2026年11月3日のアメリカ中間選挙。いうまでもなくこの選挙結果は、第2期トランプ政権の動向と今後のアメリカ社会のあり方、さらには世界情勢の行方も大きく左右します。この中間選挙について、どのように考えればいいのでしょうか?
とりわけ中間選挙を前にした支持率低迷を受けて、トランプ大統領が様々な手を打ったことが、逆に不信感を招く結果ともなり、国内外で「民主主義は大丈夫か」「悪しきポピュリズムだ」「専制政治ではないか」などといった声も上がっています。このような状況のなかでは、プラトンが『ポリテイア(国家)』で喝破した「僭主制への堕落」が真に迫って響きます。
しかし、その見方に偏してしまうと、「民主主義の可能性」について見誤る危険性もあります。それでも、なぜ、民主制なのか。ロシアや中国など「権威主義国家」と比べてどうなのか。そのような点について、橋爪大三郎先生の《民主主義の本質》講義をひもときつつ、検討してみました。
とかく感情的で、根拠も曖昧な浮ついた議論が流布されがちななかでは、やはり思想史や歴史の原理にさかのぼって考えてみると、いろいろなことに気づけることが多いものです。今回の編集部ラジオも、講義視聴のご参考にご活用いただければ幸いです。
この講義シリーズは第2話まで
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