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「連邦」の検索結果

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いまだ残る「馬車の時代」の制度…アメリカ最大の課題とは

アメリカの理念と本質(8)連邦と州の問題

独立宣言と独立戦争を経てアメリカ合衆国を構成したのは13の植民地だった。入植の経緯も文化もバラバラな13の州は、当時それぞれ独立した国として機能していたため、国家間の条約として「アメリカ合衆国憲法」を起草する。その...
収録日:2024/06/14
追加日:2024/10/08
中西輝政
京都大学名誉教授

定年のないアメリカの最高裁判事、大統領が選ぶ時に大論争

日本人が知らないアメリカ政治のしくみ(2)最高裁判所と連邦制

アメリカの議員は党議拘束に縛られないが、「院内総務」と呼ばれる人びとに尻を叩かれて投票を行っている。最高裁の判事は終身制で、大統領よりもその任期は長くなることが多い。さらに連邦制を取るアメリカでは、州が強い権限...
収録日:2020/08/27
追加日:2020/10/07
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

予想を大きく覆したドイツ連邦議会選挙の意味と今後の課題

2017年9月ドイツ連邦議会選挙の総括

政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、2017年9月に行われたドイツの連邦議会選挙の結果について解説する。選挙の結果、反EU・反難民の立場を掲げる右派ポピュリズム政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が第3党にま...
収録日:2017/09/28
追加日:2017/10/11
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

ロシュグループに自ら嫁いで傘下に入った中外製薬の勇気

中外製薬~外資連邦経営の中で行う企業改革

個性的な形で進む日本企業のグローバル化について、企業コンサルタントとして豊富な経験を持つエム・アイ・コンサルティンググループ株式会社代表取締役・大上二三雄氏が解説するシリーズ。今回は、大手医薬品メーカーである中...
収録日:2015/01/30
追加日:2015/05/18
大上二三雄
MICG代表取締役

14億人の民を統治するには連邦共和制を採るべき!?

「中国の大問題」について(4)中国を統治する方法

「今後、中国は14億人の民を中国共産党8000万人で統治するのは難しいだろう」と丹羽宇一郎氏は言う。では、中国は国をどのように統治したらよいのか。中国を見つめ続けてきた丹羽氏は、連邦共和制を提案する。(全4話中...
収録日:2014/07/28
追加日:2014/09/29
丹羽宇一郎
元中華人民共和国駐箚特命全権大使

プーチンとオリガルヒの不可思議な関係とロシア社会の闇

プーチンのロシア―その思想と戦略―(2)政権初期の成果とロシアの闇

ロシア連邦初代大統領であるエリツィンは民主主義と市場経済を導入し、急激な体制の転換を行った。それにより政治や経済は混乱したが、次の大統領に就任したプーチンは独立勢力のようになっていた新興勢力を統制することで社会...
収録日:2022/03/04
追加日:2022/04/06
山添博史
防衛研究所 地域研究部 米欧ロシア研究室長

シンガポールはなぜ驚異的な経済発展を遂げたのか?

シンガポールの謎~驚異的な経済発展の秘密(1)植民地時代から分離独立までの歴史

一人当たり国民所得ではすでに日本を抜き去り、驚異的な経済発展を遂げたシンガポール。淡路島ほどの国土で、資源もない東南アジアの小国が、なぜ急成長できたのか。シンガポールの歴史的経緯を辿りながら、その訳に迫っていき...
収録日:2013/10/03
追加日:2014/04/03
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

難民流入とギリシャ・イギリスの離脱志向に対処できるか

激動する世界情勢と日本(6)きしみ始めた欧州連合

EUは元来、歴史的に反目し合ってきたドイツとフランスが再び争わないために設立された壮大な試みだ。しかしそのEUが今、大きくきしみ始めていると、千葉商科大学学長・島田晴雄氏は指摘する。その背景には、ギリシャやイギ...
収録日:2016/01/26
追加日:2016/05/09
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

20世紀のクラシック音楽の特徴と「2つの方向」とは?

クラシックで学ぶ世界史(12)革命と戦争の20世紀音楽

20世紀の大衆の時代を迎え、音楽は国民を総動員するため、一層の分かりやすさを求められるようになる。また一方では、進歩の時代を体現するように、「新しさ」が最大のテーマにもなる。第二次大戦後の冷戦時代、東西の音楽はど...
収録日:2019/08/26
追加日:2019/12/28
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

ロシア皇帝のように悪者を叱る人…プーチンの思想と歴史観

プーチンのロシア―その思想と戦略―(1)プーチン政治の特徴

2022年2月に始まったロシア軍のウクライナ侵攻は、世界に大きな衝撃を与えている。なぜ戦争は起こってしまったのか。そもそもプーチン大統領の政治とはどういったものなのか。侵攻の背景にあるプーチンの思想的特徴を中心に、旧...
収録日:2022/03/04
追加日:2022/03/30
山添博史
防衛研究所 地域研究部 米欧ロシア研究室長

法の支配があるから自由がある…信仰の自由と政治の基本

「アメリカの教会」でわかる米国の本質(5)成文憲法・自由・人権・法の支配

植民地だったアメリカは、イングランド国王から独立するため、政府をつくり大統領を立てて独立戦争に臨んだ。そこで必要になったのがアメリカの基本的な考え方を書いた契約書で、それが成文憲法である。そこには条件があり、一...
収録日:2022/11/04
追加日:2023/02/03
橋爪大三郎
社会学者

ナゴルノ・カラバフ問題―アゼルバイジャン最大の問題

アゼルバイジャン訪問に学ぶ(2)ボリシェヴィキ革命とナゴルノ・カラバフ問題

アゼルバイジャンの現代史を語る上で重要な1918年。この年、ボリシェヴィキ革命により帝政ロシアが倒れ、アゼルバイジャンの歴史は大きく動き出す。その後、最大の問題となるナゴルノ・カラバフ問題が発生。カラバフ地方を...
収録日:2014/10/02
追加日:2015/07/09
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

保護主義一色の就任演説と議会を通さない大統領令の乱発

トランプ政権研究(4)就任演説と大統領令の乱発

公立大学法人首都大学東京理事長の島田晴雄氏が、トランプ政権の発足後の状況について解説する。トランプ氏は就任直後から大統領令を多発してきた。入国禁止措置やメキシコとの国境の壁の建築を命じたが、いずれも修正を余儀な...
収録日:2017/05/23
追加日:2017/06/21
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

軍事組織を利用したテロ対策の注意点

テロ対策の理論と実際(3)軍事組織の活動

軍事組織がテロ対策として、治安維持活動を行う場合、どんな点に注意しなければならないのか。警察との間で意思の不疎通が起きることはないのか。防衛省防衛研究所防衛政策研究室主任研究官の片山善雄氏が、軍事組織を利用した...
収録日:2017/12/08
追加日:2018/03/09
片山善雄
元防衛省防衛研究所 防衛政策研究室 主任研究官

パレスチナ問題を意図的に忘却するトランプの戦略

深刻な中東情勢(2)米国のJCPOA離脱と大使館エルサレム移転

米国のJCPOA(協同包括的行動計画)離脱へのイランの反発が、シリアに駐屯する革命防衛隊クドゥス軍団のイスラエル攻撃を促し、シリア問題の解決をさらに複雑化させた。中東では、対立関係が頻繁に入れ替わりながら、「対立」だ...
収録日:2018/11/29
追加日:2019/02/04
山内昌之
東京大学名誉教授

再選を狙うトランプ大統領がラシュモア山を演説の場に選んだ背景

2020年度独立記念日演説と第2次米国革命(1)ラシュモア山を選んだ意義

2020年7月4日に行われたトランプ大統領の「独立記念日演説」が注目を集めている。トランプ大統領のメッセージはどういうもので、その意義とは何か。また、日本に対する含蓄はあるのだろうか。何だろうか。そして、トランプ氏が...
収録日:2020/07/29
追加日:2020/10/01
東秀敏
米国安全保障企画研究員

大使召還事件はGCCに新たな枠組みをもたらす

中東・湾岸情勢(2)新しい戦略的互恵と提携の時代へ

中東・湾岸の諸国間関係が大きく揺れている。長らく伏流していたズレが「アラブの春」を契機に表出しはじめ、米国の方針転換により噴出した。サウジアラビアを中心とした湾岸協力会議(GCC)は、アメリカ、ロシアを含む世界...
収録日:2014/04/23
追加日:2014/05/22
山内昌之
東京大学名誉教授

「方法」と「人物」から中東国際関係史を理解する

『中東国際関係史研究』を読み解く(1)本書の目指した二つの目的

山内昌之氏の近著『中東国際関係史研究』が話題になっている。2段組み800ページを超える重厚な学術書であるにもかかわらず、半年で4刷を重ねる異例の早さだ。40年来の研究の結実成果をいかに読むべきか。著者自身が、3...
収録日:2014/06/18
追加日:2014/07/03
山内昌之
東京大学名誉教授

スエズ運河とアラビア湾が挟む中東の地政学的意味が大変化

第一次世界大戦から100年にあたって(2)帝国崩壊の余波と中東の役割

第一次世界大戦から100年、中東から黒海に至る地域で国際秩序を揺るがす事件が絶え間なく続いている。これまで第一次世界大戦に関する考察は、ヨーロッパの中心性を自明の前提とし、中東の事象は脇に追いやられる傾向があった。...
収録日:2014/11/05
追加日:2014/12/29
山内昌之
東京大学名誉教授

サウジアラビアとイランの国交断絶は戦争につながるのか

中東最新事情を読む(1)サウジ・イラン断交

中東の二大国家間に軋みが起こっている。2016年の年明け早々、サウジアラビア政府によるシーア派指導者ニムル氏の死刑執行を皮切りに、イランの首都テヘランでデモ隊がサウジアラビア大使館を襲撃、放火。これによりサウジ...
収録日:2016/01/27
追加日:2016/02/18
山内昌之
東京大学名誉教授

00年代に再び財政悪化した先進諸国が行った改革とは

少子高齢化と財政の役割(5)リーマンショック以降の改革

明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科教授・田中秀明氏の連続講義「少子高齢化と財政の役割」。第5回目では、リーマンショック以降、各国が行った財政改革とその攻防が焦点となる。財政規律遵守のための切り札として、イギリ...
収録日:2017/08/09
追加日:2017/09/17
田中秀明
明治大学公共政策大学院専任教授

マクロン大統領はヨーロッパの希望の光

2018年激動の世界と日本(9)ドイツとフランス

ドイツではメルケル政権の支持が揺らぐ一方、フランスではエマニュエル・マクロン大統領がヨーロッパの再統合を掲げている。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスで既存の政治にNOが突きつけられる中、マクロン大統領はヨーロ...
収録日:2018/01/16
追加日:2018/04/22
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ロシアによるウクライナ侵略で国際政治はどう変わったのか

ウクライナ侵略で一変した国際政治(1)歴史的経緯とNATOの存在

ロシアによるウクライナ侵略によって、国際政治は一変したといわれる。だが、具体的には何がどう変化したのか。この問題について大事なのは、両国のみならずヨーロッパとロシア、さらにアメリカも含めた各国の関係、その歴史的...
収録日:2022/05/10
追加日:2022/05/27
小原雅博
東京大学名誉教授

起源は南北戦争…アメリカ再建への道とリンカーンの演説

アメリカの理念と本質(9)南北戦争の意義とリンカーンの理念

アメリカには共和主義と自由主義が並立している。共和党と民主党の二大政党は、それを象徴する存在である。しかし南北戦争の前は、国家主義がフロンティア精神を誘発し、権力者が弱者をないがしろにしていた。南北戦争はアメリ...
収録日:2024/06/14
追加日:2024/10/15
中西輝政
京都大学名誉教授

「中東」とは何か?~3つの手がかりから深める理解

中東を理解するために

2011年の「アラブの春」以後、いまだに厳しい内戦やテロが続く中東情勢だが、そもそも「中東とは何か」「イスラムとは何か」など複雑で分からないという声も多い。中東秩序の変化と歴史的背景、そして西洋大国やロシアとの関係...
収録日:2014/02/05
追加日:2014/02/24
山内昌之
東京大学名誉教授

ペレストロイカの意外な引き金は「逆オイルショック」

「逆オイルショック」とソ連崩壊

「オイルショック」は誰もが知るが、「逆オイルショック」は今や忘れられた現代史の1コマだ。しかし、この現象こそソ連崩壊から日本のバブルをも誘因したと岡崎久彦氏は振り返る。世界史の裏に動いた情報外交の姿を垣間みる。
収録日:2014/03/26
追加日:2014/04/24
岡崎久彦
外交評論家

GCC(湾岸協力会議)にとって前例のない政治的亀裂

中東・湾岸情勢(1)GCC3カ国のカタール大使召還事件を読み解く

イスラム主義組織の反政府運動。米オバマ政権の中東戦略の見直し。ペルシャ湾岸の石油大国サウジアラビアを揺るがす真の脅威とは。カタール大使召還事件というあまり注目されていない重要事件から中東情勢を読み解き、今後を見...
収録日:2014/04/23
追加日:2014/05/22
山内昌之
東京大学名誉教授

「ユニエイト」というあり方がウクライナの民族文化を醸成

ウクライナの宗教と民族の歴史(2)ギリシア・カトリック信仰と民族文化

ウクライナ語を話す西ウクライナ地方の住人には、独特なギリシア・カトリック(ユニエイト教会)信仰が深い。対立と弾圧を余儀なくされた彼らの間には「教会に対する戦いは、文化に対する戦いだ」との言い回しがある。その手掛...
収録日:2014/05/22
追加日:2014/06/05
山内昌之
東京大学名誉教授

ローザンヌ条約がトルコにもたらした大きな成果

『中東国際関係史研究』を読み解く(3)知られざるカラベキルの生涯と功績

卓越した外交、軍事の才を持つっていたがために、ケマル・パシャからライバル視され、政治的失脚に追い込まれたキャーズィム・カラベキル。しかし、彼はその不遇の時代も豊かな文化人的資質をもってトルコの発展に寄与した。山...
収録日:2014/06/18
追加日:2014/07/17
山内昌之
東京大学名誉教授

かつてのユーゴのように異民族、言語等での経験がない日本

日本人の不得意科目~ユーゴスラヴィアの数え唄から読む~

サラエボ事件から100年。節目の年にかつてユーゴスラヴィアという国で流行った数え唄を思い出した曽根泰教氏。果たしてそのことが日本の不得意科目とどうつながってくるのか。具体的事例を交えながら、曽根氏が解説する。
収録日:2014/07/14
追加日:2014/10/23
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

今の日本が最も参考にすべき国とは?

日本の成長のキーワードは「全否定」

島田晴雄氏はアベノミクスを評価しつつ、過去データから算出された数字やパーセンテージにとらわれていては、到底、真の「成長」は望めないだろうと指摘する。今、日本が最も学ぶべき国はどこか? どのような方法を学ぶべきか...
収録日:2015/01/27
追加日:2015/03/04
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

アルメニア人追悼式典の翌日にガリポリで追悼行事を開催

戦後70年談話~政治と歴史認識(7)二つの追悼式典と歴史認識問題

第1次大戦中の1915年に発生したアルメニア人大虐殺から100年目に当たる2015年4月24日に追悼式典が行われたが、その翌日、ガリポリ半島でもう一つの大規模な追悼行事が開催された。現在、トルコ政府はアルメニア...
収録日:2015/05/18
追加日:2015/06/25
山内昌之
東京大学名誉教授

シリア内戦で生まれた国外難民400万人

シリア難民問題(1)クルディ少年の悲劇

ヨーロッパ国境に難民が押し寄せている。イスラム国(IS)の台頭などの影響を受け、シリアやイラクでは数百万人規模の人びとが国外退去を余儀なくされ、あるいは国内で避難民となっているのだ。とりわけクルド系シリア人、ア...
収録日:2015/09/16
追加日:2015/09/18
山内昌之
東京大学名誉教授

レンティア国家としてのサウジアラビアの危機

中東最新事情を読む(4)レンティア国家サウジの変容

歴史学者で中東情勢に詳しい山内昌之氏が、サウジアラビアが抱える多くの問題点について解説する。石油の収入で潤ってきたサウジアラビアだが、現状は財政赤字をどう立て直すかが急務となっている。「世界一裕福な国」は、なぜ...
収録日:2016/01/27
追加日:2016/02/29
山内昌之
東京大学名誉教授

国家利益をいかに普遍化して語るか、それが問題だ

中国の夢~中華から語る「普遍」(2)方法としての中国

「中国の夢」は実際何を意味しているか。ある者は、中国国家の夢に過ぎないという。またある者は、米中間のヘゲモニー闘争の一部だという。さらにある者は、竹内好にならった「近代化」の方法を示すものだという。東京大学東洋...
収録日:2016/01/21
追加日:2016/04/07
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

アメリカ経済の変動が、戦後日本経済を生かしも殺しもした

激動する世界情勢と日本(5)戦後アメリカ経済史と日本

日本は、どこよりもアメリカ経済に翻弄されてきた。千葉商科大学学長・島田晴雄氏によれば、ブレトンウッズ体制やプラザ合意、リーマン・ショックといったアメリカ経済の動きが、日本経済を興隆もさせ、衰退もさせてきた。さら...
収録日:2016/01/26
追加日:2016/05/05
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

中東複合危機―中東情勢はなぜこれほど複雑なのか?

2017年世界と日本(5)中東複合危機がもたらす世界不安

中東情勢はなぜこれほど複雑なのか? それは多くの民族、宗派、地域勢力がひしめきあっていること、サイクス=ピコ協定に始まる複数の条約がからんでいることなどが関係している。さらに、米露という大国の介入が事態を複雑に...
収録日:2017/01/24
追加日:2017/05/10
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

アメリカ経済の好況はトランプではなくオバマ時代の成果

トランプ政権研究(7)トランプ相場に湧く株式市場

公立大学法人首都大学東京理事長の島田晴雄氏が、最高裁判事の任命とトランプ相場について解説する。トランプ大統領は最高裁判事に史上最年少のゴーサッチ氏を任命した。今後半世紀ほど、司法が保守に傾く可能性がある。経済は...
収録日:2017/05/23
追加日:2017/06/28
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

アルゼンチン・ブラジル・ロシアに見る経済破綻

高齢化と財政危機~その解決策とは(5)経済破綻を経験した南米・ロシア

日本は終戦直後、経済破綻を回避するため、国民の金融資産を収奪せざるを得なかった。経済破綻は世界各国でしばしば起きており、今後日本が同じ状況に直面しない保証はない。公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏が、近...
収録日:2017/09/27
追加日:2017/11/04
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

航空機の設計開発における安全性の確保

航空機事故ゼロをめざして(8)設計における安全性確保

航空機は安全性を確保するため、どのように設計されているのか。東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授の鈴木真二氏が、航空機の設計開発における安全性の確保について解説する。現在では、故障しないような設計のみ...
収録日:2017/11/27
追加日:2018/04/06
鈴木真二
東京大学名誉教授

リー・クアンユーは松下幸之助の考えに最も近かった

逆境の克服とリーダーの胆力(5)リー・クアンユー

松下幸之助の政治ビジョンは、突き詰めれば「無税国家」「新国土創生論」「政治の生産性の向上」の3つである。公益財団法人松下政経塾副理事長・イマジニア株式会社代表取締役会長兼CEOの神藏孝之氏によれば、これらをリー・ク...
収録日:2018/01/19
追加日:2018/06/26
神藏孝之
公益財団法人松下幸之助記念志財団 理事

金本位制の重要性を象徴する『オズの魔法使い』

貨幣・通貨の変貌(3)金本位制の実態とアメリカの離脱

金本位制は当時、アメリカにとって重要なトピックであり、それをどうするかが大きな問題となっていた。今回は、ニューヨークの連邦準備銀行にあった金の延べ棒と、『オズの魔法使い』を例に挙げながら、金本位制の実態について...
収録日:2018/09/28
追加日:2019/01/16
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

バンドワゴン現象も発生、トランプ大統領の発言で市場大混乱

コロナ禍で揺れる世界経済の行方(6)トランプ発言とアメリカの悲劇

新型コロナの感染は迅速で週ごとに様相を変えるが、6月前半の時点で世界最大の被害を被ったのはアメリカである。先進国のトップを走るアメリカが、なぜそんな事態になったのか。すでに多方面から能力不足が指摘されているトラン...
収録日:2020/06/15
追加日:2020/07/14
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

権限の少ないアメリカ大統領は政治をどう動かしているのか

日本人が知らないアメリカ政治のしくみ(1)アメリカの大統領権限

アメリカ政治には、日本人から見ると不明な点が多い。大統領の権限はほぼ拒否権だけに限られていて、予算編成の力も立法権もない。立法の要は議会だが、ねじれ国会や分裂政府に悩み、最近では妥協案をつくる柔軟性に欠けてきた...
収録日:2020/08/27
追加日:2020/09/30
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

中東でコロナ対策がうまく機能していない理由

中東におけるコロナ問題(1)経済的影響と中東諸国の現状

イランは中東における新型コロナウイルスの一大感染源と見なされており、実際その影響は経済的な大打撃を伴って、中東全域および周辺諸国に波及している。中東では各国のコロナ対策がうまく機能していない。その理由として挙げ...
収録日:2020/09/01
追加日:2020/11/03
山内昌之
東京大学名誉教授

バイデンの勝利とトランプの抵抗の経過を追う

2021年激変する世界と日本の針路(2)アメリカ大統領選と新大統領選出

世界中をゆさぶる大変動があった2020年、アメリカでは大統領選挙が行われた。トランプ氏とバイデン氏による熾烈な選挙戦が繰り広げられたが、選挙人投票でバイデン氏の勝利が確定。それを認めないトランプ支持者は2021年1月、議...
収録日:2021/02/02
追加日:2021/02/20
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「バイデノミクス」バイデン政権の公約実現の可能性を問う

2021年激変する世界と日本の針路(3)バイデン政権の公約と課題

「バイデノミクス」と呼ばれるコロナ禍での経済立て直し策をはじめ、国際強調路線への転換、中国対策など、バイデン氏は選挙前にいろいろ公約を掲げているが、はたしてその実現の可能性はどれくらいあるのか。公約を実現できな...
収録日:2021/02/02
追加日:2021/02/27
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

プーチンは「ウクライナなくしてロシアなし」と考えている

ロシアのウクライナ侵攻と中国、イラン(4)プーチンの論理

山内昌之氏は、プーチンの行動の原点は、1991年のソ連の解体によって、ロシア帝国、あるいはソ連の栄光や威信がピリオドを打ったことに対する「トラウマ」にあるという。大国ロシアの歴史的役割を回復することが自分の仕事だと...
収録日:2022/02/15
追加日:2022/03/13
山内昌之
東京大学名誉教授

歴史観と文化にみるウクライナ人とロシア人の大きな違い

プーチンのロシア―その思想と戦略―(4)ロシアとウクライナの歴史観

ロシアによるウクライナ侵攻の背景には、ロシアとウクライナ両国の歴史観の違いがある。自由を求めるウクライナと、支配の論理を振りかざすロシアの溝は、プーチン政権の下でますます深まっている。今回の武力行使は、焦りを感...
収録日:2022/03/04
追加日:2022/04/20
山添博史
防衛研究所 地域研究部 米欧ロシア研究室長

20世紀以降、世界史を転換させたロシアによる四つの大事件

歴史的に考えるウクライナ問題とロシア(2)近現代ロシアの「正負の教訓」

政治家プーチン氏が歴史家として祖国を語るとき、そこにはロシア国民が共有するいくつもの体験や印象が投影される。ロシアの近現代は、日露戦争に次ぐ革命という負の体験からの出発である。ユーラシアの理想を掲げ、軍事行動に...
収録日:2022/05/24
追加日:2022/07/14
山内昌之
東京大学名誉教授

今川「人質」時代、徳川家康の実像を物語る3つのエピソード

家康の人間成長~戦略性をいかに培ったか(1)今川「人質」時代と今川義元の思惑

徳川家康の実像が近年、大きく変わってきている。これまでのリーダーシップが前面で出た「徳川中心史観」から、むしろ家康は家臣団によって支えられてきたというのだ。また、少年時代「人質」だった家康だが、いわゆる「辛抱、...
収録日:2022/10/03
追加日:2023/01/03
小和田哲男
静岡大学名誉教授

ウォルター・ラッセル・ミード提唱「四つのアメリカ」とは

アメリカの理念と本質(7)四つのアメリカ

日本人のアメリカ理解を促すのに役に立つのが「四つのアメリカ」である。これはアメリカ外交史の泰斗といえるウォルター・ラッセル・ミード氏が提唱するもので、第一は「ピューリタンのアメリカ」、第二に「バージニアのアメリ...
収録日:2024/06/14
追加日:2024/10/01
中西輝政
京都大学名誉教授

2013年3月に交渉開始なら、進めているのはハメネイ?

米国とイランの秘密交渉が与える影響力

米国とイランの秘密交渉の結果次第で、中東情勢は大きく変わる。この動きに反発を示すのはどの国か?石油価格に与える影響は?本交渉が日本に与える影響も考えていく。
収録日:2014/01/16
追加日:2014/02/24
岡崎久彦
外交評論家

国際政治の理屈の前では日中や米中という関係構造はない

極東のバランス・オブ・パワーは中国VS日米同盟~高まる中国軍事力の脅威~

極東のバランス・オブ・パワーに異変が起きている。この20年で中国の軍事力は米をも凌駕。日本のシーレーンは圧倒的危機にさらされている。防衛の秘策はあるのか。中国はいつ失墜するのか。岡崎久彦氏が極東と日本の戦略論を...
収録日:2014/05/07
追加日:2014/05/22
岡崎久彦
外交評論家

有事における危機管理は自衛隊経験の賜物

人生に無駄はない~県議、自衛隊時代の経験が生きる知事の仕事~

村井嘉浩氏は、宮城県知事になるまでの自衛隊の8年間、県会議員としての10年間の経験は、一見遠回りに見えながら実は非常に貴重であり、有事にもこれらの経験が生きたと語る。村井氏だから語れる実践的危機管理のポイントとは?
収録日:2014/02/14
追加日:2014/05/29
村井嘉浩
宮城県知事

トルコ将軍、カラベキルの東方政策の功績とは

『中東国際関係史研究』を読み解く(2)カラベキルの東方政策

「第一次世界大戦で敗戦国であったトルコが、その後の戦争処理において領土を増やして戻ってくるなどということは、まことに考えられないことだ」と、当時のイギリス外務大臣・カーゾン氏が述べている。国際関係史の常識を覆し...
収録日:2014/06/18
追加日:2014/07/10
山内昌之
東京大学名誉教授

アメリカの伝統的な「二重封じ込め」政策の再現

「イスラム国」米イラク空爆~六つの背景とシリア情勢への対応~(後編)

イスラム国に対する米軍のイラク空爆開始からはや1カ月、事態は長期化の様相も呈し、出口が見えない。米欧、特にアメリカが軍事攻撃に打って出た六つの背景と、シリア情勢への対応について、山内昌之氏が鋭く分析する。(後編)
収録日:2014/09/18
追加日:2014/09/25
山内昌之
東京大学名誉教授

「Gゼロ」時代で日本はどのように行動すべきか?

「積極的平和主義」とは何か(5)「Gゼロ」時代と日本の安保意識

世界は多極化と混迷化の「Gゼロ」時代を迎えた。不安定な世界情勢の中、日本はどのように行動すべきなのか。オバマ政権の対応が及ぼす世界への影響を手すりに、日本が採るべき道を考える。(島田塾第115回勉強会 島田晴雄...
収録日:2014/07/08
追加日:2014/10/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

リーマン・ショック後のアメリカの金融緩和の終了と影響

米国の異例の金融緩和終了へ

2014年10月第2週のマーケットは、世界中で大荒れの状況となった。植田和男氏は、その背景として「アメリカの金融政策がらみの影響も大きい」と語る。リーマン・ショック以降続いてきた異例とも言えるアメリカの金融緩和...
収録日:2014/10/21
追加日:2014/10/22
植田和男
第32代日本銀行総裁

歴史学を学ぶことに何の意味があるのか?

『歴史とは何か』を語る(1)歴史学とは何か

歴史学とは何か。歴史家とはどのような仕事をする人なのか。歴史学を学ぶことに何の意味があるのか。分かっているようで分からない疑問に、歴史家・山内昌之氏が答えていく。シリーズ第1回。
収録日:2014/10/08
追加日:2014/11/27
山内昌之
東京大学名誉教授

歴史的急騰! 通貨ペッグ制度切り崩しの歴史を振り返る

スイスショックとユーロ安(1)スイスショックとは何だったのか

世界が狭くなった今、恩恵とともにリスクの波及も速くなった。「最も弱い環」は、しばしば犠牲にされるが、逆にそこから問題点が噴出することも多く、特にグローバル金融システムに関わる人々は、海の向こうの動静を分刻みで注...
収録日:2015/01/23
追加日:2015/01/28
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

ECBの量的緩和導入において、気になる不安材料がある

スイスショックとユーロ安(4)スイスショックが為替相場に及ぼす影響

本シリーズ最終回は、スイスショックが為替相場に及ぼす影響についてである。まだまだ不確定要素は大きいが、日本の投資家が気にすべきポイントについても、シティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏に伺ってみた...
収録日:2015/01/23
追加日:2015/01/31
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

アベノミクス新成長戦略のポイント「TPP」はどうなる?

アベノミクス新成長戦略のポイント(1)TPP~合意に向けた正念場

島田晴雄氏がアベノミクスの新成長戦略の大きなポイントとして挙げるのが、TPPである。未だ最終合意に至らないが、日米双方にとって今年はその成立に向けてのラストチャンスだ。今が正念場の日米の事情を踏まえ、TPPスタ...
収録日:2015/01/27
追加日:2015/02/14
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「良識あふれし賢き側」‥日本が採るべき道とは?

「イスラム国(ISIL)」日本人殺害事件に際して~日本は中東人道支援を止めるべきなのか

中東から悲惨なニュースが日々送られてくる現在、日本人としてどう向き合うべきか定めかねているのが多数の良識派ではないだろうか。中東・イスラム史研究における日本の第一人者で、古典や近代文学を通じて日本人の精神性の研...
収録日:2015/02/16
追加日:2015/02/24
山内昌之
東京大学名誉教授

2008年以降のユーロ下落には3つの局面がある

ユーロの十字架とギリシャ問題(1)ユーロ安の背景と今後の見通し

ユーロ安が止まらない。そして、再発するギリシャ問題。欧州とユーロに何が起こっているのか。今後どうなるのか。シティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏が鳥の目・虫の目で語る「ユーロの十字架とギリシャ問題...
収録日:2015/02/19
追加日:2015/02/25
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

欧州は約20年周期で深刻な通貨危機に陥る傾向がある

ユーロの十字架とギリシャ問題(2)欧州通貨危機の歴史

第一次世界大戦以降、欧州は約20年周期で通貨危機に陥るようになったという。それは欧州の凋落と、新たな覇権国家の誕生と繁栄を象徴しているのではないか。シティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏が語る「ユ...
収録日:2015/02/19
追加日:2015/02/26
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

ユーロ不足の根底には競争力問題がある

ユーロの十字架とギリシャ問題(3)欧州ソブリン危機が引き起こされたユーロの構造問題

ギリシャ危機は、単にギリシャだけが原因で起きたわけではない。そこには「ユーロの構造」の問題があった。シティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏が語る「ユーロの十字架とギリシャ問題」シリーズ第3話。
収録日:2015/02/19
追加日:2015/02/27
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

ユーロの値崩れも市場は楽観視―理由は3つある

ユーロの十字架とギリシャ問題(4)ギリシャ問題の経緯と今後の見通し

ギリシャ問題によって、再び足元でユーロが値崩れしているという。これが新たな危機につながることはないのか。シティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏がギリシャ問題の経緯と今後の見通しを語る。「ユーロの十...
収録日:2015/02/19
追加日:2015/02/28
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

「日本は中東で愛されている」は正しく、かつ間違っている

「イスラム国」の本質と将来(2)「イスラム国」の日本人殺害事件の教訓と掃討コスト

「日本は中東で愛されている国」、この認識は正しく、かつ間違っている、と中東・イスラム史研究の第一人者である山内昌之氏は語る。日本人人質殺害事件から得た教訓をもとに、一歴史家の目をもって語る、「中東と日本」、「日...
収録日:2015/02/16
追加日:2015/03/02
山内昌之
東京大学名誉教授

友にして敵なのか、敵にして友なのか―中東の複雑性

中東のパラダイムシフト―「敵の敵は友」か?

中東情勢に詳しい歴史学者・山内昌之氏は、「敵の敵は友」といった単純な構図では到底中東の複雑性は語れないと言う。このような混迷の中、中東ではパワーシフト、イデオロギーシフトが起きている。ソ連解体の構図、ハンチント...
収録日:2015/03/11
追加日:2015/03/21
山内昌之
東京大学名誉教授

イスラエルが危惧するイラン・米国の融和

中東のパラダイムシフト―米国・イラン・イスラエル

いま中東各国間において、従来の関係性や同盟のあり方が変化していると、歴史学者・山内昌之氏は指摘する。そこには、目先の利害関係や脅威だけではなく、歴史的、宗教的意味を持った対立があり、それぞれの関係性に影響を与え...
収録日:2015/03/11
追加日:2015/03/23
山内昌之
東京大学名誉教授

経済問題を通貨政策により克服―レーガノミクスとの類似性

円安をどう捉えるか―購買力平価で見るアベノミクス

加速する円安は日本にとってプラスなのか、マイナスなのか。円安の構造と解釈を、購買力平価、実効相場、実質実効円相場の論理的理解という三つの観点から考える。シティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏による...
収録日:2015/03/18
追加日:2015/03/27
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

強い影響力を持つロシアの中東政策

ロシアの中東政策(前編)欧米が持たない「てこ」

プーチン政権の国際的影響力低下を指摘する見方もある中、中東史を専門とする歴史学者・山内昌之氏(東京大学名誉教授)は、ロシアの中東に対する影響力はますます強くなっていると見ている。中東という駒を巧みに使い、アメリ...
収録日:2015/03/24
追加日:2015/04/11
山内昌之
東京大学名誉教授

石油における安全性と確実性は多様性と多元性に潜む

第一次世界大戦100年と日本(2)石油と安全保障

中東の紛争、「イスラム国」(IS)、ウクライナ。現在の国際秩序を揺るがす混乱のどれもが、まさか100年前に五つの大帝国が崩壊した余波だとは。歴史学者・山内昌之氏が“石油エネルギー”の視点からこの一世紀の近代史を読...
収録日:2015/04/15
追加日:2015/05/21
山内昌之
東京大学名誉教授

後世のために必要な史実を緻密に議論していこう

戦後70年談話~政治と歴史認識(2)歴史家としての使命

日本はさまざまな立場から歴史を考え表明する自由を保障されている国である。しかし、中国や韓国では政府の政治的判断が歴史認識に大きく影響するという現実がある。歴史を通して人はどうあるべきか、真実とはどこにあるのかを...
収録日:2015/05/12
追加日:2015/06/04
山内昌之
東京大学名誉教授

2007年、中国高官が米国司令官に太平洋分割案を提示

安全保障のチャイナリスク対応(1)米中パワーの相克

2007年、中国海軍高官がアメリカのキーティング司令官に「中国とアメリカで太平洋を二分しよう」という分割案を持ちかけている。ここには一体どのような意図があったのか。わが国の安全保障の最前線で指揮を執っていた前海...
収録日:2014/12/01
追加日:2015/07/02
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

インドルピーの下落理由を考える…2013年の教訓とは

続落するインドルピー~インドの経済政策は?

続落するインドルピー安。一体どう見ればいいのか? 今後どうなるのか? 手掛かりは2013年春からのインドルピー下落とそこからの復活劇にある。シティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏が過去の類似ケース...
収録日:2015/06/09
追加日:2015/06/15
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

張作霖は日本軍のスパイとしても活躍した男だった

本当のことがわかる昭和史《1》誰が東アジアに戦乱を呼び込んだのか(3)張作霖はソ連にとっての大いなる邪魔者

1928年の張作霖爆殺事件は、果たして日本陸軍の陰謀だったのか? その背後にでは1917年のロシア革命で成立したソビエト連邦のコミンテルンが暗躍していた形跡がある。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本...
収録日:2014/11/17
追加日:2015/08/10
渡部昇一
上智大学名誉教授

石井・ランシング協定、九カ国条約…日本の最善手は?

本当のことがわかる昭和史《2》軍縮ブームとエネルギー革命の時代「明治の精神」の死(13)なぜ「九カ国条約」を見直さなかったか

1922年、ワシントン会議にて締結された九カ国条約は、日本の中国進出を抑制するもので、これにより、中国での特殊権益を認めた石井・ランシング協定は破棄され、以降、国際社会はワシントン体制と呼ばれる中国権益の侵害を...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/08/20
渡部昇一
上智大学名誉教授

借金をしつつ国民投票でEU改革案を採決するのは筋違い

ギリシャ問題を解き明かす~EUの問題点と日本への教訓~

「ギリシャ金融危機には、日本にとって教訓になることがいくつもがある」と、政治学者・曽根泰教氏は語る。それは一体何なのか。ギリシャ金融危機を通して見えてくるEUの問題とは何か。曽根氏がギリシャ問題を解き明かす。
収録日:2015/07/13
追加日:2015/08/03
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

列強に蚕食されていた中国で民族自決の気運が一気に高まる

本当のことがわかる昭和史《5》満洲事変と石原莞爾の蹉跌(2)アメリカとソ連が火をつけた「民族自決」

民族自決権という考え方が、対支二十一カ条で怒りを抱いたシナの若者たちに火をつけた。加えて、コミンテルンの過激な煽動によって、排日運動はどんどん激化していく。それがシナ本土だけならまだしも、満洲でも起こってくるか...
収録日:2015/02/02
追加日:2015/09/07
渡部昇一
上智大学名誉教授

「有色人種は厨房以外では使わない」と書いた米国人の真意

本当のことがわかる昭和史《6》人種差別を打破せんと日本人は奮い立った(2)名実ともに人種差別国家だったアメリカ

1950年代から60年代に燃え盛った公民権運動を経る前のアメリカは、名実ともに「人種差別国家」であった。アジア系で最初に迫害されたのは19世紀中頃に移民してきたシナ人であった。シナ人の次にやってきたのは日本人だ...
収録日:2015/02/02
追加日:2015/09/14
渡部昇一
上智大学名誉教授

原因と結果を取り違えるな―2005年の元切り上げに学ぶ

中国人民元切り下げによる他国への影響

2015年8月に中国が行った「人民元切り下げ」は、円相場・為替相場にどう影響するのか。2005年の「元の切り上げ」を教訓に、シティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏は「原因と結果を間違えてはいけない...
収録日:2015/09/02
追加日:2015/09/17
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

湾岸諸国(GCC)とヨーロッパの難民事情

シリア難民問題(2)アラブ諸国に対する誤解

ヨーロッパ、特にドイツのシリア難民受け入れが連日報道されているが、湾岸諸国でも難民の数は急増している。では、その地域における難民の姿がさほどクローズアップされないのはなぜなのか? 歴史学者・山内昌之氏が、人道的...
収録日:2015/09/16
追加日:2015/09/21
山内昌之
東京大学名誉教授

日本の風水害対策における課題とは?

水と地球と人間と~日本と世界の水問題(4)水と災害

ハリケーン・サンディで、アメリカは500億ドルの損失を被ったといわれている。日本は、サンディ級台風に対してどのような対策ができるのか。水と災害について考える。地球規模の水循環と世界の水資源に関する研究の第一人者...
収録日:2015/03/19
追加日:2015/11/23
沖大幹
東京大学大学院工学系研究科 教授

ロシアのシリア空爆にみるプーチンの大国戦略

混沌のシリア情勢を読む(1)ロシアのシリア空爆

2015年9月30日、ロシアによるシリア領土への空爆が始まった。しかし、そもそもシリアの内戦で解決すべき政治問題とは何かについて、国際社会は合意を見ていないと、歴史家・山内昌之氏は言う。シリアを挟んで対決してい...
収録日:2015/10/05
追加日:2015/10/22
山内昌之
東京大学名誉教授

米国の安全保障上の懸念材料は中国ではない

ワシントン発、安全保障の未来像(1)ロシア脅威論

元海上自衛隊佐世保地方総監・吉田正紀氏は、ワシントンで過ごす中で、アメリカの脅威認識が日本にいた時のそれと大きく食い違っていると言う。現在のアメリカにとって、最も気になる存在は、中国ではなく、ロシアである。安全...
収録日:2015/11/11
追加日:2015/12/17
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

ロシア機撃墜事件によるトルコとの直接対決の危険性

トルコ軍ロシア機撃墜問題(1)募る緊張、関係悪化の背景

歴史学者・山内昌之氏が、11月に起こったトルコ軍のロシア機撃墜という時事問題を、地政学、歴史学、国際関係史の視点から多角的に考えるシリーズ講話。第1話では、友好的な関係にあったトルコとロシアに緊張をもたらした、...
収録日:2015/12/02
追加日:2015/12/21
山内昌之
東京大学名誉教授

「第二次冷戦」と呼ぶ現在の緊張状態をもたらした背景

ポストモダン型戦争と第二次冷戦(1)緊張の構造

いま、中東はどうなっているのか。歴史学者・山内昌之氏は、2008年のグルジア戦争から2014年のクリミア併合、そしてシリア戦争でさらに緊張の高まる現在を「第二次冷戦」と定義し、世界はいま、一つの歴史的局面を迎え...
収録日:2015/12/14
追加日:2016/01/11
山内昌之
東京大学名誉教授

ISとのポストモダン型戦争で最前面に立つロシアのリスク

ポストモダン型戦争と第二次冷戦(3)プーチンの意図

「ロシアが、いまやシリア情勢の最大プレーヤーで間違いない」と、歴史学者の山内昌之氏は喝破する。では、ロシアはいま、シリアやトルコにどのような影響を及ぼしているのか。山内氏がプーチン大統領の意図と中東情勢を細やか...
収録日:2015/12/14
追加日:2016/01/18
山内昌之
東京大学名誉教授

マイナス金利政策は米日政策金利差に影響する

日銀がマイナス金利政策を導入(3)今後の為替見通し

「長期的には、マイナス金利政策は一般的に考えられているよりも円安効果をもたらす可能性がある」と語るのは、シティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏だ。では一方で、短期的にはどの程度の効果があるのか。高...
収録日:2016/02/04
追加日:2016/02/18
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

マイナス金利に至った経緯と懸念される影響

世界金融経済情勢と日銀のマイナス金利

2016年2月、日本銀行はマイナス金利政策を初めて導入したが、これによって、日本経済はどう動いていくのか。今回の政策に至った経緯と懸念される影響について、東京大学大学院経済学研究科教授・植田和男氏が、世界の金融...
収録日:2016/02/10
追加日:2016/02/15
植田和男
第32代日本銀行総裁

黒田日銀総裁のマイナス金利政策が及ぼす影響

マイナス金利導入~ルビコン川を渡った日銀の黒田総裁~

世界の金融政策は、アメリカでQEが行われた際に、「ルビコン川を渡り、新しい時代に向かった」と言われている。そして、今回の黒田日銀のマイナス金利導入は、「さらにもう一本、ルビコン川を渡ったということだ」と、東京大...
収録日:2016/02/09
追加日:2016/02/15
伊藤元重
東京大学名誉教授

イランのしたたかな外交力こそ中東危機の最重要ファクター

中東最新事情を読む(6)伝統と革命が併存するイラン

歴史学者・山内昌之氏が、中東最大の危険因子イラン国内の相反する二大潮流を分析、解説する。これは、イランの歴史と伝統を敬う歴史家の目と、分裂症イランの現実を冷静に分析する社会科学者の目の双方を持つ山内氏にしか語れ...
収録日:2016/02/02
追加日:2016/03/07
山内昌之
東京大学名誉教授

アサド大統領の最大の政治責任は国家存続を危うくしたこと

中東の火種・シリア(3)世界革命史から見たアサド

アサド大統領の暫定政権残留をめぐって、国際世論が二分している。そもそもアサド大統領の最大の政治責任はどこにあるのだろう。シリア問題の世界史的意味をめぐって、歴史学者・山内昌之氏が、18世紀フランス革命や20世紀...
収録日:2016/02/10
追加日:2016/03/21
山内昌之
東京大学名誉教授

難民がテロリストネットワークを利用しヨーロッパ入り!?

モスクワ国際安全保障会議(2)ロシアとシリア

テロリストが移民を利用しているだけでなく、移民もテロリストのネットワークを利用してヨーロッパに入り込んでいる――歴史学者・山内昌之氏は、第5回モスクワ国際安全保障会議でそのことを知ったという。ロシアはシリア情勢に...
収録日:2016/05/09
追加日:2016/06/23
山内昌之
東京大学名誉教授

EU離脱によってイギリスの政党政治が崩壊する!?

「イギリスのEU離脱問題」を考える

6月23日に行われた国民投票でEU離脱を選択したイギリス。世界に与えた衝撃はあまりにも大きく、イギリスのEU離脱によって世界はどうなっていくのか、日本経済にどんな影響があるのかなど、テレビをはじめ各メディアでさ...
収録日:2016/06/30
追加日:2016/07/02
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

「最悪の文民政府でも最高の軍事政権よりはるかにましだ」

トルコの一番長い夜とクーデター(2)最悪の文民政府

政治学には「最悪の文民政府でも最高の軍事政権よりはるかにましだ」という金言がある。武装蜂起が挫折した後のエルドアン政権は、この金言を盾にこれまで以上の強権性を示していく可能性があると、歴史学者・山内昌之氏は言う...
収録日:2016/07/20
追加日:2016/08/14
山内昌之
東京大学名誉教授

歴史的なアメリカとサウジアラビアの会談

アメリカとサウジ同盟関係の終焉(1)リヤド会談の意味

イスラムとアメリカを国際的文脈で語る上で欠かせないのは、アメリカとサウジアラビアの関係である。両国の関係は、サウジの最実力者の一人トゥルキー王子をして「われわれの古き良き時代は戻らない」と言わしめたほど悪化して...
収録日:2016/06/09
追加日:2016/08/21
山内昌之
東京大学名誉教授

9.11問題でアメリカを挑発したサウジアラビアの失策

アメリカとサウジ同盟関係の終焉(3)二つの深刻な問題

歴史学者・山内昌之氏がアメリカとサウジアラビアの関係変化の背景とプロセスについて解説するシリーズ講話。現在、両国間にはとりわけ深刻な問題が二つある。サウジアラビアによる米国債の売却脅迫問題と、9.11(アメリカ...
収録日:2016/07/26
追加日:2016/09/03
山内昌之
東京大学名誉教授