10MTVオピニオン|有識者による1話10分のオンライン講義
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読書

読書
 読書は、本を読むこと。声を出して読み上げる音読、声を出さない黙読がある。活版印刷が普及する以前、本は音読されることが多く、また写本が原則であったため、蔵書を持てるのは少数の王侯貴族や学者、または修道院・寺院や図書館に限られていた。19世紀後半、輪転印刷機が発明されたことにより、印刷物の大量生産時代が始まる。世界的に読書人口が増えたのは20世紀以降、教育の普及により識字率が向上し、大衆が読者層の基盤を支え、それにつれて出版点数が増加するようになってからのことである。  日本では江戸時代に全国に設置された藩校や寺小屋が、音読・素読方式を用いて識字率を大幅に上げた。そのため、18世紀後半には読本や草双紙などのメディアが発達し、貸本屋を通じて庶民の間にも読書習慣が形成された。20世紀後半以降はテレビやインターネットの普及に伴い、読書離れが問題視されている。2014年の文化庁の統計によると、マンガや雑誌を除く1か月の読書量は「ゼロ」との回答が最も多く47.5%に上っている。  「10MTVオピニオン」では、歴史学者の山内昌之氏が「読書とは何か」をシリーズで展開。主に古典を通じて、実社会における読書の意味、人生修行の素材としての読書、座右の書から得る人生の喜びなどを広く深く語っている。

自分以外は「師」だという思いで学ぶことが大事

生涯教育が人間力の基礎となる
「生涯学び続けることが人間力の基礎となる」―こう語る経営コンサルタントの浜口直太氏は20代の頃、アメリカで経営学を教えた経験を有するが、そこで、どれだけキャリアを積んでも常に学び続けようとするアメリカ...
収録日:2018/03/19
追加日:2018/05/01
浜口直太
経営コンサルタント

教養の基本は「世界史」と「古典」

学びとは何か、教養とは何か
東京大学名誉教授の本村凌二氏が、学びとは何か、教養とは何かについて語る。本村氏によれば、教養の基本は世界史と古典である。そして、「学ぶ」という意味では、雑学も必要であるという。
収録日:2018/02/08
追加日:2018/05/01
本村凌二
東京大学名誉教授/博士(文学)

当時の大人の学識や教養レベルを計るには最適な逸話

『水雲問答』~林述斎の教養~
平戸藩の藩主であった松浦静山の著書に『甲子夜話』がある。その中に出てくる『水雲問答』が、当時の大人の学識、教養のレベルを計るには最適な話だろうと老荘思想研究者・田口佳史氏は評価する。果たして『水雲...
収録日:2015/01/13
追加日:2015/08/20
田口佳史
老荘思想研究者

心を尽くすことこそ社会の基本―儒家思想の中核の教え

『盡心章句』~孟子からの最後の指導~
山田方谷、佐藤一斎、林述斎らが学んだ四書五経の中で、人間の基本について考える上で鍵となるのは『孟子』である。その一番最後に『盡心章句』がある。そこで孟子が説いたのは「天命論」という仮説について、老...
収録日:2015/01/13
追加日:2015/08/20
田口佳史
老荘思想研究者

十万両の借財を十万両の蓄財に―財政のプロ・山田方谷

『理財論』~山田方谷の人間哲学~
十万両の借財を十万両の蓄財に変えた備中高梁藩の山田方谷は、政治家、財政のプロというだけでなく、漢詩や書にも長けた多才な人物であった。そんな山田方谷が書いた書物に『理財論』がある。単なる財政論にとど...
収録日:2015/01/13
追加日:2015/08/17
田口佳史
老荘思想研究者

山田方谷をはじめ多くの人材を輩出した「教師の教師」

『言志四録』~佐藤一斎の警告~
山田方谷を指導した佐藤一斎は、その後教師として多くの人材を輩出する佐久間象山、横井小楠などの師匠として名を高めた人物である。その佐藤一斎には、およそ1130の文章からなる『言志四録』という書物があ...
収録日:2015/01/13
追加日:2015/08/17
田口佳史
老荘思想研究者

「素読」とは何なのか?その学びの効果を田口佳史が解説

「素読」の効果
江戸期の教育の特性として触れておかなければいけないのは「素読」であると老荘思想研究者・田口佳史氏は言う。素読とは、朝早く師匠などの元に集まり四書を皆で読むことだが、果たして素読の効果とはいかなるも...
収録日:2015/01/13
追加日:2015/08/13
田口佳史
老荘思想研究者

読書は社会人としての間口を広げることにもつながる

読書とは何か(6)座右の書から得る人生の喜び
今、われわれが当たり前のように使っている数々の言葉には、明治以降、日本の知識人が大変な苦労をして欧米語から翻訳したものが少なくない。私たちが、多大なる知の財産を書物を通して継承していることを再認識...
収録日:2014/05/22
追加日:2014/08/14
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

和漢洋の知を複合的に捉えるための読書

読書とは何か(5)和漢洋の知を複合化し現代に活かす
江戸伝来の知の伝統を再び見直し始めたようにみえる現代日本。和漢洋の教養を身につけ、複合的な知のあり方を示してくれる先人を例にとり、読書とは何か、何を私たちにもたらしてくれるのかを読書の喜びとともに...
収録日:2014/05/22
追加日:2014/08/07
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

ギリシア語を学ばなくてもホメロスが読める素晴らしさ

読書とは何か(4)現代の日本語で気軽に「古典」を読む
休日には、平素の考えを見直し、深め、反省して次に生かしたいと考える人が多いだろう。そのための手段こそ「古典」だと山内昌之氏は言う。古典に接して開かれる世界の広さと豊かさ、その全てを自国語で読める喜...
収録日:2014/04/23
追加日:2014/08/01
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

幼少期から四書五経を読み、12歳で『自教鑑』を著す

読書とは何か(3)人生修行の素材としての読書
読書が私たちにもたらす意味や影響は、江戸時代も現代もさして変わらない。江戸時代の偉大な為政者である松平定信と、教育者・吉田松陰それぞれの読書観をエピソードを交えて紹介しつつ、読書という行為がもつ意...
収録日:2014/04/09
追加日:2014/07/25
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

仕事を成功させるには冷静な現実感覚が必須

読書とは何か(2)実社会における読書の意味
プラトン、キケロの国家論およびその思想を語る言葉を豊富に例示しながら、書物を通して知識を得ることの意味、得た知識をどのような感覚をもって仕事に活かすべきなのかを考える。(全6話中第2話目)
収録日:2014/04/09
追加日:2014/07/10
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授

書物こそ永遠に尽きることのない知恵を与えてくれる友

読書とは何か(1)私たちは本から何を得るべきなのか
ものを考えるとき、私たちは書物に頼ることがある。いったい読書とは何か。読書が私たちに何を与えてくれるのか。この命題について、中東の逸話から江戸時代の文筆家まで、古典的な書物の中で語られた言葉を引用...
収録日:2014/04/09
追加日:2014/07/03
山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授