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「西洋」の検索結果

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「世界最大のモテ男にして勇気のある人間」の成功の秘訣

運と歴史~人は運で決まるか(7)西洋史で最も運を引き寄せた男

西洋史で最も運を引き寄せた男について紹介する今回。その人物は勇気も知性も兼ね備え、女性にも人気があり、世界有数の帝国をつくりあげた。しかし彼は、本当に「運」のみでそれらを成し遂げたのか。その内実に迫る。(2024年3...
収録日:2024/03/06
追加日:2024/05/30
山内昌之
東京大学名誉教授

勇気とは先天的か後天的か?西洋古典が答える大事な問い

運と歴史~人は運で決まるか(6)運と知はどちらが勝っているのか

古代ギリシアには、道徳を表す「アレテー」と運や運命を表す「テュケー」という言葉がある。それぞれ東洋における「仁」と「運」に近い言葉だが、ここで一つの疑問が出てくる。それは当時から西洋の人びとを悩ませてきた、「運...
収録日:2024/03/06
追加日:2024/05/23
山内昌之
東京大学名誉教授

55年体制も裏でつながる一元論…即興には共通の土俵が必要

伊福部昭で語る日本・西洋・近代(8)分断と対立を超える知恵

戦後、日本には歌舞伎的二元論、あるいは演劇的二元論といって、例えば表では55年体制とか、進歩派と保守派の対立とか、労使の対立などがあるけれども、裏でつながっている、根底では同じ日本のイメージのようなものが共有され...
収録日:2023/09/28
追加日:2023/12/30
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

近代の超克への道…「多様性ある一元論」とポストモダン

伊福部昭で語る日本・西洋・近代(7)近代の超克という課題

昭和10年代のいわゆる日本の全体主義は批判されがちだが、なぜそこに向かうことになったのかを冷静に見直す必要があると片山氏は語る。当時の「西洋の没落」の流れを受け、アジアや日本が自らの独自性を見出そうとした世界の趨...
収録日:2023/09/28
追加日:2023/12/23
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

西洋の二元論と東洋の多様性ある一元論…岡倉天心の喝破

伊福部昭で語る日本・西洋・近代(6)西洋の二元論か東洋の一元論か

戦時中に伊福部昭の音楽が多く取り上げられた背景には、日本全体をとりまく、ある傾向の影響もあった。それは、岡倉天心のような「アジアは一つ」とも似た一元論的な思想である。西洋の没落とともに浮上したこの思想とはいかな...
収録日:2023/09/28
追加日:2023/12/16
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

2つの主題を対比する交響曲を超克し、1つの旋律で多様に

伊福部昭で語る日本・西洋・近代(5)西洋音楽の型の超克

近代西洋では複数の要素を複雑に構成することがレベルの高い音楽だとされたが、「西洋の没落」が見え始めるとともにその傾向は見直され、1つのものを重視する方法に回帰していく。「複数の要素を構成する」とはどういうものか。...
収録日:2023/09/28
追加日:2023/12/09
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

西洋音楽の「異常な変拍子」と伊福部昭の「乗れる変拍子」

伊福部昭で語る日本・西洋・近代(4)変拍子で音楽が生きる

伊福部昭の音楽の特徴として、変拍子を巧みに使っていることがある。変拍子をつかった作曲家は海外にも多くいるが、伊福部昭の曲とそれは何が違うのだろうか。そうした変拍子に対する考え方が、日本的なもの、アジア的なものを...
収録日:2023/09/28
追加日:2023/12/02
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

アイヌの即興的な歌や踊りのなかに見つけた「音楽の命」

伊福部昭で語る日本・西洋・近代(3)アイヌコタンでの経験

日本の戦時中に多く演奏されたのが伊福部昭の「交響譚詩」である。日本の民謡をそのまま曲にしているというわけではなく、オリジナリティが高く、それこそ日本的ともいえる曲であるが、なぜそのような独創的な曲を作ることがで...
収録日:2023/09/28
追加日:2023/11/25
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

日本のバイタリティと近代管弦楽の融合…伊福部昭の独創性

伊福部昭で語る日本・西洋・近代(2)東洋が見直され始めた時代

チェレプニン賞で1位を獲得した伊福部昭。彼が作曲した「日本狂詩曲」は、日本の祭りのバイタリティと西洋近代のオーケストラの融合であった。民族音楽ではなく、世界のどこでも交響楽団と譜面があれば、日本の祭りが猛烈な音響...
収録日:2023/09/28
追加日:2023/11/18
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

映画『ゴジラ』の作曲家・伊福部昭、知られざる経歴を追う

伊福部昭で語る日本・西洋・近代(1)チェレプニン賞に輝いた無名の作曲家

いまや世界的に広く知られる映画『ゴジラ』のメインテーマを創った作曲家・伊福部昭。彼は、最初から作曲家として順風満帆な人生を歩んでいたわけではなかった。今回はまず、彼を取り巻く環境と、彼の名が知れ渡ることになった...
収録日:2023/09/28
追加日:2023/11/11
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

なぜ日本の「世界史」はいびつなのか…東洋史と西洋史の違い

モンゴル帝国の世界史(1)日本の世界史教育の大問題

「世界史はモンゴル帝国から始まった」――この言葉の背景には、日本の「世界史」教育の問題点がある。そもそも日本では明治以後、戦前まで、「(ドイツから見た)西洋史」と「(漢籍ベースの)東洋史」および「国史」(日本史)...
収録日:2022/10/05
追加日:2022/12/31
宮脇淳子
公益財団法人東洋文庫研究員

西洋文学の最高傑作ソフォクレス『オイディプス王』の魅力

ギリシア悲劇への誘い(4)『オイディプス王』を読む

今なお西洋文学の最高傑作と名高いソフォクレスの『オイディプス王』。古くから伝わるオイディプス伝説をもとに時代的側面を反映させながら、主人公のオイディプスが否応なく巻き込まれる運命と、それに対峙する人間の苦悩を描...
収録日:2021/03/30
追加日:2022/02/15
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

キリスト教が分からなければ、西洋の真実は分からない

渡部昇一の「わが体験的キリスト教論」(6)グローバリズムの弊害と宗教心の尊さ

渡部昇一氏のドイツ留学体験を通して学ぶべきものは多い。特にキリスト教と西洋の歴史を追体験することにより、西洋社会に対する理解は厚みを増していく。まさに「西洋の本当のことは、キリスト教が分からなければ分からない」...
収録日:2021/08/06
追加日:2021/11/27
渡部玄一
チェロ奏者

なぜ大西洋と太平洋とでは海底の顔立ちが異なるのか

海底の仕組みと地球のメカニズム(3)中央海嶺の実態

大西洋と太平洋では海底の顔立ちが大きく異なるという。地球上でプレートが一番速く動くところは年間15センチほどで、太平洋にある。一方、大西洋は年間2~3センチほど。速く動くところは周辺が暖かいので、断層ができにくく起...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/05/16
沖野郷子
東京大学大気海洋研究所教授

日本的なるものと西洋的なるものの葛藤が立派な魂を生んだ

「壁」ありてこそ(1)作家との対話が当たり前だった時代

執行草舟が、三島由紀夫との対話などを紹介しつつ、日本における天皇の意味、芸術の意味、西洋と日本の狭間で揺れ動く葛藤の意味などについて語るシリーズ。第1話では、三島由紀夫と16歳から19歳までに7回会って文学論議をし...
収録日:2021/01/14
追加日:2021/02/19

東洋的指導法と西洋的指導法にはどんな違いがあるのか

キャリア転換で人生を成功させる方法(4)成果を短期で見るか、長期で見るか

スポーツ界に存在する東洋的指導法と西洋的指導法。どちらも一長一短あるに違いないが、短期的な成果が求められる今、東洋的指導法は限界を迎えている。では、西洋的指導法に転換しさえすればいいのかといえば、そう簡単な話で...
収録日:2020/09/14
追加日:2020/12/08
対談 | 為末大柳川範之

これからは東洋と西洋の知の融合が人類の規範とされる時代

コロナ禍で問うべき「転換期の在り方」(5)東洋と西洋の知の融合

2020年現在、新型コロナウイルスへの対応に各国は追われているが、自国ファーストを唱える国の対応も問題となっている。こうした転換期の在り方として求められるのは、東洋と西洋の知の融合である。西洋の考え方に、人を立て生...
収録日:2020/05/21
追加日:2020/07/15

攘夷思想を強める契機となったのはコレラと天然痘の流行

戦前日本の『未完のファシズム』と現代(4)西洋のイメージと攘夷思想

明治維新の根本には尊王攘夷思想がある。攘夷思想を強める契機となったのは、コレラと天然痘が西洋から入ってきたことである。これによって、西洋人への負のイメージが醸成され、国力を高めていくエネルギーとなっていった。(2...
収録日:2020/02/26
追加日:2020/07/07
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

岩倉具視らが近代の西洋システムを採用した目的とは

戦前日本の「未完のファシズム」と現代(2)分権構造と天皇の存在

明治憲法下の政治制度は、強い分権構造によって成立していた。その背後には、天皇になり代わるものを作らせないようにするための仕掛けと、天皇陛下に対して「畏れ多い」という考え方があった。(2020年2月26日開催・日本ビジネ...
収録日:2020/02/26
追加日:2020/06/23
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

ドビュッシーとマーラー:音楽の多様化と爛熟

ピアノでたどる西洋音楽史(11)19世紀後半から20世紀へ

ベートーヴェンの影響も絶大だったが、ワーグナーの影響力もそれに引けを取らない濃厚さがあった。最終回はドビュッシーやマーラーなど、19世紀後半から20世紀にかけて新しい流れをつくっていった音楽家の業績を追う。(全11話...
収録日:2019/09/04
追加日:2020/01/03
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

交響詩:「音楽+詩」で伝わる劇的なメッセージ

ピアノでたどる西洋音楽史(10)リストと交響詩

ピアノの魔術師として有名なリストも、ベートーヴェンを継ぐロマン派の一員だった。彼は「交響詩」という形式を発明し、メッセージのこもった音楽が国境を越えてより広く伝わることを願った。その成果はスメタナの「モルダウ」...
収録日:2019/09/04
追加日:2019/12/27
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

ベルリオーズとワーグナー:メロディーに人物や物語を象徴させる大革命

ピアノでたどる西洋音楽史(9)いかに音楽で物語を描くか

ベートーヴェンを継いだロマン派のうち、田園交響曲の感情表現を重視した一派は「標題音楽」の流れを生む。ベルリオーズの「幻想交響曲」からワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」への変化は、音楽家の何を表していたのだろう...
収録日:2019/09/04
追加日:2019/12/20
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

パクリ上等で、ベートーヴェンの絶対音楽の継承者に

ピアノでたどる西洋音楽史(8)絶対音楽とブラームス

音楽に一大革命を起こしたベートーヴェンの後、ロマン派の作曲家たちは、どのように作曲と向き合っていったのだろうか。今回は、「ドイツ三大B」とも呼ばれ、ベートーヴェンの「絶対音楽」を忠実に継承しようとしたブラームスの...
収録日:2019/09/04
追加日:2019/12/13
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

自由・平等・博愛の理想を歌う「第九」の秘密と仕組み

ピアノでたどる西洋音楽史(7)現代に生きる「第九」

日本では年末の風物詩になって久しいベートーヴェン第九だが、そのメッセージは「自由・平等・博愛」というフランス革命の理想そのものだ。ベルリンの壁崩壊直後の演奏会では東西の演奏者が同じ舞台に上がり、「世界はひとつ」...
収録日:2019/09/04
追加日:2019/12/06
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

「運命」交響曲と「田園」交響曲が拓いた世界

ピアノでたどる西洋音楽史(6)ベートーヴェンの作曲技法

ベートーヴェンの交響曲の中で最も有名なのは第5番「運命」だろう。この曲の素晴らしさは「ジャジャジャジャーン」にこだわり抜いたベートーヴェンの作曲術にあるという。そして、その対極の双子と呼ばれる第6番「田園交響曲」...
収録日:2019/09/04
追加日:2019/11/29
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

音楽家を「職人」から「芸術家」に劇的に変えた楽聖

ピアノでたどる西洋音楽史(5)「芸術家」ベートーヴェンの凄さ

楽聖ベートーヴェンの存在は、フランス革命を抜きには語れない。また、音楽を娯楽から芸術の地位に高め、音楽家を職人から芸術家へ、歌中心だった楽曲を器楽中心に発展させるなど、音楽史上に数々の革命的変化をもたらしたのも...
収録日:2019/09/04
追加日:2019/11/22
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

きれいなメロディをパッと思いついてしまう天才

ピアノでたどる西洋音楽史(4)モーツァルトの天才性とは?

5歳で作曲デビュー、天才児の名をほしいままにしたモーツァルトは、音楽によって人を楽しませることを最大使命とした。オペラや交響曲に惜しみなく注ぎ込まれたメロディライン。「こんな発想はなかなかできない」というようなこ...
収録日:2019/09/04
追加日:2019/11/15
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

交響曲より「オペラ」を重視したモーツァルト

ピアノでたどる西洋音楽史(3)モーツァルトとオペラ

交響曲の父ハイドンが尊敬してやまなかったのは、親子ほど年下の天才モーツァルトだった。宮廷への「就活」に失敗したモーツァルトは金を生む卵としてオペラやピアノ協奏曲の楽譜を大切にし、交響曲は軽視したという。一体どう...
収録日:2019/09/04
追加日:2019/11/08
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

交響曲の父でありオーケストラの父でもあったハイドン

ピアノでたどる西洋音楽史(2)ハイドンとオーケストラ

ヴィヴァルディやバッハのバロック時代を経て、18世紀の半ばから音楽は「古典派」の時代を迎える。交響曲の父ハイドンにより、オーケストラの基本的な編成や楽曲の形式が定められていく。初期オーケストラのかたちはどんなもの...
収録日:2019/09/04
追加日:2019/11/01
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

ピアノの歴史は江戸時代に始まった

ピアノでたどる西洋音楽史(1)ヴィヴァルディとバッハ

西洋音楽史を、ピアノ演奏を交えながら解説いただく画期的な試み。しかし実際にピアノが楽器として確立したのは案外新しい。第1回では、なじみ深いヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「四季」について、ピアノの音で再現しなが...
収録日:2019/09/04
追加日:2019/11/01
野本由紀夫
玉川大学芸術学部芸術教育学科 教授

「世界哲学」の可能性を日本から追求していく

西洋文明の起源から見るグローバル化(6)「世界哲学」

西洋文明の起源をたどりつつ世界のグローバル化を考えてきたが、現代の位置付けを探るには、ここにいたる全プロセスを俯瞰する必要がある。また、ギリシア・ローマの古典を現代にどう生かすかについても検討が必要だ。日本から...
収録日:2019/05/29
追加日:2019/08/01
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

「アルケー」の意味とは?万物の根源を問うギリシア哲学

西洋文明の起源から見るグローバル化(5)哲学の起源

哲学というと、古代ギリシアで始まったのが常識になっている。しかし、世界中のどこでも哲学的な命題を考えることはあったはずだ。ではギリシアの特殊性はどのようなところにあり、どう受け継がれてきたのだろうか。始原を意味...
収録日:2019/05/29
追加日:2019/08/01
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

「サイエンス」の本来の意味である「知識」とは何か

西洋文明の起源から見るグローバル化(4)科学の起源

現代にいたる科学の始まりはギリシアにあった。ただし、当時の人々が考えていたのは自然科学領域だけではなく、「証明され、体系を持ち、真理を表す知識」の総体がそう称されたのである。科学と技術は決して混同されることなく...
収録日:2019/05/29
追加日:2019/08/01
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

なぜ西洋文明の起源はギリシアにあったとされているのか

西洋文明の起源から見るグローバル化(3)学問の起源

西洋文明とグローバル化を考える上で、ギリシアが起源とされる「学問」の果たした役割は大きい。ルネサンス以来、何度も繰り返しギリシア・ローマの古典を再生する運動が、西洋では繰り返された。人文系と自然科学を問わず、そ...
収録日:2019/05/29
追加日:2019/08/01
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

西洋の考え方の根本はギリシア哲学…西周が気づいたこと

西洋文明の起源から見るグローバル化(2)近代日本と西洋

アジアの文化伝統に浸っていた日本は、ペリーの黒船により西洋と対面する。19世紀半ば、産業革命により先進的な技術を築いた西欧列強と日本の差は大きく、近代化=西洋化を推進することは、日本にとって植民地化されないための...
収録日:2019/05/29
追加日:2019/08/01
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

古典を学び、教養ある人間を目指すことがヨーロッパの理想

西洋文明の起源から見るグローバル化(1)グローバル化

世界のグローバル化は、文化的にはヨーロッパが拡大して、人類全体に拡大する流れといえる。では、当のヨーロッパとは何を指すのか。それは地理的名称というより文化的な概念であり、「ギリシア・ローマの古典+キリスト教」=...
収録日:2019/05/29
追加日:2019/08/01
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

夏目漱石を苦しめた西洋的な「こころ概念」

世界の語り方、日本の語り方(5)〈こころ〉を解き放つ

ことば・からだ・こころの中でも、特に実体を持たない<こころ>の問題はとりわけ厄介だ。近代以降の日本には西洋的な「こころ概念」が輸入され、夏目漱石以降の知識人を苦しめてきた。(2019年2月14日開催日本ビジネス協会JBC...
収録日:2019/02/14
追加日:2019/07/31
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

東洋では西洋と違い、自然の力を重視する

岡倉天心『茶の本』と日本文化(5)自然にゆだねる

『茶の本』第五章は「芸術鑑賞」、第六章は「花」である。ここに共通するテーマは「相手」。芸術や華道において、相手に自分を預けて委ねる大切さとは、どういうことなのだろう。東京女子大学名誉教授の大久保喬樹氏にご案内い...
収録日:2018/05/22
追加日:2018/07/01
大久保喬樹
東京女子大学名誉教授

ニーチェ:超人、ニヒリズム…善悪は弱者の嫉妬心にすぎない

西洋哲学史の10人~哲学入門(10)ニーチェ 超人

ニーチェは牧師の家庭に生まれつつ、キリスト教の価値を全否定した。そこから見いだされた「強いニヒリズム」は、何が「善い」のかを価値付けするのが困難な中で、いかに現実と向き合うかを教えてくれる。こうした「超人」の思...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/06/29
貫成人
専修大学文学部教授

マルクス:下部構造が上部構造を規定する…唯物史観とは?

西洋哲学史の10人~哲学入門(9)マルクス 下部構造が上部構造を規定

マルクスは「下部構造が上部構造を規定する」という表現により、これまでの西洋哲学を根本から転倒させた。全世界の社会主義や共産主義にも影響を与えた彼の考えの中核はどのようなものなのか。専修大学文学部の貫成人氏が論じ...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/06/22
貫成人
専修大学文学部教授

ヘーゲル:弁証法は現代でも実際に使える思考のテクニック

西洋哲学史の10人~哲学入門(8)ヘーゲル 弁証法

伝統的な西洋哲学を完成したとされるヘーゲルは、弁証法という哲学的手法を用いた。この手法は対立する立場を維持しつつ、上位の解を見つけていくというものであり、実際に使える思考のテクニックである。専修大学文学部教授の...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/06/15
貫成人
専修大学文学部教授

カントは西洋哲学史上、最も重要な哲学者の1人

西洋哲学史の10人~哲学入門(7)カント 近代の基礎

西洋哲学史史上、最重要哲学者の1人とされるカントは、その批判哲学においてあらゆる人間の能力の可能性と限界について論じた。専修大学文学部教授の貫成人氏によれば、これらは人の認識やなすべきこと、美しさをめぐって、私た...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/06/08
貫成人
専修大学文学部教授

ルソー:社会契約論、私有財産の否定、一般意志の重視

西洋哲学史の10人~哲学入門(6)ルソー 「自然に還れ」

フランス革命の動乱が始まる直前の18世紀に、ルソーは『社会契約論』を著した。それまでの社会においてベースとなっていた王権神授説に代わる、自由とその制限をめぐる新しい考え方とはいかなるものなのか。専修大学文学部教授...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/06/01
貫成人
専修大学文学部教授

デカルト:「我思うゆえに我あり」に込められた意味

西洋哲学史の10人~哲学入門(5)デカルト「我思うゆえに我あり」

近世の哲学者デカルトは、教会の権威が動揺していった同時代の状況の中で、疑いの余地がない確実なものとは何かを問題にし、その結果「我思うゆえに我あり」というフレーズに帰着する。専修大学文学部教授の貫成人氏は、この発...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/05/25
貫成人
専修大学文学部教授

アウグスティヌス:神は自分の外でなく内にあるという思想

西洋哲学史の10人~哲学入門(4)アウグスティヌス キリスト教の基礎

無味乾燥になりがちな宗教や哲学を、中世の哲学者であるアウグスティヌスは人間味のある文体と赤裸々な心情から論じた。現代キリスト教における教義を確立する中で彼が見いだしたのは、「人間はいかに救われるか」に関するそれ...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/05/18
貫成人
専修大学文学部教授

アリストテレス:理想だけでは空回りする…プラトンとの違い

西洋哲学史の10人~哲学入門(3)アリストテレス 現実の諸要因

あらゆるものに共通する「イデア説」を考えたプラトンの弟子アリストテレスは、師であるプラトンに反目し、独自の議論を企てる。彼の学問は現実世界に根ざしたものだったが、それはいかなるものか。専修大学文学部教授の貫成人...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/05/11
貫成人
専修大学文学部教授

プラトン:イデアとは何か…なぜ目標や理想になるのか

西洋哲学史の10人~哲学入門(2)プラトン イデア説

あらゆる人や物事の本質的理想とは何か。ソクラテスの弟子であったプラトンはそれについて考え抜き、「イデア説」を唱える。その意味と、そうしたプラトンの考えから分かることについて、専修大学文学部教授の貫成人氏が解説す...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/05/04
貫成人
専修大学文学部教授

ソクラテス:「フィロソフィア」の意味を問う最初の哲学者

西洋哲学史の10人~哲学入門(1)ソクラテス 最初の哲学者

昔の人々によって書かれた難解な書物というイメージが先行する、哲学の本当の真髄とは何か。専修大学文学部教授の貫成人氏が西洋の代表的な哲学者10人を取り上げて哲学史について論じるシリーズレクチャー。第1話目は「最初の哲...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/04/27
貫成人
専修大学文学部教授

「中国発の普遍」は成立する見込みがあるのか?

東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(7)質疑応答

中国の儒教復興は体制の擁護・批判のどちらに結び付くのか。「方法」ではなく「本質」を論じるような中国の思想はないのか。すさまじい速度の科学技術発展は、人間道徳に何をもたらすのか。東京大学東洋文化研究所の中島隆博教...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/09/01
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

人権はなぜ普遍化したかーフランソワ・ジュリアンの視点

東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(6)普遍化とはトランスの経験だ

東京大学東洋文化研究所の中島隆博教授は、現在「普遍」を問うとは「普遍化」への努力を意味すると言う。かつての「人権」がそうだったように、最初から普遍的だった価値などない。「中国発の普遍」が問われる中、日本はこの「...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/08/24
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

この世界を安定させる弱い理由があるのでは―ヒューム問題

東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(5)科学の普遍性は「弱い」

東京大学東洋文化研究所の中島隆博教授によると、近代科学によって世界が偶然的なものであることが示されたという。科学は、本来人間などいなくとも世界は持続し続けるという「悪夢」を明るみに出したのだ。ではそのような世界...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/08/19
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

民主主義と科学が近代中国に突きつけた大問題―内聖外王

東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(4)民主主義をどう根付かせるか

中国や東アジアの思想が理想としたのは、有徳の王が政治を支配する「内聖外王」だった。西洋がもたらした民主主義と科学という新たな外王にどう対応するか。これが中国近代の大問題だった。東京大学東洋文化研究所副所長・教授...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/08/17
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

日本以上に「西洋化」した中国で、儒教復興の兆しあり?

東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(3)伝統的「王道」論の再浮上

東京大学東洋文化研究所副所長・教授の中島隆博氏によれば、「中国発の普遍」をめぐる動きの中で、かつて中国思想の中心だった儒教が復興しようとしている。ただしそれはシニカルな復活だ。役に立つのは、伝統的な儒教そのもの...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/08/12
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

現代中国思想が元ネタにした竹内好『方法としてのアジア』

東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(2)中国発「普遍主義」の問題

中国現政権に大きな思想的影響力を持つ趙汀陽氏は、中国発の普遍を「方法としての中国」と論じた。普遍を、その中身でなく主体の形成プロセスとして考えるこの思想には、中国内外からさまざまな批判が寄せられている。東京大学...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/08/10
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

習近平政権が語る世界構想は、西欧社会を超えられるか

東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(1)科学、民主主義、資本主義

今、中国思想で「普遍」が大きなトピックとなっている。有名なのは、習近平政権のスローガンである「中国の夢」だ。しかしそれは、中国ナショナリズムの言い換えではないかという疑念もある。「中国発の普遍」とは何か。そこに...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/08/07
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

過食を改めることが日本経済を救う

クスリのいらない健康法(7)「的外れ」な西洋医学

出血も血栓も、そしてがんも、身体が血の汚れをなんとかしようとして生じる反応だ。それをわざわざ抑えようとするばかりの西洋医学は、的外れなことをしているだけであり、それではいくら医療費を増やしてもがんが減ることはな...
収録日:2015/06/14
追加日:2015/11/02
石原結實
医学博士

若き田辺朔郎の琵琶湖疏水の偉業を支えたのも「愛国心」

本当のことがわかる昭和史《6》人種差別を打破せんと日本人は奮い立った(7)西洋人たちに見下されてたまるか

土木工学者・田辺朔郎は工部大学校(東大工学部の前身)時代、卒業論文で書いた琵琶湖疎水の工事計画が高く評価され、それをもとに琵琶湖から京都まで疎水が引かれたという。当時の学生には、「西洋人たちに見下されてたまるか...
収録日:2015/02/02
追加日:2015/09/14
渡部昇一
上智大学名誉教授

いざ戦うとなれば強烈な敢闘精神を示す気風が西洋にはある

本当のことがわかる昭和史《6》人種差別を打破せんと日本人は奮い立った(1)「卑怯な黄色い人間に負けてたまるか」

自らの誇りをかけて「負けてたまるか」と強烈に思うことは、とてつもなく強い「ガッツ」をもたらすものである。第二次大戦当時のアメリカの軍人に非常なガッツがあったのは、そういう人情の機微ともいうべきものに突き当たるよ...
収録日:2015/02/02
追加日:2015/09/14
渡部昇一
上智大学名誉教授

川は急流、水は澄み切る―日本のリーダーの条件「清明心」

東洋思想を考える~東洋と西洋の融合と日本(2)日本の地理的特性と知的遺産

日本には地理的特性が二つあると語る老荘思想研究者・田口佳史氏。その特性は非常に特異なもので、そこから、世界のどこにもない、日本特有の精神性、文化が生まれている。そして、今も学べる知的遺産もある。そんな独特な日本...
収録日:2014/10/29
追加日:2015/07/09
田口佳史
東洋思想研究家

近代は三つの領域が埋め込まれた状態からの解放が始まり

近代中国哲学と西洋哲学(4)明代の人民主権思想

近代の成立要件となる「民主主義(人民主権)」は、中国哲学において、どのように展開してきたのか。17~18世紀・明代末期の二人の思想家、繆昌期と黄宗羲を取り上げ、近代中国の公共空間論を考える。東京大学東洋文化研究...
収録日:2014/12/19
追加日:2015/07/06
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

佐久間象山いわく「東洋道徳、西洋芸」

東洋思想を考える~東洋と西洋の融合と日本(1)東洋と西洋の知の融合を21世紀の指針に

東洋思想は、この10年で大きな転換点を迎えた。「まるで最後尾から時代のトップランナーに立ったようだ」と、老荘思想研究者の田口佳史氏は振り返る。その実感を企業経営論に活かすための『タオ・マネジメント』(2006年...
収録日:2014/10/29
追加日:2015/07/06
田口佳史
東洋思想研究家

「共感」によって道徳を基礎付けようとした「道徳感情論」

近代中国哲学と西洋哲学(3)18世紀西欧の道徳思想

アダム・スミス、デビッド・ヒューム、イマヌエル・カント。18世紀ヨーロッパの思想家三人を取り上げ、18世紀、近代グローバル化時代に洋の西と東で共有されていた問いを俯瞰する。東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏...
収録日:2014/12/19
追加日:2015/07/02
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

「シンパシー」に規範の根拠を求めた清朝考証学の泰斗

近代中国哲学と西洋哲学(2)清朝考証学・戴震の思想

性善説の「性善」には、味と同じような仕組みがある。清朝考証学の泰斗と呼ばれた戴震はそう主張した。それは一体どのようなことなのか。東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏が洋の東西を渡り歩くシリーズ「近代中国哲学と...
収録日:2014/12/19
追加日:2015/06/29
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

規範をどう考えるかによって王陽明の弟子たちが分裂

近代中国哲学と西洋哲学(1)陽明学左派の思想

王陽明以降の中国思想は、「規範」という難問に直面した。彼らはそれをどのように考えたのか。中国哲学者でありながら西洋哲学にも詳しい東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏が、洋の東西を渡り歩くシリーズ「近代中国哲学...
収録日:2014/12/19
追加日:2015/06/15
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

見えない世界こそがわれわれが本当に見るべき世界

東洋思想の主張~見えないものを見る(1)暗いところが見える「玄人」

老荘思想研究者の田口佳史氏は、大切なものは自分の中にあると考えるのが東洋的思考であり、さらに東洋思想では「見えないものを見る」ということを重視する、と言う。では、「見えないところ」とはどういうところなのか、「見...
収録日:2014/11/12
追加日:2015/07/13
田口佳史
東洋思想研究家

国家利益をいかに普遍化して語るか、それが問題だ

中国の夢~中華から語る「普遍」(2)方法としての中国

「中国の夢」は実際何を意味しているか。ある者は、中国国家の夢に過ぎないという。またある者は、米中間のヘゲモニー闘争の一部だという。さらにある者は、竹内好にならった「近代化」の方法を示すものだという。東京大学東洋...
収録日:2016/01/21
追加日:2016/04/07
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

「正しさ」とは?…古代ギリシャ哲学と現代の根本的な違い

哲学から考える日本の課題~正しさとは何か(2)古代ギリシャの「正しさ」

現代において「正しい」という形容詞は、個々の行為に対して付けられるものだが、古代ギリシャでは、人に付けられるものだった。そのため、成熟した市民は「正しい人」についてのモデルを想定しつつ、それに少しでも近づくよう...
収録日:2019/10/26
追加日:2020/02/24

生誕100年、司馬遼太郎、遠藤周作、池波正太郎の世界に迫る

司馬遼太郎のビジョン~日本の姿とは?(1)1923年生まれの3人の作家

司馬遼太郎生誕100年の今年(2023年)、小学生の頃から愛読者だった片山杜秀氏が司馬文学の魅力と限界、今日への影響を語り尽くす。まず同年生まれの作家として挙げられるのが遠藤周作と池波正太郎。戦前に教育を受け、20代前半...
収録日:2023/03/16
追加日:2023/05/21
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

描かれていない風景が描かれたもの以上のイメージを喚起

東洋思想の主張~見えないものを見る(2)分析主義と名人の包括的直観力のコラボレーション

東洋思想に精通する田口佳史氏によれば、これからの時代に求められるのは、見えないところを見抜いて多くの人に提示できる「玄人」の力だという。田口氏が、日本人が育んできた「見えないものを見る」力を実例を挙げて紹介し、...
収録日:2014/11/12
追加日:2015/07/16
田口佳史
東洋思想研究家

極東の小国が旧超大国・清に挑戦した日清戦争

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(1)

本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

老荘思想は今の時代に人類の指針となる

老荘思想に学ぶ(1)力のメカニズム

老荘思想研究者・田口佳史氏が、今の時代に人類の指針となるような教えとしての老荘思想について語る。日本は明治維新以降、西洋近代思想に、そして特に戦後はアメリカの思想や文化にリードされてきたが、今、人々の目は自国の...
収録日:2016/12/05
追加日:2017/05/08
田口佳史
東洋思想研究家

横井小楠に学ぶ、日本の特性を生かした世界との向き合い方

日本の特性とは何か~「日本的」の本質(7)異文化とどう向き合うか

日本は「安堵感」や「鋭い感性と深い精神性」という素晴らしい特性を持っているが、日本は世界とどうつきあっていくべきか。その方法、考え方を、西欧列強と対峙した激動の幕末・維新期の思想家・横井小楠に学ぶ。シリーズレク...
収録日:2020/01/08
追加日:2020/06/10
田口佳史
東洋思想研究家

今の人が苦しいのは「おまえは何か」を問われているから

伝染病と死生観(6)「わきまえ」があることの大切さ

昔の人はみんな死生観を持っていた。「家族に囲まれて、畳の上で死にたい」「夫婦そろって同じ墓に入る」というのも一つの立派な死生観で、この死生観が、人生の最後で振り返ったときに「まあ、良かったんじゃないか」と思える...
収録日:2020/04/24
追加日:2020/06/19

コロナ禍で感じたのは日本発の「命の思想」を強調する必要性

コロナ禍で問うべき「転換期の在り方」(6)日本は「命の思想」の国

東洋思想の根幹には、「命」というコンセンサスがある。日本には「草木国土悉皆成仏」という言葉があるが、ことごとくみな仏、つまり命のことで、粗略にあつかうことは命を奪うことに等しいと田口氏は説く。道元のいうように、...
収録日:2020/07/22
追加日:2020/07/22

柳田國男『遠野物語』に感銘、折口が説いた「生活の古典」

折口信夫が語った日本文化の核心(4)折口信夫の「戦後のメッセージ」

日本人は明治期に日本が近代化する過程で、自分たちに文化があるのか疑問を持つようになる。そうした中、外国の文化に触れることで日本を自覚する岡倉天心や新渡戸稲造のような青年たちも現れる。一方、日本人の生活を見直すこ...
収録日:2022/09/13
追加日:2023/01/16
上野誠
國學院大學文学部日本文学科 教授(特別専任)

苦悩と葛藤の意義…文明を生み出すには地獄の池の底が要る

人生のロゴス(4)苦悩と葛藤

ダンテの『神曲』に〈地獄には、地獄の名誉がある〉とあるように、西洋はずっと葛藤を続けてきた。この言葉には、「本当の名誉心とは何か」ということが書いている。当時の人間は人間が持つ理想や憧れなどを神と対立する悪いも...
収録日:2023/03/29
追加日:2023/06/16
執行草舟
実業家

小林秀雄をより深く理解するための「近代日本小史」

小林秀雄と吉本隆明―「断絶」を乗り越える(2)なぜ「批評」は昭和初期に登場するのか

日本は明治維新によって西洋近代化へと大きく舵を切るが、それは大きな矛盾を抱えた大改革だった。そして「和魂洋才」という言葉が象徴するように、日本の国体主義と西洋の資本主義を両輪に推し進めた結果、経済は発展していっ...
収録日:2023/04/07
追加日:2023/08/22
浜崎洋介
文芸批評家

白血球を殺してしまう抗がん剤の恐ろしさ

クスリのいらない健康法(1)抗がん剤は死につながる?

2人に1人が「がん」にかかる時代だ。医師・石原結實氏によれば、がん治療で使われる抗がん剤は、身体本来の免疫機能を弱め「肺炎」を引き起こす。すでに肺炎は、日本人の死因第3位である。医学的な知見を平易に解説しながら...
収録日:2015/06/14
追加日:2015/09/21
石原結實
医学博士

炎症は病気を治す一番の特効薬

クスリのいらない健康法(6)病気は血をきれいする生理反応

身体の不調は、全て血の「汚れ」が関係している。ストレスや運動不足、汚染物質は体内に老廃物を溜め、病気を引き起こす。そして血を汚す一番の原因が、食べ過ぎだ。血の「汚れ」は長い時間をかけて蓄積し、やがて動脈硬化や高...
収録日:2015/06/14
追加日:2015/10/26
石原結實
医学博士

「佐久間象山に学ぶ」本を書くときに抱いた日本の危機感

佐久間象山に学ぶ(1)第4次産業革命と危機感

『佐久間象山に学ぶ大転換期の生き方』を著した田口佳史氏が今、抱いているのは「日本はこのままで大丈夫だろうか」という危機感で、内憂外患のなか近代国家の建設を迫られた明治維新の頃と同じような状況に日本は直面している...
収録日:2020/01/24
追加日:2020/03/04

佐藤鉄太郎の7割神話が崩れ、大鑑巨砲主義を考えた日本海軍

戦前日本の「未完のファシズム」と現代(7)海軍の役割

戦前の海軍は、ペリー来航以来、仮想敵国であったアメリカの出方を見ながら、さまざまな戦略を掲げていた。そこで出てきたのが佐藤鉄太郎の7割神話である。しかし、やがて敵の「7割あれば勝てる」というビジョンが揺らいでくる...
収録日:2020/02/26
追加日:2020/07/28
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

「理念によるマネジメント」で運命を切り拓く

真のやる気とは何か(7)真のやる気は「根っこ」から

宿命の「汚い部分」「嫌な部分」に真っ正面から体当たりしないと、自己信頼には至れず、運命も切り拓くことができない。それは「日本の宿命」を考えても同じである。成果主義、企業統治改革、西洋合理主義、はたまた明治時代に...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/08/14
対談 | 執行草舟田村潤

「家制度」に立脚した武士道は「専守防衛」の哲学である

「葉隠武士道」を生きる(1)武士道に生きるとは?

執行草舟が「葉隠武士道」に立脚した生き方の真髄について語る。「武士道」について論じると「道徳」と誤解されることが多いが、これは大きな間違いだと執行草舟は説く。執行草舟にとっての「武士道」とは『葉隠』に尽きるが、...
収録日:2021/04/08
追加日:2021/07/09
執行草舟
実業家

なぜリベラルアーツが、ビジネスの成功に必要不可欠なのか

営業から考える企業戦略(6)「大義」と「野性の精神」

激動の現代にあって、日本企業はどのように乗り切っていくべきか。それにはやはり、「自分たちの会社は、こんなものではない、もっと高みに行くのだ」と挑戦する「勇気」が必要だと田村氏は言う。そして、そのような「大義」を...
収録日:2020/09/25
追加日:2021/08/16
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

禅はジョブズの哲学にどのような影響を与えたのか

スティーブ・ジョブズの成功哲学(9)なぜ「禅」に魅せられたのか

スティーブ・ジョブズが若い時から東洋の思想に強く影響を受けていたことはよく知られている。ジョブズはどのようにして禅に出会い、それは製品にどのような影響を与えたのか。ジョブズの死生観や時間の感覚などから、ジョブズ...
収録日:2022/03/15
追加日:2022/06/18
桑原晃弥
経済・経営ジャーナリスト

『「NO」と言える日本』と「英米本位の平和主義を排す」と

石原慎太郎と三島由紀夫と近衛文麿(7)石原慎太郎と近衛文麿の政治手法

政治家としての石原慎太郎を見る際に比較したいのが近衛文麿である。近衛は第一次大戦後の平和に向けた国際情勢の中で、日本がつねに英米の劣後に置かれることを危惧し続けた。石原慎太郎もまた、第二次大戦後に日本がつねにア...
収録日:2022/03/18
追加日:2022/07/20
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

AIはヒット商品を予測できるか…人間の真の創造性とは?

ChatGPT~AIと人間の未来(4)AIは未来を読めるか

AIはヒット商品を予測できるのだろうか。これは論争的な問いだが、ヒット作品に一定の傾向はあるだろうから、「そこそこのもの」はできる可能性がある。だが、AIに丸投げしてしまったら、人間の芸術は破壊されてしまうのではな...
収録日:2023/03/15
追加日:2023/06/08
西垣通
東京大学名誉教授

福沢諭吉ら第一世代の慧眼と夏目漱石ら揺れる世代の対比

哲学の役割と近代日本の挑戦(3)明治の哲学とペリクレスの民主政

幕末・明治初期の日本人が慧眼だったのは、初めて遭遇した西洋を知るため、福沢諭吉や岡倉天心をはじめ第一世代といわれる彼らが恥じらいなく西洋へ飛び出し、また西洋から入ってきた新しい学問を一斉に勉強したことだ。一方、...
収録日:2023/07/28
追加日:2023/10/14
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

ヨーロッパ哲学の伝統はプラトン哲学の脚注だ

プラトンの哲学を読む(1)対話篇という形式の哲学

古代ギリシャのアテナイに生まれたプラトン。彼の哲学が分からなければ、現代の西洋、東洋、さらには日本の哲学や自然科学は根本的には理解できない。そういえるほど、プラトンは重要な哲学者である。そのプラトンの哲学につい...
収録日:2018/07/11
追加日:2018/10/01
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

人間は、生存に満足したら、それで終わりである

人間的魅力とは何か(5)渇望する魂に叫べ

ダグラス・マレーというイギリスのジャーナリストが書いた『西洋の自死』という本には、「人間から渇望感がなくなったから、経済や世界がダメになった」ということが書いてある。本当に素晴らしいものになろうと思ってもなれず...
収録日:2019/04/05
追加日:2019/06/21

ものをうまく育てるためには「果断」しないといけない

コロナ禍で問うべき「転換期の在り方」(7)日本人としての生き方を見つめ直す

コロナショックに見舞われたわれわれは、社会の中で重要なものを再度見定めて、毎日の暮らしを意識しながら生きていく必要がある。そこで重要なのは、西洋と東洋の違いを認識し、日本を通り越して世界のために生きることを人生...
収録日:2020/05/21
追加日:2020/07/29

貪り取る相手に従うのは、自分に「卑しい心」があるからだ

「葉隠武士道」を生きる(4)一番尊い命を、何に捧げるか

明治の初めには、日本でも『西国立志編』(スマイルズの『自助論』)や、福澤諭吉の『学問のすゝめ』が流行った。当時の日本人には「全部自分でやっていく」という気概があったのだ。そして、それは西洋も同じであった。しかし...
収録日:2021/04/08
追加日:2021/07/30
執行草舟
実業家

現代の生き方のモデルをつくった古代ギリシアと哲学の強み

哲学の役割と近代日本の挑戦(2)哲学はパターンと論理に強い

人間の歴史には、規模や風土の違いこそあれ、定型のパターンがある。複雑で流動する現実からある種の型を読み取るということだが、哲学の強みはそこにある。そのためには物事を抽象化して考える必要があり、そこで重要なのはア...
収録日:2023/07/28
追加日:2023/10/07
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

暗黙知と形式知…「使命感や恩」で心を燃やすのが日本の道

日本企業の病巣を斬る(5)暗黙知と形式知

欧米の企業と日本の企業の違いは、欧米が数値目標を求めるのに対し、日本はお客さんに喜んでもらうことに主眼を置く。これは野中郁次郎の言うところによれば、日本は「暗黙知」であり、一方、欧米の理論は「形式知」である。「...
収録日:2023/10/18
追加日:2023/12/29
対談 | 執行草舟田村潤

創造的経営の核心…「個人の信念」を真実として正当化する

日本企業の病巣を斬る(7)信念と創造的経営

理想や使命へ向かうと「自分がこうやりたい」というものが出てくる。それぞれに正解を見つけていくしかないから、おのずと自分の持ち味が発揮されるようになる。ところが、現在の日本の企業社会では会議ばかりを重んじるあまり...
収録日:2023/10/18
追加日:2024/01/12
対談 | 執行草舟田村潤

戦後ダメになったのは日本だけでない、欧米はより堕落した

価値と人間(5)欧米社会の堕落

現代の政治・社会を動かしている民主主義の考え方は、全面的にダメなのではない。しかし、下が上を選ぶ現在の選挙制度がある限り、多数派にしか正義はない。そうなると、エリートが生まれなくなるから、やがて国が滅びてしまう...
収録日:2024/01/31
追加日:2024/04/26

「一匹と九十九匹と」…政治と文学の関係を問うた福田恆存

福田恒存とオルテガ、ロレンス~現代と幸福(4)福田恆存とは誰か?

福田恆存とはいったい誰なのか。消費社会化した日本の「大衆化」の問題を指摘し、また大きな業績の1つとして『シェイクスピア全集』を全て翻訳した福田恆存の思想に迫る前段として、彼の生涯、その人物像を確認しておきたい。下...
収録日:2024/05/10
追加日:2024/07/07
浜崎洋介
文芸批評家

アジア在住の中国人は4千万人もいるのに日本人は40万人

日本企業のグローバル化を考える

最近、日本企業のグローバル化がホットなイシューになっている。重要なポイントは、日本人、日本文化がどうグローバル化していくのかであると語る大上二三雄氏。日本の社会文化がどのように形成されてきたのか、そのプロセスを...
収録日:2014/06/11
追加日:2014/07/24
大上二三雄
MICG代表取締役

「陰陽論」の真の意味…大切なのは二者択一ではなく両立

「陰陽論」は仕事の役に立つ!

東洋思想の可能性と21世紀のビジネスを考える上で、「陰陽論」は大切な軸になると田口佳史氏は言う。陰と陽を対立する存在とみる近代西洋思想から、相補う存在とする東洋思想へ、世界の見方が急激に変化しているからだ。陰と...
収録日:2014/11/12
追加日:2015/07/23
田口佳史
東洋思想研究家

光緒帝の皇后とその前で跪いた太った老人が泣いていた

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(2)

本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授