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「メカニズム」の検索結果

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日本は再エネが難しい!?再エネ比率が高い国との相違点

日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(3)電力の部分最適と全体最適

サステナブルな電力の供給と消費が求められる現代社会。太陽光発電のように電力の生産拠点が多元化する中で、それぞれの電力需給と国全体の電力需給のバランス調整が喫緊の課題となっている。実はヨーロッパなどの「再エネ比率...
収録日:2024/02/07
追加日:2024/04/27
岡本浩
東京電力パワーグリッド株式会社取締役副社長執行役員最高技術責任者

ノーベル賞受賞者も指摘!男女の賃金格差を埋めるために

日本の財政政策とその効果を検証する(5)ジェンダー平等と反循環的な財政政策

世界の中でもジェンダーギャップが大きい日本だが、それを改善する糸口はどこにあるのだろうか。経済を刺激する財政政策はジェンダー平等の実現にもつながるのだが、より抜本的には、働き方の柔軟性が必要だ。日本がそれを実現...
収録日:2023/12/14
追加日:2024/04/04
宮本弘曉
一橋大学経済研究所教授

さぼると細胞にゴミが…オートファジーの大事な役割とは?

オートファジー入門~細胞内のリサイクル~(3)オートファジーの2つの役割

細胞内のタンパク質を分解するオートファジーという働き。このオートファジーは、生物にとって欠かすことができない2つの役割を持っている。その役割とは「栄養素のリサイクル」と「細胞内をきれいにする」ということだが、それ...
収録日:2023/12/15
追加日:2024/03/31
水島昇
東京大学 大学院医学系研究科・医学部 教授

思春期は何歳まで?前頭前野が司る大人になるための仕組み

ヒトはなぜ罪を犯すのか(2)脳の構造と働き

脳の構造と情動・認知の進化はつながっている。脳内にある進化的に古い「大脳辺縁系」は何をしたらいいかという「動機づけ」に関与しているところで、そことその上にある「新皮質」の中の前頭連合野(前頭前野)が密接に関連し...
収録日:2023/12/11
追加日:2024/03/03
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

【会員アンケート企画】戦争をなくすために必要なのは?

編集部ラジオ2023:12月6日(水)

会員の皆さまからお寄せいただいたご意見を元に考え、テンミニッツTVの講義をつないでいく会員アンケート企画。今回は「戦争をなくすために必要なのは何だと思いますか?」というテーマでご意見をいただきました。 この問に...
収録日:2023/11/29
追加日:2023/12/06
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア

半導体から解決をめざす!課題先進国・日本の進むべき道

半導体から見る明日の世界(12)課題先進国・日本の生き方

世界は今、大量生産が可能となった時代から個々の消費者ニーズに合わせた少量・高品質なものを提供する時代へと変化している。その中で半導体が担う役割はますます大きくなっているのだが、高度文明社会が進展する陰で新たな課...
収録日:2023/07/14
追加日:2023/11/13
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

世界の超富裕層は日本の比ではない…国単位の政策の限界性

経済と社会の本質を見抜く(2)マクロ政策に対するミクロ的視座

続いて考えるのは、それぞれの社会の「違い」がどのように影響するのか、ということである。欧米と日本では、労働市場の構造からして異なる経済を持っており、それが金融政策にも影響を与えている。そもそも「日本」や「アメリ...
収録日:2023/08/09
追加日:2023/11/05

インフレ激化の真実…デフレ脱却を困難にした日本の労働市場

経済と社会の本質を見抜く(1)世界的インフレと労働市場の影響

現在の経済、そして社会の本質を、どのように見抜いていけばいいのだろうか。最初に考えるのは、インフレについてである。可能性は低いが、インフレが激化する「ハイパー・インフレーション」が起こると、いったい社会はどうな...
収録日:2023/08/09
追加日:2023/10/29

福沢諭吉ら第一世代の慧眼と夏目漱石ら揺れる世代の対比

哲学の役割と近代日本の挑戦(3)明治の哲学とペリクレスの民主政

幕末・明治初期の日本人が慧眼だったのは、初めて遭遇した西洋を知るため、福沢諭吉や岡倉天心をはじめ第一世代といわれる彼らが恥じらいなく西洋へ飛び出し、また西洋から入ってきた新しい学問を一斉に勉強したことだ。一方、...
収録日:2023/07/28
追加日:2023/10/14
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

二千年前プラトンが警告!人間にとって怖い「欲望」の暴走

哲学の役割と近代日本の挑戦(1)欲望暴走のメカニズム

プラトンが深く考察した対象に「欲望」がある。欲望はしばしば、日常的に手に取れることのできる健全な欲求を超えると、理念的なものへと膨らんでいく。一旦理念となった欲望は増殖してとどまるところを知らない。そのためには...
収録日:2023/07/28
追加日:2023/09/30
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

頭がいい人の脳はスカスカ?アストロサイトの重要な役割

知られざる「脳」の仕組み~脳研究の最前線(8)「頭の良さ」とアストロサイト

「頭が良い人」とはどのような人のことをいうのだろうか。脳研究の結果、衝撃的な事実が報告されている。IQが高い人はIQが低い人に比べて「脳がスカスカしている」というのだ。一体どういうことなのか。実はそこには「アストロ...
収録日:2022/10/21
追加日:2023/08/21
毛内拡
お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 助教

皮膚から始まるアレルギーマーチ、スキンケアは超重要

最強の臓器「皮膚」のふしぎと最新医療(2)アトピー性皮膚炎とアレルギーマーチ

国民のほぼ1割が悩むアトピー性皮膚炎。子どもの頃に発症すると、その後いろいろなアレルギー疾患が行進していくかのように現れる「アレルギーマーチ」につながる例も多いという。かつては「アレルギー体質」と考えられていたも...
収録日:2023/05/30
追加日:2023/08/19
椛島健治
京都大学大学院 医学研究科 皮膚科学 教授

長年の謎に光明…「脳の老廃物」排出の仕組みと睡眠の役割

知られざる「脳」の仕組み~脳研究の最前線(7)老廃物排出と睡眠の関係

脳の老廃物として有名な「アミロイドβ」というタンパク質がある。それが異常に蓄積することがアルツハイマー病の原因になるのではないかといわれているのだが、そうした脳の老廃物をどうやって排出しているのかということが長年...
収録日:2022/10/21
追加日:2023/08/14
毛内拡
お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 助教

「かゆみ」の正体を科学する!最新研究で迫る皮膚の仕組み

最強の臓器「皮膚」のふしぎと最新医療(1)かゆみのサイエンス

皮膚は目に見える非常に重要な「臓器」であるにもにもかかわらず、実はその仕組みがあまりよく分かっていなかった。しかし、近年の研究で、体の中の臓器を守るものとしてその重要性の認識が増している。今回は皮膚をめぐる最先...
収録日:2023/05/30
追加日:2023/08/12
椛島健治
京都大学大学院 医学研究科 皮膚科学 教授

なぜギャンブル依存症になるのか?脳の伝達メカニズム

知られざる「脳」の仕組み~脳研究の最前線(6)4つの情報伝達方式と広範囲調節系

脳の中には「一対一」だけではなく、「一対多」や「多対多」といった情報伝達の仕組みもある。大きく分けると、4つの情報伝達の方式があるという。その中でも特に注目したいのが「広範囲調節系」という伝達方式で、私たちの日々...
収録日:2022/10/21
追加日:2023/08/07
毛内拡
お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 助教

戦後復興を実現した「ネオリベラリズム」がなぜ悪口に?

日本人が知らない自由主義の歴史~後編(4)戦後復興と「ネオリベラリズム」

第二次世界大戦後の戦後復興期は、西ドイツやイタリアで「ネオリベラリズム」政策が実施され、その結果、両国とも大成功を収めた。両国の「奇跡の復興」を実現させたものこそ、「ネオリベラリズム」だったのである。そのネオリ...
収録日:2022/07/25
追加日:2023/08/04
柿埜真吾
経済学者

人間の脳の中はホムンクルス…再発見の「機能局在」とは

知られざる「脳」の仕組み~脳研究の最前線(2)脳科学研究の歴史

古代エジプト時代から行われてきた脳研究だが、長い間、脳は単に血液を冷やす場所だと考えられて重要視されない時代が続く。しかし19世紀、フィニアス・ゲージの事故によって脳への認識が一変する。脳はその場所によって働きが...
収録日:2022/10/21
追加日:2023/07/10
毛内拡
お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 助教

介入主義?社会主義?…ニューリベラリズムとは何か?

日本人が知らない自由主義の歴史~前編(5)ニューリベラリズムの台頭

19世紀後半になると、リベラリズムに変容が見られるようになる。自由実現のために政府が積極介入すべきという「大きな政府」を肯定するニューリベラリズムの台頭である。ここでは、ニューリベラリズムが登場した背景やその思想...
収録日:2022/07/01
追加日:2023/05/16
柿埜真吾
経済学者

アダム・スミスと見えざる手…自由にしたほうがうまくいく

日本人が知らない自由主義の歴史~前編(3)アダム・スミスの『国富論』

自由主義の発想は、「政府が介入せずに、自由にしたほうが、社会も経済もうまく回る」という自由市場経済とともに発展していくことになる。そのような思想を代表するものこそ、まさに、アダム・スミスの『国富論』であった。ア...
収録日:2022/07/01
追加日:2023/05/02
柿埜真吾
経済学者

肉と野菜を一緒に食べるわけ―免疫メカニズムと和食の関係性

和食の深い秘密~なぜ身体に良いのか(2)和食は免疫食事

世界に「免疫食事としての和食」を提唱している小泉武夫氏。免疫を高めるのに必要なのは、繊維、発酵食品、菌体の摂取だということで、米・スタンフォード大学の研究者も同様の研究を進めている。今回は免疫のメカニズム、およ...
収録日:2023/01/24
追加日:2023/04/15
小泉武夫
農学博士

僭主制は欲望の奴隷…過度の自由が過度の隷属に転換する

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(14)ポリスと魂の堕落過程〈下〉僭主の末路

理想的なポリスから劣悪な社会への堕落が起こる過程で、最も重要なのは「民主制」を経て最後の「僭主制」に移行する段階である。なぜ最も重要なのかというと、そもそも『ポリテイア』の問題提起が「僭主制が一番いい」という議...
収録日:2022/09/27
追加日:2023/03/17
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

哲人政治から寡頭制、民主制への堕落…金銭欲と分断の末路

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(13)ポリスと魂の堕落過程〈上〉不正の考察

不正とは何か。この議論のキーワードは「欲望」と「分断」。この2つによって、理想的なポリスとしての形が「優秀者支配制」からだんだんと「名誉支配制」「寡頭制」「民主制」、最後の5番目に「僭主制」という順番に堕落したも...
収録日:2022/09/27
追加日:2023/03/10
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

太陽の比喩、線分の比喩、洞窟の比喩…「善のイデア」とは

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(12)善のイデア、洞窟の比喩

哲学者=統治者が学ぶべき最大のものは「善のイデア」である。そこに向かうためにプラトンが駆使するのは「太陽の比喩」「線分の比喩」「洞窟の比喩」の3つだ。中でも有名な「洞窟の比喩」は、私たち人間の本性と、そこから脱出...
収録日:2022/09/27
追加日:2023/03/03
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

法の支配があるから自由がある…信仰の自由と政治の基本

「アメリカの教会」でわかる米国の本質(5)成文憲法・自由・人権・法の支配

植民地だったアメリカは、イングランド国王から独立するため、政府をつくり大統領を立てて独立戦争に臨んだ。そこで必要になったのがアメリカの基本的な考え方を書いた契約書で、それが成文憲法である。そこには条件があり、一...
収録日:2022/11/04
追加日:2023/02/03
橋爪大三郎
社会学者

「プラザ2」はあるのか…プラザ合意との違いと問題点

円安の構造的メカニズム(4)日米の通貨・金融政策と「プラザ2」

2022年の記録的円安をもたらした背景として、アベノミクスの存在を忘れてはならない。デフレ克服を目指したアベノミクスは、かつてインフレ撲滅を目指したレーガノミクスと方向性こそ真逆だが、いくつかの類似点を見いだすこと...
収録日:2022/11/15
追加日:2023/01/18
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

悪い円安論に物申す、ヒステリシスの効果でデフレ脱却か

円安の構造的メカニズム(3)「高いニッポン」から「安いニッポン」へ

2022年の円安加速によって「安いニッポン」「悪い円安論」が台頭してきたが、必ずしも悲観すべき状況とは限らない。「高いニッポン」だった時期から現在の円安に至るまでの経緯を振り返ることで、ポジティブな可能性が見えてく...
収録日:2022/11/15
追加日:2023/01/11
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

「国際収支発展段階説」とは何か。カギを握るのは中国

円安の構造的メカニズム(2)国際収支発展段階説とこれからの日本

現在起こっている円安には、国内外の状況が混じり合った構造的な要因がある。そのことを深く理解するためには「国際収支発展段階説」を参照するのが有効だ。この説と照らし合わせたとき、日本は今どの段階にあり、どのように変...
収録日:2022/11/15
追加日:2023/01/04
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

新古典派経済学への誤解と実際…特徴と古典派との違いは?

本当によくわかる経済学史(7)新古典派経済学とは何か

限界革命以降に登場した「新古典派経済学」。これについては、ケインズ経済学やマルクス経済学と対立するものだという誤解が現代でも非常に多い。それはなぜか。また、その具体的な中身は何なのか。新古典派の具体的なグループ...
収録日:2022/06/08
追加日:2022/12/28
柿埜真吾
経済学者

なぜ記録的な円安は起こっているのか?3つの構造要因

円安の構造的メカニズム(1)円高構造から円安構造への転換

記録的な円安が起こっている現在の日本。その要因はいったいどこにあるのか。それを理解するには、日本国内の問題に目を向けるだけでなく、諸外国の台頭を含めたグローバルな視点が不可欠である。多角的に分析することで見えて...
収録日:2022/11/15
追加日:2022/12/24
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

アダム・スミス「見えざる手」の真実とリカード「比較優位」

本当によくわかる経済学史(3)見えざる手と比較優位の真意

古典派経済学の中で、最も重要な人物がアダム・スミスである。『国富論』を著した彼には「見えざる手」という有名な言葉があるが、実は必ずしも自由放任を説いたわけではないという。ではスミスの本当の主張はどういったものだ...
収録日:2022/06/08
追加日:2022/11/30
柿埜真吾
経済学者

経済学史の基礎知識…大きな流れをいかに理解すべきか

本当によくわかる経済学史(1)経済学史の概観

現代社会の「経済」を正しく理解するためには、実は、正しい「経済学史」を理解していることが大きな助けとなる。逆に、正しい「経済学史」を知らなければ、怪しげな経済理論にダマされてしまうことにもなりかねない。気鋭の経...
収録日:2022/06/08
追加日:2022/11/16
柿埜真吾
経済学者

あるべき国家戦略…DX、半導体、再生可能エネルギー、食糧

日本を復活させる国家戦略(4)逆転戦略への具体的提言

日本経済が息を吹き返すには、DXの環境を整備するため法律のレベルから根本的に見直し、最新技術を取り入れた成長戦略の構築が急務である。食糧、エネルギー、教育、人口(少子化)など、日本が抱えている問題も避けては通れな...
収録日:2022/07/07
追加日:2022/11/10
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

鍵は“失敗”にあり。ひらめく人とひらめかない人の違い

認知バイアス~その仕組みと可能性(4)創造のバイアス〈後編〉

ひらめく人とひらめかない人の違いはどこにあるのか。ひらめきの個人差を実験で検証している今回。その結果、ひらめきには失敗がとても大事であることが分かった。後半では創造におけるキーワードでもある「イノベーション」に...
収録日:2022/05/26
追加日:2022/11/01
鈴木宏昭
元青山学院大学 教育人間科学部教育学科 教授

「サラダ記念日」誕生秘話でわかる “じわじわ”のホント

認知バイアス~その仕組みと可能性(3)創造のバイアス〈中編〉

ひらめきを邪魔しているものに「制約(constraint)」がある。これは、日常の標準的な事態に迅速に対処するため、私たちに備わっている認知メカニズムだが、創造やひらめきのためにはそれを緩める必要がある。そして、そのプロ...
収録日:2022/05/26
追加日:2022/10/25
鈴木宏昭
元青山学院大学 教育人間科学部教育学科 教授

誰もが陥る「認知バイアス」とは何か

認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門

人間の営みを支えているのは高度な認知機能だが、複雑な社会行動を司るその認知機能は同時に多くの偏り(バイアス)を含んでいる。誰もが陥るその「認知バイアス」には、いったいどのような危うさ、あるいは可能性が秘められて...
収録日:2022/05/26
追加日:2022/10/11
鈴木宏昭
元青山学院大学 教育人間科学部教育学科 教授

「使命観=パーパス」に立脚できないのは自分のエゴのせい

キリンでつかんだ「幸せになる」仕事術(1)悩みの99%は他者との関係性

いのちの電話にかかってきた内容を2万件調査したところ、その99%以上が「自分と他者との関係性」での悩みだったという。一方、あるコーヒーチェーンの話では、仕事に喜びを感じるのは、「お客さんから喜ばれる」「ほかのメンバ...
収録日:2022/03/30
追加日:2022/08/15
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

「ガッツ」「譲れない」…情動は重要だが、どう制御するか

心と感情の進化(3)脳の進化とこれからの課題

人間の行動には、自己制御によって認知が強く作用するものから情動的なものまでさまざまで、そこにはグラデーションがある。また、人間には生存や繁殖には直接関わらないように見えるが、高度な能力がある。それは抽象化・一般...
収録日:2022/04/21
追加日:2022/08/14
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

「スコープ3」に注目、大手企業が取り組む気候変動対策

気候変動問題から考えるSDGs(2)「スコープ3」への取り組み

気候変動対策ではグリーン・ファイナンスやコーポレートガバナンスが主流だったが、企業の対応として注目されているのが「スコープ3」である。サプライチェーン全体の排出量を抑えていく姿勢は、企業や投資家などからの社会的信...
収録日:2022/04/07
追加日:2022/06/13
伊藤元重
東京大学名誉教授

テロメアを伸ばすために大事なのはストレスマネジメント

テロメアから考える「アンチエイジング」(2)テロメアを伸ばす生活習慣

老化を考える上で重要なテロメアの長さは免疫力とも関係があり、テロメアが長いとウイルスへの抵抗力が高いことがコロナ禍の研究でも分かってきた。どうしたらテロメアの長さを維持する、あるいは伸ばすことができるのか。食事...
収録日:2022/01/27
追加日:2022/03/31
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

脳腫瘍の治療薬の効果を高める免疫チェックポイント阻害剤

ナノテクノロジーでがんに挑む(4)脳腫瘍治療のためのDDS活用<前編>

脳腫瘍に対するドラッグデリバリーシステム(DDS)を用いた具体的な3つのアプローチのうち、2つを解説する。1:免疫チェックポイント阻害剤との併用、2:血管内皮細胞の通過を促進するリガンド分子の装着である。どちらも、脳腫瘍...
収録日:2021/05/12
追加日:2022/03/19
片岡一則
ナノ医療イノベーションセンター センター長

オークションはゲーム理論の世界にうまくフィットする

ビジネス・エコノミクス(3)ゲーム理論とオークション

経済学を理解するための基本的なツールとして、今や欠かせないのが「ゲーム理論」である。その活用は経済学だけでなく、政治の世界や生物の分野など多岐に渡る。そこで今回は、オークションの具体例からゲーム理論について考え...
収録日:2021/12/09
追加日:2022/03/03
伊藤元重
東京大学名誉教授

課題がデータで「見える化」できる時代…企業のあり方は?

「新しい資本主義」の本質と課題(4)社会課題の変化と「見える化」

以前は消費者の望む課題解決が、そのまま企業の課題解決でもあった。しかし、現在は消費者の課題が企業の課題に直結しなくなっている。そのような社会課題の変化が起きている時代において、企業はどのようにして自社の評価を得...
収録日:2021/11/22
追加日:2022/02/03
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

新自由主義からの時代背景から「新しい資本主義」を問う

「新しい資本主義」の本質と課題(1)新自由主義と『21世紀の資本』

「新しい資本主義」という言葉が登場した2021年。はたしてこの言葉は何を意味するものなのか。振り返れば、1980年代以降、国営企業や公的セクターの増大による弊害が浮き彫りとなり、新自由主義が台頭した。2000年に入り、話題...
収録日:2021/11/22
追加日:2022/01/13
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

健康経営銘柄に4年連続選出、丸井グループが成功する理由

健康経営ブランディングのすすめ(2)健康経営が機能するメカニズム

日本でも健康経営への注目が高まり、現在多くの企業で採用されている。その効果はすでに確認されているものの、十分な評価を得るためには、さらに時間をかけた検証が必要となっている。そこで今回は、健康経営が機能するメカニ...
収録日:2021/07/29
追加日:2021/11/17
阿久津聡
一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻教授

「健康経営」が注目された理由と背景…海外の動きと日本

健康経営ブランディングのすすめ(1)健康経営の考え方と「攻めの経営」

近年、戦略的な経営手法の一つとして「健康経営」を推進する企業が増えている。従業員の健康を「投資」として考え、企業利益につなげていく取り組みである。健康経営はもともと海外から来た概念だが、日本で注目されるようにな...
収録日:2021/07/29
追加日:2021/11/10
阿久津聡
一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻教授

スサノヲ神話は火山現象?…寺田虎彦の地球科学的な解釈

神話の「世界観」~日本と世界(5)寺田寅彦の日本神話解釈

物理学者・寺田寅彦はかつて「地球物理学的にわが国の神話を見ていくと、日本の国土にふさわしい自然現象が随所に見られる」と述べた。それはどういうことなのか。話は彼が指摘する日本神話の具体的解釈へと進んでいく。(全8話...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/10/17
鎌田東二
京都大学名誉教授

ブレイクスルー感染にコロナワクチンの効果はどれくらい?

ウィズ・コロナ時代の医学展望(3)新型コロナ医療の最前線

流行から1年以上がたち、新型コロナウイルス感染症について、さまざまなことが分かってきた。重症化のメカニズムと、それを防ぐ治療薬の効果とその問題点、感染のリスク因子、さらに、ワクチン接種が進む中での、ワクチンの予防...
収録日:2021/09/01
追加日:2021/10/14
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

健康経営とは何か?取り組み方とメリット

健康経営とは何か~その取り組みと期待される役割~

近年、企業における健康経営®の重要性が高まっている。少子高齢化による労働人口の減少が見込まれる中、労働力の確保と、生産性の向上は企業にとって最重要事項である。政府主導で進められている健康経営とは何か。それが提唱さ...
収録日:2021/07/29
追加日:2021/09/21
阿久津聡
一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻教授

水滴にみる表面張力の分子起源とその制御について考える

教養としてのナノテクノロジー(9)水とナノテクノロジーの関係

地球を地球たらしめるもの、それが「水」である。水は他の物質と比較してもその性質は特異だ。その理由は、水の熱的性質と強力な表面張力にある。前者はナノスケールで起こる「水素結合」、後者はナノスケールでの制御である「...
収録日:2021/03/29
追加日:2021/09/16

多様な性が心地よく生きられる社会にするために

性はなぜあるのか~進化生物学から見たLGBT(4)知識基盤社会での人権

LGBTは進化生物学の観点からいえば、その存在が広がることはないが必ず発生する、つまり、常にマイノリティの存在である。それゆえ、これまで世界の中で隠されてきたり、ないことになっていたりして、ずっと抑圧され続けてきた...
収録日:2021/06/21
追加日:2021/08/31
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

男の子にとって母親とは「座標原点」…揺るがぬことが大事

黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(2)男の子の原点はお母さん

とっさに遠くで動くものを見る特性のある男性脳。男の子が、動くものを好む傾向があるのはそのためである。加えて、男の子が自分の世界観を広げていく原点はお母さんであるという。そんな男の子を育てるコツとは――。(全7話中第...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/08/30
黒川伊保子
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長

オーバーアナリシス、オーバープランニングを「直観」で破る

営業から考える企業戦略(2)データより現場のリアリティ

日本企業の不振の主な原因は3つある。「オーバーコンプライアンス」「オーバーアナリシス」「オーバープランニング」だ。企業の戦略において、現状分析と翌年の計画を立てるためにもデータは欠かせないが、分析のしすぎはおかし...
収録日:2020/09/25
追加日:2021/07/19
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

『LIFESPAN 老いなき世界』が突き付けた永遠の命の意味

老いなき世界が告げるもの~永遠の命は本当に必要なのか~

人新世によって人間活動に警鐘が鳴らされる時代にあって、人間の老化を治療しようという書籍が出版された。デビッド・シンクレアとマシュー・D・ラプラントの共著による『LIFESPAN 老いなき世界』である。生きものが老化して死...
収録日:2021/04/19
追加日:2021/07/11
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

なぜ日本はワクチン開発が遅れてしまったのか

感染症予防・がん治療に使えるmRNAワクチン(5)科学技術立国・日本の現状と課題

mRNAワクチンについての一連の講義を踏まえて、「液性免疫・細胞性免疫」「腫瘍関連抗原・ネオ抗原」それぞれの仕組みとその違い、ワクチン開発の状況、そしてなぜ日本のワクチン開発が遅れたのか、その要因と日本の課題など、...
収録日:2021/04/13
追加日:2021/07/09
内田智士
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授

mRNAワクチンのゴールはがん免疫サイクルを回すこと

感染症予防・がん治療に使えるmRNAワクチン(4)mRNAを使ったがん免疫治療

日本で最も死亡率の高い病気であるがん。がんについての研究はかなり進んでいるものの、その病気の複雑さからより洗練された手法が求められている。そこで注目されているのが「がん免疫治療」である。治療のためのがんワクチン...
収録日:2021/04/13
追加日:2021/07/02
内田智士
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授

地球だけに存在するプレートテクトニクスの限界と可能性

海底の仕組みと地球のメカニズム(8)プレートテクトニクスを超えて

プレートテクトニクスは1960年代半ばに生まれた考え方で、「地球の表面は固いプレートで覆われていて相対運動をしている」と考えるとさまざまな観測事実がうまく説明できるという。しかし、「ホットスポット」と呼ばれるハワイ...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/06/20
沖野郷子
東京大学大気海洋研究所教授

なぜmRNA医薬が最近、注目されるようになったのか

感染症予防・がん治療に使えるmRNAワクチン(2)タンパク質医薬とmRNA医薬

生命現象の中核を担っているタンパク質。それは医療の分野でも注目を集めており、現在では世界の医薬品売上の上位ほとんどをタンパク質医薬が占めている。しかし、優れた特徴をもつタンパク質医薬にも多くの課題がある。今まさ...
収録日:2021/04/13
追加日:2021/06/18
内田智士
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授

背弧海盆と南海トラフの謎――なぜ沈み込みが始まったのか

海底の仕組みと地球のメカニズム(7)背弧海盆と南海トラフの謎

「背弧海盆」といわれるシステムがある。日本周辺には水深が異なる盆地のような場所が複数存在する。プレート境界で沈み込みが起こったときに火山ができるが、火山と海溝の反対側にある「背弧」と呼ばれるところに小さい中央海...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/06/13
沖野郷子
東京大学大気海洋研究所教授

マルチビーム測深機によって飛躍した海底探査の精度

海底の仕組みと地球のメカニズム(6)マルチビーム測深機と自律型ロボット

衛星高度計では分解能はそれほど高くないため、船で調査する必要がある。その場合、船から音波を出して測るのだが、現在は「マルチビーム測深機」で水深の3~4倍の幅で一度に測ることができる。ただ、どういう溶岩が流れている...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/06/06
沖野郷子
東京大学大気海洋研究所教授

地球が火星よりも地形探査が困難な理由

海底の仕組みと地球のメカニズム(5)海底調査の実際と衛星高度計

では実際にどうやって海底の地形を調べるのか。地球は火星よりも地形探査が困難だが、それは海があるからである。地球の深海底は非常に探査のしにくいところで、現在使われている地図も水深を推定したものだという。そこで「衛...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/05/30
沖野郷子
東京大学大気海洋研究所教授

中央海嶺が経済的価値のある「熱水鉱床」になりにくい理由

海底の仕組みと地球のメカニズム(4)熱水鉱床と中央海嶺の場所

海嶺には温泉が湧いている場所もある。海底をつくっている玄武岩に含まれる重金属類が海底下で高温の海水に溶けて循環し,再び海底に噴きだして沈殿する。それが「熱水鉱床」といわれているもので、資源のもとになっているが、...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/05/23
沖野郷子
東京大学大気海洋研究所教授

本性主義の経営――コロナ禍でも人間の本性は変わらない

「逆・タイムマシン経営論」で見抜く思考の罠(5)本性主義の経営とコロナ

騒動が起こりやすくなったのは、情報流通手段の発達によって、情報拡散のスピードが格段に上がっているためである。しかし、どのような騒動、あるいは緊急事態の中でも人間が高い適応力を示していることは、過去の事例を振り返...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/05/22
楠木建
一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 特任教授

なぜ大西洋と太平洋とでは海底の顔立ちが異なるのか

海底の仕組みと地球のメカニズム(3)中央海嶺の実態

大西洋と太平洋では海底の顔立ちが大きく異なるという。地球上でプレートが一番速く動くところは年間15センチほどで、太平洋にある。一方、大西洋は年間2~3センチほど。速く動くところは周辺が暖かいので、断層ができにくく起...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/05/16
沖野郷子
東京大学大気海洋研究所教授

100年前の「米騒動」に学ぶコロナ問題の捉え方

「逆・タイムマシン経営論」で見抜く思考の罠(4)「文脈思考」でトラップを回避せよ

飛び道具トラップにはまりやすいのは、すぐに新たな技術に飛びつくものの、その本質を理解しようとしない専門家と構想を持たない経営者の組み合わせである。これを回避するためには、本質を抽象化し自社の文脈に位置づけて考え...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/05/15
楠木建
一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 特任教授

地温勾配とソリダス――中央海嶺ができる仕組みに迫る

海底の仕組みと地球のメカニズム(2)なぜ海底で火山ができるのか

なぜ「中央海嶺」と呼ばれる海底が生まれるところが火山になるのか。よく誤解されるのは、マントルが上がってくる、その上昇流があるからそこに火山があるということだ。そうではなく、沈み込むプレートの動きで隙間ができるの...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/05/09
沖野郷子
東京大学大気海洋研究所教授

地球上の火山活動の8割を占める「中央海嶺」とは何か

海底の仕組みと地球のメカニズム(1)海底の生まれるところ

海底はどうやってできるのか。なぜ火山ができるのか。プレートが動くのは地球だけなのか。またそれはどうしてか。ではプレートは海底の動きの全てを説明できるのか。地球史規模の海底の動きについて、海底調査の実態から最新の...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/05/02
沖野郷子
東京大学大気海洋研究所教授

IT業界で次々に発動される飛び道具トラップのメカニズム

「逆・タイムマシン経営論」で見抜く思考の罠(3)飛び道具トラップと「文脈剥離」

同時代性の罠には、飛び道具トラップ、激動期トラップ、遠近歪曲トラップの三つがある。今回は、IT業界における飛び道具トラップの弊害について考察する。この50年を振り返っても、IT業界ではさまざまな発明が出てきており、そ...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/04/05
楠木建
一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 特任教授

青年期の暴走には脳の変化と感情面の実行機能に関係がある

「自分をコントロールする力」の仕組み(4)実行機能発達のメカニズム

なぜ実行機能は幼児期に著しく発達するのか。3歳から5歳にかけての子どもを対象とした研究で、実行機能の発達は脳の成長と密接な関係があることが分かった。実行機能は幼児期に著しく発達した後、思考面は緩やかに発達していく...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/03/21
森口佑介
京都大学大学院文学研究科准教授

なぜマルクスの予言は失敗だったか…『資本論』の問題点

マルクス入門と資本主義の未来(5)『資本論』の弱点

マルクスの描いた未来予想図は当時の人々に衝撃を与えたが、その後、彼の予言通りにはなっていない。その現象的な理由としては、マルクスが言及しなかった「中産階級の出現」が挙げられる。こうした問題が生じたのは、マルクス...
収録日:2020/09/09
追加日:2021/01/21
橋爪大三郎
社会学者

マルクス主義の非常に重要な概念「階級」とは何か

マルクス入門と資本主義の未来(4)階級闘争と共産党

マルクス主義にとって重要な概念「階級」は、近代に特有のものではなく、形態を変えて古代から連綿と続いてきたものである。近代において「階級闘争」を妨げているのは、国家によるイデオロギーの操作であるため、共産党は国際...
収録日:2020/09/09
追加日:2021/01/14
橋爪大三郎
社会学者

マルクスの名著『資本論』はどのようにして誕生したのか

マルクス入門と資本主義の未来(2)経済学の歴史的発展

マルクスの初期の思想発展にヘーゲルが果たした影響は無視できない。しかし、ヘーゲル左派は社会に問題が出現するメカニズムに目を向けなかったため、マルクスは不満を感じ、経済の分析を通じてその点を克服しようと考えた。エ...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/12/31
橋爪大三郎
社会学者

創造的思考と通常業務の違いは「突然変異」を生むかどうか

ビジョン講座「直観と論理をつなぐ思考法」(4)創造的思考の実践

創造的思考について「新たな発想をするために、発散と収束のプロセスを繰り返すことで、思考をジャンプさせる思考法」と定義する佐宗氏。では、「創造的思考のモード」に入るために、どのようなことを心がければ良いのだろうか...
収録日:2020/11/04
追加日:2020/12/14
佐宗邦威
戦略デザインファームBIOTOPE 代表

エピソードが語るモンテスキューとルソーの両極端な人物像

『法の精神』と『社会契約論』を学ぶ【質疑篇】(1)モンテスキューとルソーの人物像

モンテスキューとルソーは、思想だけではなく人物像も好対照をなしている。中庸の人ともいえるモンテスキューに対して、ルソーは極端から極端といった振れ幅のある人で、人とよく争うが、女性には人気があったという。また、二...
収録日:2020/08/17
追加日:2020/11/07
川出良枝
東京大学大学院法学政治学研究科教授

「戦狼外交」と「probing」、中国の攻撃的外交の特徴

米中関係の行方と日本の今後を読む(5)中国の自信と変化する中国外交

現在の中国外交には変化の兆しがある。一つは「戦狼外交」として、外部からの攻撃に対してすかさず反撃を加える点だ。もう一つは「probing(探り)」といわれ、小出しに当たって相手の反応を見る方法だ。いずれも中国が世界の大...
収録日:2020/09/08
追加日:2020/10/17
小原雅博
東京大学名誉教授

幸せも不幸せも伝染する――幸せの輪を広げて世界平和へ

「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(7)幸福度を高める方法

幸福度はどうすれば高めることができるのか。その方法として、4つの因子を意識するといいのだが、それぞれ些細なことでも少しずつ積み重ねていくことが大事だ。また、つらいときには「メタ認知」を行うといい。自分を上から見る...
収録日:2020/07/01
追加日:2020/09/15
前野隆司
武蔵野大学ウェルビーイング学部、学部長

「幸せをめざす人は不幸、めざさない人は幸せ」という研究がある

「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(6)独立と自分らしさの「ありのままに因子」

「独立と自分らしさの因子」、(ありのままに因子)が、幸せになるための4つ目の因子である。他人と比較しすぎず、自分らしくいることで、幸福度は高まる。4つの因子はどれも重要で相互に関係しているが、その一方で実は「幸せ...
収録日:2020/07/01
追加日:2020/09/08
前野隆司
武蔵野大学ウェルビーイング学部、学部長

世界にダークエイジの到来を阻止するため重要な5つの対策

コロナパンデミックと闘う世界と今後の課題(12)新たな世界構築のために

世界は現在ダークエイジに進む流れがある中、これを阻止するため、われわれは何をしていけば良いのか。島田晴雄氏は5つの提案をして、シリーズ講義を締めくくる。その中でも最も重要なのは、医療安全保障の国際協力だという。具...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/09/05
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「なんとかなる因子」を高めるには「ありがとう因子」が重要

「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(5)前向きと楽観の「なんとかなる因子」

幸せになるための3つ目の因子は、「なんとかなる因子」だ。「なんとかなるさ」と楽観的に考えて自己受容を高めることで、幸福度は高まる。しかし、遺伝子的に見ても日本人は心配性になりやすい傾向があることが分かっている。そ...
収録日:2020/07/01
追加日:2020/09/01
前野隆司
武蔵野大学ウェルビーイング学部、学部長

世界経済は「大封鎖」――大恐慌以来の景気後退もとIMF警告

コロナパンデミックと闘う世界と今後の課題(6)ワクチン開発の長期化とIMFの経済予測

コロナウイルスには頻繁に変異が起こりやすいという特徴があるため、このウイルスに対処するためのワクチンを開発・製造するのは非常に難しい。こうした対応の難しさもあり、予期せぬ感染拡大を招き、IMFも景気後退に関して当初...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/30
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

新興国、途上国、貧困国での感染拡大が世界に与える影響

コロナパンデミックと闘う世界と今後の課題(5)新興国・途上国・貧困国の現実

先進国における感染拡大を経て、2020年7月現在の感染拡大の中心は新興国、途上国、貧困国へと移った。これらの国々はインフラが整っていないため、ウイルスの感染拡大に対して効果的な対応が取れていない。また、経済的な打撃も...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/28
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

友だちの多様性が「レジリエンス」と「幸福度」を高める

「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(4)つながりと感謝の「ありがとう因子」

幸せになるための2つ目の因子は、つながりと感謝の「ありがとう因子」である。他人に感謝できる人や、利他的な行動を取れる人は、幸福度が高い傾向がある。このような人は、友人が多く、さらに多様な友人を持っていることが多い...
収録日:2020/07/01
追加日:2020/08/25
前野隆司
武蔵野大学ウェルビーイング学部、学部長

幸せになるための条件は4つに集約することができる

「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(3)自己実現と成長の「やってみよう因子」

日本人を対象としたアンケートに基づく研究によれば、幸せの源泉は4つの因子に集約することができるという。その1つ目が、「やってみよう因子」という自己実現と成長の因子である。自分の仕事などに対して、やらされ感ではなく...
収録日:2020/07/01
追加日:2020/08/18
前野隆司
武蔵野大学ウェルビーイング学部、学部長

社員を幸せにする「幸福経営」は欧米では常識となっている

「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(2)年収・寿命・仕事と幸せの関係

幸せのために必要なものとしてまず浮かぶのはお金だが、実は年収が平均値あたりを超えると、年収と幸せの間に相関が見られなくなる。次に寿命との関係だが、幸せに気をつけると健康で長寿になり、また年齢が高くなればなるほど...
収録日:2020/07/01
追加日:2020/08/11
前野隆司
武蔵野大学ウェルビーイング学部、学部長

専門的な知識と政策決定の関係は昔からの大きな課題

新型コロナ問題の現在地とこれからの課題(4)専門家と政治家の関係

新型コロナウイルスを取り巻く状況が刻々と変化する中では、反省しながらもどんどんと新たな取り組みを進めていく必要がある。そこで問題になるのは、専門家と政治家、あるいは専門的な知識と政策決定の関係である。つまり、専...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/09

実は今、「幸せにも気をつける」べき時代になっている

「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(1)心理学研究と日本の幸福度

日本は世界的に幸福度が低いといわれているが、日本人は本当に不幸なのか。それを測定する方法に問題がある可能性もある。では、どんな条件を満たせば人は幸せになるのか。幸せに関するさまざまな研究結果をともに「幸せのメカ...
収録日:2020/07/01
追加日:2020/08/01
前野隆司
武蔵野大学ウェルビーイング学部、学部長

なぜ持病を持っている人は重症化しやすいのか

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(11)インフルエンザとの比較

行動様式の変容は、今後の新型コロナウイルス対応において最も重要な点であり、これを徹底すれば多くの活動は再開できるだろう。しかし、ウイルスが消滅したわけではない。季節性インフルエンザと似ているようだが、慢性的な炎...
収録日:2020/06/04
追加日:2020/07/02

予防接種は新型コロナウイルス感染拡大を抑制しているのか

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(3)社会的環境と予防接種

感染症における基本再生産数は、感染拡大に関する重要な指標である。しかし、その数値は対人距離によって変わり、また社会的環境によって実際の再生産数(実効再生産数)は大きく変動する。集団免疫については、BCGに代表される...
収録日:2020/06/04
追加日:2020/07/01

まず「病原体を防ぐからだのメカニズム」を知ることが重要

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(1)自然免疫と獲得免疫

新型コロナウイルスは私たちの生活に大きな影響を与えているが、これから社会をどう平常化していけばいいのか、「免疫」という視点から考えるシリーズ講義。まず私たちのからだは、「自然免疫と獲得免疫」という二段構えの免疫...
収録日:2020/06/04
追加日:2020/07/01

生涯にわたる口腔ケアは人類に健康・幸福をもたらす

「噛める」ことこそ、健康維持の要点(2)脳の活性化

噛んで食べ、咀嚼することは、脳に良い影響をもたらすことが最新の研究で分かってきた。物をよく噛むことで、さまざまな脳神経が活性化し、認知症の予防にもなる。さらには、高齢化で増大する医療費問題に歯止めをかける手段に...
収録日:2019/11/14
追加日:2020/06/29
上濱正
日本顎咬合学会元理事長

ヒンドゥー教とイスラム教の対立が激しいインドの宗教的多様性

躍進するインドIT産業の可能性と課題(4)インドの多様性

インドは、日本とは比較にならないほど多様な国である。多様性という面では宗教もその一つだが、中でもヒンドゥー教とイスラム教の対立は、1947年インド独立の際に大変な悲劇を引き起こし、その後、ガンジーの暗殺など、深刻な...
収録日:2020/04/07
追加日:2020/06/26
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「情報の非対称性」からくる効果を最大化するために

社会はAIでいかに読み解けるのか(6)情報の非対称性

情報技術の発展によって、貨幣経済以前の物々交換の世界も可能になってきた。それは、物々交換の課題だった「欲求の二重の一致」問題がインターネットによって解消されるからである。その中で気になるのは、「情報の非対称性」...
収録日:2020/03/03
追加日:2020/05/26
対談 | 柳川範之松尾豊

文明の共通点は必ず大事な本があるということ

宗教で読み解く「世界の文明」(2)文明の本質と日本の特徴

文明の本質は、正典の存在にある。これにより、同じように考え行動する集団が形成されていった。それに対して日本では、独自のテキストが根付かなかったので、他国にはない方法で文化がつくられていった。(2019年11月12日開催...
収録日:2019/11/12
追加日:2020/05/03
橋爪大三郎
社会学者

新型コロナに罹っても「軽症化させる」ための日々の実践

COVID-19戦時下の今できること(5)日々の実践に向けて

今一番重要なのは、適切な情報を集めることである。公衆衛生は基本的に集団単位で行われるが、個人レベルでの疾患の程度とウイルス感染のリスクについては、個別的に収集する必要がある。こうした情報収集により、ウイルスにか...
収録日:2020/04/02
追加日:2020/04/14
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

射出成形機やサイクロ減速機の技術を潜水艦が運んできた

若狭湾海中調査と潜水艦曼荼羅(8)運ばれた技術の発展

若狭湾で発見された呂500をはじめとした潜水艦は、多くの技術を日本へと運んできた。ここでは、射出成形機とサイクロ減速機を例に、潜水艦がドイツから技術を運んできて、日本の企業が戦後にそれらを発展させてきた過程を紹介す...
収録日:2019/03/14
追加日:2020/04/02
浦環
東京大学名誉教授

新型コロナウイルスが経済に及ぼす最悪のシナリオとは?

新型コロナウイルスと経済問題(1)経済悪化のメカニズム

新型コロナウイルスの影響で、経済状況は悪化の一途をたどっている。歴史上稀に見る世界レベルでの供給サイドの停止は、今後どのような経済不況につながっていってしまうのか。そして、これに対処し得る方策とはどのようなもの...
収録日:2020/03/12
追加日:2020/03/29
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

大きな被害をもたらす一本鎖RNAのウイルスとは

ウイルスの話~その本質と特性(2)感染メカニズムとDNA・RNA

ウイルスにはDNA(二本鎖)を持っているものとRNA(一本鎖)しか持っていないものが存在する。ポイントは変異の速度で、DNAウイルスは頻繁に変異が起こらないため、その間にワクチンを開発することができる。一方、RNAだけしか...
収録日:2020/02/17
追加日:2020/03/12
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

歴史を政治外交の武器にしようとする手法へどう対応すべきか

日本近現代史と歴史認識~日中韓の葛藤(3)歴史を見る視点の違い

日中歴史共同研究に参加した山内昌之氏は、南京事件の死者数に関する日中の見方の食い違いを取り上げ、歴史認識というランプの当て方で歴史の見方が変わってしまうこと、またそうした見方を政治外交の手段としてしまうことに苦...
収録日:2019/08/22
追加日:2020/02/16
山内昌之
東京大学名誉教授

先端材料としてのセルロースナノファイバーの応用分野は?

セルロースナノファイバーとは(6)CNFの特性

セルロースナノファイバーは、どのような特性を持っていて、どのように私たちの生活に役立つのであろうか。磯貝明氏が、セルロースナノファイバーが持っているさまざまな特性と、その応用例に関して、豊富な研究成果とともに紹...
収録日:2019/11/08
追加日:2020/01/08
磯貝明
東京大学特別教授

TEMPO酸化によってどんなセルロース関連物質が得られるか

セルロースナノファイバーとは(5)TEMPO酸化の革新性

磯貝明氏の研究室は、「TEMPO酸化」と呼ばれる手法を用いたセルロースナノファイバーの生成について研究している。セルロースを工業素材として実用化するためには、安全で安価な反応経路を突き止める必要があったが、TEMPO酸化...
収録日:2019/11/08
追加日:2019/12/25
磯貝明
東京大学特別教授

「イノベーション大国」に劇的に変化した中国の現在地

中国、驚異の情報革命(1)中国DXの躍進

中国といえば、昨今「富裕層」や「爆買い」のイメージが定着しているが、一方で中国の情報技術がどれほど急速に革新されてきたか、日本のなかでどれくらい認識があるだろうか。2012年尖閣列島の騒動以来、私たちは中国を直視し...
収録日:2019/11/11
追加日:2019/12/01
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授