テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは

関連するタグ

歴史認識

歴史認識
 歴史認識は、歴史に関する認識、歴史観のこと。国際関係史においては、征服や戦争の過去がある国家・民族間での歴史認識の違いが、しばしば文化摩擦や政治問題にまで発展する。  日本ではとくに、第二次世界大戦に至る過程と大戦そのものをどのように認識するのかが「歴史認識問題」として、中国・韓国をはじめアジア諸国との間で問われ続けている。1993年に細川護煕首相が「過去のわが国の侵略行為や植民地支配などが多くの被害を与えたことを深く反省しお詫びの気持ちをもつ」と初めて明確に表明。その後、村山談話、橋本談話、小渕談話に踏襲される。しかし、2001年には具体的な事例として教科書問題と靖国神社参拝問題が浮上、中国・韓国との関係が冷却化する。近年では2015年に安倍晋三首相が行なった「戦後70年談話」を機に、歴史認識問題への対応は東アジアの範囲に留まらず、国際社会に注目されている。  「10MTVオピニオン」では、作家で『中国という難問』の著書がある石川好氏が早くからこの問題に注目、さまざまな角度でその背景となる歴史や両国関係を掘り下げてきた。また、歴史学者で「20世紀を振り返り21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者懇談会」メンバーでもある山内昌之氏は、「戦後70年談話」シリーズなど多くの講義で、国家や民族における歴史観の違い、未来志向の歴史への向き合い方を提案している。

歴史があって歴史認識が存在するのではない

日本近現代史と歴史認識~日中韓の葛藤(2)歴史認識問題とは何か
歴史認識問題について、第一次世界大戦中のアルメニア人虐殺に関するトルコとアルメニア間の歴史認識のずれを例に解説し、日韓関係についても言及する。歴史があって歴史認識が存在するのではない。重要なのは、...
収録日:2019/08/22
追加日:2020/02/09
山内昌之
東京大学名誉教授

歴史には進歩で捉える見方と過去の関係で捉える見方がある

日本近現代史と歴史認識~日中韓の葛藤(1)歴史の見方、捉え方
山内昌之氏が執筆、編集を担当した『日本近現代史講義』に基づき、日本の現代政治の構造、日中・日韓関係についての理解を深めるシリーズ講義。山内氏は歴史とは時間が基礎的な素材であり、大きな「時間の区分」...
収録日:2019/08/22
追加日:2020/02/02
山内昌之
東京大学名誉教授

幕末・明治維新から何を学べばいいのか?

明治維新から学ぶもの~改革への道(22)明治維新の評価をどう生かすか
明治維新から学ぶ具体的な方策とは、既得権益から新しい「草莽の志士」が活躍する時代への移行である。では、日本がそうした民衆の人材力を発奮させ、丸腰でも世界に尊敬される国になるためには何が必須なのか。...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/05/04
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

世界の保安官を演じてきたアメリカの役割の変化

アメリカの役割の変化(1)日韓問題とトランプの態度
山内昌之氏はレーダー照射問題、徴用工判決問題を機に日韓関係が新たなフェーズに入ったと指摘し、それに対するトランプ大統領の態度に注目する。トランプ氏はいまだ日韓関係への介入の意思を示さないが、介入す...
収録日:2019/01/24
追加日:2019/03/25
山内昌之
東京大学名誉教授

大人が歴史を学ぶために参考になる5冊

私のおすすめ本~歴史を学びたい方へ~
山本博文氏の専門は日本近世史。1992年に『江戸お留守居役の日記』で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞し、NHK「100分de名著」では新渡戸稲造の『武士道』を解説された。多くの著書の中から、今回は歴史を...
収録日:2018/09/13
追加日:2018/11/28
山本博文
元東京大学史料編纂所教授

ドイツと比較しながら考える日本が抱える3つの課題

現代ドイツの知恵と経験に学ぶ(5)日本の三つの課題
ドイツと日本を重ね合わせる旅の中から、現代日本が直面する喫緊の課題、3点が浮き彫りになる。公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏が指摘するのは、財政破綻リスクに対して本気で向き合う覚悟、近隣諸国...
収録日:2017/09/12
追加日:2017/11/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

日中戦争はやがて世界の問題に拡大、そして敗戦・・・

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(3)
本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

光緒帝の皇后とその前で跪いた太った老人が泣いていた

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(2)
本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

極東の小国が旧超大国・清に挑戦した日清戦争

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(1)
本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

バンドン会議の2原則を引用した安倍首相の演説

戦後70年談話~政治と歴史認識(8)バンドン会議と歴史認識のあり方
2015年4月、安倍総理はアメリカ議会で演説を行ったが、同じ4月にジャカルタで開かれたアジア・アフリカ会議(バンドン会議)でも演説している。その演説で総理は、「先の大戦の深い反省」という文言を入れ...
収録日:2015/05/18
追加日:2015/07/02
山内昌之
東京大学名誉教授

アルメニア人追悼式典の翌日にガリポリで追悼行事を開催

戦後70年談話~政治と歴史認識(7)二つの追悼式典と歴史認識問題
第1次大戦中の1915年に発生したアルメニア人大虐殺から100年目に当たる2015年4月24日に追悼式典が行われたが、その翌日、ガリポリ半島でもう一つの大規模な追悼行事が開催された。現在、トルコ政...
収録日:2015/05/18
追加日:2015/06/25
山内昌之
東京大学名誉教授

「朝鮮王室儀軌」返還後相次ぐ韓国からの文化財返還請求

戦後70年談話~政治と歴史認識(6)日韓関係と「カタストロフィー」
100年前に起こったトルコの「カタストロフィー」問題について、議論が再燃している。トルコ人の中には「死体は衣装箪笥にしまうには重すぎる」の名言を吐いたEU加盟論者もいたという。この議論は単なる歴史...
収録日:2015/05/18
追加日:2015/06/22
山内昌之
東京大学名誉教授

文革や天安門など隠したい部分には決して光を当てない中国

戦後70年談話~政治と歴史認識(5)歴史認識とインテグリティー
歴史認識とは単に過去に関わるものではなく、その時々の時代、国の情勢が複雑に反映するものだ。それゆえ、歴史認識を論ずるのは非常に難しいことだが、だからこそ、われわれはインテグリティーをもって歴史を語...
収録日:2015/05/18
追加日:2015/06/18
山内昌之
東京大学名誉教授

1915年の悲劇もトルコ・アルメニア間の歴史認識問題

戦後70年談話~政治と歴史認識(4)歴史解釈の違いが生む各国の対立
今年は日本にとって戦後70年の節目に当たる年だが、トルコとアルメニアにとっては第一次世界大戦中、両国の間に起こった大悲劇ともいうべき事件から100年という年でもある。この事件においては両国の見方に...
収録日:2015/05/18
追加日:2015/06/15
山内昌之
東京大学名誉教授

後世のために必要な史実を緻密に議論していこう

戦後70年談話~政治と歴史認識(2)歴史家としての使命
日本はさまざまな立場から歴史を考え表明する自由を保障されている国である。しかし、中国や韓国では政府の政治的判断が歴史認識に大きく影響するという現実がある。歴史を通して人はどうあるべきか、真実とはど...
収録日:2015/05/12
追加日:2015/06/04
山内昌之
東京大学名誉教授

戦後70年間の実績の中に反省や謝罪の表れを見てほしい

戦後70年の歴史認識~中韓の意図と平和国家日本(2)平和国家としての歩み
第一次世界大戦中に起こったアルメニア人虐殺事件は、現在でもトルコとアルメニアの間に衝突をもたらしている。歴史認識をめぐる日本と中国・韓国の対立でも、一人歩きした数字と戦後の取り組みがすれ違っている...
収録日:2015/04/22
追加日:2015/05/07
山内昌之
東京大学名誉教授

日本批判で国際的地位向上を図る外交戦略が中韓で常態化

戦後70年の歴史認識~中韓の意図と平和国家日本(1)中国と韓国との関係
中国や韓国が、日本の戦争行為を批判し続けるのはなぜなのか。なぜ官民挙げて行ってきた日本の謝罪は届かないのか。歴史学者・山内昌之氏は、そこに日本と中国・韓国の間にある歴史認識の特徴があると言う。中国...
収録日:2015/04/22
追加日:2015/04/30
山内昌之
東京大学名誉教授

アジアの人たちと心の絆を結ぶ―心のインフラの改善を

日中協調発展のために(2)歴史教育と道徳教育
歴史認識問題は、国際社会で非常に重視されており、日中、日韓だけでなく、グローバルな視点から考えなくてはいけない問題である。その認識を日本の中で広く共有するため、本質的な歴史教育の見直しの必要性を説...
収録日:2015/01/05
追加日:2015/03/31
瀬口清之
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

関係改善、民主導経済、文化交流促進、歴史認識相互理解

日中協調発展のために(1)4つの前提条件とは
日中協調発展のための前提条件が四つあると語るキヤノングローバル戦略研究所研究主幹・瀬口清之氏。それは、尖閣問題や歴史認識問題など日中両国の間に横たわる難しい問題と関連してくるため、どう克服していく...
収録日:2015/01/05
追加日:2015/03/30
瀬口清之
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

感動の大議論! ペンシルベニア大学に集った日本学研究者

『歩こうアメリカ、語ろうニッポン』レポート(5)フィラデルフィア編-2 米国で進む日本研究、見直したい日本の宝
議論爆発の最終日、これぞ『歩こうアメリカ、語ろうニッポン』の醍醐味! 団員たちは、ペンシルベニア大学の日本学研究者たちと白熱の議論を尽くした後、パネル・ディスカッションでさらに現代の日本をアメリカ...
収録日:2014/06/24
追加日:2014/09/16
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

今こそ石橋湛山。日本人の胆力が問われる正念場

中国の歴史認識・歴史の記憶と日中関係(4)終戦70年、日本の進むべき道
中国の反日運動は、終戦70周年の来年に向けて、ますます強まる。そのとき日本はどう振る舞うべきなのか。日本人の胆力が問われる時代、石川好氏が語る日本の進むべき道。シリーズ最終回。(全4話中第4話)
収録日:2014/07/09
追加日:2014/08/28
石川好
作家

30年ぶり、戦後2度目の中国からの逆風が日本を襲う!

中国の歴史認識・歴史の記憶と日中関係(3)繰り返し起こる反日運動の背景
現在、中国全土に、100以上の抗日記念館が存在する。それらは1980年代の数年の間に矢継ぎ早につくられていった。第一次世界大戦から100年、繰り返し起こる反日運動の背景にあるものとは。(全4話中第...
収録日:2014/07/09
追加日:2014/08/21
石川好
作家

好戦的態度や青島領有に断固反対した湛山に学ぶ

中国の歴史認識・歴史の記憶と日中関係(2)石橋湛山の思想
来年2015年が、日中関係にとって最も重要な年になる。そして、そのときに思い出すべき人物は石橋湛山だ、と石川好氏は言う。それはなぜか。そのとき、私たちはどうしたらよいのか。石川氏が日中戦争の歴史を...
収録日:2014/08/15
追加日:2014/08/14
石川好
作家

欧米列強に蹂躙された屈辱を晴らす―中華の偉大なる復興

中国の歴史認識・歴史の記憶と日中関係(1)中国共産党のレジティマシー
習近平と中国共産党が日本批判を強めているが、それは単に習近平が反日だからではなく、根本的な理由は、中国の「歴史認識」と「歴史の記憶」、そして中国共産党のスローガンにあるという。それは一体どういうこ...
収録日:2014/07/09
追加日:2014/08/07
石川好
作家

一番の問題は、歴史認識問題と政策決定プロセス

日本の外交を理解するための三つの質問(1)「安倍ファクター」はどれほど重要か
今、日本の外交が大きく変わろうとしている。それを理解するための大事な質問が三つあると語るジェラルド・カーティス氏。一つ目のテーマは「安倍ファクター」についてである。外交路線を決めるために安倍総理が...
収録日:2014/04/18
追加日:2014/05/08

ゲットー英雄記念碑の前で跪き、黙祷を捧げたブラント

なぜ「ドイツの謝罪」のようにいかなかったのか(1)世界に印象づけられたドイツの二つの謝罪
日本はなぜドイツのように戦争責任を明確にできなかったのか。世界に印象づけられたドイツの二つの謝罪 “ブラントの祈り”と“ヴァイツゼッカーの演説”を取り上げながら、日本の村山談話との違いを解説していく。(...
収録日:2013/10/31
追加日:2014/04/17
若宮啓文
元朝日新聞主筆

当時1年生議員だった安倍首相は終戦50年決議に反対

「村山談話」とは何だったのか(2)談話に至った経緯と「安倍談話」の行方
1995年の表明以来、日中、日韓を中心とする日本のアジア外交の基本となった「村山談話」。この首相談話表明につながる終戦50年決議の顛末や、村山談話や歴史認識に対する安倍総理の姿勢に触れつつ、戦後7...
収録日:2014/01/17
追加日:2014/04/11
若宮啓文
元朝日新聞主筆

日韓関係硬直を米国は懸念、原因は靖国よりも慰安婦問題

前原レポート:米国から見た日本(1)安全保障と歴史問題
歴史認識や安全保障問題。日米関係はいま変化の時期を迎えたのか?今般ワシントンで意見交換を行ったばかりの前原誠司氏が、現地で集めた声から外交上のボトルネックを解消する方法とともに、あるべき靖国参拝の...
収録日:2014/03/20
追加日:2014/04/03
前原誠司
衆議院議員

アジアに対する謝罪や和解を求めるメッセージの決定版

「村山談話」とは何だったのか(1)二つの大きな意義
日本の歴史認識を問う際に、焦点となるのが1995年の「村山談話」である。若宮啓文氏が、この村山談話がもつ二つの大きな意義を説きつつ、談話の継承がアジア外交にとっていかに大切であるかを浮き彫りにする。
収録日:2014/01/17
追加日:2014/04/03
若宮啓文
元朝日新聞主筆

安倍首相を「右寄り」に見せているのは「歴史問題」

いまアメリカが日本に問う(1)靖国参拝と歴史・外交認識
安倍首相の靖国参拝は世界に衝撃を与えた。さらに側近が連発する問題発言、また「なぜ外国が口をはさむのか」と疑問を口にする若者たち。カーティス氏は、そこに日本ナショナリズムの象徴を見る。
収録日:2014/03/06
追加日:2014/03/17

「外国に干渉されることではない」と8月15日に参拝

靖国神社の参拝がなぜ問題になるのか(4)小泉首相の参拝と、解決への道
小泉首相の在任中6回の靖国参拝は東アジア外交に大きな困難をきたした。なぜ首相参拝が行われたのか、支持されたのか。その理由を紐解きながら、憂慮すべき点も例示し、A級戦犯合祀を含む靖国問題の解決点を示す。
収録日:2014/01/17
追加日:2014/02/24
若宮啓文
元朝日新聞主筆

岸信介の動きを見れば安倍首相の外交が分かる

安倍首相と祖父・岸信介氏のDNA(2)岸氏の影を追う安倍首相
安倍首相はさまざまな面において岸信介氏の影を追っていると言われる。本編シリーズ第2話では、外交、憲法改正、治安立法、そして歴史認識における安倍総理と岸氏の共通性を指摘し、岸氏から安倍首相に受け継がれ...
収録日:2013/11/08
追加日:2014/02/24
若宮啓文
元朝日新聞主筆

靖国も慰安婦も、持ち出したのは今60代半ばの・・・

靖国問題の歴史的経過を振り返る(2)火を付けたのは日本
歴史問題が海外で火がつくのは日本から持ち出したからであり、それを行ったのは全共闘世代ではないだろうか。全共闘世代が世代として歩んできた道を見つめながら、東南アジアでの経験も交えて話を進めていく。
収録日:2014/01/16
追加日:2014/02/24
岡崎久彦
外交評論家

日本の戦後は国際裁判や条約で被当事国不在から始まった

中国の「なぜ」(6)なぜ「日中関係はうまくいかないのか」
なぜ日中関係は上手く行かないのか、その答えは戦後の不幸な日中関係史にある。中国で歴史認識問題が噴出した経緯と契機を解説する。(全8話中第7話)
収録日:2013/08/05
追加日:2014/02/24
石川好
作家

東京裁判の本質は「司法取引」だった?

中国の「なぜ」(5)なぜ「中国は「歴史認識」にこだわるのか」(2)
第二次大戦後、国際裁判に臨んだ敗戦国・日本とドイツ。戦後処理における両国の世界的評価に差がついたのはなぜか。 世界で日本の歴史認識が問われる理由を明らかにする。(全8話中第6話)
収録日:2013/08/05
追加日:2014/02/24
石川好
作家

背景は第二次大戦後の国際裁判

中国の「なぜ」(5)なぜ「中国は「歴史認識」にこだわるのか」(1)
昨今中国、韓国、また米国でも取り沙汰されるようになった日本の「歴史認識」。日中戦争に対する日中の認識の違いを端緒として背景を見つめていく。(全8話中第5話)
収録日:2013/08/05
追加日:2014/02/24
石川好
作家