『街道をゆく』で旅を続ける司馬遼太郎の夢
司馬遼太郎のビジョン~日本の姿とは?(6)ウラル・アルタイ語族と司馬史観
司馬遼太郎の大陸ロマンには「ウラル・アルタイ語族」という当時の学説があった。東欧や北欧にまで点在する「自由民的な精神の同胞」を信じ、中国的な定住志向に安住しがちな日本人に、「自由な飛躍」こそ日本の真の姿という夢...
収録日:2023/03/16
追加日:2023/06/25
子守歌…左手がずっと同じ伴奏を繰り返す「夢の世界の作品」
ショパンの音楽とポーランド(4)ショパンと子守歌
ピアノ演奏と講義でショパンを追う連続シリーズ。続いて「ショパンと子守歌とノクターン」に焦点を当てるが、第4話で見ていくのは「子守歌」である。左手のゆったりした伴奏の上で、右手が自由に旋律をかなでる曲調は「ショパン...
収録日:2022/10/13
追加日:2023/04/06
大事なのはお金じゃない。常識の壁を突破するマスクの言葉
イーロン・マスクの成功哲学(5)夢を実現させるマスクの言葉〈後編〉
これまでの常識や過去の成功に囚われることなく、自由な発想で革新的な成果を上げてきたイーロン・マスク。なぜマスクは、失敗への恐怖や周囲の反対をはねのけて、自分のアイデアを信じ、実行することができるのか。マスクの言...
収録日:2022/06/22
追加日:2022/09/20
「失敗を恐れない」、マスクの言葉に学ぶ成功のための方法
イーロン・マスクの成功哲学(4)夢を実現させるマスクの言葉〈前編〉
「人前で失敗ができる会社」――これは宇宙飛行士の野口聡一氏がスペースXという会社を評した言葉である。イーロン・マスクは、「何かを成し遂げるために必要なのは『失敗を恐れない心』と『失敗に学ぶ勇気』」と言う。その真意と...
収録日:2022/06/22
追加日:2022/09/13
「夕顔の夢よ、もう一度」ユーモア物語「末摘花」の面白さ
『源氏物語』を味わう(6)ユーモア物語としての「末摘花」
『源氏物語』には「もののあはれ」を感じる場面だけでなく、爆笑また爆笑といった場面もあちこちに出てくる。常陸宮の姫君である「末摘花」の話もその一つである。ボロ屋敷に忍び込み、末摘花の仲を結んだ光源氏が翌朝、彼女の...
収録日:2022/02/22
追加日:2022/07/25
イーロン・マスクが発揮する驚異の実行力と「三つの夢」
続・シリコンバレー物語~創業者群像と課題(4)ザッカーバーグとマスク
創業者群像の第4話では、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏とテスラのイーロン・マスク氏を取り上げる。ここまで紹介したシリコンバレーの創業者たちに共通するのは、強烈な個性、視野の広さ、自由な発想であり、また半...
収録日:2021/07/20
追加日:2022/05/31
中国が進める「帝国的ルールメイキング」とは何か
米中戦略的競争時代のアジアと日本(3)「中国の夢」と自力更生
習近平は「中国の夢」の実現に向けて、一党独裁体制を強めている。欧米とは異なる帝国主義的なやり方で驚異的な経済成長を続ける中国だが、すでに労働力はピークを迎え、少子高齢化社会の未来は確実となっている。そうした中、...
収録日:2021/11/24
追加日:2022/02/23
「夢と現実を同時に考える勇気」が新しいものを導き出す
勇気について(8)スポーツの根源は「遊び」
村井満氏は、若いころ、執行草舟から「スポーツは『貴族の遊び』だ」と言われて衝撃を受けた。だが、その言葉がJリーグチェアマンとしての仕事の支えになっているという。スポーツの語源デポールトは「港を離れる」の意味で、...
収録日:2021/09/02
追加日:2021/12/17
法然の専修念仏を批判…明恵の「あるべきようは」とは?
【入門】日本仏教の名僧・名著~明恵編(1)批判精神と『夢記』
明恵は華厳宗の高僧で、法然を厳しく批判した『摧邪輪』で名高い。一方で、生涯書き続けた『夢記』は、世界にも珍しい著作として注目される。『夢記』からの例とともに『明恵上人遺訓』を参照しつつ、現代人にもヒントになる夢...
収録日:2020/09/30
追加日:2021/10/22
習近平への権力集中…習近平思想と中国の夢と強国強軍
習近平―その政治の「核心」とは何か?(1)習近平政権の特徴
国際社会における中国の動きに注目が集まっている。新冷戦ともいわれる米中摩擦が激化する中、2021年7月に中国共産党は創立100周年を迎えた。毛沢東以来、初めて「思想」という言葉を党規約に盛り込んだ習近平。彼が唱える「中...
収録日:2021/07/07
追加日:2021/09/07
世阿弥が能に復活させたのは日本の伝統的なライブ感
日本文化を学び直す(8)世阿弥と夢幻能
世阿弥を語るのに欠かせないのが夢幻能である。夢幻能にはワキとシテが登場するが、そこでは霊力、アニマが時空間を支配し、あの世とこの世の境を断ち切って観客を巻きこんでいく。ドラマとはそのような縄文から受け継がれてき...
収録日:2020/02/05
追加日:2020/11/04
習近平国家主席の「中国の夢」で最終的に狙うのは台湾統一
米中関係の行方と日本の今後を読む(10)南シナ海・台湾問題
米中の対立をめぐって、南シナ海と台湾の問題が焦点を集めている。特に台湾の統一は、習近平国家主席にとって「中国の夢」を完成させるための画竜点睛というべき重要事項だ。中国は一国二制度による問題解決を望んできたが、事...
収録日:2020/09/08
追加日:2020/10/31
夢中になれるものに打ち込み、それをずっと継続できる人生
渡部昇一に学ぶ教養と明朗(4)その刻苦勉励の姿
渡部昇一先生は、名著『知的生活の方法』をはじめ、知的生活でいかに自分を伸ばしていくか、どう向上していくべきかについて、数多くの本を遺した。それらの本は、いまでもわれわれに、人生への重要なヒントを語り続けているが...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/10/30
世阿弥に自分の夢を全部託した父・観阿弥の戦略眼
日本文化を学び直す(7)観阿弥と世阿弥
縄文の持つエネルギー、その霊力が日本文化として噴出するときがあると田口佳史氏は言う。そこで今回取り上げるのは、日本文化の集大成者である世阿弥だ。世阿弥がその力を将軍のそばに上がって発揮したのは、実は父・観阿弥の...
収録日:2020/02/05
追加日:2020/10/28
「本当の愛」に基づくイメージは絶対に現実化する
渡部昇一に学ぶ教養と明朗(2)運命への愛と夢の実現
渡部昇一先生は、「運命を愛する」人間であった。だが同時に渡部昇一先生は、若い頃、大島淳一名義で翻訳していたジョセフ・マーフィーの『眠りながら成功する――自己暗示と潜在意識の活用』が唱えていた「イメージすることに...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/10/16
アメリカの過ちは冷戦の勝利で中国に幻想を抱いたこと
歴史から見た中国と世界の関係(3)戦後の中国に夢を抱いたアメリカ
第二次世界大戦での国民党の態度に幻滅したアメリカは、清廉潔白な共産党こそ民主主義の担い手という新たな夢を見る。ところが国民党との戦いに勝利した共産党政権はソ連に接近し、アメリカは中国を徹底的に敵対視する。その後...
収録日:2020/08/21
追加日:2020/10/05
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
小澤開作は、彫刻家の小澤克己氏、口承文芸学者の小澤俊夫氏、指揮者の小澤征爾氏、俳優でエッセイストの小澤幹雄氏の四兄弟の父だが、実は満洲事変当時、満洲在住の日本人として「五族協和」の実現のために奮闘し、さらに日中...
収録日:2019/10/09
追加日:2020/09/14
コロナ克服のためには「夢のある」経済システムの構想が必要
コロナ禍で揺れる世界経済の行方(9)今後の課題
新型コロナウイルス感染と世界経済を総括してきたが、今後の対策はどうあるべきだろうか。「感染対策か、経済回復か」は二者択一できないし、第二波への備えも喫緊の課題だ。各国政府の莫大な財政支出の膨張も頭の痛い問題だが...
収録日:2020/06/15
追加日:2020/07/14
「中国の夢」とは覇権国家になることなのか
激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(5)中国の夢とトゥキディデスの罠
中国は、アメリカと競争して覇権国家を目指そうとしているのか。習近平国家主席が語る「中国の夢」とは「強国強軍の夢」、つまり強い国になり、強い軍隊を持つことだと小原氏は言う。では米中対立は新しい冷戦なのか。「トゥキ...
収録日:2020/02/15
追加日:2020/03/20
「強国・強軍」を目指す「中国の夢」とはどんな夢なのか
「中華民族の偉大な復興」と中国外交(4)「中国の夢」
中国外交の将来を占うためには、中国が掲げる「中国の夢」について理解する必要がある。個人の夢である「アメリカン・ドリーム」と異なり、「中国の夢」は1つの運命共同体として捉えられた国家・民族・個人の夢である。それは、...
収録日:2019/04/04
追加日:2019/06/11
「合意なきBREXIT」とは何なのか?
BREXITの経緯と課題(1)合意なきBREXITの悪夢
今、BREXIT(ブレグジット)をめぐる政治が佳境である。世界中がこの歴史的出来事について注目している。BREXITはどのような経緯を経てきたのか。論争しているポイントは何か。EU離脱するとなると、どのような問題が生じるのだろ...
収録日:2018/12/04
追加日:2019/02/25
フェノロサと岡倉天心の「初の夢殿開帳」は実はねつ造?
法隆寺は聖徳太子と共にあり(7)日本古代史の謎に迫る
なぜ聖徳太子は皇太子のままであり、天皇になれなかったのか。誰もが抱くであろうこの問題に、法隆寺管長・大野玄妙氏がいくつかの可能性を示す。一つ目は、日本のみならず中国や朝鮮でも見られた、「女性」政権の潮流だ。二つ...
収録日:2016/03/09
追加日:2016/11/12
高速画像処理の分野では、日本が世界をリード!
高速ビジョンが創る未来~高速画像処理の可能性(7)夢のイノベーションに向けて
ひと言でいえば、「速さ」がSF映画に出てくるような夢のロボットや技術へのブレークスルーを可能にした。では、その先には、どんな未来がつくられていくのか? 東京大学大学院情報理工学系研究科教授・石川正俊氏がシリーズ...
収録日:2016/01/07
追加日:2016/08/20
じゃんけんロボットを東京大学の技術で作れば勝率100%
高速ビジョンが創る未来~高速画像処理の可能性(6)夢のロボットが実現
「打率10割のバッティングロボット」「絶対負けないじゃんけんロボット」「時速20キロメートルで走る二足歩行ロボット」。東京大学大学院情報理工学系研究科教授・石川正俊氏が、超高速画像処理の技術を活用した夢のロボットを...
収録日:2016/01/07
追加日:2016/08/13
文系少年にとって神田古本街は夢のような世界だった
東京はワンダーランドだ
東京一極集中を是正に向ける議論が活発だが、それが諸悪の根源だとするのは問題設定の誤りだろう、と政治学者で慶応義塾大学大学院教授・曽根泰教氏は言う。例えば大学の世界で、東大の地位を引きずり降ろしたところで、他大...
収録日:2016/04/27
追加日:2016/07/08
近代日本の「失敗」は東アジア共通の遺産
中国の夢~中華から語る「普遍」(3)日本の経験の共有
東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏によれば、「中国の夢」という言説は、日本や韓国など東アジア全体を包む共同体の構想へと発展し得る。もし「中国の夢」をその方向で発展させるなら、かつて近代日本が犯した失敗も、そ...
収録日:2016/01/21
追加日:2016/04/14
国家利益をいかに普遍化して語るか、それが問題だ
中国の夢~中華から語る「普遍」(2)方法としての中国
「中国の夢」は実際何を意味しているか。ある者は、中国国家の夢に過ぎないという。またある者は、米中間のヘゲモニー闘争の一部だという。さらにある者は、竹内好にならった「近代化」の方法を示すものだという。東京大学東洋...
収録日:2016/01/21
追加日:2016/04/07
習近平政権が語る「中国の夢」の意味
中国の夢~中華から語る「普遍」(1)その思想的背景
習近平政権が掲げる「中国の夢」とは、どんな思想なのか。それは日本や韓国まで包摂する共同体への壮大な理想なのか。それとも中国のナショナリズムを覆い隠す隠れ蓑に過ぎないのか。東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏が...
収録日:2016/01/21
追加日:2016/03/31
錆びないチタンの問題は製造コストの高さ
夢は「チタン閣寺」~チタンをコモンメタルへ
東京大学生産技術研究所を「空母」、自らを「パイロット」に例え、一研究者として世界中で活動できるありがたさを実感する岡部徹氏。研究対象として注目するレアメタルはチタンで、実はチタンには岡部氏の夢とロマンが詰まって...
収録日:2014/12/11
追加日:2015/06/08
お金の使い方を研究するスクールがあってもいい?
夢のビジネススクール
世界には多くのビジネススクールがある。特にアメリカを中心に発達したビジネススクールが有名で、留学をしてMBAを取る人も数多く存在する。しかし、政治学者で慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授・曽根泰教氏が考...
収録日:2015/03/10
追加日:2015/04/22
自分の本音の通りに生きることは、実はとても楽なこと
感じる力~直感で夢を実現する(3)「本音」は未来からの情報――日常生活で実験を!
直感力を磨くと、求めている答えを「夢が教えてくれるようになる」という。なぜそうなるのか。直感の実践はあなたに何をもたらすのか。作家・浅見帆帆子氏が語る。
収録日:2015/01/27
追加日:2015/03/15
潜在意識から出たワクワクする夢に「引き寄せの法則」が働く
感じる力~直感で夢を実現する(2)直感の育て方
「ワクワクできることだけがうまくいく」という。それはなぜなのか?そして、直感力を磨く方法である「宣言」と「お試し」とは?作家・浅見帆帆子氏が独自の成功メソッドを伸びやかに語る。
収録日:2015/01/27
追加日:2015/03/14
自分の「好き」や「ワクワク」を大切する
感じる力~直感で夢を実現する(1)すべてを直感で選ぶ
人生の全てに当てはまる「うまくいくコツ」とは?「直感」に着目して、夢を実現していく方法にたどり着いた作家・浅見帆帆子氏が語る成功のメソッド。
収録日:2015/01/27
追加日:2015/03/13
くまモンがもたらした経済的豊かさ・誇り・安全安心・夢
蒲島県政(3)目標の政治とくまモンの政治経済学
蒲島県政が目指す「目標の政治」を一言で表現すれば「県民総幸福量の最大化」だ。その施策の核となっているのが、熊本県営業部長・くまモンだが、そこには単なるキャラクターを超え、政策としてとらえたくまモンの姿があった!...
収録日:2014/05/16
追加日:2014/08/21
東京-名古屋間を40分で結ぶ夢の超高速鉄道
東海道新幹線50周年と海外展開(2)21世紀の新たな飛躍 超電導リニア(SCMAGLEV)
東京-名古屋間を40分で結ぶ超電導リニア(SCMAGLEV)。21世紀の新・鉄道革命として50年以上にわたり開発を進めてきた。その技術の強み、開発経緯、海外展開、社会的インパクトとは。JR東海の葛西敬之名誉会長が...
収録日:2014/04/15
追加日:2014/07/03
「中国の夢」とは「中国人」という一つの国民になること
「ワン・ピープル、ワン・ネーション」をめざす中国
近年活発化する中国自治区の独立運動と当局の軋轢は深まる一方だが、この問題の根底にある中国の大いなる夢とは一体何なのか。石川好氏が中国の二重構造に続き解説する。
収録日:2013/10/31
追加日:2014/04/10
習近平政権が語る世界構想は、西欧社会を超えられるか
東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(1)科学、民主主義、資本主義
今、中国思想で「普遍」が大きなトピックとなっている。有名なのは、習近平政権のスローガンである「中国の夢」だ。しかしそれは、中国ナショナリズムの言い換えではないかという疑念もある。「中国発の普遍」とは何か。そこに...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/08/07
デカルト:「我思うゆえに我あり」に込められた意味
西洋哲学史の10人~哲学入門(5)デカルト「我思うゆえに我あり」
近世の哲学者デカルトは、教会の権威が動揺していった同時代の状況の中で、疑いの余地がない確実なものとは何かを問題にし、その結果「我思うゆえに我あり」というフレーズに帰着する。専修大学文学部教授の貫成人氏は、この発...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/05/25
Pepper開発責任者が語った不可避のシンギュラリティ
「Pepper」の全て(4)ロボットと暮らす未来
世界初のパーソナルロボットとして発売された「Pepper」は、行く先々で波紋を広げている。その開発責任者であり、「彼を愛してほしい」と願うソフトバンクロボティクス株式会社プロダクト本部取締役本部長・蓮実一隆氏に...
収録日:2016/03/15
追加日:2016/04/13
唐船建造は日宋貿易のため?…増大した源実朝の将軍権力
源氏将軍断絶と承久の乱(7)将軍権威の増大と唐船の建造
実朝が親裁(自ら裁決を行なう)する政治は非常に安定し、将軍権力は、後鳥羽上皇のバックアップを受けた「政所別当九人制」により、ますます盤石となった。そのような折、実朝は鎌倉へ拝謁に来た宋の工人・陳和卿から「将軍の...
収録日:2022/07/13
追加日:2022/10/23
『ペルシャの幻術師』が出世作の司馬遼太郎、実は日本嫌い
司馬遼太郎のビジョン~日本の姿とは?(4)日本嫌いと大陸ロマン
「蒙古語」と呼ばれていたモンゴル語を専門にした学生時代の司馬遼太郎。当時、エリートコースにうまく乗れなかった挫折感もありモンゴル語を選んだ司馬だったが、彼が夢見たのは大陸で自由な旅をする「馬賊」になりたいという...
収録日:2023/03/16
追加日:2023/06/11
農協を経て片道切符で再度の渡米。大学入試は側面突破
人生の可能性~学者知事が語る(1)誕生から結婚まで
くまモンで大ブレイクの熊本県には、もう一つの名物がある。異色の学者知事、蒲島郁夫氏だ。おちこぼれ学生から一転、熊本県知事に登りつめた彼のモットーは「逆境の中にこそ夢がある」。そんな蒲島氏が自らの「人生の可能性」...
収録日:2014/05/16
追加日:2014/07/03
海中資源ニーズが高まる中、中国は海洋権益の確保を目指す
安全保障のチャイナリスク対応(3)海洋進出の狙い
21世紀を海洋の世紀と位置付け、「海洋強国」を建設すべきだと盛んに提唱している中国。彼らは、アメリカとの全面対決が避けられない海の覇権へ向かうのだろうか。前海上自衛隊佐世保地方総監・吉田正紀氏が中国の活発な海洋...
収録日:2014/12/01
追加日:2015/07/06
トラブルやハプニングも必然かつベストな出来事
「起こることはすべてベスト」の理由
夢を実現しようとするとき、トラブルが起こった──そんな事態さえ、ポジティブに捉えることが可能なら、人生は随分と生きやすい。そして、「今」の意識が「未来」をつくる。起こることを全てプラスに転じ、「運のいい人」になる...
収録日:2015/01/27
追加日:2015/04/17
男の子にとって母親とは「座標原点」…揺るがぬことが大事
黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(2)男の子の原点はお母さん
とっさに遠くで動くものを見る特性のある男性脳。男の子が、動くものを好む傾向があるのはそのためである。加えて、男の子が自分の世界観を広げていく原点はお母さんであるという。そんな男の子を育てるコツとは――。(全7話中第...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/08/30
徳川家康ではなく織田信長…司馬文学が描く「別の可能性」
司馬遼太郎のビジョン~日本の姿とは?(5)移動と破壊と自由の実現
『ペルシャの幻術師』に始まった司馬文学は、『草原の記』で終わる。大陸ロマンを奉じた司馬遼太郎にとって、馬賊への憧れから転じた「移動と破壊と自由の実現」という夢を日本の歴史小説で仮託させたのが「英雄が自由な創意で...
収録日:2023/03/16
追加日:2023/06/18
最も素晴らしい愚行は恋愛…シェイクスピアの喜劇世界
深掘りシェイクスピア~謎の生涯と名作秘話(4)シェイクスピアの喜劇世界と人間の愚かさ
「人間の最も素晴らしい愚行は恋愛」――シェイクスピアは、“人間の愚かさ”を嘆くのではなく、喜劇を通じてそれを寿いだ。それは、過ちを犯すことこそ人間の本質と考えた、当時の人文主義的な思想とも重なる。過ちの極致にあるの...
収録日:2023/04/12
追加日:2023/08/03
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で追う近現代史
なぜ働いていると本が読めなくなるのか問答(1)読書と教養からみた日本の近現代史
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆著、集英社新書)では、日本人の本の読み方の変遷を追うとともに、明治以降、日本人が読んできた本を知ることで、日本の世相や文化史を克明に伝えている。本講義では2回にわ...
収録日:2024/08/26
追加日:2024/10/06
21世紀の毛沢東と周恩来を目指しているのか?
習近平の野望~中国の権力闘争
薄熙来、徐才厚、周永康と相次ぐ超大物の摘発、失脚。この「粛正」を断行しているのが習近平国家主席だ。「腐敗追放」のスローガンの背後で習近平が真に狙うものは何なのか。岡崎久彦氏が彼を「毛沢東かスターリンか」と評する...
収録日:2014/08/01
追加日:2014/09/04
「これからは化学が面白い」ー卒論実験で叔父の言葉を実感
人生はアクシデンタルに決まる(1)化学工学の道に進んだ偶然
「人生はアクシデンタルに決まる」と言う小宮山宏氏。化学工学の研究者という仕事は、子どもの頃から決めていた道ではなかったという。そこにはいくつかの偶然が重なっていた。果たしてその偶然とは? 小宮山氏がアクシデンタ...
収録日:2014/09/19
追加日:2014/11/06
ハウステンボス再生でスタッフに求めた3つのこと
再生ハウステンボス―三つのポイントで人を動かす
誰もが尻ごみしたハウステンボスの再生にいよいよ乗り出した株式会社エイチ・アイ・エス代表取締役会長・澤田秀雄氏。社長として社員に最初に話した三つのポイントがその後の再生につながるのだが、それは難しい企業戦略やマー...
収録日:2015/03/05
追加日:2015/04/09
現代中国思想が元ネタにした竹内好『方法としてのアジア』
東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(2)中国発「普遍主義」の問題
中国現政権に大きな思想的影響力を持つ趙汀陽氏は、中国発の普遍を「方法としての中国」と論じた。普遍を、その中身でなく主体の形成プロセスとして考えるこの思想には、中国内外からさまざまな批判が寄せられている。東京大学...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/08/10
睡眠障害、うつ…レビー小体型認知症の診断ポイント
睡眠:体、脳、こころの接点(5)認知症と睡眠障害
高齢社会の進行に伴い、認知症が注目されている。重要なのは、発症前のあまり進行していない段階で病気を見つけることである。シリーズ第5話では、認知症と睡眠障害、特に高齢者に多いレビー小体型認知症を解説いただく。(全8...
収録日:2018/08/24
追加日:2019/01/22
幸せになるための条件は4つに集約することができる
「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(3)自己実現と成長の「やってみよう因子」
日本人を対象としたアンケートに基づく研究によれば、幸せの源泉は4つの因子に集約することができるという。その1つ目が、「やってみよう因子」という自己実現と成長の因子である。自分の仕事などに対して、やらされ感ではなく...
収録日:2020/07/01
追加日:2020/08/18
ユング的な生得説の可能性――深層心理に神話の原型がある
古事記・日本書紀と世界神話の類似(5)2つの類似要因
世界神話の類似には2つの要因が考えられる。一つは経験論的な「神話伝播説」で、もう一つがユング的な考え方による「生得説」だ。なぜ人類が違った場所で違った時代に同じ夢を見るといった、シンクロニシティのようなことが時空...
収録日:2021/09/29
追加日:2022/04/17
規制中心の行政から県民総幸福量の最大化を目指す行政へ
蒲島県政(1)決断の政治
熊本県知事・蒲島郁夫氏が、「熊本県政」ではなく自らの名前を冠して「蒲島県政」と呼ぶには訳がある。そこにはリーダーシップのあり方を追究し実践する、知事としての覚悟が込められているからだ。蒲島県政の「決断の政治」「...
収録日:2014/05/16
追加日:2014/07/10
経験に差が! 質的に変わった自民党の行く末
55年体制と2012年体制(2)安倍自民党がいま選挙をする理由
消費増税の先送り問題は、選挙の本当の狙いではない。唐突なまでのスピード解散の裏には、一体どんな思惑があるのか? 事情通のジェラルド・カーティス氏が、55年体制と2012年体制を比較し、選挙の行方と日本の今後を見...
収録日:2014/11/18
追加日:2014/12/11
多少コストがかかってもリサイクルすべき地球の奇跡の産物
レアメタルの光と影(7)バリュー・オブ・ネイチャー
レアアースをはじめとするレアメタルに関して最大の問題は、“鉱石の本来の価値”があまりに低く評価され、タダ同然に扱われていることだ。岡部徹氏は、「バリュー・オブ・ネイチャー」についてもっと真剣に考えてほしいと訴え、...
収録日:2015/04/20
追加日:2015/08/31
「強さ」と「優しさ」―儒教が理想とするリーダー像
儒家思想におけるリーダーシップ(2)放勳欽明・文思安安
『書経』によれば、東洋的リーダーシップとは「強さ」と「優しさ」である。部下に慕われ、夢と希望を与える存在になることが、リーダーの目指すべき到達点である。老荘思想研究者・田口佳史氏が、儒家思想の掲げる理想的なリー...
収録日:2015/02/27
追加日:2015/08/24
アメリカのムスリムのうち3分の2は移民
「イスラムとアメリカ」再考~米国内のイスラム教徒(4)ムスリム移民、4つの波
歴史学者・山内昌之氏による「イスラムとアメリカ」に関する連続レクチャー第4弾。山内氏によれば、近代のイスラム移民は時代ごとに4つの波に大別されるという。そこにはその時代なりの背景があるのだが、ここ150年ほどの...
収録日:2016/06/01
追加日:2016/07/21
トランプが仕掛けた米中貿易戦争の行方
トランプ発貿易戦争(1)米中の追加関税問題とその影響
今、米中間で関税をめぐる貿易戦争が繰り広げられている。この終わりの見えない争いは、米中のみならず世界経済にも低迷と混乱をもたらしかねない。「アメリカ・ファースト」のトランプ氏と「中国夢」の習近平氏の攻防は、今後...
収録日:2018/10/11
追加日:2018/11/16
三日坊主で達成できないという問題には二つ要因がある
人の行動の「なぜ」を読み解く行動分析学(4)三日坊主
目標をたてても三日坊主になり達成できないという問題を多くの人が持っているはずだ。島宗理氏は、人間は動物と違って言語を持っているため、長期的な目標に向かって行動できる生物だが、そこに落とし穴があるという。目標の達...
収録日:2019/02/21
追加日:2019/09/05
「歴史とは何か」を考える枠組みと問題への関心
『歴史とは何か』を語る(3)隠された秘密のメッセージを読み解く
ヘロドトス、司馬遷、吉田松陰、福沢諭吉。古今東西を縦横に往来する『歴史とは何か』の枠組みを、著者である山内昌之氏自らが語る。過去の歴史家が史料に隠した秘密のメッセージとは。シリーズ第3回。
収録日:2014/10/08
追加日:2014/12/12
テストステロン値で性格はどう変わる?その特徴は?
男性医学とテストステロン(3)男性ホルモンと性格
テストステロン値によって、性格に違いが出るという。果たしてどのような違いなのか。順天堂大学医学部大学院医学研究科教授・堀江重郎氏が語る。(2015年7月24日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講...
収録日:2015/07/24
追加日:2015/11/05
中国が欲しいのは不沈空母と新たなシルクロードだ!
激動する世界情勢と日本(4)習近平政権の世界戦略
中国の習近平政権は、アメリカに代わって世界の覇権を握ろうとしている。その「中国の夢」実現のため、南シナ海での軍事展開や21世紀のシルクロード計画、AIIB設立など、覇権獲得の目論見は確実に進行しつつある。千葉商...
収録日:2016/01/26
追加日:2016/05/02
この世界を安定させる弱い理由があるのでは―ヒューム問題
東洋の普遍、西洋の普遍~中国の思想的課題(5)科学の普遍性は「弱い」
東京大学東洋文化研究所の中島隆博教授によると、近代科学によって世界が偶然的なものであることが示されたという。科学は、本来人間などいなくとも世界は持続し続けるという「悪夢」を明るみに出したのだ。ではそのような世界...
収録日:2016/04/21
追加日:2016/08/19
被災地の漁師を勇気づけた水中カメラロボットの活躍
遠隔操縦機~カメラロボ(1)津波災害調査
九州工業大学社会ロボット具現化センター長・浦環氏が、3.11後の海底観測に用いられた水中カメラロボットを解説する。調査の結果、海底にはがれきが落ちておらず、漁業がすぐに再開できることが分かった。被災地の漁師を勇気づ...
収録日:2017/01/27
追加日:2017/04/09
5年間のアベノミクスの成果とこれからの課題
高齢化と財政危機~その解決策とは(6)アベノミクスの総括
公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏が、2012年以来のアベノミクスを総括する。日銀・黒田東彦総裁の下、実施された異次元金融緩和は、一定の成果を挙げながらも、インフレ期待が醸成されているとはいい難い。財政政策...
収録日:2017/09/27
追加日:2017/11/05
本気で願い祈ることが、圧倒的努力につながる
人間力をつけるために(5)「願えば叶う」と信じよう
願い続けることが、執念を生み、圧倒的努力につながる。経営コンサルタントの浜口直太氏は、人間力をつけるための五つ目のポイントとして、「願えば叶う」と信じることを挙げる。数々の偉人のエピソードを踏まえ、強く願い続け...
収録日:2018/03/19
追加日:2018/05/27
国の経済成長にはイノベーションの影響が大きい
科学技術とイノベーションマネジメント(1)学術的理解
東京工業大学環境・社会理工学院教授の梶川裕矢氏は、「イノベーション」という言葉がさまざまな形で捉えられ、見方が定まっていないことを指摘する。それでは学術的には、イノベーションとはどのようなものとして理解できるの...
収録日:2018/06/18
追加日:2018/10/10
VR技術が社会に受け入れられるためには?
VRがつくりだす未来(5)社会実装にあたっての課題
一定のめどが立ってきたVRの技術だが、実際に社会で運用する際にどのような障害が起こり得るのだろうか。ヘッドマウンテッド・ディスプレイ(HMD)を使った際に人に与える影響など、いまだに明らかになっていない問題は多い。
...
収録日:2018/10/19
追加日:2018/12/29
「我思う、ゆえに我在り」はデカルトの専売特許ではない
デカルトの存在論に学ぶ(1) 「我思う、ゆえに我在り」
哲学者デカルトの最も有名なフレーズ「我思う、ゆえに我在り」。しかし、津崎良典氏によれば、これがデカルトの専売特許であるというのは正しくないという。それはどういうことか。デカルトはいったい一体何を語ろうとしていた...
収録日:2018/09/27
追加日:2019/03/03
中国とアメリカの覇権闘争と北朝鮮問題の行方
2019年激変する世界と日本の針路(11)中国の行方と北朝鮮
苦境に立たされている中国ではあるが、長く反植民地化されてきた歴史を踏まえ産業連関を踏まえた30年計画の経済成長戦略に基づいている。これは米国にとっては脅威であり、両国の間で覇権闘争が起きている。また、トランプ大統...
収録日:2019/01/28
追加日:2019/05/21
2019年の参院選が果たした政治的役割とは
2019年参議院選挙の総括
2019年7月に行われた参議院選挙で、憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を失う結果となったが、自公で過半数は獲得した。参議院選挙はこれまで、政権の中間評価のような役割を果たし、政治的な変化にも一定の役割を果たしてきた...
収録日:2019/07/24
追加日:2019/08/03
スノーデン氏によって明らかになったアメリカ諜報機関の真相
米中ハイテク覇権戦争(7)「諜報戦略」と「強国化戦略」
ここまで中国の諜報、情報収集の脅威に関するアメリカの警戒に関して議論してきたが、アメリカの諜報活動も決して明るみにできるものではないことが内部告発によって示された。自国の諜報活動を制限したくないアメリカは、直接...
収録日:2019/11/20
追加日:2020/02/22
今の人が苦しいのは「おまえは何か」を問われているから
伝染病と死生観(6)「わきまえ」があることの大切さ
昔の人はみんな死生観を持っていた。「家族に囲まれて、畳の上で死にたい」「夫婦そろって同じ墓に入る」というのも一つの立派な死生観で、この死生観が、人生の最後で振り返ったときに「まあ、良かったんじゃないか」と思える...
収録日:2020/04/24
追加日:2020/06/19
日本人が理解しにくい米中関係の歴史の「後ろ暗い関係」
歴史から見た中国と世界の関係(2)200年以上の歴史を持つ米中関係
アメリカと中国の関係は、ある意味アメリカと日本よりも親密である。アメリカは独立以前から、中国と貿易関係にあった。またアヘン戦争後はアメリカも中国にアヘンを売っていた。さらに辛亥革命で清朝が倒れると、中華民国を民...
収録日:2020/08/21
追加日:2020/09/28
「などてすめろぎは人間となりたまいし」という叫びの真実
「壁」ありてこそ(5)天皇の人間宣言と三島由紀夫
三島由紀夫は、戦後、マッカーサーの命令で出された昭和天皇の「人間宣言」を嘆いた。そして自らの作品『英霊の聲』で「などてすめろぎは人間(ひと)となりたまいし」という叫びを奔出させた。しかし、「なぜ、人間なんかにな...
収録日:2021/01/14
追加日:2021/03/19
「戦狼外交」――中国が香港・台湾に強硬な姿勢を取る理由
2021年激変する世界と日本の針路(5)中国の国家目標と戦略
政権掌握以来、「中国夢」を唱える習近平主席。「中国はアヘン戦争以来170年の屈辱の歴史を乗り越え、世界の強国になるのだ」と国民を鼓舞する。では彼が押し進める強国化戦略とは何か。また、中国の情報化戦略や覇権志向など、...
収録日:2021/02/02
追加日:2021/03/06
八反田友則が絵に込めた、将来に対する「憧れ」と「呻吟」
「壁」ありてこそ(8)特別編:芸術の中の憧れと呻吟
未来に残すべき芸術とはどのようなものか。今回、執行草舟は、まだ若き画家・八反田友則の作品を紹介する。若いがゆえに、一枚の絵に込めることができた「将来に対する憧れ」。一方、別の二枚に描かれたのは「混沌とした未来...
収録日:2021/01/14
追加日:2021/04/09
バブル世代は「バブル崩壊世代」、苦労の先に見えるものがある
バブル世代の現実とこれからの生き方
バブル世代はバブル経済に恩恵を受けた世代ではなく、じつはバブル崩壊でとても苦労した世代である。その苦労してきた人生を僻みに思うことなく、自分にとって本当にやりたいことを求めていけば、この先の人生で精神的な充足を...
収録日:2021/08/31
追加日:2021/12/14
日本が戦略的パートナーシップを築くべき国とはどこか
米中戦略的競争時代のアジアと日本(7)日本の有事対応と戦略的パートナーシップ
台湾統一を目指して圧力を強める中国に対し、日本でも台湾有事について盛んに議論されている。両者の緊張関係が続く中、有事の際の日本のあり方やその備えはどうすればいいのか。また、日本は少子化でこれから国力が弱体化して...
収録日:2021/11/24
追加日:2022/03/23
「ほんとうの幸福をさがす」ジョバンニの決意と青の世界
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読む(4)「ほんとうの幸福」
ブルカニロ博士がジョバンニに見せるふしぎな世界は、仏教に基づく人間意識の変遷を表すものだと鎌田氏は言う。色彩や光が与える効果も相まって、非常に謎めいたメッセージが届けられるが、そこには仏教的な世界観による宮沢賢...
収録日:2022/07/28
追加日:2023/03/27
混沌=魂を持っている人間だけが家畜にならずに生きていく
電脳社会の未来(2)家畜になるかならないか
われわれは今、ホモ・サピエンスの頂点の文明として、自由、平等、民主主義、科学などを掲げて現代を生きている。しかし、こういった人類の掲げた「理想」=綺麗事をAIが受け持つ社会になっていくのではないか。人類が受け持つ...
収録日:2023/08/02
追加日:2023/09/22
なぜ和歌で神意を伝えるのか…古典文献の事例と巫女の歌占
おみくじと和歌の歴史(3)神意を伝える和歌と歌占
古来より日本人に親しまれてきた和歌。神様として信仰されたスサノヲノミコトが最初に詠んだとされる和歌は、神意を人々に伝えるための重要なツールだったが、人々がその神意を受け取るために必要としたのが巫女だった。『伊勢...
収録日:2023/11/10
追加日:2024/01/03
リーダーは常に高い位置に運気を持っていかねばいけない
経営者の運と使命(1)「ツキの管理」とは何か
企業経営のような不確実性の高い営みは、しばしば「運」の要素を用いてその成否が語られる。一般的には、コントロールできないと思われている「運」だが、(株)船井財産コンサルタンツなどを設立した経営者・平林良仁氏によれ...
収録日:2023/11/21
追加日:2024/03/05
ハーバードで学んだ政治学理論を実践すべく知事選出馬
人生の可能性~学者知事が語る(2)ハーバードから熊本県知事へ
大学卒業まで農学一筋だった蒲島郁夫氏が、政治学専攻へと28歳で下した決断は、その後の人生を大きく変えていく。家族を支えるプレッシャーと大きな夢を両手に邁進する蒲島青年。さらに学者から政治家への転機はいかに訪れた...
収録日:2014/05/16
追加日:2014/07/03
安倍首相が掲げた「積極的平和主義」とは何か?
「積極的平和主義」とは何か(1)世界史と世界情勢
「積極的平和主義」とは、どんな意味なのだろう。それを知らずに、「良い・悪い」や「好き・嫌い」を表明しても始まらない。この言葉が生まれた背景を知るには、近現代の世界がたどった歴史と地政学的問題を、「一つながり」で...
収録日:2014/07/08
追加日:2014/09/22
55年体制時代、マスコミが野党の代わりを果たしていた
野党とは何か
「1955年体制の時代、日本には、野党の役割を担う存在が別にあった」と曽根泰教氏は語る。それはどのようなものか。そして、野党とは一体何なのか。
収録日:2015/01/22
追加日:2015/02/19
GDPで測り得ないものにどうコミットしていくか
GDPに代わる日本の目標
混迷が続く日本経済。世界的にはCO2の大量排出という地球環境の問題を抱え、日本は今後人口が減少していく。「アベノミクスは経済成長ばかり唱えるが、永遠の成長などあり得ない」と語るのは、三菱ケミカルホールディングス社長...
収録日:2014/09/01
追加日:2015/04/05
精神病者が一致団結、浦河町を豊かさをもたらした
末井昭、「自殺」を語る(6)「べてるの家」の可能性
編集者・作家の末井昭氏が今回紹介するのは、北海道日高市浦河町の「べてるの家」。精神障害者が共同生活をする中で、さまざまな事業を展開し成功を収めているという珍しいケースなのだが、それを紹介する本も数多く出ており、...
収録日:2015/06/16
追加日:2015/07/30
大東亜会議の理念を各国指導者たちはどう評価したのか?
本当のことがわかる昭和史《6》人種差別を打破せんと日本人は奮い立った(12)大東亜会議を再評価せよ
戦後、アジア諸国はみな独立をしたが、あのとき日本が戦っていなければ、独立はとても難しかっただろう。その意味で、重光葵外相が開催に尽力した大東亜会議を改めて評価すべきである。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリ...
収録日:2015/02/02
追加日:2015/09/17
岩倉使節団欧米視察中に成し遂げた西郷隆盛の功績
西郷南洲のリーダーシップ(2)『西郷南洲翁遺訓』を読む
岩倉使節団の留守を預かった西郷南洲(隆盛)は、旧制度の問題を一気に解決しようとした。その決断の源を知る手掛かりが、西郷が遺した『西郷南洲翁遺訓』にある。東洋的リーダーシップを語ることは西郷を語ることでもあると言...
収録日:2015/02/27
追加日:2015/08/31
江戸城無血開城で日本の危機を救った西郷隆盛の問題解決力
西郷南洲のリーダーシップ(1)薩長同盟と江戸城無血開城
儒家思想のリーダーシップにかなう人間は、日本史上で五人居る。その一人が西郷南洲(隆盛)だ。内憂外患を退けつつ近代国家建設を目指すという難題に直面した明治維新において、西郷が果たした薩長同盟と江戸城無血開城の役割...
収録日:2015/02/27
追加日:2015/08/31
ISとのポストモダン型戦争で最前面に立つロシアのリスク
ポストモダン型戦争と第二次冷戦(3)プーチンの意図
「ロシアが、いまやシリア情勢の最大プレーヤーで間違いない」と、歴史学者の山内昌之氏は喝破する。では、ロシアはいま、シリアやトルコにどのような影響を及ぼしているのか。山内氏がプーチン大統領の意図と中東情勢を細やか...
収録日:2015/12/14
追加日:2016/01/18
評価最下位からトップグループへ。PAS社逆転の軌跡
松下幸之助の経営理念(4)経営改革の原点は風土改革
公益財団法人松下政経塾理事長・佐野尚見氏が、松下電器でのオートモーティブ事業部創業当時を振り返り、全ての面において下位評価にあった自社をどのように改善していったのか、その軌跡を明かす。まず改革すべきだと思ったこ...
収録日:2016/02/18
追加日:2016/06/13
日本は外国に比べ、施設で暮らす子どもが多すぎる!
ヒューマン・ライツ・ウォッチ(3)子どもの人権問題
日本の人権状況は世界約200カ国の中ではいい方だが、日本政府は人権問題に何も対応していないと考える国も多いと、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」日本代表・土井香苗氏は指摘する。2014年の調査報告書『夢がもてない─...
収録日:2016/03/03
追加日:2016/06/26
焼失した法隆寺を再建したのは誰か? 歴史の謎に迫る!
法隆寺は聖徳太子と共にあり(5)法隆寺最大のミステリー
法隆寺には未だに多くの謎が残されている。その中で最大のミステリーは、「誰が消失した法隆寺を再建したのか」というものだ。法隆寺管長・大野玄妙氏によれば、聖徳太子の行ったある行為が、法隆寺再建のカギとなった。そして...
収録日:2016/03/09
追加日:2016/10/29
骨トレのためなら中程度の負荷のかかる運動がオススメ
老いない骨のつくり方(4)健康常識の誤り
ダイエットのために痩せる思いをしたり、高価なサプリメントに大枚をはたいたり…。私たちの健康への情熱は、間違った常識に振り回され、逆に骨を損なっている場合も多い。東京大学工学系研究科・医学系研究科教授の鄭雄一氏が伝...
収録日:2016/09/14
追加日:2016/11/10
進化を遂げる中国と日本はどのように付き合うべきか?
2017年世界と日本(4)中国経済高度化と拡張主義(後編)
中国は、国を挙げて「中国夢」に向かう習近平体制の下、ニュー・エコノミーの進展、人材育成などで目覚ましい成果を挙げている。その一方で、中国の軍事拡張主義は決して油断できない。われわれは、これからどうやって中国と付...
収録日:2017/01/24
追加日:2017/05/09