漢字と理性と想像力…いま日本人が考えるべきこととは?
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(6)漢字と理性と想像力
かつて外来の思想や西洋の概念を漢字の熟語へ変換・吸収したことで、日本人の抽象的思考力や情報処理能力は大きく高められた。その歴史的な意義はどのようなことだったのだろうか。また、世界で価値観を共有するために、なぜ「...
収録日:2026/05/16
追加日:2026/09/08
世界は「原則」でできているが、日本は「原則はなし」にする
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(5)「原則なし」の日本
西洋文明は、神に基づく明確な「原則」で社会秩序を築いてきた。それに対して、日本は対立を防ぐため「原則を立てないこと」を独自のルールとして維持してきた。「原則」がなかったわけではないが、あまり「原則」を主張すると...
収録日:2026/05/16
追加日:2026/09/07
実は日本人は「仏教」も「先祖崇拝」も真面目に考えなかった?
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(4)日本人の仏教と先祖崇拝
日本人は歴史の中で仏教をいかに受容してきたのだろうか。橋爪氏は、基本的には「あまり本気にしなかった」のではないかと説く。平安時代の貴族は、自分の一門の繁栄を願ったり、政敵を調伏したりするために仏教のオカルティッ...
収録日:2026/05/16
追加日:2026/09/01
「覚り」「因果」「空」とはどういうものか…仏教の本質と変遷
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(3)「覚り」とは?「空」とは?
仏教の本質である「覚り」とは、お経をいくら読んでも、それだけでは決してわからず、お釈迦様と同じようにこの世界を自ら考えていくことである。ある意味では、お経はダイエットのマニュアル本のような参考書にすぎず、本来の...
収録日:2026/05/16
追加日:2026/08/31
キリスト教は教義の宗教、仏教は覚りの宗教…仏教はなぜ普遍宗教か
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(2)教義の宗教と覚りの宗教
インドの宗教では「世界に根本法則がある」と信じられており、それを知ることが素晴らしいことなのだとされていた。バラモン教やヒンドゥー教は、その根本法則を探求するのは特権階級のバラモンだと限定した。それに対し、仏教...
収録日:2026/05/16
追加日:2026/08/25
日本と世界の「神と信仰」の違いは?…そして天皇の大切な役割
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(1)神とは何か、そして天皇とは?
仏教とキリスト教を補助線に、西洋やアジアの宗教と比較しながら「日本とは何か」という根本的な問いを深く考えていくシリーズ講義。第1話では、神道を切り口にして本居宣長の『古事記伝』を引きながら「カミ」と天皇の関係につ...
収録日:2026/05/16
追加日:2026/08/24
世界が驚いた日露戦争の日本の強さ…秘密は庶民の心にある
ラフカディオ・ハーン『神国日本』を読む(4)日本人の倫理と宗教
ラフカディオ・ハーンが『神国日本』を書いたのは、ちょうど日露戦争の真っ最中のこと。多くの外国人にとっては、「なぜ日本人はこれほどまでに強いのか?」が興味関心の的でもあった。ハーンはその答えを、名もなき庶民の「精...
収録日:2026/02/20
追加日:2026/03/30
日本や古代ギリシャは宗教的に未開ではなく、むしろ理想形態
ラフカディオ・ハーン『神国日本』を読む(2)ハーンの日本宗教観の特徴
「常に死者の目に見られている」という感覚が、かつての日本人の高潔な道徳心を支えている――。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、日本の祖先崇拝に古代ギリシャ文明と比肩する「理想の精神形態」を見出し、「神道は劣った宗...
収録日:2026/02/20
追加日:2026/03/24
偉大なる文明は、その基礎を偉大なる宗教に負っている
民主主義を考えるための十二の根本原理(2)民主主義の基礎は偉大な宗教
「偉大なる文明は、その基礎を偉大なる宗教に負っている」――民主主義を考えるための根本原理、一番目は英国の歴史家クリストファー・ドーソンの言葉である。西洋の場合、この原理の前提となっているのはキリスト教である。ただ...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/03/21
酔っぱらった自分から覚めよ…悪魔が降参したブッダの悟り
禅とは何か~禅と仏教の心(6)目覚めの宗教とブッダの遺言
私たちは現実に痛みをもたらす「苦」は感じても、おおもとの「惑」は見えない、私たちの認識は欲望に曇らされ、真実の姿が見えないからだ。それは、いわば酔っ払った状態だと一照師はいう。そのままで修行を続けるより、まずは...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/02/17
本当に真っ白な心になれ…神仏の奥義は「宗教的正直さ」
東洋の叡智に学ぶ経営の真髄(3)なぜ「正直」が重要か
松下幸之助が経営の根幹として挙げた「宇宙の理法」とはいったい何か。日本において広く知られる「正直」を深堀りすることで、その理解が得られる。倫理と道徳の極致とも言える「正直」の概念について、詳しく解説する。(全7話...
収録日:2024/09/19
追加日:2024/12/05
陰の主役はイラン!?イスラエル・ハマス紛争の宗教的背景
グローバル・サウスは世界をどう変えるか(4)サウジアラビアとイランの存在感
中東のグローバル・サウスといえば、サウジアラビアとイランである。両国ともに世界的な産油国であり、世界の政治・経済に大きな存在感を示している。ただし、石油を武器にアメリカとの関係を深めてきたのがサウジアラビアであ...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/24
宗教と民主主義…カトリック、正教会、イスラム教の違いは
民主主義の本質(3)宗教と教会と民主主義
キリスト教圏において、神に与えられた権利を守るために必要とされた「法の支配」という原理。それは近代民主主義の礎となったが、同じキリスト教内でも、カトリックやプロテスタントといった宗派によって、その実践は異なって...
収録日:2024/02/05
追加日:2024/04/09
私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか…脳の働きで考える
進化生物学から見た「宗教の起源」(3)集団の種類・サイズと宗教の関係
宗教の起源をめぐる研究の中に、「高みから道徳を説く神」など6つの要素について分析したものがある。人間の営みが狩猟採集中心の社会から「農耕・牧畜・定住・階層」社会へ変化すると、宗教にも大きな変化が訪れる。集団のサイ...
収録日:2023/12/20
追加日:2024/02/13
毛繕いを代行!?脳の大型化が可能にしたメンタライジング
進化生物学から見た「宗教の起源」(2)宗教の機能とメンタライジングの次元
宗教には主に5つの機能がある。世界の説明、道徳的価値体系提示、死と死後の世界への言及、世の悲惨に対する救済、内集団の結束を固め、外の集団と闘うといった機能だが、集団生活する霊長類にとって、内集団の結束は不可欠であ...
収録日:2023/12/20
追加日:2024/02/06
私たちにはなぜ宗教が必要だったのか…脳の働きから考える
進化生物学から見た「宗教の起源」(1)宗教の起源とトランス状態
宗教の起源について、進化生物学はどう考えるか。イギリスの自然人類学者ロビン・ダンバーの著書『宗教の起源』によると、宗教はヒトにとって普遍的な現象であり、そこには脳が大きな役割を果たしているが、文化の影響も否めな...
収録日:2023/12/20
追加日:2024/01/30
なぜ大晦日におせち料理を食べてはいけないか?神様の来訪
折口信夫が語った日本文化の核心(2)宗教文学発生説と「依代」
折口信夫は日本文学について、非常に早い段階から5音句と7音句から成る「律文学」であることに気づいた。これが神とコミュニケーションするための一つの約束事で、そこから日本の文学が発生したと考えた。そこで折口信夫が取っ...
収録日:2022/09/13
追加日:2023/01/02
なぜ「無垢だった人たち」と一生涯対決するしかないのか
『ベラスケスのキリスト』を読み解く(6)偉大な宗教家のエキス
昔の仏教者の生き方は武士道そのままであった。日本への渡海に失敗して失明しても挫けず、ついに日本にやってきた鑑真も、その一人である。大事なのは「脱ヒューマニズム」だが、今の西洋文明はキリスト教のいいとこ取りにしか...
収録日:2022/08/02
追加日:2022/10/14
霊性文明とは「一生をかけた、宗教の本質との対決」である
『ベラスケスのキリスト』を読み解く(4)慈善は宗教の本質ではない
昔の宗教家は、信仰のために自らの命を投げ出すことができた。だが、現代人にそれは、とうてい無理である。だから新しい人間の魂を生み出すには、昔の宗教家の魂と対話して、命の価値を考えつづけ、葛藤しつづけるしかない。こ...
収録日:2022/08/02
追加日:2022/09/30
「宗教の時代」が終わってしまったからこそ重要な長篇詩
『ベラスケスのキリスト』を読み解く(1)霊性文明の時代に
執行草舟は、スペインの哲学者ウナムーノが著した『ベラスケスのキリスト』の本邦初訳を監訳した。本シリーズでは、この『ベラスケスのキリスト』について、その要点を解説していく。本書は20世紀初頭の哲学者であるウナムーノ...
収録日:2022/08/02
追加日:2022/09/09
地獄の話の「三途の川」「奪衣婆」は日本のオリジナル
死と宗教~教養としての「死の講義」(7)地獄と日本の葬儀文化
われわれが描く地獄のイメージは、道教の考え方がもとになっている。ただし「三途の川」や「奪衣婆」などは、日本オリジナルなストーリーで、迫力満点だ。毎年お盆が近づくと、家ごとに、死者を迎える準備をすることになってい...
収録日:2022/03/03
追加日:2022/05/23
南無阿弥陀仏と唱えて極楽浄土へ…法然の革命の意味とは
死と宗教~教養としての「死の講義」(6)日本人の「死」と法然
日本には、仏教より古くから伝わる死後の観念があった。死後は「黄泉の国」、あるいは山の上や海の彼方に行くと考えられていたが、そこに仏教が入ってきた。仏教は輪廻するから、死者の国は存在しない。しかし当時、仏教は難し...
収録日:2022/03/03
追加日:2022/05/16
極楽往生、坐禅、法華経…日本人はいかに死を乗り越えるか
死と宗教~教養としての「死の講義」(5)仏教の死:日本編
日本人の死生観を築いていった仏教の宗派は浄土宗・浄土真宗、禅宗、法華宗・日蓮宗であるという。念仏による極楽往生、坐禅がそのまま覚りであること、在家にいながらの菩薩修行は、いずれも死の恐怖に向かう日本人の姿勢をサ...
収録日:2022/03/03
追加日:2022/05/09
仏教の死の考え方…釈尊は死ぬが因果法則を覚ればいい
死と宗教~教養としての「死の講義」(4)仏教の「死」・インド編〈下〉
すべてを因果関係であり、輪廻だとする仏教は、覚者である釈尊の死をどう伝えたのだろうか。直接の弟子たちは「宇宙と一体化して雲散霧消した」と考えたが、そもそも釈尊が覚りに至ったこと自体、ゴータマとして一代の修行のみ...
収録日:2022/03/03
追加日:2022/05/02
仏教の根本は真理を覚ること…では真理とは何か?
死と宗教~教養としての「死の講義」(3)仏教の「死」・インド編〈上〉
仏教の始まりはインドにある。その考え方の根本は「因果法則」であり、出来事が生命を超えたスケールで連鎖することにある。そして、この法則に従って、自分はいま命を与えられていると理解し、その法則に合致した生き方をする...
収録日:2022/03/03
追加日:2022/04/25
キリスト教の死生観…カトリックとプロテスタントの違い
死と宗教~教養としての「死の講義」(2)キリスト教の「死」
一神教の考え方は、神が万物を創造したところから始まる。世界も生き物もみな、神の被造物だから、生き死にも神の意思のまま。では、この世界の終わり(終末)には何が待っているのか。キリスト教の死生観をのぞいてみよう。(...
収録日:2022/03/03
追加日:2022/04/18
世界の宗教は死をどう考えるか…科学では死はわからない
死と宗教~教養としての「死の講義」(1)「自分が死ぬ」ということ
生き物はみな死ぬが、死ぬそのときまで、死ぬと思っていない。人間は死ぬとわかっているが、死は体験できない。科学でも歯が立たない。では、どうすれば死に向き合えるのだろうか。有史以来、営々と重ねられてきた「死」の思索...
収録日:2022/03/03
追加日:2022/04/11
キリスト教が分からなければ、西洋の真実は分からない
渡部昇一の「わが体験的キリスト教論」(6)グローバリズムの弊害と宗教心の尊さ
渡部昇一氏のドイツ留学体験を通して学ぶべきものは多い。特にキリスト教と西洋の歴史を追体験することにより、西洋社会に対する理解は厚みを増していく。まさに「西洋の本当のことは、キリスト教が分からなければ分からない」...
収録日:2021/08/06
追加日:2021/11/27
三十年戦争…宗教戦争の地獄図とドイツ宗教社会への影響
渡部昇一の「わが体験的キリスト教論」(4)三十年戦争の悲惨
ウェストファリア体制は「近代ヨーロッパの始まり」といわれる。しかし、それに先立つ「三十年戦争」は災厄と呼べるレベルの宗教戦争であった。それがあまりに悲惨な戦争だったために、その後、ドイツでは、根強い宗教対立感情...
収録日:2021/08/06
追加日:2021/11/13
ルターの宗教改革…「免罪符」は実は誤訳?真の意味は?
渡部昇一の「わが体験的キリスト教論」(2)カトリックとプロテスタント
渡部昇一氏は『わが体験的キリスト教論』(原題『ドイツ留学記(下)』)で、「猿の神学、猫の神学」という興味深い話を紹介している。これはカトリックとプロテスタントの違いを、動物の習性になぞらえて説明したものだが、こ...
収録日:2021/08/06
追加日:2021/10/30
「愛」こそが宇宙の根源、それを認識するのが人類の役目
脱人間論(3)なぜ大宗教家たちは「愛」を語るのか
「愛」を認識する力を持っていることが、人間が他の動物と違うところであり、世界中の宗教家が語っているのも「愛を認識せよ」ということである。宇宙のシステムは、寿命がきた星が爆発して星雲となり、やがてそこからまた新し...
収録日:2021/03/18
追加日:2021/05/07
ヒンドゥー教とイスラム教の対立が激しいインドの宗教的多様性
躍進するインドIT産業の可能性と課題(4)インドの多様性
インドは、日本とは比較にならないほど多様な国である。多様性という面では宗教もその一つだが、中でもヒンドゥー教とイスラム教の対立は、1947年インド独立の際に大変な悲劇を引き起こし、その後、ガンジーの暗殺など、深刻な...
収録日:2020/04/07
追加日:2020/06/26
人間科学は宗教や哲学ではなく生物学的に人の心を見る学問
98歳の医師が明かす「生物学的教育論」(1)人間科学と危機感
昨今、教育に関する議論はますますヒートアップしてきており、学力だけではない人間力を高めることの重要性が各所で指摘されている。その中でも、井口潔氏の掲げる「生物学的教育論」というコンセプトは、非常にユニークなもの...
収録日:2020/01/11
追加日:2020/06/25
人民元や中国語の国際化は新しい中国文明を生み出すためか
宗教で読み解く「世界の文明」(9)質疑応答編その3
中国は2010年代から、人民元や中国語を国際的に根付かせようとしている。こうした動きは、新たな中国文明の展開として理解することができるのか。講演後の質疑応答編その3。(2019年11月12日開催日本ビジネス協会JBCインタラク...
収録日:2019/11/12
追加日:2020/06/21
腐敗という深刻な問題を抱える中国が経験した歴史の教訓
宗教で読み解く「世界の文明」(8)質疑応答編その2
腐敗によって特徴づけられるという中国は、今後どのような動きを見せていくのか。重要なのは、すでに中国はアメリカとの戦いを本格化させているということである。講演後の質疑応答編その2。(2019年11月12日開催日本ビジネス協...
収録日:2019/11/12
追加日:2020/06/14
なぜ仏教は5番目の文明とみなすことができないのか
宗教で読み解く「世界の文明」(7)質疑応答編その1
仏教はなぜ4大文明に続く5番目の文明にならなかったのか。手がかりとなるのは、ヒンドゥー教や儒教など、他の文明を形作った宗教との対抗関係と、仏教の教義に見られる特性である。講演後の質疑応答編その1。(2019年11月12日開...
収録日:2019/11/12
追加日:2020/06/07
中国儒教では忠と孝のうち孝のほうが大事
宗教で読み解く「世界の文明」(6)中国文明における儒教
伝統中国を基礎づけているのは儒教である。忠と孝という考え方によって、人々の間の序列を明確にし、社会秩序を保つことを可能にしている。現代の中国共産党も、こうした儒教的性質から理解できる。(2019年11月12日開催日本ビ...
収録日:2019/11/12
追加日:2020/05/31
ヒンドゥー教のカースト制度への対抗の1つが仏教の真理
宗教で読み解く「世界の文明」(5)ヒンドゥー教と仏教
ヒンドゥー教におけるカースト制は、頂点にいるバラモンのみが宇宙の真理に到達できるという考え方からきている。インド文明はこうした発想を基礎として成立しているが、ヒンドゥー教の考え方・やり方に反対して起こったムーブ...
収録日:2019/11/12
追加日:2020/05/24
ナショナリズムというやり方で出来上がったキリスト教文明
宗教で読み解く「世界の文明」(4)キリスト教
キリスト教は、聖書およびGodとJesusの関係によって説明される。聖書は法律ではないため、人々が世俗の法に従うことを許した。その結果、主権国家やナショナリズムの成立を促し、ヨーロッパ・キリスト教文明が確立した。(2019...
収録日:2019/11/12
追加日:2020/05/17
イスラム教には民主主義や憲法といった考え方がない
宗教で読み解く「世界の文明」(3)一神教とイスラム教
一神教とは何か。もっとも理解しやすいのはイスラム教である。イスラム教の聖典であるコーランには、ムハンマドが啓示した神の言葉が書いてある。これにより、人々が従うべき法が示されることになる。(2019年11月12日開催日本...
収録日:2019/11/12
追加日:2020/05/10
文明の共通点は必ず大事な本があるということ
宗教で読み解く「世界の文明」(2)文明の本質と日本の特徴
文明の本質は、正典の存在にある。これにより、同じように考え行動する集団が形成されていった。それに対して日本では、独自のテキストが根付かなかったので、他国にはない方法で文化がつくられていった。(2019年11月12日開催...
収録日:2019/11/12
追加日:2020/05/03
数千年の歴史のなかで勝ち残ってきた文明が4つある
宗教で読み解く「世界の文明」(1)文明とは何か
文明とは、言語や民族によって理解できる文化よりも一段高いレベルにある、歴史上勝ち残ってきた大きな集団である。とりわけ宗教からこの4つの文明を把握することで、混沌とする現在の世界を理解できる。(2019年11月12日開催日...
収録日:2019/11/12
追加日:2020/04/26
民主主義という「史上最低の宗教」に覆われた時代
民主主義の根源とは(2)人間が神になった社会の危険性
よく知られているようにアメリカ合衆国を生んだのはプロテスタント信仰だった。神の代理人たる教会から免罪符をもらえるカトリックと違い、プロテスタントは一人ひとりが神と対面する。そしてプロテスタントと同様の良心を持つ...
収録日:2019/12/25
追加日:2020/04/03
日本人の価値観は何によって形成されているのか
哲学から考える日本の課題~正しさとは何か(8)質疑応答編1:宗教と道徳
日本は宗教性が薄いと思われがちだが、実際には戦前から日本における重要な要素として、宗教は位置付けられてきた。それを含め、「日本人の価値観が何によって形成されているのか」というのは大きな問いである。(2019年10月26...
収録日:2019/10/26
追加日:2020/03/30
昔の民主主義は全部「神を持っていた」
民主主義の根源とは(1)民主主義は宗教から起こった
執行草舟が民主主義の根源に迫る、全6話シリーズ。世界中が民主主義となった現代では、「民主主義を知ること」は人生をよく生きるうえで必要不可欠である。今の日本人は民主主義を「甘え」に使ってしまっているが、本来は「自分...
収録日:2019/12/25
追加日:2020/03/27
ルター派の音楽を受け継ぐ最後の後継者として現れたバッハ
バッハで学ぶクラシックの本質(7)宗教改革と音楽の変化
これまで見てきた教会音楽の隆盛は、宗教改革によって大きくその様相を変化させることとなる。腐敗した教会制度を厳しく批判し、宗教を一般人にも分かりやすいものとして身近なものとしたルター派の宗教改革は、よりなじみやす...
収録日:2019/09/19
追加日:2019/11/28
宗教や芸術のために命を投げ出した人こそ幸せである
魂の芸術(2)命を燃やした芸術
人間は「命懸け」のものに感動する。銀行強盗を描いた映画でも、その命懸けの姿を見せてくれるものは、感動するのだ。古来、大宗教家たちは、「俺のために、お前が死ね」と言えるような人だった。明治国家も、全盛期のアメリカ...
収録日:2019/09/11
追加日:2019/11/15
ルネサンス音楽とバロック音楽の違い…バッハの特徴とは?
クラシックで学ぶ世界史(2)宗教改革と音楽様式の変化
単純だったグレゴリオ聖歌がポリフォニーに変化したのは、社会の複雑化を反映したものだった。神の教えは教会が占有するものではなく、人が信仰の中に見いだすものだという動きを受け、音楽も民衆的になっていく。宗教改革が起...
収録日:2019/08/26
追加日:2019/10/26
クラシック音楽で世界史がわかる…宗教音楽からクラシックへ
クラシックで学ぶ世界史(1)時代を映す音楽とキリスト教
「歌は世につれ」というように、音楽は常に時代性を色濃く表していく。「音楽ほど、当時の社会状況や人々の欲望、時代のニーズの影響をダイレクトに受ける文化ジャンルも少ない」と片山杜秀氏は著書の中で書いているが、それは...
収録日:2019/08/26
追加日:2019/10/26
貨幣、帝国、世界宗教は人類を一つにまとめる装置だった
『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』(4)人類の統一と科学革命
時はさらに進み、貨幣や帝国、世界宗教といった装置が生み出されることで、遠く隔たった場所に住む人類は、相互に集団として認識できるようになった。また、「知らないという事実を知る」ことで「知りたい」という強い欲求が生...
収録日:2019/04/03
追加日:2019/08/02
日本宗教の特徴…水と油の「神と仏」をつなぐ本地垂迹説
宗教で読み解く世界(5)日本の不思議と世界のゆくえ
日本にもともとあった神道と後から入ってきた仏教は、いわば水と油のような関係にある。そこで日本は時代により、神道と仏教を同じとみなす本地垂迹説と、神仏を分離する廃仏毀釈という、全く正反対の立場を取ることになる。そ...
収録日:2019/01/21
追加日:2019/06/16
儒教の考え方…中国人の性格を形づくる政治学と家族道徳
宗教で読み解く世界(4)中国と儒教の世界
孔子が考えた儒教は、当時いろいろな考え方、やり方がある中で勝ち残っていく。では儒教が強かったのはどんな点なのか。儒教は中国社会でどのような役割を果たしているのか。現代の中国にも引き継がれている儒教の考え方につい...
収録日:2019/01/21
追加日:2019/06/09
ヒンドゥー教と密接不可分なカースト制の特徴と問題点とは
宗教で読み解く世界(3)ヒンドゥー教とカースト制
インド最大の特徴はヒンドゥー教と密接不可分な関係のカースト制にある。支配階級、被支配階級を明確に区別し、社会の基本単位としてジャーティという多数の職業集団を規定している。この一見閉鎖的なカースト制を、橋爪大三郎...
収録日:2019/01/21
追加日:2019/06/02
イスラム教とアッラーの意味…キリスト教との関係と違い
宗教で読み解く世界(2)イスラム教の世界
イスラム教は唯一神アッラーを信仰し、預言者ムハンマドに下された神の啓示を記したコーランを第一の法律とする。そして、イスラムそのものが全ての一神教の中で一番格上と位置づけている。今回は日本人にとってなじみの薄いイ...
収録日:2019/01/21
追加日:2019/05/25
キリスト教とは?…他の一神教との違いは神様と法律の関係
宗教で読み解く世界(1)キリスト教の世界
キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、儒教、そして日本宗教の、それぞれの特徴を「ひと言」で分析すると? 橋爪大三郎先生が一刀両断に分析。宗教の特徴を知れば、世界の各地域のあり方や文化もよくわかるようになる。「教...
収録日:2019/01/21
追加日:2019/05/18
人類をつくった哲学や宗教が崩壊してしまった現代
崇高と松下幸之助(1)崩壊した哲学、宗教、国家
世界で一番頭が良いと言われているマルクス・ガブリエルの考え方は、間違っているのか。また、我々の宗教への理解は間違っているのか。人間と哲学、宗教、国家との歴史的な関わりを紐解きながら「崩壊した哲学、宗教、国家」の...
収録日:2019/02/06
追加日:2019/04/05
デカルトに『世界論』の出版を断念させた宗教裁判とは?
デカルトの著作に学ぶ(1)『世界論』『方法序説』
デカルトが四年の歳月をかけて準備した『世界論』の出版直前に、一つの宗教裁判が衝撃を与えた。地動説を唱えたガリレオの有罪宣告である。結局『世界論』の出版は断念され、『方法序説』公刊への道をたどることになる。そこに...
収録日:2018/09/27
追加日:2019/02/17
デカルトの死因は?…暗殺されたという新説と時代背景
デカルトの生涯に学ぶ(1)デカルトの死と宗教戦争
西洋哲学史上にその名を燦然と残すデカルト。だが私たちは、彼がどのような生涯を送ったのか、あまり知らない。筑波大学人文社会系准教授の津崎良典氏が、彼が晩年にスウェーデンに向かった動機や、実は暗殺されたのではないか...
収録日:2018/09/27
追加日:2019/02/10
エチオピア正教会から邪教とされる憑依儀礼「ザール」
映像で考えるエチオピア(3)宗教儀礼「ザール」とは何か
エチオピアの人々は実際に、どのように宗教を信仰しているのだろうか。国立民族学博物館人類基礎理論研究部准教授の川瀬慈氏は、エチオピア北部の「ザール」と呼ばれる憑依儀礼に着目する。霊媒者が精霊と人々のコミュニケーシ...
収録日:2018/07/13
追加日:2018/12/09
ローマ人の宗教的な敬虔さはどこの民にも負けないーキケロ
世界史の中のローマ史~ローマ史講座Ⅰ(2)ローマ人は何が優れていたのか
「ローマ人自身が、われわれはなぜ地中海の覇権を握ることができ、なぜこれほどの大帝国を築けたのかと疑問に思っていた」と、早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏は語る。では、ローマ人はいったい何が優れていたのか...
収録日:2016/07/21
追加日:2016/11/30
スンナ派とシーア派の宗教戦争に発展する危険性は?
中東最新事情を読む(2)イランの国際社会復帰
サウジアラビアとイランの対立は、スンナ派とシーア派の対立を代表するものといわれてきた。一朝一夕に始まったものではない宗派間の対立は長く冷戦状態を続けてきたが、ここへ来て、なぜ断交という一触即発の危機に及んだのか...
収録日:2016/01/27
追加日:2016/02/22
忠義が宗教的なまでに超越化され、制度を突き抜ける
吉田松陰の思想(上)松陰像の変遷(5)思想の強度
吉田松陰の短い人生そのものが、彼の唯一の主著なのだ。戦後の思想家・藤田省三氏の指摘を端緒に、東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏が「可能性としての松陰」に触れる。松陰の思想は、制度にかかわらず個人の内面を問題...
収録日:2015/02/26
追加日:2015/07/27
丸山眞男が吉田松陰に見出したナショナリズム
吉田松陰の思想(上)松陰像の変遷(4)宗教性とナショナリズム
さまざまな吉田松陰像に共通するのは、絶対的な者に対する没我、すなわち宗教性である。それが戦前では熱狂的な国家主義に「悪用」されたが、それを超えた「健全なナショナリズム」へと進む可能性もあったのではないか。奈良本...
収録日:2015/02/26
追加日:2015/07/23
子どもは寝床の主に属し、姦通を犯した者は石打ちの刑
ムハンマドを知る(4)宗教的厳密性と政治的柔軟性
ムハンマドは、宗教者としての厳密性と政治家としての柔軟性が共存している点が大変に興味深いと歴史学者・山内昌之氏は語る。今回は、「姦通罪」に対するムハンマドの判断、発言を通して、彼の人物像に迫る。(全6話中第4話目)
収録日:2015/05/28
追加日:2015/06/25
宗教的理念に基づく「正しさ」は世俗世界と大きく異なる
正しさの根拠
政治学者・曽根泰教氏によれば、私たちは「正しさの根拠」をごく表層的なところに置いているのだそうだ。つまり、教科書や新聞に書いてあることを「正しい」と信じてしまう。事が宗教に及ぶと問題の根はさらに深くなる。正しさ...
収録日:2015/03/10
追加日:2015/04/15
世界で活躍するために日本の歴史・宗教・文化を知る
「島田村塾」リベラルアーツ特講(5)世界で活躍するために日本を学ぶ
リベラルアーツの仕上げは、やはり自国の歴史・宗教・文化を知ることにある。外から見た日本がいまだに「獰猛な軍国主義国家」の残像を残していることは、何にもまして知る必要がある。その上で、日本人の精神と生活を支える宗...
収録日:2014/12/05
追加日:2015/01/24
孔子の生誕地のお祭りで感じた強烈なメッセージとは?
現代中国の儒教復興(4)ポスト世俗化時代の宗教の意味
本シリーズでは、中国の儒教復興の流れとダイナミズム、今日的な意義について考えてきた。最終回では、儒教復興が「ポスト世俗化」の枠組みの中で起こったこと自体に焦点を当てる。宗教の再定義が進む世界で、儒教は今後どう位...
収録日:2014/09/09
追加日:2014/12/03
中国にはかつて「孔子教」をつくろうと考えた思想家がいた
現代中国の儒教復興(3)儒教は宗教なのか
「儒教は宗教なのか」という問いは、非常に難しい問いである。果たして儒教は宗教なのか。宗教にはどのような問題があるのか。中国と日本における儒教の宗教化の動きとともに、中島隆博氏がこの問いに迫る。(全4話中第3話目)
収録日:2014/09/09
追加日:2014/11/26
この三つをなくした人間は、必ず浮草のように浮遊する
日本が取り戻すべき三つの教育~宗教心・道徳・歴史の大切さ
戦後、日本の教育は捨ててはならないものを捨ててしまった。それが日本人のガッツを失わせ、慎みと誇りと自信を喪失させている。浮遊する日本を救うには、どうすればいいのか。山田宏氏が語る日本再生の道。
収録日:2014/04/04
追加日:2014/06/26
「ユニエイト」というあり方がウクライナの民族文化を醸成
ウクライナの宗教と民族の歴史(2)ギリシア・カトリック信仰と民族文化
ウクライナ語を話す西ウクライナ地方の住人には、独特なギリシア・カトリック(ユニエイト教会)信仰が深い。対立と弾圧を余儀なくされた彼らの間には「教会に対する戦いは、文化に対する戦いだ」との言い回しがある。その手掛...
収録日:2014/05/22
追加日:2014/06/05
複雑なウクライナの宗教と民族との関係
ウクライナの宗教と民族の歴史(1)四大宗派併存の歴史と背景
国際的関心の集まるウクライナ情勢だが、ウクライナを理解するにはこの地方特有の複雑な宗教と民族の関係を知らなければならない。ロシアとウクライナ、西部と東部、ローマカトリックとギリシア正教、といった二項対立のみでは...
収録日:2014/05/22
追加日:2014/06/05
マスメディアとニューメディアの違い
ニューメディアの誕生:マルティン・ルターの宗教改革にかかわらしめて
私たちが始めたこのニューメディアは、既存のマスメディアとは対極にあり、それはマルティン・ルターの宗教革命にも匹敵するものである。社会変革は、一人の視聴者に心を込めて伝えようとするメディアから始まる。
収録日:2013/09/12
追加日:2014/02/24