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石田梅岩が唱えた「商売の基本」、不足の共有化が鍵

石田梅岩の心学に学ぶ(4)商売の基本と梅岩教学

石田梅岩の大きなテーマである「商売の基本」はどこにあるか。それは「不足」についての認識を共有化することだと田口氏は言う。20年の探究が実を結び、石田梅岩が講席を開いたのは1729年。以後、講席は15年続くが、本人の講義...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/04/29
田口佳史
東洋思想研究家

無料で開講した石田梅岩、師・小栗了雲から学んだ「無心」

石田梅岩の心学に学ぶ(3)神道布教の志と「無心」

石田梅岩は20代の頃、二度目となる奉公に出るとともに勉学にも力を入れていく。それを支えたのは、当時京都で隆盛だった吉田神道(唯一神道)をさらに普及させようという志だった。やがて8代将軍・徳川吉宗の世となり、40代を迎...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/04/22
田口佳史
東洋思想研究家

毎日「人助けしなければならない」と言われれば嫌になる

価値と人間(3)なぜニュース番組を見られないか

いま、テレビニュースを見ることができないと執行氏はいう。60分のニュース番組でも、ニュース報道の時間はごく少なくなっている。テレビ全体としても、クレームを恐れ、本当に優れた者、強い者を取り上げる番組が作れなくなっ...
収録日:2024/01/31
追加日:2024/04/12

インドはなぜ急激に発展したのか?2つの大きな理由

グローバル・サウスは世界をどう変えるか(2)躍進するインドの歴史

グローバル・サウスの盟主を自認するインドは、2023年に人口で中国を抜き世界最多となった。中進国にもかかわらずIT産業は飛躍的に発展し、世界の関心を集めている。しかし、インドに限らず多くのグローバル・サウスの国々は欧...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/10
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「弱き者」を助けるのか、「強き者」をより強くするのか

価値と人間(1)現代の日本が忘れている価値

昨今の世界情勢を見渡すと、ヨーロッパもアメリカも日本もヒューマニズムの綺麗事で身動きが取れなくなっているように見えるのは、なぜだろうか。ローマ帝国時代の「最善のものが堕落した場合、最悪のものになる」ということわ...
収録日:2024/01/31
追加日:2024/03/29

生と死の往来…助けられながら達成する最弱にして最強の神

大国主神に学ぶ日本人の生き方(3)一番弱いが、一番強い

大国主神はいったいどのような神様だったのか。出雲系の神々の1人である大国主神は、神話の中でどのような位置づけだったのか。「一番弱いけれども、一番強い」と鎌田氏は評する。また、生と死を行き来して、死からも力を得る神...
収録日:2023/08/08
追加日:2023/12/24
鎌田東二
京都大学名誉教授

Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは

組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方

各種ハラスメントへの対策が求められる中、若者とのコミュニケーション方法に悩むリーダー層も多い。例えば、近年「Z世代」と呼ばれるようになったが、彼らは昔の若者たちと何が違うのか。また、何を大切にし、どうありたいと感...
収録日:2023/06/21
追加日:2023/12/22
山浦一保
立命館大学スポーツ健康科学部・研究科 教授

オーバープランニングやオーバーアナリシスをどう変えたか

日本企業の病巣を斬る(4)全社改革の断行

多角経営で失敗するのは、「足るを知る心」や「わきまえ」がないからである。物質には限界があるが、心は無限に成長できる。その点をふまえずに、ライバルメーカーの真似ばかりして成長しようとしても、うまくいくはずがない。...
収録日:2023/10/18
追加日:2023/12/22
対談 | 執行草舟田村潤

大谷翔平選手が現代の「粋」を体現!?一生懸命よりも遊び心

江戸とローマ~哲人と俳人(4)現代の「粋」とグローバリゼーション

現代の「粋」について考えるとき、大谷翔平選手の名を挙げる本村凌二氏。彼の「二刀流」には野球をとことん楽しみたい、野球の楽しさを体現したい、そんな楽しみ方、遊び心があるのではないだろうか。そして、江戸とローマでな...
収録日:2021/09/16
追加日:2023/10/12
本村凌二
東京大学名誉教授

築地市場の前身、日本橋魚河岸にみる江戸っ子の魚事情

『江戸名所図会』で歩く東京~日本橋(2)「江戸三千両」の日本橋魚河岸

『江戸名所図会』をつぶさに見ていくと、江戸時代当時の江戸の様子がよくわかる。第1話に引き続き日本橋を取り上げる今回は、魚市場にフォーカスする。日に1億円を売り上げるとも言われた日本橋魚河岸の活況ぶりから、当時の魚...
収録日:2023/06/07
追加日:2023/09/09
堀口茉純
歴史作家

天安門事件や南米の独裁者への評価分析も間違いばかり?

クライン『ショック・ドクトリン』の真実(3)天安門事件と独裁者とクラインの矛盾

ミルトン・フリードマンの「ショック療法」の議論を曲解し、的外れな批判を展開するナオミ・クライン。その議論は、中国の歴史的事件である天安門事件へと波及する。民主化を支持していたフリードマンを保守派として批判したク...
収録日:2023/07/20
追加日:2023/09/08
柿埜真吾
経済学者

熱しやすく冷めやすい日本の国民性、一番の元凶はメディア

ポスト冷戦の終焉と日本政治(7)日本の政治制度、今こそ改革すべし

日本の政治は改革する余地がたくさんあるのに、どんな小さな改革も諦めてしまう。日本の国民性とも関係があるが、そこは政策の議論よりも政局をより多く報じてきたメディアの責任が大きいと中西氏は言う。激変する世界に対応す...
収録日:2023/05/24
追加日:2023/08/08
中西輝政
京都大学名誉教授

殿席でのインフレ…“子だくさん”徳川家斉が招いた混乱

徳川将軍と江戸幕府~徳川家斉(2)家斉への反感と家格の変動

11代将軍・徳川家斉の行った「自分の血を各家に入れていく」という方針は、各所にひずみをもたらすことになる。“子だくさん”ゆえに、もしかしたら次期将軍になるかもしれないという資格を持つ人間が増えてしまい、殿席において...
収録日:2020/12/14
追加日:2023/08/02
山内昌之
東京大学名誉教授

江戸時代、参勤交代が果たした役割とその基礎としての五街道

江戸とローマ~アッピア街道と東海道(3)近代に通じる道

日本の街道はまっすぐな道が続くローマの街道とは異なり、防御を優先とした設計思想のもと発達してきたが、特に近代化に向かう時代、重要な役割を担った。「参勤交代」を研究した書籍には、「江戸における各藩の交流が、武士階...
収録日:2021/08/20
追加日:2023/07/19
本村凌二
東京大学名誉教授

『竜馬がゆく』『坂の上の雲』明治百年を画期した名著秘話

司馬遼太郎のビジョン~日本の姿とは? (2)明治百年と司馬文学の歴史的意義

国民作家として書く作品のことごとくがブームを巻き起こしてきた司馬遼太郎。「明治百年」である1968(昭和43)年、『龍馬がゆく』が大河ドラマとして放映開始となったが、同年から『坂の上の雲』という小説も連載が開始されて...
収録日:2023/03/16
追加日:2023/05/28
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

上杉鷹山やド・ゴール元大統領に学ぶ、食料自給率を上げる方法

和食の深い秘密~なぜ身体に良いのか(7)自給率確保への道

質疑応答の掉尾としての「自給率確保のために日本が力を入れるべき食材は?」の質問が、小泉氏の尊敬するド・ゴール、上杉鷹山、そして矢羽田正豪氏の業績へとつながった。答えは「農家が潤う農業」をすれば、自給率問題は解消...
収録日:2023/01/24
追加日:2023/05/20
小泉武夫
農学博士

「コンプライアンス=法令遵守」ではない…実例が示す本質

本質から考えるコンプライアンスと内部統制(1)「法令遵守」でリスクは管理できない

ビジネスに関わる者であれば必ず耳にしたことがあるであろう「コンプライアンス」という言葉。一般的には「法令遵守」と訳されることが多いが、そのような理解ではその本質を見落としてしまう。2019年のリクナビ事件とかんぽ生...
収録日:2023/01/16
追加日:2023/05/03
國廣正
弁護士・国広総合法律事務所パートナー

民を守り、公平に運用せよ…家康が力を入れた法整備とは

徳川家康と貞観政要(5)法整備の重要性

教育以外にも治政において重要なものは他にもある。徳川家康も太宗も非常に力を入れたのが法整備、つまり法律である。民のための法律をつくり、それを正しく運用してこそ平安の社会が築ける。今回の講義では、太宗と家康の法政...
収録日:2020/01/11
追加日:2023/04/09
田口佳史
東洋思想研究家

日本人は地球上最もベジタリアンだった?和食の7つの基本

和食の深い秘密~なぜ身体に良いのか(1)和食の特徴と日本人

ユネスコ無形文化遺産に「和食」が登録されたのは、大きな話題になった。国の「日本食文化の世界遺産登録に向けた検討会」委員として尽力された小泉武夫氏に、和食の魅力の真髄を伺う。「良い水での調理」「心と体のための食事...
収録日:2023/01/24
追加日:2023/04/08
小泉武夫
農学博士

教育のトップを変えず幼年教育も徹底…学び重視の見事さ

徳川家康と貞観政要(4)学問第一と江戸の幼年教育

武断政治から文治政治に転換して「学問を第一」とした唐の太宗に倣い、徳川家康は学問所の創設に尽力し、その後、幕末まで教育のトップを変えることはなかった。そのおかげもあり、江戸の幼年教育はとても充実していた。3歳から...
収録日:2020/01/11
追加日:2023/04/02
田口佳史
東洋思想研究家

ウクライナ戦争は何年続く…世界史が物語る戦争の不可思議

世界史から見たウクライナ戦争と台湾危機(1)長期戦の歴史と「ピュロスの勝利」

2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻。両者の攻防は1年が経過してもなお続いているが、いったいこの戦争はどのような終結を迎えるのか。さらなる長期化の可能性を考えたとき、過去に長期化した戦争の歴史を振り返ること...
収録日:2023/02/28
追加日:2023/03/29
山内昌之
東京大学名誉教授

盤石の四天王、質問力、仁と義…長期政権の要諦とは

徳川家康と貞観政要(2)安定した長期政権を築くために

武王によって紂の乱を平定した周は700年以上続いた。徳川家康によって戦国の世を終わらせたと徳川の世は260年以上続く長期政権となった。いったい長期政権はどこを注意しなければいけないのか。何によって短命になるのか。この...
収録日:2020/01/11
追加日:2023/03/19
田口佳史
東洋思想研究家

『貞観政要』とはいかなる書か?家康は何を学んだのか?

徳川家康と貞観政要(1)徳川家康が太宗から学んだ治世の要諦

『貞観政要』は唐の2代目皇帝、太宗の言行録である。日本でも古くから多くの人々に読まれており、特に徳川家康はこの『貞観政要』に学んだものを、江戸時代の治政に数多く活かしたことでも知られている。さらに現代においては、...
収録日:2020/01/11
追加日:2023/03/12
田口佳史
東洋思想研究家

平和ボケの日本人に問いたい「自分の国を自分で守る」覚悟

台湾有事を考える(9)日本の未来への再出発のために

日本にとって一番の大きな問題は平和ボケである。台湾有事についてさまざまな角度から考察してきたこのシリーズで最後に問いたいのは、「自分の国を自分で守る」覚悟があるかどうかということだ。可能性が高まる中国の武力侵攻...
収録日:2022/12/19
追加日:2023/02/27
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「権ある者は禄少なく」とは?徳川幕府260年の安泰の秘訣

家康の人間成長~戦略性をいかに培ったか(4)領地経営と幕藩体制の仕組み

徳川家康はライバルともいえる戦国武将たちから多くのことを学んでいる。武田や北条からは河川対策や鉱山経営、街道整備や伝馬制度など、先進的な領国統治の方法を学んだ。さらに関ヶ原の戦いで得た多くの領土を分配する際に、...
収録日:2022/10/03
追加日:2023/01/22
小和田哲男
静岡大学名誉教授

寅さんも水戸黄門も…「ほかひびと」が伝承した貴種流離譚

折口信夫が語った日本文化の核心(3)貴種流離譚と型の文化

日本の物語の多くは古来から「貴種流離譚」といい、偉い人が流浪の旅を続ける苦難の物語である。折口信夫は、そうした物語を伝承したのは自らも流浪の民だった「ほかひびと」だと指摘している。さらに語りには必ず弦楽器を伴い...
収録日:2022/09/13
追加日:2023/01/09
上野誠
國學院大學文学部日本文学科 教授(特別専任)

なぜ大晦日におせち料理を食べてはいけないか?神様の来訪

折口信夫が語った日本文化の核心(2)宗教文学発生説と「依代」

折口信夫は日本文学について、非常に早い段階から5音句と7音句から成る「律文学」であることに気づいた。これが神とコミュニケーションするための一つの約束事で、そこから日本の文学が発生したと考えた。そこで折口信夫が取っ...
収録日:2022/09/13
追加日:2023/01/02
上野誠
國學院大學文学部日本文学科 教授(特別専任)

なぜ家康は東照大権現になったか…その意味と天海の狙い

徳川家康の果断と深謀~指導者論と組織論(2)徳川将軍家が最上位に立つデザイン

「一元化をはかり、明確に上に立つ」――徳川幕府が260年の天下泰平を築けた1つの要因は、力の一元化を図り、トップは自分だということを明確に見せたことにある。鎌倉幕府も室町幕府も、そこが曖昧だったことに加え、朝廷という...
収録日:2022/09/14
追加日:2022/12/06
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

上士幌町が「SDGs未来都市」に!逆参勤交代の可能性と課題

逆参勤交代が日本を変える(2)実証実験の好事例と実装への課題

逆参勤交代プロジェクトは今、その実証実験が北海道から九州まで全国に広がっており、なかでも北海道の上士幌町が「SDGs未来都市」に選定されるなど、好事例も生まれている。福沢諭吉の「半学半教」という言葉にもあるように、...
収録日:2022/08/29
追加日:2022/12/05
松田智生
三菱総合研究所 主席研究員

逆参勤交代が可能にする個人・地域・企業の「三方よし」

逆参勤交代が日本を変える(1)逆参勤交代のモデルとメリット

参勤交代によって人材循環による国の活性化が起こった江戸時代。時代は下り、令和の日本では、「逆参勤交代」なるプロジェクトがその実装に向けて動き始めている。逆参勤交代は個人・地域・企業の「三方よし」ということだが、...
収録日:2022/08/29
追加日:2022/11/28
松田智生
三菱総合研究所 主席研究員

徳政、御成敗式目の制定…北条泰時が成し遂げたこととは何か

源氏将軍断絶と承久の乱(12)新たな朝幕関係と北条泰時政権

承久の乱は、朝廷と幕府の関係にとって劇的な転換点であった。朝敵と名指しされつつも戦いに勝利した北条義時は、乱の3年後で急死。息子の泰時が三代執権を引き継ぐ。徳政に徹した泰時は権力を独占せず、評定衆による合議制を取...
収録日:2022/07/13
追加日:2022/11/27
坂井孝一
創価大学文学部教授

なぜ後鳥羽上皇は北条義時と鎌倉幕府に不満を募らせたか

源氏将軍断絶と承久の乱(10)後鳥羽上皇との対立の火種

親王将軍に代わり2歳の三寅が将軍予定者として迎え入れられる。これに異を唱えたのが摂津源氏の源頼茂だが、謀反は計画段階で漏れ、追い詰められた頼茂は大内裏に火を放つ。いたく傷つけられた後鳥羽上皇の心は、幕府への憎しみ...
収録日:2022/07/13
追加日:2022/11/13
坂井孝一
創価大学文学部教授

あるべき国家戦略…DX、半導体、再生可能エネルギー、食糧

日本を復活させる国家戦略(4)逆転戦略への具体的提言

日本経済が息を吹き返すには、DXの環境を整備するため法律のレベルから根本的に見直し、最新技術を取り入れた成長戦略の構築が急務である。食糧、エネルギー、教育、人口(少子化)など、日本が抱えている問題も避けては通れな...
収録日:2022/07/07
追加日:2022/11/10
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

なぜわれわれは生涯をかけて学ぶ必要があるのか

現代人に必要な「教養」とは?(5)生涯をかけて学ぶことの意味

世界に比べても変化のスピードが圧倒的に遅いと言われて久しい日本。スタートはアメリカだとしても、そこから出た新しい技術やモノを導入するスピードが遅すぎるのだ。ではどうすればいいか。それは、われわれが「生涯をかけて...
収録日:2022/06/29
追加日:2022/10/28

地産地消で再建、コープさっぽろのカーボンニュートラル

武器としての「カーボンニュートラル経営」(3)コープさっぽろの地産地消

カーボンニュートラルを実現するためには全ての企業、すなわち生産から小売まであらゆるプレイヤーが例外ではない。その中で今回取り上げるのは、経営危機から見事に再建を果たした「コープさっぽろ」だ。「日本の食糧庫」とい...
収録日:2022/07/12
追加日:2022/10/24
夫馬賢治
株式会社ニューラル代表取締役CEO

“捨てる”に活路、ニッコーのサーキュラーエコノミー

武器としての「カーボンニュートラル経営」(2)ニッコーのサーキュラーエコノミー

世界的に脱炭素社会の実現に向けた取り組みが進む中、大きく出遅れている日本だが、画期的なアプローチをしている企業がある。その一つとして、まず石川県の会社「ニッコー」によるサーキュラーエコノミーの取り組みを紹介する...
収録日:2022/07/12
追加日:2022/10/17
夫馬賢治
株式会社ニューラル代表取締役CEO

経済論理を無視…岸田内閣の分配政策を検証する

岸田内閣「新しい資本主義」を徹底検証(2)分配政策の具体像

「分配」を大きな政策課題として掲げる岸田内閣の「新しい資本主義」。具体的にどのような分配政策を考え、実行しているのか。これまでの施策の課題を検証し、行うべき施策を議論する。(全4話中第2話)
収録日:2022/07/07
追加日:2022/09/29
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

源頼家の悲劇と源実朝の将軍就任…朝廷の「官位」の意味とは

源氏将軍断絶と承久の乱(1)比企の乱から源実朝の将軍就任へ

源頼朝が急死したあと、若くして二代鎌倉殿になった源頼家。そこで勢力が増してきたのがその後見人になっていた比企氏だ。北条氏をはじめとする有力御家人たちとの緊張関係の中、頼家が突然、重い病気に罹ってしまう。危篤に陥...
収録日:2022/07/13
追加日:2022/09/18
坂井孝一
創価大学文学部教授

「使命観=パーパス」に立脚できないのは自分のエゴのせい

キリンでつかんだ「幸せになる」仕事術(1)悩みの99%は他者との関係性

いのちの電話にかかってきた内容を2万件調査したところ、その99%以上が「自分と他者との関係性」での悩みだったという。一方、あるコーヒーチェーンの話では、仕事に喜びを感じるのは、「お客さんから喜ばれる」「ほかのメンバ...
収録日:2022/03/30
追加日:2022/08/15
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

作用・反作用の法則…0.01グラムでも力が加われば物事は動く

作用と反作用について…人間と戦争(7)作用・反作用の法則

世の中には、作用と反作用という物理学の法則がある。作用があれば、必ずそれとは反対の方向に反作用が生じているという考えである。ということは、自分に対する反対の力が大きければ大きいほど、自分が押している力が強いこと...
収録日:2022/05/19
追加日:2022/08/12
執行草舟
実業家

2025年は最低の年になるのか、40年サイクル説と日本の課題

これからの日本をどうすべきか(1) 凋落する日本と岸田政権の課題

「失われた30年」が過ぎ、日本はいまだ低迷期を脱しきれていない。そこで今回のシリーズ講義では、これからの日本について、現状をしっかりと認識しながら今後の課題と見通しについて、小宮山宏氏、島田晴雄氏とともに考えてい...
収録日:2022/05/16
追加日:2022/08/10

日中戦争、大政翼賛会…近衛に学ぶポピュリズムの自縄自縛

石原慎太郎と三島由紀夫と近衛文麿(8)大衆の人気に頼る政治家の失敗

近衛文麿は大政翼賛会を作りトップダウンによる強力政治を目指したが、政治の世界に仲間が多くいたわけではなく、実は大衆の情念によって生まれた政治家でしかなかった。そのため、自分の言葉に縛られ、自滅へと追いやられるこ...
収録日:2022/03/18
追加日:2022/07/27
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

ペリーが驚いた江戸時代の庶民の驚異的な好奇心と識字率

江戸とローマ~図書館と貸本屋(5)江戸のリテラシーと庶民の読み書き能力

江戸のリテラシーは、貸本屋の数とともに寺子屋でも測れる。江戸末期、俗説によると寺子屋への江戸市中の就学率は70~80パーセント。同時代のイギリスやフランスと比較すると驚異的な数字である。実際、来航したペリーは日本の...
収録日:2021/06/16
追加日:2022/07/24
本村凌二
東京大学名誉教授

学生闘争の街頭封鎖に知事の力で対峙せよ…国家革新の論理

石原慎太郎と三島由紀夫と近衛文麿(2)都知事・石原慎太郎への時代的経緯

石原慎太郎氏の著書『慎太郎の政治調書』を読むと、国会議員に初当選した当初から都知事を視野に入れていたことが窺える。その理由は、学生運動が盛んだった当時の時代状況も大きく関係している。国会議員ではなく都知事として...
収録日:2022/03/18
追加日:2022/06/15
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

名将たちほど敵を怖れ、窓際族は自信に満ちている

自信について(12)自信を持ったら「ただのバカ」

日本人は「自信を持たないこと」が素晴らしい活動のできる根源だった。それは、皇室や家制度があって、尊いものが常に自分の上にあったからこそのものだった。また、理想を掲げていれば負けても「誇り」を持てるが、「自信」は...
収録日:2022/01/25
追加日:2022/06/10
対談 | 執行草舟田村潤

社会関係資本が貯まらない…キャリア・プラトーの打開策

プロティアン~最先端の自律的なキャリア形成(3)キャリア・プラトーを打開する

ミドルシニア層が組織内キャリアに依存したり、ポストオフ層のキャリア・モチベーションが低下したりする例は多い。その原因は、経験によりビジネス資本が蓄積されていくのに対し、社会関係資本が増えないことにある。これを「...
収録日:2022/03/11
追加日:2022/06/02
田中研之輔
法政大学キャリアデザイン学部教授/一般社団法人プロティアン・キャリア協会代表理事

松下電器の製品には「人間の心」が入っていた

自信について(10)人助けが商売の儲けにつながる

現在、ビジネスで大きな儲けを出した創業者たちが、何十億円もかけて宇宙旅行に行っている。これは明治の成功者とは大違いだ。なにしろ明治の成功者たちは、美術事業など日本の役に立つお金の使い方をしていた。財産を使うのも...
収録日:2022/01/25
追加日:2022/05/27
対談 | 執行草舟田村潤

「質」も「量」も追求して成功した岩波書店・岩波茂雄

自信について(9)「質」と「量」のバランス

「量の文明」が席捲するなかではあっても、「質の追求」は誰でも日常生活でできる。ただし、限界はある。質は、量が増えるとダメになるという相関関係があるからである。だが、大正から昭和初期にかけて、見事に「質」と「量」...
収録日:2022/01/25
追加日:2022/05/20
対談 | 執行草舟田村潤

南無阿弥陀仏と唱えて極楽浄土へ…法然の革命の意味とは

死と宗教~教養としての「死の講義」(6)日本人の「死」と法然

日本には、仏教より古くから伝わる死後の観念があった。死後は「黄泉の国」、あるいは山の上や海の彼方に行くと考えられていたが、そこに仏教が入ってきた。仏教は輪廻するから、死者の国は存在しない。しかし当時、仏教は難し...
収録日:2022/03/03
追加日:2022/05/16
橋爪大三郎
社会学者

CO2排出削減へ技術革新の二本柱は「EVと水素」

「危機の時代」の気候変動(3)技術革新とEVの普及

CO2排出削減の重要なカギを握るのが技術革新である。その大きな柱として挙げられるのが「電気自動車(EV)への転換」と「燃料としての水素の活用」の2つだ。日本はこれまで“カイゼン”を得意とし、技術改良を進めてきたが、今ド...
収録日:2022/02/16
追加日:2022/04/21
小原雅博
東京大学名誉教授

岸田政権は落第点?求められる強力な司令塔と経済の復活

「激動と激変の時代」の日本復活戦略(1)菅政権から岸田政権へ

激動と激変の世界の中で日本はどのような方向へと進むべきなのか。2021年に菅政権から新たに誕生した岸田政権は、コロナ禍や産業の立て直しに立ち向かうべく強力なリーダーシップを発揮する司令塔が求められている。(全3話中第...
収録日:2022/01/18
追加日:2022/04/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

毛沢東そっくり!?習近平の終身独裁制、その現実とリスク

「激動と激変の世界」の読み方2022(3)米中対立の激化と習近平の独裁政治

TPPから脱退したアメリカに対し、今度は中国がTPPへの加入申請をするなど、米中対立は激しさを増している。中国によるウイグルや香港などでの人権侵害を厳しく批判するバイデン政権は、中国に次々と制裁を加えているものの、中...
収録日:2022/01/18
追加日:2022/03/29
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

豊臣秀吉でさえ自信を持ったら「バカなじいさん」になった

自信について(1)現代は「自信教」にまみれている

執行草舟と田村潤氏が、「自信」についてどう考えるべきかを論じあう対論。最近の日本は、とくに若い人で自分の仕事に自信がない人が多い。もちろん、そうなってしまった大きな要因としては、日本の大家族主義的な気風が失われ...
収録日:2022/01/25
追加日:2022/03/25
対談 | 執行草舟田村潤

江戸時代の粋が生んだ「川柳」を詠んで俳諧の歴史を楽しむ

江戸とローマ~諷刺詩と川柳・狂歌(2)江戸っ子と川柳

川柳や落語では「江戸っ子の粋」が強調されるが、ローマにはそれに匹敵する「ローマっ子」がいたのだろうか。どちらの都市も外部から多様な人が流入したが、「それ以外の人間」により純粋な都会人の定義が行われたのは江戸だけ...
収録日:2021/06/16
追加日:2022/03/21
本村凌二
東京大学名誉教授

日本維新の会は全国で勝てるか…野党の「壁」とは?

野党論から考える日本政治の課題(4)選挙と野党の関係

選挙の勝ち方は単なる技術的対策で、政治とは無関係だといわれるが、選挙戦の勝利なく野党が政権党になることはあり得ない。現在の選挙と野党の関係について考えるときには、小選挙区制と比例代表制のそれぞれの場合により戦い...
収録日:2021/12/07
追加日:2022/03/07
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

承久の乱…ついに東国武士たちの自立した政権が誕生

鎌倉殿と北条氏(9)承久の乱を経て「武家の時代」へ

「武者の世の扉を開いた」一人として、平清盛がなし得なかった「幕府」という組織をつくった源頼朝。その後、源氏三代による「貴種の幕府」が続くが、北条氏の台頭に伴う御家人同士の争いを経て、尼将軍を戴く「東国武士による...
収録日:2021/11/08
追加日:2022/03/06
坂井孝一
創価大学文学部教授

藤原定家『明月記』にも出てくる「和田合戦」とは何か

鎌倉殿と北条氏(8)御家人同士の主導権争いと和田合戦

「承久の乱」という大きな歴史の流れに向かう一方、鎌倉幕府内部では北条氏が御家人の中心を占めるための地域紛争が連続していた。梶原景時、畠山重忠などの滅亡後、鎌倉幕府にとっても北条氏にとっても極めて重要な争いとなっ...
収録日:2021/11/08
追加日:2022/02/27
坂井孝一
創価大学文学部教授

源実朝の悲劇で誕生した尼将軍と東国武士による幕府政権

鎌倉殿と北条氏(7)源実朝から北条政子・義時の時代へ

3代将軍・源実朝は『金塊和歌集』を編んだ天才歌人として名高いなど文化的イメージが強いだけに「北条氏の傀儡だろう」という説が唱えられたが、事実はそうではなかった。実朝は「将軍親裁」を実行し、それを支えたのが執権・北...
収録日:2021/11/08
追加日:2022/02/20
坂井孝一
創価大学文学部教授

徳川吉宗が障害を持った家重を9代将軍に指名した理由

徳川将軍と江戸幕府~家重、家治、家斉編(1)徳川吉宗の後継問題

8代将軍・徳川吉宗は長男の家重を後継に指名した。しかし家重は、生まれながらに言語障害を持っており、さらに弟の宗武のほうが優秀だといわれていた。にもかかわらず、なぜ吉宗は家重を後継としたのだろうか。(全5話中1話) ...
収録日:2020/12/14
追加日:2022/01/15

北条氏は中規模程度の武士団だった…頼朝と北条氏の関係

鎌倉殿と北条氏(1)北条氏はなぜ権力闘争を勝ち抜いたのか

公家の世から武士の世へと大きく転換した時代、その舵取り役を果たしたのは、いうまでもなく東国武士たちだった。とりわけ源頼朝の妻となった北条政子とその実家である北条氏が、大きな役割を果たすことになっていく。ここでは...
収録日:2021/11/08
追加日:2022/01/09
坂井孝一
創価大学文学部教授

超大学と逆参勤交代、各地に創造的な人材育成の場をつくる

2022年頭所感(2)創造的な人材育成のために

日本各地で創造的な人材を育成していこうという動きが非常に強くなっている。軽井沢にある「軽井沢風越学園」や秋田の「AIU(国際教養大学)」など、国際性があり創造性あふれる若者を育てることを目標に、それぞれ独自の取り組...
収録日:2021/12/01
追加日:2022/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

皇室像の転換…戦後日本的な象徴天皇はいかに形成されたか

天皇のあり方と近代日本(1)「人間宣言」から始まった戦後の皇室

日本の歴史のなかで、天皇や皇室の姿は大きく移り変わってきた。日本が第二次世界大戦に負けた後、戦後日本的な象徴天皇の姿が確立されていったが、今、その「戦後の皇室像」の変化が求められているのではないか。その問題意識...
収録日:2021/11/02
追加日:2021/12/16
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

「もう投資先がない」、資本主義が招いたパラドクスとは

デジタル全体主義を哲学的に考える(3)「人の資本主義」と場を開く人

グローバル化された資本主義は、国内外でさらなる格差を生み出し、もはや資本主義とは言えない事態を招いている。差異の消費を基盤としたこれまでの資本主義のあり方を見直し、人の生を豊かにする「人の資本主義」へと変容する...
収録日:2021/05/28
追加日:2021/11/19
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

「寝ないで頑張る」睡眠不足が招く日本の経済損失は世界一

「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(4)仕事と睡眠の関係

今回は、仕事と睡眠の関係を考えていく。結論からいうと、「24時間働く」ことは、百害あって一利なし、なのである。ある調査によると、6時間睡眠を2週間続けた脳は、2日徹夜したのが同程度に能力が落ちている。以前なら常識だっ...
収録日:2021/06/23
追加日:2021/11/11
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授

歌の始まりも言葉の交換から――互酬性と信頼のネットワーク

ソフトな歴史学のすすめ(4)交換によるネットワークの構築

人間にはそもそも互酬性があり、それがネットワークの構築、信頼の形成に大きく影響している。『古事記』によると歌は言葉の交換から始まっており、そこからもうかがえることである。今回は祖母のエピソードを中心に、交換によ...
収録日:2021/06/04
追加日:2021/11/01
上野誠
國學院大學文学部日本文学科 教授(特別専任)

8代将軍・徳川吉宗はなぜ大奥で非常に評判が良かったのか

徳川将軍と江戸幕府の軌跡~吉宗編(2)統治経験と大奥

8代将軍・徳川吉宗には若い頃、立派な領主としての統治経験があった。一方、非常に好奇心旺盛で、生活感覚も持ち合わせていた。そんな吉宗は大奥でも非常に評判が良かったという。影響を与えたのは母親である浄円院だろうと山内...
収録日:2020/01/07
追加日:2021/07/17

ブランド力を高めるために「自社の強み」を徹底的に聞け

営業から考える企業戦略(1)成功するブランド戦略とは?

キリンビールで副社長兼営業本部長として指揮を執り、2009年にシェアの首位奪回を成し遂げた田村潤氏に、営業の立場から経営戦略をいかに考えるべきかを聞く。第1話はブランド戦略の極意についてである。キリンビールは「大ブラ...
収録日:2020/09/25
追加日:2021/07/12
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

選手の活躍でオリンピックへの支持が高まるのは健全なこと

東京五輪を考える(1)人の意識は変わっていく

オリンピック招致活動を進めた猪瀬直樹氏に、東京五輪の意義や、五輪への考え方を問う。2021年5月半ば、『朝日新聞』は《朝日新聞社が実施した全国世論調査(電話)で、東京五輪・パラリンピックの開催をどうするのがよいかを3...
収録日:2021/06/25
追加日:2021/07/09

「のらカフェ」は「不便益×食」から生まれたアイデア

不便益システムデザインの魅力と可能性(7)不便益の意義と発想方法

「不便益」という考え方は近年、大きな注目を集めている。日本で唯一のインダストリアルデザイナーの全国組織である日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)では、2017年から連続して学生コンペのテーマに不便益を設定して...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/06/04
川上浩司
京都先端科学大学教授

ビブリオバトル、るるぶ創刊号の旅…不便を楽しむアイデア

不便益システムデザインの魅力と可能性(6)不便益デザインの実践:コト編

不便益が活用される対象はモノだけにとどまらない。例えば「ビブリオバトル」や「京土産」、「るるぶ創刊号の旅」など、イベントやツアーといった体験や経験という「コト」の分野でも十分に生かすことができるのだ。前回の講義...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/05/28
川上浩司
京都先端科学大学教授

公衆網と自営網の設備共用技術によって価格破壊を起こす

Beyond5G・6Gで進む情報通信の民主化(8)今後のローカル5G予測その2

今後ローカル5Gの運営主体が多数登場すると、端末がそれぞれを渡り歩くというユースケースが生じるため、それに対応するローミング技術が必要となる。これが、柔軟なソフトウェア基地局を実現するオープンソースの利活用で可能...
収録日:2021/01/27
追加日:2021/05/05
中尾彰宏
東京大学 大学院工学系研究科 教授

愛情をかけられなければ成長できない動物は、人間だけ

脱人間論(2)「水平社会」の間違い

「働かざる者食うべからず」は人類の鉄則なのに、今はヒューマニズムによって、それが通じなくなっている。「肉体が大事」というなら、動物と変わらない。人間が動物と違うのは、愛のために肉体を犠牲にできるところ。親孝行も...
収録日:2021/03/18
追加日:2021/04/30

名補佐役・豊臣秀長が生きていたら…石田三成との違いは?

豊臣政権に学ぶ「リーダーと補佐役」の関係(3)組織のバランスが崩れる日

豊臣政権を一台の自動車に例えると、運転席でハンドルを握り、アクセルを踏み込むのは豊臣秀吉だが、隣の助手席にはいつもブレーキ役兼ナビゲーターとして弟・豊臣秀長がいた。そのチェック役がいなくなった政権はコントロール...
収録日:2020/11/10
追加日:2021/04/18
小和田哲男
静岡大学名誉教授

ローカル5G普及に向け、インフラの低コスト化は最優先課題

Beyond5G・6Gで進む情報通信の民主化(4)ローカル5G普及の課題

ローカル5G普及における一番の問題は、機器が非常に高価、つまりインフラのコストが非常に高いことだ。そのため、導入を躊躇しているという事例が多く見られるという。そこで中尾氏の研究室では、一般家庭のパソコンでローカル5...
収録日:2021/01/27
追加日:2021/04/06
中尾彰宏
東京大学 大学院工学系研究科 教授

6Gの研究開発を推進する情報通信の民主化

Beyond5G・6Gで進む情報通信の民主化(1)情報通信の民主化と「協創」

5Gを超える6Gに向けて、情報通信の民主化により地域課題を解決するような未開拓領域の情報通信の利活用が進んでいく。そうした可能性について具体例を交えて解説するシリーズ講義。第1話は、情報通信の民主化が6Gの研究開発に与...
収録日:2021/01/27
追加日:2021/03/16
中尾彰宏
東京大学 大学院工学系研究科 教授

どんどん知恵が出て、百戦百勝になるとっておきの方法

営業の勝敗、キリンの教訓(4)お客様本位で行動する

キリンビールの売り上げを伸ばすために、現場で試行錯誤を繰り返し、ようやくたどり着いた自分たちが目指すべき理念の実現。しかし、それを社員たちに話すも、当初は理解されなかったという。田村潤氏はどのようにして社員全体...
収録日:2020/09/25
追加日:2021/02/22
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

2021年世界と日本の安定回復へ鍵となる7つの焦点

2021年激変する世界と日本の針路(1)7つの焦点とコロナパンデミック

2021年、世界は昨年(2020年)に続きコロナ禍に見舞われ、ますます混乱している。はたして今後、安定した社会へと回復することはできるのか。今回のシリーズ講義では、コロナ(CV)パンデミック、アメリカ、中国、巨大IT産業、B...
収録日:2021/02/02
追加日:2021/02/20
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

V字回復のためには社員に「個人の痛み」を迫る覚悟を持て

企業改革の核心は何か(1)組織の危機をいかに克服するか

ターンアラウンド・スペシャリスト(事業再生専門家)として、コマツ産機をはじめ数々の企業再生を成し遂げ、またミスミグループの経営にも長年あたってこられた三枝匡氏。今回は特に著書『V字回復の経営(増補改訂版)』の内...
収録日:2020/11/09
追加日:2021/02/17
三枝匡
株式会社ミスミグループ本社名誉会長、第2期創業者

期待の構造を知って自分なりの距離感をつかんでおく

本番に向けた「心と身体の整え方」(5)期待をコントロールする

「周囲の期待」と「本来の自分」とのギャップが大きくなると、人は苦しくなる。周囲が勝手に期待しているだけなのに、それに応えられないことを申し訳なく思ったり、そのことで傷ついたりするからだ。そうした期待の構造を知っ...
収録日:2020/09/16
追加日:2021/02/16
為末大
Deportare Partners代表

「資本主義の始まり」は明治維新で没落した徳川家にあった

曾孫が語る渋沢栄一の真実(2)激動の幕末から明治へ

渋沢栄一は、武蔵国榛沢郡血洗島村(現・埼玉県深谷市)の裕福な農家に生まれたが、そこで培った家業をマネジメントする知恵を一橋家の家臣として応用する。時代の大きな波は一橋慶喜を最後の将軍に指名する。一方、栄一はパリ...
収録日:2020/10/14
追加日:2021/02/08
渋沢雅英
渋沢栄一曾孫

渋沢栄一が近代日本に与えた二つの大きな影響

「近代日本をつくった男、渋沢栄一」の素顔(1)若き日の渋沢栄一

「日本資本主義の父」として知られ、第一国立銀行(現みずほ銀行)や東京証券取引所の設立者として知られるが、渋沢栄一とはどういう人物なのか。また彼は近代日本にどのような影響を与えたのか。『小説 渋沢栄一』著者で小説家...
収録日:2019/04/24
追加日:2021/01/27

なぜ「やる気のある社員」が日本では6%しかいないのか?

営業の勝敗、キリンの教訓(1)やる気のない社員になる理由

ベストセラー『キリンビール高知支店の奇跡』の著者で元キリンビール副社長であった田村潤氏に、キリンでの経験と営業の勝敗を分けるポイントを聞く。田村氏がかつて高知支店に配属された1995年は、キリンビールがまさに窮地に...
収録日:2020/09/25
追加日:2021/01/25
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

幕末に列強の圧力に対抗した優秀な人材がたくさんいた

国際地域研究へのいざない(6)日本の人材育成能力

ペリー来航は日本国内に大きな衝撃を与えたが、こうした状況に適切に対処できる人材を幕府は持っていた。長州藩や薩摩藩でも、新たな状況に対応できる人材が次々と生まれ、日本の植民地化を目論む英仏の諸勢力を逆に利用して、...
収録日:2020/04/07
追加日:2020/12/19
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

明治維新を成し遂げた日本が当時直面していた困難とは何か

国際地域研究へのいざない(5)苦境の日本と帝国主義の波

地域研究の3つ目の例として、世界的にも近代史の奇跡といわれる日本の明治維新を取り上げる。米墨戦争の名将ペリーが日本に来航した時、徳川幕府は経済的に行き詰まった状況にあった。のちに維新の立役者となる長州藩と薩摩藩も...
収録日:2020/04/07
追加日:2020/12/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

後醍醐天皇が目を付けたのは楠木正成の交易ネットワーク

『太平記』に学ぶ激動期の生き方(5)楠木正成の意外な人物像

『孟子』の思想は鎌倉時代に生きる人々に強い影響を与え、『太平記』を通して幕末の志士にまで影響を及ぼすことになった。その思想の影響を受けた一人、楠木正成はいったいどのような人物だったのか。じつは彼は、流通経済や鉱...
収録日:2020/08/26
追加日:2020/11/29
兵藤裕己
学習院大学名誉教授

「オリンピック・マーチ」――最大の古関作品に込めた思い

古関裕而・日本人を応援し続けた大作曲家(8)後世へのメッセージ

一番の大作である1964(昭和39)年東京五輪の「オリンピック・マーチ」を生んだ古関裕而は、その後も1989(平成元)年8月に亡くなるまで、数多くの楽曲を作り続けた。そんな古関が母校を訪れた時に贈ったのは、「皆さんは若い、...
収録日:2020/08/18
追加日:2020/11/17
刑部芳則
日本大学商学部准教授

古関裕而のライバルは古関裕而――校歌も社歌も古関メロディで

古関裕而・日本人を応援し続けた大作曲家(7)戦後の歌と鎮魂

終戦によって、国民を励まし、人々とともにあった戦時歌謡の時代は終わった。レクイエムとも言える「長崎の鐘」を作曲した古関裕而が生み出す音楽も、戦後復興とともに次第に明るい曲調のものが増えていく。子どもたちを夢中に...
収録日:2020/08/18
追加日:2020/11/10
刑部芳則
日本大学商学部准教授

トランプはアメリカ停滞期の大統領…日本は判断ミスに注意!

“アメリカとは何か”~米国論再考Vol.1(3)テクノロジーの限界と可能性

アメリカという国を設計したのは、独立宣言と米国憲法だった。歴史を持たないアメリカは、世界史上初めて政治哲学のみに頼った人工的な政体をつくり上げた。これは一種の発明であったが、発明には限界点があり、その度にアメリ...
収録日:2020/06/11
追加日:2020/11/05
東秀敏
米国安全保障企画研究員

『太平記』は乱世における人間の処し方が学べる古典文学

『太平記』に学ぶ激動期の生き方(1)なぜ今『太平記』を読むべきなのか

『太平記』の名は多くの人が知るところだろう。だが、『太平記』がどのような書物であるかを詳しく知っている人はそう多くない。実は『太平記』は、日本の古典文学の中でも特異な性質を持ち、後の日本に実に大きな影響を与えた...
収録日:2020/08/26
追加日:2020/11/01
兵藤裕己
学習院大学名誉教授

台湾は台湾だから…李登輝著『台湾の主張』発刊への道程

李登輝に学ぶリーダーの神髄(1)『台湾の主張』の衝撃

李登輝が1996年の国民投票で総統に選ばれ、中国統一派と台湾独立派の2派のなかで悩んでいた頃、江口は「台湾は台湾」と書いた提言書を持っていった。すると李登輝は、「自分と同じ考えだ」と大いに喜んだ。そこから2人のつきあ...
収録日:2020/08/24
追加日:2020/10/28
江口克彦
株式会社江口オフィス代表取締役社長

米中間で技術的優劣をめぐる戦いが先鋭化している

米国の対中政策~戦略の現状と課題(4)先端技術をめぐる米中競争

エスカレートする米中の対立はその舞台を「最先端技術」、すなわちイノベーション競争に置いている。アメリカはいまだ自国を「主力(Leading Player)」と考え、中国を「挑戦者(Challenging Player)」もしくは「追随する競合...
収録日:2020/10/07
追加日:2020/10/27
吉田正紀
元海上自衛隊佐世保地方総監

「流行歌界のプリンス」松平晃は戦前の古関作品に重要な歌手

古関裕而・日本人を応援し続けた大作曲家(4)古関メロディの誕生

苦悩の末、26万枚のヒット作「船頭可愛や」を生み出したとはいえ、すぐに古関裕而のもとに流行歌作曲の依頼が殺到したわけではなかった。松平晃や高橋掬太郎とコンビを組み、ヒット作を狙いながらも、当時「新民謡」と呼ばれた...
収録日:2020/08/18
追加日:2020/10/20
刑部芳則
日本大学商学部准教授

「努力する天才」が最初に世に知られたのは早稲田の応援歌

古関裕而・日本人を応援し続けた大作曲家(3)大衆性の意味を知る

コロムビアの作曲家になった古関裕而を待ち受けていたのは、自分の求める音楽性と、ヒット作に求められる大衆性との矛盾だった。葛藤すること8カ月、苦悩しながらレコード化に漕ぎ着けるも、鳴かず飛ばずの日々。そんな時に出会...
収録日:2020/08/18
追加日:2020/10/13
刑部芳則
日本大学商学部准教授

「あなたの大統領」として語りかけて述べた「選民思想」

2020年度独立記念日演説と第2次米国革命(3)独立記念日演説の核心その1

ここからは4回に分けて、独立記念日演説の核心に迫っていく。1回目の今回は、まず演説の論理構造を支える「ヘーゲル弁証法」を理解した後、テキストの吟味に入る。トランプ支持層に訴える「米国例外主義」「謝罪外交からディー...
収録日:2020/07/29
追加日:2020/10/08
東秀敏
米国安全保障企画研究員

幻の舞踏組曲「竹取物語」から生まれた大切な縁と作曲家の道

古関裕而・日本人を応援し続けた大作曲家(2)作曲家の道を開く

当時すでにクラシック音楽界で不動の地位を築いていた山田耕筰からの励ましを受けながら作曲を続けていた古関裕而は、たまたま目にした海外の懸賞に応募。2等入賞の報せを受け、地元紙だけでなく、全国紙でその名を知られること...
収録日:2020/08/18
追加日:2020/10/06
刑部芳則
日本大学商学部准教授

六甲おろし、栄冠は君に輝く、長崎の鐘…古関裕而の魅力

古関裕而・日本人を応援し続けた大作曲家(1)恩師との出会い

2020年の朝ドラ『エール』で脚光を浴びた作曲家・古関裕而。「紺碧の空」「船頭可愛や」「六甲おろし(阪神タイガースの歌)」「露営の歌」「若鷲の歌」「栄冠は君に輝く」「オリンピック・マーチ」「巨人軍の歌」「長崎の鐘」...
収録日:2020/08/18
追加日:2020/10/06
刑部芳則
日本大学商学部准教授

イランに中東最大のコロナ感染拡大をもたらした理由とは

イスラム世界におけるコロナ問題(2)後手に回ったイランのコロナ対策

イランは2020年4月にコロナウイルスの感染拡大が収束したとして、経済および宗教活動の再開に踏み切った。宗教界にも配慮してのことだが、その結果感染再爆発を招いてしまった。イラン政府の公式見解は「感染拡大はアメリカの経...
収録日:2020/08/04
追加日:2020/09/19
山内昌之
東京大学名誉教授

「お客さんに喜んでもらうため」と考えると工夫が生まれる

真のやる気とは何か(12)業績と幸せは両立できる

アメリカはなぜ無謀ともいえる独立戦争に挑んだのか。彼らを戦いに駆り立てたのは、可能か不可能かという判断ではなく、「自由か、然らずんば死か」という覚悟に他ならない。同じく、高知キリン支店は、2700軒の飲み屋を回ると...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/09/18
対談 | 執行草舟田村潤

コロナ対策において大事なことは「責任」と「比較優位」

新型コロナウイルス対策~和歌山モデルの教訓(10)ポストコロナにおける国と地方の関係

よく「地方分散」といわれるが、何でも地方に移せばいいというものではない。基準認証の権限や規制の権限などを地方に移せば、県ごとに基準や規制が違うことになりかねず、企業活動が不便になる。国がキープする部分と任せる部...
収録日:2020/07/30
追加日:2020/09/06
仁坂吉伸
元和歌山県知事

緊急非常事態のときに重要なのは「現場の癖」を知ること

新型コロナウイルス対策~和歌山モデルの教訓(2)PCR検査と保健所の現実

PCR検査は陽性者の発見以上に、陽性者を「隔離」するための手段である。院内感染が起きたときに、関係者全員にPCR検査をしたが、全国の保健所でPCR検査がなかなか行われなかったのは、対象者を中国と関係ある人に限定したから。...
収録日:2020/07/30
追加日:2020/09/01
仁坂吉伸
元和歌山県知事