したたかで超越的な知恵…見えないものを見ようとする知的好奇心
老子の神髄(5)玄人と小国寡民
老子の教えの根幹は、「見えないものを見ようとする知的好奇心」にある。暗いところを見通せるプロフェッショナルを「玄人」と呼ぶが、そのように超越的な知恵で物事の本質を捉えることの重要性について語る今回の講義。その境...
収録日:2025/11/27
追加日:2026/07/09
ダブルバインドとは?ベイトソンの学習理論から解き明かす
ラカンの精神分析~心の謎を解き明かす(7)ベイトソンの学習理論とコンテクスト
文化人類学者ベイトソンの学習理論から、なぜ人の心は深く悩み、時に「小さな真理」という名の思い込みに囚われてしまうのかをひも解く最終話。対人恐怖や統合失調症などの精神症状とも深く関わる、染みついた「学習の文脈=コ...
収録日:2025/12/08
追加日:2026/06/30
治さないと治る!?オープンダイアローグは逆説でできている
ラカンの精神分析~心の謎を解き明かす(6)オープンダイアローグと過程の重視
「治そうとしないことで治る」――そんな驚きの逆説に満ちたケア技法が近年、注目を集める「オープンダイアローグ」である。従来の常識を覆し、薬や入院に頼らず、素朴な対話だけで回復をもたらすアプローチのことだが、特に重要...
収録日:2025/12/08
追加日:2026/06/29
暴いてはいけない!?心を理解する上で重要な「否定神学」とは
ラカンの精神分析~心の謎を解き明かす(5)否定神学とラカン理論の限界
なぜ精神分析において「暴いてはいけない」謎が必要なのか。それは、人間の心理や精神を理解する上で重要な「否定神学」の構造と深い関係がある。否定神学とは、神は決して言葉では言い表せない、つまり否定形式でしか語れない...
収録日:2025/12/08
追加日:2026/06/23
ほしいものが、ほしいわ。…欲望の無限運動が資本主義の基盤
ラカンの精神分析~心の謎を解き明かす(4)欲望と欲求と欲動
「ほしいものが、ほしいわ。」――これはいわゆるバブル期に糸井重里氏が作った有名なキャッチコピーだが、私たちが常日頃から抱く「ほしい」という思いは、どこから生まれるのか。第4話ではラカンの精神分析の視点から、人間に潜...
収録日:2025/12/08
追加日:2026/06/22
なぜ「いないいないばあ遊び」は大事か?乳児の言語獲得と象徴界
ラカンの精神分析~心の謎を解き明かす(3)象徴界と想像界と現実界
ラカンの精神分析を読み解く上で避けて通れないのが、象徴界と想像界と現実界と呼ばれる「三つの界」である。人間を人間たらしめる言語システムである象徴界、鏡像への同一化から始まるイメージの世界としての想像界、そして決...
収録日:2025/12/08
追加日:2026/06/16
タブーを犯したい欲望…エディプス・コンプレックスとは?
ラカンの精神分析~心の謎を解き明かす(2)エディプス・コンプレックスと自我
人間はなぜ「現実にはない世界」を空想し、漫画のキャラクターに自分を投影できるのか。その答えは「鏡像段階」にあるという。鏡像段階とは乳児期に経験する、鏡に映った自己像を自分と思い込むプロセスのことで、鏡像は左右反...
収録日:2025/12/08
追加日:2026/06/15
なぜ心の病にかかるのか?ラカンの精神分析とその起源
ラカンの精神分析~心の謎を解き明かす(1)精神分析の概念とその起源
「心の謎」はどのように解き明かされてきたのか。フロイトが関わった「お話し療法」から体系化が進む精神分析の歴史とその概念を手すりに、ラカンの精神分析について解説しながら心の問題と言語との関係、その起源に迫るシリー...
収録日:2025/12/08
追加日:2026/06/15
無知、無能、邪魔!?…心理的安全性を阻害する5つの要因
ウェルビーイングを高めるDE&I(5)心理的安全性の高い組織づくり
心理的安全性とは、対人的なリスクのある行動をとっても「このチームは安全だ」とメンバーが共有できている状態のことで、不確実性の高い現代社会において、その重要性が高まっている。組織のパフォーマンス向上には、「無知」...
収録日:2025/12/17
追加日:2026/06/03
【10minでわかる】心の「柔軟性」を高めるヒント
編集部ラジオ2026(13)心の「柔軟性」を高めるヒント
季節や人間関係など、自分の周囲が変化していく時期は、メンタルに問題を抱えやすくなるタイミングでもあります。このような時にとても大切なのが、「心に柔軟性を持つ」ことではないでしょうか。
今回の編集部ラジオでは、...
収録日:2026/04/17
追加日:2026/05/09
日本の引きこもりの深い根源…「核家族」構造の問題とは?
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(7)若者の引きこもりと日本の教育問題
昨今「8050問題」として取りざたされることの多い「引きこもり」の問題だが、その考え方には、日本と中国・韓国で「家族観」の違いがある。また、対応の仕方は日米で全く違うという。また、近年、教育格差が叫ばれる中、戦後の...
収録日:2025/08/30
追加日:2026/04/10
日本の異様さ…フィリピンから復員した山本七平が驚いたこと
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(6)日本人の当たり前と山本七平の違和感
日本人が当たり前だと思っていることへの問題提起として、稲作が育んだ日本人の心のあり方を前提にできなくなったとき、私たちはどう生きていくべきか。そのヒントとして今回取り上げるのは、1970年代に活躍した山本七平という...
収録日:2025/08/30
追加日:2026/04/09
「既読」への不安…SNS社会にみる日本社会の混乱の要因
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(5)SNS社会と「二宮尊徳的」時代の終り
かつて狩猟採集社会では「先読み」の才能を重宝された統合失調症的気質(S親和者)は、定住農耕社会ではマイノリティにされてしまう。一方、その定住農耕社会で「立て直し」というメンテナンスを美徳とされた「二宮尊徳的」な道...
収録日:2025/08/30
追加日:2026/04/04
二宮尊徳はヤングケアラー!?なぜ甘えない子が心を病むのか
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(4)甘えない子が心の病気になる
『「甘え」の構造』(土居健郎著)によると、大人になってメンタルの病気を発症する人は、幼少期に甘えない子に多い。甘えない子には、甘えることを恐れる場合と甘えは良くないと思っている場合があり、前者は統合失調症、後者...
収録日:2025/08/30
追加日:2026/04/03
世界が驚いた日露戦争の日本の強さ…秘密は庶民の心にある
ラフカディオ・ハーン『神国日本』を読む(4)日本人の倫理と宗教
ラフカディオ・ハーンが『神国日本』を書いたのは、ちょうど日露戦争の真っ最中のこと。多くの外国人にとっては、「なぜ日本人はこれほどまでに強いのか?」が興味関心の的でもあった。ハーンはその答えを、名もなき庶民の「精...
収録日:2026/02/20
追加日:2026/03/30
「敗の道」と「上将の道」――現場のリーダーの心得として
『孫子』を読む:地形篇(2)敗戦に至る「6つの特性」
「敗の道」――孫子によれば、戦いで敗れる軍隊には6つの特性があるという。具体的には「弛」「崩」「乱」などの言葉を挙げているが、6つどれもが天災などのよるものではなく、リーダーの過失だと説いている。そして、「上将の道...
収録日:2020/10/09
追加日:2026/03/29
ダメなのは「頑張りが足らない」から…うつを招く稲作的発想
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(3)稲作社会と頑張る日本人
日本の儒教が中国の儒教と異なるのは、日本の稲作社会の特殊性も関わっている。稲は収量が多いのでうまく行けば食べるのに困らないが、うまく行かなかった場合、「メンテナンス不足で頑張りが足らなかった」という発想に向かい...
収録日:2025/08/30
追加日:2026/03/28
「頑張りすぎる人がうつになる」と言われるのは日本だけ!?
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(2)真面目な日本人と二宮尊徳の思想
中井久夫氏のいう「執着気質」は歴史的にどう作られてきたのか。執着気質はうつ病になりやすい性格を指すが、よく「真面目すぎて頑張ってしまう人」がうつになるといわれる。そういわれるのは日本の特殊性で、二宮尊徳と関係が...
収録日:2025/08/30
追加日:2026/03/27
日本人の生きづらさの特徴は?~中井久夫著『分裂病と人類』
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(1)米を食べる日本人と『分裂病と人類』
いま、日本人の“心”はどこにあるか――この問いに対して、中井久夫氏の著書『分裂病と人類』をもとに「現代社会とメンタルヘルス」を大きなテーマとして解説を進める本シリーズ講義。第1話では昨今、注目を集めている「米(コメ)...
収録日:2025/08/30
追加日:2026/03/27
田舎のヤンキー像は大違い…日野の豊かさと文武両道の気風
新撰組と幕末日本の「真実」(3)「日野と多摩」の風土と天然理心流
とかく、ヤンキー的で田舎の百姓集団としてのしあがってきたイメージを持たれやすい新撰組。しかし、彼らの拠点だった多摩地域、特に日野の地理的・文化的な豊かさを見ると、その印象はがらりと変わることが分かる。江戸時代に...
収録日:2026/01/15
追加日:2026/03/18
なぜ空海が現代社会に重要か――新しい社会の創造のために
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(1)サイバー・フィジカル融合と心身一如
現代社会にとって空海の思想がいかに重要か。AIが仕事の仕組みを変え、超高齢社会が医療の仕組みを変え、高度化する情報・通信ネットワークが生活の仕組みを変えたが、それらによって急激な変化を遂げた現代社会に将来不安が増...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/12
企業理念でも何でも「信じる」ことは全部勇気の問題
人生と仕事観(4)勇気をもって初心に返れ
どの会社も「理念」とは、創業のときの「初心」である。一番美しいのも初心であり、初心に返ることが重要である。創業のときに何を思い、何をしたかを調べ、それらを土台にすることで、組織はバラバラにならずに済む。初心を信...
収録日:2025/07/04
追加日:2025/10/03
ロシアを見れば明らか…正義を唱えても優るのは人間の性
「集権と分権」から考える日本の核心(7)人間の性と今後の「集権と分権」
正義や平和や愛や人道をいくら言っても、食べ物と土地と安心感のほうが優越してしまうのは、イスラエルやロシアの行動を見れば明らかだと片山氏は言う。そこは動物的な本能、人間の性という点で考えたほうが分かることだという...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/09/29
なぜ日本は「居心地のいい国」かを片山杜秀先生に学ぶ
編集部ラジオ2025(21)片山杜秀先生「日本の核心」講義
日本は世界の国々と比べると、なんとなく「ゆるく」て「居心地がいい」。そんな側面を実感することも多々あるのではないでしょうか。はたして、そのような日本の「国のかたち」の核心とはいかなるものなのか。
それを片山杜秀...
収録日:2025/08/25
追加日:2025/09/25
なぜ大和の国?…山国島国文化を意識してこそ道はひらける
「集権と分権」から考える日本の核心(6)山国島国文化として日本を意識する
なぜ日本は「大和の国」と呼ばれるようになったのか。古来分権的で小単位の衝突を繰り返していた山がちなわが国において、「和を以て貴しとなす」を理想として掲げ教育しようとしたからではないかと片山氏はいう。近現代の中央...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/09/22
各々の地でそれぞれ勝手に…森林率が高い島国・日本の特徴
「集権と分権」から考える日本の核心(5)島国という地理的条件と高い森林率
日本の政治史を見る上で地理的条件は外せない。「島国」という、外圧から離れて安心をもたらす環境と、「山がち」という大きな権力が生まれにくく拡張しにくい風土である。特に日本の国土は韓国やバルカン半島よりも高い割合の...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/09/15
武士が推進した“私”の増殖…中央集権はいかに崩れたか
「集権と分権」から考える日本の核心(4)荘園発生から武家の時代、王政復古へ
中世から明治に至る日本は中央集権を嫌い抜く世界であった。律令制は摂関政治でなし崩しになって荘園が誕生し、それが武家の時代へとつながっていく。“私”権の拡大を第一義とする武家は、南北朝の頃も“私”の闘争に明け暮れてい...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/09/08
天平期の天然痘で国民の3割が死亡?…大仏と崩れる律令制
「集権と分権」から考える日本の核心(3)中央集権と六国史の時代の終焉
現代流にいうと地政学的な危機感が日本を中央集権国家にしたわけだが、疫学的な危機によって、それは早い終焉を迎えた。一説によると、天平期の天然痘大流行で3割もの人口が減少したことも影響している。防人も班田収授も成り行...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/09/01
発がんリスク、心身の不調…シフトワークの悪影響に迫る
睡眠から考える健康リスクと社会的時差ボケ(5)シフトワークと健康問題
社会的時差ボケの発生には、働き方も大きな影響をもっている。特にシフトワークによって不規則な生活リズムを強いられる業種ではその回避が難しい。今回は、発がんリスク、メンタルヘルスの不調など、シフトワークが抱える睡眠...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/08/30
契機は白村江の戦い…非常時対応の中央集権国家と防人の歌
「集権と分権」から考える日本の核心(2)非常時対応の中央集権と東アジア情勢
律令国家は中国の先進性に倣おうと始まったといわれるが、実際はどうだろうか。当時の日本は白村江の戦いの後、唐と新羅が日本に攻め込むのではないかという危機感から「防人」という徴兵制をつくった。徴兵には戸籍を充実させ...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/08/25
日本は集権的か分権的か…地理と歴史が作る人間の性質とは
「集権と分権」から考える日本の核心(1)日本の国家モデルと公の概念
今も明治政府による国家モデルが生きている現代社会では、日本は中央集権の国と捉えられがちだが、歴史を振り返ればどうだったのかを「集権と分権」という切り口から考えてみるのが本講義の趣旨である。7世紀に起こった「大化の...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/08/18
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
「ルーズベルトに与ふる書」を書き上げた海軍少将・市丸利之助は、部下の三上弘之に翻訳を命じる。三上はハワイ生まれの日系二世で、当時20歳の青年であった。「日米の懸け橋」になることが夢だった三上は、まことに格調高い英...
収録日:2025/07/09
追加日:2025/08/05
社会的時差ボケとは?睡眠からみた心身の不調と体内リズム
睡眠から考える健康リスクと社会的時差ボケ(1)「社会的時差ボケ」とはなにか
健康的に過ごすために欠かせない睡眠。今シリーズでは「社会的時差ボケ」に焦点を当て、最新の睡眠研究を紹介する。第1話ではまず、「体内時計」の内実や睡眠にとって重要なホルモンを紹介し、「社会的時差ボケ」とはなにかを解...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/08/02
思春期の子どもの幸福感に影響するのは母親よりも父親!?
今どきの若者たちのからだ、心、社会(4)人生の幸福感を左右する思春期の経験
スマホやタブレット等の利用時間が伸びた結果、若者の睡眠時間が短くなり、絶望感を感じる若者の割合が増えてきた――これはアメリカの研究結果だが、世界的にも思春期の研究が進む中、デジタルデバイスが若者に与える悪影響が明...
収録日:2024/11/27
追加日:2025/07/26
「今どきの若者たちのからだ、心」がわかる研究報告!
編集部ラジオ2025(15)東京ティーンコホートに見る思春期
思春期は誰もが通り過ぎるものですが、時代背景によって、そのあり方はかなり大きく変わっていきます。では、現代の若者たちの「思春期像」はどうなっているのでしょうか。今回の編集部ラジオでは、長谷川眞理子先生の講義《今...
収録日:2025/06/11
追加日:2025/07/24
思春期は筋力をつけるべし…メンタルヘルスとの大事な関係
今どきの若者たちのからだ、心、社会(3)体力とメンタルヘルスの関係
思春期の筋力低下はメンタルの問題と相関関係があると長谷川氏は言う。いったいどういうことなのか。10年間におよぶ「東京ティーンコホート」研究の対象者は世田谷区、三鷹市、調布市在住の子どもで、両親の就労状況の変化を見...
収録日:2024/11/27
追加日:2025/07/19
青春期は脳のお試し期間!?社会的ニッチェと信頼の形成へ
今どきの若者たちのからだ、心、社会(2)思春期の成長、青春の脳
思春期にからだが急激に成長することを「思春期のスパート」と呼ぶ。先行して大きくなった脳にからだを追いつかせるための戦略である。脳はそれ以上大きくならないが、脳内の配線が変化する。そうした青春期の脳の実態を知るた...
収録日:2024/11/27
追加日:2025/07/12
なぜ思春期は大事なのか?コホート研究10年の成果に迫る
今どきの若者たちのからだ、心、社会(1)ライフヒストリーからみた思春期
なぜ思春期に注目するのか。この十年来、10歳だった子どもたちのその後を10年追跡する「コホート研究」を行っている長谷川氏。離乳後の子どもが性成熟しておとなになるための準備期間にあたるこの時期が、ヒトという生物のライ...
収録日:2024/11/27
追加日:2025/07/05
法華経はSFだ!…心を元気にしてくれる法華経入門
おもしろき『法華経』の世界(1)法華経はSFだ!
『法華経』といえば紀元1世紀から3世紀に成立したといわれる大乗仏教の代表的経典である。厳しい修行や哲学的思索を行う出家が中心だった当時のインド仏教に対し、誰もが平等に成仏できると説く『法華経』は画期的なものだった...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/05/04
「絶対」がわからないと本当の命の平等性は樹立できない
民主主義を考えるための十二の根本原理(6)心に絶対者を持つ
ルター、カルヴァン、ノックスら宗教改革者が言った言葉が「心に絶対者を持つ」で、これが民主主義を生み出す根本になっている。この絶対者とは、西洋では「神への信仰」であり、日本では「先祖崇拝」である。西洋ではこの500年...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/04/18
水資源リスク情報開示…野心的な気候変動目標は得なのか
水から考える「持続可能」な未来(4)前途多難社会から持続可能社会へ
気候変動に対処するべく持続可能な社会の実現が求められるが、実は世界はそうではない「前途多難社会」に向かっている。そうした中、どのようにして私たちは持続可能な社会づくりへと舵を取ることができるのだろうか。企業活動...
収録日:2024/09/14
追加日:2025/03/27
坐禅で自分を「非社」にして、あらゆる機会を学びにする
禅とは何か~禅と仏教の心(7)非社とオーガニック・ラーニング
坐禅をするのは「非社」になること――非社とは、社会を否定しているわけではなく、名刺にあるような社会的次元を超えている状態を指す。例えば、XとYの座標でいえば、自分の状態をその中に位置づけることができるのは座標上の原...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/02/24
酔っぱらった自分から覚めよ…悪魔が降参したブッダの悟り
禅とは何か~禅と仏教の心(6)目覚めの宗教とブッダの遺言
私たちは現実に痛みをもたらす「苦」は感じても、おおもとの「惑」は見えない、私たちの認識は欲望に曇らされ、真実の姿が見えないからだ。それは、いわば酔っ払った状態だと一照師はいう。そのままで修行を続けるより、まずは...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/02/17
火箸で考える…「空」は奪う教え、「縁起」は与える教え
禅とは何か~禅と仏教の心(5)空と縁起
火箸を通して縁起を説明するのが一照師のやり方だ。囲炉裏に刺された火箸は、使い方によっては武器にも孫の手にも、さらには筆記用具にもなる。どんなものも使い手の行為と無関係ではないということだ。人間も同様で、さまざま...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/02/10
「私が世界で、世界が私」…禅で体感する「縁起」の感覚
禅とは何か~禅と仏教の心(4)与格への変容と関係論的世界観
欲望を軸とした根本構造の誤りに気づいて坐禅を組んでいると、私が主格から与格へ変容するという。私へのとらわれがなくなると、仏教の大きな教えである「縁起」のしくみもおのずと判然する。それは全てが関係の網の目の中で起...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/02/03
哲学=「西洋哲学」という不思議な誤解と歴史的問題
世界哲学のすすめ(3)西洋哲学中心主義
世界哲学が出発点とするのは、西洋中心に築かれてきた哲学史を見直し、突破することである。書店でも図書館でも、哲学のコーナーにはギリシアから始まる西洋哲学が並び、東洋の思想は宗教のコーナーへと区別されている。それは...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/01/29
禅に「神秘体験」を求めるのは自分中心の物欲しさの根性
禅とは何か~禅と仏教の心(3)菩提達磨と問いの禅
仏教には「今ないものを欲しがり、今より向上しよう」とする人間の根本的構造に間違いがあるという認識がある。中でも特に実践が主体の禅はそのことに厳しい。それは第一ボタンのようなもので、掛け違えると最後にいくらがんば...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/01/27
心の共有、共感、推論、言語…ヒトの脳が大型化した理由
進化的人間考~ヒトの性質と異様な現代社会(2)ヒトの脳の大型化と大規模社会の形成
ヒトと他の動物の違いに、食料の獲得方法と調理の多様さがある。食料を得る生計活動があまりに大変なため、ヒトは共同体をつくり、次世代にさまざまな方法を継承して、より良く改良を重ねてきた。それは進化ではなく、生活自体...
収録日:2024/06/12
追加日:2025/01/24
「ブッダに帰れ」――禅とは己事究明の道
禅とは何か~禅と仏教の心(2)仏典漢訳から日本仏教へ
禅とは己事究明の道であるとして、本当の己は何かを究明していく。インドから伝わった仏教を中国が受容するには仏典漢訳の手続きがあり、経典のことばを尊ぶ傾向が生まれる。経典よりブッダ自身に学ぼうとしたのが禅の芽生えで...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/01/20
「禅とは何か」藤田一照師が禅と仏教の心を説く…自発性を重んじる
禅とは何か~禅と仏教の心(1)アメリカの禅と日本の禅
大学院を中退して禅の道に進み、アメリカ東海岸で18年間禅堂を開いた藤田一照師に、禅と仏教の心について話を聞いていく。アメリカの禅にはすでに百年近い歴史があり、最初に鈴木大拙が伝えたといわれている。その後、一時はカ...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/01/13
印象派の中心的画家ピサロとドガに影響を与えた人物とは
印象派とは~画家たちの関係性から技法まで(3)印象派を牽引したピサロとドガ
印象派を中心的に引っ張っていた画家として、ピサロとドガを取り上げる。のちに絶縁することになる2人だが、印象派展を牽引する上では手を取り合っていた。この2人がどのような影響のもとでその画風を作り上げたかを掘り下げる...
収録日:2023/12/28
追加日:2025/01/11
心を奮い立たせよ…そして構想の現実化は誤差管理から
東洋の叡智に学ぶ経営の真髄(7)朱子学と陽明学
儒家の思想の中でも特に注目すべきは朱子学、そして陽明学である。明治維新の基礎を築いた日本の思想家たちもこぞって陽明学を学んでいる。これらの思想はどのようにして生まれたのか。また、どのような点が優れていたのだろう...
収録日:2024/09/19
追加日:2025/01/02
本当に真っ白な心になれ…神仏の奥義は「宗教的正直さ」
東洋の叡智に学ぶ経営の真髄(3)なぜ「正直」が重要か
松下幸之助が経営の根幹として挙げた「宇宙の理法」とはいったい何か。日本において広く知られる「正直」を深堀りすることで、その理解が得られる。倫理と道徳の極致とも言える「正直」の概念について、詳しく解説する。(全7話...
収録日:2024/09/19
追加日:2024/12/05
詩で歌いあげる「心の十段階」…そして密教の核心へ
空海の真髄(5)偈と頌とお遍路の御詠歌
『秘蔵宝鑰』の詩文は、インド映画で皆が踊るパッションと共通すると鎌田氏はいう。説明は端的に短く、最後に詩文を置くことで、歌い踊る場面を設定する。そうした詩による説明は手に取るように分かりやすく、クライマックスは...
収録日:2024/08/26
追加日:2024/11/30
十住心とは何か――迷いの世界から大日如来の心の世界へ
空海の真髄(3)十住心と大日如来の心の世界
十住心とは、十の意識のグラデーションないし心の十段階のことで、『秘蔵宝鑰』はそれを教相判釈的に解説している。中でも第十は大日如来の心の世界、すなわち秘密荘厳心が最上にして最大の包的な心の頂点と考える。今回は十住...
収録日:2024/08/26
追加日:2024/11/16
イランの外交的メッセージが示す意味と世界への影響
ペゼシュキアン大統領とイラン・イスラエル(4)核保有への野心と外交的メッセージ
沈黙から一歩踏み出したイランにおいて、新大統領が最優先課題とするのはイスラエル関係における「沈黙の続行」だろうと思しい。また、核保有への野心を捨てないイランだが、沈黙の影に隠れているのは最高指導者ハメネイ師で、...
収録日:2024/08/07
追加日:2024/10/11
国産エネルギー産業を立ち上げ40兆円の経済効果を実現する
2050年のための「前向きの愛国心」(3)再エネのポテンシャル
太陽光発電、風力発電、地熱、水力、バイオマスという再エネが持つポテンシャルは、現在の全発電量の7倍ほどと予測される。すなわち3割程度の実現をもって現在の発電量の倍が供給できるのだ。2050年の脱炭素は実現可能となり、...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/09/21
正しい戦略を本気でやろう…「資源自給国家」への道筋
2050年のための「前向きの愛国心」(2)資源自給国家は実現できる
正しい戦略を本気でやれば、人も情報も集まってくる。では、どのような戦略に基づいて進んでいくべきだろうか。まず、つくったのが「2050年の社会と森林産業はどうあるべきか」のビジョンである。林業の抜本的改革のため、バイ...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/09/14
木造ビルで20階…新しい暮らしを支える森林産業の確立を
2050年のための「前向きの愛国心」(1)木造都市へのシフト
人類史的な変化が予想される2050年に向けて、地球の持続と人類の幸福実現をどのように実現すればよいだろうか。まず、2050年までに、再エネと都市鉱山、バイオマスを全面的に利用する社会にしていかねばならない。そのためには...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/09/07
一つの信念のために、自分の命を捨てられる人間をつくる
反生命論(5)人間の初心に還らねばならない
我々人類は、物質文明の頂点を迎えている。これは生命大事とヒューマニズムに塗れ、魂を失ったということでもある。この魂の問題がわからないと、我々の文明が滅亡に向かっていることもわからない。いまこそ「初心」に戻る必要...
収録日:2024/05/16
追加日:2024/08/23
人間中心主義はやめたほうがいい…資本主義の残酷な前提
人の資本主義~モノ、コトの次は何か?(3)資本主義に賢くなってもらうために
資本主義に賢くなってもらうためには、「欲望」「利己心」「資本」「時間」「差異」など近代的諸概念をアップデートしていくと同時に、「共生」「定常経済」「脱成長」など新しい概念や新しい言葉を生み出していく必要があると...
収録日:2024/04/11
追加日:2024/08/10
航海をすることが必要なのだ。生きることは必要ではない
反生命論(2)人類の「初心」とは?
人間とは、魂の生き物であり、魂のために肉体を犠牲にする歴史を積み重ねてきた。スペインの哲学者ミゲール・デ・ウナムーノの『ドン・キホーテとサンチョの生涯』には人間を定義した言葉がある。「人間以上のものたらんと欲す...
収録日:2024/05/16
追加日:2024/08/02
「隣の隣」に気づきあり!?…学びには仕掛けが必要
大人の学び~発展しつづける人生のために(3)埋もれた好奇心を掘り起こすために
成長の過程で埋もれてしまった好奇心の発掘が、大人の学びには不可欠である。本当の「好き」も、真の主体性も、そこから始まるからだ。そのためには、自分にはめられているタガをいったん外し、よそ見や寄り道などをして遊ぶこ...
収録日:2024/02/18
追加日:2024/07/22
好奇心はコントロールが効かない…遊びの重要な条件とは
大人の学び~発展しつづける人生のために(2)熟達と遊び~好奇心から始まる学び
アンラーンには二通りの活用方法があるという。大きく方向転換するためのものと、今自分が集中していることから一旦視線を外すことで世界を広げるためのものの二通りである。一方、人の学びの構造として、為末氏は著書『熟達論...
収録日:2024/02/18
追加日:2024/07/15
ギャンブルのマーケティング…あぶく銭効果とは何か
行動経済学とマーケティング(4)出費を左右する「心理的会計」
ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学・テイラー教授の提唱する「心理的会計(心理的勘定)」という理論がある。私たちは普段のお金の使い方について、頭の中に複数の口座を持ち、それぞれ価値観が異なるため、買う・買わない...
収録日:2024/04/08
追加日:2024/06/27
日本が中心?…東アジアの安全保障は「ラティスライク」に
「同盟の真髄」と日米関係の行方(2)東アジア安全保障の新たな形
2024年4月8日~14日に岸田文雄首相の米国公式訪問があった。9年ぶりとなった日本の首相の公式訪米は、いったいどんな成果を日本にもたらしたのだろうか。「統合指揮権」「『ハブ・アンド・スポーク』から『ラティスライク』へ」...
収録日:2024/04/23
追加日:2024/06/19
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
組織のリーダーにとって、メンバーのメンタルヘルスは今や最重要課題になっている。組織として目標達成が大事であることは間違いないが、同時に一人ひとりの個性を見極め、適材適所で割り振っていく「合理的配慮」も求められて...
収録日:2024/04/17
追加日:2024/06/15
松下幸之助は聞き上手ではなく言わせ上手…素直な心で即断
松下幸之助の危機克服~熱海会談の真実(1)最初の出会いでの衝撃
「私は松下幸之助に惚れました。この人についていこうと思いました」――こう語るのは、28歳から25年間、幸之助の薫陶を受けた佐久間氏。かつて松下電器産業副社長を務めた氏が幸之助から学んだこととは何だろう。最初の出会いで...
収録日:2023/12/01
追加日:2024/06/10
石田梅岩の心学にみる日本型「新しい資本主義」のヒント
石田梅岩の心学に学ぶ(9)正直、倹約、精勤のすすめ
徳川時代の社会のありようが近代日本の成功を導いたとするのが、R.N.ベラーによる『徳川時代の宗教』である。当時の諸制度に並ぶ大きな力として、石田梅岩の心学は特筆されている。「正直、倹約、精勤」の重要性を説く石田梅岩...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/06/03
有漏の善根では駄目…「商人日用」に学ぶ商売の心得
石田梅岩の心学に学ぶ(8)鈴木正三『万民徳用』を読む(下)
江戸初期の商人は利を求めるのに忙しく、信心と離れた存在だと自らを卑下していたようだ。鈴木正三は『万民徳用』の「商人日用」において、彼らに対し、利益を追求するには「身命を賭して、天道に抛(なげうっ)て、一筋に正直...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/05/27
「正直」の徳を最初に唱えた鈴木正三『万民徳用』とは
石田梅岩の心学に学ぶ(7)鈴木正三『万民徳用』を読む(上)
鈴木正三は、三河武士から出家して『盲安杖』や『万民徳用』を著した人物である。特に『万民徳用』では、「世法即佛(仏)法」を根拠に、士農工商それぞれの職分を全うすることが仏教修行に当たるとして、在家の教化に務めた。...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/05/20
全てが悟りに至る道…日本は茶や花や野球にも「道」がある
石田梅岩の心学に学ぶ(6)禅から茶道へ
道元の『辨道話』には「修証一等」の言葉がある。修行も悟りも同じことであり、修行は特別なことではないことを説く。坐禅だけでなく茶をふるまうのも花を活けるのも、生きることそのものが修行になる。ただし、ただ生きるのと...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/05/13
全ては運か!?良い運を引っ張ってくるために心がけること
運と歴史~人は運で決まるか(4)「全ては運で決まる」という疑問
「全ては運で決まる」という考え方がある。しかし、この見方に疑義を唱える山内氏。歴史を振り返ってみれば、「運をつかんだ」といえるケースでは、確実に運をつかむ、あるいは味方につけるための方法が見えてくるからだ。では...
収録日:2024/03/06
追加日:2024/05/09
道元『辨道話』の教え「修行こそわが仏門」とは
石田梅岩の心学に学ぶ(5)根本としての仏教と道元の教え
石田梅岩の思想の根本をさかのぼると、最澄の説く「本来本法性 天然自性身」、またその言葉から修行への疑問を呈した道元に行き着く。最澄は「人間は本来仏性を持つ、生まれながらに悟った身だ」と言う。仏教とはそうした存在...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/05/06
石田梅岩が唱えた「商売の基本」、不足の共有化が鍵
石田梅岩の心学に学ぶ(4)商売の基本と梅岩教学
石田梅岩の大きなテーマである「商売の基本」はどこにあるか。それは「不足」についての認識を共有化することだと田口氏は言う。20年の探究が実を結び、石田梅岩が講席を開いたのは1729年。以後、講席は15年続くが、本人の講義...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/04/29
無料で開講した石田梅岩、師・小栗了雲から学んだ「無心」
石田梅岩の心学に学ぶ(3)神道布教の志と「無心」
石田梅岩は20代の頃、二度目となる奉公に出るとともに勉学にも力を入れていく。それを支えたのは、当時京都で隆盛だった吉田神道(唯一神道)をさらに普及させようという志だった。やがて8代将軍・徳川吉宗の世となり、40代を迎...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/04/22
失敗から学んだ石田梅岩、独学で教養を高めた少年期の体験
石田梅岩の心学に学ぶ(2)梅岩の教養を育んだ少年期の体験
江戸の町人の例に漏れず11歳で奉公に出た石田梅岩だが、奉公先の商家の事情から15歳で帰郷する。失敗ともいえるこの体験が梅岩思想に与えた影響は大きいと言う田口氏。郷里へ戻った梅岩が23歳で再び奉公するまでの記録は残って...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/04/15
町人の時代へ、石田梅岩に影響を与えた江戸経済の隆盛期
石田梅岩の心学に学ぶ(1)石田梅岩の生涯と時代背景
石田梅岩の心学は、日本で初めて商人が学べる学問をつくり上げたといわれる。その思想哲学を理解するためには、梅岩の思想の淵源をたどってみるほうが分かりやすい。まずは、江戸時代の最初の隆盛期である元禄期と重なる彼の生...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/04/08
なぜソ連は崩壊したか?…新冷戦とアメリカへの恐怖心
歴史から考える「ロシアの戦略」(5)冷戦の時代とソ連解体
キューバ危機以降、アメリカを警戒しながらも核兵器の開発などにより一定の地位を築いたソ連。冷戦構造の中で社会主義国を牽引していたソ連だが、1980年代以降、その足場は崩れ出す。社会的背景や疑心暗鬼が生んだ悪手をひも解...
収録日:2024/01/18
追加日:2024/03/18
三日坊主はダメ!学びこそ老年の「心の快楽」のために大事
キケロ『老年について』を読む(6)学びは老年に向いている
老年期のソポクレースは色事から逃れて喜んだが、老年になっても心の華やぎはあったほうがいいという意見もある。一方、肉体の快楽から離れた老年期は、新しいことに挑戦したり学んだりすることが大事であると語っている。同時...
収録日:2023/06/12
追加日:2024/02/10
創造的経営の核心…「個人の信念」を真実として正当化する
日本企業の病巣を斬る(7)信念と創造的経営
理想や使命へ向かうと「自分がこうやりたい」というものが出てくる。それぞれに正解を見つけていくしかないから、おのずと自分の持ち味が発揮されるようになる。ところが、現在の日本の企業社会では会議ばかりを重んじるあまり...
収録日:2023/10/18
追加日:2024/01/12
幸福な老年への智恵をキケロに学ぶ…惨めな老年の4つの理由とは
キケロ『老年について』を読む(1)キケロの評価と「老年の心構え」
『老年について』の著者キケロは、カエサルやポンペイウスと同時代にあたり、古代ローマ史上随一の弁論家で、哲学者、また政治家でもあった人物である。多くの著作を残したが、政治的発言がしにくくなり、引退生活を送る中で著...
収録日:2023/06/12
追加日:2024/01/06
『寅さんの教育論』――山田洋次監督から学んだ大事な教え
組織心理学~若者とのコミュニケーション(2)自信をもたせることの大切さ
若者や部下が相談してきたときに、聞き手である上司や先生、先輩などがつい話し過ぎるのはよくある失敗である。相手の話の辻褄が合わなくても、それなりのストーリーがあることを理解し、想像することが大切だ。最後に山田洋次...
収録日:2023/06/21
追加日:2023/12/29
暗黙知と形式知…「使命感や恩」で心を燃やすのが日本の道
日本企業の病巣を斬る(5)暗黙知と形式知
欧米の企業と日本の企業の違いは、欧米が数値目標を求めるのに対し、日本はお客さんに喜んでもらうことに主眼を置く。これは野中郁次郎の言うところによれば、日本は「暗黙知」であり、一方、欧米の理論は「形式知」である。「...
収録日:2023/10/18
追加日:2023/12/29
核保有する国連常任理事国は、むしろ安心して戦争できる
ポスト国連と憲法9条・安保(1)国連の構造的問題
国際連盟の反省を踏まえて、第2次世界大戦後に設立された国際連合(国連)。国連に加盟する大国間が連帯し、世界の平和を守るために設置されたのが安全保障理事会(安保理)という枠組みであった。だがいまや、安保理常任理事国...
収録日:2023/11/01
追加日:2023/12/25
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
各種ハラスメントへの対策が求められる中、若者とのコミュニケーション方法に悩むリーダー層も多い。例えば、近年「Z世代」と呼ばれるようになったが、彼らは昔の若者たちと何が違うのか。また、何を大切にし、どうありたいと感...
収録日:2023/06/21
追加日:2023/12/22
正々堂々の敵は避けるべし…気・心・力・変を治める重要性
『孫子』を読む:軍争篇(5)4つの治め方と戦闘上の法則
戦いのポイントとして「気」「心」「力」「変」という4つを挙げ、それらを治めることの重要性を説く孫子。それぞれどのようなことなのか。そして、最後に戦巧者として「してはいけない」という戦闘上の法則を挙げて締めくくる軍...
収録日:2020/06/16
追加日:2023/12/18
西洋の二元論と東洋の多様性ある一元論…岡倉天心の喝破
伊福部昭で語る日本・西洋・近代(6)西洋の二元論か東洋の一元論か
戦時中に伊福部昭の音楽が多く取り上げられた背景には、日本全体をとりまく、ある傾向の影響もあった。それは、岡倉天心のような「アジアは一つ」とも似た一元論的な思想である。西洋の没落とともに浮上したこの思想とはいかな...
収録日:2023/09/28
追加日:2023/12/16
第一印象が悪くても大丈夫!「ゲイン効果」とは何か
組織心理学~「不満」を生かす(2)ほめ方とゲイン効果
一般的に「ほめればいい」という風潮は広がっているが、「ほめ方」は難しいテーマである。ただ「ほめればいい」ということではなく、そこには前提条件があると山浦氏は言う。それはいったいどのような条件なのか。また、「ほめ...
収録日:2023/06/21
追加日:2023/12/15
職場への不満は6割以上~ポイントは隠蔽、心理的安全性…
組織心理学~「不満」を生かす(1)不満・相談・予防
「職場に不満を持っている人が6~7割いる」というデータがある。経営者にとっては衝撃的なデータだが、実はリーダーのリーダーシップによってその割合は大きく変わるという。いったいどういうことなのか。不満にも妬み同様「い...
収録日:2023/06/21
追加日:2023/12/08
公共心だけで人材確保は無理…迫られる給与体系の見直し
経済と社会の本質を見抜く(6)公的機関の人材確保
官僚を志望する優秀な学生の減少が取り沙汰されているが、日本銀行にも優秀な人材がなかなか集まらなくなっているという。それは、若くて優秀な人材が民間企業に流れてしまうからだが、ではパブリックセクター(公的機関)とし...
収録日:2023/08/09
追加日:2023/12/03
学ぶきっかけは稲盛和夫氏…ベクトルを合わせるための手法
組織心理学~「チームの温度差」を埋める(2)ベクトルを合わせる
温度差のある集団では、チームの足並みがそろわないといわれる。それは個人がバラバラな方向を向いていて、チームとしてのベクトルが定まっていない状態だからだ。今回は経営破綻からの再建を果たした企業の事例を見ながら、ベ...
収録日:2023/06/21
追加日:2023/12/01
職場のメンタルに影響する「あいさつ」、その効用とは?
組織心理学~「チームの温度差」を埋める(1)温度差の正体とあいさつの影響力
人間関係の凸凹について考えるとき、大事なテーマに組織内の「温度差」がある。一人ひとり価値観にも違いがある以上、それは当然生じることである。温度差を埋めるためには一人ひとりと向き合う、面倒くさい作業が重要となるが...
収録日:2023/06/21
追加日:2023/11/24
本居宣長の説く「もののあはれ」の意味…心の動きとため息
『源氏物語』ともののあはれ(4)「もののあはれ」とは何か
本居宣長は、歌も物語もその本質は「あはれ」というひと言で説明できると説いたわけだが、では「もののあはれ」とはいったいどのようなものなのか。また、なぜ宣長は「あはれ」に着目したのか。友人からの問いかけから始まった...
収録日:2023/08/04
追加日:2023/11/23
よく妬まれる人はどうすればいい?ポイントは察知能力
組織心理学~「妬み」との上手な付き合い方(3)感謝のこころと「見る目」の養成
妬まれることの多い人はどうすればいいのか。「打たれる釘は打たれるので、もう飛び抜けてしまえ」という話があるが、実はなかなか難しい。となると、ポイントになるのは察知能力だ。そこはリーダーにとっても重要なことだが、...
収録日:2023/06/21
追加日:2023/11/17
やまとうたは人の心を種として…「託す」表現の神秘的な力
『古今和歌集』仮名序を読む(2)和歌とは何か
「仮名序」の冒頭では、和歌の機序とその機能が説かれる。「人の心を種」として「多くの言葉」として茂ってきたのが歌であり、歌は「天地を動かす」力を持っているというのだ。こうした内容の表現に縁語や掛詞の技法をふんだん...
収録日:2023/07/05
追加日:2023/11/15
キモカワイイと同じ!?妬み予防のカギには言葉の質と量
組織心理学~「妬み」との上手な付き合い方(2)リーダーの采配とコミュニケーション
チームの状況を左右する「妬み」において、カギになるのはリーダーの采配である。妬みを生みにくい風土づくり、あるいは妬みの予防は、メンバー間のコミュニケーションにかかっている。一方で、やりすぎると「くどい」という感...
収録日:2023/06/21
追加日:2023/11/10
いい妬みと悪い妬みの2種類がある…「嫉妬」の本質に迫る
組織心理学~「妬み」との上手な付き合い方(1)いい妬み・悪い妬み
「妬み」という感情は古くから人間に存在するものだが、それが現代社会において組織にどのように影響するのか。「妬み」は普段表に出ないネガティブな感情だが、なければいいというものでもない。実はその感情があるからこそ、...
収録日:2023/06/21
追加日:2023/11/03
なぜ組織に「心理学」が必要か?多様化と個の時代の処方箋
組織心理学とは何か~『武器としての組織心理学』と概論
組織のモチベーションやパフォーマンスをあげるために、「組織心理学」が注目されている。なぜ組織に「心理学」が必要なのかといえば、組織が人で構成され、人は心に左右されるからだ。妬みや温度差などのネガティブな感情が及...
収録日:2023/06/21
追加日:2023/10/27
世界の中心!?ケンブリッジ大学でギリシア哲学を学ぶ
哲学の役割と近代日本の挑戦(4)ケンブリッジが「世界の中心」?
日本がバブル最後の1990年代初頭、海外留学は多い時代だったが、留学先であるイギリスの情報は乏しく、通信手段は手紙とファックスだけだったという納富氏。苦労しながら交渉して落ち着いた先はロビンソンカレッジ。そのケンブ...
収録日:2023/07/28
追加日:2023/10/21