松下幸之助の答えは「人間の把握」と「宇宙の理法」の2つ
東洋の叡智に学ぶ経営の真髄(2)陰陽論の重要性
老荘思想の根幹には陰陽論がある。この世はつねに「陰陽」の2つのものが相まって形成・維持されているというものだ。この講義では、この陰陽論への理解をより深め、「乾坤」さらには「道徳」の概念を解説し、松下幸之助が「2つ...
収録日:2024/09/19
追加日:2024/11/28
納豆1パックでご飯を3膳…一汁一菜とお酒の極意&愉しみ
和食の深い秘密~なぜ身体に良いのか(6)小泉流「一汁一菜」決定版
質疑応答の2話目では、「発酵食品やお酒の菌体は腸まで届いているのか」「和食の調理法として、最も健康にいいものは何か」に続いて、「小泉流『一汁一菜』決定版は?」という質問が飛び出した。味噌汁とご飯で「一汁」。小泉氏...
収録日:2023/01/24
追加日:2023/05/13
「神々のささやく世界」では神々の声が行動を決める
教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(2)神々のささやく世界
世界史を調理する1つ目の切り口は、「多神教と一神教」という問題である。また、多神教を理解する際に重要なことは、3,000年以上前の世界が、「神々のささやく世界」であったということである。「神々のささやく世界」では、人...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/07/20
「不便益」とは何か――便利の弊害、不便の安心
不便益システムデザインの魅力と可能性(1)「便利・不便」「益・害」の関係
「不便益」とは「不便だからこそ良いことがある」ということで、そうしたこと・モノなどを指す言葉である。テクノロジーの進化によって、私たちの生活は日々便利になっている。多くの手間や時間が省かれ、人びとの生活水準が向...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/04/23
作用・反作用の法則…0.01グラムでも力が加われば物事は動く
作用と反作用について…人間と戦争(7)作用・反作用の法則
世の中には、作用と反作用という物理学の法則がある。作用があれば、必ずそれとは反対の方向に反作用が生じているという考えである。ということは、自分に対する反対の力が大きければ大きいほど、自分が押している力が強いこと...
収録日:2022/05/19
追加日:2022/08/12
聖徳太子の実在はなぜ証明できる?その世界史的意義は?
聖徳太子「十七条憲法」を読む(3)聖徳太子の謎とその存在意義
聖徳太子とはいったいどのような人物なのか。「聖徳太子はいなかった」という虚構説も飛び交うが、それは本当なのか。十七条憲法の作者と目される聖徳太子の謎に迫っていく第3話。日本を氏族社会から脱皮させ、統一国家として成...
収録日:2023/08/24
追加日:2023/12/21
本当に真っ白な心になれ…神仏の奥義は「宗教的正直さ」
東洋の叡智に学ぶ経営の真髄(3)なぜ「正直」が重要か
松下幸之助が経営の根幹として挙げた「宇宙の理法」とはいったい何か。日本において広く知られる「正直」を深堀りすることで、その理解が得られる。倫理と道徳の極致とも言える「正直」の概念について、詳しく解説する。(全7話...
収録日:2024/09/19
追加日:2024/12/05
エネルギー・IT・農業、日本の成長のための課題総まとめ
これからの日本へ~異次元的成長戦略の提案
高齢化、人口減少の他にも、日本はエネルギー、IT、農業その他、多くの分野で大きな課題を抱えている。今、日本はどのような課題を抱えているのか、再度分析、整理し、そのために日本は何を成すべきなのかを問いかける。今後...
収録日:2015/01/27
追加日:2015/03/05
感動した言葉は野球部監督の「あいさつは野球より難しい」
真理は平凡の中にある
志ネットワーク代表・上甲晃氏の持論は「真理は平凡の中にある」だ。人とは違った特別なことより、当たり前のことを徹底してやることを重視して、若者を指導してきた。上甲氏がこう考えるきっかけとなった松下幸之助の言葉、大...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/07
巨大な財政赤字と高齢化による社会的費用増加が鍵
欧州から見たアベノミクス(3)成否の行方に強い関心
ヨーロッパは、デフレが進行して立ち直れない日本病になるのは困ると考えている。そのため、アベノミクスが成功するか失敗するか、その行方に大きな関心を寄せている。彼らはアベノミクスをどう見ているのか。また、どこに注目...
収録日:2015/03/31
追加日:2015/05/25
戦後、奈良本辰也は吉田松陰を「敗者」と捉えた
吉田松陰の思想(上)松陰像の変遷(2)国士・敗者・ヒューマニズム
多様な吉田松陰像は、その時代の空気を鮮やかに映し出す。明治から戦前にかけて流布したナショナリスト・松陰というイメージは、戦後になると孟子の性善説に基づいたヒューマニスト・松陰へと変化した。東京大学東洋文化研究所...
収録日:2015/02/26
追加日:2015/07/16
地球温暖化問題は大気という衣が地表を暖めて発生している
地球温暖化問題~温室効果と異常気象(1)気温の問題と温室効果
「大気があるから、地球の温度は安定している」と、国立研究開発法人国立環境研究所理事長・住明正氏は語る。それはなぜか。「温室効果」とはどういうものか。シリーズ「地球温暖化問題」第1回。(全4話中第1話目)
収録日:2015/09/28
追加日:2015/11/23
この世界を安定させる弱い理由があるのでは―ヒューム問題
東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(5)科学の普遍性は「弱い」
東京大学東洋文化研究所の中島隆博教授によると、近代科学によって世界が偶然的なものであることが示されたという。科学は、本来人間などいなくとも世界は持続し続けるという「悪夢」を明るみに出したのだ。ではそのような世界...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/08/19
若者の留学やベンチャーを支援する環境づくりに着手すべき
高齢化と財政危機~その解決策とは(23)経済を活性化する人材活用策
公立大学法人首都大学東京理事長の島田晴雄氏は、日本経済のパイを増やしていくために、もっと本格的な人材活用を進めるべきだと主張する。外国人や高齢者だけでなく、若者の海外留学やベンチャーの起業を支援しなければ、日本...
収録日:2017/10/05
追加日:2017/12/19
地球温暖化は温室効果が強まることで起こっている
異常気象と気候変動・地球温暖化(2)温室効果とは
地球温暖化を論じるには、まず温室効果について理解をしなければいけない。地球温暖化は温室効果の急速な強化によって引き起こされているからだ。では温室効果とはどのようなもので、温室効果ガスの人為的排出はどのくらい地球...
収録日:2019/03/26
追加日:2019/05/25
天気予報の仕組み…どのような原理で行われているのか
異常気象と気候変動・地球温暖化2(3)数値予報の原理
短期の天気予報に関して現在、用いられている数値予報という手法がある。この手法では、観測データを基にコンピューター上に大気を再現するため、現状の情報と物理法則にのっとった非常に正確な予報が可能になる。そのためこの...
収録日:2019/03/26
追加日:2019/07/23
「歴史の同時代性」に着目すると歴史をより深く理解できる
教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(5)歴史の同時代性
世界史を見ていく上で切り口となるものに、「歴史の同時代性」がある。世界の歴史を見ていくと、異なる地域であるにもかかわらず、同じ時代に似たようなことが起こっていることが分かる。このような「歴史の同時代性」に着目す...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/07/27
ゲルマン民族大移動と現代の移民・AI…なぜ比較すべきか
教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(6)世界史の中の異民族
「世界史の中の異民族」に着目することも、世界史を見ていく上での切り口の一つとして挙げられる。4世紀末からのゲルマン民族の移動がローマ帝国に大きな影響を与えたように、異民族の侵入や異なる文化規範の登場は大きな影響を...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/07/27
外来文化によって日本の神信仰はどのように強化されたのか
日本文化を学び直す(10)外来文化と日本の神信仰
日本は古代より独自の神信仰を持っていたが、それは外来文化の伝来によって薄れるどころか強化されていった。老荘思想の影響で神信仰は宇宙的広がりを持ち、儒教の思想が冠位十二階に採り入れられ、仏教が入ってくると政治と結...
収録日:2020/02/05
追加日:2020/11/18
ルメートルの「動的な宇宙モデル」は膨張宇宙論の先駆け
「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(6)動的宇宙解と宇宙膨張の発見
アインシュタインの一般相対性理論から「膨張したり収縮したりする宇宙」を導き出したフリードマン。若くして亡くなったため、アインシュタインとの論争には発展しなかったが、その後、膨張宇宙論の先駆けとなるルメートルの「...
収録日:2020/08/25
追加日:2021/01/16
宇宙開闢についての量子力学の2つの説…そしてビックバン
「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(9)宇宙開闢からビックバンへ
宇宙開闢について研究する場合、量子力学的に取り扱わなければならないことが明らかになった。そこで出てきたのは、ビレンケンの「『無』からの宇宙創生論」と、ホーキングとハートルの「無境界仮説」である。それぞれどのよう...
収録日:2020/08/25
追加日:2021/02/06
写ルンです、おやつ300円まで…不便がもたらす益の数々
不便益システムデザインの魅力と可能性(2)不便がもたらす4つの益
不便で良かったことは思いがけないところにある。それは便利なときには気がつかなかったり、見過ごされていたりするものだ。就職氷河期の時の話やバックパック旅行の思い出など、学生が経験した事例をもとに、不便によってもた...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/04/30
「不便益」認定の3つの条件とアフォーダンスの考え方
不便益システムデザインの魅力と可能性(4)不便益を理論的に考察する
さまざまな分野で用いられている不便益デザイン。しかし、不便であってなおかつ益があればそれは直ちに不便益とみなせるのだろうか。不便益として認定するためには、3つの条件を満たす必要があるという。さらに、不便益における...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/05/14
量子コンピュータの転機となった1990年代の発見とは何か
本当によくわかる「量子コンピュータ入門」(2)コンピュータの歴史
量子コンピュータは1980年代まだ概念的なものであり、何の役に立つのかすらよく分かっていなかった。その後、1990年代に価値のあるものだという認識が広がり、2000年代以降、研究機関で基礎研究が本格化、さらには企業も開発に...
収録日:2022/03/09
追加日:2022/08/02
「最適化」の問題で活用が期待される量子コンピュータ
本当によくわかる「量子コンピュータ入門」(3)計算の仕組みと応用
量子の性質をもっともよく表す典型的な実験に「2重スリットの実験」がある。これは「水の波」を利用するとイメージしやすい。量子を「粒」ではなく「波」として捉えることで、そこで生じた「重ね合わせ」と「干渉」という現象を...
収録日:2022/03/09
追加日:2022/08/09
「昭和の妖怪」岸信介の知られざる実像を検証する
岸信介と日本の戦前・戦後(1)毀誉褒貶相半ばする政治家
戦後、A級戦犯容疑者として獄中生活を送ったのち、政界復帰からわずか4年で内閣総理大臣にまで上り詰めた岸信介。戦前と戦後を跨いだその激動の政治家人生は、どのようなものだったのか。晩年になって「昭和の妖怪」といわれた...
収録日:2022/09/02
追加日:2023/02/18
世界の超富裕層は日本の比ではない…国単位の政策の限界性
経済と社会の本質を見抜く(2)マクロ政策に対するミクロ的視座
続いて考えるのは、それぞれの社会の「違い」がどのように影響するのか、ということである。欧米と日本では、労働市場の構造からして異なる経済を持っており、それが金融政策にも影響を与えている。そもそも「日本」や「アメリ...
収録日:2023/08/09
追加日:2023/11/05
本居宣長が喝破!『源氏物語』と和歌は本質的に同じ
『源氏物語』ともののあはれ(3)『源氏物語』の本質と本居宣長の画期
光源氏の禁忌的な恋を描いた『源氏物語』。その物語を、日本の知識人はどのように理解し、批評してきたのだろうか。儒教や仏教の宗教的な教訓に導くことにその意義を見いだした言説が優勢な中で、「もののあはれ」、その深い感...
収録日:2023/08/04
追加日:2023/11/16
自分探しの旅ではダメ、自分の使命は毎日の生活で見つかる
経営者の運と使命(3)自らの使命を見つける
自分はなぜ生まれてきたか。その答え、すなわち天命に出会うということが人生で一番幸せなことではないか。そう語る平林氏。そのためにはどう行動すればいいのか。そのヒントは「世の中は単純なのだ」という船井幸雄氏の言葉に...
収録日:2023/11/21
追加日:2024/03/19
次の時代は絶対にアメリカだ…私費で渡米した原敬の真骨頂
今求められるリーダー像とは(3)原敬と松下幸之助…成功の要点
猛獣型リーダーの典型として、ジェネラリスト原敬を忘れてはならない。ジャーナリスト、官僚、実業家、政治家として、いずれも目覚ましい実績を上げた彼の人生は「賊軍」出身というレッテルから始まった。世界を見る目を養い、...
収録日:2024/09/26
追加日:2024/11/20