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「循環」の検索結果

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新宿の歴史…かつては馬糞臭い宿場町だった「内藤新宿」

『江戸名所図会』で歩く東京~内藤新宿(1)内藤新宿の誕生と役割

江戸時代後期に書かれた地誌『江戸名所図会』(えどめいしょずえ)をひもとくと、江戸時代の街の様子や人々の暮らしぶりが見えてくる。今回は、五街道の宿場町として重要な役割を果たした「内藤新宿」を取り上げ、新宿のかつて...
収録日:2024/02/19
追加日:2024/04/21
堀口茉純
歴史作家

ノーベル賞受賞者も指摘!男女の賃金格差を埋めるために

日本の財政政策とその効果を検証する(5)ジェンダー平等と反循環的な財政政策

世界の中でもジェンダーギャップが大きい日本だが、それを改善する糸口はどこにあるのだろうか。経済を刺激する財政政策はジェンダー平等の実現にもつながるのだが、より抜本的には、働き方の柔軟性が必要だ。日本がそれを実現...
収録日:2023/12/14
追加日:2024/04/04
宮本弘曉
一橋大学経済研究所教授

高齢化で財政政策の有効性が低下…財政乗数に与える影響

日本の財政政策の効果を評価する(1)「高齢化」による効果の低下

バブル崩壊以降、いまだに低迷し続ける日本経済。その間、政府はさまざまな財政政策を打ち、浮上の糸口を探ってきた。では、これまでの財政政策は失敗だったといえるのだろうか。財政政策を評価する議論はそれほど単純ではない...
収録日:2023/12/14
追加日:2024/03/07
宮本弘曉
一橋大学経済研究所教授

私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか…脳の働きで考える

進化生物学から見た「宗教の起源」(3)集団の種類・サイズと宗教の関係

宗教の起源をめぐる研究の中に、「高みから道徳を説く神」など6つの要素について分析したものがある。人間の営みが狩猟採集中心の社会から「農耕・牧畜・定住・階層」社会へ変化すると、宗教にも大きな変化が訪れる。集団のサイ...
収録日:2023/12/20
追加日:2024/02/13
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

なぜ日本の従業員の会社への愛着は世界最低クラスなのか

日本企業の病巣を斬る(11)みんなが「おかしい」と感じている

「いい加減」「適当」「暗黙知」といったことこそが、日本人が持っている非常にいいところ、素晴らしいところであった。それを、コンプライアンスをはじめとしたアメリカンビジネス追従によって、壊してしまった。そのことが、...
収録日:2023/10/18
追加日:2024/02/09
対談 | 執行草舟田村潤

毛繕いを代行!?脳の大型化が可能にしたメンタライジング

進化生物学から見た「宗教の起源」(2)宗教の機能とメンタライジングの次元

宗教には主に5つの機能がある。世界の説明、道徳的価値体系提示、死と死後の世界への言及、世の悲惨に対する救済、内集団の結束を固め、外の集団と闘うといった機能だが、集団生活する霊長類にとって、内集団の結束は不可欠であ...
収録日:2023/12/20
追加日:2024/02/06
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

院政か親政か…日本史で重要な政治システム「治天」とは

平安時代の歴史~「貴族道」と現代(5)摂関政治から院政へ

平安時代後期の摂関政治において、特に摂関家の女子力が政治的影響力を持つようになる。天皇の血統を保持する上で摂関家の女子たちが重要な地位を占めたからだ。そうして、当時非常に大きな役割を担った摂関政治だが、やがて「...
収録日:2023/10/20
追加日:2024/02/02
関幸彦
歴史学者

国譲りによる平和…国作りをした大国主神の深い協力とは

大国主神に学ぶ日本人の生き方(7)世界でも稀なる「国譲り」

国作りを果たした大国主神は、やがて「国譲り」に直面する。だが、争いを起こさずに国を譲った大国主神は、その後も生き延び、祀られ続ける。これは、世界の神話には見られないこの日本神話の特徴といえるものであり、そこには...
収録日:2023/08/08
追加日:2024/01/21
鎌田東二
京都大学名誉教授

創造的経営の核心…「個人の信念」を真実として正当化する

日本企業の病巣を斬る(7)信念と創造的経営

理想や使命へ向かうと「自分がこうやりたい」というものが出てくる。それぞれに正解を見つけていくしかないから、おのずと自分の持ち味が発揮されるようになる。ところが、現在の日本の企業社会では会議ばかりを重んじるあまり...
収録日:2023/10/18
追加日:2024/01/12
対談 | 執行草舟田村潤

生成AIは人類の希望…生成AIで教養を高めて問題解決せよ

完全循環型社会と教養の時代(2)生成AIで教養を高める

人類は再生可能エネルギーと都市鉱山による「完全循環社会」という方向へ向かっている。再生可能エネルギーはその普及予測が何度も書きかえられるほど急速に普及しており、都市鉱山への可能性としてスクラップからEV車を作ると...
収録日:2023/11/22
追加日:2024/01/08
小宮山宏
東京大学第28代総長

長編詩「大国主」と4つの魂…和魂、荒魂、幸魂、奇魂

大国主神に学ぶ日本人の生き方(5)長編詩「大国主」を読む

幾度となく理不尽な目に遭う大国主神の性質や様子を、世界神話の神々と比較しながら描いた鎌田氏の長編詩「大国主」。『古事記』を「世界の中の叙事詩の伝統」の中に位置づけてきた鎌田氏が、『古事記』の神聖な響きを維持しな...
収録日:2023/08/08
追加日:2024/01/07
鎌田東二
京都大学名誉教授

2024年・年頭所感…完全循環型社会と健康長寿社会へ

完全循環型社会と教養の時代(1)これから何が起こるか

いま、生成AIが信じられないくらいのスピードで進化している。これは、人間の知的生活にも、間違いなく大きな影響を与える。地球環境も、日本各地で40度を超える気温になるなど、大問題になっている一方、世界中で再生可能エネ...
収録日:2023/11/22
追加日:2024/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

「むすひ」「修理固成」…古事記のキーワードと大国主神の力

大国主神に学ぶ日本人の生き方(4)「むすひ」と「修理固成」の力

『古事記』における重要な2つのキーワードに、「むすひ」と「修理固成」がある。世界神話には見られない日本神話の特徴でもあるこの2つは、どういったものであるか。また、この2つがもたらす天壌無窮の「終わりなきダイナミズム...
収録日:2023/08/08
追加日:2023/12/31
鎌田東二
京都大学名誉教授

暗黙知と形式知…「使命感や恩」で心を燃やすのが日本の道

日本企業の病巣を斬る(5)暗黙知と形式知

欧米の企業と日本の企業の違いは、欧米が数値目標を求めるのに対し、日本はお客さんに喜んでもらうことに主眼を置く。これは野中郁次郎の言うところによれば、日本は「暗黙知」であり、一方、欧米の理論は「形式知」である。「...
収録日:2023/10/18
追加日:2023/12/29
対談 | 執行草舟田村潤

生と死の往来…助けられながら達成する最弱にして最強の神

大国主神に学ぶ日本人の生き方(3)一番弱いが、一番強い

大国主神はいったいどのような神様だったのか。出雲系の神々の1人である大国主神は、神話の中でどのような位置づけだったのか。「一番弱いけれども、一番強い」と鎌田氏は評する。また、生と死を行き来して、死からも力を得る神...
収録日:2023/08/08
追加日:2023/12/24
鎌田東二
京都大学名誉教授

ケア、エコロジー、ガバナンス、アート…現代へのヒント

大国主神に学ぶ日本人の生き方(2)大国主神の「4つの現代的意味」

われわれ現代の人間は大国主神について、どのような点を学べるのだろうか。大国主神の神話を通して得られる現代的意味として、鎌田氏は、ケア、エコロジー、ガバナンス、アートという4つの観点を提示する。けっして一方的ではな...
収録日:2023/08/08
追加日:2023/12/17
鎌田東二
京都大学名誉教授

最善が堕落したものは最悪である…無限なのは理想や魂のみ

日本企業の病巣を斬る(3)足るを知る

日本の企業には伝統的な成功パターンがある。三井越後屋は地域密着型の商売を行い、300年繁栄を続けているが、これは当主が「足るを知る」をわきまえていたからだ。ローマ帝国の有名なことわざに「最善が堕落したものは最悪であ...
収録日:2023/10/18
追加日:2023/12/15
対談 | 執行草舟田村潤

公共心だけで人材確保は無理…迫られる給与体系の見直し

経済と社会の本質を見抜く(6)公的機関の人材確保

官僚を志望する優秀な学生の減少が取り沙汰されているが、日本銀行にも優秀な人材がなかなか集まらなくなっているという。それは、若くて優秀な人材が民間企業に流れてしまうからだが、ではパブリックセクター(公的機関)とし...
収録日:2023/08/09
追加日:2023/12/03

無理なプランや数値目標を指示されると現場の力は弱くなる

日本企業の病巣を斬る(1)日本企業の4大疾病

日本企業の病巣に「オーバープランニング(過剰なる計画)」「オーバーアナリシス(過剰なる分析)」「オーバーアダプテーション(過剰なる法令順守)」がある。これは経営学者の野中郁次郎氏が提唱したものだが、これに「オー...
収録日:2023/10/18
追加日:2023/12/01
対談 | 執行草舟田村潤

半導体から解決をめざす!課題先進国・日本の進むべき道

半導体から見る明日の世界(12)課題先進国・日本の生き方

世界は今、大量生産が可能となった時代から個々の消費者ニーズに合わせた少量・高品質なものを提供する時代へと変化している。その中で半導体が担う役割はますます大きくなっているのだが、高度文明社会が進展する陰で新たな課...
収録日:2023/07/14
追加日:2023/11/13
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

オスロ合意・アブラハム合意を潰す…ハマスやヒズボラの狙い

イスラエル対ハマス…その背景、影響、未来(2)競争的共存の否定

今回のハマスによる攻撃の責任を、ただ一方的にイスラエルに押し付けるのは、すこぶる簡単明瞭に過ぎる。ハマスの今回の攻撃の真意を探るには、ハマスがオスロ合意やアブラハム合意について、どのような思いを抱いていたかを知...
収録日:2023/10/17
追加日:2023/10/24
山内昌之
東京大学名誉教授

時間の観念「劫(カルパ)」の伝承とカルカッタの衝撃

インド神話の基本を知る(4)文化の始まりと死後の世界

文化の始まりや死後の世界は、インド神話でどのように語られているのだろうか。中でも死後については、日本でも語られている、天国と地獄に分かれて輪廻転生するという話のもとになったのがインド神話で、そこでは「死と再生の...
収録日:2022/06/07
追加日:2023/10/08
鎌田東二
京都大学名誉教授

ファブレスとファウンドリーの違いとTSMC、ASM、Arm

半導体から見る明日の世界(2)半導体産業の世界分布と3つの潮流

現在の半導体産業を国別・地域別に分類してみると、アメリカ、東アジア、欧州という3つのエリアが深く関係しながら市場を構成している。中でも、ファブレスとファウンドリーという半導体生産のすみ分けができ上がり、それぞれが...
収録日:2023/07/14
追加日:2023/09/04
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

公衆便所の名前になった皇帝ウェスパシアヌスのユーモア

江戸とローマ~下水道と肥溜め(2)江戸とローマの便所事情

日本の便所は「かわや」「せっちん」「はばかり」などと呼ばれ、「せっちん」を「雪隠」と書くようにあまり人の行きたがらないような場所に置かれたが、そうした家の構造が普及したのは江戸時代だった。江戸は循環社会とよくい...
収録日:2021/09/16
追加日:2023/08/30
本村凌二
東京大学名誉教授

市場予測のポイント…短期・中期・長期の視点と歴史的洞察

資産運用の思考法…経済や市場の動きをどう読むか

資産運用は身近なテーマだが、実際の運用において何を判断材料にすればいいのかを知る機会は少ない。養田功一郎氏は、その時の短期的な社会情勢や経済状況を見ていればいいというわけではないと語る。短期、中期、長期の3つの視...
収録日:2023/06/05
追加日:2023/07/02
養田功一郎
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 執行役員

道はあるのになぜできない?新しい成長への改革

日本の「新しい成長」実現のために(4)日本の経済成長のための改革

かつては科学技術立国だった日本だが、最近では欧米や中国などに後れを取るケースも目につく。なぜ日本ではイノベーションが生まれにくく、新しい産業が発展していかないのか。第2次世界大戦後の復興を支えた施策、現状に合わな...
収録日:2023/01/31
追加日:2023/06/05
小宮山宏
東京大学第28代総長

「ペロブスカイト太陽電池」のサブスクで世界の先端へ

日本の「新しい成長」実現のために(3)循環型社会に合ったビジネスモデル

日本の発明品である「ペロブスカイト太陽電池」をいかに世界に先駆けて商品化するか。今後、循環型社会にマッチするシステムはサブスクビジネスによる実験的手法なのかもしれないと、小宮山氏は言う。前回お伝えした再生可能エ...
収録日:2023/01/31
追加日:2023/05/29
小宮山宏
東京大学第28代総長

太陽電池も蓄電池も汎用品…原材料費の比率で戦略はわかる

日本の「新しい成長」実現のために(1)原材料費率から考える日本の戦略

資源の乏しい日本は、原料を輸入して加工・製品化する加工貿易によって経済成長を遂げてきた。これを「原材料費率」という尺度で考えることで、日本の取るべき戦略が展望できるのではないか、と小宮山氏は語る。知識・技術集約...
収録日:2023/01/31
追加日:2023/05/15
小宮山宏
東京大学第28代総長

軍国主義の狂信者が、民主主義の狂信者になっただけ

逆遠近法の美術論(10)イコンの文化を継承する民族

グローバリズムに代わる、新しい文明である霊性文明に一番近いところにいたのが日本である。だが日本は明治以来、安易な近代化によって、霊性文明から遠ざかってしまった。実は、戦前のインパールや南方作戦、特攻隊と、戦後の...
収録日:2022/08/30
追加日:2023/05/12
執行草舟
実業家

「私=私」ではなく「私は私ではない」

逆遠近法の美術論(4)霊性文明と「脱聖化」

仏教大国のミャンマーではコシノジュンコ氏のファッションショーが喝采を浴びたが、東洋で評価されるのは平面図で、本来はこれこそが人間の循環の文明の発想である。そのことを理解するためにも八反田友則氏の絵を見てほしい。...
収録日:2022/08/30
追加日:2023/03/31
執行草舟
実業家

逆遠近法のこころは「義ならざるものは結局、美ではない」

逆遠近法の美術論(3)高村光太郎の「義」と「真のリアリズム」

高村光太郎の「義ならざるものは結局美でない」を座右銘としている戸嶋靖昌記念館。この言葉は、芸術とは愛ではなく「義」のものであることを意味し、考え方として武士道に近く、イコン文明にも近い。「真のリアリズム」と聞い...
収録日:2022/08/30
追加日:2023/03/24
執行草舟
実業家

結局、主流派と異端派の何が違うか…経済学史の大きな示唆

本当によくわかる経済学史(16)現代の経済学のコンセンサス

1970年後にスタグフレーションに陥ったことにより、ケインズ的な政策よりもフリードマンの金融政策が受け入れられていくことになる。柿埜氏は「実態と理論が合っているからこそ、主流派は主流たり得る」ことを強調し、異端派と...
収録日:2022/06/08
追加日:2023/03/22
柿埜真吾
経済学者

遠近法は「見る」文明、逆遠近法は「見られる」文明

逆遠近法の美術論(2)遠近法と逆遠近法

遠近法は西欧文明がルネッサンスの時代に発明したもので、我々が見たとおりに表現する。この「遠近法の思想」から、民主主義も生れ、科学文明も生まれた。一方、イコンに象徴的に示される「逆遠近法」は、原始性を持ち、複眼的...
収録日:2022/08/30
追加日:2023/03/17
執行草舟
実業家

日本経済の強靭性を高めるタイミングは今…必要な戦略は?

世界経済の見方とIMFの役割(6)これからの世界経済と日本経済への視座

パンデミックに始まり、金融のタイト化、大幅な金融緩和、地政学的リスクの増大と、わずかの期間に世界経済は激しい波に晒されている。デフレ懸念がインフレ懸念に逆転すると、その圧力はさらに強まっている。また、ウクライナ...
収録日:2023/01/11
追加日:2023/03/09
田中琢二
元・国際通貨基金(IMF)日本代表理事

ケインズ革命への誤解…真に独創的なのは、どの部分か?

本当によくわかる経済学史(10)「ケインズ政策」の誤解と真実

不況の際は政府の財政出動によって景気回復を図る。これがケインズの政策であり、1929年の大恐慌を救ったのはケインズ革命によるものだと一般にはいわれるが、実はこれは必ずしも正しい理解ではないと柿埜真吾氏は言う。ケイン...
収録日:2022/06/08
追加日:2023/02/08
柿埜真吾
経済学者

大恐慌とケインズ…様々な恐慌克服の処方箋の真実を探る

本当によくわかる経済学史(9)ケインズ、計画経済、オーストリア学派

1929年の世界大恐慌ではFRBの金融政策の失敗が明らかにされなかったため、「古典派経済学には限界があるのではないか」と皆が考えるようになってしまった。そこで代わって台頭したのが、ケインズ経済学やマルクス主義、オースト...
収録日:2022/06/08
追加日:2023/02/01
柿埜真吾
経済学者

悪い円安論に物申す、ヒステリシスの効果でデフレ脱却か

円安の構造的メカニズム(3)「高いニッポン」から「安いニッポン」へ

2022年の円安加速によって「安いニッポン」「悪い円安論」が台頭してきたが、必ずしも悲観すべき状況とは限らない。「高いニッポン」だった時期から現在の円安に至るまでの経緯を振り返ることで、ポジティブな可能性が見えてく...
収録日:2022/11/15
追加日:2023/01/11
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

「農業・林業+ソーラー発電」で電力は十分にまかなえる

再生可能エネルギー大国・日本への道(1)資源自給国家への具体策

日本が「資源自給国家」になるのは、歴史の必然である。人類文明は、鉄や銅の鉱山から都市鉱山へ、化石資源から再生可能エネルギーへと転換する局面を迎えているからだ。忘れてならないのは、原子力発電は過渡期における存在に...
収録日:2022/12/08
追加日:2023/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

異端の経済学者…ドイツ歴史学派、社会主義、マルクス主義

本当によくわかる経済学史(5)古典派を批判した異端者たち

古典派経済学が一世を風靡した時代には、それに批判的な意見も登場する。それが、ドイツ歴史学派や、社会主義、マルクス主義といわれるグループだった。これらの考え方は今でも根強く残っているのだが、やはり「異端」であって...
収録日:2022/06/08
追加日:2022/12/14
柿埜真吾
経済学者

逆参勤交代が可能にする個人・地域・企業の「三方よし」

逆参勤交代が日本を変える(1)逆参勤交代のモデルとメリット

参勤交代によって人材循環による国の活性化が起こった江戸時代。時代は下り、令和の日本では、「逆参勤交代」なるプロジェクトがその実装に向けて動き始めている。逆参勤交代は個人・地域・企業の「三方よし」ということだが、...
収録日:2022/08/29
追加日:2022/11/28
松田智生
三菱総合研究所 主席研究員

重商主義と重農主義…古典派経済学の前段階の主張とは?

本当によくわかる経済学史(2)重商主義と重農主義の真実

「重商主義」と「重農主義」という考え方が16世紀から18世紀にかけてヨーロッパで登場した。重商主義は、それ以前にはなかった「経済に法則がある」という発想から出てきたものだが、やがてその問題点に気づいたケネーが「経済...
収録日:2022/06/08
追加日:2022/11/23
柿埜真吾
経済学者

経済学史の基礎知識…大きな流れをいかに理解すべきか

本当によくわかる経済学史(1)経済学史の概観

現代社会の「経済」を正しく理解するためには、実は、正しい「経済学史」を理解していることが大きな助けとなる。逆に、正しい「経済学史」を知らなければ、怪しげな経済理論にダマされてしまうことにもなりかねない。気鋭の経...
収録日:2022/06/08
追加日:2022/11/16
柿埜真吾
経済学者

なぜわれわれは生涯をかけて学ぶ必要があるのか

現代人に必要な「教養」とは?(5)生涯をかけて学ぶことの意味

世界に比べても変化のスピードが圧倒的に遅いと言われて久しい日本。スタートはアメリカだとしても、そこから出た新しい技術やモノを導入するスピードが遅すぎるのだ。ではどうすればいいか。それは、われわれが「生涯をかけて...
収録日:2022/06/29
追加日:2022/10/28

地産地消で再建、コープさっぽろのカーボンニュートラル

武器としての「カーボンニュートラル経営」(3)コープさっぽろの地産地消

カーボンニュートラルを実現するためには全ての企業、すなわち生産から小売まであらゆるプレイヤーが例外ではない。その中で今回取り上げるのは、経営危機から見事に再建を果たした「コープさっぽろ」だ。「日本の食糧庫」とい...
収録日:2022/07/12
追加日:2022/10/24
夫馬賢治
株式会社ニューラル代表取締役CEO

“捨てる”に活路、ニッコーのサーキュラーエコノミー

武器としての「カーボンニュートラル経営」(2)ニッコーのサーキュラーエコノミー

世界的に脱炭素社会の実現に向けた取り組みが進む中、大きく出遅れている日本だが、画期的なアプローチをしている企業がある。その一つとして、まず石川県の会社「ニッコー」によるサーキュラーエコノミーの取り組みを紹介する...
収録日:2022/07/12
追加日:2022/10/17
夫馬賢治
株式会社ニューラル代表取締役CEO

カーボンニュートラル競争のゴールはコストを下げ切ること

武器としての「カーボンニュートラル経営」(1)カーボンニュートラルと日本の実状

近年、環境問題への意識や気候変動への危機感が高まる中、注目を集めているのが「カーボンニュートラル」経営だ。CO2の排出量削減に関するこの取り組みの一つとして、モノを循環させる「サーキュラーエコノミー」という概念が浸...
収録日:2022/07/12
追加日:2022/10/10
夫馬賢治
株式会社ニューラル代表取締役CEO

「新しい資本主義」の重点投資分野は実現可能な国家戦略か

岸田内閣「新しい資本主義」を徹底検証(3)総花的な成長戦略と重点投資分野

2022年に入り、岸田内閣は、資産所得倍増プラン、科学技術の戦略的支援、スタートアップ企業の育成計画など、さまざまな成長戦略を掲げてきた。一見すると有意義なプランが並んでいるようにも見えるが、果たして重点ポイントは...
収録日:2022/07/07
追加日:2022/10/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

自分の幸せと業績向上の好循環を生むフローチャート

キリンでつかんだ「幸せになる」仕事術(8)成功のプロセス

キリンの実例をもとに作成したのが「自分の幸せと業績向上の好循環を生むフローチャート」である。高知支店でまったく売れない状況に置かれたなかで、会社の存在意義について「自己との対話」を重ねた結果、「会社の使命を果た...
収録日:2022/03/30
追加日:2022/10/03
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

キャリア自律のための「SECIモデル」とは何か

人生100年時代の「ライフシフト概論」(4)キャリア自律〈上〉

キャリア自律はライフシフトの重要なカギである。会社のために働く時代から、自分を中心に考える「終身知創」時代への転換が重要になっている現在、そのキャリアをSECIモデルに当てはめることで、われわれは長年築いてきたノウ...
収録日:2022/06/15
追加日:2022/10/01
徳岡晃一郎
株式会社ライフシフト 代表取締役会長CEO

「なぜ売れないのか」は追及せず、今と将来だけを考える

キリンでつかんだ「幸せになる」仕事術(7)幸せの正体とは

キリンビールの東海地区の営業責任者だった時代には、毎週月曜日に全員にメールを出し、今週やる仕事の意味と「使命が果たされた現場」の様子を伝えた。これによりどう動けばいいかがわかり、情報を共有することで刺激を得られ...
収録日:2022/03/30
追加日:2022/09/26
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

令和の“黒船”が来ている日本、どう立ち向かうべきか

これからの日本をどうすべきか(4)令和の“黒船”に立ち向かうために

令和の今、海外から日本にいわゆる“黒船”がどんどんと押し寄せている。この難局において、日本はどう立ち向かっていけばいいのか。目を向けるべきは日本国内である。日本には潜在力を秘めた分野が数多くある。次世代に向けて、...
収録日:2022/05/16
追加日:2022/08/31

「お客様のため」に心が向かうとイノベーションも起きる

キリンでつかんだ「幸せになる」仕事術(2)どうすれば好循環が生まれるか

「自分は自分、人は人」というエゴイズムから、どうすれば脱却できて、好循環に持っていけるのか。田村潤氏は、「自分の利益を超える『1つ上の概念』に向かうことが大切だ」と説く。それこそ、企業の「使命」なのである。なにし...
収録日:2022/03/30
追加日:2022/08/22
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

「使命観=パーパス」に立脚できないのは自分のエゴのせい

キリンでつかんだ「幸せになる」仕事術(1)悩みの99%は他者との関係性

いのちの電話にかかってきた内容を2万件調査したところ、その99%以上が「自分と他者との関係性」での悩みだったという。一方、あるコーヒーチェーンの話では、仕事に喜びを感じるのは、「お客さんから喜ばれる」「ほかのメンバ...
収録日:2022/03/30
追加日:2022/08/15
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

世界支配企業に成り上がったITベンチャーの問題点

続・シリコンバレー物語~創業者群像と課題(10)SVを再点検する

GAFAMNTが体現してきたのは、産業革命に比肩する世界史的技術革新だろう。それは、私たちの生活、社会、産業、国家、つまり世界の全てが高速に変化し、格差の拡大さえ後押ししているように見える。彼らを生み出したシリコンバレ...
収録日:2021/07/20
追加日:2022/07/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

『正法眼蔵』の入り口『弁道話』が述べる「修証一等」とは

【入門】日本仏教の名僧・名著~道元編(3)『弁道話』と修証一等

道元の書に『弁道話』がある。難解といわれる主著『正法眼蔵』の内容を分かりやすくまとめている、いわば導入的位置づけの著作だが、そこで道元の非常に重要な考え方である「修証一等」について語られている。「修証一等」とは...
収録日:2020/09/30
追加日:2022/07/09
賴住光子
駒澤大学仏教学部 教授

マーケットを支配するGAFAのプラットフォーム戦略

続・シリコンバレー物語~創業者群像と課題(7)GAFAモデルとプラットフォーマー

GAFAはプラットフォーマーという新しいビジネスモデルを構築した。いずれも若い企業ながら、瞬く間にIT巨人に上り詰めたのは、彼らが多くのデータを集めることにより顧客を引きつけ、データ集積によるネットワーク効果を引き起...
収録日:2021/07/20
追加日:2022/06/21
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

なぜ「ジョブズと仕事をすると限界を突破できる」のか

スティーブ・ジョブズの成功哲学(7)才能とお金をどう生かすか

開発者としてだけではなく、経営者としても卓越した才能を持っていたスティーブ・ジョブズは、アップルに復帰後、当時どん底だったアップルを劇的に復活させ、世界を代表する企業に押し上げた。相手の才能を引き出す考え抜かれ...
収録日:2022/03/15
追加日:2022/06/04
桑原晃弥
経済・経営ジャーナリスト

神話には問題解決のヒントとなる物語類型がたくさんある

古事記・日本書紀と世界神話の類似(10)神話の普遍的要素と役割

悲劇的な物語である浦島伝説。これを語ることによって、人々にどのようなことを伝えようとしたのか。また、そもそも神話の普遍的要素とは何か。現代に生きる私たちにも神話は意味を持ち、学ぶべきことが多くある。最終話では神...
収録日:2021/09/29
追加日:2022/05/22
鎌田東二
京都大学名誉教授

ジョブズが考える「永遠に続く会社」、大事なのは価値観

スティーブ・ジョブズの成功哲学(4)永遠に続く会社のつくり方

スティーブ・ジョブズが目指したのは、社会に影響を与え、後世に続く会社を作り上げることだった。目先の利益に惑わされず、明確な理念を掲げ、それを共有した社員とともにより良い製品の開発のために絶えず努力を続けたことが...
収録日:2022/03/15
追加日:2022/05/14
桑原晃弥
経済・経営ジャーナリスト

マイクロソフトを「公共企業」と語ったビル・ゲイツの実像

続・シリコンバレー物語~創業者群像と課題(1)ビル・ゲイツとマイクロソフト

シリコンバレー物語の第二部では、IT巨人の創業と本質をたどり、課題に迫っていく。第1話では、アメリカを代表する伝説の起業家であり、IT巨人の草分け的存在としてGAFAに道を開いたマイクロソフト社・ビル・ゲイツ氏の足跡をた...
収録日:2021/07/20
追加日:2022/05/10
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

脱炭素は可能か?気候変動問題の現状と日本の問題点

COP26と気候変動問題の行方~世界の取り組みと日本の課題

気候変動問題が深刻化する中、世界で足並みを揃えた取り組みが求められている。2021年に開催されたCOP26では、2030年に向けた各国の数値目標とそれに向けた具体的な計画が発表された。日本は、環境問題に対する意識の遅れがたび...
収録日:2022/01/18
追加日:2022/05/03
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

仏教の根本は真理を覚ること…では真理とは何か?

死と宗教~教養としての「死の講義」(3)仏教の「死」・インド編〈上〉

仏教の始まりはインドにある。その考え方の根本は「因果法則」であり、出来事が生命を超えたスケールで連鎖することにある。そして、この法則に従って、自分はいま命を与えられていると理解し、その法則に合致した生き方をする...
収録日:2022/03/03
追加日:2022/04/25
橋爪大三郎
社会学者

岸田政権は落第点?求められる強力な司令塔と経済の復活

「激動と激変の時代」の日本復活戦略(1)菅政権から岸田政権へ

激動と激変の世界の中で日本はどのような方向へと進むべきなのか。2021年に菅政権から新たに誕生した岸田政権は、コロナ禍や産業の立て直しに立ち向かうべく強力なリーダーシップを発揮する司令塔が求められている。(全3話中第...
収録日:2022/01/18
追加日:2022/04/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

スサノオとオルフェイス、悲しみと歌でつながる男神の物語

古事記・日本書紀と世界神話の類似(2)詩の文化の共通点

日本神話とギリシア神話の類似点として、スサノオとオルフェイスという、夫(男)の神の存在が挙げられる。この2神はどのようなつながりがあるのか。スサノオの物語を通して、ギリシア神話との共通点をさらに挙げていく。(全10...
収録日:2021/09/29
追加日:2022/03/27
鎌田東二
京都大学名誉教授

中国が進める「帝国的ルールメイキング」とは何か

米中戦略的競争時代のアジアと日本(3)「中国の夢」と自力更生

習近平は「中国の夢」の実現に向けて、一党独裁体制を強めている。欧米とは異なる帝国主義的なやり方で驚異的な経済成長を続ける中国だが、すでに労働力はピークを迎え、少子高齢化社会の未来は確実となっている。そうした中、...
収録日:2021/11/24
追加日:2022/02/23
白石隆
公立大学法人熊本県立大学 第3代理事長

超大学と逆参勤交代、各地に創造的な人材育成の場をつくる

2022年頭所感(2)創造的な人材育成のために

日本各地で創造的な人材を育成していこうという動きが非常に強くなっている。軽井沢にある「軽井沢風越学園」や秋田の「AIU(国際教養大学)」など、国際性があり創造性あふれる若者を育てることを目標に、それぞれ独自の取り組...
収録日:2021/12/01
追加日:2022/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

DAZNとの2000億円契約の裏にあった「体当たりと愛の力」

勇気について(10)未来を信じる勇気

Jリーグチェアマンとして村井満氏はパフォームグループ(DAZNグループ)と契約し、世界で初めてサッカー中継を全試合、インターネットやスマホを使って、いつでもどこでも見られるようにした。10年間で2000億円の契約という、...
収録日:2021/09/02
追加日:2021/12/31
対談 | 執行草舟村井満

スタンフォード大学を中心に構築した世界最強エコシステム

シリコンバレー物語~IT巨人の実像と今後(7)政府と軍の支援とスタンフォード大学

1980年代の日本潰しにはさらなる遠因がある。1957年の「スプートニク・ショック」だ。宇宙は軍事に、ひいては産業に直結している。他国に先を越されることはアメリカにとって安全保障上の問題なのである。シリコンバレーが世界...
収録日:2021/07/08
追加日:2021/12/26
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

皇室像の転換…戦後日本的な象徴天皇はいかに形成されたか

天皇のあり方と近代日本(1)「人間宣言」から始まった戦後の皇室

日本の歴史のなかで、天皇や皇室の姿は大きく移り変わってきた。日本が第二次世界大戦に負けた後、戦後日本的な象徴天皇の姿が確立されていったが、今、その「戦後の皇室像」の変化が求められているのではないか。その問題意識...
収録日:2021/11/02
追加日:2021/12/16
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

なぜ論語の中の「道」は世界的に役立つ普遍的概念なのか

デジタル全体主義を哲学的に考える(6)概念の普遍化に必要なこと

人びとの豊かな生を守るための概念として、平和、自由、平等、そして人権が挙げられる。これらの概念は普遍的価値として認識されているが、それぞれの国には異なる文化的・社会的な背景がある中で、ある概念が普遍的価値になる...
収録日:2021/05/27
追加日:2021/12/10
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

加齢による睡眠の悩みの解消法&睡眠薬とのつきあい方

「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(7)高齢者のための睡眠

「若い頃のようになかなか眠れない」という声をよく聞くが、高齢者は睡眠とどう向き合えばいいのか。さまざまな加齢現象により睡眠の質が低下するのはある程度許容しなければならないが、生活習慣で改善できる可能性はある。鍵...
収録日:2021/06/23
追加日:2021/11/25
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授

西側とは全く違う、中国の「民主」の概念とは何か

習近平―その政治の「核心」とは何か?(5)中国の国内情勢と対外政策

中国政治の歴史は、「収(集権化)」と「放(分権化)」を繰り返しており、習近平政権では「収」が進んでいる。外交政策においては、ナショナリズムを背景として、強硬路線を続けており、欧米を中心としたリベラルな国際秩序と...
収録日:2021/07/07
追加日:2021/11/09
小原雅博
東京大学名誉教授

日本人を日本人たらしめた災難教育とは何か

神話の「世界観」~日本と世界(7)神代から続く日本人の「災難教育」

日本人は神代の時代からずっと災難教育をやってきた、と寺田寅彦は指摘した。自然災害の多い日本には四季の循環がある。そこに「揺るがない巡りがある」というムスヒの生命力に対する絶対的な信頼が生まれてくるのではないか。...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/10/31
鎌田東二
京都大学名誉教授

世界の神話の中で異彩を放つ日本神話の世界観

神話の「世界観」~日本と世界(1)踊りと物語

日本の神話と世界の神話とでは、大きく異なる部分も多い。各国、各文化圏の神話は、それぞれにとても興味深い特徴を持っている。この講座では、その違いから日本の本質に迫っていく。第1話で語られるのは、神話はなぜ奇想天外な...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/09/19
鎌田東二
京都大学名誉教授

水滴にみる表面張力の分子起源とその制御について考える

教養としてのナノテクノロジー(9)水とナノテクノロジーの関係

地球を地球たらしめるもの、それが「水」である。水は他の物質と比較してもその性質は特異だ。その理由は、水の熱的性質と強力な表面張力にある。前者はナノスケールで起こる「水素結合」、後者はナノスケールでの制御である「...
収録日:2021/03/29
追加日:2021/09/16

習近平への権力集中…習近平思想と中国の夢と強国強軍

習近平―その政治の「核心」とは何か?(1)習近平政権の特徴

国際社会における中国の動きに注目が集まっている。新冷戦ともいわれる米中摩擦が激化する中、2021年7月に中国共産党は創立100周年を迎えた。毛沢東以来、初めて「思想」という言葉を党規約に盛り込んだ習近平。彼が唱える「中...
収録日:2021/07/07
追加日:2021/09/07
小原雅博
東京大学名誉教授

なぜリベラルアーツが、ビジネスの成功に必要不可欠なのか

営業から考える企業戦略(6)「大義」と「野性の精神」

激動の現代にあって、日本企業はどのように乗り切っていくべきか。それにはやはり、「自分たちの会社は、こんなものではない、もっと高みに行くのだ」と挑戦する「勇気」が必要だと田村氏は言う。そして、そのような「大義」を...
収録日:2020/09/25
追加日:2021/08/16
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

「人間圏」が新たに主流となった地質時代が人新世

人新世とは何か~人類の進化と負の痕跡(3)無視できなくなった負の人間活動

「人間活動が地質学的な痕跡を残す」という人新世の問題提起に対して、地球を鳥瞰的に見ても「人間圏」の存在は明らかだという指摘がある。また、物質の循環を基準とした「エコロジカル・フットプリント」という指標の導入も進...
収録日:2021/04/19
追加日:2021/07/04
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

人新世はいつから?…更新世と完新世に続く新たな時代区分

人新世とは何か~人類の進化と負の痕跡(1)地球史と人類の進化史

「人新世」という言葉が脚光を浴びている。人類の営みは、地質区分に新しい時代区分を産むほど、地球表面に影響を及ぼしているのだろうか。なぜ、世界中が注目するようになったのだろう。そして、人新世と呼べるようになるのは...
収録日:2021/04/19
追加日:2021/06/27
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

上質なスローメディアを教材に経営のセンスを磨く

「逆・タイムマシン経営論」で見抜く思考の罠(6)スローメディアと向き合う

これだけスマートフォンが普及し、すぐに最新の情報にありつけるようになったファストメディアの時代には、情報自体はコモディティ化しており、差別化の要因とならない。むしろ今こそ、過去の本や新聞記事などスローメディアに...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/05/29
楠木建
一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 特任教授

100年前の「米騒動」に学ぶコロナ問題の捉え方

「逆・タイムマシン経営論」で見抜く思考の罠(4)「文脈思考」でトラップを回避せよ

飛び道具トラップにはまりやすいのは、すぐに新たな技術に飛びつくものの、その本質を理解しようとしない専門家と構想を持たない経営者の組み合わせである。これを回避するためには、本質を抽象化し自社の文脈に位置づけて考え...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/05/15
楠木建
一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 特任教授

「愛」こそが宇宙の根源、それを認識するのが人類の役目

脱人間論(3)なぜ大宗教家たちは「愛」を語るのか

「愛」を認識する力を持っていることが、人間が他の動物と違うところであり、世界中の宗教家が語っているのも「愛を認識せよ」ということである。宇宙のシステムは、寿命がきた星が爆発して星雲となり、やがてそこからまた新し...
収録日:2021/03/18
追加日:2021/05/07

教養とは何か…定義は「人間が考えてきたことの全て」

今こそ問うべき「人間にとっての教養」(2)教養の定義と準備の必要性

教養を得るためには本を読むことが重要だが、そもそも教養とは何だろうか。教養とは「人間が考えてきたことの全て」である。過去に生じた問題とその解決手段を学ぶことで、人は自分の制約を超えることができる。意図していなか...
収録日:2021/03/25
追加日:2021/05/06
橋爪大三郎
社会学者

東大発ベンチャーで「好きなことをやる」ことが大発展を生む

東大を人と人をつなぐ学びの場に(4)予算思考からの脱却

 これまで東京大学は国立大学だったこともあって「予算」思考であった。だが、今の日本では、それでは尻つぼみになりかねない。「やりたいこと」「やるべきこと」をまず高らかに打ち出し、それをもって社会と対話し、共感を得...
収録日:2021/03/17
追加日:2021/04/26
藤井輝夫
東京大学 総長

「IT巨人企業」による情報革命の衝撃と影響

2021年激変する世界と日本の針路(6)「IT巨人企業」の興隆と問題

世界の動きの中でもう一つ注意しておかなければいけないのは、情報技術の急速な発展と、「IT巨人企業」と呼ばれるGAFAなどが大変大きな力を持ってきているということだ。その拠点ともいえるのがシリコンバレーだが、そこではど...
収録日:2021/02/02
追加日:2021/03/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「戦狼外交」――中国が香港・台湾に強硬な姿勢を取る理由

2021年激変する世界と日本の針路(5)中国の国家目標と戦略

政権掌握以来、「中国夢」を唱える習近平主席。「中国はアヘン戦争以来170年の屈辱の歴史を乗り越え、世界の強国になるのだ」と国民を鼓舞する。では彼が押し進める強国化戦略とは何か。また、中国の情報化戦略や覇権志向など、...
収録日:2021/02/02
追加日:2021/03/06
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ユーラシアの西と東で違いを見せる「独裁」のすがた

独裁の世界史~ソ連編(4)スターリンの負の遺産

スターリンやヒトラーのように過激な独裁はその後、中国の文化大革命やカンボジアのポル・ポト政権に引き継がれた感も否めない。そのような独裁を生む背景にはどのようなものがあるのだろうか。話はユーラシアの東西での違いに...
収録日:2020/01/30
追加日:2021/03/05
本村凌二
東京大学名誉教授

スターリン政権の「性格」…独裁と飢餓輸出と大量粛清の闇

独裁の世界史~ソ連編(3)スターリンの時代

レーニンが没すると、トロツキーとの後継者争いにスターリンが勝利し、「5ヶ年計画」とともに大粛清と飢餓輸出が始まる。数百万人が犠牲になったとされる粛清は、革命のためというよりスターリンという独裁者自身の性格に由来し...
収録日:2020/01/30
追加日:2021/02/26
本村凌二
東京大学名誉教授

「雑菌のない世界」や「嫌なことのない組織」はつくれない

毒を食らえ(7)「消毒社会」は免疫力を失う

 昔の日本の子供たちは、たとえ破傷風のリスクがあろうと、恐れずに泥んこ遊びをしていた。また、現在、コロナ対策のために、どこもかしこも消毒をしているが、これが続いたら「免疫力」が落ちて、大変なことになりはしないか...
収録日:2020/10/13
追加日:2021/01/29

アメリカ史上80年ごとの制度サイクルを生んだ3つの戦争とは

米国史サイクル~歴史の逆襲と2020年代(1)3つの制度サイクルと戦争

アメリカは歴史上、約80年ごとに制度サイクルが交代する。第一のサイクルは1787年から1865年までのフロンティア時代制度、第二のサイクルは1865年から1945年までの工業化時代制度、そして第三のサイクルは1945年から今日まで続...
収録日:2020/07/29
追加日:2021/01/20
東秀敏
米国安全保障企画研究員

孫子の「五声の変、五色の変、五味の変」に込められた意味

『孫子』を読む:勢篇(2)勢いの基本「奇正の変」

五声の変、五色の変、五味の変という言葉がある。いずれも「根本は5つでも、その組み合わせは無限にある」という意味だ。原理原則は何千年も前から変わることはないが、物事は常に変化する。それに対応できる能力があれば、どの...
収録日:2020/02/25
追加日:2021/01/06
田口佳史
東洋思想研究家

日本経済の行き詰まりをもたらした2つの大きな理由とは

日本企業の弱点と人材不足の克服へ(1)膠着する日本経済の深層

日本経済はこの20~30年行き詰まりの状態にある。理由としては、会社の多角化によって生まれた各事業部の規模が小さすぎることが挙げられる。また、「技術があればいい」というマーケット軽視の姿勢も理由の一つだ。日本と業態...
収録日:2020/10/28
追加日:2020/12/27
西山圭太
東京大学未来ビジョン研究センター客員教授

共和政の意味を江戸幕府とローマ元老院の違いから理解する

独裁の世界史~未来への提言編(3)共和政とは何か

独裁、共和政、民主政と並べたとき、日本人にとって理解しづらいのは共和政である。共和政は寡頭政や貴族政に近く、独裁に対して、ある種集団で政治を運営する形が欧米人の考えに基づく共和政だと本村氏は言う。そこで、われわ...
収録日:2020/08/07
追加日:2020/11/13
本村凌二
東京大学名誉教授

独裁・共和政・民主政――繰り返されてきた世界の歴史

独裁の世界史~未来への提言編(1)国家の三つの要素

古代ギリシアに始まった「独裁の世界史」シリーズは、独裁・共和政・民主政の違いを主要なテーマとして、その後、ローマ、ヴェネツィア、フランス革命と解説を進めてきた。ここで、いったん現代に立ち返り、これまでの講義を振...
収録日:2020/08/07
追加日:2020/10/30
本村凌二
東京大学名誉教授

「幸せをめざす人は不幸、めざさない人は幸せ」という研究がある

「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(6)独立と自分らしさの「ありのままに因子」

「独立と自分らしさの因子」、(ありのままに因子)が、幸せになるための4つ目の因子である。他人と比較しすぎず、自分らしくいることで、幸福度は高まる。4つの因子はどれも重要で相互に関係しているが、その一方で実は「幸せ...
収録日:2020/07/01
追加日:2020/09/08
前野隆司
武蔵野大学ウェルビーイング学部、学部長

新興国、途上国、貧困国での感染拡大が世界に与える影響

コロナパンデミックと闘う世界と今後の課題(5)新興国・途上国・貧困国の現実

先進国における感染拡大を経て、2020年7月現在の感染拡大の中心は新興国、途上国、貧困国へと移った。これらの国々はインフラが整っていないため、ウイルスの感染拡大に対して効果的な対応が取れていない。また、経済的な打撃も...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/28
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

危機の時代に見習うべきリーダーは徳川家康である

危機下のリーダーシップ、その要諦とは(1)徳川家康のリーダーシップ

コロナ禍のような危機下のリーダーシップについて考察するシリーズ講義。今回は歴史上抜きんでたリーダーシップを発揮した徳川家康に焦点を当てる。家康は乱世に終止符を打ち、徳川幕府による政治システムを整えた国家戦略と、...
収録日:2020/07/17
追加日:2020/08/23
山内昌之
東京大学名誉教授

哲学者ヒュームはなぜ「共感」を重視したのか

「幸福とは何か」を考えてみよう(3)共感しますか、共有しますか

幸福はその人の感じ方次第なら、「おめでたく」なることで、それは簡単に手に入る。だが一方で、幸福には「共感」が欠かせないとヒュームは言う。共感について考えていくとき、揺さぶられるのは個々人の感情だが、感情に果たし...
収録日:2020/03/19
追加日:2020/08/14

プラチナ社会に向けた「草の根運動」を燎原の火としていく

ポストコロナ、日本の指針(5)モノと場の構造改革へ

ポストコロナをどのような変革の場にするか。モノづくりにおいては、カーボンニュートラルへの動きがすでに始まっている。核融合や人工光合成という科学上のロマンについても、従来とは別のやり方が考案されるべきだろう。その...
収録日:2020/05/29
追加日:2020/07/25

これからは東洋と西洋の知の融合が人類の規範とされる時代

コロナ禍で問うべき「転換期の在り方」(5)東洋と西洋の知の融合

2020年現在、新型コロナウイルスへの対応に各国は追われているが、自国ファーストを唱える国の対応も問題となっている。こうした転換期の在り方として求められるのは、東洋と西洋の知の融合である。西洋の考え方に、人を立て生...
収録日:2020/05/21
追加日:2020/07/15