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「第2次世界大戦」の検索結果

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第2次世界大戦での天皇の位置について知ることができる

昭和天皇実録~公開の歴史的意義

一般公開された『昭和天皇実録』とはいかなる書物なのか?10世紀以降に一時途絶えることもありながら、天皇の最初の祖とされる神武天皇から脈々と受け継がれてきたこの国史は、昭和天皇の生涯だけでなく、激動の時代「昭和史...
収録日:2014/09/03
追加日:2014/09/13
山内昌之
東京大学名誉教授

核保有する国連常任理事国は、むしろ安心して戦争できる

ポスト国連と憲法9条・安保(1)国連の構造的問題

国際連盟の反省を踏まえて、第2次世界大戦後に設立された国際連合(国連)。国連に加盟する大国間が連帯し、世界の平和を守るために設置されたのが安全保障理事会(安保理)という枠組みであった。だがいまや、安保理常任理事国...
収録日:2023/11/01
追加日:2023/12/25
橋爪大三郎
社会学者

実在する「物」は見る人に強い印象を与える

五島列島沖合の海没処分潜水艦群調査(2)物自体の迫力

第2次世界大戦の潜水艦や艦船の記念物は、国内にはない。これは大きな問題であると浦環氏は述べる。物それ自体が与える迫力は大事であり、だからこそ、潜水艦を探す。「潜水艦がそこに沈んでいるからだ」と、浦氏はこのプロジェ...
収録日:2018/03/23
追加日:2019/02/02
浦環
東京大学名誉教授

激変する国際秩序や国内政治を学説や政策はどう導くか

国際変動の中の経済政策(1)20世紀の政治経済と国際変動の影響

政治や経済の舵取りに学術的な知見は欠かせないが、絶えず変化する社会情勢に対応するための学智は、実験室の中だけでは生み出されない。20世紀の欧米や日本の動向を例に取り、揺れ動く社会とそれに対応する政治と学問の関係を...
収録日:2023/03/31
追加日:2023/07/22
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

ICAOが規定する航空機の国際ルール

航空機事故ゼロをめざして(7)ICAOの国際ルール

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授の鈴木真二氏が、航空機に関する国際ルールについて解説する。パリ国際航空条約(1919年)から現在の国際民間航空機関(ICAO)に至るまで、領空主権や航空機の安全証明など、航...
収録日:2017/11/27
追加日:2018/04/05
鈴木真二
東京大学名誉教授

セルフブランディングが得意だったシャネル

ブランド戦略論を考える(6)シャネル事例からの学び

ファッションブランドとして著名なシャネル。創業者ココ・シャネルの逸話をひもとき、二度の危機に見舞われながらも、シャネルがいかにしてブランドとして成功してきたのかを、中央大学大学院戦略経営研究科教授の田中洋氏が解...
収録日:2018/01/27
追加日:2018/08/15
田中洋
中央大学名誉教授

金本位制における国際収支調節のメカニズム

貨幣・通貨の変貌(2)金本位制の誕生とそのメカニズム

通貨の長い歴史のうち、金本位制はわずか100年あまりしか続かなかった。では、そもそもなぜ金本位制は採用されたのか。そのメカニズムはなにか。今後の国際通貨制度の展望とともに語る。(全4話中第2話)
収録日:2018/09/28
追加日:2019/01/02
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

海中調査は非常にお金がかかる

五島列島沖合の海没処分潜水艦群調査(4)調査費用の調達

海中調査を実施する上での大きな問題は、調査費用をいかに工面するかである。浦環氏は3,000万円もの高額な費用をどう調達したのか。また調査をリアルタイムで発信することも重要だが、いかにしてそれを実現したのか。浦氏の解説...
収録日:2018/03/23
追加日:2019/02/16
浦環
東京大学名誉教授

江戸時代、少年期に出世を振り分けた「御番入り」とは

ローマ史と江戸史で読み解く国家の盛衰(5)人材登用制度

長期政権維持のため、江戸でもローマでも重要な役職に複数を任命する相互監視と牽制が行われた。また、江戸では優秀な人材を少年期から確保し教育する「御番入り」が幕府の官僚制を保全する。前時代的と切り捨てられるシステム...
収録日:2019/08/06
追加日:2020/01/16

なぜ岸信介は戦後世界で復活できたのか?貫戦史でみる意味

岸信介と日本の戦前・戦後(6)貫戦史からみる岸信介

1953年に自由党から国会議員となった岸信介は、その4年後には内閣総理大臣に就任する。今では考えられないその足取りの速さの背景には、戦前から知見を蓄えていた計画経済の担い手としての期待があった。その後、強力な党体制を...
収録日:2022/09/02
追加日:2023/03/25
井上正也
慶應義塾大学法学部教授

ランケと京都学派は似ている? 西欧の「神」に替わるもの

過去から未来へ、京都学派の役割(5)過去から未来へ

一神教に始まった西欧の思想は、科学万能の敗退を経た戦後、不条理の実存主義、脱構築のポスト・モダン、そしてリスク論へと迷走を続けているかに見える。「過去から未来へ」思索をつなげていくために日本が世界に問う「絶対無...
収録日:2014/07/18
追加日:2014/10/05
髙坂節三
公益財団法人 日本漢字能力検定協会 顧問

小型無人航空機「ドローン」とは何か?

ドローンが拓く「空の産業革命」(1)無人航空機の歴史

近年、小型無人航空機ドローンの開発が進み、空撮や高い場所の点検作業、物流など、様々な分野での利用が期待されている。東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授の鈴木真二氏が、無人航空機の長い歴史をひもとき、現...
収録日:2017/07/10
追加日:2017/08/26
鈴木真二
東京大学名誉教授

ドラッカーの名言「すでに起こった未来」…ドローンの今後

ドローンが拓く「空の産業革命」(6)ドローンの未来

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授の鈴木真二氏が、新技術導入の成功例・失敗例を振り返り、今後のドローンのあり方について解説する。将来、ドローンが全面的に実用化されれば、社会がより便利なものになると期...
収録日:2017/07/10
追加日:2017/09/05
鈴木真二
東京大学名誉教授

零戦の開発段階で起きたフラッター現象…事故の教訓とは

航空機事故ゼロをめざして(1)フラッター現象とは何か

航空機の墜落事故は悲惨だが、人類はこれまで飛行を禁止するのではなく、事故原因を究明し対策を講じる道を選んできた。東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授の鈴木真二氏が、航空機の事故の歴史を振り返り、その安...
収録日:2017/10/30
追加日:2018/02/02
鈴木真二
東京大学名誉教授

リスクを許容しなければリスクマネジメントは不可能

ヒューマンエラーと経営戦略(6)未然防止とリスクの許容

慶應義塾大学理工学部管理工学科教授の岡田有策氏が、事故の分析で日本企業が陥りやすい誤謬について解説する。事故の分析といえば、すぐにレアファクターばかりが検証されるが、未然防止にとって重要な事は、普段の状態、すな...
収録日:2017/09/01
追加日:2018/02/18
岡田有策
慶應義塾大学理工学部管理工学科 教授

テロに対する過剰反応こそがテロリストの成功例となる

テロ対策の理論と実際(1)テロとは何か

2020年東京オリンピックに向けて、本格的なテロ対策が求められている。しかしテロとはどのようなもので、その真の脅威はどこにあるのか。防衛省防衛研究所防衛政策研究室主任研究官の片山善雄氏は、テロに対する過剰反応こそテ...
収録日:2017/12/08
追加日:2018/02/21
片山善雄
元防衛省防衛研究所 防衛政策研究室 主任研究官

社会の新たな枠組みを作るための3つのキーワード

これからの社会と働くということ(2)日本の持続可能性

日本労働組合総連合会(連合)第6代会長の古賀伸明氏が「これからの社会と働くということ」について論じるシリーズ講義。古賀氏は日本社会の持続可能性を議論するにあたり、まず成熟化社会、超少子高齢・人口減少社会という2つ...
収録日:2017/12/27
追加日:2018/02/26
古賀伸明
日本労働組合総連合会(連合)第6代会長

航空機の設計開発における安全性の確保

航空機事故ゼロをめざして(8)設計における安全性確保

航空機は安全性を確保するため、どのように設計されているのか。東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授の鈴木真二氏が、航空機の設計開発における安全性の確保について解説する。現在では、故障しないような設計のみ...
収録日:2017/11/27
追加日:2018/04/06
鈴木真二
東京大学名誉教授

日本の景気は中長期的に見るとかなり危険な状況

2018年激動の世界と日本(1)激変する世界を展望する

2018年はアメリカ、ヨーロッパ、そして東アジアで、大激動の年になるだろうと、公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏は予測する。ドナルド・トランプ大統領の政策、ブレグジットを含めたヨーロッパの状況、中国の台頭と...
収録日:2018/01/16
追加日:2018/04/21
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

睡眠を改善するための生活習慣とは?

睡眠:体、脳、こころの接点(4)睡眠と生活習慣

 人間の睡眠覚醒周期は24時間ではなく本来25時間以上。従って自然にまかせれば毎日1~2時間、睡眠時間が後ろにずれてくるが、人間はさまざまな努力により、睡眠と覚醒のバランスを取り24時間にしている。シリーズ第4話では、睡...
収録日:2018/08/24
追加日:2019/01/21
尾崎紀夫
名古屋大学大学院医学系研究科特任教授

「負い目」と「克己心」こそが「良きもの」をつくる

人間的魅力とは何か(8)すべてを「自分のせい」にせよ

マイケル・ヤングの『メリトクラシー』という本を読んで、なぜビクトリア朝が素晴らしかったのかがわかった。あの時代は、皆が「負い目」を持っていたというのだ。たしかに、「負い目」を持って、なおかつすべてを「自分のせい...
収録日:2019/04/05
追加日:2019/07/12

天気予報の仕組み…どのような原理で行われているのか

異常気象と気候変動・地球温暖化2(3)数値予報の原理

短期の天気予報に関して現在、用いられている数値予報という手法がある。この手法では、観測データを基にコンピューター上に大気を再現するため、現状の情報と物理法則にのっとった非常に正確な予報が可能になる。そのためこの...
収録日:2019/03/26
追加日:2019/07/23
中村尚
東京大学 先端科学技術研究センター 教授

民衆にとって生命維持装置の役割を果たしていたのは「村」

百姓からみた戦国大名~国家の本質(2)「村」という組織の重要性

過酷な生存状況を民衆が生き延びるために重要な存在だったのが、村という組織である。村は百姓たちが集まってできた支援的な共同体であり、各家の私権を制約する公権力としても存在していた。この村を単位に、領主は生産資源を...
収録日:2019/03/20
追加日:2019/09/22
黒田基樹
駿河台大学法学部教授

今起こっている国際秩序の変容は「危機の20年」の再来か

国際秩序の変容~危機の予兆(1)「危機の20年」の再来か

今、国際秩序は変容の時代に入っている。第二次世界大戦の反省から、戦後「復讐のサイクル」をつくらないための国際的な信頼関係と和解が築き上げられてきた。しかし2010年代に入ってから、以前の信頼関係を切り崩す戦略を取る...
収録日:2019/09/03
追加日:2019/11/18

デカップリングは一国の内でも外でも起こっている

アンチ・グローバリズムの行方を読む(3)デカップリング

最近、「デカップリング」という言葉を耳にすることが多いが、これはどのように理解すれば良いのか。元来は安全保障の分野で用いられてきたこの語は、米中の経済関係を中心に、より幅広く生じている情勢の多極化を示す語彙にな...
収録日:2019/11/07
追加日:2019/12/14

交響詩:「音楽+詩」で伝わる劇的なメッセージ

ピアノでたどる西洋音楽史(10)リストと交響詩

ピアノの魔術師として有名なリストも、ベートーヴェンを継ぐロマン派の一員だった。彼は「交響詩」という形式を発明し、メッセージのこもった音楽が国境を越えてより広く伝わることを願った。その成果はスメタナの「モルダウ」...
収録日:2019/09/04
追加日:2019/12/27
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

民衆の意識を変えたペルシア戦争での「サラミスの海戦」

独裁の世界史~ギリシア編(6)ペルシア戦争の意義

「クレイステネスの改革」によりデモクラシーの形式が整えられたアテネで、民衆たちの間に「デーモス」が国を担うという自覚を植え付ける契機となったのは、ペルシア戦争での「サラミスの海戦」だった。戦争が民衆の自覚を促し...
収録日:2019/12/03
追加日:2020/03/21
本村凌二
東京大学名誉教授

コロナ禍による世界的な危機の中、日本には何ができるのか

世界の新型コロナ対応を俯瞰する(6)日本の役割

ウイルスの抑え込みと経済活動の制限は深刻なジレンマとなっており、新興国では大きなダメージを負っている。こうして起こる悪循環を抑えるためにも国際協力や強い国のリーダーシップが必要となるが、アメリカにその役目は期待...
収録日:2020/04/09
追加日:2020/05/30

日本人が理解しにくい米中関係の歴史の「後ろ暗い関係」

歴史から見た中国と世界の関係(2)200年以上の歴史を持つ米中関係

アメリカと中国の関係は、ある意味アメリカと日本よりも親密である。アメリカは独立以前から、中国と貿易関係にあった。またアヘン戦争後はアメリカも中国にアヘンを売っていた。さらに辛亥革命で清朝が倒れると、中華民国を民...
収録日:2020/08/21
追加日:2020/09/28
中西輝政
京都大学名誉教授

現代の「担当大臣」の是非は戦前の「無任所大臣」でわかる

近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(1)「無任所大臣」が生まれた経緯

コロナ禍において、日本では「新型コロナウイルス感染症対策担当大臣」「ワクチン接種担当大臣」などの特命担当大臣が設けられた。これらは果たして機能しているのか。この問題をひも解くために、日本政治における戦前の「無任...
収録日:2021/05/31
追加日:2021/08/04
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

東條内閣の官僚・山崎丹照が構想した強力政治実現への改革

近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(5)大臣を増やすか、減らすか

「無任所大臣の活用」という発想は近衛内閣から東條内閣に引き継がれた。しかし、東條内閣時代はそれに異を唱える役人も登場した。官僚の中枢において、いわゆる「国家デザイン戦略」を担当していた山崎丹照という人物だ。彼は...
収録日:2021/05/31
追加日:2021/09/01
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

日本人は「ルサンチマンの政治」を止めて歴史の教訓に学べ

近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(9)亡国の危機と政治の見直し

このままでは日本も滅びかねない。ルサンチマンの政治は終わりにしなければいけない。そう強く語る片山杜秀氏。日本の行政を立て直すため、かつて近衛内閣と東條内閣時代に構想されたもの、その失敗の歴史を踏まえ、平成の政治...
収録日:2021/05/31
追加日:2021/09/29
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

「魂の清純さ」を失っていない人々は自分が損をしても戦う

作用と反作用について…人間と戦争(2)清純な魂を忘れた西側諸国

英米は、相手が民族として生き残れないところまで制裁で締めつけるところがある。つねに弱い者に味方をして、自分一人の地位を向上させようとしてきたのが、イギリス流の「バランス・オブ・パワー」であった。とはいえ、今回、...
収録日:2022/05/19
追加日:2022/07/08
執行草舟
実業家

柳田國男『遠野物語』に感銘、折口が説いた「生活の古典」

折口信夫が語った日本文化の核心(4)折口信夫の「戦後のメッセージ」

日本人は明治期に日本が近代化する過程で、自分たちに文化があるのか疑問を持つようになる。そうした中、外国の文化に触れることで日本を自覚する岡倉天心や新渡戸稲造のような青年たちも現れる。一方、日本人の生活を見直すこ...
収録日:2022/09/13
追加日:2023/01/16
上野誠
國學院大學文学部日本文学科 教授(特別専任)

IMFの支援なしに再生なし――世界経済を支える3つの機能

世界経済の見方とIMFの役割(5)IMFの歴史と世界経済を支える機能

現在のグローバル経済において、IMFの役割はますます重要になっている。では世界経済を陰で支えるIMFは何を目的にして、どのように生まれたのか。これまでに中南米や欧州、そして東アジアに発生した世界的な経済危機は、IMFの支...
収録日:2023/01/11
追加日:2023/03/02
田中琢二
元・国際通貨基金(IMF)日本代表理事

日本経済の強靭性を高めるタイミングは今…必要な戦略は?

世界経済の見方とIMFの役割(6)これからの世界経済と日本経済への視座

パンデミックに始まり、金融のタイト化、大幅な金融緩和、地政学的リスクの増大と、わずかの期間に世界経済は激しい波に晒されている。デフレ懸念がインフレ懸念に逆転すると、その圧力はさらに強まっている。また、ウクライナ...
収録日:2023/01/11
追加日:2023/03/09
田中琢二
元・国際通貨基金(IMF)日本代表理事

「福田ドクトリン」と全方位平和外交…福田赳夫の真実とは

福田赳夫と日本の戦後政治(8)福田政権「3つの功績」

1976年に発足した福田政権は、経済、外交の両面で主に3つの大きな成果を残した。経済大国となった責任と平和的な国際協調を重んじる政治理念あってのことだが、その一つが「福田ドクトリン」と呼ばれるものである。「平和に徹し...
収録日:2022/09/29
追加日:2023/06/30
井上正也
慶應義塾大学法学部教授

道はあるのになぜできない?新しい成長への改革

日本の「新しい成長」実現のために(4)日本の経済成長のための改革

かつては科学技術立国だった日本だが、最近では欧米や中国などに後れを取るケースも目につく。なぜ日本ではイノベーションが生まれにくく、新しい産業が発展していかないのか。第2次世界大戦後の復興を支えた施策、現状に合わな...
収録日:2023/01/31
追加日:2023/06/05
小宮山宏
東京大学第28代総長

激変する現実を理解し普遍化するために優れた解説者が必須

国際変動の中の経済政策(3)普遍原理としての学問と現実の激変

学問に国境は関係ない。学問は時代や地域を越えた普遍性を持っている。しかし、経済学などその知見をもってしても、国際秩序が不安定となるなど国際社会の荒波の影響を受けると、学問自体が変化しなければいけない。そうした中...
収録日:2023/03/31
追加日:2023/08/05
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

世界で一人負け…「安い国」日本と急性インフレの現実

衰退途上国ニッポン~その急所と勝機(1)安いニッポンと急性インフレ

現在、世界中でインフレが発生し、日本でもここ1年ほど急激なインフレ(物価上昇)が進んでいる状況である。とはいえ日本は、長い間デフレに苦しみ、経済が停滞してきた過去がある。しかも戦後、デフレを経験したのは日本だけな...
収録日:2023/06/30
追加日:2023/10/31
宮本弘曉
一橋大学経済研究所教授

集団的自衛権は国連の理念…「9条の精神」の戦争リスク

ポスト国連と憲法9条・安保(3)集団的自衛権と9条と国連憲章

「平和憲法」ともいわれる所以になっているのが日本の憲法9条。しかし、その「平和」はアメリカの存在があってこそ実現しているという現実がある。世界的に軍事的緊張感が高まっている今般の状況において、「9条の精神を世界に...
収録日:2023/11/01
追加日:2024/01/09
橋爪大三郎
社会学者

1900年代日本経済の不安定化を招いたインフレと不人気政策

歴史的転換点における影の主役「インフレ」(2)幕末のインフレと1900年代前半

インフレ傾向が強まる現在の日本経済だが、幕末にもインフレは起こっていた。黒船来航に震災、疫病など複合的な要因で発生したインフレの影響により明治維新へと突き進んでいくことになるのだが、実は現在の日本とよく似た状況...
収録日:2023/12/26
追加日:2024/02/22
養田功一郎
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 執行役員

なぜウクライナに侵攻?弱小国を狙ってきたロシアの歴史

歴史から考える「ロシアの戦略」(1)ロシアの基本戦略と行動

ロシアの行動を予見するためには、ロシアの歴史をひもとき、その行動パターンや基本戦略を知っておくことが重要である。ロシアの歴史を振り返ると、実はこれまでターゲットにしてきたのは強国・大国ではなく、弱小国であること...
収録日:2024/01/18
追加日:2024/02/19
山添博史
防衛研究所 地域研究部 米欧ロシア研究室長

インドはなぜ急激に発展したのか?2つの大きな理由

グローバル・サウスは世界をどう変えるか(2)躍進するインドの歴史

グローバル・サウスの盟主を自認するインドは、2023年に人口で中国を抜き世界最多となった。中進国にもかかわらずIT産業は飛躍的に発展し、世界の関心を集めている。しかし、インドに限らず多くのグローバル・サウスの国々は欧...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/10
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

急成長するインドネシアとトルコ、その理由と歴史的背景

グローバル・サウスは世界をどう変えるか(3)インドネシアの成長とトルコの外交力

グローバル・サウスの中でも高度経済成長を遂げているのがインドネシアだ。長期のスカルノ時代とスハルト時代を経てその後に民主化が進んだ、東南アジアで最大のイスラム教国である。また、トルコは多国間に接する地理的特性と...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/17
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授