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「敗戦」の検索結果

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皇室像の転換…戦後日本的な象徴天皇はいかに形成されたか

天皇のあり方と近代日本(1)「人間宣言」から始まった戦後の皇室

日本の歴史のなかで、天皇や皇室の姿は大きく移り変わってきた。日本が第二次世界大戦に負けた後、戦後日本的な象徴天皇の姿が確立されていったが、今、その「戦後の皇室像」の変化が求められているのではないか。その問題意識...
収録日:2021/11/02
追加日:2021/12/16
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

2025年は最低の年になるのか、40年サイクル説と日本の課題

これからの日本をどうすべきか(1) 凋落する日本と岸田政権の課題

「失われた30年」が過ぎ、日本はいまだ低迷期を脱しきれていない。そこで今回のシリーズ講義では、これからの日本について、現状をしっかりと認識しながら今後の課題と見通しについて、小宮山宏氏、島田晴雄氏とともに考えてい...
収録日:2022/05/16
追加日:2022/08/10

自分探しの旅ではダメ、自分の使命は毎日の生活で見つかる

経営者の運と使命(3)自らの使命を見つける

自分はなぜ生まれてきたか。その答え、すなわち天命に出会うということが人生で一番幸せなことではないか。そう語る平林氏。そのためにはどう行動すればいいのか。そのヒントは「世の中は単純なのだ」という船井幸雄氏の言葉に...
収録日:2023/11/21
追加日:2024/03/19

江藤淳と柄谷行人、1960年代に彼らが感じた焦燥感とは

小林秀雄と吉本隆明―「断絶」を乗り越える(6)小林・吉本以降の批評:江藤淳と柄谷行人

小林秀雄と吉本隆明以降の批評家にはどのような人物がいるのか。時代背景としては1960年代、つまり60年安保闘争から高度経済成長期ということになるが、この時期の批評家で代表的な人物といえば、江藤淳と柄谷行人ではないだろ...
収録日:2023/04/07
追加日:2023/09/19
浜崎洋介
文芸批評家

元号を使う国は日本だけ…その意義と制定時の6つの留意点

元号とはなにか(5)元号の本質と将来の展望

かつて中国の制度を取り入れて始まったのが日本の元号だが、今や元号を使用する国は世界中で日本だけとなっている。第二次世界大戦後、連合国の占領時代には元号廃止論を唱える動きもあった。シリーズ最終話では、元号の本質を...
収録日:2018/09/13
追加日:2018/11/27
山本博文
元東京大学史料編纂所教授

西田幾多郎の思想を求め京大哲学科に集まった弟子たち

過去から未来へ、京都学派の役割(1)京都学派とは

京都には「哲学の道」がある。銀閣寺から若王子橋へ疎水に沿う小道で、西田幾多郎や田辺元らが散策したのが名の由来だ。西田門下に集まった京都学派の中枢をなした髙坂正顕氏の三男であり、戦後の国際政治学者・髙坂正堯氏を兄...
収録日:2014/07/18
追加日:2014/09/01
髙坂節三
公益財団法人 日本漢字能力検定協会 顧問

万人が納得して物事を進めることはできない

Q.社会保障と税の一体改革のために民主党を敵に回した なぜそれができたのか

民主党内を敵に回しても取り組んできた「税と社会保障の一体改革」。野田佳彦が当時の想いをふりかえる。
収録日:2013/11/06
追加日:2014/02/24
野田佳彦
衆議院議員

『きけわだつみのこえ』を読むと今でも涙が止まらない

戦前派一日本人の憂鬱~太平洋戦争と敗戦後を顧みて…(1)

太平洋戦争敗戦から来年は早くも70年。「あの敗戦に学ぶべき教訓とは?」…。“徴兵検査”を受けた最後の世代である野田一夫氏が、自身の経験と知見に基づき、明治、昭和、平成、三つの時代を回顧しつつ、“戦後民主主義の劣化”に...
収録日:2014/07/18
追加日:2014/08/15
野田一夫
元一般財団法人 日本総合研究所名誉会長

論理に勝るのは空気?知っておくべき日本の特殊性

TOTOの北九州発グローバル戦略(2)実は海外でも稼ぐTOTOの「けじめ」

日本社会をコントロールしているのは、法律でも人でもない。では何か? 日本企業が海外へ進出するときに知っておくべき「日本の特殊性」とは? 実は海外でも稼いでいるTOTO株式会社の北九州発グローバル戦略。その根底に...
収録日:2014/09/18
追加日:2015/01/20
成清雄一
西日本工業大学常務理事・副学長

日本史上、数少ない行政改革を成し遂げたリーダーシップ

日本のリーダーはどうあるべきか

当時、行政管理庁長官であった中曽根康弘氏らとともに国鉄改革に尽力した一人、JR東海の葛西敬之名誉会長が、中曽根氏、明治維新、大東亜戦争のリーダーシップを引き合いに出しながら、現代日本のリーダー像を論じる。
収録日:2014/04/15
追加日:2015/01/27
葛西敬之
元東海旅客鉄道(JR東海)代表取締役名誉会長

「神風の一員になれ」と言われた少年時代

東京大空襲と私(1)昭和20年3月10日の体験

平成30(2018)年は、東京大空襲から数えると73年に当たる。今年も3月10日には東京都の慰霊堂で営まれた法要に多くの人が参列し、犠牲者の冥福を祈った。都は3月10日を「平和の日」と定めている。この悲劇の記憶を風化させない...
収録日:2018/03/26
追加日:2018/08/01
早乙女勝元
元東京大空襲・戦災資料センター名誉館長

日本が抱える3つの「イノベーションのジレンマ」

イノベーションと経済成長

イノベーションと経済成長が密接な関係にあるのは間違いないのだが、技術革新があれば経済成長につながると単純に語ることはできない。では、成長著しいインターネット分野を、イノベーションの観点からどう見るか? そこから...
収録日:2014/07/14
追加日:2014/10/16
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

「戦争しないからいい」ではなく、どう国際貢献するかが鍵

日本の右傾化・保守化について考える

日本は今、海外から保守化、右傾化が進んでいると見られている。日本は余裕がなくなり、大人の対応ができない時代になってきたと指摘する曽根泰教氏。なぜ日本は余裕がなくなったのか。今後どうすべきなのか。曽根氏が日本の右...
収録日:2014/10/09
追加日:2014/12/24
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

安倍政権下で国家安全保障戦略に56年ぶりに変化が!

わが国の安全保障の構造(1)その源流から下流まで

前・海上自衛隊佐世保地方総監である吉田正紀氏は、日本の安全保障の構造を川の流れに例え、今、その川の流れは長らく変化し得なかった源流から全体に向けて、大きく変容しつつあると言う。39年間、自衛隊という下流の現場から...
収録日:2014/08/01
追加日:2014/12/01
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

国家安全保障の戦略策定における重要なこととは?

わが国の安全保障の構造(2)垂直・水平、二方向の展開

わが国初の国家安全保障戦略が昨年末に策定された。この戦略文書をもとに、日本の防衛計画が動いているのだ。海上自衛隊海将として日本の防衛に尽くしてきた吉田正紀氏が、戦略の基本構造、戦略策定にあたる指揮官に必要な素養...
収録日:2014/08/01
追加日:2014/12/08
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

政権交代は無理!結党以来初めて過半数下回った公認候補数

2014年総選挙の結果を総括する(2)前政権の政権運営に対する怒り

総選挙後、民主党は73に議席数を増やした。しかし、曽根泰教氏の評価は厳しい。曽根氏の2014年選挙結果総括シリーズ第2話では、「民主党はなぜ回復しなかったのか」を問う。(全3話中第2話目)
収録日:2014/12/15
追加日:2014/12/16
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

イスラム国掃討には2つの世界大戦より時間がかかる

イスラム国とクルド独立(1)イスラム国と世界のジレンマ

2014年は、イスラム国成立の年として歴史に刻まれるだろう。「それ以前の中東に戻ることは考えづらい」と歴史学者の山内昌之氏は言う。2015年、第二次世界大戦敗戦から70年を迎える日本は、イスラム国をどう見るべき...
収録日:2014/12/12
追加日:2015/01/21
山内昌之
東京大学名誉教授

イスラム、中国、インドの歴史を知らずにいるのは大問題

「島田村塾」リベラルアーツ特講(3)学校では教えない「イスラム」

「長い間、イスラム文明を学ぶ機会がなかった」と振り返る島田晴雄氏。イランについて調べるため、本を何十冊か読んでいるうちに、大きな発見をしたという。果たしてその発見とは? かつて世界を支配した偉大なイスラム文明に...
収録日:2014/12/05
追加日:2015/01/22
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ボリシェヴィキを彷彿とさせる長州藩の妥協なき理想追求

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(10)攘夷のリアリズムと実行

水戸藩や薩摩藩との違いを通して浮かび上がる長州藩の横顔は、ロシア革命を動かしたボリシェヴィキを彷彿させる、と歴史学者・山内昌之氏は言う。その理由はどこにあるのか。また、幕末の京都で、過激浪士たちはおろか市民にも...
収録日:2014/12/24
追加日:2015/03/08
山内昌之
東京大学名誉教授

アジアの人たちと心の絆を結ぶ―心のインフラの改善を

日中協調発展のために(2)歴史教育と道徳教育

歴史認識問題は、国際社会で非常に重視されており、日中、日韓だけでなく、グローバルな視点から考えなくてはいけない問題である。その認識を日本の中で広く共有するため、本質的な歴史教育の見直しの必要性を説くキヤノングロ...
収録日:2015/01/05
追加日:2015/03/31
瀬口清之
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

日本批判で国際的地位向上を図る外交戦略が中韓で常態化

戦後70年の歴史認識~中韓の意図と平和国家日本(1)中国と韓国との関係

中国や韓国が、日本の戦争行為を批判し続けるのはなぜなのか。なぜ官民挙げて行ってきた日本の謝罪は届かないのか。歴史学者・山内昌之氏は、そこに日本と中国・韓国の間にある歴史認識の特徴があると言う。中国や韓国にとって...
収録日:2015/04/22
追加日:2015/04/30
山内昌之
東京大学名誉教授

1915年の悲劇もトルコ・アルメニア間の歴史認識問題

戦後70年談話~政治と歴史認識(4)歴史解釈の違いが生む各国の対立

今年は日本にとって戦後70年の節目に当たる年だが、トルコとアルメニアにとっては第一次世界大戦中、両国の間に起こった大悲劇ともいうべき事件から100年という年でもある。この事件においては両国の見方に食い違いがあり...
収録日:2015/05/18
追加日:2015/06/15
山内昌之
東京大学名誉教授

戦後、奈良本辰也は吉田松陰を「敗者」と捉えた

吉田松陰の思想(上)松陰像の変遷(2)国士・敗者・ヒューマニズム

多様な吉田松陰像は、その時代の空気を鮮やかに映し出す。明治から戦前にかけて流布したナショナリスト・松陰というイメージは、戦後になると孟子の性善説に基づいたヒューマニスト・松陰へと変化した。東京大学東洋文化研究所...
収録日:2015/02/26
追加日:2015/07/16
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

司馬遷が李陵を弁護して受けた宮刑の屈辱

『歴史とは何か』を語る(12)李広と李陵と司馬遷の悲劇

司馬遷が宮刑を受け、男性機能を奪われたのはなぜか、ご存じだろうか。李広と李陵、そして司馬遷の悲劇から、歴史学者・山内昌之氏が歴史的世界を眺める。『歴史とは何か』を語るシリーズ・第12回。
収録日:2014/12/03
追加日:2015/08/17
山内昌之
東京大学名誉教授

なぜ東郷平八郎はバルチック艦隊を対馬で迎え撃ったのか?

戦史に見る意思決定プロセス~日本海軍の決断(1)日本海海戦・東郷平八郎

「もしも自分が東郷平八郎だったら・・・」バルチック艦隊の迎撃作戦でどんな決断を下すだろうか。海上自衛隊幹部学校長・山下万喜氏が、現在西側諸国を中心に使われている意思決定プロセスを日露戦争・日本海海戦に適用し、そ...
収録日:2015/06/15
追加日:2015/07/20
山下万喜
元海上自衛隊自衛艦隊司令官

日中戦争はやがて世界の問題に拡大、そして敗戦・・・

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(3)

本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

極東の小国が旧超大国・清に挑戦した日清戦争

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(1)

本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

戦後70年首相談話の意義と特徴

戦後70年談話所感(1)歴史を直視するために

毎日新聞2015年8月13日(木)朝刊には、「戦後70年首相談話に望む(4)負の歴史 向き合って」と題して、歴史学者・山内昌之氏のインタビューが掲載された。聞き手は政治部松本晃記者。ここで山内氏が触れたことは、ど...
収録日:2015/08/19
追加日:2015/09/10
山内昌之
東京大学名誉教授

自民党結党60年を経済成長の観点から総括する

戦後レジームとは何か~IMF、自民党、リベラル(2)結党60年・自民党の経済政策

2015年で結党60年を迎えた自民党は、戦後日本の経済成長の推進者だったのか? いや、むしろ便乗者だったのか? 焼け跡からの復興から、所得倍増計画、ホンダやヤマト運輸の躍進、オイルショックから法人税減税の問題点...
収録日:2015/12/03
追加日:2016/01/11
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

古い地下水ほど良質だという気になるのはなぜ??

水と地球と人間と~日本と世界の水問題(8)水問題は「気持ち」の問題

なぜ水の輸入は許せず、ワインの輸入なら許せるのか。そこには非合理的な「気持ち」の問題が大きく絡んでいる。地球規模の水循環と世界の水資源に関する研究の第一人者である東京大学生産技術研究所教授・沖大幹氏の語る「シリ...
収録日:2015/03/19
追加日:2016/04/28
沖大幹
東京大学大学院工学系研究科 教授

「水道哲学」は貧乏克服、「産業報国」は商人の誇り

松下幸之助の経営理念(2)創業から戦後への歩み

パナソニック株式会社の「信条・綱領・七精神」をはじめ、松下幸之助は数多くの理念を文章化している。もちろん企業としての経営理念が中心だが、個人・社会人として見ても人生哲学に通じるものがある。今回は、「経営の神様」...
収録日:2016/02/18
追加日:2016/06/06
佐野尚見
元松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)代表取締役副社長

北条政子も愛読した長期政権のバイブル『貞観政要』

『貞観政要』を読む(1)長期政権を目指す者の必読書

老荘思想研究者・田口佳史氏が、中国唐代の編まれた古典『貞観政要』を丁寧に読み解いていく。唐の太宗・李世民の言行録をまとめた『貞観政要』は、古来より帝王学の教科書として重視され、リーダーたる者の読むべき第一級の古...
収録日:2016/07/25
追加日:2016/10/31
田口佳史
東洋思想研究家

戦後日本の経済的奇跡は時代の特異な環境がもたらした

日本 呪縛の構図~日本の重要性と懸念(2)日本の発展モデル(通訳版)

筑波大学名誉教授R・ターガート・マーフィー氏は、戦後日本の経済復興と高度成長を、あの時代の特異な環境がもたらした成果だったと位置付ける。その上で同氏は、日本が産み出した成長モデルこそ、その後のアジア地域に広まり、...
収録日:2016/12/06
追加日:2017/02/09
R・ターガート・マーフィー
筑波大学名誉教授

日本の将来で最も懸念するのは「日米安保体制」

日本 呪縛の構図~日本の重要性と懸念(5) 憲法改正と安全保障問題(通訳版)

筑波大学名誉教授R・ターガート・マーフィー氏が日本の将来に対して最も懸念するのは、日米安保体制だ。トランプ氏が新大統領となり、もはや世界のリーダーを担いきれないことをアメリカ自身が自覚し始めた現在、日米安保体制見...
収録日:2016/12/06
追加日:2017/03/02
R・ターガート・マーフィー
筑波大学名誉教授

日本で効果的なガバナンスをつくるのは無理なのか?

日本 呪縛の構図~日本の重要性と懸念(6)質疑応答編(通訳版)

日本で効果的なガバナンスをつくるのは、実際問題として無理ではないか。なぜ日本は毎年大量の米国債を買い続けているのか。会場からの質問に、筑波大学名誉教授R・ターガート・マーフィー氏が丁寧に答える。(2016年12月6日開...
収録日:2016/12/06
追加日:2017/03/09
R・ターガート・マーフィー
筑波大学名誉教授

フィデル・カストロとチェ・ゲバラ…キューバ革命とその後

キューバから見る現代史(2)カストロとゲバラの革命

公立大学法人首都大学東京理事長の島田晴雄氏が、キューバ革命と革命後のゲバラについて解説する。アメリカ企業によって搾取されていた農民を救うため、カストロとゲバラは革命を決意する。ゲリラ戦やサンタクララでの戦闘を経...
収録日:2017/04/26
追加日:2017/06/25
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

敗戦した日本の武装解除はなぜ無血だったか…その背景とは

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(1)厚木飛行場に降り立った占領者

公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏による島田塾特別講演を収録したシリーズレクチャー。教科書では語りきれない歴史に埋め込まれた敗戦と占領の事実を取り上げて、なぜ日本は奇跡の再生を成し得たのか、日本は今後ど...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/07/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

南進論、東條内閣、ハルノート…日米開戦の経緯とは?

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(2)日米開戦‐危うい政治体制と決断

公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏による日本の敗戦、占領、経済復興を考えるシリーズ講話。第2回は戦後日本を論じる前に、そもそもなぜ日本がアメリカとの開戦に至ったのか、知っているようで実はよく知らない開戦へ...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/07/15
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

大戦果を挙げた真珠湾攻撃と「逆ABCDライン」の形成

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(3)緒戦の大進撃と逆ABCDライン

公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏による日本の敗戦、占領、経済復興を考えるシリーズ講話。今回は、真珠湾攻撃に始まり、アジア南方侵攻で勝利し続けた日本軍が、開戦5カ月にして「逆ABCDライン」を形成するに至った...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/07/17
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ドゥーリトル空襲は日米の心理を揺さぶった

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(4)ドゥーリトルに始まる米軍の反撃

太平洋戦争の緒戦は日本軍の目覚ましい進撃が続いたが、やがて米軍の装備も整い、戦局は転換期を迎える。ここではドゥーリトル東京爆撃からミッドウェー海戦にいたる米軍の反撃、日米形勢逆転の様子を、公立大学法人首都大学東...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/07/19
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

オクタウィアヌス、アントニウスと女王クレオパトラ

ローマ帝国皇帝物語~ローマ史講座Ⅴ(1)オクタウィアヌスとアントニウス

早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏による古代ローマ史連続講義。500年の長きにわたって共和政を維持してきた古代ローマは、カエサルを境にいよいよ「1人の支配者」の時代へと動き出す。2回の三頭体制を経て、ローマの...
収録日:2017/06/16
追加日:2017/07/20
本村凌二
東京大学名誉教授

1942年に始まった戦後対策と「対日占領政策」

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(5)「対日占領政策」の検討開始

太平洋戦争勃発から間もない頃から、アメリカは「対日占領政策」を検討していた。第一次世界大戦からわずか20年で世界大戦を引き起こした原因が、ドイツに対して過酷だった講和のせいではないかという反省からである。1942年か...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/07/22
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

太平洋戦争末期、制空権を失った日本の作戦と敗北

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(6)アメリカの大攻勢と敗戦続く日本

日米戦争の後半は、日本にとって悲報の連続である。ガダルカナルの攻防、インパール作戦、マリアナ沖海戦、レイテ作戦はどのように戦われたのか。公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏が主宰する島田塾の特別講演から伺...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/07/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

なぜ広島と長崎に原爆が落とされたのか…その真の理由

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(7)原爆投下の真の目的

公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏による島田塾特別講演シリーズ第7話。日本軍は、当初の勢いを失い、敗戦の色を次第に色濃くしていた。硫黄島、沖縄戦、そして東京大空襲、原爆投下の史実とその背景を知る。実は、日...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/07/26
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ヤルタ会談の裏の目的…ソ連対日参戦のための極東密約

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(8)ヤルタ会談の密約と本土上陸作戦

公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏による島田塾特別講演シリーズ。1945年2月のヤルタ会談では、日本の戦後処理について米ソ間で密約が交わされ、また、この頃のアメリカでは、「日本は狂信的」という見方が定着してい...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/07/29
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ジョセフ・グルーによるポツダム宣言草案をめぐる奮闘

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(9)早期和平のための知られざる努力

公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏による島田塾特別講演シリーズで学ぶ太平洋戦争をめぐる昭和史。ルーズベルト大統領の死は、間接的には日本に大きな幸運をもたらしたと言える。後任のトルーマン大統領を補佐すべく...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/07/31
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ポツダム宣言受諾が遅れた理由と昭和天皇の「御聖断」

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(10)ポツダム宣言受諾への道のり

公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏による島田塾特別講演シリーズ。紆余曲折の末、ついに発表されたポツダム宣言とその正式受諾に至るまでの道のりを知る。陸海軍の猛反発にあいながら本土決戦前の降伏を実現したポツ...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/08/02
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

占領、同盟関係、平和憲法―日本の戦後復興の要因を探る

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(11)占領後の日本の戦後復興(上)

占領後の日本の戦後復興の中で、考えなければならないポイントはいくつかある。まず最初に、占領は復興を助けたのか。仇敵だったアメリカと日本が同盟関係を結んだのはなぜか。また、平和憲法をつくったのは誰か、などである。...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/08/05
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

戦後日本の政党政治に影響を及ぼしたニューディーラーたち

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(11)占領後の日本の戦後復興(中)

占領後の日本の戦後復興のなかで、次に取り上げるのは占領軍と政党政治の関係、朝鮮戦争の影響、日米安保条約の締結、戦後改革と民主化の底流、人口ボーナスなどだ。これらを通して、占領政策の評価と日本に蓄積していた技術・...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/08/07
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

池田勇人の所得倍増計画はなぜ成功した?鍵は下村治の理論

敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(11)占領後の日本の戦後復興(下)

日本の戦後復興が一段落すると、「東洋の奇跡」と呼ばれた高度成長の時代がやってくる。今回は、日本の成長に直接結びついた二つのポイントをやや詳しく追いかけ、廃墟からの大発展の原因を分析する。公立大学法人首都大学東京...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/08/09
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

歴史上の人物にもひけをとらない魅力を持っていた裕次郎

歴史家が語る『裕次郎』(2)同時代史として書いた本

西洋古代史、ローマ史を専門とする早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏が、2017年7月に上梓した自著『裕次郎』を通して、石原裕次郎の魅力を語る。その語りには、同時代を生きた裕次郎を、歴史家として取り上げてみたい...
収録日:2017/08/23
追加日:2017/09/27
本村凌二
東京大学名誉教授

破綻に向かっている日本経済の実情

高齢化と財政危機~その解決策とは(2)社会保障と財政、2つのワニの口

一般政府総債務1,296兆円を抱え、財政赤字、GDP比債務残高、ともに主要国の中で最下位に位置する日本。その原因は、バブル崩壊後の失われた20年に広がった、社会保障と財政のメガトレンドにあった。しかし、公立大学法人首都大...
収録日:2017/09/27
追加日:2017/10/20
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

なぜドイツは戦後復興、経済発展、東西統一に成功できたか

現代ドイツの知恵と経験に学ぶ(2)再び強いドイツへ

公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏が、2017年7月のドイツ訪問で得た情報、知見を踏まえ、ドイツと日本の戦後復興、そして現状を徹底比較。両国は多くの共通体験を持ちながら固有の経験もしている。日本にとって、その...
収録日:2017/09/12
追加日:2017/10/26
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

戦後日本の経済史の流れ…復興、高度成長、そしてデフレ

現代ドイツの知恵と経験に学ぶ(3)戦後日本の復興

2017年7月のドイツ訪問で多くの情報、知見を得た公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏が、ドイツと日本の戦後復興の経緯を徹底比較。戦後、ドイツと異なり間接占領で復興に向かった日本は、東西冷戦を経て世界における位...
収録日:2017/09/12
追加日:2017/10/27
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

財政破綻を起こす4つのトリガー…日本は対処できるのか?

高齢化と財政危機~その解決策とは(4)財政破綻のメカニズム

公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏が、財政破綻が引き起こされるメカニズムについて解説する。終戦直後の日本は、預金封鎖・新円切り替え・財産税によって、国民から金融資産を略奪し、何とかデフォルトを回避できた...
収録日:2017/09/27
追加日:2017/11/03
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

アルゼンチン・ブラジル・ロシアに見る経済破綻

高齢化と財政危機~その解決策とは(5)経済破綻を経験した南米・ロシア

日本は終戦直後、経済破綻を回避するため、国民の金融資産を収奪せざるを得なかった。経済破綻は世界各国でしばしば起きており、今後日本が同じ状況に直面しない保証はない。公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏が、近...
収録日:2017/09/27
追加日:2017/11/04
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

批判は排除され情報開示もされない「年金村」の実態

高齢化と財政危機~その解決策とは(9)厚生労働省が築いた「年金村」

公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏は、厚労省を中心に構築されてきた年金制度が、一種のギルドとして「年金村」になっていると指摘する。厚労省に対する批判は排除され、専門家に対しては十分な情報提供がなされてい...
収録日:2017/09/27
追加日:2017/11/08
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ドイツと比較しながら考える日本が抱える3つの課題

現代ドイツの知恵と経験に学ぶ(5)日本の三つの課題

ドイツと日本を重ね合わせる旅の中から、現代日本が直面する喫緊の課題、3点が浮き彫りになる。公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏が指摘するのは、財政破綻リスクに対して本気で向き合う覚悟、近隣諸国との建設的関係...
収録日:2017/09/12
追加日:2017/11/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

黒田長政が毛利家・小早川秀秋を味方につけた外交術

関ケ原の戦い~勝者と敗者を分けたもの(2)黒田長政の知略

関ケ原の戦いは天下分け目の争いであるにもかかわらず、わずか1日で決着が付いた不思議な戦争である。この戦争で家康に勝利をもたらした最大の功労者は、武将・黒田長政だった。長政はどのようにして豊臣恩顧の武将を説得し、毛...
収録日:2017/12/04
追加日:2017/12/14
山内昌之
東京大学名誉教授

経済格差で広がる極右の台頭、反皇室意識拡大の可能性

激変しつつある世界―その地政学的分析(8)格差と皇室

歴史学者で京都大学名誉教授の中西輝政氏は、経済格差が是正されなければ、日本でも極右が台頭する可能性があると指摘する。さらに、国民の生活苦が続けば、戦後直後によく見られた反皇室意識ももう一度広がっていく可能性があ...
収録日:2017/05/16
追加日:2018/01/14
中西輝政
京都大学名誉教授

日本は近代化の過程で情報分野だけ学べなかった

インテリジェンス・ヒストリー入門(2)明治日本の文明開化

日本はインテリジェンス分野に向いていない、情報無関心国家なのか。歴史学者で京都大学名誉教授の中西輝政氏が、なぜ日本の近代化の過程にインテリジェンスが欠落してしまったのか、その理由を解説し、日本人の国際社会観の転...
収録日:2017/11/14
追加日:2018/05/08
中西輝政
京都大学名誉教授

右肩上がりに増える社会保障給付費

日本財政を巡る課題(1)日本財政の現状

日本財政を巡る課題について、法政大学経済学部教授の小黒一正氏が解説するシリーズ1回目。今回は議論の前提として、日本財政の現状を確認する。金利の抑制によって利払い費が増加せず、何とか日本財政は回っているが、社会保障...
収録日:2017/10/30
追加日:2018/05/19
小黒一正
法政大学経済学部教授

日本の財政は、敗戦のときよりも悪化している

逆境の克服とリーダーの胆力(3)中国の台頭と財政危機

日本を取り巻く困難な状況は2つあると、公益財団法人松下政経塾副理事長・イマジニア株式会社代表取締役会長兼CEOの神藏孝之氏は指摘する。まずは中国が日本のGDPの約3倍という超大国になりつつあるということだ。朝鮮半島の混...
収録日:2018/01/19
追加日:2018/06/12
神藏孝之
公益財団法人松下幸之助記念志財団 理事

松下幸之助の人生で最も重要な敗戦からの5年間

逆境の克服とリーダーの胆力(4)松下幸之助の怒り

「君らは辛酸をなめていない、猫に小判だ」。これは85才の松下幸之助が、松下政経塾1期生に投げ掛けた言葉である。政経塾の塾生だった公益財団法人松下政経塾副理事長・イマジニア株式会社代表取締役会長兼CEOの神藏孝之氏が、...
収録日:2018/01/19
追加日:2018/06/19
神藏孝之
公益財団法人松下幸之助記念志財団 理事

杉原千畝はものすごいインテリジェンスオフィサーだった

インテリジェンス・ヒストリー入門(10)情報官・杉原千畝

かつての外務省には、情報という仕事に驚くほど熱心に取り組んだ人びとがいた。杉原千畝は命のビザで有名だが、むしろ彼は戦前の優れたインテリジェンスオフィサーだった。歴史学者で京都大学名誉教授の中西輝政氏が、情報官・...
収録日:2017/11/14
追加日:2018/06/27
中西輝政
京都大学名誉教授

松下幸之助が目指したのは政治の名人をつくること

逆境の克服とリーダーの胆力(8)2つのマインドの両立

松下政経塾を立ち上げた松下幸之助の原点にあったのは、国家経営を誤れば全員が不幸になるという考えだった。公益財団法人松下政経塾副理事長・イマジニア株式会社代表取締役会長兼CEOの神藏孝之氏がシリーズレクチャーの最後に...
収録日:2018/01/19
追加日:2018/07/17
神藏孝之
公益財団法人松下幸之助記念志財団 理事

対話篇のソクラテスはプラトンの想像による産物

プラトンの哲学を読む(4)ソクラテス対話篇

プラトンの描くソクラテスは何者なのか。東京大学大学院人文社会系研究科教授の納富信留氏は、当時ソクラテスを描く対話篇が多く書かれたことを挙げ、複数のソクラテス像が存在したと述べる。その中で、プラトンは際立ったソク...
収録日:2018/07/11
追加日:2018/10/04
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

国是として戦後にも生きる「五箇条の御誓文」の影響

明治維新から学ぶもの~改革への道(3)明治天皇と五箇条の御誓文

若き明治天皇は、新政府の意向により、西洋の皇帝をモデルとする宮中改革に育てられた。時間的・空間的な日本の象徴として君臨する天皇は、親臨と直裁により大きな成長を遂げる。自らご誓約された「五箇条の御誓文」は、明治新...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/21
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「廃藩置県」の一声で無に帰してしまった兵制改革

明治維新から学ぶもの~改革への道(9)紀州・和歌山藩の挑戦

陸奥宗光らが立案した紀州・和歌山藩の兵制は画期的だった。四民平等の徴兵制、プロシア式の導入、弾薬製造の徹底など、薩長に脅威を与えた改革は、紀州が敗者だったから取り得た策である。廃藩置県により夢破れた陸奥は、税制...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/27
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

プラトンの『ソクラテスの弁明』は謎多き作品

プラトン『ソクラテスの弁明』を読む(1)真実の創作

哲学の古典として最も重要な作品ともいわれる、プラトンの『ソクラテスの弁明』。この傑作に何が書かれているのか、6回にかけて解釈していくことで、哲学者とは何かを考える。まず今回は、『弁明』の執筆背景となったソクラテス...
収録日:2019/01/23
追加日:2019/04/28
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

激変する世界…国益が明確でなければ国家は危機に直面する

国家の利益~国益の理論と歴史(1)国際政治経済の激変と日本外交の正念場

強いアメリカの退場、ロシア・中国の力による現状変更、統合を揺るがすナショナリズムの台頭とEUの直面する危機。激変する国際政治経済環境の中、「国益」の意味はかつてないほどに高まっている。本シリーズでは、東京大学法学...
収録日:2019/03/28
追加日:2019/06/30
小原雅博
東京大学名誉教授

マキャベリが禁書にもなった『君主論』で説いた思想とは

国家の利益~国益の理論と歴史(3)マキャベリとホッブズによる新「国家」観

16世紀のヨーロッパに国益の概念をよみがえらせたのは、マキャベリの『君主論』である。キリスト教的正義や倫理よりも政争に勝つ理性を尊ぶ論は、発表当時は恐れられたが、100年後にはフランスで実践されて、「レゾンデタ(国家...
収録日:2019/03/28
追加日:2019/06/30
小原雅博
東京大学名誉教授

ナポレオン戦争後のウィーン体制がもたらした「勢力均衡」

国家の利益~国益の理論と歴史(5)ウィーン体制と勢力均衡

近代ヨーロッパに広まった国家理性は、果てなき国益戦争につながった。その反省から、オランダのグロティウスは自然法に基づく国際法の概念を準備し、ナポレオン戦争後のウィーン体制がヨーロッパに国際秩序をもたらしていく。...
収録日:2019/03/28
追加日:2019/07/07
小原雅博
東京大学名誉教授

二つの世界大戦が物語る各国のパワーの差と国益の意味

国家の利益~国益の理論と歴史(7)パワーと国益が支配した二つの世界大戦

世界大戦の深刻さは、近代兵器による殺傷力の高さだけでなく、国民経済や一般市民を総動員する総力戦にもよるものだ。ささいな火種が瞬く間に広がり、全ヨーロッパを巻き込んでいくのは、国際間の同盟関係がマイナスに働くため...
収録日:2019/03/28
追加日:2019/07/14
小原雅博
東京大学名誉教授

西洋の考え方の根本はギリシア哲学…西周が気づいたこと

西洋文明の起源から見るグローバル化(2)近代日本と西洋

アジアの文化伝統に浸っていた日本は、ペリーの黒船により西洋と対面する。19世紀半ば、産業革命により先進的な技術を築いた西欧列強と日本の差は大きく、近代化=西洋化を推進することは、日本にとって植民地化されないための...
収録日:2019/05/29
追加日:2019/08/01
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

なぜローマだけがあれだけ強大な国家になったのか

教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(9)ローマ人の特質

ローマはなぜ強大な国家になり、覇権を握ることができたのか。その理由に関してはいろいろな意見が出されている。本村凌二氏は特に、ローマ人の敬虔さおよび慎み深さ、ものごとを洗練させていく能力、そして寛容の精神に、その...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/08/10
本村凌二
東京大学名誉教授

ローマ帝国滅亡の理由を3つの観点から考える

教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(10)ローマ帝国の衰退

ローマ帝国が衰退した理由について、「経済の衰退」・「帝国の衰退」・「文明の変質」の3つから説明が展開される。そして本村凌二氏は、ローマ帝国の失敗から学び、現代のわれわれは教訓を得るべきだと言う。それはどのような教...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/08/10
本村凌二
東京大学名誉教授

国家の行動を決める「国益とパワー」以外の要因…道義とは

国家の利益~国益の理論と歴史(16)国益とパワーと価値(道義)の関係

15回におよんで主に「国益」とパワーを考えてきた連続講義だが、最終回では「価値(道義)」に目を向ける。「パワーか正義か」がよく問われるが、国家の行動は、国益とパワーだけで決定されるわけではない。道義が国益に優越し...
収録日:2019/04/04
追加日:2019/08/11
小原雅博
東京大学名誉教授

世界史的にも“奇跡”といわれている日本の戦後復興

戦後復興~“奇跡”の真実(1)世界史の奇跡

世界史的にも“奇跡”といわれている日本の戦後復興だが、真実はどうだったのか。また、そこにはこれからの日本を考える手がかりはあるのか。ということで、本シリーズレクチャーでは、日本の戦後の歴史を丁寧にたどりながら、そ...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/08/13
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

なぜミッドウェー海戦以降、日本軍は連戦連敗となったのか

戦後復興~“奇跡”の真実(2)対米開戦から敗戦まで

第二次大戦において、緒戦に勝利した日本軍だったが、ミッドウェー海戦での惨敗を機に、敗走が続くことになる。連合軍による本土爆撃、沖縄戦、アメリカ軍による広島・長崎への原爆投下を経て、ポツダム宣言受諾へ。陸軍大将だ...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/08/13
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

戦後、占領下の日本人が過ごした劣悪な生活環境の真実

戦後復興~“奇跡”の真実(4)占領下の劣悪な生活環境

第二次大戦が終結したのちの生活環境は、非常に劣悪なものであった。敗戦に伴う食糧不足に始まり、伝染病の蔓延に加えてアルコール依存症や犯罪などで急速に社会不安が広がった。その解決に使われるべき予算は、占領軍の生活を...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/08/27
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

GHQがめざしたのはエリートを育成できない教育制度

戦後復興~“奇跡”の真実(6)占領政策の展開2

多くの領域にまたがった戦後処理は、日本を戦争へと導いた旧弊打破を目論んだものであった。日本国憲法制定過程のみではなく、財閥解体、農地改革、教育改革など多くの側面において、日米の専門家たちの間で多くのやり取りが交...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/08/27
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

戦後復興を可能とした最大の要因は起業家たちの意欲と努力

戦後復興~“奇跡”の真実(10)松下幸之助の哲学

終戦直後の惨状を考えると、日本の戦後復興は“奇跡”と呼んでも過言ではないほど目覚ましいものだった。島田晴雄氏は、そうした復興を可能とした最大の要因は、新しい起業家たちの意欲と努力、その主体的な行動にあると論じる。...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/09/10
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

戦後の財閥解体の中、松下幸之助はいかに苦難を克服したか

戦後復興~“奇跡”の真実(11)松下の戦後の苦悩と再生

戦前には数々の革新的発明によって発展した松下電器産業であったが、戦時中に武器納入に加担した責任を問われ、戦後の財閥解体の中で経営に大きなダメージを与えた。自身の財産の多くを失った松下幸之助であったが、不屈の精神...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/09/10
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

アメリカで無名だったSonyがなぜ世界を席巻したのか

戦後復興~“奇跡”の真実(14)井深大、盛田昭夫とソニー

ソニー(Sony)を作り上げた井深大と盛田昭夫の半生を、3つ目の事例研究として取り上げる。自身の機械への興味から製造業へと向かい、戦時下という特殊状況下で国家への貢献を求められたという点では、2人の半生は松下幸之助や...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/09/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

日本の戦後復興を支えた最後の起業家・本田宗一郎の奇跡

戦後復興~“奇跡”の真実(15)本田宗一郎とホンダ

日本の戦後復興を支えた最後の起業家として、ホンダ創業者の本田宗一郎氏を取り上げる。本田氏も戦前にさまざまな機械の修理や販売を請け負う中で、技術者としての能力を身につけていった。戦後の苦境の中で、戦前の経験から培...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/09/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ベンチャーの本質として、3つの重要な要素がある

戦後復興~“奇跡”の真実(16)奇跡の本質とこれから

日米安保の幻想化などの環境要因に加えて、成功体験による組織や思考の硬直化という主体要因によって、現在の日本経済は大きく低迷している。しかし、島田晴雄氏によれば、確かに環境要因は良いとはいえないものの、戦後の占領...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/09/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

勝負を知るためには「七計」の比較が重要

『孫子』を読む :計篇(4)「七計」の比較

前回まで「五事」と呼ばれる戦略に重要な要素を見てきたが、今回は「七計」と呼ばれる組織の比較軸に関して解説する。「七計」には、組織内のさまざまな人員や制度運用に関する具体的な評価の方法が豊富に盛り込まれている。戦...
収録日:2019/05/30
追加日:2019/12/17
田口佳史
東洋思想研究家

ドビュッシーやチャイコフスキーがつくった「国のイメージ」

クラシックで学ぶ世界史(11)ドビュッシーと「フランス的」

ワーグナーに大きく影響を受けつつ、ドイツから覇権を奪うために新たな表現を目指したのがフランスのドビュッシーである。彼が提示したとりとめのない浮遊感は、印象派の曖昧な表現と合わせて近代の「フランス的なるもの」の概...
収録日:2019/08/26
追加日:2019/12/21
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

戦後日本の名経営者たちを彷彿させる現代中国の起業家精神

中国、驚異の情報革命(7)中国の可能性と課題

中国の現状を概観すると、日本との違いが浮き彫りになる。猛烈な起業家精神と激しい企業間戦争、膨大な人口がそのまま資源になるデジタル・トランスフォーメーション、さらに国家による強力な戦略樹立と、その推進。われわれは...
収録日:2019/11/11
追加日:2020/01/05
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

歴史には進歩で捉える見方と過去の関係で捉える見方がある

日本近現代史と歴史認識~日中韓の葛藤(1)歴史の見方、捉え方

山内昌之氏が執筆、編集を担当した『日本近現代史講義』に基づき、日本の現代政治の構造、日中・日韓関係についての理解を深めるシリーズ講義。山内氏は歴史とは時間が基礎的な素材であり、大きな「時間の区分」を単位として、...
収録日:2019/08/22
追加日:2020/02/02
山内昌之
東京大学名誉教授

日本は今まさに大転換期の真っ只中にいる

日本の特性とは何か~「日本的」の本質(1)転換期の重要性

日本は現在、大転換期の真っ只中にあり、非常に重要な時期にいる。なぜなら、転換期のあり方が、その後の成長期、安定期の行く末を決めるからだと田口佳史氏は言う。それは、かつて和魂を失い「うわべだけの転換」になってしま...
収録日:2020/01/08
追加日:2020/04/08
田口佳史
東洋思想研究家

現代経営に生かしたい松尾芭蕉の創造論とは

日本の特性とは何か~「日本的」の本質(2)日本的経営と松尾芭蕉の創造論

日本のアイデンティティ、特性を現代経営に生かすには、松尾芭蕉の創造論を大いに参考にするべきだと田口佳史氏は説く。芭蕉の創造論は、普遍的な歌心を持って四季の変化に敏感になることを旨とする。よって、現代のビジネスパ...
収録日:2020/01/08
追加日:2020/05/06
田口佳史
東洋思想研究家

命よりも大切な掟のために自分の命を捧げることが文明

崇高と松下幸之助(2)文明と原始キリスト教

人類は今の文明の崩壊を迎えようとしている。松下幸之助はこのことをPHP理念の中で予言していた。では、なぜ崩壊してしまうのか。また、そもそも文明を創った正体とは何であったのか。ギリシャの哲学者であるソロンの言葉や原始...
収録日:2019/02/06
追加日:2019/04/08

ゆとりがなく、同調圧力が強い社会が、家畜をつくる

海外M&A成功の条件(5)なぜ戦略性が育たないのか

無駄な仕事で疲れ果て、多忙で、まったく余裕がないなかで働いている日本人。だからこそ、野獣が育まれないし、戦略性も育たない。しかも、同調圧力が高いため、人と違うことをすることを恐れ、皆が「家畜」になっていく。これ...
収録日:2019/07/02
追加日:2019/09/17

日本の平和を保つために求められること

自衛隊改革~使える組織へ(4)日本の防衛装備の課題

日本の防衛装備の課題は、高騰する開発コストに対処することである。そこで、そのための開発を他国との協働で行い、他国も使ってくれるものを作っていくことが必要となるだろう。また、大学などでこれまで消極的であった防衛や...
収録日:2019/06/19
追加日:2019/11/07

なぜ「魂を燃焼させる」芸術を後世に残すべきなのか

魂の芸術(3)芸術だけが魂を賦活する

芸術だけに、魂を揺さぶる力がある。だからこそ、そのような芸術を集め、後世に残していかなくてはならない。感性は「頭」ではよみがえらない。「心」からよみがえるのである。200年後、もし日本人の魂がもう潰れていたとしても...
収録日:2019/09/11
追加日:2019/11/22

古代ローマの敗戦将軍の扱いに通じる幕末期の敗者の処遇

ローマ史と江戸史で読み解く国家の盛衰(7)敗者と人材

多くの国で敗戦将軍は処刑されるが、ローマは彼らをすでに屈辱という社会的制裁を得た者とし、捲土重来を期すべく処遇した。日本の将棋では、寝返ったものを仲間に迎える思想が取った駒を再使用するルールに現れている。負けて...
収録日:2019/08/06
追加日:2020/01/30

「佐久間象山に学ぶ」本を書くときに抱いた日本の危機感

佐久間象山に学ぶ(1)第4次産業革命と危機感

『佐久間象山に学ぶ大転換期の生き方』を著した田口佳史氏が今、抱いているのは「日本はこのままで大丈夫だろうか」という危機感で、内憂外患のなか近代国家の建設を迫られた明治維新の頃と同じような状況に日本は直面している...
収録日:2020/01/24
追加日:2020/03/04

日本の方向性を考える上で参照すべき2つの考え方

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(10)日本の選択肢:前編

米中関係の分断に際して日本が取り得る方針として、融合を模索するリベラリストの考え方と、力の均衡を目指すリアリストの考え方である。両者はそれぞれどういった考え方なのか。(2020年2月15日開催・テンミニッツTV講演会「激...
収録日:2020/02/15
追加日:2020/04/10