井伊直弼のジレンマ…政治家の実力と同居した致命的な矛盾
徳川将軍と江戸幕府~井伊直弼編(4)官僚集団の問題と井伊直弼のジレンマ
井伊直弼の政治家としての力量はどうだったのか。小栗忠順や勝海舟、あるいは阿部正弘以降の幕府官僚たちと比較し、その真価に迫る最終話。幕末期、時代が急激に動こうとする中、それまでの徳川の伝統を重んじながら、政策面で...
収録日:2021/04/12
追加日:2026/08/28
武力を持ったエリート官僚たち…陸軍悪玉論と個々人の決断
昭和の名将・樋口季一郎…ユダヤ人救出編(5)陸軍悪玉論の中の名将たち
戦後の歴史観において「陸軍悪玉論」が主流となる中、樋口季一郎という名将の功績は長く埋もれてきた。もちろん当時の陸軍には、強烈なエリート意識を抱きつつ凄絶な派閥抗争の末に開戦へと突き進んだ側面がある。しかし、その...
収録日:2019/07/30
追加日:2026/05/15
世襲、官僚、叩き上げ…3つの国会議員の是非を議論する
「議会と民主主義」課題と処方箋(1)日本の国会議員の3パターン
極端な主張や馬鹿げたパフォーマンスをする政党の乱立、政治の混迷など、日本のみならず世界の各地で議会制民主主義の問題点が噴出している。さらに、政治家になる人材について、「劣化」が指摘されることさえある。ついつい絶...
収録日:2024/06/07
追加日:2024/10/20
陸軍との予算折衝、汪兆銘政権、そして預金封鎖と新円切替
福田赳夫と日本の戦後政治(1)福田赳夫のイメージと大蔵官僚時代
「福田赳夫」と聞いて、どのようなイメージが頭に浮かぶだろうか。「角福戦争(田中角栄VS福田赳夫)」や「三角大福中(三木武夫・田中角栄・大平正芳・福田赳夫・中曽根康弘)」などと称された権力闘争を、真っ先に思い起こす...
収録日:2022/09/29
追加日:2023/05/12
「統制経済」で重宝され…喧嘩っ早い岸の官僚時代の武勇伝
岸信介と日本の戦前・戦後(2)統制経済を研究した官僚時代
官僚を目指す東京帝大卒業生の多くが内務省を選ぶ中、岸信介が進んだのは農商務省だった。将来的な日本の変革を見据えてのことだが、その先見性は当たり、世界の潮流と合致していく。そこで岸が向き合ったのは「統制経済」であ...
収録日:2022/09/02
追加日:2023/02/25
関ケ原はトップ官僚・石田三成と中央集権体制をつぶす戦い
徳川家康の果断と深謀~指導者論と組織論(5)持続可能な天下泰平の制度設計
徳川家は家康を「東照大権現」としたり、元号を「元和」とするなど、徳川に権威を持たせる仕組みをつくっていった。さらに持続的な「天下泰平」を実現するために、豊臣秀吉と同じ轍を踏まないよう、豊臣が中央集権的なシステム...
収録日:2022/09/14
追加日:2022/12/27
国が潰れても関係ないノーメンクラトゥーラ根性の恐ろしさ
作用と反作用について…人間と戦争(1)大官僚主義の脳停止
執行草舟が、ウクライナ戦争にまつわる人間のあり方、そして「作用・反作用」について語る。まず取り上げるのは、2022年2月24日に始まった、ロシアによるウクライナ侵略である。この戦いの恐ろしいところは、相手がプーチンであ...
収録日:2022/05/19
追加日:2022/07/01
東條内閣で官僚・山崎丹照が構想した強力政治実現への改革
近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(5)大臣を増やすか、減らすか
「無任所大臣の活用」という発想は近衛内閣から東條内閣に引き継がれた。しかし、東條内閣時代はそれに異を唱える役人も登場した。官僚の中枢において、いわゆる「国家デザイン戦略」を担当していた山崎丹照という人物だ。彼は...
収録日:2021/05/31
追加日:2021/09/01
「小澤開作的なるもの」と「官僚的なるもの」の違いとは?
小澤開作と満洲事変・日中戦争(10)日本の国を滅ぼすのは…
小澤開作は戦争中から「東大をぶっこわせ」と言いつづけ、戦後の東大紛争のときには、徹底して学生側の味方だったという。「日本の国を滅ぼすのは官僚と軍人だ」と考えていたからこそ、官僚を数多く輩出してきた東大に批判的な...
収録日:2019/10/09
追加日:2020/11/16
日本の問題は官僚の機能不全が起こっていること
民主主義と政治(8)官僚の育成システムを改革するために
日本では、政党政治が機能しなくなっても霞が関文化があれば大丈夫だという認識があった。しかし、今はそれも崩れてきた。天下りの禁止や政権交代によって、官僚を取り巻く環境が大きく変化する中で、官僚の採用や育成のシステ...
収録日:2019/08/28
追加日:2019/10/05
“官僚たちの夏”はもうなくなってしまったのか
民主主義と政治(6)役人と政治家の人材育成
役人への要求があまりにも多い現状では、官僚を志望する有能な学生は減少しつつあるのは必然である。曽根泰教氏は、昨今求められているエビデンスベースの政策議論から、政治家と役人がより建設的な関係を結ぶことができるので...
収録日:2019/08/28
追加日:2019/09/28
一財務官僚として総理と官邸に戦いを挑んだ香川俊介
逆境の克服とリーダーの胆力(7)気骨の官僚・香川俊介
日本の政府債務残高は、GDP比で240パーセントに達しようとしている。国家破綻を食い止めるため、消費増税に向けて総理と官邸に戦いを挑んだ官僚がいた。財務官僚・香川俊介氏である。生涯の友人である公益財団法人松下政経塾副...
収録日:2018/01/19
追加日:2018/07/10
身内をかばい、責任を押し付け、罪を恥じぬさまは万死に値
本当のことがわかる昭和史《7》歴史を愛する日本人の崇高な使命(3)「軍国主義」より「官僚制度の罪」を猛省せよ
戦前の日本は、軍官僚の派閥抗争も含めた「官僚制度の罪」によって、何度も危地に陥れられてきた。われわれが猛省すべきは「軍国主義」というより、むしろ、いかにすれば「官僚主義」が失敗に陥らなくてすむかという点ではなか...
収録日:2015/02/02
追加日:2015/09/21
卒業生は本国の中央省庁で活躍、いずれは市長や県知事も
政策研究大学院大学とは(1)世界の中堅官僚が政策を磨く
白石隆氏が学長を務める政策研究大学院大学(GRIPS)には、東南アジアを中心に優秀な人材が集まり、各国で活躍する中堅官僚の受け入れも増加している。近年、中国、ヨーロッパもこぞって人材を送り込んでくる政策研究大学...
収録日:2015/01/21
追加日:2015/04/13
日本はなぜかエリートが嫌い、育てようともしない
良質なリーダーをどう育てるか(1)日本の官僚と現実の問題点
国力の原点は人材であり、良質なリーダーをどう育てるかは、国家として重要なテーマである。かつて日本は優秀な人材を政府が抱える、世界でも有数の国だったが、現在はどうなっているのか。この問題について、齋藤健氏が日本...
収録日:2014/02/18
追加日:2014/05/29
「エリート官僚・科挙」と「低い識字率の庶民」という矛盾
中国近代化の真実~科挙と日清戦争(1)ピンインと科挙
四声と発音は、中国語の第一関門。それを表す記号に島田晴雄氏は注目した。漢字の読みをアルファベットで記す「ピンイン」はわずか100年の歴史。その裏には近代西洋文明と遭遇した中国の深い悩みが隠されていた。(前編)
収録日:2014/03/04
追加日:2014/05/01
「官僚・実業家・政治家」三拍子そろった超絶指導者・原敬
ジェネラリストの巨星・原敬
「歴史は必然の流れ」とするヘーゲルやマルクスに異を唱え、「優秀な人間が徹底的な努力をすれば世の中は動く」と主張する齋藤健氏。『転落の歴史に何を見るか』の著者で、原敬を徹底的に研究し心酔する氏が、原敬が備えていた...
収録日:2014/02/24
追加日:2014/02/24