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「志」の検索結果

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「和歌」と「宣命」でたどる奈良時代の日本語とその変遷

文明語としての日本語の登場(1)古代日本語の復元

日本語の発音は、漢字到来以来一千年の歴史を通してどう変わってきたのか。また、なぜ日本語は「文明語」として世界に名だたる存在といえるのか。二つの疑問を解き明かす日本語学者として釘貫亨氏をお招きした。1回目は古代日本...
収録日:2023/12/01
追加日:2024/03/08
釘貫亨
名古屋大学名誉教授

議論で和を実現せよ、怒りと執着を捨て凡夫の自覚を持て

聖徳太子「十七条憲法」を読む(5)条文を読む…和と議論

「議論によって和を実現する」――これは、十七条憲法の条文の中で最も多くかつ非常に重要なこととして第一条、第十条、第十五条、第十七条に記されている内容である。議論を尽くすことにより自ずと立ち上がる道理。また、その前...
収録日:2023/08/24
追加日:2024/01/04
賴住光子
駒澤大学仏教学部 教授

西郷隆盛、ガリレオ…偉人伝が教えてくれた人間のモデル

哲学の役割と近代日本の挑戦(6)歴史を動かす人物と歴史の見方

戦前はとても国際的で、三木清や九鬼周造がドイツに留学し、当時の最先端の哲学を現地で学ぶなど、世界的にも哲学に切磋琢磨した時代だった。その時代についてもちゃんと覚えておくべきだし、さらにいえば、そうした時代に歴史...
収録日:2023/07/28
追加日:2023/11/04
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

価値創造において重要なのは未来から現在を見るという視点

知識創造戦略論~暗黙知から形式知へ(1)イノベーションと価値創造

イノベーションを起こすためには、知識の創造が必要である。しかし、知識はどのようにしてつくり出すことができるのだろうか。暗黙知と形式知に知識が整理された上で、それが4つの過程を経てつくられていくことが議論されるシリ...
収録日:2018/11/24
追加日:2019/08/22
遠山亮子
中央大学 大学院 戦略経営研究科 教授

イノベーターシップ強化に必要な「2つのリスキリング」

人生100年時代の「ライフシフト概論」(7)再活性化へ向けてのリスキリング〈下〉

ライフシフトの時代、さまざまな経験を重ねてきたミドルシニアに学んでほしいのは、「自分には社会を変える力がある」と感じて、それを実現していくための「イノベーターシップ」である。特に現在急務である「デジタルリスキリ...
収録日:2022/06/15
追加日:2022/10/22
徳岡晃一郎
株式会社ライフシフト 代表取締役会長CEO

たたき上げの英雄である劉備と優れた外交力持つ諸葛亮

「三国志」の世界とその魅力(5)漢室復興

現在の中国には、「三義廟」「三顧堂」「成都武侯祠」と、劉備や諸葛亮にまつわる歴史遺跡が多く残されている。真偽はともあれ、『三国志演義』によって、いかに劉備・関羽・張飛が愛され、諸葛亮が慕われているかを示すものだ...
収録日:2017/11/10
追加日:2018/03/01
渡邉義浩
早稲田大学常任理事・文学学術院教授

戦国時代の兵の動員とは?…無視できない農民の事情

戦国合戦の真実(1)兵の動員はこうして行なわれた

戦国時代といえば、名だたる武将たちの勇敢な戦い振りに目が行きがちだが、実際の合戦は田植え、稲刈りの時期は避ける、無闇に殺傷しないなど、田を耕す農民たちに配慮した方法が採用されていたという。1回目の今回は、上杉謙...
収録日:2019/11/06
追加日:2019/12/29

自民党結党に大きく関与し、自民党政務調査会の制度も構築

福田赳夫と日本の戦後政治(3)政策通としての役割と岸政権誕生後の躍進

1952年の衆議院議員総選挙に当選し、政治家人生をスタートさせた福田赳夫。1955年にできた自民党では「政策通」として重要な役割を果たしていく。その一つが政務調査会(政調会)の制度を構築したことだ。その動きの中で一番真...
収録日:2022/09/29
追加日:2023/05/26
井上正也
慶應義塾大学法学部教授

渋沢栄一の曾孫が明かす「日本資本主義の父」の真実

曾孫が語る渋沢栄一の真実(1)ゆかりの地で聞く「奇跡の10年間」

2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公は、2024年から流通が始まる新一万円札の顔としても注目されている渋沢栄一。栄一は生涯に数百もの企業を設立・育成する一方、社会公共事業に数多く関わっている。本シリーズ講義では...
収録日:2020/10/14
追加日:2021/02/01
渋沢雅英
渋沢栄一曾孫

松下幸之助が「勉強よりも掃除」と言った理由

松下幸之助の人づくり

志ネットワーク代表、「青年塾」主宰者として、日本の若者の志を育てる人間教育を生涯のテーマとする上甲晃氏。その教育の実践には、隅々に至るまで松下幸之助氏の言葉、そしてその言葉を受けて上甲氏が考え実行してきたことが...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/06
上甲晃
志ネットワーク代表

俳優でもやるのかと思われるほど笑い方を磨け

松下幸之助の人づくり≪1≫真のリーダーとは(5)あんた、姿見持っとるか―運と愛敬

松下幸之助は、リーダーの条件として、「運と愛敬」のある人、と語っている。松下政経塾入塾の際の選考基準も、実はこの「運と愛敬」であり、幸之助は面接の際に「君は、運と愛敬があるか?」と志願者に尋ね、「ある」と答えた...
収録日:2015/06/17
追加日:2015/11/23
松下幸之助
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者

徳政、御成敗式目の制定…北条泰時が成し遂げたこととは何か

源氏将軍断絶と承久の乱(12)新たな朝幕関係と北条泰時政権

承久の乱は、朝廷と幕府の関係にとって劇的な転換点であった。朝敵と名指しされつつも戦いに勝利した北条義時は、乱の3年後で急死。息子の泰時が三代執権を引き継ぐ。徳政に徹した泰時は権力を独占せず、評定衆による合議制を取...
収録日:2022/07/13
追加日:2022/11/27
坂井孝一
創価大学文学部教授

『古代中国の24時間』英雄だけでなく無名の民に注目!

古代中国の「日常史」(1)日常史研究とは何か

古代中国といえば、三国志のような興亡史や、その中心で活躍した武将の名前が連想されることが多いだろう。しかし、激しい戦乱の陰には一般市民の変わらない生活があった。様々な史料を手がかりに名もなき人々の生活実態を調査...
収録日:2022/09/09
追加日:2023/02/05
柿沼陽平
早稲田大学文学学術院教授

ヘルスケア産業で「稼ぐ」ことの重要性

医療とビジネスの健全な関係(6)ビジネススクールの役割

ヘルスケア分野では「稼ぐ、もうかる」ということはあまり語られてこなかったが、国の予算で医療費がカバーできない状況が迫っている今、きちんとしたビジネスモデルを持ってヘルスケアを考えるのは必須のことなのだ。シリーズ...
収録日:2018/08/31
追加日:2019/01/09
真野俊樹
中央大学大学院戦略経営研究科 教授

2021年度入試からスタートする大学入学者選抜改革とは

教育改革で何が変わるのか~2020年改革の解説(4)大学入学者選抜の改革

大学入学者選抜改革では、新しく提示された「学力の3要素」をいかに評価するかがポイントとなっている。重要なのは、現時点で生徒・学生が受け身になっている学びの姿勢を、主体的・能動的なものに変えていくために、適切な選抜...
収録日:2019/10/28
追加日:2019/12/20
小林浩
リクルート進学総研所長・カレッジマネジメント編集長

昔は人材を「みんなでちゃんと」育てようとする社会だった

教育論~歴史の中のエリートたち(3)個人の力量と社会の土壌

 齋藤健氏の教育論の最終回は、原敬と山縣有朋に始まり、幕末の志士を経て徳川家康とアウグストゥスへ。歴史を知り、自分の頭で考えれば、対話はここまで広がる! 尽きることのないプロセスの中にこそ、明日の教育へのヒント...
収録日:2014/02/18
追加日:2014/06/05
齋藤健
衆議院議員 経済産業大臣

刀匠になるには5年間の修行が必要

刀匠・松田次泰に聞く―私の刀工修行(1)刀鍛冶を志す

40年間刀鍛冶として本物の刀づくりを追求してきた刀匠・松田次泰氏だが、そもそもなぜ刀鍛冶になったのか。若い頃を振り返りながら、刀づくりへの想いとその苦労、そして若者たちへ日本の伝統工芸を伝承していくことについて語...
収録日:2017/03/22
追加日:2017/12/09

西田幾多郎の思想を求め京大哲学科に集まった弟子たち

過去から未来へ、京都学派の役割(1)京都学派とは

京都には「哲学の道」がある。銀閣寺から若王子橋へ疎水に沿う小道で、西田幾多郎や田辺元らが散策したのが名の由来だ。西田門下に集まった京都学派の中枢をなした髙坂正顕氏の三男であり、戦後の国際政治学者・髙坂正堯氏を兄...
収録日:2014/07/18
追加日:2014/09/01
髙坂節三
公益財団法人 日本漢字能力検定協会 顧問

飲食店のサービス品質・生産性向上のカギは「従業員満足」

「食・食サービス」から考える従業員満足と生産性

飲食のサービス産業における生産性を向上させるためには、従業員満足を高める職場や仕事のしくみが大事であると、立命館大学食マネジメント学部准教授の野中朋美氏は論じる。従業員に満足感をもたらす動機づけ要因には達成感や...
収録日:2018/04/27
追加日:2018/10/08
野中朋美
早稲田大学 創造理工学部経営システム工学科 教授

戦争体験を語り継ぐ東京大空襲の資料館

東京大空襲と私(3)東京大空襲・戦災資料センター設立

戦後70年以上たった現在、戦争の記憶を「知らない世代」へ継承していく手法が注目されている。1945年3月10日の東京大空襲以来、その体験の共有を生涯にわたって追求してきた東京大空襲・戦災資料センター館長で作家の早乙女勝元...
収録日:2018/03/26
追加日:2018/08/01
早乙女勝元
元東京大空襲・戦災資料センター名誉館長

遠藤謹助―造幣局をつくった「造幣の父」

技術と民生から見た明治維新(1)遠藤謹助

明治維新と言えば、ともすると政治家や外交官、軍人に焦点が当たりがちだが、技術や科学の面でも多大に貢献した人々がいる。本編シリーズ第1話では、かの「長州ファイブ」の一人であり、「造幣の父」と言われる遠藤謹助にスポッ...
収録日:2014/02/05
追加日:2014/02/24
山内昌之
東京大学名誉教授

浅沼稲次郎暗殺事件が政治を意識した一番の源流

Q.なぜ政治家を志したのか

政治家を目指す過程における契機や志の変遷について、野田佳彦が語る。
収録日:2013/11/06
追加日:2014/03/06
野田佳彦
衆議院議員

山尾庸三―工部大学校を設立した「工学の父」

技術と民生から見た明治維新(2)山尾庸三

本編シリーズ講話第2回は、「工学の父」、山尾庸三。現在の東京大学工学部である工部大学校を設立し、近代国家の土台を技術で支える人材を輩出した教育者。明治の文明開化を「生きた機械」として助力した男は、もともと「尊王...
収録日:2014/02/12
追加日:2014/03/06
山内昌之
東京大学名誉教授

井上勝―日本の「鉄道の父」と呼ばれた男

技術と民生から見た明治維新(3)井上勝

本編シリーズ講話第3回、「長州ファイブ」のアンカーは「鉄道の父」、井上勝。世界に冠たる日本の鉄道技術と安全安心への信頼は、彼なくしてあり得なかった。関係者には親しまれ、政界には多くの敵を作った「おさる」の鉄道一...
収録日:2014/02/12
追加日:2014/03/13
山内昌之
東京大学名誉教授

北垣国道―京都の水利に尽力した「琵琶湖疏水の父」

技術と民生から見た明治維新(4)北垣国道

本編シリーズ講話第4回は、琵琶湖疏水の父・北垣国道。いまで言えば新幹線や青函トンネルの開通にも比すべき琵琶湖疏水の大事業を成し遂げ、その後も北海道の民生の長期的な安定と繁栄のために尽力した彼の功績を振り返る。
収録日:2014/02/26
追加日:2014/03/20
山内昌之
東京大学名誉教授

医療改革の提案―情報公開、自由診療、民間保険の開放

岩盤既得権・規制分野の成長可能性(3)医療

かつて日本は、世界一医療費の低い優秀な医療国だった。しかし高齢化や技術の高度化などにより、数多くの問題を抱えることとなった日本の医療。改革のためには何をすべきか。具体的な問題点を挙げながら、方策を講じていきたい...
収録日:2014/01/14
追加日:2014/03/20
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「消費増税が景気を冷やす」という見方は正しいのか?

消費増税、ここがポイント~景気は失速するのか~

2014年4月より消費税率が5パーセントから8パーセントになる。景気失速の引き金と反対する専門家も多いなか、安倍首相の決断はいかになされたか。消費税が日本の将来に役立つ理由と、引き上げの意味を、伊藤元重氏が世界...
収録日:2014/03/14
追加日:2014/03/27
伊藤元重
東京大学名誉教授

田辺朔郎―北垣国道と土木事業の前線を担った「水運の父」

技術と民生から見た明治維新(5)田辺朔郎

本編シリーズ講話第5回は、北垣国道とともに京都や北海道で数々の土木事業に取り組んだ田辺朔郎。その仕事に見る明治の先人たちの発想の豊かさ、教養とセンス、志の深さに触れつつ、現代日本の繁栄がこの努力に根差しているこ...
収録日:2014/02/26
追加日:2014/03/27
山内昌之
東京大学名誉教授

毎朝街頭に立ち続ける―政治家への道は徒手空拳のスタート

Q.野田政治の原点となった県議時代について聞かせてください

県議初当選や農作物輸入自由化の反対決議案にただ一人反対した際のエピソードを交え、その後の野田政治の原点となった千葉県議時代について振り返る。
収録日:2013/11/06
追加日:2014/03/27
野田佳彦
衆議院議員

一番大事な構造改革は将来志向の人材を育成する教育改革

いまアメリカが日本に問う(4)日本が歩むべき道

少子高齢化問題は解決策がなく、思い切った移民政策も打ち出せない状況下、日本が今後生き残っていくためには、どのような道を歩むべきなのか。カーティス氏が語る。
収録日:2014/03/06
追加日:2014/04/03

若者に「分かった!」という経験を持たせることが重要

志のある学生を育てるために

かつての途上国日本は、先進国という目指すべき明確なモデルを持っていたが、今や、日本社会は自らがビジョンを作り、志を持たなければならなくなっている。こうした社会で若者が志を持つためには、どうするべきなのか?
収録日:2008/05/21
追加日:2014/03/31
小宮山宏
東京大学第28代総長

今の選挙制度では当選後に教養を身につけることは難しい

良質なリーダーをどう育てるか(2)教養と選挙制度と改革

 良質なリーダーを育成するための課題として鍵となるのが、教養と選挙制度と改革である。選挙制度が教養にどう影響を与えているか。また、改革を進める上で何が障害となっているのか。齋藤健氏が日本の選挙制度と改革実行に向...
収録日:2014/02/18
追加日:2014/05/29
齋藤健
衆議院議員 経済産業大臣

政治家として本当に役に立った発想や気構えは時代小説から

Q.池波正太郎や山本周五郎、藤沢周平になぜ影響を受けたのか

池波正太郎や山本周五郎、藤沢周平など、時代小説が政治家としてどう役立ったのか。その影響について、野田佳彦氏が語る。
収録日:2013/11/06
追加日:2014/06/05
野田佳彦
衆議院議員

明治の元勲は責任を持って任せたけれど逸脱はさせなかった

敗戦から学ぶ戦前のリーダーシップ(1)明治の指導者

時代とともに世の中が複雑になり、戦争に影響を与えることになったリーダーリップの変質。敗戦から何を学ぶべきか。明治から昭和の時代を駆け抜けた先人たちの話を紹介しながら、明治の指導者、エリートについて齋藤健氏が語っ...
収録日:2014/02/18
追加日:2014/06/12
齋藤健
衆議院議員 経済産業大臣

新しい「宮大工システム」を構築すべき?

日本企業のグローバル戦略~外資系企業との比較(5)日本企業の課題と解決策

これまでに語ってきたソニー、富士通、ファナック、デュポンなどの具体例を踏まえて、「宮大工システム」「知足安分」などのキーワードを縦横に使い、大上二三雄氏が平均的な日本企業が現在抱える課題とその解決策を分析する。
収録日:2014/04/24
追加日:2014/06/19
大上二三雄
MICG代表取締役

秀才や英才と言われる人はとてつもない努力をした人

努力の積み重ねこそが勝利への道

その道で突出した人は皆、大変な努力の積み重ねをしている。たゆまない努力が勝利に通じる。限界を設けず、意志と決断力と行動力をもって努力を積み重ねるべき。
収録日:2013/12/03
追加日:2014/07/03
大竹美喜
アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)日本支社創立者

ハーバードで学んだ政治学理論を実践すべく知事選出馬

人生の可能性~学者知事が語る(2)ハーバードから熊本県知事へ

大学卒業まで農学一筋だった蒲島郁夫氏が、政治学専攻へと28歳で下した決断は、その後の人生を大きく変えていく。家族を支えるプレッシャーと大きな夢を両手に邁進する蒲島青年。さらに学者から政治家への転機はいかに訪れた...
収録日:2014/05/16
追加日:2014/07/03
蒲島郁夫
元熊本県知事

「方法」と「人物」から中東国際関係史を理解する

『中東国際関係史研究』を読み解く(1)本書の目指した二つの目的

山内昌之氏の近著『中東国際関係史研究』が話題になっている。2段組み800ページを超える重厚な学術書であるにもかかわらず、半年で4刷を重ねる異例の早さだ。40年来の研究の結実成果をいかに読むべきか。著者自身が、3...
収録日:2014/06/18
追加日:2014/07/03
山内昌之
東京大学名誉教授

書物こそ永遠に尽きることのない知恵を与えてくれる友

読書とは何か(1)私たちは本から何を得るべきなのか

ものを考えるとき、私たちは書物に頼ることがある。いったい読書とは何か。読書が私たちに何を与えてくれるのか。この命題について、中東の逸話から江戸時代の文筆家まで、古典的な書物の中で語られた言葉を引用しながら、迫っ...
収録日:2014/04/09
追加日:2014/07/03
山内昌之
東京大学名誉教授

格差拡大に歯止めがかかっているのは社会保障があるから

社会保障と税の一体改革(2)2段階目の消費税引き上げと格差問題

「社会保障と税の一体改革」に関する野田佳彦前総理の講演の後編。「社会保障と税の一体改革」にとって最大の意味を持つ2段階目の消費税引き上げ。来年10月に控え、年内の決断を迫られる安倍政権に対して、野田氏がその想い...
収録日:2014/06/07
追加日:2014/07/10
野田佳彦
衆議院議員

幼少期から四書五経を読み、12歳で『自教鑑』を著す

読書とは何か(3)人生修行の素材としての読書

読書が私たちにもたらす意味や影響は、江戸時代も現代もさして変わらない。江戸時代の偉大な為政者である松平定信と、教育者・吉田松陰それぞれの読書観をエピソードを交えて紹介しつつ、読書という行為がもつ意義や楽しさにつ...
収録日:2014/04/09
追加日:2014/07/25
山内昌之
東京大学名誉教授

六日戦争で聖地「嘆きの壁」を回復したユダヤ民族

近代イスラエルの誕生:その苦闘の背景(2)

近代イスラエル史の後編では、建国以後の状況に触れる。欧州列強に翻弄されたユダヤ人がイスラエルを建国したのは1948年5月14日。しかし、国をつくればそれで安泰というわけではない。納得しない周辺諸国との度重なる紛...
収録日:2013/10/04
追加日:2014/07/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ギリシア語を学ばなくてもホメロスが読める素晴らしさ

読書とは何か(4)現代の日本語で気軽に「古典」を読む

休日には、平素の考えを見直し、深め、反省して次に生かしたいと考える人が多いだろう。そのための手段こそ「古典」だと山内昌之氏は言う。古典に接して開かれる世界の広さと豊かさ、その全てを自国語で読める喜び。当たり前に...
収録日:2014/04/23
追加日:2014/08/01
山内昌之
東京大学名誉教授

安倍首相が憲法改正に動き出した理由

「積極的平和主義」とは何か(2)憲法改正と集団的自衛権

積極的平和主義を掲げる安倍首相にとって、憲法改正はある意味で悲願のようなものだった。憲法改正に動き出した理由、自衛権の本来的意味、内閣法制局による奇妙な集団的自衛権の解釈などの解説を通して、島田晴雄氏が日本人の...
収録日:2014/07/08
追加日:2014/10/01
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

54歳、裸一貫の男に突き刺さった三浦綾子氏の言葉

人生の転機~本気で「志」に生きる(1)松下電器退職と“心の背骨”

松下政経塾で14年にわたって人を育て、塾頭、常務理事等を歴任した上甲晃氏。現在は、自身が主宰する「志ネットワーク 青年塾」で、社会に資する若者の育成に注力している。54歳にして松下電器を退職し、裸一貫で起業を決意...
収録日:2014/07/17
追加日:2014/10/16
上甲晃
志ネットワーク代表

人生の大きな転機になった伝記作家の言葉

人生の転機~本気で「志」に生きる(2)日本の若者の“志力回復”を人生のテーマに

もし、あなたが人生をよりよくしたい、自分を変えたいと思っているなら、「人生のテーマ」を持つことだ。「仕事のテーマ」は転職すれば変わる。退職すれば消える。生涯かけて追求する人生のテーマが志を支え、人生を根本から変...
収録日:2014/07/31
追加日:2014/10/23
上甲晃
志ネットワーク代表

縁と偶然! 指導教官と真面目な黒沢君とのエピソード

研究者を志したきっかけ

「人生はアクシデンタリーに決まるものだ」と言う小宮山宏氏。 化学工学を研究する道に進んだが、そこにはいくつかの偶然が重なっていた。果たしてその偶然とは? 一般のメディアではなかなか触れることができない、小宮山氏の...
収録日:2014/07/15
追加日:2014/10/23
小宮山宏
東京大学第28代総長

学歴なんか関係ない! 高い志を抱くためのNGワード

松下幸之助と上甲晃の人づくり(1)人間力を高める

上甲晃氏は、自らの青年塾で、松下幸之助氏が目指した教育を実践している。松下氏、上甲氏が最も大事だと考えているのは“人間力”だ。それはなぜか。松下氏のエピソードを交えながら上甲氏が語る。(前編)
収録日:2014/07/31
追加日:2014/10/30
上甲晃
志ネットワーク代表

厳しい時代にも生き残れるのは、底力のある人

松下幸之助と上甲晃の人づくり(2)志と底力

松下幸之助氏、そして上甲晃氏が重視する“人間力”とは、“志”や“底力”だと上甲氏は言う。では、志、底力とは何なのか。豊富な具体例をもとに上甲氏が分かりやすく解説する。(後編)
収録日:2014/07/31
追加日:2014/11/06
上甲晃
志ネットワーク代表

安倍政権下で国家安全保障戦略に56年ぶりに変化が!

わが国の安全保障の構造(1)その源流から下流まで

前・海上自衛隊佐世保地方総監である吉田正紀氏は、日本の安全保障の構造を川の流れに例え、今、その川の流れは長らく変化し得なかった源流から全体に向けて、大きく変容しつつあると言う。39年間、自衛隊という下流の現場から...
収録日:2014/08/01
追加日:2014/12/01
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

これからの時代をつくるのは、間違いなく「楽観主義」な人

楽観は強い意志であり、悲観は人間の本性である

人間が悲観的になるのは、ある意味で非常に自然なことである。しかし、新しい世の中をつくるためには、まず楽観的であることが重要である。「楽観主義者の未来予測」にも通じる小宮山宏氏が見据える21世紀後半のエネルギーの状...
収録日:2014/12/18
追加日:2015/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

西郷隆盛や大久保利通など諸藩も優秀な人材育成を始動

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(01)世界史の中の幕末

日本の近代は、「黒船来航」を契機に動き出した。しかし、それは突発的な事件ではなく、起こるべくして起こった歴史の必然だったのだ。幕末の日本と世界の歴史的状況を結んで語る歴史学者・山内昌之氏の幕末長州に関するシリー...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/01/04
山内昌之
東京大学名誉教授

村田清風が変えた長州藩の安全保障の意識

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(2)村田清風と長州藩の国防意識

黒船来航からさかのぼることおよそ20年、長州藩では村田清風による藩政改革が行われていた。改革は、外国からの脅威に対し国防を強化するものだった。なぜ長州藩にはその必要があったのか。幕末の長州藩に大きな影響を与えた...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/01/09
山内昌之
東京大学名誉教授

これからの主役は若者と女性。その理由とは?

デュポンから見た世界と日本(4)長期的なオンリーワン戦略で飛躍する日本企業

今後10年、20年を見据えたとき、日本企業は一体何を目指すべきなのか?強いビジネスを実現するための戦略と、そこでキーパーソンとなる新たな人材像とは。デュポン株式会社代表取締役社長・田中能之氏に聞いた。(全4話中...
収録日:2014/09/10
追加日:2015/01/15
田中能之
元デュポン株式会社取締役会長

長州藩の財政的基盤を支えた「防長三白」

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(03)“実質”百万石、成功の要因

関ケ原の戦いで120万石から37万石に減封された長州藩が、天保の改革後、実質的に加賀の前田家に匹敵する大藩になっていたという。このことが、明治維新を理解する上で大事な点だと山内昌之氏は指摘する。鍵となるのは「防...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/01/19
山内昌之
東京大学名誉教授

イスラム国掃討には2つの世界大戦より時間がかかる

イスラム国とクルド独立(1)イスラム国と世界のジレンマ

2014年は、イスラム国成立の年として歴史に刻まれるだろう。「それ以前の中東に戻ることは考えづらい」と歴史学者の山内昌之氏は言う。2015年、第二次世界大戦敗戦から70年を迎える日本は、イスラム国をどう見るべき...
収録日:2014/12/12
追加日:2015/01/21
山内昌之
東京大学名誉教授

クルド人とイスラム国(ISIL)…対立の経過と意味

イスラム国とクルド独立(2)イスラム国vsクルド~中東の新たな対決構図

イラクとシリアで戦闘を繰り広げるイスラム国によって国際的な表舞台に登場したのが「クルド問題」だ。トルコ、シリア、イラク、イランに四散して虐げられ反目し合ってきたクルド人は、厳しい戦いを通じて自らの存在と勢力を世...
収録日:2014/12/12
追加日:2015/01/22
山内昌之
東京大学名誉教授

イスラム国がもたらしたクルド独立国家への道

イスラム国とクルド独立(3)イスラム国がもたらしたクルド独立国家への道

中東におけるイスラム国とクルド民族の対決は思わざる波及効果を引き起こしていると、山内昌之氏は見る。それは、クルド人の反目を解消させ、イラク軍の腐敗を露呈させ、欧米を中心とする国際世論を揺るがす勢いとなっている。...
収録日:2014/12/12
追加日:2015/01/23
山内昌之
東京大学名誉教授

長州藩と薩摩藩、越前藩の間にあった決定的な違いとは?

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(04)幕府とラジカルな長州藩

なぜ長州藩は強大な力を蓄えることができたのか。その背景を考える上で大事な視点がある。それは、幕府との関係性である。本編では、薩摩藩、越前藩との決定的な違いから長州藩が幕末に雄藩となった背景を読み解く。(シリーズ...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/01/25
山内昌之
東京大学名誉教授

吉田松陰の叔父・玉木文之進…松下村塾の創始者の実像とは

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(5)叔父・玉木文之進の教育

「松下村塾」は、吉田松陰の名で知られるが、実は松陰の叔父・玉木文之進が立ち上げた私塾であった。文之進はなぜ松下村塾を立ち上げたのか。そして、悲劇といわれるその最期にはどのようないきさつがあったのか。歴史学者・山...
収録日:2014/12/15
追加日:2015/02/01
山内昌之
東京大学名誉教授

尖閣諸島問題で海上自衛隊が取っている対応とは?

安全保障最前線(3)中国の活発な海洋進出への対応(前編)

前海上自衛隊佐世保地方総監吉田正紀氏が語る、現場から見たわが国の安全保障最前線。今回は中国の海洋進出問題に焦点を当てる。アジア太平洋地域内のリスクとして、わが国の安全保障に影を落とす「尖閣問題」の経緯と実情から...
収録日:2014/08/01
追加日:2015/02/16
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

得意分野だったはずなのに政府よりも遅れている!?

岡田民主始動~政権奪取への課題~

2015年1月に代表選挙が行われ、岡田克也氏が新代表に就任した民主党。しかし、「民主党は、まず2000万票まで回復しなくてはならない」と曽根泰教氏は語る。そのためにはどうしたらよいのか。今回の民主党代表選挙から...
収録日:2015/01/22
追加日:2015/02/02
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

黒船で密航を図った吉田松陰のエスプリは「認識、即実践」

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(06)松陰の思想「知行合一」

世間一般には「尊王攘夷論者」で知られる吉田松陰。しかし、単純な排外主義者ではなく、むしろ非常に柔軟な思考の持ち主であると語る歴史学者・山内昌之氏。果たして松陰の思想はいかなるものだったのか。松陰が目指した国の姿...
収録日:2014/12/24
追加日:2015/02/08
山内昌之
東京大学名誉教授

伊藤博文、山縣有朋ら俊才を輩出した松下村塾の2つの特徴

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(07)松陰の教育と幕末の志士たち

東京大学名誉教授である歴史学者・山内昌之氏は、吉田松陰の教育者としての才能を高く評価している。それぞれの個性や長所を伸ばすことに長けていた松陰。松下村塾でどのような教育を施したのか。また、そこで学んだ若者たちが...
収録日:2014/12/24
追加日:2015/02/15
山内昌之
東京大学名誉教授

アベノミクス第三の矢―日本再興戦略と新成長戦略とは?

アベノミクス第三の矢・日本再興戦略と新成長戦略

アベノミクスを評価するにせよ、批判するにせよ、その内容の正しい理解が大前提である、と島田晴雄氏は語る。「経済成長なくして財政再建なし」と語る安倍首相が打ち出す成長戦略とは? 第一、第二の矢に続くアベノミクス・第...
収録日:2015/01/27
追加日:2015/02/13
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「2014年は国際政治と世界史の転換点」

「イスラム国(ISIL)」日本人殺害事件に際して~転換期に出現した「異次元の危機」

「イスラム国(ISIL)」の出現を「異次元の危機」と呼ぶ歴史学者・山内昌之氏は、このテロ集団の危機について、最も早くから警鐘を鳴らしてきた識者の一人だ。その危惧は日本人拉致殺害事件として表面化してしまい、日本と...
収録日:2015/02/03
追加日:2015/02/14
山内昌之
東京大学名誉教授

吉田松陰の「留魂録」は世界屈指の遺書文学

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(08)松陰処刑の影響

安政の大獄により30歳の若さで処刑された吉田松陰。松陰の死は、弟子たちにどのような影響を与えたのか。また、幕末の歴史にとってどんな意味を持つのか。松陰が死の直前に書いた遺書『留魂録』を手すりに、歴史学者・山内昌...
収録日:2014/12/24
追加日:2015/02/22
山内昌之
東京大学名誉教授

孝明天皇を盾にした過激な攘夷論がもたらした京都の変化

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(09)長州藩の反幕意識

吉田松陰亡き後、長州に残された弟子たちがその衣鉢を継ぐには、幾つもの障害があった。桜田門外の変の後、いったん「公武合体」論によって融和しようとした幕府と朝廷は、「攘夷」の一点で互いに譲れなかったからだ。政局は二...
収録日:2014/12/24
追加日:2015/03/01
山内昌之
東京大学名誉教授

日本は中東・イスラム世界にどう向き合うべきか?

「イスラム国」の本質と将来(4)日本は「イスラム国」に対して何をすべきなのか

中東への人道支援は果たしてテロを助長することになるのか。報道や学問の自由と安心立命は、どこで折り合いがつくのか。また国家はこの問題にどこまで関与できるのか。さまざまな意見、思惑が交錯する中、歴史学者・山内昌之氏...
収録日:2015/02/16
追加日:2015/03/04
山内昌之
東京大学名誉教授

ボリシェヴィキを彷彿とさせる長州藩の妥協なき理想追求

幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(10)攘夷のリアリズムと実行

水戸藩や薩摩藩との違いを通して浮かび上がる長州藩の横顔は、ロシア革命を動かしたボリシェヴィキを彷彿させる、と歴史学者・山内昌之氏は言う。その理由はどこにあるのか。また、幕末の京都で、過激浪士たちはおろか市民にも...
収録日:2014/12/24
追加日:2015/03/08
山内昌之
東京大学名誉教授

アジアの人たちと心の絆を結ぶ―心のインフラの改善を

日中協調発展のために(2)歴史教育と道徳教育

歴史認識問題は、国際社会で非常に重視されており、日中、日韓だけでなく、グローバルな視点から考えなくてはいけない問題である。その認識を日本の中で広く共有するため、本質的な歴史教育の見直しの必要性を説くキヤノングロ...
収録日:2015/01/05
追加日:2015/03/31
瀬口清之
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

国立博物館襲撃は政府エリートを狙った明確な戦術

チュニジアにおけるテロの狙い

2015年3月18日、チュニジアのバルドー博物館がテロリストにより襲撃された。これには、チュニジアの重要産業である観光業への打撃という以上に、テロリストが意図する本質的意味がある。イスラム教徒でありながら新しい...
収録日:2015/03/24
追加日:2015/03/27
山内昌之
東京大学名誉教授

「後世のために何を植えられるか」がいま問われている

“志”とは何か?

松下政経塾の理事・塾頭、常務理事・副塾長を歴任し、現在は志ネットワークの代表として、次代を担う人材の育成に注力する上甲晃氏は、「松下幸之助の晩年の10年間に仕えるのは、非常に得難い機会だった」と振り返る。松下幸...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/01
上甲晃
志ネットワーク代表

「条件がそろったら決断する」と言っている人は決断しない

己の損得を超えろ~上甲氏自身の人生の葛藤

松下政経塾で14年間、塾頭などを務め人材を育成してきた上甲晃氏が言いたかったのは、たった一言「己の損得を超えろ」だという。これは、政経塾の卒業生だけでなく、自身に向けた言葉でもあった。現在、志ネットワーク代表で...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/02
上甲晃
志ネットワーク代表

バングラディッシュで気づいた!日本の若者に欠如する志力

松下電器を辞めて決めた「人生のテーマ」

従業員数10万人の松下電器産業から、妻と二人だけの“志ネットワーク”を創業した上甲晃氏。松下電器産業を辞める時、ショックなことがあったという。それは、それまで「人生のテーマ」がなかったことだった。上甲氏は“志ネット...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/03
上甲晃
志ネットワーク代表

「若い人を元気にするために」が最大の課題

「青年塾」運営のための3つの約束

志ネットワーク代表として「青年塾」を運営する上甲晃氏は、塾生に自分の方から三つの約束を手渡しているという。日本中の若者に志を植えつけることを人生のテーマに据えた上甲氏が差し出す「三つの約束」とは? 松下幸之助氏...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/04
上甲晃
志ネットワーク代表

感動した言葉は野球部監督の「あいさつは野球より難しい」

真理は平凡の中にある

志ネットワーク代表・上甲晃氏の持論は「真理は平凡の中にある」だ。人とは違った特別なことより、当たり前のことを徹底してやることを重視して、若者を指導してきた。上甲氏がこう考えるきっかけとなった松下幸之助の言葉、大...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/07
上甲晃
志ネットワーク代表

ローザンヌ合意は中東の典型的なゼロサムゲームの図式

中東の覇権を握ろうと目論むイランの野望

2015年4月2日、イランのウラン濃縮に関する「ローザンヌ合意」がP5プラス1との間に交わされた。このことは、急速に進行する中東地政学の書き換えとどのような関係があるのだろうか。歴史学者・山内昌之氏に聞いてみた。
収録日:2015/04/07
追加日:2015/04/14
山内昌之
東京大学名誉教授

イスラエルは中東ゲームのワイルドカードを握っている

イランは中東の新しい地政学をリードできるのか?

歴史学者・山内昌之氏がイランとともにその動向を注視しているのがイスラエルだ。しかし、いずれにしても、政府の統治レベルも低く市民の主体性も欠如している中東で、安定と秩序を構築するのは容易ではない。山内氏が、その中...
収録日:2015/04/07
追加日:2015/04/22
山内昌之
東京大学名誉教授

力を出せずに負けたと気付けたことが大事

清宮克幸の「監督術」(4)敗北の教訓を活かす

4年前まで2部との入替戦を行っていたヤマハ発動機ジュビロを監督として日本選手権優勝に導いた清宮克幸氏。優勝の要因は、ある試合に敗北したことにあったという。就任時のエピソードを交えながら、清宮氏にその要因について...
収録日:2015/04/09
追加日:2015/07/09
清宮克幸
公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 副会長

インフレを前提として強い成長志向のポートフォリオに変更

年金改革~GPIFの運用方針変更(2)GPIFの資産運用

GPIFの資産運用方針は、アベノミクスによって大きく変化した。それはなぜか。一体どのように変わったのか。シティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏が語るシリーズ・年金改革、第2回。
収録日:2015/04/23
追加日:2015/04/30
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

戦後70年間の実績の中に反省や謝罪の表れを見てほしい

戦後70年の歴史認識~中韓の意図と平和国家日本(2)平和国家としての歩み

第一次世界大戦中に起こったアルメニア人虐殺事件は、現在でもトルコとアルメニアの間に衝突をもたらしている。歴史認識をめぐる日本と中国・韓国の対立でも、一人歩きした数字と戦後の取り組みがすれ違っている。歴史学者・山...
収録日:2015/04/22
追加日:2015/05/07
山内昌之
東京大学名誉教授

大国の没落やパワーシフト、相次ぐ外交失策・・・

第一次世界大戦100年と日本(5)歴史は繰り返す

「歴史から学ばぬ者は歴史を繰り返す」が、「学者も無学の者も、ともに歴史を理解することができる」のが、歴史の特徴だ。歴史学者・山内昌之氏が、歴史から学ぶ姿勢を改めて問う。シリーズ「第一次世界大戦100年と日本」第...
収録日:2015/04/15
追加日:2015/06/01
山内昌之
東京大学名誉教授

『大学』とは「人間にとって最も学ぶべきこと」

『大学』に学ぶ江戸の人間教育(1)「徳」という概念

老荘思想研究者・田口佳史氏は、人物育成という教育の本願を語るものとして、四書五経を読んだ江戸期の幼年教育を高く評価している。今回は、江戸期の幼年教育を知るために、『大学』を読み進めながら、その要点を解説する。(...
収録日:2014/12/17
追加日:2015/07/30
田口佳史
東洋思想研究家

負けない体制をつくり、戦わない―不戦不敗

安全保障のチャイナリスク対応(4)日本が生き残る道

米中という大国のパワーシフトの下で、日本が生き残るための戦略はどのように立案すればよいのだろうか。前海上自衛隊佐世保地方総監・吉田正紀氏が、いま大きな転換点を迎えるわが国の安全保障システムを再点検しつつ、シミュ...
収録日:2014/12/01
追加日:2015/07/06
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

有事になったら、海上保安庁と自衛隊の関係はどうなるのか

安全保障のチャイナリスク対応(5)質疑応答

前海上自衛隊佐世保地方総監・吉田正紀氏の安全保障分野におけるチャイナリスクへの対応に関する講演が終了し、会場からの質疑応答となった。参加した経営者やビジネスマンは、わが国の安全保障の最前線の元指揮官に対してどの...
収録日:2014/12/01
追加日:2015/07/06
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

バンドン会議の2原則を引用した安倍首相の演説

戦後70年談話~政治と歴史認識(8)バンドン会議と歴史認識のあり方

2015年4月、安倍総理はアメリカ議会で演説を行ったが、同じ4月にジャカルタで開かれたアジア・アフリカ会議(バンドン会議)でも演説している。その演説で総理は、「先の大戦の深い反省」という文言を入れたという。この...
収録日:2015/05/18
追加日:2015/07/02
山内昌之
東京大学名誉教授

逸話が教えるムハンマドの寛大さ、おおらかさ

ムハンマドを知る(3)人間の卑小さを見抜いた偉大さ

ムハンマドの性質は、宗教者性と政治家性を兼ね備えたものだったと、歴史学者・山内昌之氏は解釈する。今回は、「ハディース」の伝承により、些細な罪や卑小な人物への遇し方から浮かぶムハンマドの実像に迫る。(全6話中第3...
収録日:2015/05/28
追加日:2015/06/25
山内昌之
東京大学名誉教授

戦後、奈良本辰也は吉田松陰を「敗者」と捉えた

吉田松陰の思想(上)松陰像の変遷(2)国士・敗者・ヒューマニズム

多様な吉田松陰像は、その時代の空気を鮮やかに映し出す。明治から戦前にかけて流布したナショナリスト・松陰というイメージは、戦後になると孟子の性善説に基づいたヒューマニスト・松陰へと変化した。東京大学東洋文化研究所...
収録日:2015/02/26
追加日:2015/07/16
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

丸山眞男が吉田松陰に見出したナショナリズム

吉田松陰の思想(上)松陰像の変遷(4)宗教性とナショナリズム

さまざまな吉田松陰像に共通するのは、絶対的な者に対する没我、すなわち宗教性である。それが戦前では熱狂的な国家主義に「悪用」されたが、それを超えた「健全なナショナリズム」へと進む可能性もあったのではないか。奈良本...
収録日:2015/02/26
追加日:2015/07/23
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

決断主義的な主権者性を天皇に期待していたことの矛盾

吉田松陰の思想(下)松陰の思想の中核(2)国体と天皇

吉田松陰の『講孟余話』は、孟子の革命観を否定しつつも、当時の徳川政権を批判する可能性を残していた。さらに松陰は、天皇に決断主義的な「主権者」像を提示した。守旧的な「国体」論者から積極的な政治的統治者へというラデ...
収録日:2015/02/26
追加日:2015/08/03
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

孟子の易姓革命論をいったん批判したうえで継承する

吉田松陰の思想(下)松陰の思想の中核(3)革命観と性善説 

吉田松陰は、たとえ聖人の書いた著作でもそれにおもねるなと言う。それは、孔子や孟子の生き方が、松陰なりの「忠」の考え方と衝突するからだ。東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏が、中国と日本の違いを意識しつつ、独自...
収録日:2015/02/26
追加日:2015/08/06
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

天下は一人の天下―普遍に到達する「道」の模索

吉田松陰の思想(下)松陰の思想の中核(5)現在進行形の思想

吉田松陰と長州藩老中・山縣太華との「原理」をめぐる応酬、これこそが「現在進行形の思想家」松陰をつくり上げた。今日の私たちも、再び彼らの営為を継承しなくてはならない。東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏が、現代...
収録日:2015/02/26
追加日:2015/08/13
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

司馬遷「史記」は孔子「春秋」の精神を継いだ書

『歴史とは何か』を語る(9)『春秋』と『史記』の応報

「単純な善悪によって人々が成功するかどうか決まらない」ことを、世界で初めて教えてくれたのは司馬遷だという。それはなぜか。歴史学者・山内昌之氏が想いを込めて語る『歴史とは何か』を語るシリーズ・第9回。
収録日:2014/11/26
追加日:2015/08/06
山内昌之
東京大学名誉教授

司馬遷の「天道是か非か」と「歴史とは何か」

『歴史とは何か』を語る(10)天道、是か非か

古今東西の歴史には、悪ながら栄えた人物も、善にして非業の人物も、無数にいる。『史記』『旧約聖書』『太平記』にそうした例を見つつ、司馬遷が発した永遠の問い「天道、是か非か」をめぐって、歴史の不条理と、司馬遷の歴史...
収録日:2014/12/03
追加日:2015/08/10
山内昌之
東京大学名誉教授

伯夷、叔斉、顔回の悲劇と、盗蹠の大往生ー歴史の不条理

『歴史とは何か』を語る(11)司馬遷の歴史叙述と世界観

「われいずくにか適帰せん。ああ徂かん、命の衰えたるかな」。かの有名な一節で知られる古代中国の逸話を手掛かりに、善人が報われるとは限らない歴史の不条理に対する司馬遷の、そして歴史学者・山内昌之氏の義憤が語られる。...
収録日:2014/12/03
追加日:2015/08/13
山内昌之
東京大学名誉教授

司馬遷が李陵を弁護して受けた宮刑の屈辱

『歴史とは何か』を語る(12)李広と李陵と司馬遷の悲劇

司馬遷が宮刑を受け、男性機能を奪われたのはなぜか、ご存じだろうか。李広と李陵、そして司馬遷の悲劇から、歴史学者・山内昌之氏が歴史的世界を眺める。『歴史とは何か』を語るシリーズ・第12回。
収録日:2014/12/03
追加日:2015/08/17
山内昌之
東京大学名誉教授

江戸期は「人間らしく」、現在は「子どもらしく」

江戸と現在の教育比較(2)人間の基本を教える

江戸期に教えたのは人間としての基本であると語る老荘思想研究者・田口佳史氏。子どもは人間としての天分、天性をたくさん持っており、そのことを早く自覚させるため、まず人間とは何かを教えたという。(後編)
収録日:2015/01/13
追加日:2015/08/10
田口佳史
東洋思想研究家

「素読」とは何か?その学びの効果や意味を解説

「素読」の効果

江戸期の教育の特性として触れておかなければいけないのは「素読」であると老荘思想研究者・田口佳史氏は言う。素読とは、朝早く師匠などの元に集まり四書を皆で読むことだが、果たして素読の効果とはいかなるものか。
収録日:2015/01/13
追加日:2015/08/13
田口佳史
東洋思想研究家

『言志四録』は西郷隆盛が流罪の時に持参した書物

『言志四録』~佐藤一斎の警告~

山田方谷を指導した佐藤一斎は、その後教師として多くの人材を輩出する佐久間象山、横井小楠などの師匠として名を高めた人物である。その佐藤一斎には、およそ1130の文章からなる『言志四録』という書物がある。『言志四録...
収録日:2015/01/13
追加日:2015/08/17
田口佳史
東洋思想研究家