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「人類」の検索結果

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私たちにはなぜ宗教が必要だったのか…脳の働きから考える

進化生物学から見た「宗教の起源」(1)宗教の起源とトランス状態

宗教の起源について、進化生物学はどう考えるか。イギリスの自然人類学者ロビン・ダンバーの著書『宗教の起源』によると、宗教はヒトにとって普遍的な現象であり、そこには脳が大きな役割を果たしているが、文化の影響も否めな...
収録日:2023/12/20
追加日:2024/01/30
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

「弱き者」を助けるのか、「強き者」をより強くするのか

価値と人間(1)現代の日本が忘れている価値

昨今の世界情勢を見渡すと、ヨーロッパもアメリカも日本もヒューマニズムの綺麗事で身動きが取れなくなっているように見えるのは、なぜだろうか。ローマ帝国時代の「最善のものが堕落した場合、最悪のものになる」ということわ...
収録日:2024/01/31
追加日:2024/03/29

量子分野をはじめ最先端技術の研究へ、鍵は独自資金の確保

東京大学の新たな挑戦(5)産学協創と新しい財務運営

東京大学は量子コンピューティングの分野で、シカゴ大学とIBM、シカゴ大学とグーグルという2つのアライアンスにサインを行い、また日立製作所などと産学協創という組織間の連携を行っている。こうして最先端の技術分野の研究を...
収録日:2023/11/20
追加日:2024/03/27

宇宙に関するニュースを理解するために宇宙の姿を学ぶ

現在の宇宙の姿(1)星はなぜ自ら輝くのか

宇宙に関するニュースを理解するためには、現在の宇宙に関する知識を体系化することが重要である。今回はまずシリーズ6コマの位置づけと構成を説明し、星はなぜ自ら輝くのかを解説する。星は、自ら輝く恒星と、そうではない惑星...
収録日:2018/12/26
追加日:2019/05/20
岡村定矩
東京大学名誉教授

最初の日本列島人はいつ、どうやって日本に渡ってきたのか

最初の日本列島人~3万年前の航海(1)日本への移住 3つのルート

人類はアフリカにいたホモサピエンスが世界に拡散し、その一部が日本に渡ってきたとされている。では、いつ頃どんなルートをたどってきたのか。この大いなる謎解きに挑んだのが海部陽介氏だ。海部氏は、日本にホモサピエンスが...
収録日:2019/08/29
追加日:2019/10/01
海部陽介
東京大学総合研究博物館 教授

努力した分は必ず報われる――「教育」という名の環境の力

現代の小児科学と最高の子育て(4)環境の力と教育効果

遺伝の「変わらぬ力」に対して、環境には「変わる(変える)力」という特徴がある。また、遺伝の「守る力」に対して、環境は「育む力」という特徴もある。ただし環境の力は不確かで流動的なため、追い風としても向かい風として...
収録日:2021/07/14
追加日:2021/09/25
高橋孝雄
慶應義塾大学名誉教授(医学部)

「条件がそろったら決断する」と言っている人は決断しない

己の損得を超えろ~上甲氏自身の人生の葛藤

松下政経塾で14年間、塾頭などを務め人材を育成してきた上甲晃氏が言いたかったのは、たった一言「己の損得を超えろ」だという。これは、政経塾の卒業生だけでなく、自身に向けた言葉でもあった。現在、志ネットワーク代表で...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/02
上甲晃
志ネットワーク代表

水滴にみる表面張力の分子起源とその制御について考える

教養としてのナノテクノロジー(9)水とナノテクノロジーの関係

地球を地球たらしめるもの、それが「水」である。水は他の物質と比較してもその性質は特異だ。その理由は、水の熱的性質と強力な表面張力にある。前者はナノスケールで起こる「水素結合」、後者はナノスケールでの制御である「...
収録日:2021/03/29
追加日:2021/09/16

熱を電気に変える新素材「カーボンナノチューブ」とは何か

教養としてのナノテクノロジー(8)ナノの力で熱を電気に変える

身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながれるIoT時代の到来は、私たちにこれまでにない便利な生活をもたらしてくれる。しかし、それは同時に膨大な量のセンサーや電気エネルギーを必要とするものでもある。そこで注目さ...
収録日:2021/03/29
追加日:2021/09/09

スローフード運動とは?…イタリア発の歴史と新たな展開

スローフード思想と新しいガストロノミー

スローフード思想は、ファストフードに代表されるモダニズム的価値観への対抗として誕生した。その活動は、地域の伝統的な食や持続可能な食の在り方の保存として展開され、近年「新しいガストロノミー」という考え方に行き着い...
収録日:2018/04/26
追加日:2018/09/27
石田雅芳
立命館大学食マネジメント学部 教授

大航海時代の「コロンブスの交換」が食文化に与えた影響

「食」から世界史を考える

世界における現在の食文化は、「コロンブスの交換」の影響を大きく受けているという。「コロンブスの交換」は大航海時代に起こった事象を指すが、そこからどのようなことが世界中に広まっていったのか。立命館大学食マネジメン...
収録日:2018/04/26
追加日:2018/10/07
南直人
立命館大学食マネジメント学部 教授

生涯にわたる口腔ケアは人類に健康・幸福をもたらす

「噛める」ことこそ、健康維持の要点(2)脳の活性化

噛んで食べ、咀嚼することは、脳に良い影響をもたらすことが最新の研究で分かってきた。物をよく噛むことで、さまざまな脳神経が活性化し、認知症の予防にもなる。さらには、高齢化で増大する医療費問題に歯止めをかける手段に...
収録日:2019/11/14
追加日:2020/06/29
上濱正
日本顎咬合学会元理事長

自分は何をすべきか、この会社はどうあるべきかを考え抜く

海外M&A成功の条件(3)不可欠な「情」「理」「伝統」

「何のために、ものを作っているのか」「何のために、われわれはこの会社にいるのか」。それは、M&Aにおいても重要な要素であるという。むしろ、異文化のものを統合するプロセスだからこそ、それをきちんとつめていくことが...
収録日:2019/07/02
追加日:2019/09/10

小泉純一郎元総理が「脱原発」へと考えを変えた理由とは?

トモダチ作戦を忘れるな(1)原発容認から脱原発へ

元内閣総理大臣・小泉純一郎氏、東京大学第28代総長・小宮山宏氏、慶應義塾大学名誉教授・島田晴雄氏による、豪華鼎談が実現した。第1回は、小泉氏が現在心血を注いでいる「トモダチ作戦」の支援へとつながる契機についての話だ...
収録日:2016/10/24
追加日:2017/02/04

食文化の研究には様々な分野を総合した食科学が必要

食科学の扉を開く~立命館大学食マネジメント学部の試み~

現在われわれが直面している食の問題は、従来の価値観や知識では解決できない、人類的・社会的課題となっている。この問題に取り組むためには、社会科学・人文科学・自然科学全ての視座が必要である。立命館大学食マネジメント...
収録日:2018/04/27
追加日:2018/09/26
朝倉敏夫
立命館大学BKC社系研究機構上席研究員

世界の発電トレンドは「自然エネルギー100%」

加速する自然エネルギーの拡大(1)世界的構造変化の背景

エネルギー分野において世界的な構造変化が起こっている今、私たち日本の消費者は、新エネルギー時代にどう向かっていくべきなのか? 認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所所長・飯田哲也氏が、世界中で急速に普及しつつあ...
収録日:2015/12/25
追加日:2016/03/21
飯田哲也
特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所 所長

外国人への飲食サービス…食文化の違いにどう対応する?

飲食サービスと異文化対応

近年、宗教的禁忌に対応した特別食が注目を集めているが、立命館大学食マネジメント学部教授の阿良田麻里子氏によれば、食の異文化対応にあたっては、宗教的禁忌だけでなく食べ物に対する認識や嗜好など多様な要素を視野に入れ...
収録日:2018/04/27
追加日:2018/09/26
阿良田麻里子
立命館大学食マネジメント学部 教授

2020年にトランプ大統領が再選したら「習近平」は終焉する

米中対立の今後を読む~覇権国家の条件とは何か~

『2020年「習近平」の終焉』の著書である日高義樹氏は、習近平率いる中国が世界の覇権国家となる可能性は極めて低いと見ている。その要因として、中国経済の縮小、人口の減少、技術に欠ける軍事力の弱さを挙げている。一方、ア...
収録日:2019/04/26
追加日:2019/06/28
日高義樹
ハドソン研究所首席研究員

人類の平均寿命は100年ほど前までは31歳だった?!

人類の成果・高齢化を楽しむ

短命な時代が長く続いてきた人類。しかし歴史に名を残した人物の多くは現代と変わらぬ長寿を全うしていた。平均寿命の急激な増加から世界を読み解き、高齢社会への向き合い方を考える。
収録日:2013/10/21
追加日:2014/06/28
小宮山宏
東京大学第28代総長

これからは「量」から「質」の社会へ

「プラチナ社会」実現に向けて

衣食住、移動手段など、様々な面で量的に満ち足りた人類は「量」から「質」の時代へ進む。「質」の時代に重視される論理・視点とは何か。向かうべき社会と産業の方向を示す。
収録日:2013/12/06
追加日:2014/07/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

鉄14億トンのうち4億トンはスクラップからできている

資源大国日本(1)「都市鉱山」の可能性

地下資源のない国・日本。しかし、リサイクルを中核とした「都市鉱山」の活用が拡大している。資源の貧困という弱点を克服し、日本が世界に先駆けた「課題解決先進国」モデルを構築するために期待される、都市鉱山の可能性や有...
収録日:2013/12/06
追加日:2014/05/28
小宮山宏
東京大学第28代総長

山尾庸三―工部大学校を設立した「工学の父」

技術と民生から見た明治維新(2)山尾庸三

本編シリーズ講話第2回は、「工学の父」、山尾庸三。現在の東京大学工学部である工部大学校を設立し、近代国家の土台を技術で支える人材を輩出した教育者。明治の文明開化を「生きた機械」として助力した男は、もともと「尊王...
収録日:2014/02/12
追加日:2014/03/06
山内昌之
東京大学名誉教授

サービスセクターの低生産性と「おもてなし」との関係は?

「おもてなし」のビジネスモデル

東京オリンピック招致を契機に流行語になった「おもてなし」。この「おもてなし」のビジネスモデルとしての構造に、曽根泰教氏がさまざまな角度からアプローチする。
収録日:2014/03/24
追加日:2014/05/29
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

カルドーゾ、ルーラ政権と続いたブラジルの繁栄

ブラジルの繁栄と転落(2)民政移管後の大復活と債権国への道

繁栄と転落の歴史をたどりながら、ブラジルの復元力に迫るシリーズ後編。驚異的な高度成長を遂げた軍政時代の後、転落と復活のなか、今日に至った経緯を追いながら、ブラジルが将来、世界の牽引役を担う可能性に追う。
収録日:2014/04/10
追加日:2014/06/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

クビチェック大統領が築いた「ブラジリア」は人類史的偉業

ブラジルの繁栄と転落(1)ブラジリアと軍政時代

BRICsのトップと言われたブラジルが低迷段階に入ったと言われている。しかし、ブラジルには復元力があると語る島田晴雄氏。繁栄と転落の歴史の中で、ブラジル経済がいかに復活を遂げていったのか。シリーズ前編となる今回...
収録日:2014/04/10
追加日:2014/06/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

縦軸と横軸に何を置くかで同じデータでも全く意味が異なる

グラフの座標軸は思想を表す

折れ線グラフや棒グラフでデータの動向を見る手法は、どんな業界でも一般的に行われている。目標の達成度、対象別の比較など、数値の変化が教えてくれることは多い。しかし、新たな発想で、同じデータも全く違う意味を持つ。小...
収録日:2014/05/14
追加日:2014/06/19
小宮山宏
東京大学第28代総長

課題の多さを可能性と見る人が大勢いればすぐに変革できる

LINE流イノベーティブ思考術(5)常に変化し続ける

成功に絶対のセオリーはない。しかし変化・革新には不可欠なものがある。日本企業が海外に進出するとき、また新しい価値を生み出し世の中を変えていくときに必要な力とは。LINE株式会社代表取締役社長CEO森川亮氏のポジ...
収録日:2014/05/14
追加日:2014/06/26
森川亮
C Channel株式会社 代表取締役(元LINE株式会社代表取締役社長)

書物こそ永遠に尽きることのない知恵を与えてくれる友

読書とは何か(1)私たちは本から何を得るべきなのか

ものを考えるとき、私たちは書物に頼ることがある。いったい読書とは何か。読書が私たちに何を与えてくれるのか。この命題について、中東の逸話から江戸時代の文筆家まで、古典的な書物の中で語られた言葉を引用しながら、迫っ...
収録日:2014/04/09
追加日:2014/07/03
山内昌之
東京大学名誉教授

イスラエルの高い防衛意識と世界一の新規ビジネス開業率

イスラエルの今

あらゆる組織に「国際戦略」が求められる昨今、日本人の多くが身に付け損なっている世界の常識がある。それは、世界の大多数の国が直接・間接に関わるパレスチナ問題、とりわけイスラエルとユダヤに対する認識だ。島田晴雄氏の...
収録日:2013/10/04
追加日:2014/07/07
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

古代イスラエルの歴史…メサイア信仰とユダヤ人の離散

イスラエルの歴史、民族の離散と迫害(1)前編

近代イスラエル史に続き、古代イスラエルの歴史を年代を追ってさらにひもとき、ユダヤ民族離散と迫害の歴史を島田晴雄氏が解説。イスラエル建国の意味を考え、イスラエルの今を知るために必見の歴史講義の前編。(全5話中第4...
収録日:2013/10/04
追加日:2014/08/01
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ホロコーストのトラウマがイスラエル建国思想の底流にある

イスラエルの歴史、民族の離散と迫害(2)

国を追われたユダヤ民族は、その知識と能力を武器に各分野で活躍し、ついに念願の建国を果たす。しかし、そのイスラエル建国の思想的底流にあるものは、実は、ユダヤ人にとっての歴史的大惨事のトラウマだった! 歴史の真実をえ...
収録日:2013/10/04
追加日:2014/08/07
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

クオリティを求める社会を実現する全国規模の連携組織

プラチナ構想ネットワークとは?

量的に豊かな時代を迎えた21世紀、次に目指すべきは「プラチナ社会」であると語る小宮山宏氏。果たして、「プラチナ社会」とはどんな社会なのか。そして、その社会を作っていくための「プラチナ構想ネットワーク」とは。
収録日:2014/06/19
追加日:2014/08/21
小宮山宏
東京大学第28代総長

「これが日本よ!」独立宣言の町で遭遇した、しつらえの感動

『歩こうアメリカ、語ろうニッポン』レポート(4)フィラデルフィア篇-1 美術館の茶室と浮世絵に見る貴重な日本研究

 『歩こうアメリカ、語ろうニッポン』の旅も後半となり、島田晴雄氏以下メンバーはいよいよ「独立宣言の町」フィラデルフィアへ。フィラデルフィア美術館にあるのは、ロッキーが駆け上がった階段だけではない。日本の美術を研...
収録日:2014/06/24
追加日:2014/09/04
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

1000年昔はどこの国も皆、同じだった

2050年の世界を考える―世界の現状(1)視点1:豊かさは再び均一化していく~その1

2014年8月3日開催「プラチナ未来人財育成塾@会津」におけるプラチナ構想ネットワーク会長・小宮山宏氏講演「2050年の世界を考える」を収録。次の世代を担う中学生たちに向けて、小宮山氏が熱く語りかける。(全17...
収録日:2014/08/03
追加日:2014/09/25
小宮山宏
東京大学第28代総長

豊かさの差をもたらしたのは250年ほど前の革命

2050年の世界を考える―世界の現状(1)視点1:豊かさは再び均一化していく~その2

2014年8月3日開催「プラチナ未来人財育成塾@会津」におけるプラチナ構想ネットワーク会長・小宮山宏氏講演「2050年の世界を考える」を収録。次の世代を担う中学生たちに向けて、小宮山氏が熱く語りかける。(全17...
収録日:2014/08/03
追加日:2014/09/26
小宮山宏
東京大学第28代総長

飽和する世の中で何を求めて社会をつくっていくか?

2050年の世界を考える―21世紀のビジョン「プラチナ社会」

2014年8月3日開催「プラチナ未来人財育成塾@会津」におけるプラチナ構想ネットワーク会長・小宮山宏氏講演「2050年の世界を考える」を収録。次の世代を担う中学生たちに向けて、小宮山氏が熱く語りかける。(全17...
収録日:2014/08/03
追加日:2014/10/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

ランケと京都学派は似ている? 西欧の「神」に替わるもの

過去から未来へ、京都学派の役割(5)過去から未来へ

一神教に始まった西欧の思想は、科学万能の敗退を経た戦後、不条理の実存主義、脱構築のポスト・モダン、そしてリスク論へと迷走を続けているかに見える。「過去から未来へ」思索をつなげていくために日本が世界に問う「絶対無...
収録日:2014/07/18
追加日:2014/10/05
髙坂節三
公益財団法人 日本漢字能力検定協会 顧問

江藤淳が調査した戦後日本の言論統制

「積極的平和主義」とは何か(3)戦後教育でゆがめられた日本人の危機意識

尖閣列島、もしくは日本周辺を世界が「今、最も危険な地域」と注目しているにもかかわらず、当の日本人の危機感はあまりにも薄い。なぜ、日本人の自国に対する安全保障意識はかくも低いのか? その根っこにある戦後体制に焦点...
収録日:2014/07/08
追加日:2014/10/07
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

迫害、離散…古代イスラエルからのユダヤ人の悲劇の歴史

イスラエルの安全保障観に学ぶ(2)古代イスラエルの滅亡と「ディアスポラ」

ユダヤ人の悲劇の歴史は、実は古代イスラエルに端を発している。ローマ帝国に国を滅ぼされ、1900年に及ぶ流浪の日々を送らねばならなかったユダヤ民族は、生きるために世界中で、さまざまな分野で必死の努力を続けたのだ。...
収録日:2014/07/08
追加日:2014/11/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ブラジルは21世紀を代表する成長国で非先進国のリーダー

ブラジル訪問に学ぶ(1)「犯罪立国」ブラジルの問題と底力

島田晴雄氏は、日本が学ぶべき点があるとしてブラジルとアゼルバイジャンに注目しており、2014年前半に両国を訪問した。現地での見聞から学び、日本の将来を考える、シリーズ講演前半のブラジル篇第1話目。(2014年1...
収録日:2014/10/02
追加日:2014/12/05
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ISが挑戦しているのはサイクス・ピコ秘密協定の無効化

第一次世界大戦から100年にあたって(1)20世紀の病根と21世紀の進路

「2014年は後世、国際政治と世界史の転換点として記憶されるかもしれない」と山内昌之氏は言う。第一次世界大戦から100年。ようやく世界で一番むごかった戦争の痕跡が、中東でもウクライナでもそして日本でも、何か新し...
収録日:2014/11/05
追加日:2014/12/28
山内昌之
東京大学名誉教授

小さな水力発電を日本中数千カ所で行う!

再生可能エネルギーの未来~小水力発電と地方再生

小宮山宏氏が推進してきたプラチナ構想ネットワークが、小中水力発電という形でもいよいよ実践の段階に入る時が来た。稼働率がよく安定的というメリットを持つ水力発電だが、実は日本にとってはもう一つ本質的な意味がある。地...
収録日:2014/12/05
追加日:2015/01/02
小宮山宏
東京大学第28代総長

林業が復活すると日本中に雇用が50万人生まれる!?

円安は日本の新たな産業育成のチャンス

アベノミクスによって円安が進んでも、日本の輸出は増えていない。それは、多くの企業ですでに現地生産が進んでいるためだ。しかし、イノベーションを生活の質に結びつけるプラチナ産業が国内で本格的に稼動すれば、円安メリッ...
収録日:2014/12/05
追加日:2015/01/03
小宮山宏
東京大学第28代総長

ユーロ不足の根底には競争力問題がある

ユーロの十字架とギリシャ問題(3)欧州ソブリン危機が引き起こされたユーロの構造問題

ギリシャ危機は、単にギリシャだけが原因で起きたわけではない。そこには「ユーロの構造」の問題があった。シティグループ証券チーフFXストラテジスト・高島修氏が語る「ユーロの十字架とギリシャ問題」シリーズ第3話。
収録日:2015/02/19
追加日:2015/02/27
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

飽和社会、残るわずかなシェアを競ってもゼロサム競争に

飽和型から創造型に移り変わる需要

時代は「飽和型需要」から「創造型需要」に向かうべきだ、と株式会社三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏は語る。飽和社会において、その「創造型需要」の鍵になるのが再生可能エネルギーなのだが、中でも小宮山氏が注目するのが...
収録日:2015/02/05
追加日:2015/03/21
小宮山宏
東京大学第28代総長

GDPで測り得ないものにどうコミットしていくか

GDPに代わる日本の目標

混迷が続く日本経済。世界的にはCO2の大量排出という地球環境の問題を抱え、日本は今後人口が減少していく。「アベノミクスは経済成長ばかり唱えるが、永遠の成長などあり得ない」と語るのは、三菱ケミカルホールディングス社長...
収録日:2014/09/01
追加日:2015/04/05
小林喜光
東京電力ホールディングス株式会社 取締役会長

「成長の限界」を認めることで、その先も見えてくる

飽和の時代を迎えた日本に欠けているものとは?

先進国はすでに飽和の時代を迎えている。それは、1972年にローマクラブが報告書『成長の限界』で示していたことだが、「それを認識することでその先も見えてくる」と株式会社三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏は語る。しか...
収録日:2015/02/05
追加日:2015/04/23
小宮山宏
東京大学第28代総長

戦後70年間の実績の中に反省や謝罪の表れを見てほしい

戦後70年の歴史認識~中韓の意図と平和国家日本(2)平和国家としての歩み

第一次世界大戦中に起こったアルメニア人虐殺事件は、現在でもトルコとアルメニアの間に衝突をもたらしている。歴史認識をめぐる日本と中国・韓国の対立でも、一人歩きした数字と戦後の取り組みがすれ違っている。歴史学者・山...
収録日:2015/04/22
追加日:2015/05/07
山内昌之
東京大学名誉教授

佐久間象山いわく「東洋道徳、西洋芸」

東洋思想を考える~東洋と西洋の融合と日本(1)東洋と西洋の知の融合を21世紀の指針に

東洋思想は、この10年で大きな転換点を迎えた。「まるで最後尾から時代のトップランナーに立ったようだ」と、老荘思想研究者の田口佳史氏は振り返る。その実感を企業経営論に活かすための『タオ・マネジメント』(2006年...
収録日:2014/10/29
追加日:2015/07/06
田口佳史
東洋思想研究家

中東・ロシアの混乱は「サイクス・ピコ秘密協定」に起因

第一次世界大戦100年と日本(1)ポスト冷戦の終焉

日本人には印象の薄い第一次世界大戦だが、実は「20世紀の病根のほとんど全てが第一次世界戦に由来する」といわれるほど、歴史的に重要な転換点だった。一体その時、世界はどう変わったのか。そしてそれは今にどう影響してい...
収録日:2015/04/15
追加日:2015/05/21
山内昌之
東京大学名誉教授

1915年の悲劇もトルコ・アルメニア間の歴史認識問題

戦後70年談話~政治と歴史認識(4)歴史解釈の違いが生む各国の対立

今年は日本にとって戦後70年の節目に当たる年だが、トルコとアルメニアにとっては第一次世界大戦中、両国の間に起こった大悲劇ともいうべき事件から100年という年でもある。この事件においては両国の見方に食い違いがあり...
収録日:2015/05/18
追加日:2015/06/15
山内昌之
東京大学名誉教授

重要なのは地域的ネットワーク構築と多国間秩序の進化

戦後100年に向けた日米関係(2)開かれた秩序の形成

今後の国際政治で問題となるのは、アメリカ中心の体制下で中国がどんな選択をするかだ。今の中国の体制は、アメリカが標榜する「自由世界」とは相容れない。そこで重要となるのは日本の多面的な役割だと、戦後100年に当たる...
収録日:2015/05/19
追加日:2015/07/23
白石隆
公立大学法人熊本県立大学 第3代理事長

長寿化が進む今、社会全体が教え合う21世紀型の教育を!

新しい教育ビジョン~産業革命の兵士育成とのはざまで~

今、教育は大きな変化の時代を迎えている。近代以降に確立されてきた「小・中・高・大システム」は、いわば産業革命の兵士を育てるようなシステムだが、そうした従来型の教育にいくつものほころびが出ていることは論をまたない...
収録日:2015/06/08
追加日:2015/07/09
小宮山宏
東京大学第28代総長

極東の小国が旧超大国・清に挑戦した日清戦争

20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(1)

本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

エマニュエル・トッドが示したフランス再生のシナリオ

書物で学ぶギリシャ危機(2)ユーロが見せた影の側面

歴史学者・山内昌之氏が、ギリシャ財政金融危機および共通通貨ユーロの影の側面について解説する。人類学者E・トッドの指摘によればドイツはユーロをフル活用した国と言えるのだが、そこから生じた共通通貨ユーロの闇とは一体...
収録日:2015/07/16
追加日:2015/08/13
山内昌之
東京大学名誉教授

空腹はサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活発化させる

クスリのいらない健康法(8)長生きに必要な「空腹の時間」

がんの若年化が進み、今や親が子どもの葬式をする「逆さ仏」現象の時代が到来しつつある。医師・石原結實氏は、その原因が食べ過ぎと食の欧米化にあるという。食べ過ぎるよりも空腹である方が、脳の働きを活性化し、長生きにも...
収録日:2015/06/14
追加日:2015/11/09
石原結實
医学博士

ビタミン不足による病気…どの野菜をどう食べればいいか?

クスリのいらない健康法(10)ビタミン不足に効く食べ物

歯の形から考えれば、人間が食べるべき物の約6割は穀物だ。しかし現代では、ビタミンやミネラルを豊富に含む胚芽を取ってしまった穀物を食べるため、「栄養過剰の栄養失調症」に陥っている。医師・石原結實氏は、ビタミンを取...
収録日:2015/06/14
追加日:2015/11/23
石原結實
医学博士

病気の原因は「ビタミン・ミネラル不足、食べ過ぎ、冷え」

クスリのいらない健康法(11)生姜と自然塩の効能

生姜の幅広い効能を先駆的に紹介してきた医師・石原結實氏によれば、その辛味成分に秘密がある。生姜は、血流促進やがん予防にも効果があるのだ。さらに石原氏は、100種類あるミネラルは、自然塩さえあれば補うことが可能だ...
収録日:2015/06/14
追加日:2015/11/30
石原結實
医学博士

食べる物は「たすき掛け」で判断する

クスリのいらない健康法(14)漢方医学の食事療法

食べることは全ての臓器に負担をかける。だから少しでも、自分の体質に合った食べ物を食べることが大切だ。普通は苦い漢方薬も病気の人が舐めれば甘くなるように、「体に良い」食べ物は何でも「おいしい」。東西の医学に精通し...
収録日:2015/06/14
追加日:2015/12/21
石原結實
医学博士

新興国に流れた資金が逆流し始めていることが懸念材料

BRICsの幻想・中国の勘違い

東京大学大学院経済学研究科教授・伊藤元重氏が、世界的金融不安をBRICsの観点から解説する。「これからはBRICsが世界経済を引っ張る」「中国経済は今後も成長し続ける」――多くの予想が浮かんでは消えてきた中、世界...
収録日:2015/09/17
追加日:2015/11/05
伊藤元重
東京大学名誉教授

ビールやパン、みそだけでなく、医薬品から環境まで

発酵は人類を救う(1)発酵産業の知られざる世界

食通として有名な農学博士・食文化評論者の小泉武夫氏。「食あれば楽あり」の新聞コラムをはじめ、テレビやラジオでの活躍を通じてご存じの方も多いだろう。氏には多くのあだ名があるが、中でも有名なのが「発酵仮面」だ。発酵...
収録日:2015/11/09
追加日:2015/12/03
小泉武夫
農学博士

政治の良し悪しは、戦争の上手・下手よりも恐ろしい

松下幸之助の人づくり≪2≫塾設立の究極の目的(2)PHP~繁栄・平和・幸福を行き渡らせる

松下幸之助が松下政経塾を設立するに至ったその原点は、幸之助が推進したPHP運動にまでさかのぼる。敗戦直後の日本の混乱と貧困を目の当たりにし、人間の本来あるべき姿に疑問を抱いた幸之助は、物心両面の繁栄を生み出すた...
収録日:2015/06/17
追加日:2015/12/21
松下幸之助
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者

日本の政治をよくすることも大事だが、それは一部分

松下幸之助の人づくり≪2≫塾設立の究極の目的(3)全人類の幸せに挑戦する

松下幸之助による松下政経塾設立の真の狙いは、単に日本の政治を良くすることだけにとどまるものではなかった。世界に新たな黎明をつくり、全人類の幸せに挑戦するという幸之助の壮大な使命感にスポットを当てる。(第2章3話目)
収録日:2015/06/17
追加日:2015/12/24
松下幸之助
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者

現在の政党ではせいぜい「5年の計」しか立てられない

松下幸之助の人づくり≪2≫塾設立の究極の目的(5)国家百年の計を発表する

百年先の日本や世界はどのようになっているのか。百年先の人類はどういう形で発展を遂げているのか――松下政経塾塾生が行うべき、これからの政治の目標となる壮大な仕事について松下幸之助が熱く語る。(第2章5話目)
収録日:2015/06/17
追加日:2015/12/31
松下幸之助
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者

剰余金の2割を外国に寄付できるような国に

松下幸之助の人づくり≪3≫理想の政治(1)国家に経営理念があれば、もっと日本は発展する

企業の個々の活動の基礎となる基本的な考え方であり、社員たちの行動指針となる「経営理念」――。「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助は、国家においてもこれが必要だと考えていた。幸之助が抱いていた国家経営理念のイメージと...
収録日:2015/06/17
追加日:2016/01/07
松下幸之助
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者

生ごみは発酵して土に戻す―これが当然の自然の摂理

発酵は人類を救う(2)無限の可能性を秘めた「FT革命」

農学博士で食文化評論者でもある発酵学者の小泉武夫氏が10年以上前から大きな期待を寄せているのが「FT革命」だ。それは、人と地球への優しい発酵技術による21世紀のための革命であるという。ではFT革命とは具体的にど...
収録日:2015/11/09
追加日:2015/12/10
小泉武夫
農学博士

発酵食品~腐りにくい・独特の香り・体にいい・免疫力Up

発酵は人類を救う(3)発酵食品4つのパワー

発酵食品はわれわれの食卓と密接な関係を持っており、発酵食品なしでは食生活は成り立たない、と農学博士で食文化論者である発酵学者の小泉武夫氏は語る。氏によれば、発酵食品には4つの特徴があるという。これを聞けば、発酵...
収録日:2015/11/09
追加日:2015/12/17
小泉武夫
農学博士

大きな成果を見せたCOP21と日本の存在感

COP21の成果と日本の役割

COP21で地球温暖化防止に向けた世界の動きがまとまったことは人類にとって非常に大きな成果だと、東京大学第28代総長で株式会社三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏は評価する。しかし、日本に対しては苦言を呈している。...
収録日:2015/12/18
追加日:2016/01/25
小宮山宏
東京大学第28代総長

地球温暖化対策は「地球のため」ではなく「人間のため」

地球の限界と日本人が幸せになれる道

地球温暖化対策は、「地球のため」ではなく「人間社会のため」だ、と国立研究開発法人国立環境研究所理事長・住明正氏は言う。それはどういうことなのか。今後われわれが取り組んでいくべき課題について、住氏に伺った。
収録日:2015/11/27
追加日:2016/02/11
住明正
理学博士

人類進化史の事実!「人類みな兄弟」は生物学的に正しい

ヒトの進化史と現代社会(1)自然人類学でみるヒトの進化

地球誕生から現在までを1年のカレンダーにすると、私たちホモ・サピエンスが発生したのは12月31日の午後11時半頃だ、とよく言われる。そこまでのスケール感は持てなくても、現代社会が抱えるさまざまな問題に対して、人...
収録日:2015/12/14
追加日:2016/03/03
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

沖縄が水不足でも、北海道での節水分は沖縄では使えない

水と地球と人間と~日本と世界の水問題(5)水の七不思議と水の危機

「水問題の市民運動は、おそらく根付かないだろう」――東京大学生産技術研究所教授・沖大幹氏はそう喝破する。いったいなぜだろうか。水危機に対する感情的側面を考えると、意外な思い込みや間違いがいろいろと見えてくる。地球...
収録日:2015/03/19
追加日:2016/04/07
沖大幹
東京大学大学院工学系研究科 教授

Pepper開発責任者が語った不可避のシンギュラリティ

「Pepper」の全て(4)ロボットと暮らす未来

世界初のパーソナルロボットとして発売された「Pepper」は、行く先々で波紋を広げている。その開発責任者であり、「彼を愛してほしい」と願うソフトバンクロボティクス株式会社プロダクト本部取締役本部長・蓮実一隆氏に...
収録日:2016/03/15
追加日:2016/04/13
蓮実一隆
ソフトバンクロボティクス株式会社 取締役 CMO

Pepper店舗設置にあたり孫正義社長が大反対したこと

「Pepper」の全て(3)もしウチにロボットがいたら

2015年6月に一般向け販売が始まったとたん、1000台限定の受付が1分で終了となった、ソフトバンクの感情認識パーソナルロボット「Pepper」。今や全国のあちこちで見かけるようになった「彼」は、どんなお仕事ぶ...
収録日:2016/03/15
追加日:2016/04/13
蓮実一隆
ソフトバンクロボティクス株式会社 取締役 CMO

アサシンとは「山の老人」に由来…現代のテロリストとの違い

「テロ」とは何か(3)長期の理想より目の前の危機対策

歴史学者・山内昌之氏が、日本にとっても世界にとっても早急に向き合うべき問題として「テロとは何か」を解説する。山内氏が着目したのは、歴史上に見る中世の暗殺集団アサシンと現代のテロリストの違いだ。テロという特異な殺...
収録日:2016/04/05
追加日:2016/05/02
山内昌之
東京大学名誉教授

「水道哲学」は貧乏克服、「産業報国」は商人の誇り

松下幸之助の経営理念(2)創業から戦後への歩み

パナソニック株式会社の「信条・綱領・七精神」をはじめ、松下幸之助は数多くの理念を文章化している。もちろん企業としての経営理念が中心だが、個人・社会人として見ても人生哲学に通じるものがある。今回は、「経営の神様」...
収録日:2016/02/18
追加日:2016/06/06
佐野尚見
元松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)代表取締役副社長

「砂漠化」は世界で進行しているのか?

水ビジネスの動向(5)沖大幹が水の疑問に答える

海水淡水化で水不足は解消する? 東京の地下水は高い利用可能性があるのでは? 世界で砂漠化は進行しているのか? 東京大学生産技術研究所教授・沖大幹氏が、水利用や環境問題に関するさまざまな講演出席者の疑問に答える。...
収録日:2015/05/25
追加日:2016/06/02
沖大幹
東京大学大学院工学系研究科 教授

エベレスト、マリアナ海溝、月――到達した人類は何人?

自律型海中ロボット~深海に切り込む(3)海中はなぜ危険なのか

海中でロボットを動かすときに必要なのは、待ち受ける困難を予想する力である。しかし、人類はあまりにも海中の状況に不案内だ。試みに「エベレスト、マリアナ海溝、月」という三つのフロンティアに到達した人類の人数を確かめ...
収録日:2016/01/12
追加日:2016/06/06
浦環
東京大学名誉教授

伊勢志摩サミットがかすむ17分間のオバマ広島演説の意味

オバマ広島訪問

オバマ大統領の広島訪問、17分間に及ぶ広島スピーチは、報道としての伊勢志摩サミットがかすむほどの目覚ましさであった。この広島訪問と名演説はどのような文脈に立って行われたものなのか。政治学者で慶応義塾大学大学院教...
収録日:2016/06/01
追加日:2016/06/09
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

世界的セキュラースタグネーション時代、課題は技術の枯渇

セキュラースタグネーションと技術革新

これまでにも10MTVで「セキュラースタグネーション(長期的停滞)」論を取り上げてきた学習院大学国際社会科学部・伊藤元重教授が、この話題に本格的に切り込んでいく。世界経済の低迷は、高齢化や金融危機だけが原因では...
収録日:2016/06/16
追加日:2016/07/26
伊藤元重
東京大学名誉教授

この世界を安定させる弱い理由があるのでは―ヒューム問題

東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(5)科学の普遍性は「弱い」

東京大学東洋文化研究所の中島隆博教授によると、近代科学によって世界が偶然的なものであることが示されたという。科学は、本来人間などいなくとも世界は持続し続けるという「悪夢」を明るみに出したのだ。ではそのような世界...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/08/19
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

「中国発の普遍」は成立する見込みがあるのか?

東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(7)質疑応答

中国の儒教復興は体制の擁護・批判のどちらに結び付くのか。「方法」ではなく「本質」を論じるような中国の思想はないのか。すさまじい速度の科学技術発展は、人間道徳に何をもたらすのか。東京大学東洋文化研究所の中島隆博教...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/09/01
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

注目は納豆!腸内細菌が生成する若返り物質「ポリアミン」

腸内細菌の可能性とマイクロバイオームのダイバーシティ

近年、腸内細菌のさまざまな働きが明らかとなり、病気の治療や予防に加え、アンチエイジングにも効果のあることが分かってきた。人間と古いつき合いでありながら、新しい可能性に満ちた腸内細菌のパワーについて、順天堂大学医...
収録日:2016/06/27
追加日:2016/08/27
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

ハイパーコンペティション時代に必要なのは「越境」

ダイナミック・ケイパビリティ~組織の戦略変化(2)超競争時代への突入

時代は、超競争に突入した。もはや国内市場だけ見ても将来性は薄く、新興国や新たなライバルと対峙しなければならない。慶應義塾大学商学部教授・谷口和弘氏は、激動の時代に対応するにはイノベーションが必要であり、そのため...
収録日:2016/06/23
追加日:2016/09/06
谷口和弘
慶應義塾大学商学部教授

聖徳太子が提唱した「和」と中国の「和」の大きな違いとは

法隆寺は聖徳太子と共にあり(1)無条件の「和」の精神

日本人ならば誰もが、法隆寺を建てたのは聖徳太子だと知っている。しかし、法隆寺と聖徳太子の関係は、私たちが想像している以上に深く、また謎のままの部分も多い。聖徳太子が残した法隆寺は、現代に生きる私たちに何をもたら...
収録日:2016/03/09
追加日:2016/10/01
大野玄妙
法隆寺第129世住職、聖徳宗第6代管長

人工知能の能力でできることはかなり限られている

ファミリービジネスとAI(4)人工知能に対する誤解

東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授の柳川範之氏は、AI(人工知能)をめぐる昨今の受け止められ方には、多くの誤解がつきまとっているという。柳川氏によれば、人工知能は決して人間に反旗を翻すような存在にはならない...
収録日:2016/07/25
追加日:2016/10/14
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

古代ローマの歴史は2000年!人類史の経験の殆どがある

世界史の中のローマ史~ローマ史講座Ⅰ(1)人類の文明史とローマ史

古代ローマ帝国の歴史が2000年に及ぶことをご存じだろうか? 2000年といえば西暦の全期間にほぼ匹敵する。それだけの長期にわたったローマ史には「人類史の経験のほとんどがある」とさえ言われ、ローマを知ることは現代を考え...
収録日:2016/07/21
追加日:2016/11/23
本村凌二
東京大学名誉教授

トランプ大統領と日米安保…日本から米軍が撤退したら?

トランプのアメリカと日本の課題(4)安保体制を見直す時

トランプ次期大統領が投げかけたもう一つの大きな課題は、日米安保体制の見直しだ。戦後60年間の日本の基礎は、日米安保と共にあり、それ抜きに現体制を維持することはできない。慶應義塾大学名誉教授・島田晴雄氏は、今こそ日...
収録日:2016/11/16
追加日:2016/12/02
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

トランプ現象はアンチ・グローバリゼーション

トランプ時代の米ドル相場(3)グローバリゼーション疲れ

なぜグローバリゼーションの勝ち組であるアメリカやイギリスでアンチ・グローバリゼーションが強まっているのか。それに対してクリアな答えを示しているのが、エマニュエル・トッド氏だ。そう語るシティグループ証券 チーフFXス...
収録日:2016/11/17
追加日:2016/12/04
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

古代ローマ人は祖国意識から「専守防衛」の考え方をもった

世界史の中のローマ史~ローマ史講座Ⅰ(3)“祖国”を発見したローマ人

「“祖国”というものを発見したのはローマ人ではなかったか」と、早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏は言う。それまで、祖国という観念はなかったというのだ。それはいったいどういうことか。ローマ人は私たちに何を残...
収録日:2016/07/21
追加日:2016/12/07
本村凌二
東京大学名誉教授

小宮山宏氏がプラチナ社会実現に向けて書いた新著への想い

プラチナ社会構想の集大成、『新ビジョン2050』を語る

日本を「課題先進国」と捉え、その課題を解決するために編まれたビジョンが「プラチナ社会」である。東京大学第28代総長で株式会社三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏は、プラチナ社会を実現するためのプラチナ構想ネットワーク...
収録日:2016/12/07
追加日:2016/12/28
小宮山宏
東京大学第28代総長

多様性の時代に必要な道徳とは…科学的アプローチで考える

道徳と多様性~道徳のメカニズム(1)既存の道徳の問題点

東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻教授・鄭雄一氏が、自著『道徳のメカニズム』をもとに、科学者の目で道徳と多様性について考える連続講義。鄭氏はまず、「殺人」をテーマに疑問を提示した。なぜ、人を殺...
収録日:2016/10/07
追加日:2017/01/05
鄭雄一
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻教授

道徳の共通原理を示す命令は「二面性」を持っている!

道徳と多様性~道徳のメカニズム(3)道徳に基本原理はあるか?

東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻教授・鄭雄一氏が「道徳と多様性」について論じる連続講義。今回、考えるのは道徳の基本原理と二面性についてだ。道徳の本質は「仲間らしくあれ」ということだが、そこに...
収録日:2016/10/07
追加日:2017/01/19
鄭雄一
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻教授

「父祖の遺風」と「武士道」-ローマと日本の伝統に学ぶ

古代ローマ人に学ぶ~ローマ史講座Ⅱ(3)ローマと日本に相通じる精神

東京大学名誉教授・本村凌二氏によるローマ帝国とローマ人の特性に関する連続講義。前回に引き続き、ローマをローマたらしめた「父祖の遺風」について考える。「父祖の遺風」の本質的な部分にフォーカスすると、見えてくるのは...
収録日:2016/10/20
追加日:2017/01/27
本村凌二
東京大学名誉教授

原因と結果の迷宮―因果関係と哲学

原因と結果の迷宮~因果関係と哲学(1)因果関係とは何なのか

「机を叩けば音が出る」。私たちはこれを当たり前だと思う。しかし本当にそう言えるのか。そう思わされているだけではないか。この哲学的な難問に取り組んでいるのが、東京大学大学院人文社会系研究科教授・一ノ瀬正樹氏だ。氏...
収録日:2016/12/15
追加日:2017/01/31
一ノ瀬正樹
東京大学名誉教授

未来社会でヒトが道徳を使いこなすためには?

道徳と多様性~道徳のメカニズム(6)未来に向けてどう生きるべきか

「道徳と多様性」シリーズの最終回は、いよいよソリューションの提案である。混血児が差別されたり、一つの価値観を強要されるのは、ヒトが「相対的掟」を絶対視しているからである。掟の相対性と絶対性を区別してはどうだろう...
収録日:2016/10/07
追加日:2017/02/09
鄭雄一
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻教授

世界における日本の重要性とその理由

日本 呪縛の構図~日本の重要性と懸念(4)世界における日本(英語版)

筑波大学名誉教授R・ターガート・マーフィー氏は、今なお日本は世界にとって重要な国であると論じる。第一に、世界の製造業にとって日本企業への依存度は依然として高い。第二に、異次元の金融緩和やイデオロギー対立を感じさせ...
収録日:2016/12/06
追加日:2017/02/23
R・ターガート・マーフィー
筑波大学名誉教授

「働き方改革」の社会的背景と企業のあるべき姿

「働き方改革」を二つの視点から考える

人類は長い間農業に従事してきたが、その後、機械に合わせて働く時代を経て、ようやく働き方の自由を考える余裕を得た、と東京大学第28代総長で株式会社三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏は言う。しかし、現在は少子高齢化を主...
収録日:2017/02/21
追加日:2017/03/20
小宮山宏
東京大学第28代総長

少子化問題にはどのような社会的サポートが必要か?

進化生物学から見た少子化問題(5)少子化を変える方法

近現代文明は子どもを減らす方向に考えを推し進めるばかりで、子どもをたくさん持とうとはさせない社会だが、少子化の状況をどうにか変える手立ては考えられる。そう語るのは、総合研究大学院大学理事・学長で先導科学研究科教...
収録日:2017/01/16
追加日:2017/04/07
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

老荘思想は今の時代に人類の指針となる

老荘思想に学ぶ(1)力のメカニズム

老荘思想研究者・田口佳史氏が、今の時代に人類の指針となるような教えとしての老荘思想について語る。日本は明治維新以降、西洋近代思想に、そして特に戦後はアメリカの思想や文化にリードされてきたが、今、人々の目は自国の...
収録日:2016/12/05
追加日:2017/05/08
田口佳史
東洋思想研究家

寄付文化を育て地域から原発依存の構造を変えることが重要

トモダチ作戦を忘れるな(6)子孫のための国造りに向けて

トモダチ作戦への支援基金から未来のエネルギー政策にまで話が及んだ。元内閣総理大臣・小泉純一郎氏、東京大学第28代総長・小宮山宏氏、慶應義塾大学名誉教授・島田晴雄氏による鼎談の最終回。政府の取り組みが不十分なら、寄...
収録日:2016/10/24
追加日:2017/02/12