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「破壊」の検索結果

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明治期、一番人口が多かった県は?近代化で破壊されたもの

独立と在野を支える中間団体(3)近代化の影響と新しい中間団体の形成

日本における中間団体の形成は、いつ見られるのだろうか。それは明治以降、農村から都市部への人口移動が新しい中間団体の形成と発展に影響したという。なぜ日本においてそのような現象が起こったのか、どのような集団が形成さ...
収録日:2024/06/08
追加日:2024/11/01
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

GX版「創造的破壊」へ、7年でCO2を半減させる3つの方法

GXとDX~創造的破壊と「low-hanging fruit」のすすめ

「DX(デジタルトランスフォーメーション)」と「GX(グリーントランスフォーメーション)」におけるキーワードはともに「創造的破壊」である。これが今、日本の政策の中で非常に重要な意味を持ってきている。GAFAはDXによって...
収録日:2023/11/01
追加日:2023/12/26
伊藤元重
東京大学名誉教授

徳川家康ではなく織田信長…司馬文学が描く「別の可能性」

司馬遼太郎のビジョン~日本の姿とは?(5)移動と破壊と自由の実現

『ペルシャの幻術師』に始まった司馬文学は、『草原の記』で終わる。大陸ロマンを奉じた司馬遼太郎にとって、馬賊への憧れから転じた「移動と破壊と自由の実現」という夢を日本の歴史小説で仮託させたのが「英雄が自由な創意で...
収録日:2023/03/16
追加日:2023/06/18
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

公衆網と自営網の設備共用技術によって価格破壊を起こす

Beyond5G・6Gで進む情報通信の民主化(8)今後のローカル5G予測その2

今後ローカル5Gの運営主体が多数登場すると、端末がそれぞれを渡り歩くというユースケースが生じるため、それに対応するローミング技術が必要となる。これが、柔軟なソフトウェア基地局を実現するオープンソースの利活用で可能...
収録日:2021/01/27
追加日:2021/05/05
中尾彰宏
東京大学 大学院工学系研究科 教授

国力の衰えとは、「国民の魂や良心」の衰えである

民主主義の根源とは(4)傲慢さが民主主義を破壊する

日露戦争と昭和の戦争とでは、科学性や知性の基盤がまったく違う。そうなってしまったのは、日本人が謙虚さを失ったからであった。議会制民主主義の最盛期を築き上げた19世紀の大英帝国も、貴族であれ庶民であれ、誰もが負い目...
収録日:2019/12/25
追加日:2020/04/17

同盟の成立と破壊…北条・今川・武田三国同盟の構造とは

戦国大名の外交、その舞台裏(2)戦国大名の同盟

大名同士が和睦や同盟を結ぶ際、そこではどのような前提があったのだろうか。武田・今川・北条の事例によれば、対立構造は主として大名の面目が潰されることによって引き起こされていたという。一方、大名間での仲介の役割を果...
収録日:2019/06/13
追加日:2020/01/21
丸島和洋
東京都市大学共通教育部 人文・社会科学系 教授

破壊されて立ち上がるところから始まる

読書と人生(10)思想とは破壊である

「怖さ」「恐ろしさ」がないものはダメである。成長のもとは「恐怖」なのだ。そもそも、すべての思想は破壊である。破壊されなければ建設はない。プラトンやアリストテレスから、ニーチェまで、みんなそうである。文学も、たと...
収録日:2019/05/14
追加日:2019/10/18

日本は再生可能エネルギーの評価・予測ができていない

再生可能エネルギーの技術革新と蓄電池の価格破壊

2016年に世界中で数多くの発電所が造られたが、その7割は再生可能エネルギーである。再生可能エネルギーの技術革新には目を見張るものがあるが、それを適切に評価し予測することはエネルギー政策にとって欠かせない。技術革新の...
収録日:2017/12/21
追加日:2018/02/14
小宮山宏
東京大学第28代総長

フィンテックは金融業界をどのように変えるか

破壊のメカニズム「フィンテック」と金融ビジネスの行方

フィンテックは今の銀行や大手金融機関を破壊するメカニズムとして見ることができるかもしれない。そして10年後、いや5年後には金融に大変化が訪れているだろう、と語る東京大学名誉教授で学習院大学国際社会科学部教授の伊藤元...
収録日:2017/04/25
追加日:2017/06/01
伊藤元重
東京大学名誉教授

トヨタやホンダはソニーのウォークマンになってしまうのか

情報技術の破壊力

「トヨタ、ホンダは、ウォークマンになってしまうのか」。産業界の声に、東京大学大学院経済学研究科教授・伊藤元重氏が答えて語る、情報技術の破壊力とビジネスの今後。日本企業が生き延びるために持つべき視点とは。
収録日:2015/08/05
追加日:2015/08/24
伊藤元重
東京大学名誉教授

レアメタルの最大のハードルは値段の高さと環境破壊

レアメタルの光と影(3)レアメタルの可能性と課題

岡部徹氏によれば、レアメタルに対する世間の関心度は10年前とは雲泥の差だという。その契機は中国のレアアース輸出規制だった。自動車、太陽電池など身近なところで使われるようになったレアメタルだが、メリットばかりでは...
収録日:2015/04/20
追加日:2015/08/17
岡部徹
東京大学生産技術研究所教授

地中海で学んだ通商破壊戦の重要性を帝国海軍は生かせず

第一次世界大戦100年と日本(3)生かされない教訓

日本人の第一次世界大戦に対する意識は、今も当時も希薄だ。だが、実は日本軍は陸軍・海軍ともに参戦し、地中海にも軍を派遣していた。第一次世界大戦における日本の意外な動向とその影響を、歴史学者・山内昌之氏が語る。シリ...
収録日:2015/04/15
追加日:2015/05/25
山内昌之
東京大学名誉教授

「破壊型イノベーション」が日本の経済成長には不可欠

破壊型イノベーションの必要性

中長期の日本経済を見据えたとき、ズバリ日本には「破壊型イノベーション」が不足していると伊藤元重氏は喝破する。破壊型イノベーションとは何か。なぜ必要なのか。日本は一体どのように変わればよいのだろうか。
収録日:2014/06/16
追加日:2014/07/10
伊藤元重
東京大学名誉教授

世界初のジェット旅客機コメットが墜落事故を起こした原因

航空機事故ゼロをめざして(2)金属疲労と試験方法の改良

1954年1月、世界初のジェット旅客機コメットが地中海上空で墜落事故を起こす。調査の結果、胴体の金属疲労が原因と判明、疲労試験と航空機の設計の見直しが要請されることとなった。東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻...
収録日:2017/10/30
追加日:2018/02/03
鈴木真二
東京大学名誉教授

日中戦争はやがて世界の問題に拡大、そして敗戦・・・

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(3)

本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

1000兆円規模の可能性?台湾有事の日本への影響は甚大

台湾有事を考える(8)日本への影響と国際社会の支援

台湾有事による日本への影響はどれくらいになるのだろうか。サイバー攻撃による社会経済システムの機能不全、原発へのミサイル攻撃など想定される可能性を踏まえて考えると、損害はGDPの数年分になるのではないかという予測もあ...
収録日:2022/12/19
追加日:2023/02/27
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

注目の「デカップリング」、経済成長と脱炭素は両立可能か

ESG投資の現状と課題(2)デカップリングと機関投資家

今、「デカップリング」の議論が世界中で起こっている。経済成長を実際に起こしながら、温室効果ガスの排出量を減らす、すなわちカーボンニュートラル型に持っていくということだが、果たしてそれは可能なのか。どうすれば、経...
収録日:2022/07/12
追加日:2022/11/14
夫馬賢治
株式会社ニューラル代表取締役CEO

国立博物館襲撃は政府エリートを狙った明確な戦術

チュニジアにおけるテロの狙い

2015年3月18日、チュニジアのバルドー博物館がテロリストにより襲撃された。これには、チュニジアの重要産業である観光業への打撃という以上に、テロリストが意図する本質的意味がある。イスラム教徒でありながら新しい...
収録日:2015/03/24
追加日:2015/03/27
山内昌之
東京大学名誉教授

極東の小国が旧超大国・清に挑戦した日清戦争

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(1)

本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

評価最下位からトップグループへ。PAS社逆転の軌跡

松下幸之助の経営理念(4)経営改革の原点は風土改革

公益財団法人松下政経塾理事長・佐野尚見氏が、松下電器でのオートモーティブ事業部創業当時を振り返り、全ての面において下位評価にあった自社をどのように改善していったのか、その軌跡を明かす。まず改革すべきだと思ったこ...
収録日:2016/02/18
追加日:2016/06/13
佐野尚見
元松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)代表取締役副社長

オンラインSPA(製造小売業)が業界を変える

AIとデジタル時代の経営論(1)オンラインSPAの衝撃

一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏によれば、世界の経営者は「デジタルディスラプション」に相当な危機感を抱いている。例えば、オンラインSPAの登場によって、従来のアパレル産業は深刻な変化にさら...
収録日:2017/07/24
追加日:2017/10/22
一條和生
一橋大学名誉教授

デジタルディスラプションは2014年から始まっている

AIとデジタル時代の経営論(3)デジタル化の渦

一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏が、デジタル化時代に訪れる危機について解説する。IMDの2015年の調査によれば、新しいデジタル・ビジネスモデルの登場に、世界の経営者はかなりの危機感を抱いてい...
収録日:2017/07/24
追加日:2017/10/24
一條和生
一橋大学名誉教授

航空機の設計開発における安全性の確保

航空機事故ゼロをめざして(8)設計における安全性確保

航空機は安全性を確保するため、どのように設計されているのか。東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授の鈴木真二氏が、航空機の設計開発における安全性の確保について解説する。現在では、故障しないような設計のみ...
収録日:2017/11/27
追加日:2018/04/06
鈴木真二
東京大学名誉教授

不思議なことに人類の歴史は千年ごとに大変化を見せている

三つの千年紀から見た世界の変遷

国家百年の計というが、人類史には千年ごとの変化があると、高橋一生氏は言う。普段は使わない長大なスコープを通して見ると、人類と世界の課題も、将来への展望も、手に取るように見えてくる。いざ、三つの「千年紀」が語る世...
収録日:2014/10/28
追加日:2015/02/04
高橋一生
元国際基督教大学教授

多少コストがかかってもリサイクルすべき地球の奇跡の産物

レアメタルの光と影(7)バリュー・オブ・ネイチャー

レアアースをはじめとするレアメタルに関して最大の問題は、“鉱石の本来の価値”があまりに低く評価され、タダ同然に扱われていることだ。岡部徹氏は、「バリュー・オブ・ネイチャー」についてもっと真剣に考えてほしいと訴え、...
収録日:2015/04/20
追加日:2015/08/31
岡部徹
東京大学生産技術研究所教授

激しい対空砲火の中、着陸に成功した「義烈空挺隊」の最期

本当のことがわかる昭和史《6》人種差別を打破せんと日本人は奮い立った(10)華々しく勇敢だった若者に去来した思いとは

先の大戦では、国のため、家族や愛する人たちのためには死んでも構わないという青年たちが、日本にいくらでもいた。昭和20年、義烈空挺隊員を乗せた爆撃機十二機は、米軍の激しい対空砲火で次々と撃墜されるが、一機だけが沖...
収録日:2015/02/02
追加日:2015/09/17
渡部昇一
上智大学名誉教授

木を伐ってもいいの? 森林保護の基本を知ろう!

森と都市の共生~木材活用の豊かな社会(1)山の森林と都市の森林

木質構造学を専門とする東京大学生産技術研究所教授・腰原幹雄氏が「森と都市の共生」をテーマに、木という素材、木造建築について語る。木の本質や木を取り巻く環境、社会の実態を知ると、「森林保護のために木は伐ってはいけ...
収録日:2015/11/19
追加日:2016/04/07
腰原幹雄
東京大学生産技術研究所 教授

中東複合危機―中東情勢はなぜこれほど複雑なのか?

2017年世界と日本(5)中東複合危機がもたらす世界不安

中東情勢はなぜこれほど複雑なのか? それは多くの民族、宗派、地域勢力がひしめきあっていること、サイクス=ピコ協定に始まる複数の条約がからんでいることなどが関係している。さらに、米露という大国の介入が事態を複雑に...
収録日:2017/01/24
追加日:2017/05/10
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

トランプ政権の現状を見て日本は今後どう対応すべきか

トランプ政権研究(11)日本が取り組むべき3つの課題

公立大学法人首都大学東京理事長の島田晴雄氏が、トランプ政権について解説する連続講義の最終回。トランプ氏はこれまで主張してきたことをほとんど実現できておらず、さほど恐れる必要はない。むしろ日本は病めるアメリカを理...
収録日:2017/05/23
追加日:2017/07/03
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ドゥーリトル空襲は日米の心理を揺さぶった

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(4)ドゥーリトルに始まる米軍の反撃

太平洋戦争の緒戦は日本軍の目覚ましい進撃が続いたが、やがて米軍の装備も整い、戦局は転換期を迎える。ここではドゥーリトル東京爆撃からミッドウェー海戦にいたる米軍の反撃、日米形勢逆転の様子を、公立大学法人首都大学東...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/07/19
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

なぜドイツは戦後復興、経済発展、東西統一に成功できたか

現代ドイツの知恵と経験に学ぶ(2)再び強いドイツへ

公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏が、2017年7月のドイツ訪問で得た情報、知見を踏まえ、ドイツと日本の戦後復興、そして現状を徹底比較。両国は多くの共通体験を持ちながら固有の経験もしている。日本にとって、その...
収録日:2017/09/12
追加日:2017/10/26
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

アルゼンチン・ブラジル・ロシアに見る経済破綻

高齢化と財政危機~その解決策とは(5)経済破綻を経験した南米・ロシア

日本は終戦直後、経済破綻を回避するため、国民の金融資産を収奪せざるを得なかった。経済破綻は世界各国でしばしば起きており、今後日本が同じ状況に直面しない保証はない。公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏が、近...
収録日:2017/09/27
追加日:2017/11/04
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

情報革命はマテリアル革命にも影響を及ぼす

マテリアル革命(1)マテリアルの重要性と可能性

50年以上マテリアル開発に携わってきた、東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏が、マテリアルの重要性とその可能性について解説する。岸氏は、現代は情報革命がいろいろなところで起きているが、...
収録日:2017/11/30
追加日:2018/03/29
岸輝雄
東京大学名誉教授

VR技術のビジネスへの活用と具体例

VRがつくりだす未来(3)ビジネスでのVRの活用

VRの技術で重要なのは、自分の身体と物体の距離という空間的な体験を伝えることである。この技術は、ゲームだけでなく、さまざまな分野でその応用が期待されるという。それはいったいどんなことなのか。具体的事例を挙げて解説...
収録日:2018/10/19
追加日:2018/12/15
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

水中映像と写真や図面を照合し、沈没船を大洋丸と特定!

戦時徴用船の悲劇と大洋丸捜索(4)大洋丸の発見

浦環氏のチームの大洋丸探索は、船の図面や残された写真から得られたものと酷似した構造の沈没船を発見し、大洋丸であることを特定していった。実は、今回確認で用いられた図面は、日本ではなくドイツに所蔵されていたものであ...
収録日:2020/02/28
追加日:2021/04/17
浦環
東京大学名誉教授

日本人を日本人たらしめた災難教育とは何か

神話の「世界観」~日本と世界(7)神代から続く日本人の「災難教育」

日本人は神代の時代からずっと災難教育をやってきた、と寺田寅彦は指摘した。自然災害の多い日本には四季の循環がある。そこに「揺るがない巡りがある」というムスヒの生命力に対する絶対的な信頼が生まれてくるのではないか。...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/10/31
鎌田東二
京都大学名誉教授

日本窮乏化作戦――シーレーン分断を狙う中国の意図

台湾有事を考える(7)中国による武力侵攻シナリオ〈後編〉

サイバー攻撃から始まる中国の武力侵攻シミュレーションだが、今回はその本丸である台湾への具体的な人民解放軍の武力攻撃はどのようなものになるのか、考えられる予測シナリオに基づいて解説する。また、中国の攻撃に台湾はど...
収録日:2022/12/19
追加日:2023/02/20
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

肉と野菜を一緒に食べるわけ―免疫メカニズムと和食の関係性

和食の深い秘密~なぜ身体に良いのか(2)和食は免疫食事

世界に「免疫食事としての和食」を提唱している小泉武夫氏。免疫を高めるのに必要なのは、繊維、発酵食品、菌体の摂取だということで、米・スタンフォード大学の研究者も同様の研究を進めている。今回は免疫のメカニズム、およ...
収録日:2023/01/24
追加日:2023/04/15
小泉武夫
農学博士

国譲りによる平和…国作りをした大国主神の深い協力とは

大国主神に学ぶ日本人の生き方(7)世界でも稀なる「国譲り」

国作りを果たした大国主神は、やがて「国譲り」に直面する。だが、争いを起こさずに国を譲った大国主神は、その後も生き延び、祀られ続ける。これは、世界の神話には見られないこの日本神話の特徴といえるものであり、そこには...
収録日:2023/08/08
追加日:2024/01/21
鎌田東二
京都大学名誉教授

「中東」とは何か?~3つの手がかりから深める理解

中東を理解するために

2011年の「アラブの春」以後、いまだに厳しい内戦やテロが続く中東情勢だが、そもそも「中東とは何か」「イスラムとは何か」など複雑で分からないという声も多い。中東秩序の変化と歴史的背景、そして西洋大国やロシアとの関係...
収録日:2014/02/05
追加日:2014/02/24
山内昌之
東京大学名誉教授

井上勝―日本の「鉄道の父」と呼ばれた男

技術と民生から見た明治維新(3)井上勝

本編シリーズ講話第3回、「長州ファイブ」のアンカーは「鉄道の父」、井上勝。世界に冠たる日本の鉄道技術と安全安心への信頼は、彼なくしてあり得なかった。関係者には親しまれ、政界には多くの敵を作った「おさる」の鉄道一...
収録日:2014/02/12
追加日:2014/03/13
山内昌之
東京大学名誉教授

新安保が調印された時代のアメリカと今のアメリカは別物

集団的自衛権論議の盲点~アメリカが「リスク要因」となる可能性

湾岸戦争、9・11、イラク戦争を経て、「アメリカの正義」は絶対ではないことが露呈した。「常に正しく強いアメリカ」は過去の幻想と言っていい。集団的自衛権行使容認によって日米同盟の強化に向かおうとする今の日本は、手...
収録日:2014/07/14
追加日:2014/10/08
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

「21世紀はアジアの時代」をアンガス・マディソンが予測

近代のドラマ~民族国家と経済成長~

英国の経済学者、アンガス・マディソン博士は「21世紀は、アジアの時代」であることをいち早く予測した人物だった。しかし、この予測も、「民族国家」としての覇権争いが戦争という局面を迎えなければという話であることは言...
収録日:2014/10/28
追加日:2015/02/05
高橋一生
元国際基督教大学教授

ウクライナ問題は戦後世界の国際法違反

アゼルバイジャン訪問に学ぶ(4)グルジア・チェチェン・ウクライナからアゼルバイジャンを顧みる

2014年現在、ウクライナ問題をめぐり、欧米はロシアに対し「19世紀的暴力」と批判し、経済制裁の反撃を加えている。では21世紀初頭の「民主化ドミノ現象」は旧ソ諸国に何をもたらしたのか。そこから日本は何を学ぶべき...
収録日:2014/10/02
追加日:2015/07/16
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

負けない体制をつくり、戦わない―不戦不敗

安全保障のチャイナリスク対応(4)日本が生き残る道

米中という大国のパワーシフトの下で、日本が生き残るための戦略はどのように立案すればよいのだろうか。前海上自衛隊佐世保地方総監・吉田正紀氏が、いま大きな転換点を迎えるわが国の安全保障システムを再点検しつつ、シミュ...
収録日:2014/12/01
追加日:2015/07/06
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

第一次世界大戦への日本の参戦理由と寄せられた感謝

本当のことがわかる昭和史《2》軍縮ブームとエネルギー革命の時代「明治の精神」の死(6)連合国から感謝された日本艦隊

日本は当初、第一次世界大戦に参戦する気はなかった。しかし、ドイツの勢力が拡大する中で、イギリスからの要請を受けて参戦し、艦隊を派遣して連合国の船舶保護に当たり、連合国から非常に感謝されている。上智大学名誉教授・...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/08/17
渡部昇一
上智大学名誉教授

世界最大のレアアース鉱山・白雲鄂博鉱山を視察

レアメタルの光と影(5)中国レアアース行脚

なぜ、レアアースの採掘、製錬は中国に集中しているのか。その理由を知れば、レアメタルの光と影が見えてくる。レアアースの鉱山地域や製錬所、廃棄物処分場を視察した岡部徹氏が、中国レアアースの現状を貴重映像とともに紹介...
収録日:2015/04/20
追加日:2015/08/24
岡部徹
東京大学生産技術研究所教授

イタリア国民投票のテーマ・憲法改正は日本も学ぶべき議論

イタリアの国民投票から何を学ぶか

2016年12月4日、イタリアの国民投票が行われた。レンツィ首相が進退を賭けた憲法改正案は大差で否決され、レンツィ氏は引責辞任を表明した。これはイタリア政治固有の問題にはとどまらない、各方面に影響のある政治イシューだと...
収録日:2016/12/15
追加日:2017/01/15
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

ジョセフ・グルーによるポツダム宣言草案をめぐる奮闘

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(9)早期和平のための知られざる努力

公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏による島田塾特別講演シリーズで学ぶ太平洋戦争をめぐる昭和史。ルーズベルト大統領の死は、間接的には日本に大きな幸運をもたらしたと言える。後任のトルーマン大統領を補佐すべく...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/07/31
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

土砂災害は「まさか」という場所で起こりうる

土砂災害と防災(2)土砂災害の実態

土砂災害の特徴は、多様な原因によって多様な事象が発生することである。近年では、流木により川の流れが変わり、それまで想定しなかった区域がハザードゾーンになる例も多い。社会的側面として、高齢化の進行も災害を拡大する...
収録日:2019/03/13
追加日:2019/05/13
池谷浩
山梨県富士山科学研究所 客員研究員

二つの世界大戦が物語る各国のパワーの差と国益の意味

国家の利益~国益の理論と歴史(7)パワーと国益が支配した二つの世界大戦

世界大戦の深刻さは、近代兵器による殺傷力の高さだけでなく、国民経済や一般市民を総動員する総力戦にもよるものだ。ささいな火種が瞬く間に広がり、全ヨーロッパを巻き込んでいくのは、国際間の同盟関係がマイナスに働くため...
収録日:2019/03/28
追加日:2019/07/14
小原雅博
東京大学名誉教授

冷戦後の世界の変化…9.11同時多発テロが変えたもの

国家の利益~国益の理論と歴史(10)冷戦終結と9.11の衝撃がもたらした変化

1989年、ベルリンの壁の崩壊が冷戦終了を告げ、ヨーロッパはEUを拡大・進化させる。一方、湾岸戦争の勝利で国際正義を実現したアメリカが経済的にも世界の覇者となる。しかし、冷戦下に進行した世界の軍事化・暴力化は、2001年...
収録日:2019/03/28
追加日:2019/07/21
小原雅博
東京大学名誉教授

世界史的にも“奇跡”といわれている日本の戦後復興

戦後復興~“奇跡”の真実(1)世界史の奇跡

世界史的にも“奇跡”といわれている日本の戦後復興だが、真実はどうだったのか。また、そこにはこれからの日本を考える手がかりはあるのか。ということで、本シリーズレクチャーでは、日本の戦後の歴史を丁寧にたどりながら、そ...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/08/13
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

戦後復興を可能とした最大の要因は起業家たちの意欲と努力

戦後復興~“奇跡”の真実(10)松下幸之助の哲学

終戦直後の惨状を考えると、日本の戦後復興は“奇跡”と呼んでも過言ではないほど目覚ましいものだった。島田晴雄氏は、そうした復興を可能とした最大の要因は、新しい起業家たちの意欲と努力、その主体的な行動にあると論じる。...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/09/10
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

戦争や災害の記憶を海中調査で後世に伝える

若狭湾海中調査と潜水艦曼荼羅(1)歴史と調査の意義

2018年6月に浦環氏のチームは、若狭湾でユーボートと呼ばれた潜水艦を含む3艦を発見した。ユーボートは戦争中にどのような役割を果たしたのか。そのユーボートの残骸を発見することにどのような意味があるのか。調査の詳細な解...
収録日:2019/03/14
追加日:2020/02/10
浦環
東京大学名誉教授

2020年の全米暴動は「米国建国の原罪」に起因する

2020年全米暴動を考える(1)複雑な人種差別問題

2020年5月に起こった黒人男性に対する白人警官の暴行に端を発する暴動は、アメリカ全土を混乱の渦に巻き込んでいる。その背景には、アメリカの複雑な人種問題や、選挙への政治利用を目論む集団の存在がある。中でも人種問題は、...
収録日:2020/06/11
追加日:2020/06/27
東秀敏
米国安全保障企画研究員

日本にとって大きな意味を持つのは米国が内戦状態にあること

2020年全米暴動を考える(2)文化マルクス主義と分断化

人種問題によるアメリカの分断化は、過激な文化マルクス主義を追求する民主党のイニシアティヴによるものだという。トランプ大統領の目標の一つに、その行き過ぎた文化マルクス主義との決別がある。アメリカ独特の価値観をもと...
収録日:2020/06/11
追加日:2020/06/27
東秀敏
米国安全保障企画研究員

「戰はずして人の兵を屈する」ことが善の善なるものである

『孫子』を読む:謀攻篇(1)外交力が最大の国防

最強の兵法である『孫子』の中でも謀攻篇は、戦闘に拠らずに勝利を収めるための究極の戦術論を解説している。その象徴的なものが「戦わずして敵の兵を屈する」ということなのだが、この言葉が意味するところは実際の戦法の理論...
収録日:2020/01/24
追加日:2020/08/26
田口佳史
東洋思想研究家

なぜ経済学で軽視されてきた「地域研究」が最高の学問なのか

国際地域研究へのいざない(1)地域研究の意味とイスラエル研究

経済学では軽視されてきた「地域研究」だが、外交評論家の岡崎久彦氏は自著で「地域研究は最高の学問だ」と書いている。そこで今回のシリーズではいくつかの国を取り上げ、見逃されてきた地域研究の重要性と面白さについて解説...
収録日:2020/04/07
追加日:2020/11/14
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

『LIFESPAN 老いなき世界』が突き付けた永遠の命の意味

老いなき世界が告げるもの~永遠の命は本当に必要なのか~

人新世によって人間活動に警鐘が鳴らされる時代にあって、人間の老化を治療しようという書籍が出版された。デビッド・シンクレアとマシュー・D・ラプラントの共著による『LIFESPAN 老いなき世界』である。生きものが老化して死...
収録日:2021/04/19
追加日:2021/07/11
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

認知症にも影響する睡眠…グリンパティック・システムとは

「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(2)なぜ睡眠が必要なのか

睡眠はそもそもなぜ必要なのか。「最高の睡眠」シリーズの第2話では、1950年代以降という睡眠医学の歴史を振り返りつつ、睡眠が人間にとって不可欠である理由をたずねていく。とりわけ重要な「グリンパティック・システム」とは...
収録日:2021/06/23
追加日:2021/10/28
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授

世界の神話の中で異彩を放つ日本神話の世界観

神話の「世界観」~日本と世界(1)踊りと物語

日本の神話と世界の神話とでは、大きく異なる部分も多い。各国、各文化圏の神話は、それぞれにとても興味深い特徴を持っている。この講座では、その違いから日本の本質に迫っていく。第1話で語られるのは、神話はなぜ奇想天外な...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/09/19
鎌田東二
京都大学名誉教授

「くらげなす漂える島」日本は「吊り橋国」である

神話の「世界観」~日本と世界(6)日本人を日本人たらしめたもの

大正時代、『古事記』に魅せられたロシア人のワノフスキー。彼もまた日本神話を自然主義的に解釈した。そして、それが、わが国において次々に自然が起こす災難が「日本人を日本人たらしめた」という寺田寅彦の解釈とつながって...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/10/24
鎌田東二
京都大学名誉教授

プーチンの核恫喝で生じた「エスカレーションのジレンマ」

ウクライナ戦争に揺らぐ国際秩序(2)エスカレーションのジレンマ

今回のウクライナ戦争は、国際秩序に関わるさまざまな問題を提起している。国連安全保障理事会のメンバーであるロシアが、一方的にウクライナに武力侵攻し、核兵器の使用を示唆することで、他国の介入を抑制している。これまで...
収録日:2022/04/01
追加日:2022/05/06
山内昌之
東京大学名誉教授

アメリカの「ベタ下り」がプーチンの蛮行の根拠となった!?

ウクライナ戦争に揺らぐ国際秩序(3)日本の立ち位置とアメリカの責任

ウクライナに対する一方的な戦争に反発し、日本や欧米諸国はロシアに対して厳しい経済・金融制裁を科している。しかし、ロシアの軍事侵攻は止まる気配がなく、制裁が十分に機能しているとはいえない。国際社会はなぜプーチンを...
収録日:2022/04/01
追加日:2022/05/13
山内昌之
東京大学名誉教授

価値紊乱者たれ…「生命的な実感」の重視と旧世代への反逆

石原慎太郎と三島由紀夫と近衛文麿(3)価値紊乱者・石原慎太郎と戦後派の時代

『太陽の季節』で芥川賞作家となった石原慎太郎が好んで使用した言葉に「価値紊乱」がある。これは単に価値を乱す(壊す)だけでなく、その先に新しい価値を創造するというもの。石原慎太郎の小説や政治に見られる、当時のオー...
収録日:2022/03/18
追加日:2022/06/22
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

なぜ「脱成長」は解決策にならないか…ESG投資の可能性

ESG投資の現状と課題(1)資本主義とサステナブルファイナンス

地球環境の保護、気候変動への対処は、いまや世界共通の課題である。産業革命以降、温室効果ガスの排出量は顕著に増えたが、その要因に資本主義が挙げられている。では私たちは、産業革命以前の社会に戻るべきなのだろうか。そ...
収録日:2022/07/12
追加日:2022/11/07
夫馬賢治
株式会社ニューラル代表取締役CEO

哲学者になるには「数学」「天文学」「音楽理論」が必須?

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(8)2つの教育論〈下〉高等教育

高等教育は哲人王をめざす哲学教育のステップである。哲学を学ぶ人間は、算術と幾何学に始まり、天文学と音楽で完成する5つの数学的諸学科を学ばなければならない。数学により、人は感覚的世界から離れ、純粋に抽象的思考に至る...
収録日:2022/07/08
追加日:2023/01/05
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

大恐慌とケインズ…様々な恐慌克服の処方箋の真実を探る

本当によくわかる経済学史(9)ケインズ、計画経済、オーストリア学派

1929年の世界大恐慌ではFRBの金融政策の失敗が明らかにされなかったため、「古典派経済学には限界があるのではないか」と皆が考えるようになってしまった。そこで代わって台頭したのが、ケインズ経済学やマルクス主義、オースト...
収録日:2022/06/08
追加日:2023/02/01
柿埜真吾
経済学者

オーストリア学派…ミーゼス、ハイエク、シュンペーター

本当によくわかる経済学史(11)オーストリア学派の真実

世界大恐慌の後、マルクス主義経済学の計画経済を批判したのが、オーストリア学派といわれるグループであった。彼らは、「そもそも計画経済が可能なのか」という本質部分や、その大きな弊害を鋭く突いた。また、企業家の役割や...
収録日:2022/06/08
追加日:2023/02/15
柿埜真吾
経済学者

プーチンは三流コメディアン、ゼレンスキーが一流政治家?

世界史から見たウクライナ戦争と台湾危機(2)古代アテネとウクライナの比較

勝ったとしても得るものが少ない「ピュロスの勝利」の教訓は、長期化の様相を呈するウクライナ戦争にも当てはめて考えることができる。ロシアとウクライナ両国の市民や企業がダメージを負い、消耗していく状況を解説するととも...
収録日:2023/02/28
追加日:2023/04/05
山内昌之
東京大学名誉教授

大国主神と大物主神…「いい神様」と「祟り」はなぜ裏表か

大国主神に学ぶ日本人の生き方(9)「大物主神」との関係

「祟る神としての大物主神」という話が、鎌田東二氏の『悲嘆とケアの神話論』に出てくる。大国主と大物主との関係を通して、大国主の性質と『古事記』に込められたメッセージとしての「祟り」について考えてみたい。この両面性...
収録日:2023/08/08
追加日:2024/02/04
鎌田東二
京都大学名誉教授

【会員アンケート企画】戦争をなくすために必要なのは?

編集部ラジオ2023:12月6日(水)

会員の皆さまからお寄せいただいたご意見を元に考え、テンミニッツTVの講義をつないでいく会員アンケート企画。今回は「戦争をなくすために必要なのは何だと思いますか?」というテーマでご意見をいただきました。 この問に...
収録日:2023/11/29
追加日:2023/12/06
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア

いまのフランスやドイツよりも、まだしも日本は自由だ

価値と人間(6)日本は層が厚い国

ヨーロッパの頽廃が著しい。ヒューマニズムのせいだが、フランスやドイツの現状を知れば、日本はまだ捨てたものではないことに気づく。ただし、日本という国家は国家機構としてはヨーロッパやアメリカほど構築されていないかも...
収録日:2024/01/31
追加日:2024/05/03

なぜ日本人は、まだしも「本当のこと」がいえるのか

価値と人間(7)「家族が一番大切」の真価

ヒューマニズムより「自分の家族が一番大切」、このような心性を持つのは日本人だけになりつつあると執行氏は言う。日本は、政治機構が世界的に劣っているが民衆が歴史的な潜在意識を持っているので、まだ崩れずに済んでいる。...
収録日:2024/01/31
追加日:2024/05/10

躍進する「グローバル・サウス」77カ国が世界に与える影響

グローバル・サウスは世界をどう変えるか(1)グローバル・サウスの影響力

世界の政治・経済をリードしてきたG7を中心とする先進諸国の影響力は徐々に薄れつつある。それに対して、BRICSを筆頭にして「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国・途上国の台頭が目覚ましい。現在、国連によるとグローバル・...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/03
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

防衛費を拡大した日本だが…自力安保への課題と厳しい現実

グローバル・サウスは世界をどう変えるか(9)日本の防衛力と自力安保への転換

世界が多様化と多極化で混沌とする中、日本の安全保障政策はより高度に強力なものにする必要があり、自力で安全保障をするという「自力安保」への転換が求められている。しかし、それを実現するにはさまざまなハードとソフトの...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/05/29
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

日米は21世紀の世界ルールを守る上で重要なパートナー

日米同盟の必要性~アメリカにとって日本は死活的に必要な同盟国~

今後の日米同盟は、果たしてどうすべきなのか。第二次世界大戦を反省し、日本の地理上の位置や日米の社会価値基盤などを踏まえて、JR東海の葛西敬之名誉会長が、日米関係の将来を提案する。
収録日:2014/04/15
追加日:2015/04/23
葛西敬之
元東海旅客鉄道(JR東海)代表取締役名誉会長

六日戦争で聖地「嘆きの壁」を回復したユダヤ民族

近代イスラエルの誕生:その苦闘の背景(2)

近代イスラエル史の後編では、建国以後の状況に触れる。欧州列強に翻弄されたユダヤ人がイスラエルを建国したのは1948年5月14日。しかし、国をつくればそれで安泰というわけではない。納得しない周辺諸国との度重なる紛...
収録日:2013/10/04
追加日:2014/07/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

国家と国民のあり方を根本から問う「イスラム国」

三つの戦争と「イスラム国」―中東情勢における悲劇の本質

混迷を極める中東の戦い。その台風の目は「イスラム国(IS)」なる新興の過激派組織だ。過日、この組織により邦人男性が拘束された。今、中東を揺るがすISの動向と主張、国際情勢への影響を歴史家の山内昌之氏が平易に解説...
収録日:2014/08/20
追加日:2014/09/18
山内昌之
東京大学名誉教授

ランケと京都学派は似ている? 西欧の「神」に替わるもの

過去から未来へ、京都学派の役割(5)過去から未来へ

一神教に始まった西欧の思想は、科学万能の敗退を経た戦後、不条理の実存主義、脱構築のポスト・モダン、そしてリスク論へと迷走を続けているかに見える。「過去から未来へ」思索をつなげていくために日本が世界に問う「絶対無...
収録日:2014/07/18
追加日:2014/10/05
髙坂節三
公益財団法人 日本漢字能力検定協会 顧問

迫害、離散…古代イスラエルからのユダヤ人の悲劇の歴史

イスラエルの安全保障観に学ぶ(2)古代イスラエルの滅亡と「ディアスポラ」

ユダヤ人の悲劇の歴史は、実は古代イスラエルに端を発している。ローマ帝国に国を滅ぼされ、1900年に及ぶ流浪の日々を送らねばならなかったユダヤ民族は、生きるために世界中で、さまざまな分野で必死の努力を続けたのだ。...
収録日:2014/07/08
追加日:2014/11/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

イスラエルが原子炉を持った理由と核兵器保有の真相

イスラエルの安全保障観に学ぶ(4)存続への闘い

4回にわたりイスラエルの歴史を見てきたが、現在のイスラエルの姿は決してバラ色とは言えない。何よりもパレスチナ難民問題をめぐる紛争は、21世紀の国際的課題として筆頭に挙げられる。市街には壁がつくられ、ミサイル攻撃...
収録日:2014/07/08
追加日:2014/11/25
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

安倍政権下で国家安全保障戦略に56年ぶりに変化が!

わが国の安全保障の構造(1)その源流から下流まで

前・海上自衛隊佐世保地方総監である吉田正紀氏は、日本の安全保障の構造を川の流れに例え、今、その川の流れは長らく変化し得なかった源流から全体に向けて、大きく変容しつつあると言う。39年間、自衛隊という下流の現場から...
収録日:2014/08/01
追加日:2014/12/01
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

ISが挑戦しているのはサイクス・ピコ秘密協定の無効化

第一次世界大戦から100年にあたって(1)20世紀の病根と21世紀の進路

「2014年は後世、国際政治と世界史の転換点として記憶されるかもしれない」と山内昌之氏は言う。第一次世界大戦から100年。ようやく世界で一番むごかった戦争の痕跡が、中東でもウクライナでもそして日本でも、何か新し...
収録日:2014/11/05
追加日:2014/12/28
山内昌之
東京大学名誉教授

日本海軍の第二特務艦隊、地中海で奮戦す…その成果と教訓

第一次世界大戦から100年にあたって(3)第一次世界大戦における日本

概して、日本人の第一次世界大戦に対する見方は希薄であるが、この大戦が日本の立場を大きく変化させたのは確かである。その変化は何を日本にもたらしたのか? また何が第二次世界大戦の悲劇につながったのか? 山内昌之氏が...
収録日:2014/11/05
追加日:2014/12/30
山内昌之
東京大学名誉教授

胡適が中国に導入した新哲学「プラグマティズム」とは?

東アジアにおける近代の啓蒙~儒教と近代(1)胡適と福沢諭吉の「浅い啓蒙」

胡適と福沢諭吉は、ヨーロッパ的な啓蒙に対して、中国と日本でそれぞれ「浅い啓蒙」を行ったという。浅い啓蒙とは一体何か。中国と日本に何がもたらされたのか。中島隆博氏が東アジアにおける近代の啓蒙を語る。(全4話中第1...
収録日:2014/10/07
追加日:2015/01/28
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

中国の海洋進出の目的を元海上自衛隊 海将が徹底解説

安全保障最前線(3)中国の活発な海洋進出への対応(後編)

前半では中国の海洋進出問題の現状を見たが、後半では解決への道を探っていく。中国の海洋進出の狙いを知り、日本の国際的な立場を分析していけば、進むべき道はおのずと浮かび上がってくるだろう。前海上自衛隊佐世保地方総監...
収録日:2014/08/01
追加日:2015/02/17
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

ナゴルノ・カラバフ問題―アゼルバイジャン最大の問題

アゼルバイジャン訪問に学ぶ(2)ボリシェヴィキ革命とナゴルノ・カラバフ問題

アゼルバイジャンの現代史を語る上で重要な1918年。この年、ボリシェヴィキ革命により帝政ロシアが倒れ、アゼルバイジャンの歴史は大きく動き出す。その後、最大の問題となるナゴルノ・カラバフ問題が発生。カラバフ地方を...
収録日:2014/10/02
追加日:2015/07/09
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ヘイダル・アリエフ―アゼルバイジャン建国の父のカリスマ

アゼルバイジャン訪問に学ぶ(3)資源大国アゼルバイジャンの政治史

2006年のBCTパイプライン完成以来、3倍の経済発展を成し遂げたアゼルバイジャンは世界有数の資源国である。ヨーロッパとアジア、中東とロシアの十字路として、地政学的に古くから高い意味を持つ土地柄とともに、島国日...
収録日:2014/10/02
追加日:2015/07/13
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

日本は中東・イスラム世界にどう向き合うべきか?

「イスラム国」の本質と将来(4)日本は「イスラム国」に対して何をすべきなのか

中東への人道支援は果たしてテロを助長することになるのか。報道や学問の自由と安心立命は、どこで折り合いがつくのか。また国家はこの問題にどこまで関与できるのか。さまざまな意見、思惑が交錯する中、歴史学者・山内昌之氏...
収録日:2015/02/16
追加日:2015/03/04
山内昌之
東京大学名誉教授

イスラエルが危惧するイラン・米国の融和

中東のパラダイムシフト―米国・イラン・イスラエル

いま中東各国間において、従来の関係性や同盟のあり方が変化していると、歴史学者・山内昌之氏は指摘する。そこには、目先の利害関係や脅威だけではなく、歴史的、宗教的意味を持った対立があり、それぞれの関係性に影響を与え...
収録日:2015/03/11
追加日:2015/03/23
山内昌之
東京大学名誉教授

レアメタルの重要な課題は「廃棄物処理」と「リサイクル」

レアメタルとは何か~レアメタルをめぐる主要課題

レアメタル研究の第一人者である東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏に、レアメタルを中心に、日本の資源戦略の問題についてインタビューを行った。レアメタルの重要性と可能性、そして人類にとって避けては通れない資源活用...
収録日:2014/12/11
追加日:2015/04/20
岡部徹
東京大学生産技術研究所教授

巨大な財政赤字と高齢化による社会的費用増加が鍵

欧州から見たアベノミクス(3)成否の行方に強い関心

ヨーロッパは、デフレが進行して立ち直れない日本病になるのは困ると考えている。そのため、アベノミクスが成功するか失敗するか、その行方に大きな関心を寄せている。彼らはアベノミクスをどう見ているのか。また、どこに注目...
収録日:2015/03/31
追加日:2015/05/25
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

テポドンや不審船事案による脅威から有事法制成立の動きへ

わが国の防衛法制の変遷(3)北朝鮮危機から9.11へ

冷戦終結以後の日本の安全保障政策は、3段階で行われた。通常なら自国→周辺→世界へと広がっていくはずの防衛法制が、日本では、世界の国際秩序→周辺地域の安定→自国の安全確保と、逆にフォーカスした。その動きにこそ、日本と安...
収録日:2014/09/24
追加日:2015/06/04
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

トランジション・マネジメントのために「知の見える化」を

持続可能で明るい低炭素社会(4)知の構造化と見える化

産業革命以降、急速に拡大した工業化は世界の9割に浸透し、人工物飽和の時代がやってくる。しかし、「人工物の飽和は、希望」だというのが、株式会社三菱総合研究所理事長で科学技術振興機構低炭素社会戦略センター長・小宮山...
収録日:2015/06/23
追加日:2015/07/30
小宮山宏
東京大学第28代総長

もしロシア革命がなかったら大東亜戦争はなかったはず

本当のことがわかる昭和史《1》誰が東アジアに戦乱を呼び込んだのか(15)コミンテルンが東アジアに戦乱を呼び込んだ

もしロシア革命がなかったら、大東亜戦争はなかったはずであり、共産主義政権のソ連が成立していなければ満洲は乱れなかった。そもそも満洲が平和であったなら、シナ事変も起こるはずがない。では、東アジアに戦乱を呼び込んだ...
収録日:2014/11/17
追加日:2015/08/13
渡部昇一
上智大学名誉教授

山本五十六は連合艦隊司令長官になって変わってしまった

本当のことがわかる昭和史《1》誰が東アジアに戦乱を呼び込んだのか(10)なぜ大バクチは画竜点睛を欠いたか

1941年12月、海軍内部に不信渦巻く中での決行となった山本五十六連合艦隊司令長官による真珠湾攻撃は、結果として画流点睛を欠くことになった。それはなぜか。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のことが...
収録日:2014/11/17
追加日:2015/08/13
渡部昇一
上智大学名誉教授

リットン調査団の真実!もし調査が数年ずれていたら…

本当のことがわかる昭和史《1》誰が東アジアに戦乱を呼び込んだのか(4)イギリスはわかっていた

満洲事変後の1932年に派遣されたリットン調査団の報告書も、日本を厳しく非難していない。また、清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀の家庭教師だった英国人、レジナルド・ジョンストンの著書『紫禁城の黄昏』には、溥儀が満洲国...
収録日:2014/11/17
追加日:2015/08/10
渡部昇一
上智大学名誉教授

メディアで得ている知識には大きな誤解を含む部分がある

レアメタルの光と影(4)関連報道のウソ・ホント

メディアで頻繁に目にするようになったレアメタルの情報だが、その多くは誤解を招きかねないものばかりだ、と岡部徹氏は指摘する。レアメタルの製錬からリサイクルまで、その実態を知り尽くした専門家の目で、報道の真偽を問い...
収録日:2015/04/20
追加日:2015/08/20
岡部徹
東京大学生産技術研究所教授