60年安保、米中との関係からみた岸信介の神話化
岸信介と日本の戦前・戦後(7)時代が求めた岸信介
経済政策の改革を求める時代のニーズに応える存在として台頭してきた岸信介だが、外交や安全保障に対してはどのような姿勢を取っていたのか。シリーズを通して解説してきた岸の人物像や政策ビジョンの一貫性をさ...
収録日:2022/09/02
追加日:2023/04/01
なぜ岸信介は戦後世界で復活できたのか?貫戦史でみる意味
岸信介と日本の戦前・戦後(6)貫戦史からみる岸信介
1953年に自由党から国会議員となった岸信介は、その4年後には内閣総理大臣に就任する。今では考えられないその足取りの速さの背景には、戦前から知見を蓄えていた計画経済の担い手としての期待があった。その後、...
収録日:2022/09/02
追加日:2023/03/25
自由党への葛藤と決断――政治家・岸にとって最大の転換点
岸信介と日本の戦前・戦後(5)国民運動の挫折と自由党入党
日本の将来を見据えてあるべき政治体制を模索してきた岸信介は、戦時中から政治活動の基盤となる組織形成に尽力していた。しかし、戦後、A級戦犯処分を受け、不起訴で釈放となるもしばらく隠遁生活を送ることにな...
収録日:2022/09/02
追加日:2023/03/18
東條英機と喧嘩…サイパン島陥落迫る日本と岸信介の覚悟
岸信介と日本の戦前・戦後(4)経済新体制と岸・東條の対立
満洲国での大規模な産業開発を指揮する経験を経て、大物とも渡り合う政治力を身につけた岸信介。しかしその後、商工次官や商工大臣を歴任するも、岸はその中でさまざまな挫折を経験することになる。満洲国から帰...
収録日:2022/09/02
追加日:2023/03/11
左遷をバネに勇躍する岸信介、その成長の契機に迫る
岸信介と日本の戦前・戦後(3)満洲への「左遷」
商工省で統制経済の知見を深めていた岸信介だが、官僚時代のキャリアにおいて大きな転機となったのは、満洲への「左遷」だった。近年の研究を参照すると、満洲での功績として挙げられる「満洲産業開発五カ年計画...
収録日:2022/09/02
追加日:2023/03/04
「統制経済」で重宝され…喧嘩っ早い岸の官僚時代の武勇伝
岸信介と日本の戦前・戦後(2)統制経済を研究した官僚時代
官僚を目指す東京帝大卒業生の多くが内務省を選ぶ中、岸信介が進んだのは農商務省だった。将来的な日本の変革を見据えてのことだが、その先見性は当たり、世界の潮流と合致していく。そこで岸が向き合ったのは「...
収録日:2022/09/02
追加日:2023/02/25
「昭和の妖怪」岸信介の知られざる実像を検証する
岸信介と日本の戦前・戦後(1)毀誉褒貶相半ばする政治家
戦後、A級戦犯容疑者として獄中生活を送ったのち、政界復帰からわずか4年で内閣総理大臣にまで上り詰めた岸信介。戦前と戦後を跨いだその激動の政治家人生は、どのようなものだったのか。晩年になって「昭和の妖...
収録日:2022/09/02
追加日:2023/02/18
そもそも朝鮮戦争とはどのような戦争だったのか
戦後復興~“奇跡”の真実(9)朝鮮戦争と講和後の日本政治
米ソ対立の代理戦争ともいえる朝鮮戦争は、多くの国を巻き込み冷戦構造を固定化した。その中でアメリカの国際政治認識における日本の立ち位置も変化し、サンフランシスコ講和条約によって、第二次大戦の交戦国と...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/09/03
支持母体や世論を説得し、両国が納得できる道筋を付ける
日韓条約50年(2)関係修復に向けた真のリーダー像
日韓条約締結から50年の歩みを三つの時期に分ければ、2002年の日韓共催W杯が終わったころからが第3期に当たり、日韓の関係は現在に至るまで悪化したままである。このような状況下、安倍・朴の現両首脳は...
収録日:2015/01/29
追加日:2015/06/22
分かった人はプロ! 日中4項目合意に村山談話が隠れている
どうなる?戦後70年「安倍談話」(4)村山談話をコミットした安倍内閣
戦後70年安倍談話では、「侵略」や「植民地支配」という言葉を同様に用いるわけではないと明言した安倍晋三首相。しかし、実はすでに、安倍内閣は村山談話を間接的にコミットしていると、若宮啓文氏は指摘する...
収録日:2015/01/29
追加日:2015/03/19
安倍首相は昔、村山談話反対の「歴史・検討委員会」に参加
どうなる?戦後70年「安倍談話」(2)「侵略」にこだわる背景
2015年8月に発表が予定される安倍晋三首相の戦後70年談話は、村山談話を「全体として継承」とは言うものの、文言の継承について聞かれると「そういうことではない」と否定した。安倍首相が「侵略」という...
収録日:2015/01/29
追加日:2015/03/05
右は右でも違う! 日韓国交正常化を実現させた外相の謝罪
55年体制と2012年体制(3)戦争経験と右翼思想
中曽根康弘、後藤田正晴、岸信介、そして椎名悦三郎。55年体制には多くの“右”がいた。しかしそうした人々は、“右”であると同時にリベラルでもあった。ジェラルド・カーティス氏は、そこに今の日本の潮流との決...
収録日:2014/11/18
追加日:2014/12/12
韓国のジャーナリストが著書で明らかにした日韓の密約
秘話を通して考える日韓関係(2)竹島をめぐる「爆破発言」と「密約」
日韓ののどに刺さったトゲとされる竹島の領有問題。戦後はその所属をめぐってGHQの判断も日韓の間で揺れに揺れた。日韓の国交交渉では両国から「いっそ爆破してしまえばいい」との発言が飛び出した難題だけに...
収録日:2014/09/11
追加日:2014/12/10
幻の謝罪…同郷首相の行為を「過ち」とした声明が問題視
秘話を通して考える日韓関係(1)安重根の評価と岸信介の親書
日韓関係を知るために、忘れてはならない秘話がある。一つは、「暗殺者」と「英雄」という正反対の評価を持つ安重根に関するもの。もう一つは岸信介氏が首相であった時にとった韓国に対するある行動に関するもの...
収録日:2014/09/11
追加日:2014/12/02
「パクスアメリカーナ」が日本に与えた影響とは
「積極的平和主義」とは何か(4)日米安保条約とパクスアメリカーナ
パクスアメリカーナと呼ばれるアメリカの戦後体制は日本にどんな影響を与えたのか。日本安保条約と日本の経済成長の動向を追いながら、パクスアメリカーナの崩壊後の世界情勢にも注目する。(島田塾第115回勉...
収録日:2014/07/08
追加日:2014/10/09
父子三代、岸信介以来の念願を遂にかなえて感無量
苦節35年、集団的自衛権閣議決定 日本の安保体制確立へ
7月1日、安倍内閣は、集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。1980年代に戦略論の名著と名高い『戦略的思考とは何か』を上梓し、集団的自衛権を主張し続けてきた岡崎久彦氏が苦節35年の真意を語る。
収録日:2014/06/25
追加日:2014/07/02
反共同盟への思いと韓国への謝罪で臨んだ李承晩との交渉
安倍首相と祖父・岸信介氏のDNA(3)岸氏に学ぶべきこと
岸信介氏が進めた日韓国交交渉。そこには植民地支配の屈辱を体験した韓国の琴線に触れた岸氏の言葉があった。これから良好な日韓関係を構築していくためにはどうすべきか、岸氏の秘話はいま大いに参考になるだろう。
収録日:2014/02/22
追加日:2014/03/06
岸信介の動きを見れば安倍首相の外交が分かる
安倍首相と祖父・岸信介氏のDNA(2)岸氏の影を追う安倍首相
安倍首相はさまざまな面において岸信介氏の影を追っていると言われる。本編シリーズ第2話では、外交、憲法改正、治安立法、そして歴史認識における安倍総理と岸氏の共通性を指摘し、岸氏から安倍首相に受け継がれ...
収録日:2013/11/08
追加日:2014/02/24
父方の祖父は母方とは対照的なリベラルの政治家
安倍首相と祖父・岸信介氏のDNA(1)対照的な安倍首相の二人の祖父
戦後の安保改定に尽力した第56代・57代内閣総理大臣の岸信介氏は安倍首相の母方の祖父である。本編シリーズ第1話では、あまり知られていない安倍首相の父方の祖父の存在についてもフォーカスし、岸氏の戦前から戦...
収録日:2013/11/08
追加日:2014/02/24
東南アジアを初めて訪問した祖父にならい真っ先に訪印
安倍総理の保守主義と指導力
安倍総理が推進する保守主義における二つの議題や、特に人事において発揮される安倍総理の強力な指導力について解説し、今後の見通しについて論じる。
収録日:2013/12/05
追加日:2014/02/24