日本外交の草分けとして新政府をリードした陸奥宗光
明治維新から学ぶもの~改革への道(8)陸奥宗光という人物
不平等条約解消の雄として名高い陸奥宗光は、若い頃は尊皇の志士として活動、海援隊にも参加した。外交の目が人並みすぐれた陸奥は、維新後の新政府でも頭角を表す。やがて薩長土肥中心の政府人事への不満、「廃藩置県」建白へ...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/27
政体書、太政官制、版籍奉還…新政府の内実は混乱と確執
明治維新から学ぶもの~改革への道(7)版籍奉還と試行錯誤の政府改革
新政府の統治は、慶応4(1868)年の「政体書」発布に始まる。姫路藩が版籍奉還に先鞭をつけ、薩長土肥4藩に倣い多くの藩も追従、明治3年に奉請が勅許される。だが、戊辰戦争の戦費捻出のために不換紙幣(太政官札)を発行してイ...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/27
奥羽越列藩同盟はなぜ新政府と戦ったか…東北戦争の経緯
明治維新から学ぶもの~改革への道(5)東北戦争
慶応4(1868)年の江戸城無血開城後、各地で激しい内戦が繰り広げられた。特筆すべきは東北戦争である。京都守護職として幕末の京都で治安を担当していた会津藩主松平容保を朝敵と断じる薩長新政府と、断罪に納得できない東北諸...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/24
幕末から明治維新への流れを振り返る
明治維新から学ぶもの~改革への道(2)明治維新政府の発足
慶応3(1867)年の大政奉還から明治4(1871)年の廃藩置県までは、幕末から維新へのターニングポイントである。大政奉還により無血開城を成し遂げた徳川慶喜がなぜ鳥羽・伏見の戦いに向かうのか。時代の大転換と新体制の樹立に...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/19
廃藩置県…急進的な中央集権化を新政府が断行できた理由
幕末・維新史を学ぶ~英傑たちの決断(5)廃藩置県の断行
版籍奉還や各藩への財政改革要求などを経て断行された廃藩置県。落合弘樹氏によれば、それが明治初期の中央集権化のポイントだという。その背景には、西郷隆盛というカリスマ的存在があった。(全6話中第5話)
収録日:2018/08/20
追加日:2018/11/01
大政奉還を行った徳川慶喜の意図と新政府の成立
幕末・維新史を学ぶ~英傑たちの決断(4)大政奉還と新政府の成立
大政奉還を行った徳川慶喜の意図はどこにあったのか。そして、鳥羽伏見の戦いで徳川慶喜の狙いは頓挫するが、なぜそうなったのか。新政府成立への流れを追いながら解説する。(全6話中第4話)
収録日:2018/08/20
追加日:2018/11/01
東京が首都になった理由…家康と明治新政府の深慮遠謀
家康が築いたTOKYO(2)江戸に首都を置いた理由
今上天皇は2019(平成31)年4月30日に退位されることになったが、翌2020年は家康の江戸入府430年に当たる。この機会に、江戸(東京)が首都としてふさわしかった理由とともに、家康が備えていた世界史的なリーダーシップを再認...
収録日:2018/04/03
追加日:2018/05/16
アウシュヴィッツのような大虐殺の地に新政府を置くのか?
本当のことがわかる昭和史《5》満洲事変と石原莞爾の蹉跌(10)南京大虐殺という虚説を封じる反論
シナ人たちは相も変わらず、虚構の歴史を拡大再生産させているといっても過言ではない。とはいえ、シナ側の「三十余万人が惨殺された」という胡散臭い一方的な主張に対して、それがなかったということを証明するのはなかなか難...
収録日:2015/02/02
追加日:2015/09/10
鳥羽・伏見の戦いが明治維新の大勢を決めた
明治維新とは~幕末を見る新たな史観(17)幕府の終焉
王政復古の大号令を受けて、新政府は倒幕の勢いを強めるが、旧幕府軍の反撃が開始される。鳥羽・伏見の戦いは、明治維新の大勢を決めるものであった。島田晴雄氏は、こうした歴史の事実を確認することが、日本の未来を考える契...
収録日:2018/07/18
追加日:2018/12/20
国是として現在も生きる明治天皇「五箇条の御誓文」の影響
明治維新から学ぶもの~改革への道(3)明治天皇と五箇条の御誓文
若き明治天皇は、新政府の意向により、西洋の皇帝をモデルとする宮中改革に育てられた。時間的・空間的な日本の象徴として君臨する天皇は、親臨と直裁により大きな成長を遂げる。自らご誓約された「五箇条の御誓文」は、明治新...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/21
公用車にも乗らず記帳も個人名で8月15日に参拝
靖国神社の参拝がなぜ問題になるのか(2)「私的」にこだわった三木首相の参拝
元来、国のために戦死した「英霊」を祀る機能を持った靖国神社の国家護持を巡り、戦後も議論が続いている。国会で靖国の国家護持に関する法案が提出されては否決される中、なぜ三木首相は1975年靖国を参拝したのか、かつ「私的...
収録日:2014/01/17
追加日:2014/02/24
孝明天皇を盾にした過激な攘夷論がもたらした京都の変化
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(09)長州藩の反幕意識
吉田松陰亡き後、長州に残された弟子たちがその衣鉢を継ぐには、幾つもの障害があった。桜田門外の変の後、いったん「公武合体」論によって融和しようとした幕府と朝廷は、「攘夷」の一点で互いに譲れなかったからだ。政局は二...
収録日:2014/12/24
追加日:2015/03/01
新体制樹立のためのクーデター、王政復古の大号令
明治維新とは~幕末を見る新たな史観(16)大政奉還と王政復古
坂本龍馬と後藤象二郎の間で議論された政治綱領がきっかけとなり、大政奉還への動きが進められていく。しかし、大政奉還後、新政府の構想を練っていたのは将軍の職を辞した慶喜だった。こうした中、どのようにして王政復古の大...
収録日:2018/07/18
追加日:2018/12/18
江戸開城…外圧が勝海舟と西郷隆盛の会談に影響を与えた?
明治維新から学ぶもの~改革への道(4)江戸開城から東京首都宣言へ
江戸開城交渉は、勝海舟・西郷隆盛間で行われた。事実上の無血開城として政府が多大に譲歩した背景には、英国公使パークスの圧力があったという。上野近辺に集結した彰義隊は大村益次郎により討伐される。元号が明治に変わった9...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/22
兵と殿様が対立する鹿児島、奇兵隊解散が課題の山口
明治維新から学ぶもの~改革への道(10)尾大の弊、政府親兵の創設
版籍奉還後、薩長は戊辰戦争からの凱旋兵士の扱いに悩んでいた。中央政府の改革にとっても、両藩は最大の障害だったが、紆余曲折の末、「親兵」の制度化により数千の兵士が有力藩から政府に提供される。中央政権も富国強兵も恐...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/27
明治維新による士族階級の大リストラ「秩禄処分」
明治維新から学ぶもの~改革への道(12)財政基盤の確立と士族解消
新政府の財政基盤は劣悪で、当初の税収は御用金と太政官札による借入で賄われた。全国の収入を中央に集中させる方策として明治4(1871)年に廃藩置県、続いて地租改正が行われ、財政構造の安定が図られる。そして秩禄処分により...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/27
福沢諭吉の凄さ…どんな人物で何をしたのか?
明治維新から学ぶもの~改革への道(18)福沢諭吉と慶應義塾
福沢諭吉の著書『西洋事情』『学問のすゝめ』『文明論の概略』は今なお続くロングセラーとして、老若男女の向学心を後押ししている。では福沢諭吉とは一体どんな人物だったのか。明治維新においてどのような役割を果たしたのか...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/05/04
遠藤謹助―造幣局をつくった「造幣の父」
技術と民生から見た明治維新(1)遠藤謹助
明治維新と言えば、ともすると政治家や外交官、軍人に焦点が当たりがちだが、技術や科学の面でも多大に貢献した人々がいる。本編シリーズ第1話では、かの「長州ファイブ」の一人であり、「造幣の父」と言われる遠藤謹助にスポッ...
収録日:2014/02/05
追加日:2014/02/24
北垣国道―京都の水利に尽力した「琵琶湖疏水の父」
技術と民生から見た明治維新(4)北垣国道
本編シリーズ講話第4回は、琵琶湖疏水の父・北垣国道。いまで言えば新幹線や青函トンネルの開通にも比すべき琵琶湖疏水の大事業を成し遂げ、その後も北海道の民生の長期的な安定と繁栄のために尽力した彼の功績を振り返る。
収録日:2014/02/26
追加日:2014/03/20
幼少期から四書五経を読み、12歳で『自教鑑』を著す
読書とは何か(3)人生修行の素材としての読書
読書が私たちにもたらす意味や影響は、江戸時代も現代もさして変わらない。江戸時代の偉大な為政者である松平定信と、教育者・吉田松陰それぞれの読書観をエピソードを交えて紹介しつつ、読書という行為がもつ意義や楽しさにつ...
収録日:2014/04/09
追加日:2014/07/25
西郷隆盛や大久保利通など諸藩も優秀な人材育成を始動
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(01)世界史の中の幕末
日本の近代は、「黒船来航」を契機に動き出した。しかし、それは突発的な事件ではなく、起こるべくして起こった歴史の必然だったのだ。幕末の日本と世界の歴史的状況を結んで語る歴史学者・山内昌之氏の幕末長州に関するシリー...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/01/04
中大兄皇子、織田信長、吉田松陰――いつも変革は若者から
驀直去~まっしぐらに突き抜けろ(2)若者たちに対する檄文
蒙古襲来時、「驀直去(まくじきこ)」の教えを悟り、国難に立ち向かったのは17歳の北条時宗。しかし今、敢然と国難に立ち向かう指導者が少なすぎると憂慮する行徳哲男氏。驀直去に込められた想いを檄文にぶつけ、若者たちに...
収録日:2014/02/26
追加日:2015/07/09
吉田松陰の叔父・玉木文之進…松下村塾の創始者の実像とは
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(5)叔父・玉木文之進の教育
「松下村塾」は、吉田松陰の名で知られるが、実は松陰の叔父・玉木文之進が立ち上げた私塾であった。文之進はなぜ松下村塾を立ち上げたのか。そして、悲劇といわれるその最期にはどのようないきさつがあったのか。歴史学者・山...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/02/01
伊藤博文、山縣有朋ら俊才を輩出した松下村塾の2つの特徴
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(07)松陰の教育と幕末の志士たち
東京大学名誉教授である歴史学者・山内昌之氏は、吉田松陰の教育者としての才能を高く評価している。それぞれの個性や長所を伸ばすことに長けていた松陰。松下村塾でどのような教育を施したのか。また、そこで学んだ若者たちが...
収録日:2014/12/24
追加日:2015/02/15
占守島の戦いで健闘空しく停戦命令…負け方が下手な日本
本当のことがわかる昭和史《1》誰が東アジアに戦乱を呼び込んだのか(8)日本軍は負け方を知らなかった
日本軍はそれまで戦争に負けたことがなかったため、負け方が下手だった。それは、終戦直後の北方領土におけるソ連との戦闘に表れている。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のことがわかる昭和史」第一章・第8話。
収録日:2014/11/17
追加日:2015/08/10
日中戦争はやがて世界の問題に拡大、そして敗戦・・・
20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(3)
本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
光緒帝の皇后とその前で跪いた太った老人が泣いていた
20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(2)
本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
上原勇作がいなければ昭和10年代の危機はなかった?
本当のことがわかる昭和史《3》社稷を念ふ心なし――五・一五事件への道(13)陸軍大将・上原勇作という人物
陸軍参謀本部を創設した長州出身の山県有朋元帥の後継者は桂太郎大将で、その跡を継いだのは田中義一大将だった。彼らは長州閥だが、これに猛烈に反対したのが、のちに元帥になった上原勇作大将である。そして、彼の形成した閥...
収録日:2014/12/22
追加日:2015/08/27
合本主義-渋沢栄一の持論の目的は「公益」の追求
本当のことがわかる昭和史《6》人種差別を打破せんと日本人は奮い立った(5)日本型資本主義の精神と渋沢栄一
明治時代に渋沢栄一という人物が出たことが、いまの日本経済の独特な精神と形をつくったことは間違いない。渋沢は若かりし頃、旧幕府時代にヨーロッパ諸国を訪れ、フランスで初めて近代的な経済制度などに触れる。帰国後、第一...
収録日:2015/02/02
追加日:2015/09/14
己に克つ最大のポイントは「母意、母必、母固、母我」
西郷南洲のリーダーシップ(3)政治の心得
国家は何のためにあるか。国家の目標のために、リーダーはどのような存在であるべきか。また、なぜ「期日を守る」ことや「自分のやり方」にこだわることをやめよと言うのか。老荘思想研究者・田口佳史氏が、引き続き西郷南洲(...
収録日:2015/02/27
追加日:2015/09/03
岩倉使節団欧米視察中に成し遂げた西郷隆盛の功績
西郷南洲のリーダーシップ(2)『西郷南洲翁遺訓』を読む
岩倉使節団の留守を預かった西郷南洲(隆盛)は、旧制度の問題を一気に解決しようとした。その決断の源を知る手掛かりが、西郷が遺した『西郷南洲翁遺訓』にある。東洋的リーダーシップを語ることは西郷を語ることでもあると言...
収録日:2015/02/27
追加日:2015/08/31
残酷がさらなる残酷を生む内戦のメカニズム
混沌のシリア情勢を読む(4)内戦の文法
シリアの内戦は、外国干渉が大きく介在し、今や泥沼化の様相を呈している。歴史学者・山内昌之氏は、そこには「内戦の文法」があると言う。その文法ゆえに多くの内戦は複雑化し、外と結び付けば戦争へという不幸なプロセスを経...
収録日:2015/10/05
追加日:2015/11/02
イランのしたたかな外交力こそ中東危機の最重要ファクター
中東最新事情を読む(6)伝統と革命が併存するイラン
歴史学者・山内昌之氏が、中東最大の危険因子イラン国内の相反する二大潮流を分析、解説する。これは、イランの歴史と伝統を敬う歴史家の目と、分裂症イランの現実を冷静に分析する社会科学者の目の双方を持つ山内氏にしか語れ...
収録日:2016/02/02
追加日:2016/03/07
フィデル・カストロとチェ・ゲバラ…キューバ革命とその後
キューバから見る現代史(2)カストロとゲバラの革命
公立大学法人首都大学東京理事長の島田晴雄氏が、キューバ革命と革命後のゲバラについて解説する。アメリカ企業によって搾取されていた農民を救うため、カストロとゲバラは革命を決意する。ゲリラ戦やサンタクララでの戦闘を経...
収録日:2017/04/26
追加日:2017/06/25
明治初期の国家建設と維新三傑の動き
幕末・維新史を学ぶ~英傑たちの決断(6)明治国家と維新三傑
大久保利通と木戸孝允らが岩倉使節団として派遣される中、西郷隆盛ら留守政府は数々の改革を行う。その後に西郷が西南戦争を起こすと、戦争を経て中央集権化が達成されることとなる。シリーズレクチャー最終話では、西郷・大久...
収録日:2018/08/20
追加日:2018/11/01
憲法改正については国民投票の準備が不足しすぎている
憲法改正のための国民投票~準備不足の国民投票~
安倍政権は憲法改正を目指している。だが、最大の関門である国民投票の準備があまりに不足しすぎだ。CM、SNS、討論型世論調査……課題は山ほどある。必要な手続きは? 考えるべき論点は? イギリスやイタリアの事例に何を学ぶべ...
収録日:2019/01/11
追加日:2019/03/19
蝦夷地を占領した「榎本政権」の二つの誤算
明治維新から学ぶもの~改革への道(6)榎本海軍と北海道の戦い
榎本武揚率いる旧幕府海軍は、戊辰戦争の最後を飾る一幕となった。勝海舟から東北戦争に関わらぬよう忠告された榎本は仙台に立ち寄り、多数の将兵を収容し、蝦夷地へ向かう。瞬く間に函館を占領した彼らは、事実上の政権を成立...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/27
朝鮮使節派遣問題に端を発した明治六年政変
明治維新から学ぶもの~改革への道(15)明治六年政変
明治六年政変の発端は、岩倉使節団の外遊中に起こった李氏朝鮮との外交をめぐる西郷隆盛の朝鮮使節派遣問題であった。帰国後、戦争を実行するだけの経済力が日本にはないと考えた大久保利通は、会議の席上で征韓論反対の7カ条を...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/05/04
「第4次湾岸戦争」は起こるのか?
安倍総理のイラン訪問を読む(1)三つの湾岸戦争と現在
トランプ大統領が2018年5月に、米英独仏中露とイランで2015年に締結したJCPOA(イランの核問題に関する最終合意<包括的共同作業計画>)を離脱すると表明して以降、イラン情勢の危機が高まったが、その背景は何か。1980年のイ...
収録日:2019/06/10
追加日:2019/07/06
ローマの剣闘士と江戸の花見は庶民の生活を楽しませるため
ローマ史と江戸史で読み解く国家の盛衰(3)剣闘士と花見
庶民のための街づくりは、「人はパンのみにて生きるにあらず」を体現し、江戸では花見、ローマでは剣闘士などが公に準備される。為政者にとってはガス抜きの意味を持つイベントや行楽の重視は、世界史上「パンとサーカス」の名...
収録日:2019/08/06
追加日:2020/01/02
古代ローマの敗戦将軍の扱いに通じる幕末期の敗者の処遇
ローマ史と江戸史で読み解く国家の盛衰(7)敗者と人材
多くの国で敗戦将軍は処刑されるが、ローマは彼らをすでに屈辱という社会的制裁を得た者とし、捲土重来を期すべく処遇した。日本の将棋では、寝返ったものを仲間に迎える思想が取った駒を再使用するルールに現れている。負けて...
収録日:2019/08/06
追加日:2020/01/30
「民のための銀行をつくる」渋沢栄一が考えた日本の道
「近代日本をつくった男、渋沢栄一」の素顔(2)徳川幕府の消滅と「和魂洋芸」
徳川幕府最後の将軍・徳川慶喜に仕え、使節団をひきいて渡仏した渋沢栄一。フランス滞在中におこったある出来事が、彼に「民のための銀行をつくる」という志を抱かせる。そこには「和魂洋芸」という日本が進むべき道への思いが...
収録日:2019/04/24
追加日:2021/02/03
「奇跡の10年」を経て新たなナショナル・リーダーとして出発
曾孫が語る渋沢栄一の真実(3)新しいリーダーの誕生
明治政府の役人として働くことは当時もてはやされたが、渋沢栄一は3年半で野に下る。自ら起草した国立銀行条例に基づいて、第一国立銀行の経営を実践したのである。銀行経営は自分の利を求めたからではなく、鉄道をつくり工場を...
収録日:2020/10/14
追加日:2021/02/15
柳田國男『遠野物語』に感銘、折口が説いた「生活の古典」
折口信夫が語った日本文化の核心(4)折口信夫の「戦後のメッセージ」
日本人は明治期に日本が近代化する過程で、自分たちに文化があるのか疑問を持つようになる。そうした中、外国の文化に触れることで日本を自覚する岡倉天心や新渡戸稲造のような青年たちも現れる。一方、日本人の生活を見直すこ...
収録日:2022/09/13
追加日:2023/01/16
全ては運か!?良い運を引っ張ってくるために心がけること
運と歴史~人は運で決まるか(4)「全ては運で決まる」という疑問
「全ては運で決まる」という考え方がある。しかし、この見方に疑義を唱える山内氏。歴史を振り返ってみれば、「運をつかんだ」といえるケースでは、確実に運をつかむ、あるいは味方につけるための方法が見えてくるからだ。では...
収録日:2024/03/06
追加日:2024/05/09
国家は助けてくれない…「三田会」誕生への大きな経験
独立と在野を支える中間団体(6)慶應義塾大学「三田会」の起源
中間集団として象徴的な存在である慶應義塾大学「三田会」について考える今回。三田会は単に同窓会組織として存在しているわけではなく、「公」に頼れない場合に重要な役割を果たすものだった。その三田会の起源について解説す...
収録日:2024/06/08
追加日:2024/11/22