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井上勝―日本の「鉄道の父」と呼ばれた男

技術と民生から見た明治維新(3)井上勝

本編シリーズ講話第3回、「長州ファイブ」のアンカーは「鉄道の父」、井上勝。世界に冠たる日本の鉄道技術と安全安心への信頼は、彼なくしてあり得なかった。関係者には親しまれ、政界には多くの敵を作った「おさる」の鉄道一...
収録日:2014/02/12
追加日:2014/03/13
山内昌之
東京大学名誉教授

安倍内閣による「農業改革」「規制改革」の評価

農業改革と規制改革の進捗状況を評価する

国際競争力の資源として農業は欠かせない。その成長を阻むのが減反制度に代表される旧来の保護政策だ。産業競争力会議を核とした安倍内閣の農業改革や規制改革の進捗状況を島田晴雄氏が評価する。(島田塾第109回勉強会 島...
収録日:2014/01/14
追加日:2014/03/13
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

スズキ自動車社長に教わった「中小企業のおやじ」の心構え

県知事として大切にしていること-「自分が前に出ていく」

東日本大震災で甚大な被害をこうむった宮城県は、村井知事のもと驚くべきスピードで復興計画を立て、着実にそれを実行に移している。「ピンチをチャンスへ」との決意のもと、宮城県を復興へと導く村井知事の信条とは? 
収録日:2014/02/14
追加日:2014/03/13
村井嘉浩
宮城県知事

18年間赤字を続けた要因は「バランス」にあった?

ハウステンボス再生への戦略(2)失敗と経験に学ぶ

わずか1年で黒字転換を果たしたハウステンボスだが、それ以前の18年間は赤字を続けていた。その失敗についての分析とともに、澤田秀雄氏の戦略論に影響を与えた貴重な経験にも迫っていく。
収録日:2014/03/31
追加日:2014/05/16
澤田秀雄
株式会社エイチ・アイ・エス 最高顧問

運が悪いときは「時間」と「距離」が解決してくれる!

わが行動原則「運気と波動」

 経営には「運気」は重要な要素だ。良い運気を引き寄せるために大切なことは、第一に、いい気をもつ企業や人を見極めて付き合う。第二に、世の中のすべては「陰と陽」でまわっていると心得て、そのバランスを大切にする。そし...
収録日:2014/03/31
追加日:2014/05/22
澤田秀雄
株式会社エイチ・アイ・エス 最高顧問

日本的経営でイノベーションを起こすファナックの秘密

日本企業のグローバル戦略~外資系企業との比較(3)ファナックに学ぶ

企業価値が4兆円を超える世界的優良企業・ファナックは、なぜこれほどの成功を収めているのか。なぜイノベーションを起こし続けているのか。創業社長・稲葉氏の姿勢や言葉に触れながら、大上氏がその理由に迫る。
収録日:2014/04/11
追加日:2014/06/12
大上二三雄
MICG代表取締役

企業が企業をつくっていく古河グループ

日本企業のグローバル戦略~外資系企業との比較(2)古河グループ5代の歴史と富士通の躍進

なぜ、かつての日本では新しいイノベーションを次々に生み出し、世界を変えていく企業がたくさん出てきたのか。今はなぜそのような企業が出てこないのか。大上二三雄氏が古河グループ、中でも富士通に注目してその理由を分析する。
収録日:2014/04/11
追加日:2014/06/12
大上二三雄
MICG代表取締役

ソニーからものづくりの力が失われてしまった

日本企業のグローバル戦略~外資系企業との比較(1)なぜソニーは苦しんでいるのか?

今、ソニーが苦しんでいる。日本を代表するイノベーション企業は、なぜものづくりの力を失ってしまったのか。そこには、今の日本企業が抱える問題が凝縮していると大上二三雄氏は分析する。その問題とは一体何なのか。
収録日:2014/04/11
追加日:2014/06/12
大上二三雄
MICG代表取締役

物事の本質と価値のその先に何があるのか考える

LINE流イノベーティブ思考術(3)価値の「先」をデザインする力

3年足らずで4億ユーザーを突破したLINE。ネット史に残る成長を可能にした、シンプルな発想とは。LINE株式会社代表取締役社長CEO森川亮氏の成功のカギに迫る。(全5話中第3話目)
収録日:2014/05/14
追加日:2014/06/26
森川亮
C Channel株式会社 代表取締役(元LINE株式会社代表取締役社長)

書物こそ永遠に尽きることのない知恵を与えてくれる友

読書とは何か(1)私たちは本から何を得るべきなのか

ものを考えるとき、私たちは書物に頼ることがある。いったい読書とは何か。読書が私たちに何を与えてくれるのか。この命題について、中東の逸話から江戸時代の文筆家まで、古典的な書物の中で語られた言葉を引用しながら、迫っ...
収録日:2014/04/09
追加日:2014/07/03
山内昌之
東京大学名誉教授

仕事を成功させるには冷静な現実感覚が必須

読書とは何か(2)実社会における読書の意味

プラトン、キケロの国家論およびその思想を語る言葉を豊富に例示しながら、書物を通して知識を得ることの意味、得た知識をどのような感覚をもって仕事に活かすべきなのかを考える。(全6話中第2話目)
収録日:2014/04/09
追加日:2014/07/10
山内昌之
東京大学名誉教授

政治家が線香を持参してお供えすることは公職選挙法違反

政治家としての原点、そして挫折と再生

「塞翁が馬」とは、小野寺五典氏のための言葉ではないだろうか。公務員を辞めるきっかけは「文句は政治家になって言え」の一言。トントン拍子の初当選から2年後には議員辞職を余儀なくされる。しかし、その後のつらく苦しい期...
収録日:2014/06/17
追加日:2014/07/17
小野寺五典
衆議院議員

くまモンがもたらした経済的豊かさ・誇り・安全安心・夢

蒲島県政(3)目標の政治とくまモンの政治経済学

蒲島県政が目指す「目標の政治」を一言で表現すれば「県民総幸福量の最大化」だ。その施策の核となっているのが、熊本県営業部長・くまモンだが、そこには単なるキャラクターを超え、政策としてとらえたくまモンの姿があった!...
収録日:2014/05/16
追加日:2014/08/21
蒲島郁夫
元熊本県知事

エンブラエルやペトロブラスにみるブラジル企業の多様性

ブラジル訪問に学ぶ(3)ブラジルの復元力の源は「多様性」と「明るさ」

日本から見れば地球の反対側に位置するブラジル。しかし、ブラジルと日本の間には地理的なものだけではなく、いくつもの「正反対」が存在する。その中にこそ、日本の問題を打開するヒントがある! 島田晴雄氏が実際に見聞きし...
収録日:2014/10/02
追加日:2015/01/05
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

これからの主役は若者と女性。その理由とは?

デュポンから見た世界と日本(4)長期的なオンリーワン戦略で飛躍する日本企業

今後10年、20年を見据えたとき、日本企業は一体何を目指すべきなのか?強いビジネスを実現するための戦略と、そこでキーパーソンとなる新たな人材像とは。デュポン株式会社代表取締役社長・田中能之氏に聞いた。(全4話中...
収録日:2014/09/10
追加日:2015/01/15
田中能之
元デュポン株式会社取締役会長

40歳頃、ゼネラリストとなり「L字キャリア」を積む

TOTOの北九州発グローバル戦略(1)工学博士が総務部長?

TOTO株式会社取締役常務執行役員・成清雄一氏は、現在コーポレートグループ長だが、一方で工学博士でもある。なぜ理系の成清氏が管理部門のトップを務めているのか。そこには、実に興味深い「L字キャリア」があった。(全...
収録日:2014/09/18
追加日:2015/01/19
成清雄一
西日本工業大学常務理事・副学長

論理に勝るのは空気?知っておくべき日本の特殊性

TOTOの北九州発グローバル戦略(2)実は海外でも稼ぐTOTOの「けじめ」

日本社会をコントロールしているのは、法律でも人でもない。では何か? 日本企業が海外へ進出するときに知っておくべき「日本の特殊性」とは? 実は海外でも稼いでいるTOTO株式会社の北九州発グローバル戦略。その根底に...
収録日:2014/09/18
追加日:2015/01/20
成清雄一
西日本工業大学常務理事・副学長

親切が第一! 初代社長の手紙に残る経営理念の原形

TOTOの北九州発グローバル戦略(4)TOTOを鍛えたカリフォルニア州の規制とコアバリュー

TOTOは、あることをきっかけにして、アメリカで有名になったという。これがターニングポイントとなって、今や海外で成功を収めている。それは何か。なぜだったのか。TOTO株式会社のコアバリューや先人の言葉と併せて、...
収録日:2014/09/18
追加日:2015/01/22
成清雄一
西日本工業大学常務理事・副学長

日本の労働生産性が先進国中最も低い背景とは? 

アベノミクス新成長戦略のポイント(3)働き方の改革~民主化の悪影響を払拭

アベノミクス新成長戦略が農業の次に立ち向かう大きな岩盤は、「働き方」の改革だ。「働き蜂」と称されるほど日本人は良く働くが、にもかかわらず日本の労働生産性は先進国中最も低い。その背景とは? 今なお引きずる戦後日本...
収録日:2015/01/27
追加日:2015/02/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

国有企業改革が徹底できなければ競争力低下へ

習政権の課題とリスク(2)安定成長移行後のリスク

中国は、高度成長から安定成長に移行した後にリスクが待っていると語るキヤノングローバル戦略研究所研究主幹・瀬口清之氏。そこには中国が抱える大きな問題点が潜んでいた。2020年以降のリスクシナリオとともに、習近平政...
収録日:2015/01/05
追加日:2015/03/23
瀬口清之
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

大不況下でも解雇や減給をしなかった幸之助―経営の原点

松下幸之助の言葉~人間大事の心(1)一人も解雇するな、1円も給料を下げるな(前編)

松下幸之助の晩年23年間を秘書として仕え、PHP研究所の社長も務めた江口克彦氏が、今の時代でも色あせない「経営の神様」の珠玉の言葉について語る。1929年の世界恐慌の際、松下電器製作所は大不況の中で社員の解雇も...
収録日:2014/01/20
追加日:2015/04/01
江口克彦
株式会社江口オフィス代表取締役社長

松下幸之助が「勉強よりも掃除」と言った理由

松下幸之助の人づくり

志ネットワーク代表、「青年塾」主宰者として、日本の若者の志を育てる人間教育を生涯のテーマとする上甲晃氏。その教育の実践には、隅々に至るまで松下幸之助氏の言葉、そしてその言葉を受けて上甲氏が考え実行してきたことが...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/06
上甲晃
志ネットワーク代表

巨大な財政赤字と高齢化による社会的費用増加が鍵

欧州から見たアベノミクス(3)成否の行方に強い関心

ヨーロッパは、デフレが進行して立ち直れない日本病になるのは困ると考えている。そのため、アベノミクスが成功するか失敗するか、その行方に大きな関心を寄せている。彼らはアベノミクスをどう見ているのか。また、どこに注目...
収録日:2015/03/31
追加日:2015/05/25
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

自らも実践、年間の家賃収入は3億円以上!

「お金持ち大家さん」を語る

サラリーマンのゆとりある老後生活のために『お金持ち大家さん』を書いた、株式会社三光ソフランホールディングス代表取締役社長・高橋誠一氏。無料で個別相談を行い、これまでに1500人のうち800人がアパートを購入した...
収録日:2014/07/24
追加日:2015/06/15
高橋誠一
三光ソフランホールディングス株式会社 代表取締役社長

営業も自らが指導、5年で上場させた急成長事業

介護施設事業、急成長の舞台裏

2000年4月、介護保険制度導入とともに介護施設事業をスタートし、同事業を急成長させた株式会社三光ソフランホールディングス代表取締役社長・高橋誠一氏。これまでに介護施設を250棟ほどつくり、グループホームでは現...
収録日:2014/07/24
追加日:2015/06/18
高橋誠一
三光ソフランホールディングス株式会社 代表取締役社長

アゼルバイジャンの歴史を知れば、ロシアの悪行に気付く

アゼルバイジャン訪問に学ぶ(1)大国との位置関係とその歴史的経緯

北にロシア、西にトルコ、南にイランと、歴史的大国に囲まれた人口900万人の小国、アゼルバイジャン。3年前から始まった島田村塾で、この国を訪れることとなった島田晴雄氏。果たしてその訳は。また、この国の歴史から見え...
収録日:2014/10/02
追加日:2015/07/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

M&Aは皆がプラスにならなければしてはいけない

M&Aとは企業の存続と発展のための経営戦略ツール

人口減少、市場縮小の逆風に加え、非上場の中小企業オーナーの多くが、後継者問題や資本金・担保負担に苦しんでいる。「M&Aがその救済手段となる」のはなぜなのか? 株式会社日本M&Aセンター名誉会長・分林保弘氏が、「中小...
収録日:2014/06/23
追加日:2015/08/03
分林保弘
株式会社日本M&Aセンターホールディングス 名誉会長

企業収益は急増中なのに、なぜ賃金や投資には回さない?

日本の経済動向:2015年秋~アベノミクスの正念場

「アベノミクスは正念場に来ているが、今後の希望がないわけではない」と語るのは、東京大学大学院経済学研究科教授・植田和男氏だ。具体的にどのような正念場を迎えているのか。何が今後の希望なのだろうか。植田氏がデータに...
収録日:2015/09/15
追加日:2015/09/21
植田和男
第32代日本銀行総裁

人生が変わった松下幸之助からかけられた言葉

松下幸之助を語る(1)秘書から経営者への転身

ある日突然、PHP研究所の経営引き継ぎを松下幸之助に打診されたと話すのは、幸之助の側近で参議院議員の江口克彦氏。一晩悩みに悩み、結局辞退する旨を告げた時、幸之助がかけた言葉とは──。幸之助の側にいて、誰よりもその...
収録日:2015/09/29
追加日:2015/11/16
江口克彦
株式会社江口オフィス代表取締役社長

小売屋さんの商売の価値判断を身をもって知る

松下幸之助の人づくり≪1≫真のリーダーとは(10)犬の尾の振り方からも何かを発見できる―万事研修

松下政経塾の塾生たちは皆、座学だけではなく、松下電器の工場や販売店で一定期間の実習を経験する。松下幸之助は、この肝いりの実習を通じて、彼らに身をもって何を感じてほしかったのか。この貴重な体験を生かすも捨てるも自...
収録日:2015/06/17
追加日:2015/12/10
松下幸之助
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者

「重職」とは「とんでもないこと担当」のこと?!

重職心得箇条~管理職は何をなすべきか(3)覚悟と対応力

東洋思想研究者・田口佳史氏とともに、佐藤一斎の『重職心得箇条』を読み進む。田口氏の解説を聞くと、その冒頭のわずか数行にこの教えの真髄が込められていることが分かる。一斎が重視した「重職」の第一の心得とは?(全15...
収録日:2015/12/22
追加日:2016/04/18
田口佳史
東洋思想研究家

水リスク管理は国ではなく私的設置の基準が席巻しつつある

水ビジネスの動向(3)水リスクマネジメントの現況

東京大学生産技術研究所教授・沖大幹氏が、注目される水ビジネスの最新動向を論じる。まずインフラ輸出の難しさだ。社会的価値が高いインフラの整備は、ビジネスとして見ると撤退しにくさや事業展開の面で、他の業種と異なる。...
収録日:2015/05/25
追加日:2016/05/19
沖大幹
東京大学大学院工学系研究科 教授

「水道哲学」は貧乏克服、「産業報国」は商人の誇り

松下幸之助の経営理念(2)創業から戦後への歩み

パナソニック株式会社の「信条・綱領・七精神」をはじめ、松下幸之助は数多くの理念を文章化している。もちろん企業としての経営理念が中心だが、個人・社会人として見ても人生哲学に通じるものがある。今回は、「経営の神様」...
収録日:2016/02/18
追加日:2016/06/06
佐野尚見
元松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)代表取締役副社長

評価最下位からトップグループへ。PAS社逆転の軌跡

松下幸之助の経営理念(4)経営改革の原点は風土改革

公益財団法人松下政経塾理事長・佐野尚見氏が、松下電器でのオートモーティブ事業部創業当時を振り返り、全ての面において下位評価にあった自社をどのように改善していったのか、その軌跡を明かす。まず改革すべきだと思ったこ...
収録日:2016/02/18
追加日:2016/06/13
佐野尚見
元松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)代表取締役副社長

企業の起死回生を果たしたトップによる経営キーワード集

松下幸之助の経営理念(5)四つの「ジンザイ」で人を見る

公益財団法人松下政経塾理事長・佐野尚見氏が、PAS社社員に折にふれ話した言葉の数々を紹介する。松下幸之助の言葉、そして自らの経験を通して学んだことの数々は、経営者にとっても、また現場で働く社員にとっても、見逃せ...
収録日:2016/02/18
追加日:2016/06/16
佐野尚見
元松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)代表取締役副社長

毛沢東、曽国藩、劉少奇―多くの中国の英雄が湖南省出身

湖南省訪問記~共産党の英雄たちを輩出した地(1)長沙の町と湖南大学を訪ねて

千葉商科大学学長・島田晴雄氏が率いる「島田村塾」は、湖南省を訪問した。そこで島田氏は「中国の大矛盾」「50年前のシカゴ」「親切な中国」を見たという。いったい何を見たのだろうか。(2016年6月28日開催島田塾第...
収録日:2016/06/28
追加日:2016/09/22
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

日本の医療制度の特徴…国民皆保険・フリーアクセス・現物給付

日本の医療を考える~その特徴と課題(1)医療制度を支える三つの特徴

日本の医療には「国民皆保険」「フリーアクセス」「現物給付」という三つの特徴がある。この三つの柱が支える医療制度の下で、世界最長の平均寿命や高い保健医療水準は達成されたのだと、公益社団法人日本医師会副会長・今村聡...
収録日:2016/08/18
追加日:2016/09/25
今村聡
元公益社団法人日本医師会 副会長

医療費の自己負担率を世界と比べると日本は割高?

日本の医療を考える~その特徴と課題(2)医療費を支える財源

日本の医療費は、2013年度で約40兆円強。それを支える財源は、「自助」「公助」「共助」の三つの組み合わせで成り立っているという。社会連帯によって支えられてきた保健医療は、社会構造の変化に耐えられるのだろうか。...
収録日:2016/08/18
追加日:2016/10/02
今村聡
元公益社団法人日本医師会 副会長

人工知能に代替されない能力を!「AI時代」の教育法

ファミリービジネスとAI(7)これからの教育に向けて

これからの教育に求められるのは、人工知能に代替されない能力の育成だ。しかし従来の教育はむしろ代替されやすい能力ばかり重視してきた。東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授の柳川範之氏は、産業構造が大きく、そして...
収録日:2016/07/25
追加日:2016/11/04
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

働き方改革4つのポイント!重要なのは管理職の意識改革

経営戦略としての働き方改革(3)企業事例にみる改革成果

株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長・小室淑恵氏が、「働き方改革」のためのマネジメント手法とチームでの具体的な取り組み方、そしてそれを実践した企業事例を紹介する。小室氏は、その事例から多くの企業が抱える...
収録日:2017/02/21
追加日:2017/03/27
小室淑恵
株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長

スターバックスのコンセプトは「サードプレイス」

ストーリーとしての競争戦略(6)事例に見る経営者の戦略

一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授の楠木建氏が、ホットペッパーとスターバックスを事例として、コンセプトの重要性を解説する。スターバックスやホットペッパーは、「第3の場所」・「狭域情報」といったコンセプトを的確に...
収録日:2017/05/25
追加日:2017/07/18
楠木建
一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 特任教授

柳井正氏はいつも「ひょっとしたら」で考えている

ストーリーとしての競争戦略(8)ひょっとしたらの発想

一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授の楠木建氏による、優れた戦略構想についての解説講義の最終回。Amazonは自社在庫を抱えているためROAが低い。しかしこの非合理的要素は、顧客に意思決定インフラを提供するのに必須である...
収録日:2017/05/25
追加日:2017/07/25
楠木建
一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 特任教授

日本の年金制度は非常に不公平な制度

少子高齢化と財政の役割(8)年金制度の現状と問題

明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科教授の田中秀明氏が、「少子高齢化と財政の役割」のテーマの下、年金制度について解説する。数々のデータが示す日本の年金制度の問題点は、一言でいえば「不公平」。国民の生活を守るた...
収録日:2017/08/28
追加日:2017/09/30
田中秀明
明治大学公共政策大学院専任教授

日本の医療制度の問題点は「非効率」と「不公平」

少子高齢化と財政の役割(9)医療制度の現状と問題

明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科教授・田中秀明氏が、「少子高齢化と財政の役割」のテーマの下、医療制度の問題にメスを入れる。医療はかけた費用と結果が必ずしも比例せず、仕組みも複雑になっているが、やはり問題は...
収録日:2017/08/28
追加日:2017/10/01
田中秀明
明治大学公共政策大学院専任教授

企業価値を高めたコンプライアンスの成功例とは?

「ものがたり」のあるコンプライアンス(4)官製談合

国広総合法律事務所パートナーで弁護士の國廣正氏が、官製談合をやめることを決めたある会社を取り上げ、コンプライアンスの成功例として紹介する。確かにコンプライアンスの徹底によって、苦しい状況に陥ることもあるだろう。...
収録日:2017/08/24
追加日:2017/10/15
國廣正
弁護士・国広総合法律事務所パートナー

「ワンオペ」発覚後のすき家のコンプライアンス対応

「ものがたり」のあるコンプライアンス(6)労働問題

国広総合法律事務所パートナーで弁護士の國廣正氏が、労働問題発覚後のすき家の対応を取り上げ、コンプライアンスの成功例として解説する。問題発覚後、第三者委員会は過酷労働の事実と原因を徹底的に究明した。すき家はそれを...
収録日:2017/08/24
追加日:2017/10/17
國廣正
弁護士・国広総合法律事務所パートナー

創業者が記した設立趣意書の原点を見失っていたソニー

AIとデジタル時代の経営論(8)ソニーの原点

一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏は、働き方改革について、職務規定の明確化の重要性を認めつつも、暗黙知の要素への評価の重要性を強調する。ソニーは、創業者の一人、井深大氏が東京通信工業設立...
収録日:2017/07/24
追加日:2017/11/01
一條和生
一橋大学名誉教授

医療にも市場メカニズムを導入して競争させるべき

高齢化と財政危機~その解決策とは(16)市場メカニズムを拒否する医療行政

公立大学法人首都大学東京理事長の島田晴雄氏によれば、日本の医療制度は政府による管理統制を受け続けてきた。診療報酬や病院・病床の規制、さらには医学部の数量規制まで、政府が管理を強化してきたのである。市場メカニズム...
収録日:2017/10/05
追加日:2017/12/05
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

日本の経済発展には外国企業を受け入れることが必要

高齢化と財政危機~その解決策とは(22)日本経済の活力低下

日本経済は近年、活力低下状態に陥っている。企業行動は積極性を欠き、社内留保はGDPに匹敵する規模だ。企業の官僚性も起業家精神を阻害している。とりわけ、外国企業を受け入れようとしない日本経済の体質が経済発展を妨げてい...
収録日:2017/10/05
追加日:2017/12/18
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

百貨店は富裕層中心の「お帳場」ビジネスを伸ばせるか?

日本の百貨店~培われた強みとは?(2)お帳場ビジネスとスターバックス現象

百貨店のビジネスには、他の小売店にないさまざまな特徴がある。「お帳場」制度は長く続く慣習だが、むしろ新しいビジネスモデルへの活路として、学習院大学国際社会科学部教授の伊藤元重氏は注目している。ショッピングは果た...
収録日:2017/11/27
追加日:2018/01/11
伊藤元重
東京大学名誉教授

中古車販売のガリバー創業者・羽鳥兼市の経営センス

優れた経営者の条件(6)業界内の矛盾を直視せよ

IDOM(ガリバー)は中古車業界にどんな革新をもたらしたのか。業界内で誰もが見て見ぬふりをしてきた矛盾を直視することで、優れた戦略を作り出すことができるのだと、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授の楠木建氏は語る。...
収録日:2017/11/16
追加日:2018/01/27
楠木建
一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 特任教授

学生とは違う「大人の学び直し」のポイントとは?

大人の学び直しのために(1)知識を知恵に変えていく

東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授の柳川範之氏が、「大人の学び直し」について解説する。スマホやタブレットですぐに情報が手に入るようになった現在、これから必要とされる「学び」は、得た知識を知恵に変えていくこ...
収録日:2018/02/16
追加日:2018/03/24
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

AI時代に求められる「人間の役割」とは?

AIと人間の働き方の関係

東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授の柳川範之氏が進化目覚ましいAIと人間の働き方の関係について解説する。最近よく、人間の仕事がAIにとって代わるのではないかといわれるが、柳川氏は人間の能力を必要とする分野は残...
収録日:2018/02/16
追加日:2018/03/26
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

ブランドとは何か…企業の本質的な部分に与えるインパクト

ブランド戦略論をどう読むか(1)ブランドとは何か

誰もがブランドについて知っているつもりになっているが、実際に議論を始めてみると、何がブランドなのか、何をすればブランド対策になるのか、途端に分からなくなってしまう。中央大学ビジネススクール大学院戦略経営研究科教...
収録日:2018/01/15
追加日:2018/03/28
田中洋
中央大学名誉教授

脱サラして考えた「日本の農業の未来」

ビジネスとしての農産業~農業×ITベンチャー(1)農業総合研究所ができるまで

日本の農業従事者は年々減る一方で、高年齢化が進んでいる。食料自給率の著しい低下が国力を左右することは誰もが知っている。では誰が何をどうすればいいのか。農業×ITベンチャーで注目される株式会社農業総合研究所代表取締役...
収録日:2018/01/26
追加日:2018/03/31
及川智正
株式会社農業総合研究所 代表取締役会長CEO

農業総合研究所の流通と既存の流通の違い

ビジネスとしての農産業~農業×ITベンチャー(4)選択肢を増やす仕組み作り

株式会社農業総合研究所代表取締役社長の及川智正氏が、農業をビジネスとして魅力あるものにするための仕組みについて解説。今回は自社の流通の仕組みと既存流通の違いから考えていく。重要なのは、生産者、ユーザー、販売店そ...
収録日:2018/01/26
追加日:2018/04/18
及川智正
株式会社農業総合研究所 代表取締役会長CEO

日本の社会保障は非常に非効率

日本財政を巡る課題(5)非効率的な社会保障

法政大学経済学部教授の小黒一正氏によれば、日本の社会保障は非常に非効率的であり、低所得者層や本当に困っている人たちに富が再分配されていない可能性がある。実際、低所得者層への再分配率は2パーセントと、アメリカ並みの...
収録日:2017/10/30
追加日:2018/05/19
小黒一正
法政大学経済学部教授

見返りを求めて、人を応援してはいけない

人間力をつけるために(4)「ギブ&ギブ&ギブ」の精神

人間力をつけるための四つ目のポイントは「ギブ&ギブ&ギブ」の精神だと、経営コンサルタントの浜口直太氏は語る。それは人の相談に乗り励ましていくということで、お金も名誉も地位も何もなくてもできることだと浜口氏は言う...
収録日:2018/03/19
追加日:2018/05/26
浜口直太
国際経営コンサルタント

専門家の間でもブランドの定義は一致していない

ブランド戦略論を考える(1)ブランドは表層的か

ブランドについて議論を始めると、途端に議論は紛糾してしまう。ブランドはどのように理解すべきか? ブランドは表層的なものにすぎないのか? こうした問いに答えるべく、中央大学大学院戦略経営研究科教授の田中洋氏は2017年...
収録日:2018/01/27
追加日:2018/07/11
田中洋
中央大学名誉教授

ブランド価値とは何か…ディズニーレシピから見えるもの

ブランド戦略論を考える(3)ブランド戦略の構想

中央大学大学院戦略経営研究科教授の田中洋氏は、ブランド戦略とは営業から販促、広告、企画、経営を含む、幅広い活動だと主張する。日々の活動の一つ一つがブランド価値と直結しているからだ。とりわけ、ブランドの根幹に関わ...
収録日:2018/01/27
追加日:2018/07/25
田中洋
中央大学名誉教授

イノベーションを創出するための二つの方法

スタートアップ流イノベーション(5)創出のキーポイント

TomyK Ltd.代表で株式会社ACCESS共同創業者の鎌田富久氏によれば、イノベーション創出の方法は大きく二つに分けられるという。その二つとは「技術シーズ型」と「課題解決型」である。それぞれどのような方法なのか。二つの方法...
収録日:2018/05/14
追加日:2018/09/30
鎌田富久
TomyK Ltd.代表

イノベーションを「やり遂げる」には何が必要か?

科学技術とイノベーションマネジメント(6)組織設計

東京工業大学環境・社会理工学院教授の梶川裕矢氏によれば、イノベーションを起こすためには科学技術だけでなく、その前提となる社会的環境も同時に考えなければならない。そのために求められる組織設計の要諦とはいかなるもの...
収録日:2018/06/18
追加日:2018/10/23
梶川裕矢
東京大学 未来ビジョン研究センター 教授

松下幸之助は、禅問答を通じて経営を考えさせた

生き続ける松下幸之助の経営観(7)禅問答で考えさせる

松下幸之助は、禅問答を通じて部下に経営を考えさせていた。株式会社江口オフィス代表取締役社長の江口克彦氏はそう語る。松下幸之助はPHP研究所の経営を担当し始めた江口氏に、「わしの言う通りにやるんやったら、君は要らんで...
収録日:2018/05/31
追加日:2018/11/14
江口克彦
株式会社江口オフィス代表取締役社長

アメリカの追加関税に中国は「以戦止戦」

トランプ発貿易戦争(3)アメリカの制裁・中国の以戦止戦

独特の経済観を持つトランプ大統領は、知的財産権侵害という理由で中国制裁に動き出した。第1回米中通商協議の一方的な要求を一時はある程度のんだ中国だが、「以戦止戦」と徹底的に戦う姿勢に転じた。その経緯と、その後の制裁...
収録日:2018/10/11
追加日:2018/11/18
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

非常識な発想に基づく開発は、非常に合理的だった

世界を変えた「フラッシュメモリ」(4)貫いた「非常識」

NAND型フラッシュメモリの開発には、さまざまな障壁があった。それを乗り越えられたのは、舛岡富士雄氏が当時の常識からすれば全く「非常識」な考えを持ち、その信念を貫き続けたからだ。また、そこには社内の重要な支援者の存...
収録日:2018/10/19
追加日:2019/01/11
佐々木健一
NHKエデュケーショナル シニアプロデューサー(TVディレクター

イギリスの「合意なき離脱」がもたらす経済損失

BREXITの経緯と課題(7)合意なき離脱の経済損失

合意なき離脱は、大きな経済損失をイギリスに与えることは間違いない。2018年11月にメイ首相は新たな大部の協定案を提示するが、これに強硬離脱派は反発し、ラーブ離脱担当相は辞任した。いよいよ議論は混迷を深める。(全8話中...
収録日:2018/12/04
追加日:2019/03/18
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

オリンピック後に日本経済は崩壊する可能性がある

2019年激変する世界と日本の針路(14)世界恐慌のリスク要因

世界経済は成熟して、今後景気は下降していくという。日本経済も東京オリンピック以降、下降していくことは間違いないだろう。今、世界には世界恐慌のトリガーが5つある。現在ではリーマンショックの時と異なり国際協調の動きが...
収録日:2019/01/28
追加日:2019/05/21
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

アポロ計画をきっかけに思いついたディーラー作戦

経営者としての激動の人生(2)事業開始と経営の土台固め

対照的で刺激的な事業パートナーとの出会いは、起業・創業のカギを握る重大事である。そして、経営組織をどう考えるかにおいては、成功事例をたずね、思い切った変革を恐れない姿勢が功を奏する。(2018年10月2日開催日本ビジネ...
収録日:2018/10/02
追加日:2019/07/26
三澤千代治
MISAWA・international株式会社 代表取締役社長

押しが強いアメリカ経営文化との「闘い方」

サントリー流「海外M&A」成功術(3)欧米流経営との激突

サントリーによるビーム社の買収にあたり、ビーム社の経営陣は、「ビーム社の経営は自分たちに任されている。全部、自分たちがやる」と強力に主張した。これまでの日本企業なら、そのまま押し切られてしまったかもしれない。ア...
収録日:2019/03/25
追加日:2019/08/08

暗黙知を形式知化するための方法とは

知識創造戦略論~暗黙知から形式知へ(7)暗黙知を形式知化するために

暗黙知を形式知化するためには、メタファー、キーワード、オノマトペといったいくつかの方法が考えられる。それと同時に、形式知化するための条件もあり、インセンティブやコミットメントといったものが挙げられる。(全9話中第...
収録日:2018/11/24
追加日:2019/08/29
遠山亮子
中央大学 大学院 戦略経営研究科 教授

日本ロシュにおけるSECIプロセスの事例分析

知識創造戦略論~暗黙知から形式知へ(9)日本ロシュのプロジェクト分析

日本でのSECIモデルの事例分析として、日本ロシュが取り上げられる。MRという薬の営業は、暗黙知が多く、優秀なMRと平均的なMRには大きな差があった。そこで、優秀なMRが集められ、形式知が始まった。(全9話中9話)
収録日:2018/11/24
追加日:2019/08/29
遠山亮子
中央大学 大学院 戦略経営研究科 教授

『貞観政要』は古典活用のバイブルである

人生に活かす東洋思想(7)太宗と『貞観政要』

『貞観政要』は古典活用のバイブルと呼ばれる。唐の太宗が武断政治から文治政治を行い、周囲の諫言(かんげん)を取り入れた様子が詳しく書かれているからだ。なぜ太宗は文治政治ができたのか。そして、殺されない諫言の方法と...
収録日:2019/06/14
追加日:2019/09/06

戦後復興を可能とした最大の要因は起業家たちの意欲と努力

戦後復興~“奇跡”の真実(10)松下幸之助の哲学

終戦直後の惨状を考えると、日本の戦後復興は“奇跡”と呼んでも過言ではないほど目覚ましいものだった。島田晴雄氏は、そうした復興を可能とした最大の要因は、新しい起業家たちの意欲と努力、その主体的な行動にあると論じる。...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/09/10
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

自分は何をすべきか、この会社はどうあるべきかを考え抜く

海外M&A成功の条件(3)不可欠な「情」「理」「伝統」

「何のために、ものを作っているのか」「何のために、われわれはこの会社にいるのか」。それは、M&Aにおいても重要な要素であるという。むしろ、異文化のものを統合するプロセスだからこそ、それをきちんとつめていくことが...
収録日:2019/07/02
追加日:2019/09/10

世界最強のグローバル企業へと成長したトヨタ、苦難の歴史

戦後復興~“奇跡”の真実(13)豊田喜一郎とトヨタ自動車2

松下電器産業と同じく、トヨタ自動車も戦争に翻弄された。戦時中には軍の要請で不本意なものをつくらされ、さらには空襲の被害も受けた。戦後は財閥解体の直接の対象とはならなかったものの、資金繰りに行き詰まり労組との激し...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/09/17
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

日本の戦後復興を支えた最後の起業家・本田宗一郎の奇跡

戦後復興~“奇跡”の真実(15)本田宗一郎とホンダ

日本の戦後復興を支えた最後の起業家として、ホンダ創業者の本田宗一郎氏を取り上げる。本田氏も戦前にさまざまな機械の修理や販売を請け負う中で、技術者としての能力を身につけていった。戦後の苦境の中で、戦前の経験から培...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/09/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

政権奪取のためには選挙戦略のイノベーションが必要

政治学講座~選挙をどう見るべきか(9)イノベーション

野党が政権を獲得するためには、政策に加えて選挙戦略のイノベーションも必要となる。そして、地上戦・空中戦・サイバー戦全てを統合的にやらないと今の時代は勝ち残れないと曽根泰教氏は言う。では、いったいどのようにすれば...
収録日:2019/08/23
追加日:2020/02/26
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

伝染病予防法廃止から見えてくる新型コロナウイルス問題

新型コロナウイルス問題を日本の疫病対策の歴史から考える

新型コロナウイルスに関する問題を考えるとき、日本の歴史を振り返ると、重要な参照点が見えてくる。かつて岩倉使節団の一員であった長與專齋は、疫病対策を十全に行う強力な国家の建設を目指した。(2020年2月26日開催・日本ビ...
収録日:2020/02/26
追加日:2020/03/05
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

クラスター対策班の活躍を生かすためにも新プランの構築を

脱コロナへの課題と展望(3)専門性と全体性をどう考えるか

新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、クラスター対策班はとても有効に機能したが、この対策をプランAだとすると、日本政府はきちんとしたプランB、プランCを描けていたのだろうか。収集した情報をもとに早急に構築すべき...
収録日:2020/04/22
追加日:2020/05/02

アベノミクスの功罪について検証する

2020世界の政治経済と日本(7)安倍政権の経済財政政策

アベノミクスは経済成長を促し、日経平均株価を大幅に改善すると当時に、介護離職の減少や女性の労働状況の改善などにより、労働供給と雇用を生み出した。その反面、日銀の金融政策に歯止めをかけず不安定な状況になっている。...
収録日:2020/01/23
追加日:2020/05/11
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「隠れた価値」 を顕在化させるためにはどうすればいいか

経済社会と「隠れた価値」の行方(4)「隠れた価値」の顕在化

これまで潜在的にあった「hidden value(隠れた価値)」を、現在の経済社会の中で顕在化させるのはどうすればいいか。「新しい貨幣」と呼ばれるものをつくることも一つのアイデアとして考えられるが、そこは鍵となるのはテクノ...
収録日:2020/03/02
追加日:2020/05/22
対談 | 吉川洋小宮山宏

「あまりに遅い…」浪費される時間に高まる東京都の危機感

徹底検証・日本のコロナ対策(4)国の対応と東京都とのバトル

2020年3月下旬から、東京での感染者数の拡大が、感染爆発を引き起こしてしまったニューヨークの状況を思わせるものになってきてしまった。危機感を募らせる東京都。だが、国の対策の動きはあまりに遅かった。新型コロナ問題を書...
収録日:2020/05/19
追加日:2020/05/23
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

下品にならない「やる気」の秘密はロマンティシズムにある

真のやる気とは何か(1)キリンビールに受けつがれる武士道とは?

実業家であり著述家でもある執行草舟氏と、元キリンビール副社長の田村潤氏が、「真のやる気」について語り合う。田村氏はキリンビールが、アサヒビールのスーパードライに押されて最も苦戦していた時期に高知支店長となり、現...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/07/03
対談 | 執行草舟田村潤

大左遷の「原因」こそが、大飛躍の「推進剤」だった

真のやる気とは何か(5)自分の「短所」は「長所」でもある

物事には良い部分と悪い部分がある。それは企業も人も同じで、ついつい悪い部分、弱点の補強をしたくなるものだ。しかし、良いものと悪いものは表裏一体で、同じものをどちらから見るかの違いにすぎない。だから、悪い部分を潰...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/07/31
対談 | 執行草舟田村潤

リーダーには「嫌なこと」を納得させられる力が必要である

真のやる気とは何か(6)どぶ板営業の徹底で理念が生きた

組織というのは、決めたことをやり切ることで初めて成立する。それにもかかわらず、田村氏が支店長として赴任した高知支店は、実行力のない中途半端な状態だった。そんな中、「家に帰るな」「眠るな」という一喝によって、組織...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/08/07
対談 | 執行草舟田村潤

コロナ禍で経済活動を前進させるためには何が必要か

新型コロナ問題の現在地とこれからの課題(5)経済活動を前進させるために

感染拡大の防止に注力する一方で、深刻な打撃を受けた経済に対する政策も打ち出していく必要がある。これはそのどちらかという二者択一ではなく、両方のバランスを考えて政策決定を行っていく問題である。これまでに得られた知...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/09

「理念によるマネジメント」で運命を切り拓く

真のやる気とは何か(7)真のやる気は「根っこ」から

宿命の「汚い部分」「嫌な部分」に真っ正面から体当たりしないと、自己信頼には至れず、運命も切り拓くことができない。それは「日本の宿命」を考えても同じである。成果主義、企業統治改革、西洋合理主義、はたまた明治時代に...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/08/14
対談 | 執行草舟田村潤

真の自由と気高さを与えたから、部下たちの心に火がついた

真のやる気とは何か(8)必要なのは「自由」と「気高さ」

田村潤氏は、よく、「なぜ部下たちの心に火がついたのですか」と聞かれるという。2人の対談から見えてきたことは、「真の自由」そして「気高さ」を徹底的に部下に与えていたことである。それはいずれも、どこまでも「理念」を追...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/08/21
対談 | 執行草舟田村潤

日本の転勤はおかしい…非人間的な制度の最たるものだ

『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(4)「適用拡大」で貧困老人をなくす

「一括採用、終身雇用、年功序列、定年」という労働慣行は、戦後70年以上にわたり日本の大企業の主流であったが、その中に存在する非人間的な制度に、われわれは気づけなくなっているのではないだろうか。その一つが「転勤」で...
収録日:2020/06/30
追加日:2020/08/22
出口治明
立命館アジア太平洋大学(APU)学長特命補佐

コロナの影響で世界的に財政の累積負債は急増、最悪は日本

コロナパンデミックと闘う世界と今後の課題(2)感染防止と経済政策

感染拡大を抑えるにはワクチンの開発が不可欠だが、それには長い時間がかかる。その間に経済に深刻なダメージが出ないように、各国はさまざまな金融政策を採っている。アメリカの連邦準備制度やEUは積極的な財政支援策に乗り出...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/25
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

世界最悪の感染拡大が進むアメリカの状況を確認する

コロナパンデミックと闘う世界と今後の課題(3)経済活動再開と第二波

コロナウイルス対策としての活動制限が各国の経済に与えた打撃は深刻だったため、各国政府は感染拡大が落ち着いてくると迅速に経済活動の再開に尽力した。しかし、その結果再度コロナウイルスの感染拡大が広まりつつあり、感染...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/28
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「クリニックに行って大丈夫」というシステムができた理由

新型コロナウイルス対策~和歌山モデルの教訓(4)現場から学ぶことの大切さ

和歌山県が陽性者発見にクリニックの協力を求めたのは、まず病院で仕分けしたほうが現場に混乱が生じないからだ。欧米には日本のような保健所が存在しない。日本の病院で欧米のような混乱が起こらなかったのは、保健所の果たし...
収録日:2020/07/30
追加日:2020/09/03
仁坂吉伸
元和歌山県知事

「緊急事態宣言」の問題点はどこにあったのか

新型コロナウイルス対策~和歌山モデルの教訓(5)「保健医療行政」と「国民の協力」

2020年4月7日に出された「緊急事態宣言」は少し遅かったが、16日に対象を全都道府県にしたのは時宜を得ていたという和歌山県・仁坂知事。緊急事態宣言の問題点は、「即行動あるいは営業の自粛」としたことにある。保健所がある...
収録日:2020/07/30
追加日:2020/09/03
仁坂吉伸
元和歌山県知事

「大阪モデル」をつくった吉村洋文知事の行動をどう見るか

新型コロナウイルス対策~和歌山モデルの教訓(6)前回の経験をどう生かすか

「保健医療行政」と「国民の協力」のどちらを重視するかは、副作用を考えれば「保健医療行政」しかない。和歌山県では2020年5月下旬、県民へのメッセージを「不要不急の外出をやめる」から、「安全な外出、安全な生活、安全な営...
収録日:2020/07/30
追加日:2020/09/04
仁坂吉伸
元和歌山県知事

なぜ和歌山県は「休業補償はしない」と表明したのか

新型コロナウイルス対策~和歌山モデルの教訓(8)「休業補償」はおかしい

「休業補償を出すのが当たり前」という風潮があるが、和歌山県は出さなかった。それは、休業要請をした業種にはお金を出し、自発的に休業した業種や店にはお金を出さないというのは理屈に合わないからだ。県として救済するなら...
収録日:2020/07/30
追加日:2020/09/04
仁坂吉伸
元和歌山県知事

ポストコロナで経済を盛り上げるため和歌山県が考える3つのこと

新型コロナウイルス対策~和歌山モデルの教訓(9)今後の経済をいかに盛り上げるか

ポストコロナにおいて、経済を盛り上げるために和歌山県が考えていることは3つある。1つ目は「耐える」ことだ。そこで大事な事業継続のために、助成金や支援策によって事業者を励ます。2つ目は新しい芽を生かすこと。特に現在進...
収録日:2020/07/30
追加日:2020/09/06
仁坂吉伸
元和歌山県知事

コロナが変えたデジタルトランスフォーメーションの動き

危機は経済を大きく変える(2)鍵はデジタル技術

日本のサプライサイドを活性化し、潜在成長率や生産性を上げるにはデジタル技術が鍵になると伊藤元重氏は明言する。今まで日本企業はデジタルトランスフォーメーションには及び腰だったが、コロナ危機がその状況を一変させてし...
収録日:2020/10/27
追加日:2020/11/30
伊藤元重
東京大学名誉教授

なぜコーチと選手のミスマッチは解消されないのか

キャリア転換で人生を成功させる方法(3)ミスマッチをどう乗り越えていくか

海外のスポーツ界では、選手が自由にコーチを選べる環境が整っている。つまり、コーチは選手から選ばれるために自分の得意分野を熟知し、磨きをかける必要がある。翻って、日本の管理職は自らの強みを理解できているだろうか。...
収録日:2020/09/14
追加日:2020/12/01
対談 | 為末大柳川範之

キャリア転換で難しいのはプライドのコントロール

キャリア転換で人生を成功させる方法(6)プライドのコントロール

スポーツも、ビジネスも、20年くらい続けていると、それなりの実績、成果を手にすることになる。ただし、キャリア転換をする際には、そのときに持ったプライドのコントロールがとても難しい。ではどうすればいいか。ポイントは...
収録日:2020/09/14
追加日:2020/12/22
対談 | 為末大柳川範之

乱戦で渾沌とした中、どうすれば冷静な判断力は保てるのか

『孫子』を読む:勢篇(3)冷静な判断力と組織の勢い

混乱を極めているときこそ、いかに冷静にその状況を把握できるかは、名将にとって欠かせない要素である。そして混迷から脱して成功を手にするには、一気に突き進む勇気がなければならない。外は沈着冷静で中は熱くたぎる勇気を...
収録日:2020/02/25
追加日:2021/01/18
田口佳史
東洋思想研究家