数に制限がないことと、所得税と住民税からの控除を受けられることとなります。
サラリーマンなど確定申告をしていない場合、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が便利です。手続きは書類の提出だけで、寄付者はふるさと納税をした翌年度分の個人住民税の控除が受けられます。専用の申請用紙に名前や住所、マイナンバー、寄付をした日付などの必要事項を記入して、マイナンバーと本人確認書類の写しを同封して、ふるさと納税をした自治体へ送付すれば完了。なお、書類は、翌年の1月10日までに各自治体へ到着することが必須となります。また、ワンストップの特例が使えるのは年間5自治体までの寄付となりますので注意しましょう。
節税効果は抜群!
一般的に経費として10万円の支出がある場合、年収によっても変わりますが所得税率が20%なら20,000円の節税となります。一方、ふるさと納税の場合、10万円の寄付で自己負担の2,000円を除いた98,000円分が節税になります。2000円の負担はありますが、比較するとその効果は一目瞭然であり、ふるさと納税の場合、返礼品も貰えるので、一挙両得の制度といってよいでしょう。※2017年12月更新
<参考サイト>
・ふるさとチョイス:「ふるさと納税」還付・控除限度額計算シミュレーション
https://www.furusato-tax.jp/example.html
・ふるさとチョイス:「ふるさと納税」還付・控除限度額計算シミュレーション
https://www.furusato-tax.jp/example.html
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
雑学から一段上の「大人の教養」はいかがですか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
アジア的成熟国家モデルづくりへ、日本が目指すべき道とは
日本の財政と金融問題の現状(4)日本が目指すべき成熟国家への道
機関投資家や経営者の生の声から日本の金融市場の問題点を見ていくと、リスクマネーを供給するための市場づくりや人材育成等の課題が浮き彫りになる。良質なスタートアップ企業を育てるにはどうすればいいのか。今こそアジア的...
収録日:2025/04/13
追加日:2025/07/01
相互依存で平和は保てるか…EUの深化・拡大の難題とは
地政学入門 ヨーロッパ編(9)EUの深化・拡大とトルコの問題
国際政治の理論として国同士の経済交流、相互依存が安全保障、つまり平和を維持できると伝統的に考えられてきたが、今般の国際政治ではそれは必ずしも当てはまらないようだ。そこでEUの問題である。国の垣根を越えて世界国家に...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/06/30
最悪のシナリオは?…しかしなぜ日本は報復すべきでないか
第2次トランプ政権の危険性と本質(8)反エリート主義と最悪のシナリオ
反エリート主義を基本線とするトランプ大統領は、金融政策の要であるFRBですらも敵対視し、圧力をかけている。このまま専門家軽視による経済政策が進めば、コロナ禍に匹敵する経済ショックが世界的に起こる可能性がある。最終話...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/06/28
江藤淳と加藤典洋――AI時代を生きる鍵は文芸評論家の仕事
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(1)AIに代わられない仕事とは何か
昨今、生成AIに代表されるようにAIの進化が目覚ましく、「AIに代わられる仕事、代わられない仕事」といったテーマが巷で非常に話題となっている。では、AIに代わられない事とは何であろうか。そこで、『江藤淳と加藤典洋』(文...
収録日:2025/04/10
追加日:2025/06/25
寝ないとよく食べる…睡眠不足が生活習慣病を招く理由
睡眠と健康~その驚きの影響(1)睡眠が担う5つのミッション
私たちに欠かせない「睡眠」。そのメカニズムや役割についていまだ謎も多いが、それでも近年は解明が進み、私たちの健康に大きく関与することが明らかになっている。まずは最新情報を盛り込んだ睡眠が果たす5つの役割を紹介し、...
収録日:2025/03/05
追加日:2025/06/05