天台宗の開祖・最澄が残した最大の成果は「大乗戒」の確立
【入門】日本仏教の名僧・名著~最澄編(1)比叡山延暦寺の開祖として
比叡山延暦寺を開いた天台宗の開祖として著名な最澄は、エリート僧として出発する。その地位を捨て、比叡山中で12年間修行した彼は、弟子たちにも孤絶した状態での勉強を求める。そのような最澄の残した最大の成果は「二百五十...
収録日:2020/08/20
追加日:2020/12/24
古典と歴史を学ぶ意義…考える力を鍛えるために必要なこと
『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(7)「おいしい人生」のために
「古典と歴史に学ぶ」――大切なこととは知りながら、つい目の前のことにかまけて後回しになりがちだ。だが、歴史を「適者生存のケーススタディ」と捉えれば、どうだろうか。あるいは、古典を「考えるプロの書いた、考え方の型の...
収録日:2020/06/30
追加日:2020/09/12
「人生を幸福にする発想法」で考えると「人間は猪八戒だ」
『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(6)人生を楽しむために学ぶ
「人生を幸福にする発想法」としてのヒントもたくさん詰まっている『還暦からの底力』。例えば「人間は猪八戒のようなものだと考えると全く変わってくる」という話がある。これはどういうことなのか。還暦だけでなく、どんな世...
収録日:2020/06/30
追加日:2020/09/05
「オール・サポーティング・オール」社会のためにすべきこと
『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(5)時間軸を分けて考える
「消費税は貧しい人に厳しい」といわれるが、人口構成の変化をベースに考えると、それは間違いだという。高齢化の進んだヨーロッパの国々は消費税を採用している。重要になるのは、古い常識や慣行にとらわれず、「数字、ファク...
収録日:2020/06/30
追加日:2020/08/29
日本の転勤はおかしい…非人間的な制度の最たるものだ
『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(4)「適用拡大」で貧困老人をなくす
「一括採用、終身雇用、年功序列、定年」という労働慣行は、戦後70年以上にわたり日本の大企業の主流であったが、その中に存在する非人間的な制度に、われわれは気づけなくなっているのではないだろうか。その一つが「転勤」で...
収録日:2020/06/30
追加日:2020/08/22
世界共通なのは、「年功序列」ではなく「成果序列」
『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(3)「年齢フリー」の社会にする
人間にとって一番怖いのは、分からないということだ。若いときは分からないことも多いが、人生を半分走ってきた60歳はその分、世の中のことが分かっているから、何事にも上手に対応できるだろうし、チャレンジもしやすい。そこ...
収録日:2020/06/30
追加日:2020/08/15
「悠々自適」は定年を正当化するための神話にすぎない
『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(2)60歳は折り返し地点
日本では定年を迎えると、「よく頑張ったから、もうゆっくりしてください」「これからは悠々自適で」「毎日が日曜日、満喫して」などといわれることが多い。それは定年を迎えた人間を「社会」や「労働」から切り離そうとする言...
収録日:2020/06/30
追加日:2020/08/08
日本の定年制はおかしい…ガラパゴス的で不幸を招く制度
『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(1)定年制は要らない
新著『還暦からの底力』のなかには、「人生100年時代」を幸せに送るためのヒントが詰まっている。今回のシリーズでは、その本をもとに考え方の軸を根本から変える秘訣を伺った。その一つが「定年型社会」に対する提言だ。本人が...
収録日:2020/06/30
追加日:2020/08/01
元旦は9月、1年は13か月―エチオピアの複雑な暦
映像で考えるエチオピア(4) エチオピア暦とティムカット
多様な文化を持つエチオピアでは、暦も独特だ。長い歴史を持つエチオピア暦はグレゴリオ暦と異なり、新年は9月に始まる。また、13の月があり、ユニークな祝日も多くある。エチオピアの代表的なお祭り「ティムカット」の映像を観...
収録日:2018/07/13
追加日:2018/12/10
保科正之…家光に心から信頼された生き方と力量
知足の政治家・保科正之に学ぶ(1)明暦の大火、臨機の政治
徳川2代将軍・秀忠の庶子として生まれた保科正之。兄で3代将軍・家光からの信を受け、4代将軍・家綱の後見人として手腕を発揮していく。保科正之の生き方には、政治家としてだけでなく、一己の人間として、私たちに教えてく...
収録日:2014/09/03
追加日:2014/11/14
なぜ伊能忠敬は隠居後に地図づくりを成就できたのか
伊能忠敬に学ぶ「第二の人生」の生き方(3)大地図づくり
伊能忠敬は隠居後、念願の幕府の天文方トップである高橋至時に弟子入りをして天体観測や測量を学ぶ。当初は苦労の連続だったものの、若い頃から培ってきた知識と人間力で周囲の協力を得て、地図づくりをすすめる。今回は「第二...
収録日:2020/01/09
追加日:2020/03/15
相撲から供養まで「聖俗表裏一体」な両国回向院の歴史
『江戸名所図会』で歩く東京~両国(3)回向院を訪ねる
両国といえば相撲だが、その歴史は江戸時代に建てられた回向院での「勧進相撲」にまで遡る。大火の犠牲になった無縁仏から、馬や猫といったあらゆる生き物の供養を担った回向院は、有名寺院の出開帳の場として活況を呈した。実...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/10/03
会津藩藩祖・保科正之はどんな人物か?その功績は?
知足の政治家・保科正之に学ぶ(2)転換期の名舵取り役
「ならぬことはならぬものです」。2013年NHK大河ドラマ『八重の桜』でおなじみ、会津藩「什の掟」である。その会津藩の藩祖・保科正之を「現代人が学ぶべき政治家」と推すのが山内昌之氏だ。将軍お膝元の江戸にも、国元...
収録日:2014/09/03
追加日:2014/11/23
黄巾の乱…張角が掲げた16文字のスローガンの意味
「三国志」の世界とその魅力(2)董卓と二袁
早稲田大学文学学術院教授の渡邉義浩氏による広大な三国志の世界観を基礎から学ぶシリーズ講話。第2回目は黄巾の乱による後漢末期の混乱から、董卓、二袁といった人物が台頭し、勢力地図が次々と塗りかえられていくさまを、地図...
収録日:2017/11/10
追加日:2018/02/01
明智光秀はなぜ「本能寺の変」を起こしたか…謀反の諸説
明智光秀の真実(4)「本能寺の変」の謎
「本能寺の変」の謎には、いくつもの仮説がある。古くから囁かれるのが「怨恨説」と「天下取りの野望説」であり、一時は「黒幕説」が盛んだったが、直近では「四国問題説」が浮上している。複合的な要因の核として、「織田信長...
収録日:2019/11/22
追加日:2020/01/14
ローマ共和制の「独裁者を許さない」原則とは?
ローマ帝国への道~ローマ史講座Ⅲ(4)共和制500年の第一原則
早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏によるローマ帝国形成への経緯をたどる連続講義。共和制国家として500年の伝統を持つローマが、その第一原則として徹底的にこだわったのは「独裁者を許さない」ということだった。こ...
収録日:2016/12/16
追加日:2017/04/05
ローマの剣闘士と江戸の花見は庶民の生活を楽しませるため
ローマ史と江戸史で読み解く国家の盛衰(3)剣闘士と花見
庶民のための街づくりは、「人はパンのみにて生きるにあらず」を体現し、江戸では花見、ローマでは剣闘士などが公に準備される。為政者にとってはガス抜きの意味を持つイベントや行楽の重視は、世界史上「パンとサーカス」の名...
収録日:2019/08/06
追加日:2020/01/02
天下人となった織田信長が努めたのは朝廷や寺社の保護だった
天下人・織田信長の実像に迫る(5)朝廷・寺社との関係
天下人となった織田信長は、これまで「革命児として朝廷や寺社勢力を排除した」というイメージで伝えられてきた。しかし最近の研究によると、実情はそうではない。朝廷や寺社を保護し、同時代の政治や社会の「保障者」であろう...
収録日:2020/03/17
追加日:2020/07/27
紀元前から実践、世界中で注目されるファスティングの効果
新しいアンチエイジングへの挑戦(3)選食とファスティングで防ぐ老化
「テロメア」や「生物学的年齢」など人の寿命を予測する指標がアンチエイジング研究の中で見いだされ、アンチエイジングに有効な方法も具体的に明らかになってきている。今回は、古くから断食として知られる「ファスティング」...
収録日:2024/06/26
追加日:2024/10/24
司馬遷が李陵を弁護して受けた宮刑の屈辱
『歴史とは何か』を語る(12)李広と李陵と司馬遷の悲劇
司馬遷が宮刑を受け、男性機能を奪われたのはなぜか、ご存じだろうか。李広と李陵、そして司馬遷の悲劇から、歴史学者・山内昌之氏が歴史的世界を眺める。『歴史とは何か』を語るシリーズ・第12回。
収録日:2014/12/03
追加日:2015/08/17
ナノマシン医療でナイチンゲールの予言を実現化する!
ナノテクノロジーで創る体内病院(5) 病院の要らない社会
3,000年前に松葉杖を発明した人類は、今世紀、ナノマシンによって体内に病院を創ろうとしている。東京大学政策ビジョン研究センター特任教授でナノ医療イノベーションセンター長の片岡一則氏が強調するのは、研究とビジネスの融...
収録日:2016/10/24
追加日:2017/03/22
『魏志倭人伝』には陳寿の理念と事実が混在する
『三国志』から見た卑弥呼(2)陳寿の執筆意図
『魏志倭人伝』は『三国志』の中で倭国(邪馬台国)がどの異民族よりも圧倒的な存在感を持っていたことを表すものだが、早稲田大学文学学術院教授の渡邉義浩氏はさまざまな角度から著者・陳寿の執筆意図について論じる。注目す...
収録日:2018/03/15
追加日:2018/08/24
大宝律令が元号を日本の社会に定着させた
元号とはなにか(1)元号の始まり
2019年5月1日、新しい元号がスタートする。新元号の公表時期はおよそ1カ月前と発表されている。この機に先んじて、東京大学史料編纂所教授の山本博文氏に「元号とはなにか」を集中講義していただいた。第1回の今回は、元号の始...
収録日:2018/09/13
追加日:2018/11/23
日本の元号に最も多く使われた漢字は?
元号とはなにか(4)江戸時代と近現代の元号
1400年におよぶ元号の歴史は、近代に入り「一世一元」へと転換を果たす。天皇一人につき一つの元号とするこの制度は、明治天皇以来まだ150年の歴史しか持たないのである。長い歴史の中、元号にはどのような変化があったのか。シ...
収録日:2018/09/13
追加日:2018/11/26
元号を使う国は日本だけ…その意義と制定時の6つの留意点
元号とはなにか(5)元号の本質と将来の展望
かつて中国の制度を取り入れて始まったのが日本の元号だが、今や元号を使用する国は世界中で日本だけとなっている。第二次世界大戦後、連合国の占領時代には元号廃止論を唱える動きもあった。シリーズ最終話では、元号の本質を...
収録日:2018/09/13
追加日:2018/11/27
留守政府の光と影…改革の連打と井上馨らの汚職
明治維新から学ぶもの~改革への道(14)留守政府の腐敗
岩倉使節団出発後、留守政府は学制・徴兵令・地租改正・太陽暦採用等の改革を連打していく。一方、鉱山利権にからむ「尾去沢銅山事件」、「山口県地租米不正事件」等、留守政府の不正も続出。これはいったいどういうことなのか...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/27
弥生時代の開始時期を発見した「炭素14年代測定法」とは
弥生時代の歴史~研究最前線(1)炭素14年代測定法
ここ15年の弥生時代研究の大きな進展は、具体的な西暦年代を用いて時代区分を表現できるようになったことである。藤尾慎一郎氏のチームは、「炭素14年代測定法」と呼ばれる方法を用いた調査によって、弥生時代が従来考えられて...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/01
織田信長に高く評価された明智光秀の功績と凄さ
明智光秀の真実(2)織田信長との出会いと活躍
足利義昭の周旋役として、明智光秀は織田信長に接近する。当初は「両属」として義昭・信長の双方に仕えていた光秀だが、やがて室町幕府再興の望みは捨て、信長の家臣として実力を発揮することになる。そうして、金ヶ崎の退き口...
収録日:2019/11/22
追加日:2019/12/31
「天下布武」に込められた室町幕府再興への織田信長の想い
天下人・織田信長の実像に迫る(3)「天下布武」と室町幕府再興
「天下布武」には、織田信長が武力をもって全国を平定しようとした勇ましいイメージが伴うが、実際は少し異なる。最近の研究では、実際に「幕府による天下再興を成し遂げる」という意思が込められていたことが解明している。上...
収録日:2020/03/17
追加日:2020/07/13
サウジのインバウンド消費に影響を与えたコロナ19感染拡大
イスラム世界におけるコロナ問題(1)サウジアラビアのコロナ対策
山内昌之氏が中東、イスラム世界におけるコロナ問題について解説する。コロナウィルスはイスラム諸国にも深刻な影響を及ぼしている。サウジアラビアはハッジ(メッカ大巡礼)と犠牲祭の規模を縮小した。イスラムの重要な行事の...
収録日:2020/08/04
追加日:2020/09/12
『古事記』と『日本書紀』の大きな違い…その神話と構造
世界神話の中の古事記・日本書紀(2)『古事記』と『日本書紀』の違い
人間と神との距離感が非常に近い日本神話。その日本神話の代表的なものが『古事記』『日本書紀』であるが、この2作は全く性質が異なるものだと鎌田東二氏は言う。『古事記』と『日本書紀』は、どのような点がどのように異なるの...
収録日:2020/10/05
追加日:2021/04/07
『日本書紀』で伝えられた聖徳太子と歌の物語
「万葉集」の聖徳太子――語りかける人(3)歌の背景としての物語
歌は感情の吐露だから、その歌が出てきたときの背景として、物語がある。物語とは、亡くなった人の言動を語り伝えることも指すのだが、その語りによって人はよみがえり、それが供養につながるのである。『万葉集』所載の聖徳太...
収録日:2021/06/04
追加日:2021/07/30
人生前半の支援を手厚く!社会保障と税の一体改革の真髄とは
総理として実感した国家経営の要諦(3)財源の話を先送りしない
「財源なくして政策なし」という方針のもと、国家経営の基本として2番目に重きを置いたのは、財源の話を先送りしないことだったという野田氏。超高齢社会に突入し財政難を抱える日本だが、歳入の減少と歳出の増加という、いわゆ...
収録日:2024/04/18
追加日:2024/11/27
葛飾北斎も描いた、江戸随一の遊び場「両国」の風景
『江戸名所図会』で歩く東京~両国(1)繁華街として栄えた両国
江戸時代後期に書かれた地誌『江戸名所図会』(えどめいしょずえ)を見ていくと、江戸時代の街の様子や人々の暮らしぶりを知ることができる。今回は、繁華街として栄えた「江戸の遊び場」を解説する。まずスポットを当てるのは...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/09/22
アウトサイダーな乞食僧だった空海、なぜ密教の頂点へ?
空海の真髄(1)空海の半生と詩的感性で開く密教世界
真言宗の開祖にして日本三筆のひとりである空海を「詩人」として理解していくのが、本講義の要訣である。鎌田東二氏によると、密教は詩的な感覚をフルに活用した宗教であり、詩が分からなければ密教は分からないという。最初は...
収録日:2024/08/26
追加日:2024/11/02
マスメディアとニューメディアの違い
ニューメディアの誕生:マルティン・ルターの宗教改革にかかわらしめて
私たちが始めたこのニューメディアは、既存のマスメディアとは対極にあり、それはマルティン・ルターの宗教革命にも匹敵するものである。社会変革は、一人の視聴者に心を込めて伝えようとするメディアから始まる。
収録日:2013/09/12
追加日:2014/02/24
戦後70周年、中ロ共催の記念式典の動きも
「2015年問題」を考える
2015年は戦後70周年にあたる節目の年。中国とロシアはこの年に合同イベントを行うとの情報がある。このことが、隣国である韓国、北朝鮮、そして日本にどんな影響を与えるのか。この「2015年問題」について石川好氏が...
収録日:2013/10/31
追加日:2014/05/01
「エリート官僚・科挙」と「低い識字率の庶民」という矛盾
中国近代化の真実~科挙と日清戦争(1)ピンインと科挙
四声と発音は、中国語の第一関門。それを表す記号に島田晴雄氏は注目した。漢字の読みをアルファベットで記す「ピンイン」はわずか100年の歴史。その裏には近代西洋文明と遭遇した中国の深い悩みが隠されていた。(前編)
収録日:2014/03/04
追加日:2014/05/01
複雑なウクライナの宗教と民族との関係
ウクライナの宗教と民族の歴史(1)四大宗派併存の歴史と背景
国際的関心の集まるウクライナ情勢だが、ウクライナを理解するにはこの地方特有の複雑な宗教と民族の関係を知らなければならない。ロシアとウクライナ、西部と東部、ローマカトリックとギリシア正教、といった二項対立のみでは...
収録日:2014/05/22
追加日:2014/06/05
ムハンマドは神の啓示を受けた預言者で共同体の最高指導者
ムハンマドを知る(1)その役割と人物像
最近、イスラムが国際政治をにぎわすことが多くなってきたが、それに関連して「ムハンマド」という名を聞くことも多い。ムハンマドは、キリスト教のイエスや仏教の釈迦などと並び称される宗教リーダーだが、その役割には大きな...
収録日:2015/05/28
追加日:2015/06/22
岩倉使節団欧米視察中に成し遂げた西郷隆盛の功績
西郷南洲のリーダーシップ(2)『西郷南洲翁遺訓』を読む
岩倉使節団の留守を預かった西郷南洲(隆盛)は、旧制度の問題を一気に解決しようとした。その決断の源を知る手掛かりが、西郷が遺した『西郷南洲翁遺訓』にある。東洋的リーダーシップを語ることは西郷を語ることでもあると言...
収録日:2015/02/27
追加日:2015/08/31
空腹はサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活発化させる
クスリのいらない健康法(8)長生きに必要な「空腹の時間」
がんの若年化が進み、今や親が子どもの葬式をする「逆さ仏」現象の時代が到来しつつある。医師・石原結實氏は、その原因が食べ過ぎと食の欧米化にあるという。食べ過ぎるよりも空腹である方が、脳の働きを活性化し、長生きにも...
収録日:2015/06/14
追加日:2015/11/09
食生活改善でがん死は減る
クスリのいらない健康法(12)アメリカが認めた日本食
40年前にアメリカで組織された政府委員会が出した結論は、なんと「一番健康的な食事は日本食だ」というものだった。西欧発の栄養学は見直され、アメリカでは野菜や穀物、低脂肪のタンパク質が重視されるようになった結果、心...
収録日:2015/06/14
追加日:2015/12/07
アサド大統領の最大の政治責任は国家存続を危うくしたこと
中東の火種・シリア(3)世界革命史から見たアサド
アサド大統領の暫定政権残留をめぐって、国際世論が二分している。そもそもアサド大統領の最大の政治責任はどこにあるのだろう。シリア問題の世界史的意味をめぐって、歴史学者・山内昌之氏が、18世紀フランス革命や20世紀...
収録日:2016/02/10
追加日:2016/03/21
聖徳太子は「皇太子」だったことを忘れてはならない
法隆寺は聖徳太子と共にあり(2)神と仏の二人三脚体制
聖徳太子は仏教を日本に取り入れ、そして広めた。そう教えられてきた聖徳太子像に対し、法隆寺管長・大野玄妙氏は注意を促す。聖徳太子について考える上でまず重要なのは、彼が皇太子であることだ。すなわち彼本来の仕事は、日...
収録日:2016/03/09
追加日:2016/10/08
「和を以て貴し」とした聖徳太子の理想的社会像とは何か
法隆寺は聖徳太子と共にあり(3)「みんな一緒に」の精神
どちらか一方ではなく、仏も神も両方大事にする。一神教の信者からすれば信じ難いこの感覚こそ、多様性と調和を重んじる日本独特の宗教性を示していた。法隆寺管長・大野玄妙氏は、多様性も含めて「和」を強調した聖徳太子の発...
収録日:2016/03/09
追加日:2016/10/15
仏国土は水平的世界だが「浄土に登る」―日本的仏教観
法隆寺は聖徳太子と共にあり(4)仏国土はどこにあるか
私たち日本人は、外からの諸物をそのまま受け入れるのではなく、自分たちの基準に従って取捨選択し、自分たちに都合よく組み上げてしまうことを得意とする。そしてそれは、典型的な経典解釈すら、日本風にアレンジしてしまうこ...
収録日:2016/03/09
追加日:2016/10/22
的外れな少子化対策…男女共同参画や待機児童より非婚・晩婚
第三次ベビーブームはなぜ起きなかったのか
日本には、これまで二度のベビーブームがあった。第一次ベビーブームは第二次世界大戦後、昭和22年から昭和24年に生まれた「団塊の世代」。第二次ベビーブームは、この世代が親となった昭和46年から昭和49年頃を指す。では、次...
収録日:2017/03/27
追加日:2017/04/27
人生を健康に過ごすためのエイジマネジメント
労働寿命と健康寿命の延伸(3)エイジマネジメント
働く人が暦年齢を意識することなく、生涯にわたって健康で活力にあふれた状態で、より生産的に働くためには、どうすればいいのか。産業保健活動の中で、それぞれの年代に応じた取り組みを創出することを「エイジマネジメント」...
収録日:2018/02/22
追加日:2018/04/30
4段階で考える「産業保健」戦術
労働寿命と健康寿命の延伸(4)4段階の産業保健戦術
一般財団法人日本予防医学協会理事長の神代雅晴氏が、高齢労働問題を産業保健の観点から解説する。神代氏は産業保健戦術として4段階あるという。4段階とは個人、職場、企業、そして国や行政レベルのことで、これら4段階での戦術...
収録日:2018/02/22
追加日:2018/05/02
ローマの皇帝に必要だと言われた2つの資質は?
五賢帝時代~ローマ史講座Ⅷ(2)暴君の経験を経てネルウァ登場
五賢帝時代はどのように始まったのか。東京大学名誉教授の本村凌二氏が、カリグラ、ネロ、ドミティアヌスという五賢帝時代前の暴君の経験を経てネルウァが登場するまでを、グラビタスとレビタスという2つの皇帝の資質から語る。...
収録日:2018/02/08
追加日:2018/05/13
ライフネット生命創業者が大学学長になった理由
出口治明が語る「教養と日本の未来」(1)学長就任の理由
2018年1月、ライフネット生命の社長、会長を歴任した出口治明氏は、公募によって立命館アジア太平洋大学(APU)学長に就任した。なぜ出口氏は、立命館アジア太平洋大学(APU)学長を引き受けたのか。APUの学風やビジョンと、契...
収録日:2018/02/23
追加日:2018/05/01
「労働寿命」が延びれば「健康寿命」も延びる
労働寿命と健康寿命の延伸(6)労働意欲と健康の関係
一般財団法人日本予防医学協会理事長の神代雅晴氏は、労働寿命の延伸が健康寿命の延伸につながるという仮説の下、AAI(アクティブエイジングインデックス)を開発し、WAI(ワークアビリティインデックス)との併用調査でその仮...
収録日:2018/02/22
追加日:2018/05/05
茶室建築「数寄屋」にある三つの意味
岡倉天心『茶の本』と日本文化(4)茶室と茶会
岡倉天心の『茶の本』第四章は、「茶室」と題されている。茶室の構造が持つ趣向は、西洋建築が持つ壮麗さとも日本の寺院建築の重厚さとも正反対の極致を示す。その真髄について、東京女子大学名誉教授の大久保喬樹氏にご案内い...
収録日:2018/05/22
追加日:2018/07/01
ペリーと阿部正弘…黒船来航から15年で幕府が潰れた理由
幕末・維新史を学ぶ~英傑たちの決断(1)ペリー来航と阿部正弘の改革
ペリー来航という天下の一大事に対して、老中・阿部正弘は幕政改革を行い、挙国一致の政治を進めていった。それ以前の幕政は幕閣のみで重要な決定を行ったが、阿部は大名との協調と公論の重視を押し出したのだ。それはなぜか。...
収録日:2018/08/20
追加日:2018/11/01
天平時代の四文字元号から平安時代の「元号らしい元号」へ
元号とはなにか(2)奈良・平安時代の元号
平成から次の元号への改元を前に、「元号」への注目が高まっている。シリーズの第2話では、中国から導入した元号の風習が日本流に定着していく奈良時代から平安時代にかけての元号事情を追う。(全5話第2話)
収録日:2018/09/13
追加日:2018/11/24
天皇家や朝廷の衰微が元号制定に大きな影響を与えた
元号とはなにか(3)鎌倉・室町・戦国時代の元号
新しい元号への注目が集まる中、歴史的遺産と呼べる元号本来の意味合いや変遷について、日本人は案外知ることが少ない。平安貴族の定めた元号の風習は、武家支配の世の中をどのように生き延びたのか。シリーズ第3話では、鎌倉、...
収録日:2018/09/13
追加日:2018/11/25
かつての米ソ関係と現在の米中関係の違い
平成時代の国際情勢を振り返る~冷戦終結から何を学ぶか~
平成元年は冷戦終結の年だが、その後、ソ連の代わりに台頭してきた中国は、かつての米ソのような敵対しながら分かり合える関係には至っていない。平成から新たな元号に変わる2019年にあたり、平成時代の国際情勢を振り返り、未...
収録日:2018/12/26
追加日:2019/02/06
元号「令和」の出典『万葉集』「梅花の歌の序文」とは
「令和」の出典「梅花の歌三十二種の序文」を読み解く
元号「令和」。今上天皇の生前退位に伴い、ご健在のもと改元が行われたのは近代国家になってからは初めてのことであった。また、漢籍からではなく、日本の古典である『万葉集』から文字が選定されたのも、記録上は初めてのこと...
収録日:2019/04/06
追加日:2019/04/16
国是として現在も生きる明治天皇「五箇条の御誓文」の影響
明治維新から学ぶもの~改革への道(3)明治天皇と五箇条の御誓文
若き明治天皇は、新政府の意向により、西洋の皇帝をモデルとする宮中改革に育てられた。時間的・空間的な日本の象徴として君臨する天皇は、親臨と直裁により大きな成長を遂げる。自らご誓約された「五箇条の御誓文」は、明治新...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/21
奥羽越列藩同盟はなぜ新政府と戦ったか…東北戦争の経緯
明治維新から学ぶもの~改革への道(5)東北戦争
慶応4(1868)年の江戸城無血開城後、各地で激しい内戦が繰り広げられた。特筆すべきは東北戦争である。京都守護職として幕末の京都で治安を担当していた会津藩主松平容保を朝敵と断じる薩長新政府と、断罪に納得できない東北諸...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/24
天の川銀河は、1000億の恒星と星間物質からできている
現在の宇宙の姿(3)天の川と銀河系
銀河系の形は薄い円盤状で、太陽系は円盤の周縁に近い位置にある。太陽系から、銀河面と呼ばれる銀河系の赤道面に沿った方向を見ると、ガスやダストといった星間物質が光を遮るため、遠くの星まで見ることはできない。少し斜め...
収録日:2018/12/26
追加日:2019/06/06
「サイエンス」の本来の意味である「知識」とは何か
西洋文明の起源から見るグローバル化(4)科学の起源
現代にいたる科学の始まりはギリシアにあった。ただし、当時の人々が考えていたのは自然科学領域だけではなく、「証明され、体系を持ち、真理を表す知識」の総体がそう称されたのである。科学と技術は決して混同されることなく...
収録日:2019/05/29
追加日:2019/08/01
イスラエルの近代史を知れば、危機意識が高い理由が分かる
イスラエルの現況と日本(2)近代イスラエルの歴史
なぜイスラエル人は危機意識が高いのかを知るには、近代国家成立以降の歴史を振り返る必要がある。1948年5月、独立宣言翌日に隣国から侵攻を受けたイスラエルは、その後ほぼ10年おきにアラブ勢力との衝突を繰り返している。第一...
収録日:2019/06/11
追加日:2019/08/23
戦国時代、民衆にとっての課題は生き延びること
百姓からみた戦国大名~国家の本質(1)戦国時代の過酷な生存環境
戦国時代とはどのような時代だったのか。過去の資料から見るとまず浮かび上がってくるのは、この時代の人々は、季節性に左右された周期的な大飢饉に生存を脅かされていたということである。それゆえ民衆にとっての課題は、常態...
収録日:2019/03/20
追加日:2019/09/15
「酸素同位体比年輪年代法」で弥生時代の開始年代確定へ
弥生時代の歴史~研究最前線(2)酸素同位体比年輪年代法
炭素14年代測定法を用いて、藤尾慎一郎氏のグループは弥生時代の開始年代が500年さかのぼることを発表したが、開始年代にはまだ議論がある。本講義では、新たに開発された「酸素同位体比年輪年代法」と呼ばれる方法について解説...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/01
わが身と場が運命的に重なるものとして使うのが掛詞
和歌のレトリック~技法と鑑賞(4)掛詞:その2
今回、百人一首の中から紹介する和歌は、いずれも大変技巧的に凝ったものだ。私たちは「技巧的」というと表面的で心がこもらないと思いがちだが、和歌のレトリックは気持ちをきれいに包装して相手にわたすような技法だと渡部泰...
収録日:2019/06/17
追加日:2020/01/22
歴史には進歩で捉える見方と過去の関係で捉える見方がある
日本近現代史と歴史認識~日中韓の葛藤(1)歴史の見方、捉え方
山内昌之氏が執筆、編集を担当した『日本近現代史講義』に基づき、日本の現代政治の構造、日中・日韓関係についての理解を深めるシリーズ講義。山内氏は歴史とは時間が基礎的な素材であり、大きな「時間の区分」を単位として、...
収録日:2019/08/22
追加日:2020/02/02
ジロンド派からジャコバン派へ…なぜ革命は急進化するのか
独裁の世界史~フランス革命編(3)革命はなぜ急進的になるのか
ルイ16世のパリ脱出は、国民を失望させる。革命派は、諸外国の干渉をはねのけようと「革命戦争」を起こすが、失敗。この間にも王家と諸外国の内通が疑われ、王政廃止と国王夫妻の処刑が断行される。 革命プロセスが先鋭化するの...
収録日:2020/01/10
追加日:2020/09/25
建武の新政と千種忠顕、文観、阿野廉子らは本当に悪か?
『太平記』に学ぶ激動期の生き方(3)2つの評価が交差する「建武の新政」
元の記述に足利政権が改訂の筆を入れたために、複雑な物語となった『太平記』。具体的に、どのような人物についてどのような描き方をされているのだろうか。それを読み取ることで、さらに『太平記』の物語の特長が浮かび上がり...
収録日:2020/08/26
追加日:2020/11/15
中東での感染拡大の背景にある3人の独裁者とは
中東におけるコロナ問題(2)独裁者と陰謀論
多宗教、多民族ゆえに国家としてのまとまりに欠ける中東諸国は、国としての形式を維持するために独裁者を冠しているケースが少なくない。山内昌之氏はこの独裁者を「世俗的独裁者」「神権的独裁者」「超俗的独裁者」に分類し、...
収録日:2020/09/01
追加日:2020/11/10
コロナを克服し新しい日常を実現するための「3つの教訓」
中東におけるコロナ問題(3)変化する日常とサアディーの教訓
コロナ禍によりイスラムの生活習慣から、挨拶としての抱擁、茶店での談笑や情報交換など中東独特の風景が姿を消しつつある。山内昌之氏はイスラム世界がコロナ禍以降の新しい日常を獲得するために必要なポイントを、詩人サアデ...
収録日:2020/09/01
追加日:2020/11/18
空海と最澄の関係に大きな影響を与えた「密教」の位置づけ
【入門】日本仏教の名僧・名著~空海編(1)空海と最澄
弘法大師としても知られる空海は、どんな人物だったのだろう。伝教大師とも呼ばれる最澄と対比すると、分かりやすい。二人は同時期に遣唐使として中国へ渡るが、当時の最澄は天皇の帰依篤い貴賓待遇、空海は無名の自費留学生に...
収録日:2020/08/20
追加日:2021/03/04
徳川吉宗が障害を持った家重を9代将軍に指名した理由
徳川将軍と江戸幕府~家重、家治、家斉編(1)徳川吉宗の後継問題
8代将軍・徳川吉宗は長男の家重を後継に指名した。しかし家重は、生まれながらに言語障害を持っており、さらに弟の宗武のほうが優秀だといわれていた。にもかかわらず、なぜ吉宗は家重を後継としたのだろうか。(全5話中1話)
...
収録日:2020/12/14
追加日:2022/01/15
ギリシア神話…ゼウスの「父親殺し」とオリュンポス十二神
ギリシア神話の基本を知る(1)「ゼウス以前」の神々の戦い
ギリシア神話で名が知られている神はいくつかあるが、最も知られているのが全知全能の神ゼウスだろう。実はギリシア神話には、ゼウスに至るまでにも神々の闘争の物語がある。ここではギリシア神話をゼウス以前と以後に分け、ゼ...
収録日:2022/03/29
追加日:2022/08/18
現実を律する者が一番偉い――徳川家康が重んじた儒教思想
徳川家康の果断と深謀~その指導者論・組織論(4)家康と儒教
それまで日本は仏教を重んじてきたが、徳川家康は儒教に重きを置いた。それは儒教が徹底したリアリズムであり、現実世界を治めるものがもっとも偉いのだとしたからである。そしてそれに加えて家康が取り入れたのが「東照大権現...
収録日:2022/09/14
追加日:2022/12/20
『古代中国の24時間』英雄だけでなく無名の民に注目!
古代中国の「日常史」(1)日常史研究とは何か
古代中国といえば、三国志のような興亡史や、その中心で活躍した武将の名前が連想されることが多いだろう。しかし、激しい戦乱の陰には一般市民の変わらない生活があった。様々な史料を手がかりに名もなき人々の生活実態を調査...
収録日:2022/09/09
追加日:2023/02/05
ウクライナ戦争は何年続く…世界史が物語る戦争の不可思議
世界史から見たウクライナ戦争と台湾危機(1)長期戦の歴史と「ピュロスの勝利」
2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻。両者の攻防は1年が経過してもなお続いているが、いったいこの戦争はどのような終結を迎えるのか。さらなる長期化の可能性を考えたとき、過去に長期化した戦争の歴史を振り返ること...
収録日:2023/02/28
追加日:2023/03/29
徳川家康ではなく織田信長…司馬文学が描く「別の可能性」
司馬遼太郎のビジョン~日本の姿とは?(5)移動と破壊と自由の実現
『ペルシャの幻術師』に始まった司馬文学は、『草原の記』で終わる。大陸ロマンを奉じた司馬遼太郎にとって、馬賊への憧れから転じた「移動と破壊と自由の実現」という夢を日本の歴史小説で仮託させたのが「英雄が自由な創意で...
収録日:2023/03/16
追加日:2023/06/18
聖徳太子の「和」は議論の重視…中華帝国への独立の気概
聖徳太子「十七条憲法」を読む(1)十七条憲法を学ぶ現代的意義
「和を以て貴しと為(す)」に始まる聖徳太子の「十七条憲法」。これほど有名で、内容の一部も広く知られている日本古代の文書は他にないのではないだろうか。十七条憲法は日本の道徳、倫理の歴史を考える上で、一つの重要な出...
収録日:2023/08/24
追加日:2023/12/07
「和歌」と「宣命」でたどる奈良時代の日本語とその変遷
文明語としての日本語の登場(1)古代日本語の復元
日本語の発音は、漢字到来以来一千年の歴史を通してどう変わってきたのか。また、なぜ日本語は「文明語」として世界に名だたる存在といえるのか。二つの疑問を解き明かす日本語学者として釘貫亨氏をお招きした。1回目は古代日本...
収録日:2023/12/01
追加日:2024/03/08
母音は8つ?『古事記』偽書説?…古代日本語をめぐる発見
文明語としての日本語の登場(3)奈良時代の日本語の特徴
カールグレンや有坂秀世の研究が明らかにした奈良時代語の特徴は大きく二つある。一つは「ハヒフヘホ」が「パピプペポ」と発音されていたこと。もう一つは母音が8種類あったことである。これらは明治期に「上代特殊仮名遣い」と...
収録日:2023/12/01
追加日:2024/03/22
高福祉国家フィンランドでも…世界的に進む人口減少の実態
教養としての「人口減少問題と社会保障」(3)なぜ少子化は止められないのか
なぜ人口減少は止まらないのか。日本の場合、合計特殊出生率の低下に加え、20~30代の女性の数自体が大幅に減っているという現状がある。さらにこの人口減少は日本だけの傾向にとどまらず、世界的にも問題となっている。それは...
収録日:2024/07/13
追加日:2024/11/12
空海が主著『秘蔵宝鑰』で示した密教的世界観とは?
空海の真髄(2)主著『秘蔵宝鑰』と密教の世界観
『秘蔵宝鑰』は、『秘密曼荼羅十住心論(十住心論)』を淳和天皇の勅命により簡潔かつ印象的に説いた空海の主著である。秘密の蔵の宝の鍵を意味する「秘蔵宝鑰」では、密教と真言の世界に入り理解するため、冒頭に詩も添えられ...
収録日:2024/08/26
追加日:2024/11/09