世界で初めて英訳された『源氏物語』と日英同盟への影響
日本語と英語で味わう『源氏物語』(4)『源氏物語』をめぐる日英の歴史
『源氏物語』が初めて英訳されたのは1882年、末松謙澄という日本人によるものだった。当時、末松や岡倉天心などがロンドンにいたが、その後、20世紀初頭にアーサー・ウェイリーによっても翻訳された『源氏物語』は、日本と同盟...
収録日:2024/02/18
追加日:2024/11/04
対談 | 林望/ロバート キャンベル
明治期、一番人口が多かった県は?近代化で破壊されたもの
独立と在野を支える中間団体(3)近代化の影響と新しい中間団体の形成
日本における中間団体の形成は、いつ見られるのだろうか。それは明治以降、農村から都市部への人口移動が新しい中間団体の形成と発展に影響したという。なぜ日本においてそのような現象が起こったのか、どのような集団が形成さ...
収録日:2024/06/08
追加日:2024/11/01
ロスアトムは制裁外…世界に影響を与えるロシア原子力産業
ロシアのハイブリッド戦争と旧ソ連諸国(5)持てる国の強みとグローバルサウス
「持てるもの」の強み――ヨーロッパの国々からの制裁をかわし、継戦能力を維持しているロシアには、エネルギーと食糧という豊富な資源がある。それらを武器に制裁への報復も仕掛けているロシアだが、中でも注目すべきは世界に影...
収録日:2024/07/25
追加日:2024/10/16
イランの外交的メッセージが示す意味と世界への影響
ペゼシュキアン大統領とイラン・イスラエル(4)核保有への野心と外交的メッセージ
沈黙から一歩踏み出したイランにおいて、新大統領が最優先課題とするのはイスラエル関係における「沈黙の続行」だろうと思しい。また、核保有への野心を捨てないイランだが、沈黙の影に隠れているのは最高指導者ハメネイ師で、...
収録日:2024/08/07
追加日:2024/10/11
死にやすい?おしゃべり?…生物学的にみた身体と脳の性差
ヒトの性差とジェンダー論(6)身体と脳の性差と生業変化による影響
女性よりも男性のほうが大きい、毛深い、死にやすい――この3点はヒトだけでなく哺乳類全般にいえる身体的性差である。また、脳の性差として、空間・三次元認知は男性のほうが得意で、発話は女性のほうが優れているともいわれるが...
収録日:2024/05/18
追加日:2024/09/23
ピューリタンの2つの柱と3つの人生哲学とは
アメリカの理念と本質(3)ピューリタンの特性と影響
ピューリタンは「聖書を信じろ」という柱と、「予定説」という考え方にもとづき「勤勉を尊ぶ」という柱で支えられている。そこから「謹厳、勤勉、謙虚」という人生哲学が生まれ、富の蓄積を尊ぶ倫理が資本主義の精神を産んでい...
収録日:2024/06/14
追加日:2024/09/03
冷房をつけると気持ち悪い…断熱性能の低さが影響する問題
断熱から考える一年中快適で健康な住環境(4)冷房効果を左右する断熱性能
年々過酷さを増す夏の暑さ。室内での熱中症患者も多くなっているが、冷房の使用をためらってしまう人も少なくない。冷房の使用を躊躇する理由として、節電やエアコンの不快さといった動機が挙げられるが、電力事情や断熱性能の...
収録日:2024/06/20
追加日:2024/09/01
武士の誇りにも影響…中世のヨコ社会から近世のタテ社会へ
『タテ社会の人間関係』と文明論(4)ヨコ社会からタテ社会への転換
江戸時代以前の日本社会では「ヨコ型」の要素も多く存在しており、象徴的な言葉として中世の日本にあった「兼参」を紹介する呉座氏。兼参とは複数の主君に仕えることで、つまり中世ではリスクヘッジとして複数の集団に属するこ...
収録日:2024/05/27
追加日:2024/08/29
同じ商品なのに…満足度に影響を与える「3つの価格」
行動経済学とマーケティング(5)取引効用理論と「3つの価格」
行動経済学で「取引効用理論」と呼ばれるものがある。取引をした際の全体的な効用(満足度)は当然、高ければ高いほうがいいというものだが、取引の満足度は「3つの価格」に影響されるという。はたして「3つの価格」とは何か。...
収録日:2024/04/08
追加日:2024/07/04
町人の時代へ、石田梅岩に影響を与えた江戸経済の隆盛期
石田梅岩の心学に学ぶ(1)石田梅岩の生涯と時代背景
石田梅岩の心学は、日本で初めて商人が学べる学問をつくり上げたといわれる。その思想哲学を理解するためには、梅岩の思想の淵源をたどってみるほうが分かりやすい。まずは、江戸時代の最初の隆盛期である元禄期と重なる彼の生...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/04/08
躍進する「グローバル・サウス」77カ国が世界に与える影響
グローバル・サウスは世界をどう変えるか(1)グローバル・サウスの影響力
世界の政治・経済をリードしてきたG7を中心とする先進諸国の影響力は徐々に薄れつつある。それに対して、BRICSを筆頭にして「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国・途上国の台頭が目覚ましい。現在、国連によるとグローバル・...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/03
GDP・貯蓄・社会保障・財政政策…高齢化がもたらす影響
日本の財政政策の効果を評価する(2)高齢化が経済に与える影響
日本の高齢化率は現在世界一で、2030年には国民の3人に1人以上が高齢者になるといわれている。では高齢化は経済にどのような影響を与えるのか。最近の研究結果から、GDP、貯蓄、社会保障の3つに影響を与えることが分かっている...
収録日:2023/12/14
追加日:2024/03/14
高齢化で財政政策の有効性が低下…財政乗数に与える影響
日本の財政政策の効果を評価する(1)「高齢化」による効果の低下
バブル崩壊以降、いまだに低迷し続ける日本経済。その間、政府はさまざまな財政政策を打ち、浮上の糸口を探ってきた。では、これまでの財政政策は失敗だったといえるのだろうか。財政政策を評価する議論はそれほど単純ではない...
収録日:2023/12/14
追加日:2024/03/07
議論と秩序…仏教、儒教、法家の影響と十七条憲法の独自性
聖徳太子「十七条憲法」を読む(6)条文を読む…仏教と礼
十七条憲法を読むときに意識したいのは、仏教、儒教、法家など、当時東アジアの先進性を支えていたその教えと、それらによる影響である。しかも、それらにただ従順に従うのではなく、国家の方向性を定めるための舵として利用し...
収録日:2023/08/24
追加日:2024/01/11
物価も賃金も2%上昇する社会へ…資産運用に敏感な動きが
インフレ社会への転換と日本経済の行方(1)値上げの問題と財政への影響
日本は今、物価も賃金も2パーセント上昇する社会へと移行しようとしている。30年近く続いたデフレの間、国民にはデフレマインドが定着し、値上げができないままでいたが、2022年の後半から3パーセントを超えるような水準でイン...
収録日:2023/11/01
追加日:2023/12/12
職場のメンタルに影響する「あいさつ」、その効用とは?
組織心理学~「チームの温度差」を埋める(1)温度差の正体とあいさつの影響力
人間関係の凸凹について考えるとき、大事なテーマに組織内の「温度差」がある。一人ひとり価値観にも違いがある以上、それは当然生じることである。温度差を埋めるためには一人ひとりと向き合う、面倒くさい作業が重要となるが...
収録日:2023/06/21
追加日:2023/11/24
インフレ激化の真実…デフレ脱却を困難にした日本の労働市場
経済と社会の本質を見抜く(1)世界的インフレと労働市場の影響
現在の経済、そして社会の本質を、どのように見抜いていけばいいのだろうか。最初に考えるのは、インフレについてである。可能性は低いが、インフレが激化する「ハイパー・インフレーション」が起こると、いったい社会はどうな...
収録日:2023/08/09
追加日:2023/10/29
ネタニヤフ首相の政治責任と中東の未来…何が否定されたか
イスラエル対ハマス…その背景、影響、未来(4)中東の未来は?
これまで中東和平では、「two state solution」と呼ばれる2国家並立・共存案が模索されてきた。だが、イスラエルのネタニヤフ首相は元来、そのようなあり方を否定する行動を重ねてきた人物である。国内での汚職への批判も根強い...
収録日:2023/10/17
追加日:2023/10/26
イラン、トルコ、サウジアラビア、エジプト…周辺国の思惑
イスラエル対ハマス…その背景、影響、未来(3)調停できる国はどこか
これまで、国際世論がパレスチナの優位性として認めていたのは、彼らの道徳性であり忍耐力であった。だが、今回のハマスの攻撃によって、これまで同情的であった欧州諸国やインドまでもが、イスラエルの自衛権を認める側に立つ...
収録日:2023/10/17
追加日:2023/10/25
オスロ合意・アブラハム合意を潰す…ハマスやヒズボラの狙い
イスラエル対ハマス…その背景、影響、未来(2)競争的共存の否定
今回のハマスによる攻撃の責任を、ただ一方的にイスラエルに押し付けるのは、すこぶる簡単明瞭に過ぎる。ハマスの今回の攻撃の真意を探るには、ハマスがオスロ合意やアブラハム合意について、どのような思いを抱いていたかを知...
収録日:2023/10/17
追加日:2023/10/24
ハマスの攻撃と悲劇連鎖…ガザ地区統治者としての責任は?
イスラエル対ハマス…その背景、影響、未来(1)3つの視点
2023年10月7日から、パレスチナのガザ地域を実効支配するハマスが、イスラエル領内に向けた攻撃を開始。数千発のロケット弾による攻撃や、1500人ともいわれる地上部隊の侵攻により、1000人を超えるイスラエル市民や外国人が無差...
収録日:2023/10/17
追加日:2023/10/23
ガンジーに影響を与えたインドの古典『マハーバーラタ』とは
インド神話の基本を知る(1)インドの特性と神話の成り立ち
インド神話とはどのようなものだろうか。内容を知る前に、まずはインドという地理的場所、歴史の特殊性を押さえておこう。また、最も古い記録である『リグ・ヴェーダ』から派生した叙事詩『マハーバーラタ』内にある「バガヴァ...
収録日:2022/06/07
追加日:2023/09/17
志賀直哉、太宰治、小林秀雄…対立する『ハムレット』批評
深掘りシェイクスピア~謎の生涯と名作秘話(6)現代への影響と文化的財産
シェイクスピア作品は現在もさまざまな形式で翻訳され、また再演され続けて、その解釈や批評も更新されている。中でも『ハムレット』に関しては、ドイツ・ロマン主義を代表する文豪ゲーテをはじめ、A・W・フォン・シュレーゲル...
収録日:2023/04/12
追加日:2023/08/17
激変する国際秩序や国内政治を学説や政策はどう導くか
国際変動の中の経済政策(1)20世紀の政治経済と国際変動の影響
政治や経済の舵取りに学術的な知見は欠かせないが、絶えず変化する社会情勢に対応するための学智は、実験室の中だけでは生み出されない。20世紀の欧米や日本の動向を例に取り、揺れ動く社会とそれに対応する政治と学問の関係を...
収録日:2023/03/31
追加日:2023/07/22
スミス、マルクス、ケインズ、フリードマンの学説の特徴
政権と経済政策~政治を動かす経済学説(2)4人の経済学者と政策への影響
政権の政策において特に重要なのが経済政策だが、経済学者たちの学説はどのように政策に影響を与えているのだろうか。アダム・スミス、マルクス、ケインズ、フリードマン、4人の著名な経済学者を振り返り、同時代的な評価や没後...
収録日:2023/03/31
追加日:2023/06/13
マルクス主義から革命へ…政治体制をも変える学説の影響力
政権と経済政策~政治を動かす経済学説(1)政治と学説の関係性
政治経済に関する学問的な探求と、現実の政治体制や政策実行は、実際にどのように関わり合っているのだろうか。分けて考えられがちな両者の結びつきを、共産主義を打ち出したマルクスなどを例にして捉え直していく。(全3話中第...
収録日:2023/03/31
追加日:2023/06/06
キリスト教以前はおおらかだった…古代ローマの遊女文化
江戸とローマ~娼婦と遊女(3)娼婦のインテリジェンスとキリスト教の影響
ローマ遺跡に娼家の痕跡はないが、後代のルネッサンス期イタリアではインテリジェンスが高く知的な高級売春婦が、貴族を顧客としていたことが分かっている。ローマ時代にはおおらかだった活動が、キリスト教支配を経て変化して...
収録日:2021/08/20
追加日:2023/05/01
日本の歌を大切にしよう…中華文明の影響と脚下照顧の教え
万葉集の秘密~日本文化と中国文化(3)グローバル・スタンダードと脚下照顧
『万葉集』は中華文明の影響を受けている。実際、当時の日本はグローバル・スタンダードである中華文明の知識を得、阿倍仲麻呂をはじめとした知識人たちを排出したのだ。しかし、このままではいつまでたっても自分たちの言葉で...
収録日:2022/09/13
追加日:2023/03/28
『万葉集』はいかなる歌集か…日本のルーツと中国の影響
万葉集の秘密~日本文化と中国文化(1)万葉集の歌と中国の影響
4516首、全20巻からなる『万葉集』は日本最古の歌集として知られているが、具体的にどのような性質をもつ書物なのだろうか。詠まれた歌の内容を見ても日本文化のルーツがそこにあるのは確かだが、丁寧に見ていくと中国文明の影...
収録日:2022/09/13
追加日:2023/03/14
1000兆円規模の可能性?台湾有事の日本への影響は甚大
台湾有事を考える(8)日本への影響と国際社会の支援
台湾有事による日本への影響はどれくらいになるのだろうか。サイバー攻撃による社会経済システムの機能不全、原発へのミサイル攻撃など想定される可能性を踏まえて考えると、損害はGDPの数年分になるのではないかという予測もあ...
収録日:2022/12/19
追加日:2023/02/27
オゴデイ、フビライ…モンゴル帝国の継承争いと各地への影響
モンゴル帝国の世界史(6)モンゴル帝国、分裂へ
チンギス・ハーン亡き後、子孫の間で継承争いが起こるようになり、広大な領土が分裂していくことになる。そしてそれぞれの子孫は、のちのロシアやインドといった地域に残り続ける。ここではチンギス・ハーンによる継承国家の系...
収録日:2022/10/05
追加日:2023/02/04
日本の小学校で「音楽、体育」を学ぶのもプラトンの影響?
プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(7)2つの教育論〈上〉初等教育
国家の守護者や軍人を育てるために必要なのが教育であることから、言論によるポリス建設は途中から教育論となってくる。そこで彼らに必要だとして語られている教育論は、初等教育と高等教育の2段階で、初等教育は学芸と体育の二...
収録日:2022/07/08
追加日:2022/12/29
逆流する「党政分離」…習近平政権が及ぼす悪影響
2024年危機~米中関係の行方(4)習近平の一強体制と中国の外交
中国との地道な対話が日本にとっても重要であることをこれまで確認してきた。その中国は、現在どのような外交的課題を抱えているのか。また、鄧小平氏以降の「改革開放」路線は、習近平政権の一党支配的な政治においてどのよう...
収録日:2022/09/06
追加日:2022/12/23
禅はジョブズの哲学にどのような影響を与えたのか
スティーブ・ジョブズの成功哲学(9)なぜ「禅」に魅せられたのか
スティーブ・ジョブズが若い時から東洋の思想に強く影響を受けていたことはよく知られている。ジョブズはどのようにして禅に出会い、それは製品にどのような影響を与えたのか。ジョブズの死生観や時間の感覚などから、ジョブズ...
収録日:2022/03/15
追加日:2022/06/18
メルケル氏退任後、求心力低下したEUと日本への影響
「激動と激変の世界」の読み方2022(4)EUとアジアの政治情勢
ヨーロッパ諸国に目を向けてみると、政治状況の変化により各国の関係も変わることが懸念されている。中でも、ドイツで長らく首相を務めたアンゲラ・メルケル氏の退任は、EUにとっても有能な調整役の喪失を意味し、組織体制に大...
収録日:2022/01/18
追加日:2022/04/05
親鸞が「非僧非俗」と名乗った真意と妻・恵信尼の影響
【入門】日本仏教の名僧・名著~親鸞編(1)親鸞と法然の違い
親鸞といえば、法然の専修念仏思想を継いで布教を続けた聖人ともいわれる人物だが、法然と親鸞の教えではどこがどう違うのだろうか。また、「非僧非俗」と名乗り、出家の身でありながら妻帯した親鸞の真意はどこにあったのだろ...
収録日:2020/09/30
追加日:2022/02/25
進化的に「おかしい」現代生活…人間にとって良い食事とは
進化医学からみた現代の病気(3)食への影響と人類学からの提言
人類の進化において、食事はどのような影響を与えてきたのか。現代では、生活習慣病とも密接な関係のある超加工食品の健康被害や、食料生産における環境汚染も指摘されている。ヒトにも地球にも優しい持続可能な食環境の改善・...
収録日:2021/11/15
追加日:2022/01/18
なぜGAFAはバフェットの考え方を経営に生かしているのか
ウォーレン・バフェットの成功哲学(6)IT業界の巨人たちに与えた影響
「自分が分からない分野には投資しない」をモットーにしているウォーレン・バフェット。IT企業にはほとんど投資していないのだが、それにもかかわらず、IT業界にも絶大な影響力を持っている。GAFAを例に、彼がIT業界の巨人たち...
収録日:2021/09/15
追加日:2021/12/21
「眠育」のすすめ~睡眠不足は子どもの脳の発達にも悪影響
「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(6)子どものための睡眠
子どもにも睡眠負債は広がっている。睡眠時間は60年前と比べて1時間減り、就眠時間も遅くなっている。子どもの睡眠不足は自覚されにくく、ADHD(注意欠陥多動性障害)と診断されることも多く、不登校との関係も高い。成長期の睡...
収録日:2021/06/23
追加日:2021/11/18
三十年戦争…宗教戦争の地獄図とドイツ宗教社会への影響
渡部昇一の「わが体験的キリスト教論」(4)三十年戦争の悲惨
ウェストファリア体制は「近代ヨーロッパの始まり」といわれる。しかし、それに先立つ「三十年戦争」は災厄と呼べるレベルの宗教戦争であった。それがあまりに悲惨な戦争だったために、その後、ドイツでは、根強い宗教対立感情...
収録日:2021/08/06
追加日:2021/11/13
認知症にも影響する睡眠…グリンパティック・システムとは
「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(2)なぜ睡眠が必要なのか
睡眠はそもそもなぜ必要なのか。「最高の睡眠」シリーズの第2話では、1950年代以降という睡眠医学の歴史を振り返りつつ、睡眠が人間にとって不可欠である理由をたずねていく。とりわけ重要な「グリンパティック・システム」とは...
収録日:2021/06/23
追加日:2021/10/28
脳や身長に影響を及ぼすゲームやスマホでの夜更かし
黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(7)子どものやる気を育てる
子どものやる気を育てるにはどうしたらいいか。やる気や好奇心は、全てホルモンが関係しているので、実はホルモンを正常に出させることが重要なのだ。そのためにはきちんとした生活習慣がポイントになるのだが、もう一つ大事な...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/10/04
コロナ禍による3つの悪影響、特に深刻なのは実体験の減少
現代の小児科学と最高の子育て(5)環境の向かい風
無言化・孤立化・実体験の減少をもたらしたコロナ禍。中でも実体験の減少は最も深刻で、子どもたちがさまざまな葛藤に出会いながらも、将来自らを幸せに導くうえで大事な「想像力」や「共感力」を育んでいく機会を奪っているの...
収録日:2021/07/14
追加日:2021/10/02
過度の「負」のストレスは遺伝子に悪影響を及ぼす
現代の小児科学と最高の子育て(2)遺伝子と環境の相互関係
「子どもが育つ」と一口にいっても、そこには人としてのかたちが変化する「成長」と、機能が向上する「発達」という両方の側面がある。そもそもかたちがあってこそ、そこに「機能」は宿るが、出発点となるかたちを設計するのが...
収録日:2021/07/14
追加日:2021/09/11
母親の胎内環境の状態が及ぼす胎児の性分化への影響
性はなぜあるのか~進化生物学から見たLGBT(3)性分化の複雑性と性の不一致
雌と雄への性分化には、遺伝子のさまざまな働きによって起こる複雑な過程がある。さらにこれは胎児のときに起こることから、母体からの影響を受けることになる。そうした中、からだの性と脳の性が不一致となり、典型的ではない...
収録日:2021/06/21
追加日:2021/08/24
渋沢栄一の人生に影響を与えた藍づくりの経験
渋沢栄一の生涯と教養としての『論語』(2)藍づくりとビジネスマインド
渋沢栄一を育てた環境ともいえるのが渋沢家の藍づくりだ。しかし、藍づくりはとても難しく、苦労しながらもそれをしっかりと進めていく祖父から学んだことが、彼のビジネスマインドの育成に大きく影響を及ぼしている。(全9話中...
収録日:2020/03/03
追加日:2021/07/25
デジタル通貨によって独自の経済圏が形成されるのか
中央銀行デジタル通貨と貨幣のない世界(5)民間型デジタル通貨の可能性と影響
民間企業が発行するデジタル通貨が国の脅威になるといっても、通貨単位を変えないシステムの場合は、中央銀行のコントロール下に置くことができる。しかし、独自の通貨が発行されるとなると、それに伴って独自の経済圏が形成さ...
収録日:2021/04/28
追加日:2021/07/01
豊臣秀吉が暴君になるほど影響が大きかった弟・秀長の死
豊臣政権に学ぶ「リーダーと補佐役」の関係(3)組織のバランスが崩れる日
豊臣政権を一台の自動車に例えると、運転席でハンドルを握り、アクセルを踏み込むのは豊臣秀吉だが、隣の助手席にはいつもブレーキ役兼ナビゲーターとして弟・豊臣秀長がいた。そのチェック役がいなくなった政権はコントロール...
収録日:2020/11/10
追加日:2021/04/18
「IT巨人企業」による情報革命の衝撃と影響
2021年激変する世界と日本の針路(6)「IT巨人企業」の興隆と問題
世界の動きの中でもう一つ注意しておかなければいけないのは、情報技術の急速な発展と、「IT巨人企業」と呼ばれるGAFAなどが大変大きな力を持ってきているということだ。その拠点ともいえるのがシリコンバレーだが、そこではど...
収録日:2021/02/02
追加日:2021/03/06
空海と最澄の関係に大きな影響を与えた「密教」の位置づけ
【入門】日本仏教の名僧・名著~空海編(1)空海と最澄
弘法大師としても知られる空海は、どんな人物だったのだろう。伝教大師とも呼ばれる最澄と対比すると、分かりやすい。二人は同時期に遣唐使として中国へ渡るが、当時の最澄は天皇の帰依篤い貴賓待遇、空海は無名の自費留学生に...
収録日:2020/08/20
追加日:2021/03/04
限界に影響を及ぼす、陸上界で有名な「当たり前の力」とは
本番に向けた「心と身体の整え方」(6)限界とどう向き合うか
限界には、チャレンジしていったときの限界と当たり前に対する限界の2つあるが、実は「当たり前の力」のほうが強い。陸上界では有名な話だが、100メートルの日本記録で10秒を切るのに約20年かかったが、一旦10秒を切ると2年間で...
収録日:2020/09/16
追加日:2021/02/23
門閥譜代と側用人――将軍によって変化する幕府の権力構造
徳川将軍と江戸幕府の軌跡~家康編(5)将軍の教養と政治への影響力
政治家にとっての教養の意義は、それを統治に生かすことにある。徳川家康・綱吉・吉宗という高い教養を有する三人の将軍はそれぞれ教養を、政治においてどのように生かしたのか、あるいはそれがどう政治に影響を与えたのか。ま...
収録日:2019/12/26
追加日:2021/02/06
マルクスの『資本論』をなぜ今、読み返すべきなのか
マルクス入門と資本主義の未来(6)技術革新とグローバル化の影響
マルクスが予見しきれなかった中産階級は、今日急速に減少しつつある。近代経済学によれば、その理由はグローバル化が進んだことにより生産設備が発展途上国に移転したこと、コンピュータなどの技術革新によって管理部門の職が...
収録日:2020/09/09
追加日:2021/01/28
渋沢栄一が近代日本に与えた二つの大きな影響
「近代日本をつくった男、渋沢栄一」の素顔(1)若き日の渋沢栄一
「日本資本主義の父」として知られ、第一国立銀行(現みずほ銀行)や東京証券取引所の設立者として知られるが、渋沢栄一とはどういう人物なのか。また彼は近代日本にどのような影響を与えたのか。『小説 渋沢栄一』著者で小説家...
収録日:2019/04/24
追加日:2021/01/27
すべては救われる――最澄の「法華一乗」思想が与えた影響
【入門】日本仏教の名僧・名著~最澄編(4)一乗思想から広がる成仏
法華経には「一乗」と「三乗」の区別がある。大乗の教えだけが人を救い、小乗では救われないというのが「三乗」、すべては救われるというのが「一乗」である。最澄の考え方は「法華一乗」といい、三乗、つまりそれぞれ違ってい...
収録日:2020/08/20
追加日:2021/01/15
コペルニクスによる地動説の再発見がもたらした影響
「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(3)宇宙観の変遷その2
「コペルニクスは地動説を再発見した」とは、どのようなことを意味しているのか。アリストテレスたちが発達させた天動説はその後体系化され、1000年以上も信じられてきたが、ルネサンス期になって一転。コペルニクスが登場し、...
収録日:2020/08/25
追加日:2020/12/27
楠木正成や菅原道真の末路から分かる、根付かない能力主義
『太平記』に学ぶ激動期の生き方(6)後世に与えた影響
能力主義によって台頭してきた楠木正成だが、彼も結局は討ち死にしてしまった。しかし、この時代に後醍醐天皇がめざした「天皇と民が直接結びつく」という考えが、のちの明治以降の日本の原型となっていく。(全6話中第6話)
※...
収録日:2020/08/26
追加日:2020/12/06
インド研究で重要なイギリス植民地統治の影響への視点
国際地域研究へのいざない(4)インドの歴史と日本との関係
今日のインドの政治は、19世紀以降の複雑な歴史的遺産によって規定されている。19世紀半ばにイギリスに植民地化されると、イギリス政府の分割統治の影響によって、インド国内の分断は激しくなった。独立後も、中国との国境紛争...
収録日:2020/04/07
追加日:2020/12/05
在野草莽の楠木正成と後醍醐天皇の関係が導く倒幕の論理
『太平記』に学ぶ激動期の生き方(4)『孟子』の思想が与えた影響
後醍醐天皇の鎮魂の物語と源平交代史が折り重なった『太平記』。さらには、物語に組み込まれた『孟子』の思想が、この書を濃密に色づけていくことになる。江戸時代、はては幕末から明治にかけても大きく影響することになった『...
収録日:2020/08/26
追加日:2020/11/22
李登輝に影響を与えた「メメント・モリ」の意味
李登輝に学ぶリーダーの神髄(2)「自主自立」と「メメント・モリ」
李登輝は13歳の時に「自主自立」に目覚め、家から離れた中学校に入り、自分を向上させようとした。学生時代は、カーライル、ニーチェ、西田幾多郎など西洋や日本の古典を読みあさった。「死を想え」という意味の「メメント・モ...
収録日:2020/08/24
追加日:2020/11/04
中東でコロナ対策がうまく機能していない理由
中東におけるコロナ問題(1)経済的影響と中東諸国の現状
イランは中東における新型コロナウイルスの一大感染源と見なされており、実際その影響は経済的な大打撃を伴って、中東全域および周辺諸国に波及している。中東では各国のコロナ対策がうまく機能していない。その理由として挙げ...
収録日:2020/09/01
追加日:2020/11/03
トランプ氏が共和党を乗っ取るか?移民問題や格差での分極化
日本人が知らないアメリカ政治のしくみ(5)分極化と米中関係への影響
トランプ政権誕生以前からアメリカやヨーロッパの政治を見守ってきた人びとにとって、ポピュリズムの蔓延と分極化の進行は世界的な課題である。アイデンティティ・ポリティクスや移民問題、アメリカの対中国外交は、今後どのよ...
収録日:2020/08/27
追加日:2020/10/28
フランス革命とその後の影響…革命の独裁をどう見るか
独裁の世界史~フランス革命編(7)「国民国家」の誕生
フランス革命史を振り返ると、絶対王政を振り出しに、ロベスピエールの革命政府、ナポレオンの帝政と形を変えながら、「民主」の動きが「独裁」へ移行したのが分かる。それは収縮・拡張を繰り返す心臓の拍動のように必然的なも...
収録日:2020/01/10
追加日:2020/10/23
トランプ支持者の一部が「フェイク陰謀論」に熱狂する理由
Qanonとは何か?(1)大統領選にも影響を及ぼす草の根運動の正体
2020年の大統領選挙にも影響を与えるトランプ支持の「草の根運動」、それがQanon(QAnon、Qアノンとも表記)である。これは「オルタナ右翼(=オールタナティブ右翼=既存のアメリカ保守層とは「別」の右派思想。反エスタブ...
収録日:2020/10/07
追加日:2020/10/18
デフォーの人生に影響を与えたカルヴァン派の「予定説」
『ロビンソン・クルーソー』とは何か(6)デフォーの人生
『ロビンソン・クルーソー』の著者ダニエル・デフォーはどんな人生を歩んできたのか。重要なポイントは、デフォーの家族がイングランドで多数派の信奉する「国教会」という宗派ではなく、「長老派教会」という教会の信者だった...
収録日:2020/07/22
追加日:2020/10/06
コロナが米中関係に与えている影響と大統領選の行方
米中関係の行方と日本の今後を読む(1)『コロナの衝撃』と米中の感染状況
世界がコロナパンデミックの脅威にさらされた2020年。コロナが国際政治、特に米中関係に与えている影響が大きいものがあったことはご承知の通りだが、実際にどんな影響があったのか。そして、「複合危機」といわれる健康と経済...
収録日:2020/09/08
追加日:2020/10/01
世界文学の歴史に大きな影響を与えた「デフォーのついた嘘」
『ロビンソン・クルーソー』とは何か(5)ロビンソンのリアリズム
『ロビンソン・クルーソー』の著者ダニエル・デフォーが求めたのは整合性や一貫性でなく、人間や世界の矛盾だった。そこに新時代のリアルが生まれ、引き継がれていったわけだが、なかでも論争を呼んだのが「足跡」をめぐる回収...
収録日:2020/07/22
追加日:2020/09/29
サウジのインバウンド消費に影響を与えたコロナ19感染拡大
イスラム世界におけるコロナ問題(1)サウジアラビアのコロナ対策
山内昌之氏が中東、イスラム世界におけるコロナ問題について解説する。コロナウィルスはイスラム諸国にも深刻な影響を及ぼしている。サウジアラビアはハッジ(メッカ大巡礼)と犠牲祭の規模を縮小した。イスラムの重要な行事の...
収録日:2020/08/04
追加日:2020/09/12
新型コロナの影響で米中関係は史上最悪といわれている
コロナパンデミックと闘う世界と今後の課題(11)米中対立の先鋭化とそのリスク
新型コロナウイルスの感染拡大は、米中対立を先鋭化させた。中国では強権的な対応によってすぐに感染拡大を抑え、世界各国にその成果を喧伝したが、アメリカはそうした中国の対応に対する非難を強める。また、コロナ対策として...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/09/05
第一次世界大戦末期からのスペイン風邪で進んだ社会変革
コロナパンデミックと闘う世界と今後の課題(8)スペイン風邪とその影響
世界における感染症の歴史的経験の2つ目として、スペイン風邪を取り上げる。第一次世界大戦で疲弊した各国を襲ったスペイン風邪は、ヨーロッパだけではなくアメリカや日本など世界各国で大きな被害をもたらした。日本ではスペイ...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/30
新興国、途上国、貧困国での感染拡大が世界に与える影響
コロナパンデミックと闘う世界と今後の課題(5)新興国・途上国・貧困国の現実
先進国における感染拡大を経て、2020年7月現在の感染拡大の中心は新興国、途上国、貧困国へと移った。これらの国々はインフラが整っていないため、ウイルスの感染拡大に対して効果的な対応が取れていない。また、経済的な打撃も...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/28
コロナの影響で世界的に財政の累積負債は急増、最悪は日本
コロナパンデミックと闘う世界と今後の課題(2)感染防止と経済政策
感染拡大を抑えるにはワクチンの開発が不可欠だが、それには長い時間がかかる。その間に経済に深刻なダメージが出ないように、各国はさまざまな金融政策を採っている。アメリカの連邦準備制度やEUは積極的な財政支援策に乗り出...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/25
バンガロールが「世界のIT基地」としてインドの発展を牽引
躍進するインドIT産業の可能性と課題(2)国際的影響力の拡大
近年目覚ましい経済発展を見せるインドは、国際政治などの分野でも急速にプレゼンスを拡大している。安保理常任理事国入りを目指す動きや、火星探査機の打ち上げ成功、ミサイル発射実験の成功など、近年のインドの動きは国際的...
収録日:2020/04/07
追加日:2020/06/12
トランプ大統領が再選されると世界にどんな影響が及ぶのか
2020世界の政治経済と日本(5)次期米国大統領選と米中対立
仮にトランプ政権が2期目に突入した場合、財政的な行き詰まりを迎えて、国際政治・経済に大きな混乱を招くと島田晴雄氏は指摘する。しかし、対抗する民主党側も現状を打開できる公算は限りなく小さい。そのようななかで非常に大...
収録日:2020/01/23
追加日:2020/04/27
新型コロナウイルスによる株価の暴落が大統領選挙にも影響
新型コロナウイルスによる世界変動(4)各国政府の対応
新型コロナウイルスは株式市場にも混乱をもたらしたが、これは世界経済がますます不確実になっていくことを示している。この問題を解決し、早く正常化させるためにも、各国の政府はどんな対策が必要となるのか。ワクチン開発だ...
収録日:2020/04/03
追加日:2020/04/25
石油価格暴落の背景には3大石油大国の覇権争いがある
新型コロナウイルスによる世界変動(3)世界経済への影響
コロナウイルスがもたらした世界経済への悪影響として、グローバルなサプライチェーンに対する打撃がある。世界中で部品が製造されている以上、どこかで生産が止まると製品の供給が止まってしまう。さらに、そこに2つの大きな悪...
収録日:2020/04/03
追加日:2020/04/22
厄介なのは将来予測から生じる負のスパイラルという問題
新型コロナウイルスと経済問題(2)長期的な影響への対処
新型コロナウイルスの影響により所得が減って総需要が低下してしまうと、負のスパイラルに陥ってしまう。こうした経済不況の長期化を防ぐためには、緊急融資や所得補償などの経済政策を行うと同時に、疫学的データを踏まえた判...
収録日:2020/03/12
追加日:2020/03/29
新型コロナウイルスが14億の中国人に与えた心理的影響
激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(3)新型コロナウイルス問題:後編
ウイルスの蔓延がもたらす中国への影響はどのようなものが考えられるのか。そこは、14億の中国人の自国への信頼感にも関わるものであり、注視していく必要がある。(2020年2月15日開催・テンミニッツTV講演会「激動の世界情勢を...
収録日:2020/02/15
追加日:2020/02/27
ファーウェイへの禁輸措置がサプライチェーンに与えた影響
米中ハイテク覇権戦争(2)エンティティリストとその影響
エンティティリストに記載という、ファーウェイに対するアメリカの対応は、中国政府側の態度の硬化を招き、より大規模な貿易紛争へと発展していった。ファーウェイは世界のサプライチェーンに大きく貢献していたので、アメリカ...
収録日:2019/11/20
追加日:2020/01/18
「音楽の父」と呼ばれたバッハが影響を与えた名作曲家たち
バッハで学ぶクラシックの本質(9)「音楽の父」の晩年
バッハの晩年は、ヨーロッパの歴史を受け継いできたという自覚を持ち、非常にスケールの大きな曲を作っていった時代であった。最後の曲、「ミサ曲ロ短調」もおそらくカトリックの影響下で書かれており、キリスト教との強い関係...
収録日:2019/09/19
追加日:2019/12/12
ベートーヴェンの音楽を生んだフランス革命と動乱の影響
クラシックで学ぶ世界史(5)ベートーヴェンの時代-上
フランス革命を合図にしたかのようにウィーンの音楽界にデビューするのがベートーヴェンである。市民革命と革命戦争、ナポレオン戦争という長い動乱のさなかに「市民の時代」が確立、これまでにない刺激とテンションを音楽に求...
収録日:2019/08/26
追加日:2019/11/09
縄文時代早期の「定住革命」は現代まで影響を与える画期
概説・縄文時代~その最新常識(6)定住革命
定住生活が始まると、さまざまな方面で定住生活文化が成熟していく。貝塚や作業場の設置、水路などのインフラ整備といったハード面の発展から、呪術や儀式、社会的な取り決めといった社会的・精神的なソフト面の発展まで、その...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/29
GSOMIAの突然の破棄が日韓関係にもたらした影響
悪化する日韓関係(4)GSOMIA破棄の衝撃と戦後の日韓関係
悪化する日韓関係は、安全保障分野にまで影響を与え始めた。安全保障上の要地である東アジアにおいて、日韓の協力体制が果たす役割は小さくなかったが、GSOMIA破棄によって協力体制の前途に暗雲が垂れ込め始めた。アメリカの仲...
収録日:2019/09/09
追加日:2019/10/23
青銅器分布と鉄器の進化から探る朝鮮半島の影響
弥生時代の歴史~研究最前線(5)~金属器の登場~後編
青銅器は伝来した当初、朝鮮半島と同様のものを用いていたが、やがて弥生人たちは朝鮮半島からやってきた青銅器工人を受け入れながら、徐々に弥生独自の青銅器を創るようになります。また、鉄器は紀元前4世紀頃に中国東北部、も...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/21
水田稲作が広まった影響は?…社会の変化と大きな問題
弥生時代の歴史~研究最前線(4)~農耕社会の成立~前編
水田稲作が定着していく中で、日本にも農耕社会が根付いてきた。環壕集落の跡や副葬品のある墓など、縄文時代には見られなかった文化が徐々に見られるようになってくる。こうした変化は、身分制度や戦争、そして格差の世襲など...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/14
日本に大きな影響を与えた朝鮮半島の水田稲作
弥生時代の歴史~研究最前線(3)~水田稲作の始まり~前編
日本における穀物は、朝鮮半島南部(韓国南部)からの影響を強く受けている。そこで、今回は日本の水田稲作を議論する前に、朝鮮半島における穀物の発展の様子を見ていく。出土した土器あるいは遺跡などから、農耕文化とそれに...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/07
農業革命の影響とは…本当に恩恵をもたらしたのか?
『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』(3)農業革命
人類の発展にとって次に重要だったのは農業革命である。農業が発展することで人類は「計画可能性」を獲得し、未来の生活について思いを巡らすことができるようになった。また、富の蓄積が可能となり、その結果、行政機構や書字...
収録日:2019/04/03
追加日:2019/08/02
地球温暖化がもたらす複合災害のリスク
異常気象を分析する(5)地球温暖化による影響
2018年夏の異常気象に対する分析の締めくくりは、地球温暖化による影響の考察である。温暖化傾向は、顕著な自然変動と相まって、極端な気候を異常気象へと激化させる。このような地球温暖化の傾向を踏まえるならば、異常気象に...
収録日:2019/03/26
追加日:2019/07/30
ジェット気流の蛇行は気候にどのような影響を与えるか
異常気象と気候変動・地球温暖化2(2)停滞性Rossby波
偏西風ジェット気流の蛇行は、気候に対してどのように影響を与えるのだろうか。ジェット気流の持続的な蛇行は、「停滞性Rossby波」と呼ばれる大規模な大気の波動によって引き起こされるが、蛇行が生じるメカニズムや蛇行がもた...
収録日:2019/03/26
追加日:2019/07/23
太平洋側に降る雪も社会的影響が非常に大きい
雪氷防災の今とこれから(5)2014~2015年の雪氷災害
2014~2015(平成25~26)年の冬も、雪による記録が塗り替えられた。2月には首都圏をはじめ関東と東北の太平洋側に大雪が降り、山梨県甲府市では過去最大かつ2倍もの積雪を記録した。この年の後半にも多くの雪が降り、建物の倒...
収録日:2019/04/05
追加日:2019/06/13
火山灰と噴石による被害の特徴や与える影響とは
火山防災のため知っておくべきこと(2)火山灰と噴石
火山噴火に伴う現象として、まずは火山灰と噴石が挙げられる。火山灰とは急冷されたマグマが砕かれてきた小さな破片のことで、それが降り積もるものだ。他方、噴石とは火口から大砲の弾のように飛んでくる石のことである。両者...
収録日:2019/03/29
追加日:2019/05/29
深刻な問題はWTOの機能が非常に劣化していること
トランプ政権の保護主義政策の影響(2)WTOの機能劣化
通商問題は、マルチ(多国間)、リージョナル(地域間)、バイ(二国間)、ユニラテラル(一国による一方的な貿易政策など)という、4つの次元を見ていく必要がある。中でもマルチに関して、WTOの機能が劣化していると伊藤元重...
収録日:2019/04/16
追加日:2019/05/26
なぜアメリカの中西部では平均寿命が短くなっているのか
トランプ政権の保護主義政策の影響(1)平均寿命の低下
世界に大きな影響を与えているトランプ政権の保護主義政策だが、実はアメリカの中西部では平均寿命が低下している。また、アメリカではラストベルトの住民が仕事がなくても移住しないという傾向にあり、経済学者が大きく問題に...
収録日:2019/04/16
追加日:2019/05/26
エアロゾルが気候にもたらす多様な影響
異常気象と気候変動・地球温暖化(3)エアロゾルの影響
過去の気候を再現する、あるいは将来の気候を予測する際、「エアロゾル」と呼ばれる大気中の微粒子の効果が、再現・予測のばらつきを意味する不確実性をもたらすという。エアロゾルはどのようなメカニズムで、どのような影響を...
収録日:2019/03/26
追加日:2019/05/25
メルケル独首相の影響力低下とマクロン仏大統領の台頭
2019年激変する世界と日本の針路(7)独仏の政治的変化
ドイツではこれまで圧倒的な支持を集めていたメルケル首相の影響力が低下し、反メルケルの動きも出てきている。フランスでは既存勢力を排してマクロン大統領が台頭。こうした両国の政治の変化をどう捉えればいいのだろうか。(2...
収録日:2019/01/28
追加日:2019/05/15
世界史の大転換点、世界と日本の未来を考える
2019年激変する世界と日本の針路(1)米貿易戦争の影響
2019年は世界史の大転換点を迎えていると、島田晴雄氏は言う。アメリカをはじめ、イギリス、EU、ロシア、中国、そして日本と、世界経済や日本経済においていったい何が起こっているのか。このシリーズレクチャーでは「激変する...
収録日:2019/01/28
追加日:2019/05/15
江戸開城…外圧が勝海舟と西郷隆盛の会談に影響を与えた?
明治維新から学ぶもの~改革への道(4)江戸開城から東京首都宣言へ
江戸開城交渉は、勝海舟・西郷隆盛間で行われた。事実上の無血開城として政府が多大に譲歩した背景には、英国公使パークスの圧力があったという。上野近辺に集結した彰義隊は大村益次郎により討伐される。元号が明治に変わった9...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/22
国是として現在も生きる明治天皇「五箇条の御誓文」の影響
明治維新から学ぶもの~改革への道(3)明治天皇と五箇条の御誓文
若き明治天皇は、新政府の意向により、西洋の皇帝をモデルとする宮中改革に育てられた。時間的・空間的な日本の象徴として君臨する天皇は、親臨と直裁により大きな成長を遂げる。自らご誓約された「五箇条の御誓文」は、明治新...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/21
トランプ政権の通商政策が日本に及ぼす影響
2019米中貿易協議(3)トランプ流保護主義と日本への影響
トランプ政権が現在中国に対して行っている矢継ぎ早の関税政策の実効性が低い場合は基本的にドル安に、高い場合はドル高に作用するといえる。しかし、その関税政策は今までの経験則では読めないため、日本にとっても注視してい...
収録日:2019/02/06
追加日:2019/03/06
マーケットの動向の鍵を握る米中通商関係の行方
2019米中貿易協議(2)追加関税発動の影響とリスク
米中貿易戦争により、現在、高関税の影響で元安が進みつつあるのだが、高島修氏はこのまま関税攻勢が続けば、米中通商関係だけでなくマーケット全体の深刻なリスクになり得ると言う。そのポイントの一つが、アメリカ財務省によ...
収録日:2019/02/06
追加日:2019/03/03