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「礼」の検索結果

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「仲間と認めつつも、中心はあくまでも中国」という姿勢

中国の「なぜ」(3)なぜ「朝貢が中国外交の基本になったのか」

中国の朝貢外交とは何か。原点はどこにあるのか。今なお深く根ざす「朝貢」の遺伝子から、中国を理解するヒントを示す。(全8話中第3話)
収録日:2013/08/05
追加日:2014/02/24
石川好
作家

沖縄米軍基地移設「最低でも県外」とは何だったのか?

沖縄問題を考える(3)名護市長との議論と鳩山首相の発言

基地移転の問題について、名護市長と島田晴雄氏はどのような議論を交わしたのか。また民主党政権時代、鳩山首相の発言によって沖縄県民がどれほど怒りを覚えたのか。当時の様子を振り返りながら詳しく状況を語る。(全6話中3話目)
収録日:2013/12/25
追加日:2014/02/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「一対一の勝負のしがいがある」と感じたプーチンという男

Q.外交で各国のトップと会談をしてきた際のエピソード、印象に残った人は

野田佳彦が首相在任中の首脳会談にみた、オバマとプーチンについて語る。
収録日:2013/11/06
追加日:2014/02/24
野田佳彦
衆議院議員

「中東」とは何か?~3つの手がかりから深める理解

中東を理解するために

2011年の「アラブの春」以後、いまだに厳しい内戦やテロが続く中東情勢だが、そもそも「中東とは何か」「イスラムとは何か」など複雑で分からないという声も多い。中東秩序の変化と歴史的背景、そして西洋大国やロシアとの関係...
収録日:2014/02/05
追加日:2014/02/24
山内昌之
東京大学名誉教授

英エコノミスト誌も「外交的な大失敗」と論評

靖国神社の参拝がなぜ問題になるのか(1)安倍首相の靖国参拝と国際的波紋

安倍総理の靖国参拝は中国、韓国のみならず欧米諸国にも波紋を広げた。各国新聞でも外交的失策と厳しい指摘を受けたこの行為は、中国、韓国の対日批判を優位にする理由を与えてしまったと言える。小泉・安倍両総理の時代背景を...
収録日:2014/02/12
追加日:2014/02/24
若宮啓文
元朝日新聞主筆

憲法違反にならないよう参拝に数々の工夫を施す

靖国神社の参拝がなぜ問題になるのか(3)中曽根首相の公式参拝とその中止

私的靖国参拝をした三木首相の10年後、中曽根総理は公式参拝をしたが、中国のA級戦犯合祀批判の浮上や胡耀邦総書記の失脚などの結果、総理は公式参拝を中止。中国の賠償放棄による合祀批判や対日的愛国教育の面からも首相の公式...
収録日:2014/02/12
追加日:2014/02/24
若宮啓文
元朝日新聞主筆

「外国に干渉されることではない」と8月15日に参拝

靖国神社の参拝がなぜ問題になるのか(4)小泉首相の参拝と、解決への道

小泉首相の在任中6回の靖国参拝は東アジア外交に大きな困難をきたした。なぜ首相参拝が行われたのか、支持されたのか。その理由を紐解きながら、憂慮すべき点も例示し、A級戦犯合祀を含む靖国問題の解決点を示す。
収録日:2014/01/17
追加日:2014/02/24
若宮啓文
元朝日新聞主筆

「官僚・実業家・政治家」三拍子そろった超絶指導者・原敬

ジェネラリストの巨星・原敬

「歴史は必然の流れ」とするヘーゲルやマルクスに異を唱え、「優秀な人間が徹底的な努力をすれば世の中は動く」と主張する齋藤健氏。『転落の歴史に何を見るか』の著者で、原敬を徹底的に研究し心酔する氏が、原敬が備えていた...
収録日:2014/02/24
追加日:2014/02/24
齋藤健
衆議院議員 経済産業大臣

反共同盟への思いと韓国への謝罪で臨んだ李承晩との交渉

安倍首相と祖父・岸信介氏のDNA(3)岸氏に学ぶべきこと

岸信介氏が進めた日韓国交交渉。そこには植民地支配の屈辱を体験した韓国の琴線に触れた岸氏の言葉があった。これから良好な日韓関係を構築していくためにはどうすべきか、岸氏の秘話はいま大いに参考になるだろう。
収録日:2014/02/22
追加日:2014/03/06
若宮啓文
元朝日新聞主筆

山尾庸三―工部大学校を設立した「工学の父」

技術と民生から見た明治維新(2)山尾庸三

本編シリーズ講話第2回は、「工学の父」、山尾庸三。現在の東京大学工学部である工部大学校を設立し、近代国家の土台を技術で支える人材を輩出した教育者。明治の文明開化を「生きた機械」として助力した男は、もともと「尊王...
収録日:2014/02/12
追加日:2014/03/06
山内昌之
東京大学名誉教授

政権運営とは坂道で雪だるまを押し上げていくようなもの

霞が関と力を合わせて~本当の政治主導と政権運営で大切なこと~

リーマンショック直後、財務副大臣、財務大臣として、財務省の人たちとともに厳しい予算編成を進めてきた野田佳彦氏。国難の中での霞が関での経験が、その後の政権運営に如何なる影響を及ぼしていったのか。そして本当の政治主...
収録日:2014/02/27
追加日:2014/03/20
野田佳彦
衆議院議員

北垣国道―京都の水利に尽力した「琵琶湖疏水の父」

技術と民生から見た明治維新(4)北垣国道

本編シリーズ講話第4回は、琵琶湖疏水の父・北垣国道。いまで言えば新幹線や青函トンネルの開通にも比すべき琵琶湖疏水の大事業を成し遂げ、その後も北海道の民生の長期的な安定と繁栄のために尽力した彼の功績を振り返る。
収録日:2014/02/26
追加日:2014/03/20
山内昌之
東京大学名誉教授

田辺朔郎―北垣国道と土木事業の前線を担った「水運の父」

技術と民生から見た明治維新(5)田辺朔郎

本編シリーズ講話第5回は、北垣国道とともに京都や北海道で数々の土木事業に取り組んだ田辺朔郎。その仕事に見る明治の先人たちの発想の豊かさ、教養とセンス、志の深さに触れつつ、現代日本の繁栄がこの努力に根差しているこ...
収録日:2014/02/26
追加日:2014/03/27
山内昌之
東京大学名誉教授

バラ、光、歌で奇跡のV字回復!ハウステンボスの集客戦略

ハウステンボス再生への戦略(1)仕組みで勝つ

18年間赤字のハウステンボスを1年で黒字に転換させた澤田秀雄氏。〝100万本のバラ〟〝光の王国〟〝ハウステンボス歌劇団〟など、数々の魅力あるイベントで集客を増やしてきた、ハウステンボス再生における澤田氏の戦略論に迫る。
収録日:2014/03/31
追加日:2014/05/15
澤田秀雄
株式会社エイチ・アイ・エス 最高顧問

運が悪いときは「時間」と「距離」が解決してくれる!

わが行動原則「運気と波動」

 エイチ・アイ・エス会長にして、ハウステンボス再建に絶大な手腕をふるった澤田秀雄氏が、その豊富な人生経験やビジネス経験から得た行動原則とは? 目に見えない力を引き付けて自らのパワーにする澤田氏の秘密を垣間見る。
収録日:2014/03/31
追加日:2014/05/22
澤田秀雄
株式会社エイチ・アイ・エス 最高顧問

経営の神様から学んだ「国家経営」という考え方

四人の恩師

政治家・前原誠司氏にとって、欠かすことができない四人の恩師がいる。国際政治を学んだ学生時代、松下政経塾の頃、そして政治家になってからと、大事な時期に前原氏を支えた恩師たち。その人物像について、前原誠司氏が熱く語る。
収録日:2014/03/20
追加日:2014/06/05
前原誠司
衆議院議員

複雑なウクライナの宗教と民族との関係

ウクライナの宗教と民族の歴史(1)四大宗派併存の歴史と背景

国際的関心の集まるウクライナ情勢だが、ウクライナを理解するにはこの地方特有の複雑な宗教と民族の関係を知らなければならない。ロシアとウクライナ、西部と東部、ローマカトリックとギリシア正教、といった二項対立のみでは...
収録日:2014/05/22
追加日:2014/06/05
山内昌之
東京大学名誉教授

「ユニエイト」というあり方がウクライナの民族文化を醸成

ウクライナの宗教と民族の歴史(2)ギリシア・カトリック信仰と民族文化

ウクライナ語を話す西ウクライナ地方の住人には、独特なギリシア・カトリック(ユニエイト教会)信仰が深い。対立と弾圧を余儀なくされた彼らの間には「教会に対する戦いは、文化に対する戦いだ」との言い回しがある。その手掛...
収録日:2014/05/22
追加日:2014/06/05
山内昌之
東京大学名誉教授

書物こそ永遠に尽きることのない知恵を与えてくれる友

読書とは何か(1)私たちは本から何を得るべきなのか

ものを考えるとき、私たちは書物に頼ることがある。いったい読書とは何か。読書が私たちに何を与えてくれるのか。この命題について、中東の逸話から江戸時代の文筆家まで、古典的な書物の中で語られた言葉を引用しながら、迫っ...
収録日:2014/04/09
追加日:2014/07/03
山内昌之
東京大学名誉教授

「護憲」と「勲章拒否」という二つの原点

失われている「保守の知恵」~友好の井戸を掘った人たち(6)-1 城山三郎

青年期に戦争という国家による裏切りを体験した作家・城山三郎。国家と社会と大義への復讐戦として、城山が生涯かけて貫いた信念とは? 盟友の佐高信が語る。(前編)
収録日:2014/02/07
追加日:2014/07/07
佐高信
評論家

格差拡大に歯止めがかかっているのは社会保障があるから

社会保障と税の一体改革(2)2段階目の消費税引き上げと格差問題

「社会保障と税の一体改革」に関する野田佳彦前総理の講演の後編。「社会保障と税の一体改革」にとって最大の意味を持つ2段階目の消費税引き上げ。来年10月に控え、年内の決断を迫られる安倍政権に対して、野田氏がその想い...
収録日:2014/06/07
追加日:2014/07/10
野田佳彦
衆議院議員

映画『ハナ』でも描かれた南北朝鮮統一チーム実現の偉業

失われている「保守の知恵」~友好の井戸を掘った人たち(7) 荻村伊智朗

幻の「南北朝鮮統一」を卓球の世界で成し遂げた荻村伊智朗。元世界チャンピオンの卓球選手にして元国際卓球連盟会長。ノーベル平和賞にも値する偉人は、なぜ忘れられかけているのか。
収録日:2014/02/07
追加日:2014/07/17
佐高信
評論家

危機管理のプロ・宮城県村井知事と二人三脚で被災地を回る

東日本大震災を振り返る~地元・気仙沼への想い~

東日本大震災のときの貴重な経験が、今の小野寺五典氏を支えている。果たして震災時はどんなことがあったのか。それが、その後の政治活動にどんな影響をもたらしたのか。当時を振り返りながら、地元・気仙沼への想い、自らの役...
収録日:2014/06/17
追加日:2014/07/24
小野寺五典
衆議院議員

50年前にも、福原愛ちゃんがいた?!

失われている「保守の知恵」~友好の井戸を掘った人たち(8)松崎キミ代

卓球を通じて周恩来に可愛がられ、厚遇を受けることで日中の友好の井戸を掘った松崎キミ代。彼女のような人々のスポーツ交流や文化交流がもたらす国際関係上の恩恵について、自身も卓球青年だった佐高信氏が熱く語る。
収録日:2014/02/07
追加日:2014/07/24
佐高信
評論家

幼少期から四書五経を読み、12歳で『自教鑑』を著す

読書とは何か(3)人生修行の素材としての読書

読書が私たちにもたらす意味や影響は、江戸時代も現代もさして変わらない。江戸時代の偉大な為政者である松平定信と、教育者・吉田松陰それぞれの読書観をエピソードを交えて紹介しつつ、読書という行為がもつ意義や楽しさにつ...
収録日:2014/04/09
追加日:2014/07/25
山内昌之
東京大学名誉教授

「諸国間の経済的相互依存が戦争を無効化させる」は誤り

対中国問題は政経分離で考えよ

強大化した中国は、今や日米をも上回る軍事力を持つに至った。脅威である。しかしそんな中国にも、重大なアキレスの踵があると岡崎久彦氏は指摘する。安全保障とビジネスの関係を喝破した卓見。
収録日:2014/06/25
追加日:2014/07/31
岡崎久彦
外交評論家

ギリシア語を学ばなくてもホメロスが読める素晴らしさ

読書とは何か(4)現代の日本語で気軽に「古典」を読む

休日には、平素の考えを見直し、深め、反省して次に生かしたいと考える人が多いだろう。そのための手段こそ「古典」だと山内昌之氏は言う。古典に接して開かれる世界の広さと豊かさ、その全てを自国語で読める喜び。当たり前に...
収録日:2014/04/23
追加日:2014/08/01
山内昌之
東京大学名誉教授

ガザ地区のイスラエルとハマスの対立を3つの次元で考える

ガザ地区におけるイスラエルとパレスチナの対立(1)三つの次元の変化

多くの犠牲者を出して、今なお、戦火の絶えないパレスチナ・ガザ地区。イスラエルとパレスチナの問題は、なぜ根本的解決に至らないのか? 歴史学者・山内昌之氏が三つの次元でこの問題の深層に迫る。
収録日:2014/07/30
追加日:2014/09/04
山内昌之
東京大学名誉教授

ガザを統治するハマスはなぜ妥協なき戦いを続けるのか?

ガザ地区におけるイスラエルとパレスチナの対立(2)イスラエルの軍事作戦とハマスの政治的戦術

ガザ地区ではなぜ、恒久的平和はおろかしばしの停戦状態さえ維持できないのか? そこにはイスラエルの報復的軍事行為もさることながら、イスラエルとの交戦を高次の政治的意図をもって捉えるハマスの発想が大きく影響している...
収録日:2014/07/30
追加日:2014/09/08
山内昌之
東京大学名誉教授

アメリカの伝統的な「二重封じ込め」政策の再現

「イスラム国」米イラク空爆~六つの背景とシリア情勢への対応~(後編)

イスラム国に対する米軍のイラク空爆開始からはや1カ月、事態は長期化の様相も呈し、出口が見えない。米欧、特にアメリカが軍事攻撃に打って出た六つの背景と、シリア情勢への対応について、山内昌之氏が鋭く分析する。(後編)
収録日:2014/09/18
追加日:2014/09/25
山内昌之
東京大学名誉教授

吉田茂に「国会議員になったら」と誘われた兄の議論力

過去から未来へ、京都学派の役割(4)父・髙坂正顕と兄・坂正堯の眼

哲学者として京都学派を代表する父・髙坂正顕の息子でありながら、父とは異なる道を歩んだ国際政治学者・髙坂正堯。親子の心の交流とそれぞれの道を究めた過程を、髙坂節三氏が客観的視点をもって丹念に語る。(全5話中第4話目)
収録日:2014/07/18
追加日:2014/09/30
髙坂節三
公益財団法人 日本漢字能力検定協会 顧問

北京オリンピックの「開幕式」で見せた儒教的概念の復活

現代中国の儒教復興(1)国家のレジティマシーと儒教

戦後、儒教に対する関心が急速に薄れた日本とは対照的に、今、中国では儒教復興現象が広まっている。そこには、中国政府が新しいフェーズに入るにあたって儒教を必要とした背景がある。その背景とこれからの課題を、東京大学東...
収録日:2014/09/09
追加日:2014/11/06
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

保科正之…家光に心から信頼された生き方と力量

知足の政治家・保科正之に学ぶ(1)明暦の大火、臨機の政治

徳川2代将軍・秀忠の庶子として生まれた保科正之。兄で3代将軍・家光からの信を受け、4代将軍・家綱の後見人として手腕を発揮していく。保科正之の生き方には、政治家としてだけでなく、一己の人間として、私たちに教えてく...
収録日:2014/09/03
追加日:2014/11/14
山内昌之
東京大学名誉教授

旧満州で孔子廟を見学! 注目すべき民間儒教の動きとは?

現代中国の儒教復興(2)儒教をどう捉えるのか

中国では、大学を中心とした各立場の儒教論のみならず、民間レベルにおいても儒教復興の動きが活性化しているという。中国のそれぞれの儒教的立場の特徴を知ったうえで、日本に目を転じた時に見えてくるものとは? 中島隆博氏...
収録日:2014/09/09
追加日:2014/11/16
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

孔子の生誕地のお祭りで感じた強烈なメッセージとは?

現代中国の儒教復興(4)ポスト世俗化時代の宗教の意味

本シリーズでは、中国の儒教復興の流れとダイナミズム、今日的な意義について考えてきた。最終回では、儒教復興が「ポスト世俗化」の枠組みの中で起こったこと自体に焦点を当てる。宗教の再定義が進む世界で、儒教は今後どう位...
収録日:2014/09/09
追加日:2014/12/03
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

「歴史とは何か」を考える枠組みと問題への関心

『歴史とは何か』を語る(3)隠された秘密のメッセージを読み解く

ヘロドトス、司馬遷、吉田松陰、福沢諭吉。古今東西を縦横に往来する『歴史とは何か』の枠組みを、著者である山内昌之氏自らが語る。過去の歴史家が史料に隠した秘密のメッセージとは。シリーズ第3回。
収録日:2014/10/08
追加日:2014/12/12
山内昌之
東京大学名誉教授

ISが挑戦しているのはサイクス・ピコ秘密協定の無効化

第一次世界大戦から100年にあたって(1)20世紀の病根と21世紀の進路

「2014年は後世、国際政治と世界史の転換点として記憶されるかもしれない」と山内昌之氏は言う。第一次世界大戦から100年。ようやく世界で一番むごかった戦争の痕跡が、中東でもウクライナでもそして日本でも、何か新し...
収録日:2014/11/05
追加日:2014/12/28
山内昌之
東京大学名誉教授

スエズ運河とアラビア湾が挟む中東の地政学的意味が大変化

第一次世界大戦から100年にあたって(2)帝国崩壊の余波と中東の役割

第一次世界大戦から100年、中東から黒海に至る地域で国際秩序を揺るがす事件が絶え間なく続いている。これまで第一次世界大戦に関する考察は、ヨーロッパの中心性を自明の前提とし、中東の事象は脇に追いやられる傾向があった。...
収録日:2014/11/05
追加日:2014/12/29
山内昌之
東京大学名誉教授

日本海軍の第二特務艦隊、地中海で奮戦す…その成果と教訓

第一次世界大戦から100年にあたって(3)第一次世界大戦における日本

概して、日本人の第一次世界大戦に対する見方は希薄であるが、この大戦が日本の立場を大きく変化させたのは確かである。その変化は何を日本にもたらしたのか? また何が第二次世界大戦の悲劇につながったのか? 山内昌之氏が...
収録日:2014/11/05
追加日:2014/12/30
山内昌之
東京大学名誉教授

西郷隆盛や大久保利通など諸藩も優秀な人材育成を始動

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(01)世界史の中の幕末

日本の近代は、「黒船来航」を契機に動き出した。しかし、それは突発的な事件ではなく、起こるべくして起こった歴史の必然だったのだ。幕末の日本と世界の歴史的状況を結んで語る歴史学者・山内昌之氏の幕末長州に関するシリー...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/01/04
山内昌之
東京大学名誉教授

キェルケゴールの思想…野生の鴨の教えが実存主義を生んだ

野鴨の哲学~安楽から離れ自分自身を生きる(1)自らの主体で生き抜いたキェルケゴール

雪のコペンハーゲンで、42歳という若さで野垂れ死んだ実存哲学の創始者・キェルケゴール。その哲学の根底には、彼が少年時代に実際に体験した自然からの教えが宿っていた。感性論哲学で各界著名人に多大なる影響力をもつ行徳...
収録日:2014/02/26
追加日:2015/01/06
行徳哲男
日本BE研究所 所長

イスラム国掃討には2つの世界大戦より時間がかかる

イスラム国とクルド独立(1)イスラム国と世界のジレンマ

2014年は、イスラム国成立の年として歴史に刻まれるだろう。「それ以前の中東に戻ることは考えづらい」と歴史学者の山内昌之氏は言う。2015年、第二次世界大戦敗戦から70年を迎える日本は、イスラム国をどう見るべき...
収録日:2014/12/12
追加日:2015/01/21
山内昌之
東京大学名誉教授

クルド人とイスラム国(ISIL)…対立の経過と意味

イスラム国とクルド独立(2)イスラム国vsクルド~中東の新たな対決構図

イラクとシリアで戦闘を繰り広げるイスラム国によって国際的な表舞台に登場したのが「クルド問題」だ。トルコ、シリア、イラク、イランに四散して虐げられ反目し合ってきたクルド人は、厳しい戦いを通じて自らの存在と勢力を世...
収録日:2014/12/12
追加日:2015/01/22
山内昌之
東京大学名誉教授

イスラム国がもたらしたクルド独立国家への道

イスラム国とクルド独立(3)イスラム国がもたらしたクルド独立国家への道

中東におけるイスラム国とクルド民族の対決は思わざる波及効果を引き起こしていると、山内昌之氏は見る。それは、クルド人の反目を解消させ、イラク軍の腐敗を露呈させ、欧米を中心とする国際世論を揺るがす勢いとなっている。...
収録日:2014/12/12
追加日:2015/01/23
山内昌之
東京大学名誉教授

「子どもは母が育てる」が金科玉条ではない!

女性に選択の自由が生まれた時代

勤めるもよし、専業主婦になるもよし、NPOで活動するもよし。女性に選択の自由が生まれたと、小宮山宏氏は語る。その根拠は何か。プラチナ構想ネットワーク「女性の活躍ワーキンググループ」での経験から語る。
収録日:2014/12/18
追加日:2015/01/26
小宮山宏
東京大学第28代総長

吉田松陰の叔父・玉木文之進…松下村塾の創始者の実像とは

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(5)叔父・玉木文之進の教育

「松下村塾」は、吉田松陰の名で知られるが、実は松陰の叔父・玉木文之進が立ち上げた私塾であった。文之進はなぜ松下村塾を立ち上げたのか。そして、悲劇といわれるその最期にはどのようないきさつがあったのか。歴史学者・山...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/02/01
山内昌之
東京大学名誉教授

黒船で密航を図った吉田松陰のエスプリは「認識、即実践」

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(06)松陰の思想「知行合一」

世間一般には「尊王攘夷論者」で知られる吉田松陰。しかし、単純な排外主義者ではなく、むしろ非常に柔軟な思考の持ち主であると語る歴史学者・山内昌之氏。果たして松陰の思想はいかなるものだったのか。松陰が目指した国の姿...
収録日:2014/12/24
追加日:2015/02/08
山内昌之
東京大学名誉教授

歴史が証明する「本当の勇者、智者」とは?

「イスラム国(ISIL)」日本人殺害事件に際して~私たちが得た教訓ととるべき態度

テロの歴史で一番凶悪な部類に入るイスラム国の事件から得られた教訓や、今後私たちがとるべき態度とはどのようなものか。イスラム研究の第一人者・山内昌之氏がイスラム国日本人殺害事件を語る。(シリーズ講話第1話目)
収録日:2015/02/03
追加日:2015/02/10
山内昌之
東京大学名誉教授

推測の批判は敵を利する‥古代ローマ期『モラリア』の示唆

「イスラム国(ISIL)」日本人殺害事件に際して~「イスラム国」報道への危惧

「今回のイスラム国事件に際して、テレビやインターネットで繰り広げられた詮索や推測による政府批判には問題がある」と、イスラム研究の第一人者・山内昌之氏は危惧する。山内氏がイスラム国日本人殺害事件を語る。(シリーズ...
収録日:2015/02/03
追加日:2015/02/11
山内昌之
東京大学名誉教授

「2014年は国際政治と世界史の転換点」

「イスラム国(ISIL)」日本人殺害事件に際して~転換期に出現した「異次元の危機」

「イスラム国(ISIL)」の出現を「異次元の危機」と呼ぶ歴史学者・山内昌之氏は、このテロ集団の危機について、最も早くから警鐘を鳴らしてきた識者の一人だ。その危惧は日本人拉致殺害事件として表面化してしまい、日本と...
収録日:2015/02/03
追加日:2015/02/14
山内昌之
東京大学名誉教授

北朝鮮からのミサイル防衛のため日本がやるべき3つの対策

安全保障最前線(2)北朝鮮問題を考える

これまで何度も弾道ミサイル発射を実施し、同時に核実験も進めてきた北朝鮮。それに対し、六者会合で対応してきたが、果たして北朝鮮の狙いはどこにあるのか。そして日本がとるべき対応策は。北朝鮮による弾道ミサイルの歴史を...
収録日:2014/08/01
追加日:2015/02/15
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

伊藤博文、山縣有朋ら俊才を輩出した松下村塾の2つの特徴

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(07)松陰の教育と幕末の志士たち

東京大学名誉教授である歴史学者・山内昌之氏は、吉田松陰の教育者としての才能を高く評価している。それぞれの個性や長所を伸ばすことに長けていた松陰。松下村塾でどのような教育を施したのか。また、そこで学んだ若者たちが...
収録日:2014/12/24
追加日:2015/02/15
山内昌之
東京大学名誉教授

「良識あふれし賢き側」‥日本が採るべき道とは?

「イスラム国(ISIL)」日本人殺害事件に際して~日本は中東人道支援を止めるべきなのか

中東から悲惨なニュースが日々送られてくる現在、日本人としてどう向き合うべきか定めかねているのが多数の良識派ではないだろうか。中東・イスラム史研究における日本の第一人者で、古典や近代文学を通じて日本人の精神性の研...
収録日:2015/02/16
追加日:2015/02/24
山内昌之
東京大学名誉教授

7世紀のハワーリジュ派とISとの比較

「イスラム国(ISIL)」日本人殺害事件に際して~ハワーリジュ派とイスラム国

「イスラム国(ISIL)」事件で変化したのは中東の意識ではなく、日本自身の中東への関与姿勢ではないか、と歴史学者・山内昌之氏は問いかける。「中東で愛される日本」という建前や欧米とは一線を画する安心立命の境地から...
収録日:2015/02/16
追加日:2015/02/25
山内昌之
東京大学名誉教授

孝明天皇を盾にした過激な攘夷論がもたらした京都の変化

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(09)長州藩の反幕意識

吉田松陰亡き後、長州に残された弟子たちがその衣鉢を継ぐには、幾つもの障害があった。桜田門外の変の後、いったん「公武合体」論によって融和しようとした幕府と朝廷は、「攘夷」の一点で互いに譲れなかったからだ。政局は二...
収録日:2014/12/24
追加日:2015/03/01
山内昌之
東京大学名誉教授

エネルギー・IT・農業、日本の成長のための課題総まとめ

これからの日本へ~異次元的成長戦略の提案

高齢化、人口減少の他にも、日本はエネルギー、IT、農業その他、多くの分野で大きな課題を抱えている。今、日本はどのような課題を抱えているのか、再度分析、整理し、そのために日本は何を成すべきなのかを問いかける。今後...
収録日:2015/01/27
追加日:2015/03/05
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

中東諸国の国益が交錯し、より有利な影響力を諸外国は模索

「イスラム国」と中東の変動(2)「冷戦」復活という見立て

中東情勢に詳しい歴史学者・山内昌之氏によれば、中東の大変動は、かつての同盟・協力関係も劇的に変化させた。今までの同盟関係の崩壊に代わり生じているのが対ISのつながりだ。しかし、これも単一に語ることができないのが...
収録日:2015/02/25
追加日:2015/03/07
山内昌之
東京大学名誉教授

「文明の衝突」がイスラム世界内部で頂点に達している

「イスラム国」と中東の変動(3)中東の未来地図

大きなパラダイムシフトを通じて、中東はどこに着地しようとするのだろうか。世界が注目する動向について、歴史学者・山内昌之氏は現代史上に先行する相似形を見出している。かつて強大な帝国を倒してつくられた人工国家・ソ連...
収録日:2015/02/25
追加日:2015/03/09
山内昌之
東京大学名誉教授

「反省」はあるが「侵略」も「植民地支配」もない

どうなる?戦後70年「安倍談話」(3)豪州演説にみる方向性

戦後70年安倍談話に当たっては、村山談話を「全体として継承」するも、「侵略」や「植民地支配」という言葉を同様に用いるわけではないと明言した安倍晋三首相。果たしてどのような内容になるのか。その参考となるのが、20...
収録日:2015/01/29
追加日:2015/03/12
若宮啓文
元朝日新聞主筆

池田屋で凶刃に倒れた松門四天王・吉田稔麿の師譲りの逸話

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(11)薩長の対立

幕末から明治にかけ、日本の政治を大きく変革した原動力は、薩長連合にあった。しかし、実は、幕末の政治局面で、長州と薩摩が対立関係にあったことは、あまり知られていないと山内昌之氏は語る。文久3(1863)年、両藩の...
収録日:2015/01/14
追加日:2015/03/15
山内昌之
東京大学名誉教授

友にして敵なのか、敵にして友なのか―中東の複雑性

中東のパラダイムシフト―「敵の敵は友」か?

中東情勢に詳しい歴史学者・山内昌之氏は、「敵の敵は友」といった単純な構図では到底中東の複雑性は語れないと言う。このような混迷の中、中東ではパワーシフト、イデオロギーシフトが起きている。ソ連解体の構図、ハンチント...
収録日:2015/03/11
追加日:2015/03/21
山内昌之
東京大学名誉教授

既存のアラブ国家解体と新勢力の台頭

中東のパラダイムシフト―アラブ国家解体と新勢力台頭

歴史学者・山内昌之氏は、中東は大きなパラダイムシフトを起こしつつ、未だその真空を埋めるに足る権力バランスに欠けており、これが、アラブに破綻国家現象を起こしていると語る。既存のアラブ国家の解体と衝突し合う新勢力、...
収録日:2015/03/11
追加日:2015/03/22
山内昌之
東京大学名誉教授

イスラエルが危惧するイラン・米国の融和

中東のパラダイムシフト―米国・イラン・イスラエル

いま中東各国間において、従来の関係性や同盟のあり方が変化していると、歴史学者・山内昌之氏は指摘する。そこには、目先の利害関係や脅威だけではなく、歴史的、宗教的意味を持った対立があり、それぞれの関係性に影響を与え...
収録日:2015/03/11
追加日:2015/03/23
山内昌之
東京大学名誉教授

国立博物館襲撃は政府エリートを狙った明確な戦術

チュニジアにおけるテロの狙い

2015年3月18日、チュニジアのバルドー博物館がテロリストにより襲撃された。これには、チュニジアの重要産業である観光業への打撃という以上に、テロリストが意図する本質的意味がある。イスラム教徒でありながら新しい...
収録日:2015/03/24
追加日:2015/03/27
山内昌之
東京大学名誉教授

アジアの人たちと心の絆を結ぶ―心のインフラの改善を

日中協調発展のために(2)歴史教育と道徳教育

歴史認識問題は、国際社会で非常に重視されており、日中、日韓だけでなく、グローバルな視点から考えなくてはいけない問題である。その認識を日本の中で広く共有するため、本質的な歴史教育の見直しの必要性を説くキヤノングロ...
収録日:2015/01/05
追加日:2015/03/31
瀬口清之
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

大不況下でも解雇や減給をしなかった幸之助―経営の原点

松下幸之助の言葉~人間大事の心(1)一人も解雇するな、1円も給料を下げるな(前編)

松下幸之助の晩年23年間を秘書として仕え、PHP研究所の社長も務めた江口克彦氏が、今の時代でも色あせない「経営の神様」の珠玉の言葉について語る。1929年の世界恐慌の際、松下電器製作所は大不況の中で社員の解雇も...
収録日:2014/01/20
追加日:2015/04/01
江口克彦
株式会社江口オフィス代表取締役社長

「後世のために何を植えられるか」がいま問われている

“志”とは何か?

松下政経塾の理事・塾頭、常務理事・副塾長を歴任し、現在は志ネットワークの代表として、次代を担う人材の育成に注力する上甲晃氏は、「松下幸之助の晩年の10年間に仕えるのは、非常に得難い機会だった」と振り返る。松下幸...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/01
上甲晃
志ネットワーク代表

「若い人を元気にするために」が最大の課題

「青年塾」運営のための3つの約束

志ネットワーク代表として「青年塾」を運営する上甲晃氏は、塾生に自分の方から三つの約束を手渡しているという。日本中の若者に志を植えつけることを人生のテーマに据えた上甲氏が差し出す「三つの約束」とは? 松下幸之助氏...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/04
上甲晃
志ネットワーク代表

死にかかった路上生活者は姿を変えたイエス・キリスト

マザーテレサとの出会い

松下政経塾で14年間、青年塾で18年間、人材育成に携わってきた志ネットワーク代表・上甲晃氏。苦労を重ねる中で救いになったのは、マザーテレサの言葉だという。人生が変わったというマザーテレサとの出会いのエピソードを...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/09
上甲晃
志ネットワーク代表

ローザンヌ合意は中東の典型的なゼロサムゲームの図式

中東の覇権を握ろうと目論むイランの野望

2015年4月2日、イランのウラン濃縮に関する「ローザンヌ合意」がP5プラス1との間に交わされた。このことは、急速に進行する中東地政学の書き換えとどのような関係があるのだろうか。歴史学者・山内昌之氏に聞いてみた。
収録日:2015/04/07
追加日:2015/04/14
山内昌之
東京大学名誉教授

現代人の歴史解釈の基本は「ふりかえれば未来」

「ふりかえれば未来」を歴史解釈の基本に

「歴史家の仕事は、出来事や人びとの在り方をできるだけ客観的に見て、公平・平等に評価することにある」。そう山内昌之氏は指摘する。現代の世界にも、歴史解釈をめぐって自由な議論ができる国と、政治の圧力で決める国とがあ...
収録日:2015/02/25
追加日:2015/04/19
山内昌之
東京大学名誉教授

イスラエルは中東ゲームのワイルドカードを握っている

イランは中東の新しい地政学をリードできるのか?

歴史学者・山内昌之氏がイランとともにその動向を注視しているのがイスラエルだ。しかし、いずれにしても、政府の統治レベルも低く市民の主体性も欠如している中東で、安定と秩序を構築するのは容易ではない。山内氏が、その中...
収録日:2015/04/07
追加日:2015/04/22
山内昌之
東京大学名誉教授

自分を批判する人をむしろ重用し、相手の批判からも学ぶ

松下幸之助の言葉~人間大事の心(4)批判してくれる人は大事にせんとあかん

松下幸之助の晩年23年間を秘書として仕え、PHP研究所社長を務めた江口克彦氏が、今の時代でも色あせない「経営の神様」の珠玉の言葉について語る。松下幸之助は、自分を批判する人をむしろ重用し、目の前で自分を批判して...
収録日:2014/01/20
追加日:2015/04/27
江口克彦
株式会社江口オフィス代表取締役社長

戦後70年間の実績の中に反省や謝罪の表れを見てほしい

戦後70年の歴史認識~中韓の意図と平和国家日本(2)平和国家としての歩み

第一次世界大戦中に起こったアルメニア人虐殺事件は、現在でもトルコとアルメニアの間に衝突をもたらしている。歴史認識をめぐる日本と中国・韓国の対立でも、一人歩きした数字と戦後の取り組みがすれ違っている。歴史学者・山...
収録日:2015/04/22
追加日:2015/05/07
山内昌之
東京大学名誉教授

中東・ロシアの混乱は「サイクス・ピコ秘密協定」に起因

第一次世界大戦100年と日本(1)ポスト冷戦の終焉

日本人には印象の薄い第一次世界大戦だが、実は「20世紀の病根のほとんど全てが第一次世界戦に由来する」といわれるほど、歴史的に重要な転換点だった。一体その時、世界はどう変わったのか。そしてそれは今にどう影響してい...
収録日:2015/04/15
追加日:2015/05/21
山内昌之
東京大学名誉教授

石油における安全性と確実性は多様性と多元性に潜む

第一次世界大戦100年と日本(2)石油と安全保障

中東の紛争、「イスラム国」(IS)、ウクライナ。現在の国際秩序を揺るがす混乱のどれもが、まさか100年前に五つの大帝国が崩壊した余波だとは。歴史学者・山内昌之氏が“石油エネルギー”の視点からこの一世紀の近代史を読...
収録日:2015/04/15
追加日:2015/05/21
山内昌之
東京大学名誉教授

地中海で学んだ通商破壊戦の重要性を帝国海軍は生かせず

第一次世界大戦100年と日本(3)生かされない教訓

日本人の第一次世界大戦に対する意識は、今も当時も希薄だ。だが、実は日本軍は陸軍・海軍ともに参戦し、地中海にも軍を派遣していた。第一次世界大戦における日本の意外な動向とその影響を、歴史学者・山内昌之氏が語る。シリ...
収録日:2015/04/15
追加日:2015/05/25
山内昌之
東京大学名誉教授

平成バブルの崩壊はさながら第一次大戦後の反動不況

第一次世界大戦100年と日本(4)バブルの類似性

第一次世界大戦後の不況と現在の不況は似ている、と歴史学者・山内昌之氏は指摘する。一体どこがどのように似ているのだろうか。シリーズ「第一次世界大戦100年と日本」第4回(全5回)。
収録日:2015/04/15
追加日:2015/05/25
山内昌之
東京大学名誉教授

日本資本主義の父・渋沢栄一が『論語と算盤』で説いた道徳

グローバル化時代の資本主義の精神(4)日本の近代資本主義~渋沢栄一から福澤諭吉まで

日本の近代資本主義の精神にも日本版プロテスタンティズムと言える系譜がある。「道徳」「勤勉」をキーワードに、あるいは、陽明学を受容、時に否定しつつ時代を築いた日本の近代資本主義。渋沢栄一、井上哲次郎、内村鑑三、福...
収録日:2014/11/07
追加日:2015/05/28
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

この懇談会は総理の談話の草案を提示する場所ではない

戦後70年談話~政治と歴史認識(1)21世紀構想懇談会の役割

2015年の夏に予定されている安倍晋三総理大臣の戦後70年談話発表に向け、有識者による「21世紀構想懇談会」が発足。山内昌之氏は、そのメンバーとしてこれまで会合を重ねてきたが、この懇談会に関して一部誤解があるよ...
収録日:2015/05/12
追加日:2015/05/28
山内昌之
東京大学名誉教授

丸山眞男の盟友ロバート・ベラーの問い「日本はどこに?」

グローバル化時代の資本主義の精神(5)グローバル市民社会への貢献の鍵~弱い規範としての「禮」

丸山眞男の盟友であったロバート・ベラーは、日本びいきという一面がある。だが、同時に、彼が投げ掛けた問い「日本はどこに?」は、日本への問いかけであり、「グローバルな市民社会に資するような資本主義の精神とは何であり...
収録日:2014/11/07
追加日:2015/06/01
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

大国の没落やパワーシフト、相次ぐ外交失策・・・

第一次世界大戦100年と日本(5)歴史は繰り返す

「歴史から学ばぬ者は歴史を繰り返す」が、「学者も無学の者も、ともに歴史を理解することができる」のが、歴史の特徴だ。歴史学者・山内昌之氏が、歴史から学ぶ姿勢を改めて問う。シリーズ「第一次世界大戦100年と日本」第...
収録日:2015/04/15
追加日:2015/06/01
山内昌之
東京大学名誉教授

加害者と被害者への固執―日本の一般市民も辟易した表れか

戦後70年談話~政治と歴史認識(3)韓国の反応と日本人

安倍首相が2015年夏に発表を予定している「戦後70年首相談話」に向けて、韓国の高官からの反応や要求が相次いでいる。安倍首相の発言が世界からも注目を浴びる今、16人からなる有識者会議にも連なる歴史学者・山内昌之...
収録日:2015/05/12
追加日:2015/06/08
山内昌之
東京大学名誉教授

規範をどう考えるかによって王陽明の弟子たちが分裂

近代中国哲学と西洋哲学(1)陽明学左派の思想

王陽明以降の中国思想は、「規範」という難問に直面した。彼らはそれをどのように考えたのか。中国哲学者でありながら西洋哲学にも詳しい東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏が、洋の東西を渡り歩くシリーズ「近代中国哲学...
収録日:2014/12/19
追加日:2015/06/15
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

1915年の悲劇もトルコ・アルメニア間の歴史認識問題

戦後70年談話~政治と歴史認識(4)歴史解釈の違いが生む各国の対立

今年は日本にとって戦後70年の節目に当たる年だが、トルコとアルメニアにとっては第一次世界大戦中、両国の間に起こった大悲劇ともいうべき事件から100年という年でもある。この事件においては両国の見方に食い違いがあり...
収録日:2015/05/18
追加日:2015/06/15
山内昌之
東京大学名誉教授

「朝鮮王室儀軌」返還後相次ぐ韓国からの文化財返還請求

戦後70年談話~政治と歴史認識(6)日韓関係と「カタストロフィー」

100年前に起こったトルコの「カタストロフィー」問題について、議論が再燃している。トルコ人の中には「死体は衣装箪笥にしまうには重すぎる」の名言を吐いたEU加盟論者もいたという。この議論は単なる歴史認識のために行...
収録日:2015/05/18
追加日:2015/06/22
山内昌之
東京大学名誉教授

ムハンマドは神の啓示を受けた預言者で共同体の最高指導者

ムハンマドを知る(1)その役割と人物像

最近、イスラムが国際政治をにぎわすことが多くなってきたが、それに関連して「ムハンマド」という名を聞くことも多い。ムハンマドは、キリスト教のイエスや仏教の釈迦などと並び称される宗教リーダーだが、その役割には大きな...
収録日:2015/05/28
追加日:2015/06/22
山内昌之
東京大学名誉教授

慈悲深さ・寛容さと前向きさを持ち合わせたバランス感覚

ムハンマドを知る(2)「罪と罰」の裁定者

中東情勢が世界の注目を集める今、その動向を理解するにはそこに住まうイスラムの価値観を知る必要があるだろう。預言者ムハンマドの人物像を知ることは、その何より確かな道筋となる。歴史学者・山内昌之氏のナビゲートで、ム...
収録日:2015/05/28
追加日:2015/06/22
山内昌之
東京大学名誉教授

逸話が教えるムハンマドの寛大さ、おおらかさ

ムハンマドを知る(3)人間の卑小さを見抜いた偉大さ

ムハンマドの性質は、宗教者性と政治家性を兼ね備えたものだったと、歴史学者・山内昌之氏は解釈する。今回は、「ハディース」の伝承により、些細な罪や卑小な人物への遇し方から浮かぶムハンマドの実像に迫る。(全6話中第3...
収録日:2015/05/28
追加日:2015/06/25
山内昌之
東京大学名誉教授

子どもは寝床の主に属し、姦通を犯した者は石打ちの刑

ムハンマドを知る(4)宗教的厳密性と政治的柔軟性

ムハンマドは、宗教者としての厳密性と政治家としての柔軟性が共存している点が大変に興味深いと歴史学者・山内昌之氏は語る。今回は、「姦通罪」に対するムハンマドの判断、発言を通して、彼の人物像に迫る。(全6話中第4話目)
収録日:2015/05/28
追加日:2015/06/25
山内昌之
東京大学名誉教授

アルメニア人追悼式典の翌日にガリポリで追悼行事を開催

戦後70年談話~政治と歴史認識(7)二つの追悼式典と歴史認識問題

第1次大戦中の1915年に発生したアルメニア人大虐殺から100年目に当たる2015年4月24日に追悼式典が行われたが、その翌日、ガリポリ半島でもう一つの大規模な追悼行事が開催された。現在、トルコ政府はアルメニア...
収録日:2015/05/18
追加日:2015/06/25
山内昌之
東京大学名誉教授

アッラーの禁忌が犯されたときのみ苛烈な裁定を下す

ムハンマドを知る(5)棄教者の伝承と苛烈なリーダー

ムハンマドは慈悲深い面を持つと同時に、不信仰者や棄教者に対しては非常に苛烈であったと、歴史学者・山内昌之氏は言う。しかし、ムハンマドの苛烈さは、現在のイスラム過激派のテロ行為を正当化するものではない。その理由を...
収録日:2015/05/28
追加日:2015/06/29
山内昌之
東京大学名誉教授

ムハンマドは法における平等をどこまでも貫いた

ムハンマドを知る(6)法の前での平等とバランス感覚

ムハンマドは、法の前では身分や地位に関係なくいつも平等であった、と歴史学者・山内昌之氏は言う。そこには、厳格さと柔軟性が併存するムハンマドのバランス感覚が発揮されていた。山内氏がムハンマドを語るシリーズ講義最終...
収録日:2015/05/28
追加日:2015/06/29
山内昌之
東京大学名誉教授

2007年、中国高官が米国司令官に太平洋分割案を提示

安全保障のチャイナリスク対応(1)米中パワーの相克

2007年、中国海軍高官がアメリカのキーティング司令官に「中国とアメリカで太平洋を二分しよう」という分割案を持ちかけている。ここには一体どのような意図があったのか。わが国の安全保障の最前線で指揮を執っていた前海...
収録日:2014/12/01
追加日:2015/07/02
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

イエメンはエリートが社会の亀裂を利用して経営する国家

狡猾国家イエメンの現状(1)狡猾国家の三つの特徴

イエメンの混沌が大変な勢いで続いている。それは、社会的な混沌状態を恒常化しようとする意識が国のエリートたちに働いていることと無縁ではないと歴史学者・山内昌之氏は言う。そこにイエメンが「狡猾国家」と呼ばれるゆえん...
収録日:2015/06/09
追加日:2015/07/06
山内昌之
東京大学名誉教授

狡猾国家イエメンを育てたサウジアラビア、イランとの関係

狡猾国家イエメンの現状(2)サウジとイランの代理戦争

今日のイエメン危機をつくっている政治パターンには、二つの面が機能していると歴史学者・山内昌之氏は言う。そこには、複雑に絡み合うサウジアラビアとイランの対立構造がある。両国との関係を中心に、狡猾国家イエメンが置か...
収録日:2015/06/09
追加日:2015/07/06
山内昌之
東京大学名誉教授

クルド対応に見るトルコとイランの対立構造

トルコとイランの関係(2)緊張関係と今後のシナリオ

シリアにおける内戦の激化とイラクからのアメリカ軍の撤退によって、トルコとイランの間に横たわる伝統的な競合関係が復活したと歴史学者・山内昌之氏は語る。しかし、両国はスンナ派対シーア派の宗派対立にコミットするだけで...
収録日:2015/06/09
追加日:2015/07/13
山内昌之
東京大学名誉教授

イブン・ハルドゥーンが記した現代の歴史家への警告

『歴史とは何か』を語る(4)歴史学者は平凡な職業か

唯物史観をはじめとする歴史の「一元的解釈」や「善悪二元論」などは、疑問に思うべきだ。歴史について語れば、誰でも歴史家になれるわけではない。世の中にまかり通る見方を山内昌之氏が斬っていく。『歴史とは何か』を語るシ...
収録日:2014/10/21
追加日:2015/07/20
山内昌之
東京大学名誉教授

奴隷制も復活? 歴史学の作法に適わないイスラム国の主張

『歴史とは何か』を語る(5)ある断面から全体を語れるか

「イスラム国」の考え方は明らかにおかしいと、イスラム研究の第一人者・山内昌之氏は言う。「複合的な見方」がないからだ。それは一体何か。『歴史とは何か』を語るシリーズ・第5回。
収録日:2014/10/21
追加日:2015/07/23
山内昌之
東京大学名誉教授

現代の歴史家が磨くべきは洞察力と思考力

『歴史とは何か』を語る(6)歴史家は何を追求するのか

歴史学は、その実証性ゆえに「凡人の領域」と誤解されやすい。しかし、その批判、または、揶揄は的外れだと、山内昌之氏は言う。なぜなら、歴史学は、哲学や文学とは異なる世界を見ているからだ。歴史学が目指す地平とは? 山...
収録日:2014/10/21
追加日:2015/07/27
山内昌之
東京大学名誉教授