新着一覧

文武両道の名将…秀吉に怒られなかったのは秀長と家康だけ

豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(6)秀吉との信頼関係と秀長の軍事能力

「補佐役」としての秀長の真骨頂は外交力だったといわれるが、軍事力においても秀吉が全面的に信頼を寄せる、優れた力量の持ち主だった。その二つを惜しみなく発揮したことが、秀吉の天下一統を成功させたのだろう。「文武両道...
収録日:2025/10/20
追加日:2026/01/11
黒田基樹
駿河台大学法学部教授

宮本武蔵「型を捨てろ」と「守破離」が教えてくれること

逆境に対峙する哲学(8)白隠の覚悟

18世紀の禅僧・白隠は画を用いて各地で民衆を教化した。民間への浸透ぶりを伝える逸話の一つに赤ん坊をめぐる話がある。修行を積んだ禅僧ですら予期しない逆境に出会う。エスカレートしていく状況のいちいちに彼は「ああ、そう...
収録日:2025/07/24
追加日:2026/01/10

モンテーニュの告白「学が邪魔をすることがある」と百姓の力

逆境に対峙する哲学(7)試練と祟りと弱さの力

西洋では逆境を神からの「試練」と捉えたが、神道では「祟り」と捉える。祟りに対しては下手の考え休むに似たり、儀式の中で和解するしかない。16世紀の哲学者モンテーニュは、ペストの流行や宗教戦争の中、たくましく生きる百...
収録日:2025/07/24
追加日:2026/01/09

中国語を「日本語で読める」ようにした漢文訓読の凄さ

日本文化の世界的特徴(4)漢文訓読の力

中国語を日本語で読めるようにした「漢文教育」は日本人の途轍もない発明である。日本はかつて中国文明を取り入れるために中国の文献から学ぶ際に、中国語で読むのではなく、訓読できるように返り点などの工夫を重ねた。これは...
収録日:2025/10/23
追加日:2026/01/09
執行草舟
実業家

豊臣兄弟の人物像が激変!時代考証・黒田基樹先生に学ぶ

編集部ラジオ2026(1)豊臣兄弟!を黒田基樹先生に学ぶ

いよいよ、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』が1月4日からスタートしました。今回の編集部ラジオでは、羽柴(豊臣)秀吉・秀長兄弟の「実像」について、大河ドラマの時代考証を務める黒田基樹先生に教えていただいた講義を紹介します...
収録日:2025/12/12
追加日:2026/01/08

戦略的資本主義とは?日本再生へアメリカに学ぶ5つの提言

戦略的資本主義と日本~アメリカの復活に学ぶ5つの提言

「戦略的資本主義」は、市場原理を尊重しつつ国の長期的な競争力強化に重点を置く経済体制を指す言葉だ。日本研究に取り組んだアメリカの学者が戦後日本経済の発展を説明する概念として、20世紀末に提唱している。その後の米中...
収録日:2025/11/10
追加日:2026/01/08
片瀬裕文
I-Pulse取締役副会長

地熱革命が世界を変える――次世代地熱の可能性に迫る

「次世代地熱発電」の可能性~地熱革命が拓く未来

電気料金が家計を圧迫し続けている現在、再生エネルギーと脱炭素社会への期待がいよいよ高まる中、日本が資源で逆転できる可能性が、列島の地下に「地熱」として存在していた。そして今、「次世代型地熱発電」という新しい方式...
収録日:2025/11/10
追加日:2026/01/07
片瀬裕文
I-Pulse取締役副会長

「進化論」対「創造論」…アリストテレスの目的論とは?

「進化」への誤解…本当は何か?(2)「進化論」対「創造論」

古代ギリシア哲学の中で、生物の持って生まれた目的性を重視する目的論を展開したアリストテレスは異彩を放っていた。そして、その議論はキリスト教的な生物観と相性が良かった。西欧における進化論の発展と宗教的な背景を考え...
収録日:2025/05/17
追加日:2026/01/06
長谷川眞理子
総合研究大学院大学名誉教授

実は生物の「進化」とは「物事が良くなる」ことではない

「進化」への誤解…本当は何か?(1)進化の意味と生物学としての歴史

「進化」と聞くと、つい「進歩する」「物事が良くなる」ようなイメージを抱いてしまう。だが、生物学の考えでは、それは「違う」のだという。「生物進化」のあり方と「思想としての進化」が、実はまったく別々になってしまって...
収録日:2025/05/17
追加日:2026/01/05
長谷川眞理子
総合研究大学院大学名誉教授

長期包囲戦が得意!?“軍事的天才”秀吉の戦い方の特徴

豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(5)羽柴軍団の戦い方

羽柴軍団の戦い方としては、秀吉・秀長が武闘派だったという史実から力攻め中心になりそうだが、水攻め・兵糧攻めなど長期包囲戦も少なくない。そこには、秀吉の軍事的天才としての判断力と切り替え・転進の速さにあったのだろ...
収録日:2025/10/20
追加日:2026/01/04
黒田基樹
駿河台大学法学部教授

ネガティブ・ケイパビリティとは?信じて待つことの意味

逆境に対峙する哲学(6)分別からの超越

分別からの超越は、仏教における第一義である。自他を分ける境界を取り払うと介護者と被介護者の関係性は反転し、与えている者が得ることも多い。危機を通じて関係性を紡ぎ直し、生まれ直すのも逆境の産物だ。それは「ネガティ...
収録日:2025/07/24
追加日:2026/01/03

大慈大悲の教え――なぜ仏像は怖い顔をしているのか

逆境に対峙する哲学(5)阿頼耶識・大慈大悲・大智

唯識でいわれる阿頼耶識は人それぞれが持つ語りの集積であり、個人によって当然異なる。それが「空」で実体がないと気づくと、人との垣根は取り除かれる。境界に実体はないと知るのが「大智」で、全員を平等に愛するのが「大慈...
収録日:2025/07/24
追加日:2026/01/02

蔭位の制という知恵…なぜ日本は2000年も体制が壊れないのか

日本文化の世界的特徴(3)日本の律令制と「蔭位の制」

日本の政治体制――これが日本文化の世界的特徴として挙げる3番目だ。奈良時代から日本は、唐帝国の真似をして律令制を作った。ただし唐の律令制は左大臣・右大臣など左右を作ることで対立と監視の構造だったのに対し、日本の律令...
収録日:2025/10/23
追加日:2026/01/02
執行草舟
実業家

都市鉱山のデジタルツイン…金やレアアースの宝庫がわが国に

新しい循環文明への道(2)都市鉱山のデジタルツイン

2020年東京オリンピックのメダルは市民供出による廃スマホから作られたが、スマホは金、銀、銅、レアアースが含まれた都市鉱山である。実はスマホは、自然鉱山より30倍も品位の高い金鉱山だともいえるのだ。問題はその回収方法...
収録日:2025/12/03
追加日:2026/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

2026年頭所感~循環文明の「三つの柱」…いよいよ実現へ

新しい循環文明への道(1)採掘文明から循環文明へ

人類が飛躍的に発展速度を増したのは産業革命だが、同時に「地球容量」という制約が姿を現した。持続可能性の課題はここに始まるが、次の文明の基盤となる「新しいフロー」の輪郭が見えてきた。三つの柱となるのは、再生可能エ...
収録日:2025/12/03
追加日:2026/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

2025年のテンミニッツ・アカデミーを振り返る

編集部ラジオ2025(33)2025年を振り返る

2025年(令和7年)は皆さまにとってどのような1年だったでしょうか。2025年(令和7年)最後の編集部ラジオでは、テンミニッツ・アカデミーのこの1年を振り返ります。今年、テンミニッツ・アカデミーはサービス名称の変更を行な...
収録日:2025/12/04
追加日:2025/12/31

DSAの民主党乗っ取り工作…世代交代で大躍進の可能性

過激化した米国~MAGA内戦と民主党の逆襲(3)DSA化した民主党と今後の展望

ニューヨーク市長選で当選した民主党のゾーラン・マムダニ氏は、共産主義的勢力であるDSAが民主党を乗っ取ったことを象徴している。極左化する民主党は、ユダヤ問題を解決する可能性を持っており、MAGAからユダヤ人の流入もあり...
収録日:2025/11/13
追加日:2025/12/30
東秀敏
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー

MAGA内戦勃発…なぜトランプがMAGAの敵になってしまうのか

過激化した米国~MAGA内戦と民主党の逆襲(2)MAGAの矛盾と内戦の現状

左右を問わず過激化に向かう米国の政治状況。右派の過激化は、MAGAが抱える矛盾がその種となっており、有力インフルエンサーのタッカー・カールソン氏と白人ナショナリストのニック・フエンテス氏の対談によりMAGA内戦の火蓋が...
収録日:2025/11/13
追加日:2025/12/29
東秀敏
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー

MAGA内戦、DSAの台頭…過激化が完了した米国の現在地

過激化した米国~MAGA内戦と民主党の逆襲(1)米国の過激化とそのプロセス

「米国の過激化は完了したとみなすことができる」と言う東氏。右派ではMAGAの内戦が勃発、「白人vsユダヤ」の対立構造が急速に台頭。一方、左派ではニューヨーク市長選でゾーラン・マムダニ氏が当選するなどDSA(民主社会主義者...
収録日:2025/11/13
追加日:2025/12/29
東秀敏
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー

最初は信長の直臣として活躍――武闘派・秀長の前半生は?

豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(4)信長の直臣、秀吉の与力としての秀長

秀長はどんな経緯で兄・秀吉を補佐するようになったのか。これまでに語られてきた秀吉の物語では、脇役だった秀長について詳しく伝えるものは少なかった。今回、信長・秀吉・家康などに関連する史料と当時の習俗を照合していく...
収録日:2025/10/20
追加日:2025/12/28
黒田基樹
駿河台大学法学部教授

天譴説という儒教の知恵――統治のあり方を点検するために

逆境に対峙する哲学(4)アサガオが枯れた話と天譴説

自分の逆境を受け止められない人に対して、津崎氏が示唆するのは「できること・できないこと」の境界を明確にすること。一方、五十嵐氏は起きた「コト」から主語を外すこと、板東氏は東洋古来の「天譴説」を持ち出し、偶然がも...
収録日:2025/07/24
追加日:2025/12/27

武士道に学ぶ自己訓育――幻想としての順境に抗するために

逆境に対峙する哲学(3)修行・物語・語りの転換

世界という他者への希望的観測を抑止するために宗教は自己訓育を行い、武士は「武士道」を、ストア派は「災厄の予期」を実践してきた。それは、ありふれた現実である逆境に対する物語や語りの転換とも言える。われわれが逆境と...
収録日:2025/07/24
追加日:2025/12/26

日本人が武士道で成し遂げたこと…高貴と野蛮の融合と体現

日本文化の世界的特徴(2)武士道は何を「融合」したか

日本文化の世界的特徴として2番目に挙げるのは「武士道」である。人間には「美しさや高貴さ」と同時に、相手を叩き斬る「獰猛で野蛮な部分」もある。高貴と野蛮が本当の意味で交錯し、核融合して、1つの道になっているのが武士...
収録日:2025/10/23
追加日:2025/12/26
執行草舟
実業家

反EU、反国連の時代に再考!「哲学者たちの平和追求」

編集部ラジオ2025(32)哲学者たちが考えた平和追求

国連など「平和を追求」する仕組みを、ヨーロッパの哲学者たちはいかに構想してきたのか。今回の編集部ラジオでは、そのことを川出良枝先生に教えていただいた講義を紹介します。 国連、EU……。いずれも戦争の惨禍を食い止める...
収録日:2025/12/04
追加日:2025/12/25

武闘派・秀吉として出世…織田家中で一番の武略者の道

豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(3)秀吉出世譚の背景

草履取りから異例の出世を遂げたとされる秀吉は戦嫌いで、情報通で、口八丁手八丁の人たらし…。織田家中での秀吉の一般的イメージはそう集約できるが、これらは後世に描かれたものに過ぎない。当時、出世するためにはあくまでも...
収録日:2025/10/20
追加日:2025/12/25
黒田基樹
駿河台大学法学部教授

秀吉・秀長の出自は本当は…実像は従来のイメージと大違い

豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(2)秀吉の実像と「太閤神話」

規格外の出世物語として読み継がれてきた『太閤記』。その破天荒なヒーローとして描かれた秀吉像は、いずれもその時代の庶民の願望を映したものだった。今回の研究が明らかにしたのは、秀吉の父親についてで、半農半士の存在と...
収録日:2025/10/20
追加日:2025/12/24
黒田基樹
駿河台大学法学部教授

国際機関やEUは、あまり欲張らないほうがいいのでは?

平和の追求~哲学者たちの構想(7)いかに平和を実現するか

「平和のための連合体」ははたして可能なのか。今回は会場からの複数の質問に答えていく質疑応答編。現代社会において「平和のための連合体」が実現していないとするなら、障害となっているものは何か。あるいは今後、理想的な...
収録日:2025/08/02
追加日:2025/12/23
川出良枝
東京大学名誉教授

理想を具現化した国連やEUへの批判がなぜ高まっているのか

平和の追求~哲学者たちの構想(6)EU批判とアメリカの現状

現代では「国際連合」や「EU」などが実際に出来上がり、運営されている。これは、これまで本講義で見てきた思想家・哲学者たちが構想したものが「具現化」した姿とも考えられる。しかし昨今、国連やEUのあり方に反発する動きも...
収録日:2025/08/02
追加日:2025/12/23
川出良枝
東京大学名誉教授

カント『永遠平和のために』…国連やEUの起源とされる理由

平和の追求~哲学者たちの構想(5)カント『永遠平和のために』

平和のための「国家連合」。このアイデアの源はサン=ピエールなのだが、現在ではカントの著作『永遠平和のために』が起源だともてはやされることが多い。その理由としては、「なぜ国家連合が必要なのか」「そもそもなぜ平和が...
収録日:2025/08/02
追加日:2025/12/22
川出良枝
東京大学名誉教授

「武器商人」となったアメリカ…ディール至上主義は失敗!?

戦争とディール~米露外交とロシア・ウクライナ戦争の行方

2025年8月、米露、米ウクライナ、EUの首脳会談が相次いで実現した。その成果だが、中でもロシアにとって大成功と呼べるものになった。ディール至上主義のトランプ政権を手玉に取ったロシアが狙う「ベルト要塞」とは何か。事実上...
収録日:2025/09/24
追加日:2025/12/21
東秀敏
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー