今回の編集部ラジオでの名作探訪では、鎌田東二先生の《おもしろき『法華経』の世界(全10話)》を取り上げます。
令和7年(2025年)5月30日に、がんで逝去された鎌田東二先生。今回ご紹介する法華経講義は、鎌田先生がお亡くなりになる4カ月前の同年1月27日に収録されたものです。すでに脳にもがんが転移してしまい、全脳放射線照射なども受けておられたタイミングでした。
この講義中でも「フィジカルには間違いなく末期がんに近づいているらしいのです」とおっしゃる鎌田先生。しかし、そのような状況であるにもかかわらず、「全然つらくないどころか、むしろ愉快なのです」と鎌田先生は明るくお話しになりました。「ああ、僕はがんなのだなあ。(がんが)一緒に働いてくれているのだなぁ」と感じられて、逆に活性化している感があるのだと。そして『法華経』の読み方も、まったく変わったのだと。
この講義、「人間、ここまで透徹した境地に到達できるのだなあ」とインタビューをしながら心の底から感銘を受けました。『法華経』についても、鎌田先生らしい卓抜なたとえやイメージをふんだんに繰り出して、とてもわかりやすくお話しくださっているのですが、やはりテーマがテーマなので、どうしても難解な部分もあります。
そこで、編集部ラジオでは2回にわたって、鎌田先生の『法華経』講義を解説します。1回目の今回は、鎌田先生が『法華経』について、どのようなビジョンを抱いているのか、その重要ポイントを整理してみました。「法華経はSFだ!」と語る鎌田先生。ではどのような構図を読み解き、どのようなイメージに基づいてSFと捉えておられるのか。そこが見えてくると、講義が一気にわかりやすくなっていきます。
今回の編集部ラジオもぜひ、講義視聴の参考にご活用いただければ幸いです。
この講義シリーズは第2話まで
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