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「生活」の検索結果

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自分探しの旅ではダメ、自分の使命は毎日の生活で見つかる

経営者の運と使命(3)自らの使命を見つける

自分はなぜ生まれてきたか。その答え、すなわち天命に出会うということが人生で一番幸せなことではないか。そう語る平林氏。そのためにはどう行動すればいいのか。そのヒントは「世の中は単純なのだ」という船井幸雄氏の言葉に...
収録日:2023/11/21
追加日:2024/03/19

大奥のはじまり…春日局を悩ませた徳川家光の衆道好き

江戸時代を支えた大奥(1)生活空間としての大奥の確立

テレビドラマなどでも題材になることが多い大奥だが、その実態は、作品世界で描かれるような世界とは少し違っているようだ。社交や儀式の場となる「表」に対して、プライベートな空間として区切られた「奥」という空間。その最...
収録日:2023/08/21
追加日:2023/10/15
堀口茉純
歴史作家

食事、飲酒、噂話…現代にも通じる古代中国の生活風景

古代中国の「日常史」(4)記録から読み解く風俗

数多ある歴史史料の中から当時の日常生活に関する記録を拾い上げる日常史研究。その研究は一体どのように行われ、どのような苦労や楽しさがあるのだろうか。食事や故事にまつわる古代中国の日常史を紹介し、日常史研究の方法と...
収録日:2022/09/09
追加日:2023/02/26
柿沼陽平
早稲田大学文学学術院教授

始皇帝の時代に餃子はなかった?古代中国の日常に迫る

古代中国の「日常史」(3)出土物から探る古代中国の日常生活

古代中国史研究で活用される史料は木簡や竹簡だけではない。今まで重要視されていなかった史料に再注目することで古代中国の日常風景が浮かび上がるのだ。様々な出土品から分析される日常史の事例を具体的に見ていく。(全5話中...
収録日:2022/09/09
追加日:2023/02/19
柿沼陽平
早稲田大学文学学術院教授

柳田國男『遠野物語』に感銘、折口が説いた「生活の古典」

折口信夫が語った日本文化の核心(4)折口信夫の「戦後のメッセージ」

日本人は明治期に日本が近代化する過程で、自分たちに文化があるのか疑問を持つようになる。そうした中、外国の文化に触れることで日本を自覚する岡倉天心や新渡戸稲造のような青年たちも現れる。一方、日本人の生活を見直すこ...
収録日:2022/09/13
追加日:2023/01/16
上野誠
國學院大學文学部日本文学科 教授(特別専任)

テロメアを伸ばす方法とは?日常でできるアンチエイジング

テロメアから考える「アンチエイジング」(2)テロメアを伸ばす生活習慣

老化を考える上で重要なテロメアの長さは免疫力とも関係があり、テロメアが長いとウイルスへの抵抗力が高いことがコロナ禍の研究でも分かってきた。どうしたらテロメアの長さを維持する、あるいは伸ばすことができるのか。食事...
収録日:2022/01/27
追加日:2022/03/31
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

進化的に「おかしい」現代生活…人間にとって良い食事とは

進化医学からみた現代の病気(3)食への影響と人類学からの提言

人類の進化において、食事はどのような影響を与えてきたのか。現代では、生活習慣病とも密接な関係のある超加工食品の健康被害や、食料生産における環境汚染も指摘されている。ヒトにも地球にも優しい持続可能な食環境の改善・...
収録日:2021/11/15
追加日:2022/01/18
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

30分以上同じ姿勢はNG!生活習慣病の予防としてすべきこと

進化医学からみた現代の病気(2)感染症と生活習慣病

厚生労働省による感染症の類型分けを見ていると、そのほとんどが1900年代以降に発生していることが分かる。しかもこの100年で急増している。なぜ近代において病気が増えているのか。また、それらを防ぐにはどうすればいいのか。...
収録日:2021/11/15
追加日:2022/01/11
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

実行機能を高める方法は?…重要な生活習慣と親子関係

「自分をコントロールする力」の仕組み(5)実行機能を伸ばす環境要因

実行機能には、さまざまな環境要因によって個人差が生じる。実行機能の発達を高めるためには、規則正しい生活を送る必要がある。また円滑な親子関係や夫婦関係も、ストレスなく子どもが発達していくために重要である。実行機能...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/03/28
森口佑介
京都大学大学院文学研究科准教授

日中友好のために中国人農民の生活向上をめざす「新民会」

小澤開作と満洲事変・日中戦争(4)北京での「新民会」活動

満洲を去った小澤開作は、北京で新たな活動を始める。再び北支(華北)の地で「民族協和」「日中友好提携」の夢を実現しようとしたのだ。だが盧溝橋事件が勃発し、日中戦争が始まる。そんななかで小澤開作が立ち上げたのが「新...
収録日:2019/10/09
追加日:2020/10/05
小澤俊夫
小澤昔ばなし研究所所長

日本で感染率が低い要因は「ファクターX」ではなく生活風習

新型コロナ問題の現在地とこれからの課題(2)日本の「ファクターX」

日本における感染者数の少なさよりも、欧米における死亡率の高さの方が注目に値することが、最近になって分かってきた。この傾向は、重症化に繋がるファクターを特定する上で役に立つ。日本での感染者の少なさは、医学的な問題...
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/08

健康長寿の究極は予防歯科である

歯科の健康づくり(4)「生活の医療」としての歯科医療

入れ歯の調整や口腔ケアによる機能再建や寝たきりからの自立を示す症例がいろいろと報告されているが、そこからは生きる意欲の回復もうかがえる。歯科医療は「命の医療」ではないというが、介護環境や医療費にも関わる「生活の...
収録日:2019/11/14
追加日:2020/06/15
対談 | 河原英雄上濱正

ローマの剣闘士と江戸の花見は庶民の生活を楽しませるため

ローマ史と江戸史で読み解く国家の盛衰(3)剣闘士と花見

庶民のための街づくりは、「人はパンのみにて生きるにあらず」を体現し、江戸では花見、ローマでは剣闘士などが公に準備される。為政者にとってはガス抜きの意味を持つイベントや行楽の重視は、世界史上「パンとサーカス」の名...
収録日:2019/08/06
追加日:2020/01/02

縄文時代の食生活…驚きの食料計画や入手方法とは

概説・縄文時代~その最新常識(7)厳しい環境下での食料計画

水田稲作などの農耕生活にまだ入っていない縄文人にとっては、食料をどのように調達するかという点は非常に重要な課題であった。彼らは最も食料が不足する春や初夏に備えて、木の実などの収穫時期である秋から1年間の食料計画を...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/11/05
山田康弘
東京都立大学人文社会学部人文学科歴史学・考古学教室 教授

縄文時代の大きな特徴は定住生活…その生活スタイルとは?

概説・縄文時代~その最新常識(5)定住生活のはじまり

縄文時代の大きな特色は、定住生活を開始したことである。気候の変化や土器の発明によって、1カ所で継続的に食糧を調達できるようになり、縄文人は徐々に定住生活を選択するようになった。ただ自然のものをそのまま利用するだけ...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/22
山田康弘
東京都立大学人文社会学部人文学科歴史学・考古学教室 教授

縄文人の生活圏とは異なる場所で始まった水田稲作の歴史

弥生時代の歴史~研究最前線(3)~水田稲作の始まり~後編

朝鮮半島南部から遅れて日本でも粟やキビを主食とする生活形態から、水田稲作への変化が生じつつあった。福岡県で見つかった日本最古の水田遺跡からは、縄文人の生活圏とは異なる場所から水田稲作が始まったこと、水田稲作のた...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/07
藤尾慎一郎
国立歴史民俗博物館 名誉教授

戦後、占領下の日本人が過ごした劣悪な生活環境の真実

戦後復興~“奇跡”の真実(4)占領下の劣悪な生活環境

第二次大戦が終結したのちの生活環境は、非常に劣悪なものであった。敗戦に伴う食糧不足に始まり、伝染病の蔓延に加えてアルコール依存症や犯罪などで急速に社会不安が広がった。その解決に使われるべき予算は、占領軍の生活を...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/08/27
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ロボットと共生する社会に必要なものとは?

生活支援ロボットと人の共生(9)近づく共生社会

山海嘉之氏の「テクノピアサポート」という言葉が表すように、ロボットと人が融合した超スマート社会の到来に向けて、今後は「サポート」という言葉がキーワードとなるだろう。しかし、現実の動向はバラ色のものばかりではない...
収録日:2018/12/06
追加日:2019/07/29
村田知之
神奈川県総合リハビリテーションセンター 研究部リハビリテーション工学研究室研究員

ロボットを取り巻くメーカー、行政、ユーザーの問題点

生活支援ロボットと人の共生(8)それぞれの問題点

生活支援ロボットが人と共生する社会を迎えるには、メーカー、行政、ユーザーのそれぞれが抱える問題点を見据える必要がある。まずは互いに互いを知り、どうすればロボットを有効活用できるかを模索することからだろう。ここで...
収録日:2018/12/06
追加日:2019/07/29
村田知之
神奈川県総合リハビリテーションセンター 研究部リハビリテーション工学研究室研究員

海外と日本では車いすのイメージが違う

生活支援ロボットと人の共生(7)車いすとチェアスキー

パラリンピックのたびに、進化した姿に目をみはる。家屋が狭く、段差の多い日本の環境では、できれば避けたい移動手段だった車いす。そのネガティブ・イメージは、見慣れなさに起因していたのかもしれない。今回は車いすの世界...
収録日:2018/12/06
追加日:2019/07/29
村田知之
神奈川県総合リハビリテーションセンター 研究部リハビリテーション工学研究室研究員

ロボットが全ての問題を解決してくれるわけではない

生活支援ロボットと人の共生(6)ロボットに人が歩み寄る

ロボットを用いたリハビリの現場を見ると、それだけで全ての問題解決をしてくれるわけではないことが分かる。現実のロボットはドラえもんとは違って、1つの目的を達成するためのシステムにすぎない。車いすのようなローテク製品...
収録日:2018/12/06
追加日:2019/07/24
村田知之
神奈川県総合リハビリテーションセンター 研究部リハビリテーション工学研究室研究員

企業や大学と連携したリハビリロボットの開発

生活支援ロボットと人の共生(5)ロボット開発

かながわリハビリロボットクリニックでは、企業や大学と連携してロボット開発も行っている。実際に生活支援ロボットが使われる現場として、ユーザー側からのフィードバックが主な役割だ。しかし、ロボットがテクノロジー主導で...
収録日:2018/12/06
追加日:2019/07/24
村田知之
神奈川県総合リハビリテーションセンター 研究部リハビリテーション工学研究室研究員

歩行アシストロボットを活用したリハビリテーション

生活支援ロボットと人の共生(4)ロボットリハビリ

ロボットを活用したリハビリテーションは、かながわリハビリロボットクリニックが掲げる2つ目のテーマだ。パワードスーツとして注目されるサイバーダインのHAL、安川電機が輸入したRewalkなど、最新鋭のロボットを用いたリハビ...
収録日:2018/12/06
追加日:2019/07/24
村田知之
神奈川県総合リハビリテーションセンター 研究部リハビリテーション工学研究室研究員

「筋電義手」が日本で普及していない理由

生活支援ロボットと人の共生(3)筋電義手

ロボットを活用したリハビリの相談窓口として、かながわリハビリロボットクリニックでは3つのテーマを掲げている。その筆頭である筋電義手は、脳からの命令が発する微弱な電流(筋電)を感知して動く義手である。欧米ではすでに...
収録日:2018/12/06
追加日:2019/07/19
村田知之
神奈川県総合リハビリテーションセンター 研究部リハビリテーション工学研究室研究員

生活支援ロボットの実証実験場としての役割

生活支援ロボットと人の共生(2)ロボット産業特区

神奈川県総合リハビリテーションセンターで扱う「生活支援ロボット」とはどんなものなのか。なぜ病院で実証実験が行われるのだろうか。最先端技術の「共創」空間として、多彩な職種が力を合わせる実態と、その受入窓口としての...
収録日:2018/12/06
追加日:2019/07/16
村田知之
神奈川県総合リハビリテーションセンター 研究部リハビリテーション工学研究室研究員

建築学から医学、リハビリテーション工学へ

生活支援ロボットと人の共生(1)越境する人材

神奈川県で「さがみロボット産業特区」の試みが進んでいる。厚木市の神奈川県総合リハビリテーションセンターは、生活支援ロボットの実証実験場として最も多くのロボットが集まる施設だ。同研究部の村田知之氏に、慶應義塾大学...
収録日:2018/12/06
追加日:2019/07/16
村田知之
神奈川県総合リハビリテーションセンター 研究部リハビリテーション工学研究室研究員

睡眠を改善するための生活習慣とは?

睡眠:体、脳、こころの接点(4)睡眠と生活習慣

 人間の睡眠覚醒周期は24時間ではなく本来25時間以上。従って自然にまかせれば毎日1~2時間、睡眠時間が後ろにずれてくるが、人間はさまざまな努力により、睡眠と覚醒のバランスを取り24時間にしている。シリーズ第4話では、睡...
収録日:2018/08/24
追加日:2019/01/21
尾崎紀夫
名古屋大学大学院医学系研究科特任教授

生活習慣病の予防は、認知症予防にも直結する

認知症とは何か(6)認知症の予防とその秘訣(上)

認知症の予防のためにはさまざまな秘訣がある。国立研究開発法人国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター長の遠藤英俊氏が、調査に基づく実証的なデータから、運動や食事など有効な手段を解説する。(全7話中第6話)
収録日:2018/05/26
追加日:2018/09/27
遠藤英俊
元国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 長寿医療研修センター長

生活の糧を得るだけではない「働くこと」の意味

労働基準法の精神(6)働く人にとって必要な5つの橋

日本労働組合総連合会(連合)第6代会長の古賀伸明氏が労働法について解説する、シリーズレクチャー最終話。「働く」とは生活の糧を得る手段だけでなく、人間らしい社会的営みを意味する。その営みを健全に維持していくためには...
収録日:2018/06/25
追加日:2018/09/25
古賀伸明
日本労働組合総連合会(連合)第6代会長

アルツハイマー型認知症は生活習慣病との合併症が多い

認知症とは何か(2)初発症状と検査

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター長の遠藤英俊氏は、認知症の初発症状を早期発見し、それに適した検査を行うことの重要性を指摘する。認知症か否かの判断は、どのような検査によって行われるのだ...
収録日:2018/05/26
追加日:2018/09/02
遠藤英俊
元国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 長寿医療研修センター長

沖縄戦に動員された「ひめゆり学徒隊」の記録

ひめゆり学徒隊と沖縄戦、その記憶と記録(1)学園生活

1989(平成元)年6月に開館したひめゆり平和祈念資料館(沖縄県糸満市)は、太平洋戦争末期の沖縄戦に動員され、多くの女学生が亡くなった「ひめゆり学徒隊」の体験を伝えるための施設である。彼女たちはいったいどのような学園...
収録日:2018/06/28
追加日:2018/08/01
普天間朝佳
ひめゆり平和祈念資料館館長

現代にも影響する快適な生活…古代ローマの水道はなお現役

古代ローマ人に学ぶ~ローマ史講座Ⅱ(1)実利精神が生んだソフトとハード

東京大学名誉教授・本村凌二氏が、古代ローマ帝国の強さの秘密と古代ローマ人の特性について徹底分析、われわれ現代人の生活のヒントを探る。第1話では、古代ローマ人の優れた実利精神にフォーカスする。古代ローマが生み、育...
収録日:2016/10/20
追加日:2017/01/14
本村凌二
東京大学名誉教授

食生活改善でがん死は減る

クスリのいらない健康法(12)アメリカが認めた日本食

40年前にアメリカで組織された政府委員会が出した結論は、なんと「一番健康的な食事は日本食だ」というものだった。西欧発の栄養学は見直され、アメリカでは野菜や穀物、低脂肪のタンパク質が重視されるようになった結果、心...
収録日:2015/06/14
追加日:2015/12/07
石原結實
医学博士

死にかかった路上生活者は姿を変えたイエス・キリスト

マザーテレサとの出会い

松下政経塾で14年間、青年塾で18年間、人材育成に携わってきた志ネットワーク代表・上甲晃氏。苦労を重ねる中で救いになったのは、マザーテレサの言葉だという。人生が変わったというマザーテレサとの出会いのエピソードを...
収録日:2015/03/20
追加日:2015/04/09
上甲晃
志ネットワーク代表

「豊かになれば生活が良くなる」というモデルを逆転せよ!

イノベーションがビジネスを生む「創造型需要」

「今、日本で求められているのはクオリティーだ」と話す株式会社三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏。高度成長期の終焉とともにビジネスのモデルが変わり、時代は飽和型需要から創造型需要へと移っている。では今後、日本はどう...
収録日:2015/02/05
追加日:2015/03/28
小宮山宏
東京大学第28代総長

自分の本音の通りに生きることは、実はとても楽なこと

感じる力~直感で夢を実現する(3)「本音」は未来からの情報――日常生活で実験を!

直感力を磨くと、求めている答えを「夢が教えてくれるようになる」という。なぜそうなるのか。直感の実践はあなたに何をもたらすのか。作家・浅見帆帆子氏が語る。
収録日:2015/01/27
追加日:2015/03/15

縄文時代早期の「定住革命」は現代まで影響を与える画期

概説・縄文時代~その最新常識(6)定住革命

定住生活が始まると、さまざまな方面で定住生活文化が成熟していく。貝塚や作業場の設置、水路などのインフラ整備といったハード面の発展から、呪術や儀式、社会的な取り決めといった社会的・精神的なソフト面の発展まで、その...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/29
山田康弘
東京都立大学人文社会学部人文学科歴史学・考古学教室 教授

負の所得税、教育バウチャー…フリードマンの格差是正策

日本人が知らない自由主義の歴史~後編(10)フリードマンが考える福祉政策

フリードマンが“悪しき市場原理主義者”のようにいわれるのは誤解で、彼は政府介入の必要性をきちんと認めていた。そのために提唱した代表的な政策が「負の所得税」と「教育バウチャー」である。この2つを詳しく解説するとともに...
収録日:2022/07/25
追加日:2023/09/29
柿埜真吾
経済学者

なぜ吉本隆明は60年安保の時に進歩的知識人を批判したのか

小林秀雄と吉本隆明―「断絶」を乗り越える(5)吉本隆明の思想――大衆の原像と対幻想

大衆の原像と対幻想――これは「戦後最大の思想家」といわれる吉本隆明の象徴的ともいえる言葉だが、いったいどのような思想にもとづくものなのか。今回は、吉本隆明の思想を初期から中期、そして後期とたどりながら、この2つの言...
収録日:2023/04/07
追加日:2023/09/12
浜崎洋介
文芸批評家

ヒトはなぜ病気になるのか――進化医学で考える4つの原因

進化医学からみた現代の病気(1)人類の進化と病気の関係

日本人の死因の第一位となっているがんや生活習慣病など、病気は常に私たちの生命を条件づけている。そうした病気とヒトの関係を進化生物学の観点から考えるのが、「進化医学」である。では、現代の病気は人類の進化とどのよう...
収録日:2021/11/15
追加日:2022/01/04
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

ミルトン・フリードマン…金融政策の復権と自由市場の重要性

本当によくわかる経済学史(13)20世紀最大の経済学者フリードマン

大恐慌の後、ケインズ的な「大きな政府」が主流だったところに登場したのが、ミルトン・フリードマンである。彼は過去のデータや歴史的実例に基づいて理論を検証し、改善していくという「実証主義」を唱えた。そして、ケインズ...
収録日:2022/06/08
追加日:2023/03/01
柿埜真吾
経済学者

『古代中国の24時間』英雄だけでなく無名の民に注目!

古代中国の「日常史」(1)日常史研究とは何か

古代中国といえば、三国志のような興亡史や、その中心で活躍した武将の名前が連想されることが多いだろう。しかし、激しい戦乱の陰には一般市民の変わらない生活があった。様々な史料を手がかりに名もなき人々の生活実態を調査...
収録日:2022/09/09
追加日:2023/02/05
柿沼陽平
早稲田大学文学学術院教授

「神の国は近づいた」…では、それはどこにあるのか?

キリスト教とは何か~愛と赦しといのち(2)「神の国」はどこにあるのか

イエスが伝道を始めた最初の言葉は、「神の国は近づいた」だった。では神の国とはどこにあるのか。この問いは重要だ。上智大学神学部教授・竹内修一氏によれば、神の国とは私たちが想定するような「あの世」ではない。神の国は...
収録日:2016/12/26
追加日:2017/03/07
竹内修一
上智大学神学部教授

エチオピアのストリートチルドレンの生存戦略

映像で考えるエチオピア(2)ストリートチルドレンの実態

日本の3倍の国土に、80以上の民族、100以上の言語。エチオピアは豊かで独特の文化がある国だ。国立民族学博物館人類基礎理論研究部准教授の川瀬慈氏は、その文化に好奇心を刺激され、長年研究を続けている。その中で今回は、ス...
収録日:2018/07/13
追加日:2018/12/05
川瀬慈
国立民族学博物館学術資源研究開発センター教授

日本人は地球上最もベジタリアンだった?和食の7つの基本

和食の深い秘密~なぜ身体に良いのか(1)和食の特徴と日本人

ユネスコ無形文化遺産に「和食」が登録されたのは、大きな話題になった。国の「日本食文化の世界遺産登録に向けた検討会」委員として尽力された小泉武夫氏に、和食の魅力の真髄を伺う。「良い水での調理」「心と体のための食事...
収録日:2023/01/24
追加日:2023/04/08
小泉武夫
農学博士

【会員アンケート企画】戦争をなくすために必要なのは?

編集部ラジオ2023:12月6日(水)

会員の皆さまからお寄せいただいたご意見を元に考え、テンミニッツTVの講義をつないでいく会員アンケート企画。今回は「戦争をなくすために必要なのは何だと思いますか?」というテーマでご意見をいただきました。 この問に...
収録日:2023/11/29
追加日:2023/12/06
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア

包装革命がわれわれの消費活動の原点をつくり上げた

ブランド戦略論を考える(5)イノベーションと起源の忘却

ブランドの根本には構想とイノベーションが存在する。しかし、中央大学大学院戦略経営研究科教授の田中洋氏は、イノベーションだけではブランドにはならず、そこには当初のイノベーションが忘れられるという「起源の忘却」プロ...
収録日:2018/01/27
追加日:2018/08/08
田中洋
中央大学名誉教授

農業革命の影響とは…本当に恩恵をもたらしたのか?

『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』(3)農業革命

人類の発展にとって次に重要だったのは農業革命である。農業が発展することで人類は「計画可能性」を獲得し、未来の生活について思いを巡らすことができるようになった。また、富の蓄積が可能となり、その結果、行政機構や書字...
収録日:2019/04/03
追加日:2019/08/02
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

コロナ感染症「危機のツケ」が今後の重要なテーマとなる

米中戦略的競争時代のアジアと日本(2)感染症拡大と不確実性の増大

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、世界的に不確実性がかつてないほど高まっている。先進国では経済が停滞し、所得格差も広がる一方で、中国経済は依然として成長を続け、国際的なプレゼンスを高めている。また、アジア...
収録日:2021/11/24
追加日:2022/02/16
白石隆
公立大学法人熊本県立大学 第3代理事長

男性のがんの中で先進国ではナンバーワン、日本でも急増中

前立腺がんの治療・予防の最前線

今、日本で最も増えているがんは、前立腺がんである。それはなぜなのか。予防するにはどうしたらよいのか。現在はどのように治療しているのか。前立腺がんの治療・予防の最前線を泌尿器科医・堀江重郎氏が解説する。
収録日:2014/05/02
追加日:2014/08/07
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

自らも実践、年間の家賃収入は3億円以上!

「お金持ち大家さん」を語る

サラリーマンのゆとりある老後生活のために『お金持ち大家さん』を書いた、株式会社三光ソフランホールディングス代表取締役社長・高橋誠一氏。無料で個別相談を行い、これまでに1500人のうち800人がアパートを購入した...
収録日:2014/07/24
追加日:2015/06/15
高橋誠一
三光ソフランホールディングス株式会社 代表取締役社長

湾岸諸国(GCC)とヨーロッパの難民事情

シリア難民問題(2)アラブ諸国に対する誤解

ヨーロッパ、特にドイツのシリア難民受け入れが連日報道されているが、湾岸諸国でも難民の数は急増している。では、その地域における難民の姿がさほどクローズアップされないのはなぜなのか? 歴史学者・山内昌之氏が、人道的...
収録日:2015/09/16
追加日:2015/09/21
山内昌之
東京大学名誉教授

緩和策と適応策で地球温暖化に伴う気候変動に備える

地球温暖化問題~温室効果と異常気象(4)排出削減から適応策へ

長期・短期の予測と問題意識を踏まえ、では、地球温暖化の具体的な対策として、何をどうしていくべきなのか。また、実際問題として、何が可能なのか。すぐできること、時間をかけてしていくこと。国がすること、個人ができるこ...
収録日:2015/09/28
追加日:2015/12/14
住明正
理学博士

人類の歴史は600万年の進化史でみれば殆ど狩猟採集時代

ヒトの進化史と現代社会(4)ヒトの社会は共同繁殖

自然人類学者で総合研究大学院大学副学長・長谷川眞理子氏が、ヒトの大きな脳と現代社会の関係を解説するシリーズ講話最終回。ヒトは異様ともいえる進化を遂げて、今の生活を手にしたわけだが、それは他の動物との決定的な違い...
収録日:2015/12/14
追加日:2016/03/24
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

小林秀雄“最後の弟子”福田恆存の言葉と日本人の「自然」

小林秀雄と吉本隆明―「断絶」を乗り越える(7)改めて問われる、日本人の「自然」

小林秀雄が「伝統」と「直感」、吉本隆明が「大衆の原像」と「対幻想」という言葉でそれぞれ論考している“日本人の「自然」”。戦前・戦後を越え、昭和から平成へと向かう中、ニーチェから始まるポスト・モダニズムが堕落し、200...
収録日:2023/04/07
追加日:2023/09/26
浜崎洋介
文芸批評家

70年代以降の大衆化、根こそぎ変わった日本人の「自然観」

福田恆存とオルテガ、ロレンス~現代と幸福(2)日本人の「自然観」の変質

日本人の「自然観」はなぜ変質してしまったのか。この問いに対して、1970年代以降の「大衆化」が決定的だったという浜崎氏。いったいどういうことなのか。1960年代の安保闘争や高度経済成長を経て大きく変化を遂げた日本の社会...
収録日:2024/05/10
追加日:2024/06/23
浜崎洋介
文芸批評家

欧米一流校のレジデンシャルカレッジ機能をどう代替する?

駅前大学の限界

日本の大学は今、都市部に回帰する「駅前大学」化が進んでいる。しかし、このままでは、グローバル人材の育成能力で欧米の大学にかなわない、と曽根泰教氏は警鐘を鳴らす。では、日本の大学にはいったい何が足りないと言うのか...
収録日:2014/03/24
追加日:2014/05/29
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

農協を経て片道切符で再度の渡米。大学入試は側面突破

人生の可能性~学者知事が語る(1)誕生から結婚まで

くまモンで大ブレイクの熊本県には、もう一つの名物がある。異色の学者知事、蒲島郁夫氏だ。おちこぼれ学生から一転、熊本県知事に登りつめた彼のモットーは「逆境の中にこそ夢がある」。そんな蒲島氏が自らの「人生の可能性」...
収録日:2014/05/16
追加日:2014/07/03
蒲島郁夫
元熊本県知事

ローザンヌ条約がトルコにもたらした大きな成果

『中東国際関係史研究』を読み解く(3)知られざるカラベキルの生涯と功績

卓越した外交、軍事の才を持つっていたがために、ケマル・パシャからライバル視され、政治的失脚に追い込まれたキャーズィム・カラベキル。しかし、彼はその不遇の時代も豊かな文化人的資質をもってトルコの発展に寄与した。山...
収録日:2014/06/18
追加日:2014/07/17
山内昌之
東京大学名誉教授

論理に勝るのは空気?知っておくべき日本の特殊性

TOTOの北九州発グローバル戦略(2)実は海外でも稼ぐTOTOの「けじめ」

日本社会をコントロールしているのは、法律でも人でもない。では何か? 日本企業が海外へ進出するときに知っておくべき「日本の特殊性」とは? 実は海外でも稼いでいるTOTO株式会社の北九州発グローバル戦略。その根底に...
収録日:2014/09/18
追加日:2015/01/20
成清雄一
西日本工業大学常務理事・副学長

資本主義がスポーツの性格を帯びていた! ウェーバーの主張

グローバル化時代の資本主義の精神(3)ウェーバーの予言とコジェーヴの「世界の日本化」

マックス・ウェーバーは110年前に、今の資本主義社会の姿を予言した。アレクサンドル・コジェーヴは、アメリカに「歴史の終焉」を見た後の訪日で、日本の生活様式に新たな可能性を見いだし「西洋の日本化」を説いた。そして...
収録日:2014/11/07
追加日:2015/05/28
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

「徳」の本質とは「自己の最善を他者に尽くしきる」こと

「徳」から生まれる「感謝の人間関係」

誰もが一目置く人を「人徳の高い人」というが、「徳」の実態について考えてみることは少ない。江戸時代の日本で「徳」が最も重視されたのはなぜだったのか。また、歴史にみる天皇のお言葉「朕の不徳が致すところ」の意味は? ...
収録日:2014/11/12
追加日:2015/07/27
田口佳史
東洋思想研究家

イスラム・カリモフ大統領の政治方針が経済成長を阻害

ウズベキスタン訪問に学ぶ(2)カリモフ大統領の政治方針

ウズベキスタンはなぜ経済発展がなかなか進まないのか。その理由は、25年目に入ったカリモフ大統領の政治方針にあると、千葉商科大学学長・島田晴雄氏は喝破する。シリーズ「ウズベキスタン訪問に学ぶ」第2回。(全3話中第...
収録日:2015/08/20
追加日:2015/10/01
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「食の冒険家」の目に映った日本の食文化の実態

ニッポンの食文化が危ない(1)和食の崩壊は民族の崩壊

和食の世界遺産登録に日本中が沸いたのは、もう一昨年の暮れ。三度の食事が「文化遺産」に値すると認められるのは日本人のプライドをくすぐる一方、「カレーやラーメンは和食か?」の疑問も飛び交ったことは記憶に新しい。和食...
収録日:2015/08/31
追加日:2015/10/01
小泉武夫
農学博士

浜松市で進む外国人の子どもの「不就学ゼロ作戦」とは?

浜松市の多文化共生の取り組み(2)外国人住民の問題

改正入管法の施行を受け、浜松市では南米系の外国人住民が増加した。現在はアジア諸国からの渡航者も増え、外国人住民はさらに多様化している。浜松市の鈴木康友市長が、行政サービスの多言語化や日本語学習機会の提供、また不...
収録日:2016/11/17
追加日:2016/12/29
鈴木康友
静岡県知事

犬は人間より道徳的には圧倒的に優れている

東大ハチ公物語―人と犬の関係(5)「返礼モデル」の提案

環境破壊をせず、戦争をせず、過去に固執せず、自らの現状を潔く受容し、最後は静かに死んでいく犬たち。犬と人間を比較すると、「犬の高潔さが、道徳的には圧倒的に優れている」と東京大学大学院人文社会系研究科教授・一ノ瀬...
収録日:2017/04/04
追加日:2017/06/17
一ノ瀬正樹
東京大学名誉教授

創業者が記した設立趣意書の原点を見失っていたソニー

AIとデジタル時代の経営論(8)ソニーの原点

一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏は、働き方改革について、職務規定の明確化の重要性を認めつつも、暗黙知の要素への評価の重要性を強調する。ソニーは、創業者の一人、井深大氏が東京通信工業設立...
収録日:2017/07/24
追加日:2017/11/01
一條和生
一橋大学名誉教授

茶の哲学のベースにある老荘思想

岡倉天心『茶の本』と日本文化(3)茶の歴史と老荘思想

東京女子大学名誉教授の大久保喬樹氏が明治の美術運動家・岡倉天心と著書『茶の本』について解説。第3話では『茶の本』の第2章と第3章を取り上げる。茶の文化は禅僧により中国から日本に渡り、室町期に大きく発展した。天心は茶...
収録日:2018/05/22
追加日:2018/07/01
大久保喬樹
東京女子大学名誉教授

米中貿易戦争に見る自由貿易の維持が難しい理由

米中の貿易戦争とその構造的要因~自由貿易の難しさ~

アメリカが保護主義になっているのは、トランプ政権の支持基盤が製造業だという理由だけではない。一方、中国の強硬な姿勢には中国経済の実態が関連している。米中の貿易戦争について、その構造的要因などを踏まえて解説する。
収録日:2018/10/02
追加日:2018/11/22
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

健康寿命や認知症の課題もビジネスチャンスになる

医療とビジネスの健全な関係(2)高齢化社会とヘルスケア

健康寿命の延伸、医療費の増加など、高齢化社会を迎えた日本において、ヘルスケアの課題はさまざまだが、逆にいえばその課題にヘルスケアビジネスのチャンスがあるともいえる。今回は高齢化社会に伴う変化を軸に、医療、ヘルス...
収録日:2018/08/31
追加日:2019/01/09
真野俊樹
中央大学大学院戦略経営研究科 教授

前立腺ガンの進行を止めるための三次予防

「人生100年時代」の抗加齢医学と前立腺ガンの予防

人生100年時代の到来が近年、叫ばれている。100年という時間の中で生じる変化は女性の方が適応しやすいともいわれている。それに対して男性は、どのようなライフスタイルを築けば良いのだろうか。来たるべき人生100年時代の抗加...
収録日:2018/11/15
追加日:2019/02/11
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

日本に大きな影響を与えた朝鮮半島の水田稲作

弥生時代の歴史~研究最前線(3)~水田稲作の始まり~前編

日本における穀物は、朝鮮半島南部(韓国南部)からの影響を強く受けている。そこで、今回は日本の水田稲作を議論する前に、朝鮮半島における穀物の発展の様子を見ていく。出土した土器あるいは遺跡などから、農耕文化とそれに...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/07
藤尾慎一郎
国立歴史民俗博物館 名誉教授

マルクスの名著『資本論』はどのようにして誕生したのか

マルクス入門と資本主義の未来(2)経済学の歴史的発展

マルクスの初期の思想発展にヘーゲルが果たした影響は無視できない。しかし、ヘーゲル左派は社会に問題が出現するメカニズムに目を向けなかったため、マルクスは不満を感じ、経済の分析を通じてその点を克服しようと考えた。エ...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/12/31
橋爪大三郎
社会学者

熱を電気に変える新素材「カーボンナノチューブ」とは何か

教養としてのナノテクノロジー(8)ナノの力で熱を電気に変える

身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながれるIoT時代の到来は、私たちにこれまでにない便利な生活をもたらしてくれる。しかし、それは同時に膨大な量のセンサーや電気エネルギーを必要とするものでもある。そこで注目さ...
収録日:2021/03/29
追加日:2021/09/09

『正法眼蔵』の入り口『弁道話』が述べる「修証一等」とは

【入門】日本仏教の名僧・名著~道元編(3)『弁道話』と修証一等

道元の書に『弁道話』がある。難解といわれる主著『正法眼蔵』の内容を分かりやすくまとめている、いわば導入的位置づけの著作だが、そこで道元の非常に重要な考え方である「修証一等」について語られている。「修証一等」とは...
収録日:2020/09/30
追加日:2022/07/09
賴住光子
駒澤大学仏教学部 教授

ロールズ『正義論』…無知のベール?マキシミン原理?

日本人が知らない自由主義の歴史~後編(6)ロールズ『正義論』

ニューリベラリズムとリバタニアニズムの基本として押さえておくべき文献について解説する今回。まずニューリベラリズムの古典とされているのが、ロールズの『正義論』である。中でも注目なのは「無知のベール」と呼ばれる理論...
収録日:2022/07/25
追加日:2023/08/18
柿埜真吾
経済学者

アイヌの即興的な歌や踊りのなかに見つけた「音楽の命」

伊福部昭で語る日本・西洋・近代(3)アイヌコタンでの経験

日本の戦時中に多く演奏されたのが伊福部昭の「交響譚詩」である。日本の民謡をそのまま曲にしているというわけではなく、オリジナリティが高く、それこそ日本的ともいえる曲であるが、なぜそのような独創的な曲を作ることがで...
収録日:2023/09/28
追加日:2023/11/25
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授

罪とは何なのか?変容する罪の概念と迫られる善悪の判断

ヒトはなぜ罪を犯すのか(3)変容する文化と罪の本質

ヒトは社会生活を送る上で、文化的規範として規範・慣習・掟などを発展させてきた。しかし、文化は社会状況の変化とともに変容し、過去に容認されていたことが罪となることが多く、またその逆もしかりだ。法律は国民国家を支え...
収録日:2023/12/11
追加日:2024/03/10
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

日本の未活用資源の可能性―健康と女性

未活用資源の潜在的可能性(1)健康づくりと健康産業、女性の能力活用

日本の未活用資源の潜在的可能性の一つは健康づくりと健康産業にあり、超高齢化社会における社会保障制度の抜本的解決のためにも、この可能性追求は必須である。では、どのような観点からこれを追求し、産業需要を喚起すべきな...
収録日:2014/01/14
追加日:2014/03/27
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

パリ同時多発テロは第1次ポストモダン世界大戦の始まり

パリ同時多発テロ(1)新しい世界戦争の始まり

11月13日、突然パリを襲った同時多発テロは、人類の歴史に忘れられない1ページを加えた。それは、いままでの概念とは異なる無秩序をもたらし、新しい世界戦争の予兆とも見て取れる。歴史学者の山内昌之氏が今回のテロの本...
収録日:2015/11/18
追加日:2015/11/20
山内昌之
東京大学名誉教授

日本の政治をよくすることも大事だが、それは一部分

松下幸之助の人づくり≪2≫塾設立の究極の目的(3)全人類の幸せに挑戦する

松下幸之助による松下政経塾設立の真の狙いは、単に日本の政治を良くすることだけにとどまるものではなかった。世界に新たな黎明をつくり、全人類の幸せに挑戦するという幸之助の壮大な使命感にスポットを当てる。(第2章3話目)
収録日:2015/06/17
追加日:2015/12/24
松下幸之助
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者

木はレンガと一緒――このやわらか発想が鍵!

森と都市の共生~木材活用の豊かな社会(4)西欧で木造建築が進化する理由

東京大学生産技術研究所教授・腰原幹雄氏による、木造建築を知り・考えるシリーズ講話第4話目。今回は、多くの足かせゆえに、なかなか木造の可能性を広げられない日本と、どんどん高層の木造建築を建てている西欧の違いについ...
収録日:2015/11/19
追加日:2016/04/28
腰原幹雄
東京大学生産技術研究所 教授

確実になった「避妊」が少子化に与えた影響

進化生物学から見た少子化問題(3)避妊と時間割引

「自分たちの意志でかなり確実に避妊できるようになったことが、先進国の少子化の原因ではないか」と語るのは総合研究大学院大学理事で先導科学研究科教授の長谷川眞理子氏だ。長谷川氏が、児童虐待・嬰児殺しと同じ枠の中で「...
収録日:2017/01/16
追加日:2017/03/24
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

元気な高齢者が社会を支えられる仕組みが必要

長寿社会の課題と可能性(2)高齢者の自立と人間関係

東京大学高齢社会総合研究機構の秋山弘子特任教授が、高齢社会の現状と課題解決のための社会実験について解説する。少子高齢化が進む中、高齢者の人間関係は希薄化し、70代半ばから大半の人は自立度が低下していく。秋山氏はこ...
収録日:2017/04/12
追加日:2017/05/18
秋山弘子
東京大学名誉教授

千葉県柏市の長寿社会のまちづくり

長寿社会の課題と可能性(3)長寿社会のまちづくり

東京大学高齢社会総合研究機構の秋山弘子特任教授が、千葉県柏市で行っている社会実験について解説する。高齢化が進む豊四季台団地では、URとともにまちづくりの構想が立てられてきた。特に定年退職後、何もすることが見つから...
収録日:2017/04/12
追加日:2017/05/19
秋山弘子
東京大学名誉教授

人と動物のアンバランスな関係を哲学的に考える

東大ハチ公物語―人と犬の関係(3)退廃モデルと補償モデル

東京大学大学院人文社会系研究科教授・一ノ瀬正樹氏が人と動物の関係を哲学的に考察する。一ノ瀬氏は、その関係を語る第1のモデル「退廃モデル」の傾聴すべき点、問題点を挙げつつ、原理的検討と現実的対応の間にはずれがあるこ...
収録日:2017/04/04
追加日:2017/06/15
一ノ瀬正樹
東京大学名誉教授

批判は排除され情報開示もされない「年金村」の実態

高齢化と財政危機~その解決策とは(9)厚生労働省が築いた「年金村」

公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏は、厚労省を中心に構築されてきた年金制度が、一種のギルドとして「年金村」になっていると指摘する。厚労省に対する批判は排除され、専門家に対しては十分な情報提供がなされてい...
収録日:2017/09/27
追加日:2017/11/08
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

経済格差で広がる極右の台頭、反皇室意識拡大の可能性

激変しつつある世界―その地政学的分析(8)格差と皇室

歴史学者で京都大学名誉教授の中西輝政氏は、経済格差が是正されなければ、日本でも極右が台頭する可能性があると指摘する。さらに、国民の生活苦が続けば、戦後直後によく見られた反皇室意識ももう一度広がっていく可能性があ...
収録日:2017/05/16
追加日:2018/01/14
中西輝政
京都大学名誉教授

農業はアイデア次第で儲かる仕事になる

ビジネスとしての農産業~農業×ITベンチャー(3)物流&ITプラットフォーム

株式会社農業総合研究所代表取締役社長の及川智正氏が、農業をビジネスとして魅力あるものにするためのノウハウ、仕組みについて解説する。ITを駆使して及川氏が構築したプラットフォームには物流面、コスト削減の面でさまざま...
収録日:2018/01/26
追加日:2018/04/11
及川智正
株式会社農業総合研究所 代表取締役会長CEO

平均寿命と健康寿命の10年間の差を縮めるには?

労働寿命と健康寿命の延伸(1)産業保健と健康寿命

日本の抱える大きな課題の一つに少子高齢社会がある。本レクチャーでは一般財団法人日本予防医学協会理事長の神代雅晴氏が、少子高齢社会の中の高齢労働問題に焦点を当て、産業保健の目線からの解明を試みる。(全6話中第1話)
収録日:2018/02/22
追加日:2018/04/24
神代雅晴
元一般財団法人日本予防医学協会理事長

「スマートウエルネスみつけ」推進に向けた4つの柱

スマートウエルネスみつけの実現へ(2)健康施策4つの柱

新潟県見附市で行われている地方創生事業「スマートウエルネスみつけ」の中心は、4つの柱からなる健康施策である。しかし、新潟県見附市長・久住時男氏によれば、この健康施策は、まちの設計や都市の在り方そのものを考え直すこ...
収録日:2018/07/04
追加日:2018/12/23
久住時男
元・見附市長

睡眠障害がからだと脳に与える影響

睡眠:体、脳、こころの接点(3)睡眠不足と病気のリスク

睡眠不足が昼間のパフォーマンスに影響するのは、誰もが経験することだが、脳科学により、そのメカニズムが解明されつつある。シリーズ第3話では、睡眠の国際比較や長時間労働との関係を通じて、睡眠不足による病気のリスクを考...
収録日:2018/08/24
追加日:2019/01/19
尾崎紀夫
名古屋大学大学院医学系研究科特任教授

縄文時代の始まりはいつから?…三つの説の特徴とは

概説・縄文時代~その最新常識(2)縄文時代の開始時期に関する三つの説

技術の進歩や新たな考古学的発見によって、縄文時代の年代や文化に関する従来のイメージは大きく変化することになった。その結果、いつから縄文時代が始まったのかという重要な論点に関して、三つの異なる説が生まれてくること...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/01
山田康弘
東京都立大学人文社会学部人文学科歴史学・考古学教室 教授

あのルソーも「すべての悪は弱さから来る」と主張した

伝染病と死生観(3)すべての悪は弱さから来る

国民にこれだけ自粛を強いれば、コロナが収束しても日本人の生活は元に戻らない。テレワークの普及で働き方も変わるが、これについても政治家や官僚が何を考えているか見えて来ない。あらゆることでこれまでの流れをぶち壊した...
収録日:2020/04/24
追加日:2020/05/29

「ウイルスによって免疫持続期間が異なる」という免疫学の謎

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(4)ワクチンと免疫持続期間

予防接種が子どもの自然免疫を上げることに役立っている可能性は、大人や高齢者にも当てはまることである。また、新型コロナウイルスの免疫持続期間は比較的短いが、その理由はよく分かっていない。ただ、生活様式の変化やワク...
収録日:2020/06/04
追加日:2020/07/01

夢中になれるものに打ち込み、それをずっと継続できる人生

渡部昇一に学ぶ教養と明朗(4)その刻苦勉励の姿

渡部昇一先生は、名著『知的生活の方法』をはじめ、知的生活でいかに自分を伸ばしていくか、どう向上していくべきかについて、数多くの本を遺した。それらの本は、いまでもわれわれに、人生への重要なヒントを語り続けているが...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/10/30

芸術の深みや豊かさを決めるのは「人間の器」か「血」か

渡部昇一に学ぶ教養と明朗(8)芸術の「特性」とは何か

20世紀の大ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン。彼の自伝は、『チャップリン自伝』並におもしろい。彼は若いころ遊びまくり、数多くの武勇伝を残してきた。だが、第二次世界大戦を機に、音楽の深みが増していく。そ...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/11/27

認知機能を高めるのに必要なのは脳トレではなく有酸素運動

「怒り」の仕組みと感情のコントロール(5)認知能力の鍛え方

近年、「脳トレ」という脳の認知機能向上を目指したトレーニングが話題となっているが、これまでの研究の結果、脳トレが日常の生活に必要な能力の向上に寄与することはほとんどないことが分かっている。むしろ、ウォーキングな...
収録日:2020/11/10
追加日:2021/03/24
川合伸幸
名古屋大学大学院情報学研究科教授

デジタル通貨によって独自の経済圏が形成されるのか

中央銀行デジタル通貨と貨幣のない世界(5)民間型デジタル通貨の可能性と影響

民間企業が発行するデジタル通貨が国の脅威になるといっても、通貨単位を変えないシステムの場合は、中央銀行のコントロール下に置くことができる。しかし、独自の通貨が発行されるとなると、それに伴って独自の経済圏が形成さ...
収録日:2021/04/28
追加日:2021/07/01
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

人新世はいつから?…更新世と完新世に続く新たな時代区分

人新世とは何か~人類の進化と負の痕跡(1)地球史と人類の進化史

「人新世」という言葉が脚光を浴びている。人類の営みは、地質区分に新しい時代区分を産むほど、地球表面に影響を及ぼしているのだろうか。なぜ、世界中が注目するようになったのだろう。そして、人新世と呼べるようになるのは...
収録日:2021/04/19
追加日:2021/06/27
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長