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「第一次大戦」の検索結果

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「21世紀の第一次大戦」を想起させる3つの要素

グローバリズムの“終わりの始まり”(1)戦争が終わらせるグローバリゼーション

冷戦から続いてきたグローバリゼーションが今、終わりを迎えようとしているのではないか――そのような議論が見られるようになってきた。グローバリゼーションの終焉という大きなうねりをどう捉えればいいのだろうか。そのために...
収録日:2022/05/30
追加日:2022/07/15
中西輝政
京都大学名誉教授

日露戦争から第一次大戦にかけて大変化した世界の戦争形態

戦前日本の「未完のファシズム」と現代(5)戦争形態の転換

工業力と科学力に限界を感じ始めた日本の転機になったのは、日露戦争から第一次世界大戦にかけて戦争形態が大きく変化したことである。工業力に加え、経済力も強い国が軍隊の強い国だというのが、新しい常識となった。(2020年2...
収録日:2020/02/26
追加日:2020/07/14
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

第一次大戦の教訓として本気で取り組むべきだった問題

本当のことがわかる昭和史《2》軍縮ブームとエネルギー革命の時代「明治の精神」の死(19)「石炭の煙」で日露戦争に勝ったが

石炭から石油へというエネルギー革命の問題は、軍艦が重油を燃料とするという大きな変化をもたらした。そして、そのことに対して、日本の陸軍も海軍も、もっと危機感を抱くべきだった。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリ...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/08/20
渡部昇一
上智大学名誉教授

第一次大戦のドイツの敗北は「軍人の敗北」

本当のことがわかる昭和史《2》軍縮ブームとエネルギー革命の時代「明治の精神」の死(9)「軍人には娘を嫁がすな」

1918年、25カ国が参戦した第一次世界大戦が終わり、世界は一転して平和を希求するようになった。そして日本においても軍人を軽視する風潮が急速に高まっていった。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のこ...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/08/17
渡部昇一
上智大学名誉教授

平成バブルの崩壊はさながら第一次大戦後の反動不況

第一次世界大戦100年と日本(4)バブルの類似性

第一次世界大戦後の不況と現在の不況は似ている、と歴史学者・山内昌之氏は指摘する。一体どこがどのように似ているのだろうか。シリーズ「第一次世界大戦100年と日本」第4回(全5回)。
収録日:2015/04/15
追加日:2015/05/25
山内昌之
東京大学名誉教授

第一次世界大戦末期からのスペイン風邪で進んだ社会変革

コロナパンデミックと闘う世界と今後の課題(8)スペイン風邪とその影響

世界における感染症の歴史的経験の2つ目として、スペイン風邪を取り上げる。第一次世界大戦で疲弊した各国を襲ったスペイン風邪は、ヨーロッパだけではなくアメリカや日本など世界各国で大きな被害をもたらした。日本ではスペイ...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/30
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

日英同盟の廃棄、総力戦…世界秩序の激変に翻弄された日本

戦前、陸軍は歴史をどう動かしたか(1)総力戦時代の到来

日本陸軍は戦前の歴史をどう動かしたのか。シリーズでは陸軍の皇道派と統制派がどのような考えのもとに動いたかを論じる。第1話の今回はまず、第一次大戦が世界史的にいかなる意味を持ったかについて解説する。(全7話中第1話)
収録日:2018/12/25
追加日:2022/08/12
中西輝政
京都大学名誉教授

昭和陸軍の派閥抗争には三つの要因があった

戦前、陸軍は歴史をどう動かしたか(2)派閥化の要因

大正時代は大正デモクラシーといわれるように、非常に爛熟した消費文化がはやった時代だとイメージする人は多いが、実際は違っていた。脆弱であったし、非常に日本がもがきだした時代であった。外在的要因によって昭和の陸軍の...
収録日:2018/12/25
追加日:2022/08/19
中西輝政
京都大学名誉教授

イスラエルの歴史を学ぶ~シオニズム運動と英国の三枚舌

近代イスラエルの誕生:その苦闘の背景(1)

 国防において、科学・芸術・産業の追究において、イスラエル人が示す桁外れの熱意。その根源は、民族がたどった歴史にあると島田晴雄氏は言う。現代のイスラエル精神に直接影響を及ぼした近代イスラエルの成立過程を2回に分...
収録日:2013/10/04
追加日:2014/07/17
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

『きけわだつみのこえ』を読むと今でも涙が止まらない

戦前派一日本人の憂鬱~太平洋戦争と敗戦後を顧みて…(1)

太平洋戦争敗戦から来年は早くも70年。「あの敗戦に学ぶべき教訓とは?」…。“徴兵検査”を受けた最後の世代である野田一夫氏が、自身の経験と知見に基づき、明治、昭和、平成、三つの時代を回顧しつつ、“戦後民主主義の劣化”に...
収録日:2014/07/18
追加日:2014/08/15
野田一夫
元一般財団法人 日本総合研究所名誉会長

日本の軍人の多くは「武士道」のような美風を失っていた

戦前派一日本人の憂鬱~太平洋戦争と敗戦後を顧みて…(2)

太平洋戦争敗戦から来年は早くも70年。「あの敗戦に学ぶべき教訓とは?」…。“徴兵検査”を受けた最後の世代である野田一夫氏が、自身の経験と知見に基づき、明治、昭和、平成、三つの時代を回顧しつつ、“戦後民主主義の劣化”に...
収録日:2014/07/18
追加日:2014/08/22
野田一夫
元一般財団法人 日本総合研究所名誉会長

中東・ロシアの混乱は「サイクス・ピコ秘密協定」に起因

第一次世界大戦100年と日本(1)ポスト冷戦の終焉

日本人には印象の薄い第一次世界大戦だが、実は「20世紀の病根のほとんど全てが第一次世界戦に由来する」といわれるほど、歴史的に重要な転換点だった。一体その時、世界はどう変わったのか。そしてそれは今にどう影響してい...
収録日:2015/04/15
追加日:2015/05/21
山内昌之
東京大学名誉教授

第一次世界大戦への日本の参戦理由と寄せられた感謝

本当のことがわかる昭和史《2》軍縮ブームとエネルギー革命の時代「明治の精神」の死(6)連合国から感謝された日本艦隊

日本は当初、第一次世界大戦に参戦する気はなかった。しかし、ドイツの勢力が拡大する中で、イギリスからの要請を受けて参戦し、艦隊を派遣して連合国の船舶保護に当たり、連合国から非常に感謝されている。上智大学名誉教授・...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/08/17
渡部昇一
上智大学名誉教授

光緒帝の皇后とその前で跪いた太った老人が泣いていた

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(2)

本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

極東の小国が旧超大国・清に挑戦した日清戦争

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(1)

本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

五・一五事件は2年前にすでに予告されていた!?

本当のことがわかる昭和史《3》社稷を念ふ心なし――五・一五事件への道(1)若者に歌い継がれた『青年日本の歌』 

1932年の五・一五事件の中心人物となる海軍の三上卓中尉が、事件の2年前に作詞・作曲した『青年日本の歌』という歌がある。犬養毅首相を殺害した三上中尉ら被告人たちに国民から数多くの減刑の嘆願書が寄せられたが、三上...
収録日:2014/12/22
追加日:2015/08/24
渡部昇一
上智大学名誉教授

列強に蚕食されていた中国で民族自決の気運が一気に高まる

本当のことがわかる昭和史《5》満洲事変と石原莞爾の蹉跌(2)アメリカとソ連が火をつけた「民族自決」

民族自決権という考え方が、対支二十一カ条で怒りを抱いたシナの若者たちに火をつけた。加えて、コミンテルンの過激な煽動によって、排日運動はどんどん激化していく。それがシナ本土だけならまだしも、満洲でも起こってくるか...
収録日:2015/02/02
追加日:2015/09/07
渡部昇一
上智大学名誉教授

ローザンヌ条約がトルコにもたらした大きな成果

『中東国際関係史研究』を読み解く(3)知られざるカラベキルの生涯と功績

卓越した外交、軍事の才を持つっていたがために、ケマル・パシャからライバル視され、政治的失脚に追い込まれたキャーズィム・カラベキル。しかし、彼はその不遇の時代も豊かな文化人的資質をもってトルコの発展に寄与した。山...
収録日:2014/06/18
追加日:2014/07/17
山内昌之
東京大学名誉教授

テオドール・ヘルツルによるシオニスト運動の始まり

イスラエルの安全保障観に学ぶ(3)現代イスラエルの建国

イスラエルの超能動的国防意識の裏側には、欧米の列強に翻弄された建国への道がある。偏見と迫害から逃れるためには自前の国土を持つしかない。しかし、パレスチナでの近代国家建設には邪魔になる先住者だけでなく、利用しよう...
収録日:2014/07/08
追加日:2014/11/15
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

バブル景気、格差社会、政界再編‥100年前との共通点

第一次世界大戦から100年にあたって(4)大戦期と現代日本を比較して学ぶべきこと

第一次世界大戦は100年前のことでありながら、その戦中、戦後の様子には現代の日本と多くの共通点を見出すことができる。今、私たちは大戦と現代の比較に何を見出し、何を学ぶべきなのか。山内昌之氏による過去に学び現代を...
収録日:2014/11/05
追加日:2014/12/31
山内昌之
東京大学名誉教授

世界で活躍するために日本の歴史・宗教・文化を知る

「島田村塾」リベラルアーツ特講(5)世界で活躍するために日本を学ぶ

リベラルアーツの仕上げは、やはり自国の歴史・宗教・文化を知ることにある。外から見た日本がいまだに「獰猛な軍国主義国家」の残像を残していることは、何にもまして知る必要がある。その上で、日本人の精神と生活を支える宗...
収録日:2014/12/05
追加日:2015/01/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

欧州は約20年周期で深刻な通貨危機に陥る傾向がある

ユーロの十字架とギリシャ問題(2)欧州通貨危機の歴史

第一次世界大戦以降、欧州は約20年周期で通貨危機に陥るようになったという。それは欧州の凋落と、新たな覇権国家の誕生と繁栄を象徴しているのではないか。シティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏が語る「ユ...
収録日:2015/02/19
追加日:2015/02/26
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

石油における安全性と確実性は多様性と多元性に潜む

第一次世界大戦100年と日本(2)石油と安全保障

中東の紛争、「イスラム国」(IS)、ウクライナ。現在の国際秩序を揺るがす混乱のどれもが、まさか100年前に五つの大帝国が崩壊した余波だとは。歴史学者・山内昌之氏が“石油エネルギー”の視点からこの一世紀の近代史を読...
収録日:2015/04/15
追加日:2015/05/21
山内昌之
東京大学名誉教授

張作霖は日本軍のスパイとしても活躍した男だった

本当のことがわかる昭和史《1》誰が東アジアに戦乱を呼び込んだのか(3)張作霖はソ連にとっての大いなる邪魔者

1928年の張作霖爆殺事件は、果たして日本陸軍の陰謀だったのか? その背後にでは1917年のロシア革命で成立したソビエト連邦のコミンテルンが暗躍していた形跡がある。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本...
収録日:2014/11/17
追加日:2015/08/10
渡部昇一
上智大学名誉教授

当時も現代も電力の鬼・松永安左エ門がいてくれたら

本当のことがわかる昭和史《2》軍縮ブームとエネルギー革命の時代「明治の精神」の死(21)資源問題の軽視は、あまりに愚

資源問題の軽視は現代日本にもあてはまる。エネルギー危機の恐さをいつの間にか忘れ、原子力を除くエネルギー自給率が5%ときわめて低い日本の現状を無視し、原発ゼロやら脱原発と騒ぐようになってしまった。資源問題の軽視は...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/08/20
渡部昇一
上智大学名誉教授

ある人物の不在から日米開戦という不幸は始まっていた!?

本当のことがわかる昭和史《2》軍縮ブームとエネルギー革命の時代「明治の精神」の死(20)満洲にアメリカの石油会社を招致すればよかった

日本が戦前に満洲で建設し、残してきた膨大なインフラが、戦後のシナの経済発展に大きく寄与し、1964年には大慶油田が開発された。戦後に満洲で、これだけの規模の油田が開発されているわけだから、戦前の日本は、当時、世...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/08/20
渡部昇一
上智大学名誉教授

日露戦争までの将校の質が百点なら、シナ事変では50点

本当のことがわかる昭和史《2》軍縮ブームとエネルギー革命の時代「明治の精神」の死(18)宇垣軍縮を理解できなかった将軍たち

1925年に行われたいわゆる宇垣軍縮以降、日本陸軍の上層部は宇垣一成大将に恨みを抱くこととなり、当時の青年将校たちの間に、陸軍を握っている将軍たちを馬鹿にするような雰囲気が生まれた。そして、将校の育成を怠った日...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/08/20
渡部昇一
上智大学名誉教授

近代化が進む中、明治天皇が心配されたのは進化論だった

本当のことがわかる昭和史《2》軍縮ブームとエネルギー革命の時代「明治の精神」の死(15)当時の指導者の不見識は何に起因するのか

明治時代の日本は大変な勢いで西欧の技術や制度を導入し、国家の近代化を成し遂げた。しかし、それでも日本古来の精神や、日本古来の美風が忘却されることはなかった。その背景にはどのような要因があったのか? 上智大学名誉...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/08/20
渡部昇一
上智大学名誉教授

アメリカは中国で大きな影響力を持つ日本が許せなかった

本当のことがわかる昭和史《2》軍縮ブームとエネルギー革命の時代「明治の精神」の死(12)日本はアメリカにしてやられている

1922年のワシントン会議では、中華民国に関する九カ国条約も締結されたが、その内容は、日本の大陸政策を抑えるためだけのものだったといっても差し支えない。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のことがわ...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/08/20
渡部昇一
上智大学名誉教授

朝日新聞の誤報がもたらしたその後の影響は計り知れない

本当のことがわかる昭和史《2》軍縮ブームとエネルギー革命の時代「明治の精神」の死(5)些細なことが大きな出来事に

歴史とは些細なことが積み重なり、大きな出来事に発展していくものだ。歴史教科書問題や従軍慰安婦問題など、朝日新聞の事例もそうである。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のことがわかる昭和史」第二章・第...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/08/17
渡部昇一
上智大学名誉教授

日中戦争はやがて世界の問題に拡大、そして敗戦・・・

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(3)

本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

浜口雄幸撃たれる! カッとなった右翼青年が東京駅で発砲

本当のことがわかる昭和史《3》社稷を念ふ心なし――五・一五事件への道(8)「統帥権干犯問題」を煽ったマスコミ

1930年の統帥権干犯問題は、憲法には海軍の兵力を定めるのは天皇陛下と定めがあるにもかかわらず、軍縮条約を海軍軍令部の同意なしに決めてきたのは天皇の統帥権の干犯に当たる、というものだった。ジャーナリズムもこれを...
収録日:2014/12/22
追加日:2015/08/24
渡部昇一
上智大学名誉教授

恐慌は資本主義の必然―マルクスの予言が的中、評価急上昇

本当のことがわかる昭和史《3》社稷を念ふ心なし――五・一五事件への道(5)保護貿易と金解禁がもたらした昭和恐慌

1929年の世界恐慌により悪影響を与えたのは、その翌年に成立したアメリカのホーリー・スムート法だった。この法により、世界貿易は1年で半分になったといわれる。そして当時、奇しくもマルクスが「資本主義は必然的に恐慌...
収録日:2014/12/22
追加日:2015/08/24
渡部昇一
上智大学名誉教授

戦前にも100万部雑誌があった! 軍国主義なんて関係なし

本当のことがわかる昭和史《4》二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(14)日本人は本来「自由」を愛する国民だったのに

日本人が本来、いかに「自由」を愛する国民であるかは、当時の『キング』の売れ方を見れば一目瞭然であろう。やはり、二つのことが悔やまれてならないのである。一つは、幣原外交に象徴される「協調外交」という道をとってしま...
収録日:2015/01/19
追加日:2015/09/03
渡部昇一
上智大学名誉教授

皇道派と統制派の対立…皇道派を抑えるための人事とは?

本当のことがわかる昭和史《4》二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』(3)「反皇道派」の巻き返し

陸軍において勢力を拡大した皇道派に対して、「反皇道派」の動向が顕著になってきた。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のことがわかる昭和史」第四章・第3回。
収録日:2015/01/19
追加日:2015/08/31
渡部昇一
上智大学名誉教授

ハンガリー…ソ連支配下の社会主義国という悲惨な歴史

ハンガリー訪問に学ぶ(1)ハンガリーの歴史と現在

ハンガリーのことを学んでいると、「ハンガリーがいかにEUにがんじがらめに縛られているかがよくわかり分かります」と、慶應義塾大学名誉教授・島田晴雄氏は言う。なぜ島田氏はハンガリーに訪問することになったのか。ハンガリ...
収録日:2016/09/06
追加日:2016/10/17
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

1942年に始まった戦後対策と「対日占領政策」

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(5)「対日占領政策」の検討開始

太平洋戦争勃発から間もない頃から、アメリカは「対日占領政策」を検討していた。第一次世界大戦からわずか20年で世界大戦を引き起こした原因が、ドイツに対して過酷だった講和のせいではないかという反省からである。1942年か...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/07/22
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

アメリカは、イギリスを追い詰めた手法で、中国に迫る

米中対立の行方をどう読むか(7)金融戦略で迫るアメリカ

アメリカには、第一次世界大戦以降、金融戦略を駆使してイギリスの足場を崩し、覇権を奪取した歴史がある。中国に対しても、その力を使おうとするだろう。米中関係は今後も緊張が続く。日本は双方と交流しつつ、自立していかな...
収録日:2018/12/25
追加日:2019/06/21
中西輝政
京都大学名誉教授

二つの世界大戦が物語る各国のパワーの差と国益の意味

国家の利益~国益の理論と歴史(7)パワーと国益が支配した二つの世界大戦

世界大戦の深刻さは、近代兵器による殺傷力の高さだけでなく、国民経済や一般市民を総動員する総力戦にもよるものだ。ささいな火種が瞬く間に広がり、全ヨーロッパを巻き込んでいくのは、国際間の同盟関係がマイナスに働くため...
収録日:2019/03/28
追加日:2019/07/14
小原雅博
東京大学名誉教授

アメリカに勝てない中国…米中の決定的な違いは何か?

国家の利益~国益の理論と歴史(11)世界の無秩序化と米中新冷戦

「国益」を中心に世界史を振り返ってきた本シリーズだが、今回は現在進行中の問題にフォーカスする。それは誰もが注目し、未来への指針と感じている「米中関係」である。ここでは米中の政治モデルの優劣、熾烈さを増す米中貿易...
収録日:2019/03/28
追加日:2019/07/28
小原雅博
東京大学名誉教授

マーラーの交響曲はなぜそれほどまでに愛されているのか

クラシックで学ぶ世界史(10)マーラーと国民楽派

マーラーの人気は今やベートーヴェンに匹敵するほどだが、同時代の評価は今ほど高くなかった。彼の音楽が、当時残照を迎えていたハプスブルク帝国のさまざまな響きを映してやまず、ややもすれば混沌となることを恐れない複雑さ...
収録日:2019/08/26
追加日:2019/12/14
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

民主主義の最盛期をつくりだした謙虚さと知性

民主主義の根源とは(3)命懸けの2万人がいたからこそ

良心を失ったら、民主主義は情熱のない無分別なものになってしまう。19世紀のイギリスで民主主義がうまく機能したのは、自分の思想に命を懸けられる2万人のジェントルマンがいたからだ。そして、同様に日本には自分の思想に命...
収録日:2019/12/25
追加日:2020/04/10

人民元や中国語の国際化は新しい中国文明を生み出すためか

宗教で読み解く「世界の文明」(9)質疑応答編その3

中国は2010年代から、人民元や中国語を国際的に根付かせようとしている。こうした動きは、新たな中国文明の展開として理解することができるのか。講演後の質疑応答編その3。(2019年11月12日開催日本ビジネス協会JBCインタラク...
収録日:2019/11/12
追加日:2020/06/21
橋爪大三郎
社会学者

米中間の勢力均衡の鍵を握る大事なポイントはシーレーン

米中関係の行方と日本の今後を読む(7)新冷戦の影とシーレーン

「新冷戦」がささやかれるほど対立の続く米中間で、戦いを避け勢力均衡を保つ鍵はシーレーンにある。中国は太平洋をアメリカと二分割する腹案を持つといわれるが、仮に実現したとすると日本にとっては死活問題だ。今や抑えるも...
収録日:2020/09/08
追加日:2020/10/24
小原雅博
東京大学名誉教授

ヒトラーの激高演説の性格とは…劣等感とユダヤ人虐殺

独裁の世界史~ファシズム編(5)ヒトラーの独裁を許した背景

「独裁者」のステレオタイプといえばアドルフ・ヒトラーではないだろうか。激高しながら行う彼の独特な演説の原動力は劣等感であるとしばしば指摘される。彼が経済復興に尽力した頃、ドイツは国家全体が劣等感にさいなまれる状...
収録日:2020/01/30
追加日:2021/04/09
本村凌二
東京大学名誉教授

博物館や回想録を通じて、日本も戦争当時の教訓を思い出す必要がある

戦時徴用船の悲劇と大洋丸捜索(6)アメリカの潜水艦

日本の船が戦った当時のアメリカの潜水艦に目を移すと、多くの船が沈没していることがわかる。当時の米海軍の名将・ニミッツの生家近くには、太平洋戦争を記念する博物館がある。ニミッツの回想録は、モノを作ることは得意だが...
収録日:2020/02/28
追加日:2021/06/12
浦環
東京大学名誉教授

田中新兵衛とリヒトホーフェンが教える「美しい生き方」

「葉隠武士道」を生きる(2)「自己責任」と「運命への愛」

武士は刀を抜くべき場所で抜かなければ「武士道不心得(ふこころえ)」と後ろ指をさされ、お家断絶にもなりかねなかった。逆に、刀を抜いてはいけない場所で抜いても「お家断絶」である。時と場合を、絶対に間違えない「覚悟」...
収録日:2021/04/08
追加日:2021/07/16
執行草舟
実業家

日本周辺が最も危険!?米国を中心とした中国包囲網の実態

「激動と激変の世界」の読み方2022(1)バイデン政権と揺らぐ外交関係

2020年アメリカ大統領選で、共和党のドナルド・トランプ氏との激戦を制し、第46代大統領となった民主党のジョー・バイデン氏。就任後には、「アメリカ救済計画」と呼ばれる大規模な経済社会政策を行い話題となっている一方で、...
収録日:2022/01/18
追加日:2022/03/15
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

岸田内閣の「新しい資本主義」とは?その実態に迫る

岸田内閣「新しい資本主義」を徹底検証(1)「新しい資本主義」の要点

岸田文雄首相が就任当初から掲げている構想が「新しい資本主義」である。これは一体どのような構想で、何が「新しい」のか。資本主義の歴史を振り返りながら、岸田内閣が実現しようとする政策の要点を見定める。(全4話中第1話)
収録日:2022/07/07
追加日:2022/09/22
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

プーチンを増長させた責任は日本にも…世界激変の行方は?

ポスト冷戦の終焉と日本政治(3)ウクライナ戦争後の「多極化の世界」

「世界激変の行方」ということで、ポスト冷戦の第3期に2014年のクリミア侵略、そして2022年からのウクライナ戦争へとつながるほどプーチンを増長させた要因・責任は西側諸国だけでなく、日本にもあったと中西輝政氏は言う。なぜ...
収録日:2023/05/24
追加日:2023/07/11
中西輝政
京都大学名誉教授

選挙シニシズム・野党・政治への無関心…日本政治の問題点

ポスト冷戦の終焉と日本政治(5)日本政治の混迷と3つの問題点

世界情勢が大きく動いている非常事態の中で、日本の政治は劣化し続けているように感じられる。その問題点として、「選挙シニシズム」とも呼ばれる選挙至上主義をはじめ、野党の責任、そして国民の政治への無関心の3つを挙げるこ...
収録日:2023/05/24
追加日:2023/07/25
中西輝政
京都大学名誉教授

西郷隆盛、ガリレオ…偉人伝が教えてくれた人間のモデル

哲学の役割と近代日本の挑戦(6)歴史を動かす人物と歴史の見方

戦前はとても国際的で、三木清や九鬼周造がドイツに留学し、当時の最先端の哲学を現地で学ぶなど、世界的にも哲学に切磋琢磨した時代だった。その時代についてもちゃんと覚えておくべきだし、さらにいえば、そうした時代に歴史...
収録日:2023/07/28
追加日:2023/11/04
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授