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「高校」の検索結果

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幸運と不運はあざなえる縄のごとし…非行少年の運と実力

運と歴史~人は運で決まるか(3)幸運と開運

「幸運」と似た言葉に「開運」があるが、この二つは歴史的にみると少し違うと山内氏は語る。かつて或る国に非行少年だったが運にめぐまれて宰相に上り詰めた男がいたが、彼は本当に幸運だったのか。そもそも幸運とは何か。また...
収録日:2024/03/06
追加日:2024/05/02
山内昌之
東京大学名誉教授

OpenAI創業者サム・アルトマンとはいかなる人物なのか

サム・アルトマンの成功哲学とOpenAI秘話(1)ChatGPT生みの親の半生

ChatGPTを生みだしたOpenAI創業者のサム・アルトマン。AIの進化・発展によって急速に変化している世界の情報環境だが、今その中心にいる人物といっていいだろう。今回のシリーズでは、サム・アルトマンの才能や彼をとりまくアメ...
収録日:2024/03/13
追加日:2024/04/19
桑原晃弥
経済・経営ジャーナリスト

歴史における「運」とは?ソクラテスの「運」から考える

運と歴史~人は運で決まるか(1)ソクラテスが見舞われた「運」

歴史における「運」とはどういうものだろうか。例えば、富裕と貧困という問題について、「運」で決まるのか、あるいは「運」とは異なる努力、教養、道徳などの要素で決まるのかという点でも、思想家たちの考え方は分かれる。第1...
収録日:2024/03/06
追加日:2024/04/18
山内昌之
東京大学名誉教授

多神教の日本と民主主義…議論の強化と予備選挙の導入を

民主主義の本質(4)日本の民主主義をいかに強化するか

民主主義の発展において、キリスト教のような一神教的な宗教の営みがその礎にあった。では、そうした宗教的背景をもたない日本で、民主主義を育てるにはどうしたらいいのか。人数が多ければ正しいというのは「ポピュリズム」の...
収録日:2024/02/05
追加日:2024/04/16
橋爪大三郎
社会学者

日本人はいつから「漢字仮名交じり」を使うようになったか

文明語としての日本語の登場(5)仮名文字と文芸の成立

10世紀から11世紀に生まれた王朝文芸は、日本が世界に誇る文化遺産である。ここでは紫式部、清少納言、紀貫之などが筆をふるった文章が「平仮名」のみを用いた点に注目したい。当時の発音は仮名と結びついていたため、平仮名の...
収録日:2023/12/01
追加日:2024/04/05
釘貫亨
名古屋大学名誉教授

学力は関係ない!子どもの将来の幸福にとって重要なこと

楽しく未来を生き抜く「戦略子育て」を学ぶ(2)「3つの力」の伸ばし方(後編)

子育てはいつ、何をもって成功、あるいは失敗といえるのか。非常に難しい問いだが、では何がカギとなるのか。実は子どもたちの「幸せ」について成長ごとに追い続けた海外の調査があり、そこで分かったのは「社会的つながり」と...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/02/21
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授

“なぜ”を繰り返せ!『発想力の全技法』に学ぶ原因探究法

「発想力」の技法を学ぶ(1)発見と探究(前編)

発想において最も大切なことは「座って悩むな、動いて考えよ!」である。職場や家庭で、乗り越えなければならない課題は日々やってくるが、それを解決するためのアイデアを発想するためには、誰にでも意識できるコツがある。そ...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/02/14
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授

セブンカフェ、無印良品…成功事例に学ぶ「デザイン思考」

「発想力」の技法を学ぶ(2)発見と探究(後編)

問題解決のためのアイデアを生み出すために有効なのが、「デザイン思考」という方法だ。その思考法において発見からの開発へと向かう中、重要となるのは、どれだけ試行錯誤を繰り返すことができるかということである。そして今...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/02/14
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授

藤原道長によって最盛期を迎えた摂関政治…なぜ衰退した?

平安時代の歴史~「貴族道」と現代(6)摂関家の成立と摂関政治の衰退

藤原道隆、道兼、道長の「三道時代」になってくると、それぞれがライバル関係の中で競争の原理が働き、最終的にチャンピオンシップを握ったのは藤原道長だった。この段階で最盛期を迎える摂関政治だが、その後衰退していくこと...
収録日:2023/10/20
追加日:2024/02/09
関幸彦
歴史学者

「放牧型共育」――親と上司に求められるのは我慢

「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(4)「決める」技術(後編)

人生には選択がつきものだが、なぜなかなか決められないのか。決めるのは怖いものだし、また決め方をどこでも教わっていないからだ。ではどうすればいいのか。そのための方法を、家庭でのおこづかいを例に考える。また、子育て...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/02/07
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授

快楽ほど有害なものはない!元老院から追放された男の教訓

キケロ『老年について』を読む(5)老年には快楽がないのは本当か

老年には快楽がないので「嫌だ」「寂しい」というが、本当か。そもそも「快楽ほど有害なものはない」、だからないほうがいい、そうキケロは書いている。ストア派もエピクロス派も基本的には「自分を解放する哲学」であり、解放...
収録日:2023/06/12
追加日:2024/02/03
本村凌二
東京大学名誉教授

男性は「ほめる」のが苦手?傾聴から始まる「ほめる」技術

「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(2)「ほめる」技術

人をほめる目的は何なのか。それは、相手にその行為を繰り返してほしいからである。主体は相手、DMUは相手だということだ。また、考え、伝え、聴き、議論するための「重要思考」の中で、「ほめる」は「聴く」のところに分類され...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/01/31
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授

律令国家から王朝国家へ…「請負制」と公家、武家、寺社家

平安時代の歴史~「貴族道」と現代(2)請負システムの浸透と王朝国家の確立

10世紀以降、平安時代の日本において、天皇は権威ある存在として権力から離れていくと、政治権力を代行する存在が登場してくる。それが摂関家、武士、宗教権門の3つである。これは中国の律令国家モデルからの脱却と日本独自の「...
収録日:2023/10/20
追加日:2024/01/12
関幸彦
歴史学者

オーバープランニングやオーバーアナリシスをどう変えたか

日本企業の病巣を斬る(4)全社改革の断行

多角経営で失敗するのは、「足るを知る心」や「わきまえ」がないからである。物質には限界があるが、心は無限に成長できる。その点をふまえずに、ライバルメーカーの真似ばかりして成長しようとしても、うまくいくはずがない。...
収録日:2023/10/18
追加日:2023/12/22
対談 | 執行草舟田村潤

【会員アンケート企画】戦争をなくすために必要なのは?

編集部ラジオ2023:12月6日(水)

会員の皆さまからお寄せいただいたご意見を元に考え、テンミニッツTVの講義をつないでいく会員アンケート企画。今回は「戦争をなくすために必要なのは何だと思いますか?」というテーマでご意見をいただきました。 この問に...
収録日:2023/11/29
追加日:2023/12/06
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア

労働市場が硬直的な日本…転職率はアメリカの4分の1以下

衰退途上国ニッポン~その急所と勝機(5)3つの「メガトレンドの変化」

流動的な労働市場というと、日本では「解雇しやすくなる」「首を切られる」といったマイナス面として捉えられる。だが実は、流動的な労働市場のほうが労働者にとってプラスなのである。どういうことなのか。実は今、日本は3つの...
収録日:2023/06/30
追加日:2023/11/28
宮本弘曉
一橋大学経済研究所教授

『源氏物語』の謎…なぜ藤壺とのスキャンダルが話のコアに?

『源氏物語』ともののあはれ(1)雅な『源氏物語』の再発見

紫式部が著した『源氏物語』は、日本最大の古典文学として、長らく日本人に読み継がれてきた。しかし、その物語は、世に出た当初から高い評価を得ていたわけではなく、本居宣長をはじめ、さまざまな解釈をされてきた。そこで今...
収録日:2023/08/04
追加日:2023/11/02
板東洋介
東京大学大学院人文社会系研究科 准教授

負の所得税、教育バウチャー…フリードマンの格差是正策

日本人が知らない自由主義の歴史~後編(10)フリードマンが考える福祉政策

フリードマンが“悪しき市場原理主義者”のようにいわれるのは誤解で、彼は政府介入の必要性をきちんと認めていた。そのために提唱した代表的な政策が「負の所得税」と「教育バウチャー」である。この2つを詳しく解説するとともに...
収録日:2022/07/25
追加日:2023/09/29
柿埜真吾
経済学者

小林秀雄“最後の弟子”福田恆存の言葉と日本人の「自然」

小林秀雄と吉本隆明―「断絶」を乗り越える(7)改めて問われる、日本人の「自然」

小林秀雄が「伝統」と「直感」、吉本隆明が「大衆の原像」と「対幻想」という言葉でそれぞれ論考している“日本人の「自然」”。戦前・戦後を越え、昭和から平成へと向かう中、ニーチェから始まるポスト・モダニズムが堕落し、200...
収録日:2023/04/07
追加日:2023/09/26
浜崎洋介
文芸批評家

【慶應義塾高校・甲子園優勝】福沢諭吉はなぜ愛されるのか

編集部ラジオ2023:8月25日(金)

慶應義塾高校が、夏の甲子園(第105回全国高等学校野球選手権記念大会)で1916年以来、107年ぶりに優勝しました。 選手の皆さんの熱いプレーも感動的でしたが、慶應義塾高校の応援の「熱」も圧倒的で大いに話題になりました。1...
収録日:2023/08/24
追加日:2023/08/25
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア

魂の苦悩に耐える「こらえ性」こそ日本人には大切である

人生のロゴス(12)最後には必ず正しい道に到達する

永遠の苦悩に向かって生きようとする人間は、失敗と間違いの連続である。だから、〈心さえ歪んでいなければ、最後には必ず正しい道に到達すると思っている〉というような言葉に感激する感性がないと、苦悩に挑戦もできない。今...
収録日:2023/03/29
追加日:2023/08/11
執行草舟
実業家

人間に関心を持って詳しく知っていた、かつての偉人たち

人生のロゴス(10)無関心と人間の劣化

最も非情なのは無関心な人間である。関心を持ったら、家族構成から先祖まで含めて知るように努めるということが、かつてはあった。だが、今はすっかりなくなってしまって、浅い知識で他人をけなしたり、人の言葉尻をとらえるよ...
収録日:2023/03/29
追加日:2023/07/28
執行草舟
実業家

エリート、理念重視、自民党近代化…福田赳夫を深掘りする

福田赳夫と日本の戦後政治(9)ぶれない政治家と自民党での役割

派閥争い、金権政治という荒波を乗り越えて、自身の政治理念を貫き通した福田赳夫の政治家人生。どのようにして、福田のような政治家が生まれるに至ったのか。また、福田の掲げた理念は、今の自民党政治にとってどのような意味...
収録日:2022/09/29
追加日:2023/07/07
井上正也
慶應義塾大学法学部教授

苦悩と葛藤の意義…文明を生み出すには地獄の池の底が要る

人生のロゴス(4)苦悩と葛藤

ダンテの『神曲』に〈地獄には、地獄の名誉がある〉とあるように、西洋はずっと葛藤を続けてきた。この言葉には、「本当の名誉心とは何か」ということが書いている。当時の人間は人間が持つ理想や憧れなどを神と対立する悪いも...
収録日:2023/03/29
追加日:2023/06/16
執行草舟
実業家

『ペルシャの幻術師』が出世作の司馬遼太郎、実は日本嫌い

司馬遼太郎のビジョン~日本の姿とは?(4)日本嫌いと大陸ロマン

「蒙古語」と呼ばれていたモンゴル語を専門にした学生時代の司馬遼太郎。当時、エリートコースにうまく乗れなかった挫折感もありモンゴル語を選んだ司馬だったが、彼が夢見たのは大陸で自由な旅をする「馬賊」になりたいという...
収録日:2023/03/16
追加日:2023/06/11
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

アウシュヴィッツの悲劇をAIは理解できるか…母語の有無

ChatGPT~AIと人間の未来(2)AIは意味を理解しているのか

第2話では、「AIが意味を理解しているのかどうか」を、深掘りしていく。そもそも「意味」とは何だろうか。AI研究者からは、「AIはそれなりに意味分析も行なっている」という声も挙がる。しかし西垣氏は、人間とAIとでは、言語の...
収録日:2023/03/15
追加日:2023/05/25
西垣通
東京大学名誉教授

肉と野菜を一緒に食べるわけ―免疫メカニズムと和食の関係性

和食の深い秘密~なぜ身体に良いのか(2)和食は免疫食事

世界に「免疫食事としての和食」を提唱している小泉武夫氏。免疫を高めるのに必要なのは、繊維、発酵食品、菌体の摂取だということで、米・スタンフォード大学の研究者も同様の研究を進めている。今回は免疫のメカニズム、およ...
収録日:2023/01/24
追加日:2023/04/15
小泉武夫
農学博士

非合理なのに誰もがハマる「概念のバイアス」とは

〈続〉認知バイアス~その仕組みと可能性(1)概念のバイアス〈前編〉

私たちは日々、さまざまな情報を処理し、判断や思考をしている。そのプロセスを支えるのが、経験から通して得られる概念の知識と、それを用いて情報をカテゴリー化する認知機能である。しかし、人間にとって基本的であるこれら...
収録日:2023/01/23
追加日:2023/04/07
鈴木宏昭
元青山学院大学 教育人間科学部教育学科 教授

ウクライナ戦争は何年続く…世界史が物語る戦争の不可思議

世界史から見たウクライナ戦争と台湾危機(1)長期戦の歴史と「ピュロスの勝利」

2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻。両者の攻防は1年が経過してもなお続いているが、いったいこの戦争はどのような終結を迎えるのか。さらなる長期化の可能性を考えたとき、過去に長期化した戦争の歴史を振り返ること...
収録日:2023/02/28
追加日:2023/03/29
山内昌之
東京大学名誉教授

「プラザ2」はあるのか…プラザ合意との違いと問題点

円安の構造的メカニズム(4)日米の通貨・金融政策と「プラザ2」

2022年の記録的円安をもたらした背景として、アベノミクスの存在を忘れてはならない。デフレ克服を目指したアベノミクスは、かつてインフレ撲滅を目指したレーガノミクスと方向性こそ真逆だが、いくつかの類似点を見いだすこと...
収録日:2022/11/15
追加日:2023/01/18
高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト

日本の小学校で「音楽、体育」を学ぶのもプラトンの影響?

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(7)2つの教育論〈上〉初等教育

国家の守護者や軍人を育てるために必要なのが教育であることから、言論によるポリス建設は途中から教育論となってくる。そこで彼らに必要だとして語られている教育論は、初等教育と高等教育の2段階で、初等教育は学芸と体育の二...
収録日:2022/07/08
追加日:2022/12/29
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・学部長・教授

上士幌町が「SDGs未来都市」に!逆参勤交代の可能性と課題

逆参勤交代が日本を変える(2)実証実験の好事例と実装への課題

逆参勤交代プロジェクトは今、その実証実験が北海道から九州まで全国に広がっており、なかでも北海道の上士幌町が「SDGs未来都市」に選定されるなど、好事例も生まれている。福沢諭吉の「半学半教」という言葉にもあるように、...
収録日:2022/08/29
追加日:2022/12/05
松田智生
三菱総合研究所 主席研究員

軸、大雑把、「どうせ」…「知識の構造化」のための方法

現代人に必要な「教養」とは?(8)本質を捉えるための「知識の構造化」

「知識の構造化」のためにどんな方法があるのだろうか。検索社会といわれる現在、断片的知識はあふれるほどインプットされるが、いくつかの軸を立てて全体の構造を立体的に捉えることで、それらが生きた知識として役立つものに...
収録日:2022/06/29
追加日:2022/11/18

不幸の底から「新しい生」が湧き出てくるのだ

『ベラスケスのキリスト』を読み解く(7)不滅の生とは何か

執行草舟とウナムーノの出会いは、20歳のときに『生の悲劇的感情』を読んだことに始まる。執行草舟は『葉隠』のヨーロッパ版のように感じ、本書によりヨーロッパの騎士道と日本の武士道との相関関係もわかった。ウナムーノと武...
収録日:2022/08/02
追加日:2022/10/21
執行草舟
実業家

同調圧力で何も言わない若者、議論を阻むタテ社会の壁

現代人に必要な「教養」とは?(3)ダイバーシティの場とタテ社会の問題

知識が圧倒的に不足していた時代には、いわゆる「知識人」とよばれる人が尊敬された。しかし、情報があふれ、それに誰でもたやすくアクセスできる現代では、知識の多寡は教養の有無にとって決定的な条件ではない。むしろ違う分...
収録日:2022/06/29
追加日:2022/10/14

メタバースの世界を理解するための二軸による4つの分類

ゼロからわかるメタバース(3)メタバースロードマップ

メタバースによって、われわれは電子空間の内部に新しい活動空間を持つようになる。そこで何ができるかを問うために、メタバースの世界を「現実の世界か、バーチャルの世界か」と「自分自身か・外側か」の二軸で分類してみると...
収録日:2022/03/10
追加日:2022/10/12
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

重要なのは、どういう魂の人が学問をしたか

作用と反作用について…人間と戦争(10)情緒と魂

問題意識がなくなった日本人は、文学も読まなくなった。読んだとしても感応する情緒がなくなっている。30年前に『若きウェルテルの悩み』を恋愛に興味のある若い女性に勧めたが、ウェルテルが自殺する理由がまったくわからなか...
収録日:2022/05/19
追加日:2022/09/02
執行草舟
実業家

森林が豊富な国土、世界最高齢…日本の可能性はそこにある

これからの日本をどうすべきか(3)産業構造の変化と日本の可能性

国際的ビジネスが今、ESGの方向に進んでいるが、遅れて動き出すと先にルールを作られてしまうので損をすることになる。そこで日本の可能性を考えると、国土的に豊富な森林の活用や、世界的高齢国ならではの高齢人材の活用などが...
収録日:2022/05/16
追加日:2022/08/24

日本の武士も古き良きアメリカ人も、すべて自己責任だった

作用と反作用について…人間と戦争(8)すべては自己責任

今の日本の間違いは、弱い人を中心にしていることである。学校も、勉強ができる人ではなく、できない人に合わせている。また、外国で活躍しているある日本人女性が「昔の、あの偉そうなおじさんは、どこにいったの?」とインタ...
収録日:2022/05/19
追加日:2022/08/19
執行草舟
実業家

作用・反作用の法則…0.01グラムでも力が加われば物事は動く

作用と反作用について…人間と戦争(7)作用・反作用の法則

世の中には、作用と反作用という物理学の法則がある。作用があれば、必ずそれとは反対の方向に反作用が生じているという考えである。ということは、自分に対する反対の力が大きければ大きいほど、自分が押している力が強いこと...
収録日:2022/05/19
追加日:2022/08/12
執行草舟
実業家

「魂をぶっ潰してやる」…流行りに乗って誇りを壊した人々

作用と反作用について…人間と戦争(6)嫉妬心から出る正義感

国家の存続のためには、自分の頭で考える人が「塊」として存在していることが大切である。そのような人間が1人だと「変人」扱いされてしまうが、10人いれば「変人」とはいえなくなる。だが、日本人は戦後、そのような「自分の頭...
収録日:2022/05/19
追加日:2022/08/05
執行草舟
実業家

落書きの誤字脱字でわかる古代ローマ人のリテラシー

江戸とローマ~図書館と貸本屋(2)識字率と落書き

古代ローマでは、貴族階級は家庭教師や父親から、一般の庶民は街に集まってそれぞれ文字を学んだ。公務員や兵士になるためにはそれが必要だからだ。特にアルファベットは20数文字と覚えやすく、非常に使い勝手のよいツールであ...
収録日:2021/06/16
追加日:2022/07/03
本村凌二
東京大学名誉教授

『正法眼蔵』が説く本当の自己…身心脱落して自我を超える

【入門】日本仏教の名僧・名著~道元編(2)現成公案と「自己」の問題

現成公案は『正法眼蔵』の冒頭をなしている。ここで最初に取り上げられるのは「自己」の問題である。「自己」とは確固たる存在ではなく、その他全ての関係性、そのつながりの中で変わり続ける存在と捉えなおすことが、道元思想...
収録日:2020/09/30
追加日:2022/07/02
賴住光子
駒澤大学仏教学部 教授

『潮騒』と『太陽の季節』…美への憧憬vs煽情的な太陽族

石原慎太郎と三島由紀夫と近衛文麿(4)三島と石原の芸術性は対極的

三島由紀夫と石原慎太郎はほぼ同時代に活躍した作家であるといえる。しかし、二人の作品を見ると、似たモティーフを用いつつも、その扱い方が全く異なることが見て取れる。交流があり影響し合った二人が、それぞれ何に重きを置...
収録日:2022/03/18
追加日:2022/06/29
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

イーロン・マスクが発揮する驚異の実行力と「三つの夢」

続・シリコンバレー物語~創業者群像と課題(4)ザッカーバーグとマスク

創業者群像の第4話では、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏とテスラのイーロン・マスク氏を取り上げる。ここまで紹介したシリコンバレーの創業者たちに共通するのは、強烈な個性、視野の広さ、自由な発想であり、また半...
収録日:2021/07/20
追加日:2022/05/31
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

アマゾンとグーグル創業者が疾走した世界最大・最強への道

続・シリコンバレー物語~創業者群像と課題(3)ベゾスとペイジ&ブリン

創業者群像の第3話では、アマゾンのジェフ・ベゾス氏、グーグルのラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏を紹介していく。「アマゾン・エフェクト」を及ぼして既存の小売業を消滅させるアマゾンの商法の原動力はどこにあるのか。...
収録日:2021/07/20
追加日:2022/05/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

すべての評価が「量」になれば人間はみんな自信を失う

自信について(6)精神論は人間にとって一番大切なもの

一昔前の英米人は、「仕事」と「信仰の生活」とは別ものだった。だからこそ、ビジネスは「金儲け」だと割り切っていた。アメリカの寄附文化も、単に仕事を引退した人が、キリスト教の世界に戻って、慈善を行っているだけである...
収録日:2022/01/25
追加日:2022/04/29
対談 | 執行草舟田村潤

大統領候補不在の民主党、バイデン政権の苦悩は続く

「激動と激変の世界」の読み方2022(2)バイデン政権の今後と中国の躍進

アメリカは2022年に中間選挙を控える中、バイデン政権は止まらないインフレに加え、次々と可決される投票制限法に苦しんでいる。一方、中国は今も経済成長を続けており、アメリカを抜いて世界一の経済大国になると確実視されて...
収録日:2022/01/18
追加日:2022/03/22
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

古代ローマの公衆浴場と江戸の銭湯…風呂は楽しい社交場

江戸とローマ~テルマエと浮世風呂(2)お風呂は社交場だった

日常的にお風呂に親しむ日本人は見落としがちだが、入浴文化は良質な水の大量確保に支えられている。ローマも日本も、文字通りその恩恵に浴してきた。公衆浴場や銭湯には町の社交場の機能があったし、体を清潔にしたり、体の芯...
収録日:2021/05/24
追加日:2022/02/11
本村凌二
東京大学名誉教授

超大学と逆参勤交代、各地に創造的な人材育成の場をつくる

2022年頭所感(2)創造的な人材育成のために

日本各地で創造的な人材を育成していこうという動きが非常に強くなっている。軽井沢にある「軽井沢風越学園」や秋田の「AIU(国際教養大学)」など、国際性があり創造性あふれる若者を育てることを目標に、それぞれ独自の取り組...
収録日:2021/12/01
追加日:2022/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

スタンフォード大学を中心に構築した世界最強エコシステム

シリコンバレー物語~IT巨人の実像と今後(7)政府と軍の支援とスタンフォード大学

1980年代の日本潰しにはさらなる遠因がある。1957年の「スプートニク・ショック」だ。宇宙は軍事に、ひいては産業に直結している。他国に先を越されることはアメリカにとって安全保障上の問題なのである。シリコンバレーが世界...
収録日:2021/07/08
追加日:2021/12/26
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「夢と現実を同時に考える勇気」が新しいものを導き出す

勇気について(8)スポーツの根源は「遊び」

村井満氏は、若いころ、執行草舟から「スポーツは『貴族の遊び』だ」と言われて衝撃を受けた。だが、その言葉がJリーグチェアマンとしての仕事の支えになっているという。スポーツの語源デポールトは「港を離れる」の意味で、...
収録日:2021/09/02
追加日:2021/12/17
対談 | 執行草舟村井満

神の「恩寵」は真空状態のところにしか入っていかない

勇気について(6)Jリーグ第5代チェアマンに就任

フランスの哲学者シモーヌ・ヴェイユは、「恩寵は満たすものである。だが恩寵を迎え入れる真空のあるところにしか入っていかない」という言葉を残している。実は、村井氏はリクルート香港法人の社長を辞めたあと、半年間、何も...
収録日:2021/09/02
追加日:2021/12/03
対談 | 執行草舟村井満

11歳にして得た投資家としての「3つの教訓」とは

ウォーレン・バフェットの成功哲学(2)「本物の大富豪」バフェットの略歴〈上〉

ウォーレン・バフェットは、早くから投資家・経営者としての才覚を発揮させていた。図書館で金融系の本を読み漁って知識を身につけていく一方で、実践を通して多くの教訓を得ている。影響を受けた本や師匠との出会いなど、投資...
収録日:2021/09/15
追加日:2021/11/23
桑原晃弥
経済・経営ジャーナリスト

「眠育」のすすめ~睡眠不足は子どもの脳の発達にも悪影響

「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(6)子どものための睡眠

子どもにも睡眠負債は広がっている。睡眠時間は60年前と比べて1時間減り、就眠時間も遅くなっている。子どもの睡眠不足は自覚されにくく、ADHD(注意欠陥多動性障害)と診断されることも多く、不登校との関係も高い。成長期の睡...
収録日:2021/06/23
追加日:2021/11/18
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授

サラリーマン人生「50代の壁」を乗り越える生き方

会社人生「50代の壁」(1)“9の坂”とまさかの坂

人生の中で、さまざまな決断を迫られる50代。特にサラリーマンはその先の生き方について考えさせられる時期だ。作家・江上剛氏も、大きな「50代の壁」にぶつかり、人生が大きく変わったと言う。1997年に起こった第一勧銀総会屋...
収録日:2021/08/31
追加日:2021/11/09
江上剛
作家

睡眠負債は簡単に解消できない?驚くべき実験結果とは

「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(3)「睡眠負債」の考え方

2017年に流行語大賞にノミネートされた「睡眠負債」だが、その歴史は長い。睡眠不足は無自覚のまま蓄積され、パフォーマンスを低下させるだけでなく、いろいろな疾患リスクを引き起こしていく。「寝だめ」を実行している人のほ...
収録日:2021/06/23
追加日:2021/11/04
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授

「自分を持っていく場所を探す」ためには場数を踏むこと

定年後の人生を設計する(6)定年準備のための7か条<後編>

定年後の充実した人生は一朝一夕に手に入るものではなく、事前の準備が求められる。そこにはお金や時間だけでなく、意識の準備も含まれている。会社員時代とは異なった仕方で社会とつながる感覚を身につけ、自分に何ができるの...
収録日:2021/08/25
追加日:2021/11/02
楠木新
人事・キャリアコンサルタント

自らの内奥に秘めた「矜持」や「情熱」が表出するとき

勇気について(1)2人の出会いと縁

Jリーグの5代目チェアマン・村井満氏は、リクルート出身で、初のサッカー界と無縁のチェアマンである。引退した選手のセカンドキャリア支援をしていた関係でJリーグと縁ができ、チェアマンに就任したのだった。実は、執行草舟...
収録日:2021/09/02
追加日:2021/10/29
対談 | 執行草舟村井満

「3年一区切り」50歳から準備を始めれば3回試行錯誤できる

定年後の人生を設計する(4)定年後の社会とのつながり方

定年準備のポイントとして「3年一区切り」という考え方がある。50歳から準備を始めれば3回は試行錯誤できるということだ。会社員時代は会社を介して社会とつながっているが、退職後はそれがなくなってしまう。そのため大事にな...
収録日:2021/08/25
追加日:2021/10/19
楠木新
人事・キャリアコンサルタント

大谷翔平と石原裕次郎に見る「人間的魅力」の本質とは?

大谷翔平と石原裕次郎「好かれる男」の共通点

大リーグで活躍する大谷翔平選手。そんな大谷選手を最初に見たとき、本村凌二氏は「あ、これは石原裕次郎と似ている眼だな」と思ったという。しかも両者ともに、周りの人びとからすごく好かれているのが伝わってくる。それは、...
収録日:2021/07/16
追加日:2021/08/18
本村凌二
東京大学名誉教授

「好かれたい」「成功したい」と思うから、できないのだ

「葉隠武士道」を生きる(6)「今の自分」で戦い抜け

みんなから好かれることを目的とせず、自分の魂をどう燃焼させるかを大事にする。そのように自分を貫く生き方をすれば、多くの人から嫌われることもあろう。だが、昔の人は人に好かれる行為は、卑しいと考えていたのだ。また、...
収録日:2021/04/08
追加日:2021/08/13
執行草舟
実業家

「営業はコスト」と捉えると失敗する。価値を生む源泉だ

営業から考える企業戦略(4)営業はコストではない

昨今、日本企業の中で「営業はコスト」として軽視される傾向がある。しかし、これは明確に間違いである。なぜなら、営業はイノベーションの源泉だからだ。そのためには、営業における基本の徹底として、「営業の基本」のレベル...
収録日:2020/09/25
追加日:2021/08/02
田村潤
元キリンビール株式会社代表取締役副社長

水はナノの世界から理解していかなければいけない命題

教養としてのナノテクノロジー(2)科学における教養とは何か<中編>

無限の可能性を秘めたナノテクノロジーは、学問体系をも再構成するほどの力を持っている。なぜなら、そこでは特定の分野を超えて物事を考えていくことが求められるからだ。その好例になるのが、「水」である。われわれにとって...
収録日:2021/03/29
追加日:2021/07/29

優越感と劣等感のなか自分を更新していくのが教養

「教養とは何か」を考えてみよう(8)カンニング事変

今回は意外にも「カンニングの告白」から話が始まる。生徒時代のカンニングはありふれた行為だが、その後、優越感と劣等感にさいなまれながら、どのように自分が変化するか、そこは教養とも大きく関わってくる。それは己のなか...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/06/15

シンパシーとエンパシーの違いと「教養」について考える

「教養とは何か」を考えてみよう(4)外国語から「教養」を考える

日本語の「教養」という言葉に相当する外国語には、「耕す」というニュアンスの英語“culture”とともに、「つくる」というニュアンスのドイツ語"Bildung”がある。両者の違い、あるいは重なりはどこにあるのか、日本人には分かり...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/05/18

「社会の分断」と戦うためには教養を武器にすることが必要

今こそ問うべき「人間にとっての教養」(3)SNS時代における教養とは

かつてリーダー層が身につけるべきものとされていた教養だが、民主主義の現代社会では全ての人が身につけるべきものであるとされている。一人一人が自分で意思決定しないといけないからだ。さらに「社会の分断」が進んでいる現...
収録日:2021/03/25
追加日:2021/05/13
橋爪大三郎
社会学者

愛情をかけられなければ成長できない動物は、人間だけ

脱人間論(2)「水平社会」の間違い

「働かざる者食うべからず」は人類の鉄則なのに、今はヒューマニズムによって、それが通じなくなっている。「肉体が大事」というなら、動物と変わらない。人間が動物と違うのは、愛のために肉体を犠牲にできるところ。親孝行も...
収録日:2021/03/18
追加日:2021/04/30

オンライン教育の最先端と東大発ベンチャーの胎動

東大を人と人をつなぐ学びの場に(3)デジタルとベンチャー

 「対話と共感」の目的は、人と人、組織と組織、多様化した価値観をつないでいくことにある。コロンビア大学などでは、オンライン教育のあり方も大いに進歩しているが、最先端のデジタル技術やサービスを利用しながらネットワ...
収録日:2021/03/17
追加日:2021/04/19
藤井輝夫
東京大学 総長

大切なことは「社会実装」と「ネットワーキング」

東大を人と人をつなぐ学びの場に(2)世界大学ランキング

 東京大学に入学する学生の質の高さには定評がある。また、2020年11月から2021年1月までの期間で行われた「赤門脇トイレ」デザインコンペティションでは、学生たちの素晴らしいアイディアが多数集まった。彼らを教室だけの秀才...
収録日:2021/03/17
追加日:2021/04/12
藤井輝夫
東京大学 総長

「知を活用する」ためには人間のネットワークが必要だ

東大を人と人をつなぐ学びの場に(1)対話と共感

 2021年4月に東京大学第31代総長に就任した藤井輝夫先生に、お話しをうかがう。藤井総長が掲げるのは「対話と共感」である。今、社会が大きな転換期を迎えるなかで、大学は「いろいろなものをつないでいく役割を果たさなければ...
収録日:2021/03/17
追加日:2021/04/12
藤井輝夫
東京大学 総長

1942年に米潜水艦の魚雷で沈没した大洋丸の数奇な運命

戦時徴用船の悲劇と大洋丸捜索(2)大洋丸の数奇な運命

1942年5月、多くの民間人を乗せた大型客船大洋丸は、長崎沖でアメリカの潜水艦によって撃沈された。この大洋丸は、太平洋戦争開戦直後に沈没するまで、日本のさまざまな歴史に関わり続けた。大洋丸の足跡から見える興味深い日本...
収録日:2020/02/28
追加日:2021/04/03
浦環
東京大学名誉教授

沈没船の探索は戦争と技術の関係を後世に伝える重要な仕事

戦時徴用船の悲劇と大洋丸捜索(1)戦時徴用船と戦争

東京大学名誉教授の浦環氏が新たなプロジェクトとして着手した「大洋丸」の探索に関する講義シリーズ。沈没船の発見は多くの人に戦争と技術の関係に関して強い印象を与える。今回の講義では、「大洋丸」プロジェクトの内容に入...
収録日:2020/02/28
追加日:2021/03/27
浦環
東京大学名誉教授

青年期の暴走には脳の変化と感情面の実行機能に関係がある

「自分をコントロールする力」の仕組み(4)実行機能発達のメカニズム

なぜ実行機能は幼児期に著しく発達するのか。3歳から5歳にかけての子どもを対象とした研究で、実行機能の発達は脳の成長と密接な関係があることが分かった。実行機能は幼児期に著しく発達した後、思考面は緩やかに発達していく...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/03/21
森口佑介
京都大学大学院文学研究科准教授

デジタル庁新設と2050年脱炭素化――菅政権の構造改革に迫る

2021年激変する世界と日本の針路(9)安倍政権から菅政権へ、その政策と課題

デジタル庁新設、グリーン成長戦略、RCEP参加など積極的に政策を進める菅政権だが、発足当初高かった支持率はコロナ禍での対応の迷走と混乱で急落。はたして回復の糸口はどこにあるのか。また、日本には米中対立の狭間で大事な...
収録日:2021/02/02
追加日:2021/03/20
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「などてすめろぎは人間となりたまいし」という叫びの真実

「壁」ありてこそ(5)天皇の人間宣言と三島由紀夫

三島由紀夫は、戦後、マッカーサーの命令で出された昭和天皇の「人間宣言」を嘆いた。そして自らの作品『英霊の聲』で「などてすめろぎは人間(ひと)となりたまいし」という叫びを奔出させた。しかし、「なぜ、人間なんかにな...
収録日:2021/01/14
追加日:2021/03/19

神や天皇など崇高な存在がなければ偉大な社会はできない

「壁」ありてこそ(3)崇高なるものの重要性

19世紀までのヨーロッパ人には神への信仰があった。日本は神の代わりに天皇への尊崇心があった。「日本人の心のふるさと」は田園風景や里山などではなく「天皇」だったのだ。それを失ったから日本人はダメになった。崇高な存在...
収録日:2021/01/14
追加日:2021/03/05

限界に影響を及ぼす、陸上界で有名な「当たり前の力」とは

本番に向けた「心と身体の整え方」(6)限界とどう向き合うか

限界には、チャレンジしていったときの限界と当たり前に対する限界の2つあるが、実は「当たり前の力」のほうが強い。陸上界では有名な話だが、100メートルの日本記録で10秒を切るのに約20年かかったが、一旦10秒を切ると2年間で...
収録日:2020/09/16
追加日:2021/02/23
為末大
Deportare Partners代表

日本的なるものと西洋的なるものの葛藤が立派な魂を生んだ

「壁」ありてこそ(1)作家との対話が当たり前だった時代

執行草舟が、三島由紀夫との対話などを紹介しつつ、日本における天皇の意味、芸術の意味、西洋と日本の狭間で揺れ動く葛藤の意味などについて語るシリーズ。第1話では、三島由紀夫と16歳から19歳までに7回会って文学論議をし...
収録日:2021/01/14
追加日:2021/02/19

なぜ「変人」をリーダー候補として探す必要があるのか

日本企業の弱点と人材不足の克服へ(6)次世代リーダー登用の仕組みを変える

人材を見つけるにはどうすればいいか。どの組織も組織内では同質的になりやすく、縦割りの組織では部門間の交流は少ない。よって、横の交流という点でいわゆる「変人」を探すのも一つの手だ。また、次世代リーダーを決めるため...
収録日:2020/10/28
追加日:2021/01/31
西山圭太
東京大学未来ビジョン研究センター客員教授

オリンピアンが大事にする「乱れがちな心を取り戻す」方法

本番に向けた「心と身体の整え方」(2)実力を発揮するために

よく「実力を発揮する」というが、それはどういうことなのか。競技本番に臨む選手の心にはさまざまの思いが去来する。「自分より強い相手に勝てるのか」「勝てる試合なのに、失敗したらどうしよう」というのは、どんなに一流選...
収録日:2020/09/16
追加日:2021/01/26
為末大
Deportare Partners代表

なぜマルクスの予言は失敗だったか…『資本論』の問題点

マルクス入門と資本主義の未来(5)『資本論』の弱点

マルクスの描いた未来予想図は当時の人々に衝撃を与えたが、その後、彼の予言通りにはなっていない。その現象的な理由としては、マルクスが言及しなかった「中産階級の出現」が挙げられる。こうした問題が生じたのは、マルクス...
収録日:2020/09/09
追加日:2021/01/21
橋爪大三郎
社会学者

カストロとゲバラは「生命の本当の真実」を知っていた

毒を食らえ(5)信じるものに殉じる覚悟

「そうすれば、結果的に成功するのですね」。このような「成功」や「評価」という結果から逆算する考え方は、間違っている。キリスト教も、本来は「聖書のために死ぬ」というのが基本であった。もちろん、結果として成功するこ...
収録日:2020/10/13
追加日:2021/01/15

楠木正成や菅原道真の末路から分かる、根付かない能力主義

『太平記』に学ぶ激動期の生き方(6)後世に与えた影響

能力主義によって台頭してきた楠木正成だが、彼も結局は討ち死にしてしまった。しかし、この時代に後醍醐天皇がめざした「天皇と民が直接結びつく」という考えが、のちの明治以降の日本の原型となっていく。(全6話中第6話) ※...
収録日:2020/08/26
追加日:2020/12/06
兵藤裕己
学習院大学名誉教授

コロナが変えたデジタルトランスフォーメーションの動き

危機は経済を大きく変える(2)鍵はデジタル技術

日本のサプライサイドを活性化し、潜在成長率や生産性を上げるにはデジタル技術が鍵になると伊藤元重氏は明言する。今まで日本企業はデジタルトランスフォーメーションには及び腰だったが、コロナ危機がその状況を一変させてし...
収録日:2020/10/27
追加日:2020/11/30
伊藤元重
東京大学名誉教授

芸術の深みや豊かさを決めるのは「人間の器」か「血」か

渡部昇一に学ぶ教養と明朗(8)芸術の「特性」とは何か

20世紀の大ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン。彼の自伝は、『チャップリン自伝』並におもしろい。彼は若いころ遊びまくり、数多くの武勇伝を残してきた。だが、第二次世界大戦を機に、音楽の深みが増していく。そ...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/11/27

「オリンピック・マーチ」――最大の古関作品に込めた思い

古関裕而・日本人を応援し続けた大作曲家(8)後世へのメッセージ

一番の大作である1964(昭和39)年東京五輪の「オリンピック・マーチ」を生んだ古関裕而は、その後も1989(平成元)年8月に亡くなるまで、数多くの楽曲を作り続けた。そんな古関が母校を訪れた時に贈ったのは、「皆さんは若い、...
収録日:2020/08/18
追加日:2020/11/17
刑部芳則
日本大学商学部准教授

「私は私でない私」李登輝は神の目で台湾統治を考えた

李登輝に学ぶリーダーの神髄(3)「我是不是我的我」

妻の影響で敬虔なクリスチャンだった李登輝。台湾統治も「イエス・キリストならどう考えるか」と神の目線で考えた。そんな李登輝は日本に対しても、「アメリカに依存している」などと厳しい目で見ていた。そこには青春時代を日...
収録日:2020/08/24
追加日:2020/11/11
江口克彦
株式会社江口オフィス代表取締役社長

古関裕而のライバルは古関裕而――校歌も社歌も古関メロディで

古関裕而・日本人を応援し続けた大作曲家(7)戦後の歌と鎮魂

終戦によって、国民を励まし、人々とともにあった戦時歌謡の時代は終わった。レクイエムとも言える「長崎の鐘」を作曲した古関裕而が生み出す音楽も、戦後復興とともに次第に明るい曲調のものが増えていく。子どもたちを夢中に...
収録日:2020/08/18
追加日:2020/11/10
刑部芳則
日本大学商学部准教授

抗議運動にも脅迫状にも、絶対折れなかった精神の根幹とは

渡部昇一に学ぶ教養と明朗(5)勇気を持つには何が必要か

激しい論争にも臆せず突き進み、反対派の抗議運動の闘士たちに、大学での講義で毎時間突き上げられても絶対に折れなかった渡部昇一先生。自宅にも脅迫状や電話が舞い込んでくる。しかし渡部昇一先生は、自身の心の中で『菜根譚...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/11/06

李登輝に影響を与えた「メメント・モリ」の意味

李登輝に学ぶリーダーの神髄(2)「自主自立」と「メメント・モリ」

李登輝は13歳の時に「自主自立」に目覚め、家から離れた中学校に入り、自分を向上させようとした。学生時代は、カーライル、ニーチェ、西田幾多郎など西洋や日本の古典を読みあさった。「死を想え」という意味の「メメント・モ...
収録日:2020/08/24
追加日:2020/11/04
江口克彦
株式会社江口オフィス代表取締役社長

『太平記』は乱世における人間の処し方が学べる古典文学

『太平記』に学ぶ激動期の生き方(1)なぜ今『太平記』を読むべきなのか

『太平記』の名は多くの人が知るところだろう。だが、『太平記』がどのような書物であるかを詳しく知っている人はそう多くない。実は『太平記』は、日本の古典文学の中でも特異な性質を持ち、後の日本に実に大きな影響を与えた...
収録日:2020/08/26
追加日:2020/11/01
兵藤裕己
学習院大学名誉教授

夢中になれるものに打ち込み、それをずっと継続できる人生

渡部昇一に学ぶ教養と明朗(4)その刻苦勉励の姿

渡部昇一先生は、名著『知的生活の方法』をはじめ、知的生活でいかに自分を伸ばしていくか、どう向上していくべきかについて、数多くの本を遺した。それらの本は、いまでもわれわれに、人生への重要なヒントを語り続けているが...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/10/30

『ビジュアルマップ大図鑑 世界史』で一生モノの教養を学ぶ

独裁の世界史~番外編:世界史を一気通貫で見渡せる本

「独裁」をキーワードとして動画で世界史を一気通貫するのが本シリーズ講義だが、図版や地図を中心としたビジュアルと分かりやすい解説で人類史ともいえる世界の歴史を一気通貫できるのが、『ビジュアルマップ大図鑑 世界史』で...
収録日:2020/08/07
追加日:2020/10/23
本村凌二
東京大学名誉教授

なぜ、あれほど「底抜けな明るさ」でいられたのか?

渡部昇一に学ぶ教養と明朗(1)「温かい家庭」という衝撃

渡部昇一先生の長男である渡部玄一氏(チェロ奏者)と、渡部昇一先生の著作を読み尽くしている著述家の執行草舟氏が、渡部昇一先生の思い出を語らいながら「教養」と「明朗なる人生」について考察を重ねていく珠玉の対談。渡部...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/10/09

幻の舞踏組曲「竹取物語」から生まれた大切な縁と作曲家の道

古関裕而・日本人を応援し続けた大作曲家(2)作曲家の道を開く

当時すでにクラシック音楽界で不動の地位を築いていた山田耕筰からの励ましを受けながら作曲を続けていた古関裕而は、たまたま目にした海外の懸賞に応募。2等入賞の報せを受け、地元紙だけでなく、全国紙でその名を知られること...
収録日:2020/08/18
追加日:2020/10/06
刑部芳則
日本大学商学部准教授

「人生を幸福にする発想法」で考えると「人間は猪八戒だ」

『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(6)人生を楽しむために学ぶ

「人生を幸福にする発想法」としてのヒントもたくさん詰まっている『還暦からの底力』。例えば「人間は猪八戒のようなものだと考えると全く変わってくる」という話がある。これはどういうことなのか。還暦だけでなく、どんな世...
収録日:2020/06/30
追加日:2020/09/05
出口治明
立命館アジア太平洋大学(APU)学長特命補佐

文学なき「やる気」は、振り込め詐欺のごとき愚劣なものになる

真のやる気とは何か(10)旧制高校出身者がいた時代の良さ

キリンビールの現場にいた田村潤氏は、ちょうど日本がバブルに沸き立つ前後から、社内会議の質が急激に低下するのを実感したという。それ以前と以後の違いは、「旧制高校出身者の有無」だった。執行草舟氏はその事実を、文学と...
収録日:2020/04/10
追加日:2020/09/04
対談 | 執行草舟田村潤

「緊急事態宣言」の問題点はどこにあったのか

新型コロナウイルス対策~和歌山モデルの教訓(5)「保健医療行政」と「国民の協力」

2020年4月7日に出された「緊急事態宣言」は少し遅かったが、16日に対象を全都道府県にしたのは時宜を得ていたという和歌山県・仁坂知事。緊急事態宣言の問題点は、「即行動あるいは営業の自粛」としたことにある。保健所がある...
収録日:2020/07/30
追加日:2020/09/03
仁坂吉伸
元和歌山県知事

「オール・サポーティング・オール」社会のためにすべきこと

『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(5)時間軸を分けて考える

「消費税は貧しい人に厳しい」といわれるが、人口構成の変化をベースに考えると、それは間違いだという。高齢化の進んだヨーロッパの国々は消費税を採用している。重要になるのは、古い常識や慣行にとらわれず、「数字、ファク...
収録日:2020/06/30
追加日:2020/08/29
出口治明
立命館アジア太平洋大学(APU)学長特命補佐